妄言読書日記
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2004年05月01日(土) 『炎の蜃気楼40 千億の夜をこえて』(小)

【桑原水菜 集英社コバルト文庫】

今、最高に腑抜けてるので取りとめもないことを言うと思います。
正直あんまり読んで欲しくないくらいです。
まあ、本当に読んでほしくないことは当然書かないですけれど。
本当の本当のところは胸にしまっておきます。

最終巻、でしたね。
もうずっとずっと覚悟はしてたんですけれど、予想以上でした。自分が。
結末はもうこれしかないと思っているのですが、これしかないというか、このラストはかなり前から見えていてできれば回避してほしかったけれど。
この10年間幸せになれということだけ思ってきたのですが、どうだったのでしょう。
幸せそうでしたね。だけど涙止まらないんですよ。

いろいろと思うんですが言葉になりません。多くの言葉で人に語りたいとも思いません。
人から見たらおかしな奴ですが、とても大事なものだったんです。
私にとって小説じゃなくてリアルだったんです。
もうそういうものには今後出会わないでしょう。

先月、高耶さんの年を一つ上回りました。
もうあとは離れるだけです。

私はしばらく泣き暮らすと思うのですが、14年お疲れ様でした。そしてありがとうございました。



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