初日 最新 目次 MAIL HOME


やすみ日記
梅子
MAIL
HOME

2011年01月15日(土)
「華竜の宮」上田早夕里

地殻変動で、地上の大半が海に沈んだ25世紀。
遺伝子改良され、海で暮らす人類と、陸で暮らす旧人類の対立を描いたSFです。

斬新で、作り込まれた設定がとても面白い…のですが、情報量が膨大すぎて、頭がパンクしそうでした。

獣舟の劇的変貌に、アカシデウニが関わってるかも(すなわち、生物改変は悪)という話はどうなったんでしょう?

汎アジア連合の、海上民虐殺を止められないまま終わりなのが悲しい…。

アニメ化されたら面白そうな話だなーと思いました。
アシスタント知性体同士がネットワークで会話してるところとか、魚舟が泳いでるところ、見てみたい。



2011年01月06日(木)
映画いろいろ感想

年末年始は、DVDをレンタルしたりして、映画を見てました。

「舞妓haaaaan!」「少年メリケンサック」
馬鹿馬鹿しくて面白かった。

主人公が、目の前にいる舞妓が元彼女だと気づかず、ノロケを語るシーンが好きだ。
舞妓はんと言うより、ライバルの内藤さんを追いかけたおす話だった(笑)

車の中、カンナが彼氏に振られて大泣きしている横で、バンドメンバーが彼氏の歌を熱唱してる場面が笑える(笑)

「パレード」「スイートリトルライズ」
仲良く暮らしてるけど、互いに無関心なルームシェアの若者、
ぎこちなく見えるけど、心の底ではつながってる夫婦、
の話でした。

両方とも、あまり心情を説明しない作風。
ラストの科白が、原作とはちょっと違うけど、上手いなと思いました。

「蛇イチゴ」
西川美和監督のデビュー作。
ダメ人間だけど、兄を嫌いじゃないです。妹との約束だけは、守ったりするところが良い。
妹の婚約者が、父の借金や兄の存在を知って、サーって引いていく様が、見事で、笑ってしまった。



2011年01月02日(日)
年末年始

あけましておめでとうございます。

12月は、終了間際の展覧会に行ったり、母・妹と日帰り温泉に行ったり、天神市に行ったり、バタバタしてました。

30日に年賀状作ろうとしたら、パソコンの調子が悪くて、結局1月1日に出しました。
子どもだけの年賀状を貰うことがありますが、私は逆に、大人だけの写真年賀状を作ってみました(笑)

31日はおせちづくり。
私は、紅白なます、さつまいものマーマレード煮(きんとんの代わり)、にんじん・椎茸入り卵焼きを作りました。

1月1日は、初詣へ。
神社が近所なので、タートルの上に着物を着て、下にブーツを履きました。10分くらいで着替え完了。

●去年面白かった本10冊。
「再生巨流」「天地明察」「出星前夜」「船に乗れ!」「価格破壊」「早雲の軍配者」「晋作 蒼き烈日」「朗読者」「トッカン」「神無き月十番目の夜」

歴史・経済小説多めです。
最近、歴史に詳しくなくても、とっつきやすいような小説が増えましたね。
P1132140



2010年12月30日(木)
私信。

>あもさん
「洋服感覚で楽しむ コットン、リネン、ウールの着物」小砂麻美
この本、読みました!

前に日記で紹介されてた、「着物に合わせる洋小物」も読みました。
どちらも、とても可愛いのですが…自分でやるには、センスが必要ですね(^^;

今日、会社の大掃除で、ファーの衿にリボンがついた物をもらったので、手始めに、これを着物に合わせてみたいです。



2010年12月17日(金)
映画「愛を読むひと」

小説「朗読者」の映画版です。

ケイト・ウィンスレッドは、良かった。
音楽と映像も美しい。

けど、説明不足じゃないか? というところがちらほら。
(ハンナが、マイケルの前から去るところ。仕事やめて住居も越したという説明が無い)

基本は、原作の筋どおりなんですけど、ハンナの内面をあらわすエピソードがカットされてるので(ホテルでメモのことで喧嘩、学校をサボろうとして怒られる、など)、原作ほど感情移入できないままでした。

マイケルが「君がいないと生きられない」とベソベソ泣いて、ハンナが眉間にしわ寄せてるシーンは良かった。
甘ちゃんなマイケルとの対比が、よく出ていました。

原作とは違って、二人でサイクリング旅行に行くところ、マイケルが朗読テープを吹き込むところで泣けた。
原作では、マイケルが、出所直前のハンナと話すところで、泣いたのですが。



2010年12月16日(木)
「不可能は、可能になる」古田貴之

バク転するロボットや、八本足の自動車を作った、古田貴之さんの自伝です。

古田さんを知ったのは「アトムの世紀」という番組でした。
とにかく寝ない! 食べない! 
どんなに時間が差し迫まろうとトラブルが起きようと、にこにこと作業してはって、すごい…と思いました。

サッカーするロボットの開発費が70万円とか(安っ!)
院生時代、一人でモーレツに勉強しすぎて、助手になった時、誰も研究を手伝ってくれなかったり。
研究者の生活が赤裸々に描かれてます。

この本読むと、簡単に「もう駄目だ」と言ってはいけない気がします。



2010年12月15日(水)
「フェイク」楡周平

三流大学を卒業し、高級クラブのボーイになった主人公が、様々な事件に巻き込まれるという話。

真保祐一「奪取」みたいな感じで、世の中を裏側から見た様子が、面白かったです。

売れっ子ホステスなど、美女が出てくる割に、主人公との色恋沙汰ゼロっていうのも、さばさばして読みやすいですね。

大企業相手の復讐、方法がユニーク。
他の薬だと深刻になっちゃうけど、○○薬をすり替えって、笑えますね。
恐喝では、お金の受け渡しが一番の難関だけど、その手があったか!って思いました。



2010年12月14日(火)
「お母さんという女」益田ミリ

読みやすい、簡潔なマンガと文章。

ほっこりした。
かわいいお母さんや。

「母の言葉を思い出すと、私は大丈夫、と思える」
という一文がいいなぁ。

「『愛されて育つと、物書きにはなれない』と言われた」という話にビックリ。
そんな説、あるんや!
もしもその通りなら、文筆家は、皆、不幸の家庭の出身と言うことになってしまうよ(^^;



2010年12月13日(月)
映画「ボックス!」

百田尚樹原作、高校ボクシングの話です。

幼馴染。同級生でライバル。天才型と努力型。
青春の王道という感じで、楽しかった!

不良っぽいカブちゃんが、好きな子には素直になれず、
病室の前に、こっそりアイスの棒を置いてくるのが、可愛いな(笑)





2010年12月12日(日)
「少女マンガで読み解く乙女心のツボ」和久井香菜子

折原みとさんのレビュー(http://www.cyzowoman.com/2010/10/post_2431.html)が面白かったので、読んでみたのですが、笑いました。

少女漫画を題材に、女の萌えツボを解説する本です。

 ・ブリッコ肯定派と自立派の戦いが、昔から続けられてる。
(ブリッコ派代表は「NANA」)

 ・「王家の紋章」を例に、
 女はたいした苦労もせず、大勢の男に熱愛されたい。自分のために国を傾けてくれたら、自分の価値も上がる。

 ・元気男とアンニュイ男だったら、断然アンニュイがモテる。その方が、悩み事を聞いたり、つけいる隙があるから。

 ・男は金持ちの方が良いが、「金持ちが好き」と公言する女はいない。
後で、実は男が金持ちだったと判明することが多い。

などなど。
身も蓋もねえー! と思いつつ、なるほどなーと思いました。