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やすみ日記
梅子
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2009年08月16日(日)
細見美術館アートキャンパス 2009

「細見美術館アートキャンパス」に行ってきました。
若沖が、空いててゆっくり見られたので良かったです。

「糸瓜群虫図」
若沖、虫が大好きだったんだなぁ。すごい細かい。逆立ちしてるバッタが可笑しかった(笑)
「鼠婚礼図」
おとぎ話っぽくて、ほのぼの。かわいい。

鶏の水墨画は、目に迫力がありました。しっぽの先まで、筆の勢いがあって豪快。

他にも、神坂雪佳はモダンでデザイン的で、素敵でした。



2009年08月15日(土)
「チャイルド44」上・下 トム・ロブ・スミス

現実にあった連続殺人事件をモデルにした小説です。リドリー・スコット監督で映画化も決定してるとか。

感想は3点です。
・これぞヤンデレ
・ソ連は酷い国だ…
・そんな殺人の動機ありか?

スターリン政権下のソ連で起こる、幼児連続殺人事件。
しかし、「理想の社会主義国家でそんな事件起こるわけない」と、政府はまともに捜査しない。その間にも犠牲者は増え続ける。
国家保安省のエリート・レオは、国家に背いてまで、独自に捜査することを決意するが…。

何がヤンデレかって、レオの部下です。
レオを執念深く陥れようとするくせに、レオが死んだと聞いてショックで仕事を休み、生きていたと聞いて、急に元気になるんですよ。恋やんか!(笑)
レオを捕まえて椅子に縛り付けたとき、妙に嬉しそうだったしね。

密告し合い、人を陥れなければ生きていけない、社会の様子が辛かったです。
両親が、エリートから転落したレオに「お前が私たちに何かしてくれるから、お前を好きだったわけじゃない。気にしなくていいんだ」と言うところがジンときました。

下巻で、犯人の正体が分かる・列車大脱走・イワンの秘密判明・レオの記憶戻る、の辺りがハラハラして面白かったです。
ただ、最後はあっけないですね。それが動機って、納得できない。



2009年08月13日(木)
NHK版「クライマーズ・ハイ」

NHK版ドラマ「クライマーズ・ハイ」をレンタルで見ました。
こちらは話が分かりやすいですね。ナレーションで説明してくれるし。
ただ、萌えるのは映画版の方です。臨場感やスピード感があったので。

・遺書のシーンは、NHK版の方が泣ける(映画は佐山が屋上で読み上げ。NHKは直筆が映る)

・遺族が新聞を買いに来るシーンが良かった(映画では、『原因を究明してほしい』というセリフがなくなってる)

・映画は、後半の展開が腑に落ちなかったのですが(神沢記者の事故死は要らないと思う)、NHK版はよく整理されてます。

萌える点。
・悠木が、佐山を特ダネの裏取りに行かせる時「俺とお前はアンザイレン(※)だ」と言う所。
(※登山者同士が綱でつながってること)

・佐山が悠木信者すぎる。悠木と関わった女の子が新聞記者を目指すと知って、佐山が「俺みたいなバカが増えるんですね」と言うセリフ、『恋敵が増えちゃったぜ』って言ってるように聞こえました(私の脳はどうかしてます ^^;)

・安西(息子)が、登山の途中、悠木に「話したいことが…」と深刻そうに切り出した時、思わず悠木に告白するのかと思いました(笑)

・NHK版の方が、悠木→安西の愛情を強く感じましたね(笑)販売局長が乗り込んできても動じなかった悠木が、安西の悪口言われた途端、大暴れしてたし。



2009年08月12日(水)
「初恋姫」凪良ゆう

はははは。変な受だ!(笑)
元華族の超おっとりした受と、下町の定食屋の攻の話。

名前が凄かったです。
「花時雨」も人名か? って感じだけど、「ラブ」って。愛称じゃなくて本名なのか!(驚)
受は、世間知らずだけど、中身はナヨナヨしてなくて男前なところが、良かったです。

お付きの人→受→攻→従業員→その彼氏という、片思いループも新鮮でした。
ラブが、彼氏と別れて真田さんとくっつけばいいのに、と思ってました(笑)



2009年08月11日(火)
映画「クライマーズ・ハイ」

映画「クライマーズ・ハイ」を見ました。
すごい面白かった!

悠木さん、男にモテすぎ(笑)
昔、原作読んだんですけど、佐山君に社長に安西さんに、こんなモテモテでしたっけ?

