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やすみ日記
梅子
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2009年09月13日(日)
「グラーグ57」上・下 トム・ロブ スミス

「チャイルド44」の続編です。
スターリンの死後、フルシチョフが痛烈なスターリン批判を展開。次々と政治犯が釈放され、元KGB職員の自殺・殺害が相次ぐ。主人公レオにも復讐の魔の手が…という話。

こちらの、続編の方が面白かったです!
急激に反体制の揺り戻しが来た事による、社会の価値観の混乱とか。
レオがどんなに変わったとしても、傷ついた人達への謝罪にはならないんだと自問自答する姿が胸に迫りました。

強制収容所の、所長の謝罪を聞いて、囚人が思った言葉が印象的。
  「仕方のないことだった」この言葉が何千もの命を奪ったのだ。
  人を殺すのは銃弾ではなく、ゆがんだ理論と、入念に考え出された屁理屈だ。

女性達の強さが際だちましたね。
フラエラの生き様が強烈。夫を逮捕され、平凡な主婦から、犯罪集団のボスへと変貌。
報道によって、祖国の残虐さを伝えようとする、彼女の行動に唸らされました。
「お前を憎むまで、私は何者でもなかった」という、レオへのセリフが印象的。

KGB時代のレオ(の部下)に両親を殺された、ゾーヤ。
レオの養女になるも、心を開かず、ついに家を離れて犯罪集団に加わります。
ハンガリー動乱で、暴徒と化した市民に殺された、共産党員の息子にすがりつく父親。
それを見て、ゾーヤが、我に返るシーンも印象的でした。

蛇足。
ラストの、音楽家同士の愛憎劇、もっと詳しく聞きたかった…。
「彼は天才だったが、私はそうじゃなかった」
「私は彼を愛していた」
最初にチラッと出てきた楽譜の話が、まさか最後につながると思ってませんでした。伏線の張り方、上手いなー。



2009年09月12日(土)
アフタースクール/ジャージの二人/ハチミツとクローバー

今日は、1日DVDを見ていました。
頭が痛い…。
時間的には大丈夫、と思っても、やってみたら、頭がごっちゃになって疲労しますね(^^;

「アフタースクール」
真面目な会社員が失踪。彼を捜す探偵と、幼なじみの教師の話。
私は単純なので、見事に騙されました。どんでん返しについていけなくて、え? え? とテレビの前で固まってたり。

最後、木村くん(堺雅人)が、教師妹に、失恋のことを話すシーン。
木村くんも彼女が好きだったとは、切ねえー! と思っていました。
が、他の人の感想見てみたら「木村の初恋が彼女だとは、一言も言ってない」。
そうか、教師の方か。それもどんでん返しなのね!(違う)

「ジャージの二人」
ゆるい…超ゆるい映画でした。何度も寝そうになった。
無職になった息子と、父親が、一夏を山荘で過ごす話。
タオルが流れていく話とか、小説で読んだらしみいるエピソードなのかも知れないけど、映画でこれを面白がるためには、相当の読解力が必要だ…。

「ハチミツとクローバー」
堺雅人は美大の先生役でした。
見る前は、花本先生役にしては、顔が若すぎじゃない? と思っていたのですが、見事なおっさんぶりでした。
藤原兄弟が、そのまんま過ぎて笑った。
話の流れを大幅に変えているのに、エピソードを、所々そのまま突っ込んでるので、ちょっと無理があるかも。竹本君の自転車旅が唐突だし。
花本先生ん家の木造建築とか、美大のレトロな建物が良い感じでした。



2009年09月11日(金)
映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」

昨日はTSUTAYAの半額デーだったので、DVD4枚借りてきました。
堺雅人出演の物ばかり(自分でもちょっと恥ずかしい…)。

今日は、その中から「ジェネラル・ルージュの凱旋」を見ました。
海堂尊原作のバチスタシリーズ映像化2作目です。
原作を1作目だけ読んでいたのですが、「ジェネラル」の方が面白いですね。 
金儲けと人命救助は両立するか? というテーマがハッキリしていて、見応えありました。

そして、堺雅人は別人…。さすが役者(当たり前か)。意志の強い喋り方で、無邪気さと指導力を併せ持つ人物を演じてました。
最後に、ずっと導入を要請していたドクターヘリが到着する場面。
一つも漏らすまいとする、大きく見開かれた目が、印象的でした。
ともかく、格好良かった!

