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やすみ日記
梅子
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2009年09月03日(木)
「パラドックス13」東野圭吾

すごく読みやすく、途中でやめられず、寝不足になってしまいました。
東野圭吾は、計算され尽くされた感じがして、上手すぎてあざとい気もしますが、やっぱり面白いですね。

ある日、世界中から人間が居なくなってしまい、10人ほどで東京の街をサバイバルする話。
木原さんの「WELL」っぽいですね。でも、WELLと違って穏便な結末です。
政府関係者のみが知る、空白の13分間とは何なのか? 謎解きも面白かったです。
でも、最後はあっさりしすぎだなー。

優秀な兄にコンプレックスを抱きながらも慕っている、やんちゃな弟に萌え(笑)完璧過ぎるお兄さんのストイックさも良い。



2009年09月02日(水)
「十二国記」新作!

9月26日発売のyomyom vol.12に、「十二国記」新作が掲載されるそうです。
やったー!
けど、今回も番外短編なんやろうなぁ。「黄昏の岸 暁の天」の続きはいつだ…。
http://www.shinchosha.co.jp/yomyom/info.html



2009年08月30日(日)
沈まぬ太陽 全5巻 山崎豊子

日航機墜落事故を、内側から描いた話です。

会社に、現場の労働環境改善を訴えたばっかりに、10年アフリカ等に飛ばされる、恩地さんが主人公。
アフリカ編、御巣鷹山篇、会長室編からなります。

会長室編が一番面白かったです。
めくってもめくっても悪人しか出てこない…。まともな人は、よそから来た国見会長と、恩地だけか!
会社の腐りっぷりが、恐ろしかったです。政治家も、実在の人物が特定できる書かれ方してるし、どこまで本当なんや〜!
会社は再建途中だからと、給料を受け取らない国見会長の清潔ぶりが眩しかったです。
恩地さんは、悩んでばかりであまり活躍できなくて残念。

御巣鷹山篇。
「クライマーズ・ハイ」を読んだばかりなので、興味深かったです。
米軍が真っ先に事故現場に到着してたのに、救助活動させずに追い返すって、何やねん日本政府ー! もっと助けられたかもしれないのに。
酷い損壊状態の遺体を、必死に探し求める遺族の姿が、胸に迫りました。
それにしても、事故原因は本当に隔壁なの?
行天(恩地のライバル)が、証拠隠滅計ろうとして、県警に恫喝されるところはスッとしました。

飛行機に乗るのが怖くなる本でしたね…。航空会社は、現場の人々をもっと大切にしてあげて下さい。



2009年08月29日(土)
舞妓さん、同研能、国立近代美術館

京都駅で舞妓さんを見て、同研能、京都国立近代美術館に行ってきました。

まずは、京都駅西口へ。
舞妓さんの舞を見てきました。
〜9月6日の毎週土・日の1時と3時、無料で公開してるんです。
今日いらしてたのは、上七軒の勝瑠さんと市照さん。
演目は、1曲目が「蛍」、2曲目は忘れました(^^;
最初はうわちで、2曲目は扇子で踊ってはりました。
優雅な身のこなしが、上品で美しかったです。
帯が花火柄で、季節を感じさせて素敵だなぁと思いました。

舞は15分ほどで終わって、後は記念撮影会でしたが、時間がなかったので、そこで帰りました。

丸太町で「同研能」を見ました。
狂言「仏師」
詐欺師が、田舎者を騙す話。自分が仏像になりすまして、売りつけようとするの(笑)
ラスト、田舎者に「仏師!」「仏!」と代わる代わる呼びだされ、ついに正体がばれてしまいます。素早くぐるぐる回る二人に笑いました。ポーズがピースだったり、現代的で面白いですね。

