妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2004年03月13日(土) |
『アメリカ「超帝国主義」の正体』(他) |
【田中宇 小学館文庫】
ご時世柄読んでみたというのもあり、五條瑛ブーム以来国際情勢に興味があるというのもあるし、また現代社会もまた歴史の一環だろうと思えば、歴史好きとして今は面白い時代なのかもな、と色々思って読んでみました。 なぜこの著者を選んだかと言うと、この人のサイトを読んでいるから(http://tanakanews.com/)。 読みやすく分り易いので、入門にはよいかなと思いまして。
内容は、9・11からイラク戦争にかけてのアメリカを分析したもの。 面白い。でも、読めば読むほど国家ってなんだろうなぁと思います。 なにしろ大層な話なので、なんとコメントしてよいのか。しかも現在も刻々と進行している事柄ですし。 読んでみて、驚くほど9・11の真相を知らないことに気付きます。 テロが起きた、テロは悪である、テロとは戦わなければならない。 分り易い論理に騙されているように思います。 さて、本当にそうだったのか。なぜ起こったのか、知っているでしょうか。
葉山さんがアナリストをやめられない気持ちがちょっとわかりました。 他にも色々読んでみたいと思います。
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