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やすみ日記
梅子
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2009年02月11日(水)
出張!大原美術館

BS2「迷宮美術館」、「出張!大原美術館」の回を見ました。
画家の児島虎次郎と、パトロンの大原孫三郎の友情にときめきました

虎次郎からの「一億円のエル・グレコを買いたい」という手紙に、「グレコカエ」という電報を返す孫三郎。何という太っ腹!
虎次郎が亡くなった時の、孫三郎の言葉が熱い。
「君ほど熱心に尽くしてくれた人は居ない」
「僕が心の底から信じた人は、君より他に居なかった」
更に、会社が赤字だというのに、大原美術館を建てた理由が「虎次郎の絵を展示したかった」って。どれだけ、虎次郎が大事なんだ孫三郎! 
是非一度行ってみたいですね。

地上波では、2月15日(日)4時〜放送です。
http://www.nhk.or.jp/bs/meikyu/

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芸術新潮の今月号に、「とめはねっ!」のレビューが載ってました。
「漫画界は和ブーム」という内容。和菓子、囲碁は分かるんですけど、落語、芸妓の漫画ってどれだろう? しゃべれどもしゃべれども? 隅田川心中はBLだし。



2009年02月07日(土)
「COLD」シリーズ

木原音瀬さんの「COLD」三部作を読み返してました。
一冊目の「COLD SLEEP」だけ持ってなかったので、最近出た新装版を買ったんです。で、残り二冊も読みたくなって、納戸から発掘してきました。

初めに読んだときは、最終巻の暴力描写にひたすらへこみましたが、今読むと、どこへ行っても邪魔者扱いされた、透の孤独や焦燥も分かる気がする(でも暴力は嫌だ…)。
そして1・2巻の、記憶ない時の素直な透が好き。本当に、1・2巻だけなら良い年下攻めなんですよね…。そこで終わらずに、地獄の第三巻を持ってくる辺りが木原さんだ

新装版1巻の後書きに「イメージしてた曲があって…」と書かれてましたが、それってラブ・サイケデリコの「Last Smile」でしたよね? 2・3巻を読み返しても曲名は書いてなかったので、私どこでそのことを読んだんだったかな? と思いました。



2009年02月06日(金)
「いつか青空になる翼」たけうちりうと

「いつか青空になる翼」を読みました。

面白かった! ハイジャック事件8割、ラブ2割って感じです(笑)
犯人との交渉や、乗客を救おうとするスタッフの奮闘に、ハラハラドキドキしました。

チェリストのおじいちゃん、良いですね。
「若者を先に解放すべき」と、降りるのを拒否してたのに、「だだこねてると、チェロだけ降ろしますよ」と脅されて、あっさり「降りる」と答えたのに、笑いました。 
チェロケースで犯人をぶんなぐった、まどかは男前でした! 

スランプのパイロットをめぐる、彼女と彼氏候補の三角関係の話です。二人の友情も素敵。
守はまどかの為に身を引こうとするし、まどかは翔太を思いやって譲ろうとするし、二人健気ともだなぁ。



2009年02月05日(木)
「臆病な背中」おのにし こぐさ

何気ない日常の中で、気持ちを育てていく様子が、丁寧に描かれていて良かったです。
主人公の性格に好感を持ちました。大人数で悪口を言わないとか、周りのことを自然に気にかけていて。
大学生活が実に楽しそうで、羨ましいなぁ。
女の子も良い子。振られたのにその気遣いっぷり! 健気だ。

余談ですが、作者さんの誕生日と血液型が、私と同じでした。勝手に親近感がわきます(笑)



2009年02月04日(水)
近況

少し前から、母の仕事を手伝ってます。
大学生向けに中国について紹介するDVDの、原稿チェックです。
母の友達の、中国人の先生が文章を書いてるんですが、所々言い回しが固いので、直してるんです。
1回目にチェックした時は、私が「この慣用句、聞き慣れない」と言っても、母には「あんたが知らんだけや」と鼻で笑われ、なんたる屈辱! と憤慨してました(笑)
が、出版社から「大学生にも分かる、易しい日本語に直して」と返されてからは、私の意見が大幅に採用されることになりました。変わり過ぎや!(笑)



