池ポエム
ハンス



 すいか最終回

 すいか、昨日をもって最終回を迎えました。
 一時間前にここに書いてあった腐れ感想は恥ずかしいので消しました。好きな作品なので百合妄想もほどほどにしたいと思います。
 いつの間にか母親と妹も見始めて、ビデオに撮ってあった1話から7話を回し見て、最後の方は母親はリアルタイムで見ていたそうです。妹の奴はまだ最終回を見ていません。さっきビデオを貸したので、もう見終わったかも知れません。
 6年ぶりぐらいに毎回ちゃんと見たドラマでした。



2003年09月21日(日)



 続・間取りの手帖

 「そんなこともあったっけねぇ」
 今、清磁の部屋のベッドの上には、豪勢な桃色混じりの茶色の髪をした少女が寝っ転がっている。
 「大体さぁ、紛らわしいんだって、ロクちゃんが」
 「わざとだよ。あの人、前から千明からかっておもしろがってるとこあるから」
 相変わらず柱は部屋の真ん中に居座っていて、清磁の部屋は人を呼びにくい家具配置のままで。だけど今はさほど気にならなかった。
 「子供相手にひどい冗談だよ。ったく」
 少し昔の三人で集まった時の話を、ふと思い出した。数年越しの真相に、聞かされた相手は怒りつつ呆れている。なぜあの時、すぐに事情を説明しなかったのか忘れてしまった。説明したのかも知れないが、なかなかうまく説得できなかったのかも知れない。そのぐらいとっくの昔のどうでもいい記憶だ。
 なぜか今日、急に思い出した。
 今、ベッドの上にいる、少し大人になった彼女を見てだろうか。
 「子供相手?子供ならあんな勘違いはしないだろ」
 「うるさいなぁ。子供っていうのは、そういう小学校低学年までじゃなくって、高学年以上の子供ってことだよ」
 「あれって、二三年前だったかな」
 「そんぐらいじゃない?」
 小学生と、中学生と、怪しい短大生が一つ部屋に集まって何をしたんだったか。どう考えてもちぐはぐな組み合わせだっていうのに、あの三人に限ってはしっくりいっている。
 「清磁とロクちゃんが幼なじみだってこと、完璧に忘れてた。おかげでだまされた」
 うつぶせになってまだぶつぶつ文句を言っている。
 「いいじゃない、昔のこと」
 「思い出させたのは清磁でしょうが」
 騙すのは大好きだが騙されたら十年は忘れない、らしい。
 うつぶせというのは、どうも苦手な体勢だ。呼吸がしにくい。隣で平気でうつぶせになっている彼女は、寝る時は常にうつぶせだと、日頃から豪語している。
 仰向けの方がずっとマシだ。
 「思い出したんだよ」
 「なんで?」
 「さぁ」
 「今、一緒に寝てるから?」
 彼女の目が笑いを含んでいた。起き上がって、正面からこっちを見つめる。長い髪が首元にかかってくすぐったい。
 「そうかも」
 軽く触れて、また定位置に戻る。眠たいらしい。
 「ロクちゃんは、最近来ないの?」
 「今いないよ」
 「またどっか行ってるの?あの人、職業旅人なんじゃないの」
 「最近、アンケートの職業欄には本気でそう書いてるらしい」
 「うわ」
 返事は棒読みだった。しばらくすると静かな寝息だけが部屋に響いた。


2003年09月19日(金)
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