妄言読書日記
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2003年02月12日(水) 『蒼天航路21〜23』(漫)

【漫画:王欣太 原案:李學仁 講談社モーニングKC】

本屋5件ハシゴしたよ。
どうしてか、21巻以降がない。
新しいほどあるもんだろうが!!
誰かが私の先回りをして買い漁っているとしか思えないほど無い。
最後には、「殿か!?殿の策略なのか!?惇兄に不埒な思いを寄せているのがそんなに気に食わないのかっ!!?」と、なんでもかんでも殿(曹操様)のせいにしてみたり。

ここまで、10冊単位で感想を書いてきたので、細かいシーンやキャラの感想を書けなかったのですが、今回は三冊分なので色々いけますよ。

ようやく兄者が、到達すべき点に到達したという感じです。なんて晩成型なの。
あまり余命もないんじゃないか・・・と思ってしまうのですが・・・・・。史実で行くと。
蒼天初の、語尾ハートマークは、孔明でありました。
「劉備様(はあと)」です。
余談ですけど、(はあと)って書くの、私は嫌いです
“v”ならいいです。

みんなから「妖しい」言われている孔明。
とてもこの人にコメントしたいのですが、実際しようと思うと何をどう言っていいのかわかりません。
変態、ということで理解しとこうと思います。
劉備曰く、「臆病で人見知りが激しい」ということなのですが・・・。そんな可愛いもんか?アレ??兄者にはそう見えているのか・・・。恐るべき徳の大きさ(違う)

21巻の100人の関羽、こわいよー。
そして、思わず100人の張飛まで想像して蒼褪める、関羽の息子が可愛い。

徐庶の
「わが名はおまえと劉備元徳とを引き合わせた者としてしか残らぬのだな」
というシーンが印象的。
蒼天は英雄の影となってしまった人々にも目を向けているところがまた面白いと思います。

周喩の死期を知っているせいなのか、この人は見ているだけで辛い・・・。大好きだからこそ辛い・・・・・・。
せめて策が生きていたらなぁと、どうしても思ってしまうのですね。
でも、権も好きなのです(蒼天に限り)

いよいよ赤壁に突入しましたよ。

初めて見る絶体絶命弱りきった殿!!!にときめかずにいられましょうか。
否、否。
あの、瀕死の曹操様を連れ帰りたい・・!

しかし、キョチョが応急処置知ってるのが驚きですな(失礼な)
そして、最も安全牌を殿の介抱役にあてがうとは。くっ、憎い演出め。
この役が、惇兄だった日には、なんてスキャンダラスな!!
(ちょっとしたマイブーム“スキャンダラス”という語。あまり気にしないで下さい)
ちょっぴり残念、なんて思ってないですよ。思ってないとも。

殿の最大の危機は、生命と言うよりも、孔明の
「この人とひとつになりたいよ」
発言ではなかろうかと、思います・・・。

今まで一度も触れなかったのですが、カクが好きです。
でもあまり周喩をイジメないで・・・(イジメじゃない)
カク、死ぬんじゃなかろうかとどきどきしてしまいました。
あの、「郭嘉、郭嘉よ!」という、独白にじんとしてしまいます。
郭嘉・・・・。まだ立ち直れてないみたいです。

死の淵から帰還するであろう、殿を見るためまたも本屋を駆け回ろうと思います。



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