能「花月」
7歳の時に失踪した息子と、10年ぶりくらいに再会する話。
男性だけの話、珍しいですね。
少年の衣装が、オレンジ×黄緑できれいでした。
少年の面に、前髪が付いてるのがなんか不思議(笑)
最後の、腰に太鼓つけて踊り叩くのも、能にしては陽気すぎて、なんか可笑しかったです(いや、きれいな舞なんですが)
せっかく若い方なので、素顔が見たかったわ…とちょっと思いました。

その後、京都国立近代美術館に行きました。
常設展が無料に日なんです。
横山大観の、山の絵が良かった。ルドンの絵も、幻想的ですね。
良い展示だったのですが、後で、美術館に傘を忘れたことに気づきました…。あほやー。

あと、阪急電車の「ゆかた割」。
河原町駅で、冊子を貰おうとしたら、もうなくなってました。来るのが遅かったかー。



2009年08月28日(金)
「優雅なハリネズミ」ミュリエル・バルベリ

文章以前に、内容が難解すぎました(^^;
哲学的な問答を、延々とされても分からないよー。

フランスで250万部の大ベストセラーです。
フランス人は議論好きなんだなぁ。

日本びいきっぷりが面白かったです。
ヒカルの碁とか谷口ジロー、小津映画の話が出てくるの。渋い。
「侘」や「引き戸」についての考察とか、日本人より日本に詳しいのでは、と思いました。
しかし、「日本料理」と言われて、出てきたのがギョウザなのは、何故なんだ。

著者は、現在、京都市在住だそうです。



2009年08月26日(水)
翻訳

「チャイルド44」を読んで、「訳が読みにくい」と言っていたら、母が、「あんたは翻訳の難しさが分かっていない! そんなに文句があるなら原文で読め!」と言われました。無理です(^^;
そして、その母ですら、今読んでる「優雅なハリネズミ」は、訳が相当読みにくいらしい。どんなんや。
「でも、話面白いねん。オススメ」と言われているので、次、読んでみようと思います。



2009年08月24日(月)
自分で髪を切る

自分で髪を切ってみました。
10cmほど、梳かずに揃えて切ったので、髪のボリュームがえらいことになってます(笑)



2009年08月22日(土)
後書きについて

先日、ノベルス版「ミスターロマンチストの恋」(砂原糖子)を読んだら、後書きが8ページくらいありました。
砂原さん、何を書いたらいいのか? と混乱の末、プチ自伝を繰り広げてはりました(笑)初恋の話に笑った。

BLって、必ず後書き付いてますよね。何でだろう?
今読んでる、一般書「沈まぬ太陽」1巻は、対談が入ってて、取材時の様子が分かるので、面白かったです。
BLでも、解説・対談・読者感想とか、後書き以外のものを入れてくれても良いのにな。書くことがない時には。



2009年08月21日(金)
「沈まぬ太陽」映画化

山崎豊子「沈まぬ太陽」が、秋に映画化されますね。
サイトで予告編見てたら、上川さん出てるんですね。何の役なんだろう。

今、原作の1巻を読んでます。恩地と一緒にアフリカの風に吹かれてる気分(笑)
しかし、どこまで本当か知らないが、ひどい会社やな! 
先日、「クライマーズ・ハイ」の原作を読み返したところなので、日航続きです。



2009年08月20日(木)
「未完成」凪良ゆう

脆さと熱さが同居する10代の恋。これぞ青春! って感じですね。
最初は、主人公の若者ノリになじめなかったのですが、徐々に慣れてきました。
先のことなど考えられない、刹那的な情熱に、こっちも身を焼かれそうです。
しかし、女の子にも、もうちょっと優しくしてやれよー。お母さんにも。

先生が、ずっと好きだとは言わない、じれったさが良かったです。主人公が卒業して、5年後に再会して、胸のすくようなハッピーエンド! 良かったー。
しかし、先生は、抑えの効かないワンコのようだった高校生の、どこをそんなに好きになったのだろう…。確かに、性格のいいところもあるけど、10歳下ってかなり子どもなんじゃ? と私の感覚では思います。