原作では男性の、田口を演じる竹内結子も、ボーっとした感じが可愛かったです。
最後の、チュッパチャップスの裁きがいいなぁ!(笑)

速水センター長&花房看護師長の、手つなぎラストシーン。
私としては、「寒いところは苦手か?」「いいえ、平気です」で、見つめ合う…くらいがちょうど良かったなぁ(余韻を残す方が好きなんです)。

********
ところで。
明日、2時〜 NHK総合の「土曜スタジオパーク」にて、ROMESの取材会の模様が放送されるそうです。
http://www.nhk.or.jp/dosta/



2009年09月07日(月)
俳優と演出

映画「クライマーズ・ハイ」がきっかけで、堺雅人にはまりました。
映画の特番や、雑誌のインタビューをチェックしたりしてます。

しかし、「官僚たちの夏」の庭野役は、演技の幅が狭い気がする。何故だろう。
熱意を込めて囁く・怒鳴る・しかめっ面の3種類くらいしかないイメージ。

「電脳コイル」、第17〜18話が良かったです。
ヤサコ→ハラケン→カンナという、片思いループが切ない(ハラケンとカンナは両想いだけど、それを伝える前にカンナは亡くなっているので)。
図書館の脇に立って、ヤサコとハラケンが話すシーンが秀逸。
頬を染めるヤサコの表情は映ってるけど、ハラケンの表情は見えないっていう演出が、良かったです。
ハラケンは、ヤサコに話を合わせながらも、カンナのことをずっと忘れてない。
ハラケンが悲しみを露わにするシーンってほとんどないけど、強い気持ちが伝わってきます。
http://www.tokuma.co.jp/coil/story/17.html



2009年09月05日(土)
南禅寺・哲学の道

会社の女の子と、南禅寺・哲学の道に行ってきました。

まずは、錦市場の「やおやのにかい」でランチ。
食べる前から、良いにおい〜。ミョウガのごはん、ほうじ茶が美味しかったです。

がま口屋さんの「まつひろ商店」へ。
ここでも、ゆかた割引が使えます。
しばらく来ない間に、トンボ玉でできた、超小さいがま口ストラップが登場してた。かわいい。

南禅寺〜哲学の道へ。
人が少なくて、ゆったりと過ごせました。哲学の道、確かに思索にふけりやすそう。落ち着きますね。

そのまま徒歩で、「よーじやカフェ・銀閣寺店」へ。
遠かった! 
けど、行った甲斐ありました。美しい日本庭園、趣のある和風建築で、素敵。
抹茶+和菓子のセットを注文。美味しかったです。
周りのお客さんは、よーじやの顔が描かれた抹茶カプチーノ頼んでる人が多かったです(笑)入り口の脇には、「恋がかなう電話ボックス」がありました(笑)



2009年09月03日(木)
「パラドックス13」東野圭吾

すごく読みやすく、途中でやめられず、寝不足になってしまいました。
東野圭吾は、計算され尽くされた感じがして、上手すぎてあざとい気もしますが、やっぱり面白いですね。

ある日、世界中から人間が居なくなってしまい、10人ほどで東京の街をサバイバルする話。
木原さんの「WELL」っぽいですね。でも、WELLと違って穏便な結末です。
政府関係者のみが知る、空白の13分間とは何なのか? 謎解きも面白かったです。
でも、最後はあっさりしすぎだなー。

優秀な兄にコンプレックスを抱きながらも慕っている、やんちゃな弟に萌え(笑)完璧過ぎるお兄さんのストイックさも良い。



2009年09月02日(水)
「十二国記」新作!

