妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2004年03月14日(日) |
『怪人二十面相』(小) |
【江戸川乱歩 ポプラ館】
急に読みたくなりました。 「乱歩R」をやっているせいでしょうか。
懐かしいです。10年ぶりくらいですが、けっこう覚えています。 ワンパターンだから・・・という理由もありそうですが。 今読むと、当時とはまた違ったドキドキワクワク感があります。 第一巻なので、明智先生と二十面相初対面です。 明智先生ったら、ノコノコと二十面相とホテルなんか入っちゃダメ!みたいな。 (そういうドキドキですか) 改めて見ると、明智先生が案外イジワルだということに気がつきます。 いじめっ子ですか? いじめすぎたかな、と朗らかに笑ってますけど。 となると、二十面相君はマゾなのかもしれません。
二十面相はちょっと、笑い上戸なんでしょうか。それとも躁の気でもあるんでしょうか。 初登場だからなのか、けっこう間抜けっぽいです。
思うのですが、二十面相は盗みを働くよりも、誘拐している回数の方が多いような。
明智先生と二十面相の宿命の戦いはいつ読んでも楽しいです。
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