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やすみ日記
梅子
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2010年08月09日(月)
帯結び

「京の七夕」の前に、くみさん家に寄りました。
帯結びを手伝って欲しい、とのことでしたが、らいらさんがシュシュッと見事に結んではりました。

らいらさんの帯結びが独特で、テを前に出して、二重に結び、テを後ろまで引き抜いて、背中の下をクリップで留める、というもの。これはやりやすそう。

着付けオフをやりたいですね、と話してました。
私が説明できるのは、お太鼓を作ってから背負う方法、夜会巻きぐらいなので、主に聞く側で(笑)



2010年08月08日(日)
京の七夕

昨日、「京の七夕」に行ってきました。
http://www.kyoto-tanabata.jp/index.html

まずは「京友禅公開工房ツアー」。

一軒目は、染織家の田畑喜八さん。
気むずかしい職人さん風の方で、膨大な色見本などを見せて頂きました。
「川で友禅流ししてるのは大衆品。高級品は井戸水で流す!」っておっしゃってて、すみません、大衆品しか着たことないです(^^; と恐縮。

二軒目は、橋和さん。
悉皆屋さんです。喋り慣れた感じのきさくな方でした。

原寸大の図案と、それを元に作った振り袖を広げて、話してくださいました。
図案描くのに二週間かかる。一品物なので、そのためだけに図案代がかかる。
お店で売るときは、200万円ほど。けど、卸価格は50万円くらい。
昔は問屋通さないで売ったら、村八分にされるところですが、今だったら、直接うちに来て頂いたらお売りすることもできます、とのこと。
一体、お店に出るまでに、問屋さん何社経由してるのだろう??

桃山調の柄の特徴は、一つの柄の中で2色に別れてること。
桃山なら桃山、琳派なら琳派、という風に、柄が統一されてるものが高級品だそうです。

有名人の着物を作ったことがありますか? とお聞きしたら、「河野景子さん(貴乃花の奥さん)の婚約発表の着物、うちのです」とのこと。へー。
息子さん二人は別の仕事をされていて、一代限りで終わりです、とのこと。もったいない。

三軒目は
刺繍の工房げしさん。
職人歴50年の女性。優しい感じの方でした。
お弟子さんの、若い女性二人は浴衣姿。可愛い。

刺繍糸、国産の絹が良いのだそうだけど、今は国内に養蚕家は二軒だけとか。
確かに外国産の絹糸に比べて、ツヤツヤしてました。

私は刺繍の帯を締めていたのですが、職人さん曰く「それは手縫いじゃないわ、機械ね」とのこと。パッと見ただけで分かるんだ! 私には違いが分からない(^^; 

刺繍用の針は手打ちで、一本千円するそうです。
「針の職人さんも、今は一人になって。売値は千円でも、職人さんが出荷する時の卸値はわずかだから、後継者が育たないのよね」とのこと。そうか…。

最後に、集合場所の京町家「吉澤」に戻って、手書き友禅体験をしました。
ハンカチに色を挿していくんです。楽しかった。

ライトアップされた堀川沿いを通って(「天の川」きれいだった)、清明神社へ。
雅楽奉納を見ました。優雅。

「京の七夕」は今年から始まったイベントですが、とても面白かったです。
時間が無くて、鴨川会場の方は行けなかったので、また、13日あたりに行こうかと思います。
「公開工房ツアー」は今日までなので、行きたい方はお見逃しなく。

余談。
ものすごく喉が渇いて、一日3本も飲み物買いました。
これから行かれる方は、飲み物多めに持参した方が良いかもです。
夜のイベントなので、暑さはそれほどでも無いです。



2010年08月01日(日)
「蒼天の夢」

「蒼天の夢〜松陰と晋作・新世紀への挑戦〜」
をビデオで見ました。2000年放送のNHKドラマです。

松蔭先生が、天然ピュアな愛されキャラで可愛かった(笑)

松蔭先生が、牢屋に面会に来た晋作に「人は善なるものだ。話せば分かってくれる。ペリーも井伊直弼も」と言うところ、なんて純粋なんだ…(泣)



2010年07月27日(火)
漫画日記

「アドルフに告ぐ」(手塚治虫)
読み応えありました。が、展開が辛すぎ・話詰め込みすぎでぐったりしました。
パン屋のアドルフと、外交官家のアドルフ。幼い頃の友情がほほえましい。

「君に届け」8〜11巻
可愛かった 
爽子の告白〜初デートのあたり、まぶしすぎて灰になりそう。
くるみちゃんの引き際はお見事でした。男前!