佐山君(堺雅人)に萌えた…!
ボロボロになって山を下りて電話探すところとか、記事を落とされて、凄い目で悠木さんを睨むところとか。

原作でも思ったんですけど、新聞記者は四六時中ケンカしすぎです(^^; 
ズー子の特ダネは、記事にしてあげて欲しかったなぁ。慎重なのも良いことやけど。

木原さんが、この映画を面白いって言ってはったので、見たんですが、いやー良い萌えと燃えに出会えました(笑)

ただ、最後があっさりしすぎなのが、ちょっと物足りないかも。



2009年08月10日(月)
「磯崎新の『都庁』―戦後日本最大のコンペ」平松剛

読み終わりました。

都庁立て替えコンペに参加した中で、唯一の小さな会社、磯崎新アトリエ。
前代未聞の大事業に挑む、スタッフの右往左往っぷりが面白かったです。

磯崎の口ぐせが「やぶれかぶれ」「挙げ句の果てに」というのが可笑しい(笑)
へんてこな建物ばかり建ててる建築家ですが、都庁案は好きだなぁ。格好いい。

結局、磯崎は、師匠の丹下健三に破れるわけですが、その丹下が、後に作ったフジテレビの社屋は、磯崎の都庁案にそっくりでした。皮肉ですね。

磯崎の弟子・青木淳も、ドジをして師匠に雷落とされながらも、最後、立派に一人立ちしてて、良い師弟愛だなぁと思いました。



2009年08月08日(土)
「純情アイランド」砂原糖子

以前、多紀さんに「砂原さんは『恋雪』の他にも、離島モノ書いてるんですよ」と教えてもらった「純情アイランド」。
背表紙には「島モノBL決定版」と書かれてましたが、離島なんて書いてるの、砂原さんしかいないのでは(笑)

コメディタッチで、楽しかったです。
初めて、攻にキスされて喜んでたら、後で、それが別れた彼女の代わりにされたのだと分かり…という展開は「恋雪」と似てましたが、どちらも切なくて良いですね!
脳天気なアホの子が、たまに真剣に悩んでると、落差にキュンときます。
攻は、無骨でヘタレで憎めない奴でした(笑)

イラストも合ってて良かったです。ディアプラ、ちょうど139冊目なんですね!(イラストは夏目イサクさん)。背表紙のロゴに通し番号が入ってるの、初めて知りました。
おまけマンガも、とても可愛いです。



2009年08月07日(金)
「ROMES」ドラマ化

五條瑛の「ROMES」ドラマ化ですって! わーい。
「砂村は、成嶋の天才ぶりに憧れるが、翻弄される」
「バディとして信頼関係を築き、互いに成長していく」
等の紹介文に、今からトキメキますね(笑)
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/5000/24119.html

あもさんの日記で知りました。ありがとうございます!



2009年08月06日(木)
「ナルシストの憂鬱」西江彩夏

すっごい変な攻だ!(笑)リブレなのに。

人の良い、藤中の隣に引っ越してきたのは、ナルシストで自己中な色男・山田。
最初は嫌な奴だと思っていたのに、いつの間にか親しくなり…という話。

山田、本当に嫌な奴なんです!(笑)でも、憎めないんだよなー。

心理描写も丁寧で、胸を突かれました。
藤中が、山田に告白して振られた後「(山田に貰ったような)あんな綺麗な石は、探そうとしなければ、どこにもない。自分だけが、あの男の良さに気づいたように」と思うシーンが好きです。

山田は、初めて二人で出かけた記念にって、普通の石ころ拾ってきて、藤中にあげたんですよ。もー、この中学生か! って行動が、かわゆうてかわゆうて(笑)

しかも、Hに二度も失敗するんです。藤中がここまで段取りしてるって言うのに! こんな駄目な攻、見たことない。でも、そこが可愛い(笑)



2009年08月02日(日)
能装束・能面展

片山家の能装束・能面展(京都文化博物館)に行ってきました。

4時半頃〜5時まで居たんですが、解説はなかったです。残念。
片山九郎右衛門さんが、係の方に「解説しようか?」っておっしゃってたんですけど、「5人くらいしかお客さんがいないので、やめておきましょう」と言われ、去って行かれました。
私はとっても聞きたいーと思ったのですが、その後もお客さんは増えず。
明日行かれる方は、人の多そうなお昼くらいに行かれるのがよろしいかもしれません。

でも、ゆっくり見られて良かったです。
今年は、古い物&その復刻という展示でした。
部屋入ってすぐの、紅地の着物が、凄く綺麗な地色でした。
復刻されると、元の色はこんなに鮮やかだったのか! と驚きますね。そして、昔の人はめっちゃ小さかったんやなぁ。
うわーん、お話聞きたかった。
今回は、目録がいただけました。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009073100254&genre=M1&area=K00