妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2003年02月11日(火) |
『ブルーマスク完結編』(小) |
【菊地秀行 詳伝社】
私は菊地氏が好きなのですが、女性で菊地氏が好きだとはなかなか言えないような気がするのです。 いかがでしょう? でもですね、こんなに美しい男がぞろぞろぞろぞろ・・と出てくるのに、女性ファンがいないわけがない。むしろ、女性が読んだ方が楽しいと思うのです。
そんなわけで、完結編。 せつらと屍刑事が初共演とはやはり思えないくらいに、意気投合していますね。 まあ、共演が初なだけで、顔見知りではあるのですが。 最初から、当たり前に共演していかのような馴染みっぷり。これからも共演して欲しいです。
屍刑事かっこいーなあ。 この人こんなにかっこよかったっけ? せつらとメフィストの謎の関係を、 「ありゃ、完全に出来てるな」 と推察した屍刑事。 ちょっと違うよ。 メフィストの完全なる、片思いです。 メフィストと片思い。こんなにミスマッチなものもないですけどねぇ。せつらもせつらだし。 こんなカップル、魔界都市ですら怖い。怖いヨーー。想像の範疇を越える〜
なんだか、せつらの出番が心持ち少なかったですね。 んー。 そう、あのメフィストの顔が剥がれるとは、前代未聞。それでもきっと、美しいんですよ。ドクターは。 魔界都市、恐ろしいけれどなんて魅力的な街なのでしょう。 謎は謎のまま、魔震謎なんてわからなくっていいです。
この話のラスト、とても好きです。
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