2010年07月26日(月)
ドラマ感想

今期は、ドラマを色々見てます。

「モテキ」
久保ミツロウさんの漫画が原作。
主題化がフジファブリックで、作中の曲も、小沢健二とか東京No1ソウルセットとか、懐かしい感じ。
モテない草食系男子の話、今流行なんだろうか?

「日本人の知らない日本語」
日本語教師のエッセイを元にしたドラマです。異文化ギャップが面白い。日本語について、へーって思うこと沢山。

「ホタルノヒカリ2」
ホタルが天然で可愛いです。
恋が成就してからって、ネタが無いんじゃないかって思うけど、結構面白い。

「ジョーカー」
面白いけど、刑事がそんなことしてたらバレるよね?

「鉄の骨」
4話。
課長、良いとこ取り過ぎる!(笑)
萌と園田先輩は、原作と違って良い人だなぁ。



2010年07月25日(日)
天神市

日曜日、北野天満宮の天神市に行ってきました。

久しぶりで楽しかったです。が、凄い暑かった
半幅帯探しに行ったのですが、結局、買ったのは洋服だけです。

高島屋で浴衣&夏着物のセールやってたので、見に行きました。色々あって可愛かった。

着物を着ていったのですが、家に帰ってきて脱いだら、凄い汗臭かったです(笑)
しかも、手洗いしたら色映りした木綿(?)だから、洗っても大丈夫かなと思ったのですが。ショック

天神市の帰りは、くみさん家にお邪魔しました。

祇園祭の、山鉾の山は、「鉾になりたかった山」なんだよという話を聞いて、「優等生になりたかったアホの子みたいだなぁ」と。
「萌える祇園祭」というテーマのエッセイを書いていただきたいです(笑)

くみさんが「最近、小説書こうにも萌えが無くて…梅子さんは何かあります?」と聞かれましたが、私の萌えは「歴史」なので、参考になりにくそう(^^;

明治時代の警察組織図という、珍しいものを見せていただきました。
鞘だけ支給で、サーベルが自腹ってビックリ。当時の警察は貧乏だったのですね。



2010年07月13日(火)
「さもあらばあれ」大森南朋

買ってました! インタビュー&写真集。

他の役者さんからのコメントが面白かった。
香川照之さん「もう100回くらいチューしてると思います。また会ったら、するでしょう」
に吹いた。
香川さん、シリアスな役が多いので、勝手に真面目な人かと思ってたら、随分とはじけてますね(^^;
南朋さんは、リリー・フランキーさん、斉藤和義さん、伊賀大介さんともキスしたことあるそうで、一体何人と!? と思った(笑)

「君に届け」を読んでたり、「龍馬伝」では着物なので胸板厚くするため4〜5kg増やしたり、と面白い話が聞けた。
役者さんって、簡単に体重増減させるけど、身体資本の仕事で、よくそんなことして平気だな。ビックリする。

お父さん(舞踏家)&お兄さん(映画監督)との対談も面白い。
息子二人の中学校を知らない父親って、なんだそれ! 
お母さん、よほどしっかりした人だったのでしょう。

武市先生の最期は悲しかったので、次に時代物に出るときは、痛々しくない役が良いですね。



2010年07月12日(月)
「哄う合戦屋」北沢秋

戦国時代。
天才的な軍師が、長野県の小さな国の殿様に仕えるという話。
軍師には、優秀すぎるせいで主君から疎まれ、どこの国に仕えても、短期間しかもたないという過去がありました。