9月26日発売のyomyom vol.12に、「十二国記」新作が掲載されるそうです。
やったー!
けど、今回も番外短編なんやろうなぁ。「黄昏の岸 暁の天」の続きはいつだ…。
http://www.shinchosha.co.jp/yomyom/info.html



2009年08月30日(日)
沈まぬ太陽 全5巻 山崎豊子

日航機墜落事故を、内側から描いた話です。

会社に、現場の労働環境改善を訴えたばっかりに、10年アフリカ等に飛ばされる、恩地さんが主人公。
アフリカ編、御巣鷹山篇、会長室編からなります。

会長室編が一番面白かったです。
めくってもめくっても悪人しか出てこない…。まともな人は、よそから来た国見会長と、恩地だけか!
会社の腐りっぷりが、恐ろしかったです。政治家も、実在の人物が特定できる書かれ方してるし、どこまで本当なんや〜!
会社は再建途中だからと、給料を受け取らない国見会長の清潔ぶりが眩しかったです。
恩地さんは、悩んでばかりであまり活躍できなくて残念。

御巣鷹山篇。
「クライマーズ・ハイ」を読んだばかりなので、興味深かったです。
米軍が真っ先に事故現場に到着してたのに、救助活動させずに追い返すって、何やねん日本政府ー! もっと助けられたかもしれないのに。
酷い損壊状態の遺体を、必死に探し求める遺族の姿が、胸に迫りました。
それにしても、事故原因は本当に隔壁なの?
行天(恩地のライバル)が、証拠隠滅計ろうとして、県警に恫喝されるところはスッとしました。

飛行機に乗るのが怖くなる本でしたね…。航空会社は、現場の人々をもっと大切にしてあげて下さい。



2009年08月29日(土)
舞妓さん、同研能、国立近代美術館

京都駅で舞妓さんを見て、同研能、京都国立近代美術館に行ってきました。

まずは、京都駅西口へ。
舞妓さんの舞を見てきました。
〜9月6日の毎週土・日の1時と3時、無料で公開してるんです。
今日いらしてたのは、上七軒の勝瑠さんと市照さん。
演目は、1曲目が「蛍」、2曲目は忘れました(^^;
最初はうわちで、2曲目は扇子で踊ってはりました。
優雅な身のこなしが、上品で美しかったです。
帯が花火柄で、季節を感じさせて素敵だなぁと思いました。

舞は15分ほどで終わって、後は記念撮影会でしたが、時間がなかったので、そこで帰りました。

丸太町で「同研能」を見ました。
狂言「仏師」
詐欺師が、田舎者を騙す話。自分が仏像になりすまして、売りつけようとするの(笑)
ラスト、田舎者に「仏師!」「仏!」と代わる代わる呼びだされ、ついに正体がばれてしまいます。素早くぐるぐる回る二人に笑いました。ポーズがピースだったり、現代的で面白いですね。

能「花月」
7歳の時に失踪した息子と、10年ぶりくらいに再会する話。
男性だけの話、珍しいですね。
少年の衣装が、オレンジ×黄緑できれいでした。
少年の面に、前髪が付いてるのがなんか不思議(笑)
最後の、腰に太鼓つけて踊り叩くのも、能にしては陽気すぎて、なんか可笑しかったです(いや、きれいな舞なんですが)
せっかく若い方なので、素顔が見たかったわ…とちょっと思いました。

その後、京都国立近代美術館に行きました。
常設展が無料に日なんです。
横山大観の、山の絵が良かった。ルドンの絵も、幻想的ですね。
良い展示だったのですが、後で、美術館に傘を忘れたことに気づきました…。あほやー。

あと、阪急電車の「ゆかた割」。
河原町駅で、冊子を貰おうとしたら、もうなくなってました。来るのが遅かったかー。



2009年08月28日(金)
「優雅なハリネズミ」ミュリエル・バルベリ

文章以前に、内容が難解すぎました(^^;
哲学的な問答を、延々とされても分からないよー。

フランスで250万部の大ベストセラーです。
フランス人は議論好きなんだなぁ。

日本びいきっぷりが面白かったです。
ヒカルの碁とか谷口ジロー、小津映画の話が出てくるの。渋い。
「侘」や「引き戸」についての考察とか、日本人より日本に詳しいのでは、と思いました。
しかし、「日本料理」と言われて、出てきたのがギョウザなのは、何故なんだ。

著者は、現在、京都市在住だそうです。