一徹が、あまりに無敵なので、前半ちょっとつまんない(^^;
ライバルが居たら、もっとハラハラできたのに。

一徹が仕える吉弘も、段々魅力を失っていくのが残念。
領地が大きくなるにつれて、若い女の子や地位に執着して小心者になってくあたり。
一徹が、敵国の姫に何もせず、こっそり親戚の元に帰してあげるような人格者なので、余計にダメな印象を受ける。

武田が攻めてきてからの展開は面白いし、話はしっかりしてて読み応えあります。

ラストが切ない。
あれだけ戦巧者な一徹なのに、他の道を選べなかったのか。
八蔵が最後まで従うって言ったのに、ジンときた。



2010年07月11日(日)
「龍馬伝」

武市先生切腹…。私的には今日が最終回でした。

最後の牢番への「お世話になりました」って科白。
脚本にはなくて、南朋さんが提案して増やしたとのことでしたが、先日読んだ史実本の科白と一緒でした。
最後まで、毅然としてて、人のこと気遣ってる感じが出てて、良かったですね。

勤王党員が、武市先生の仏壇の前に居るシーン。
前にトークショーでプロデューサーが「いいシーンですよ」って言ったから期待してたけど、一瞬だった(^^;

そして、切腹シーン。
見てるだけで痛い痛い痛い! どう見ても、抗議の、無念の切腹だよ。

容堂公に自白するのも、なぜ!? と腑に落ちないし(まだしも、自白と引き替えに以蔵を助けてくれって言うなら、ありかもしれないけど…)、龍馬が牢にやってくる必要性も分からない(とっとと逃げるべきなのでは)。
首を傾げるような展開が多いけど、役者さん達は熱演で良かったです。



2010年07月07日(水)
「いつもポケットにショパン」くらもちふさこ

「いつもポケットにショパン」(くらもちふさこ)を読みました。
線がやわらかくて、可愛い絵。
ピアニストを目指す幼馴染二人が、片方は親の敵として憎み、片方は恋焦がれるっていう話。

きしんちゃんのお母さんが、穏やかな顔をして、麻子をずっと憎んでたってのが怖い。
死しても尚、きしんちゃんが麻子を憎むように仕向けてるわ、麻子ちゃん父に日記帳渡すわ。

きしんちゃん母・華子さんは、麻子ちゃんの母・愛子さんを憎んでるけど、愛子さんは悪い人じゃないのに。感情表現が下手でクールに見えるだけで。

愛子さん→華子さん→麻子ちゃん父という、片思いループがごっつい切ない。

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「四畳半神話体系」、昨日が最終回でした。
前回からまさかと思っていたら、本当に小津エンド(笑)

「私」が、小津の名前を大声で呼んで駆けつけたり、全裸で抱きついて愛をぶつけたり。
「たった一人の私の親友」とか、運命の黒い糸を結びなおす「私」とか。
極端なデレっぷりにびっくり。
明石さんの出番は少ないのに、私&小津の友情に時間を割きすぎ(笑)

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引き続き、武市先生の本を読んでます。

「武市半平太―ある草莽の実像」入交好脩
やや難解な印象ですが、内容がまとまってて良かったです。
他藩の動きとか、時代の流れが分かりやすい。

「武市半平太伝 月と影と」松岡司
写真や絵が多い(武市先生画の獄中図もある)。
文章がちょっと読みにくいですが、内容は詳しいです。

両方読んで、容堂公・象二郎がますます嫌いになった(--;
切腹させられた間崎哲馬が、死にたくなくて最後まで抵抗してて、介錯した人がショックのあまり、顔面の痙攣が一生直らなかったって話、壮絶。

萌えポイント。
収二郎の日記に「朝まで一つの布団で武市先生と語り合う」(意訳)との記述。
なんで、わざわざ「同衾」(原文)って書いてあるの?(笑)
元旦も二人で迎えたそうです。