2009年02月02日(月)
「さよなら渓谷」吉田修一

面白かったのですが、すっきりしない読後感…。どんよりと落ち込みました。

事件の加害者と被害者が、いびつな形で結びつく話。
あり得ない関係なのに、あり得そうに見せるのが上手い。
記者が身体を鍛えた理由、事件を忘れなければ「男側」に居られなかったという加害者、自分は悪くないのにどんどん居場所を失う被害者…といった描写が、印象に残りました。
ネタバレ→何故、隣の母親は嘘をついたのか、本当に殺したのかとか、分からないままだったのが、気になりました。



2009年01月29日(木)
テレビで小林かいち

今日、京都テレビのニュースで、小林かいちが取り上げられてました。
チョコレートのパッケージに使われるとは、意外。
かいちの写真、初めて見ました。憂いを帯びたモダンボーイ風ですね。



2009年01月28日(水)
ツボバトン

夏野さんから頂きました。ありがとうございます。
最近のアニメ・漫画・ゲームに詳しくないので、ほとんど小説ネタです。おもしろみのない回答で失礼しました(--;

「ツボバトン」
※アニメや漫画・ゲームのキャラであなたがツボにくるのをあらいざらい答えてください。

・ツボる目
 大きな目。

・ツボる目の色
 黒。

・ツボる髪型
 前髪さらさら。

・ツボる髪の色
 黒。

・ツボる服装
男:着物。眼鏡だと尚良いです。日本男児に一番似合う格好!
女:着物。アンティークなドレスも良し。肌の露出が少なくて、ストイックな感じが良いですね。

・ツボる声
 今、全然アニメ見てなくて、声優さんに詳しくないのですが(^^;
 「FRESH&BLOOD」のCDに出てた、福山潤さんは上手だなと思いました。

・ツボる装備
うーん。鎧?

・ツボる武器
剣とか。

・ツボる性格
男:昔は、辛い過去がありながらも、明るく前向きに生きるキャラクターが好きだったんですが(オーラバスターの諒とか)。今は何だろう? BLはキャラクター重視で読んでませんね(^^;

女:ツンデレが結構好きだと気がつきました…(「有頂天家族」の海星を見て)。宮尾登美子作品の、運命に翻弄されながらも健気に生きる女性がツボです。

・ツボる一人称
男らしい女の子が、ちゃんと「私」って言ってるのが好きです(と、「武士道セブンティーン」を読んでて思いました)
  
・ツボる設定
 長い長い片思いの末に報われるような話。切ない悲恋物。

・こねくり回したい人5人
 >ここを見てくださってる方
 もし良かったら、お受け取り下さい。



2009年01月27日(火)
ガレ・ドーム・ラリック展

ガレ・ドーム・ラリック展(高島屋大阪店)に行ってきました。
繊細で美しかったです。意外と、虫の模様とかオリエンタルな物が多いですね。
ガレが好きでした。紫陽花のランプかわいい。
ラリック、ヌード男性の壺がありましたけど、あれは芸術なのか…。お部屋にあったら、ちょっと困っちゃうと思う(^^;ドーム兄弟の、にじむような色遣いも綺麗ですね。
ガラスばっかりの展覧会は初めて見ましたが、面白かったです。
ああいうランプが部屋にあったら、素敵だろうなぁ。

私信。
>あもさん
「無茶を言うな」に笑いました。姪っ子さん、ナイス(笑)



2009年01月26日(月)
10代に読む本

実は「赤毛のアン」を読んだことがありません(映画を見たことがあるので、あらすじは知ってるのですが)。
「海馬が耳から駆けてゆく」(菅野彰)に「10代の頃に「赤毛のアン」を読まないと、女性としての情緒が育たない」って書かれてましたね。ぎゃ!

10代の頃に読んでた少女小説と言えば、ティーンズハートでは皆川ゆかの「ティーパーティー」シリーズ。コバルトでは、氷室冴子「なんて素敵にジャパネスク」が好きでした。
今思うと、瑠璃姫はわがままだなぁと思います。ティーパーティーは、最初の学園+超常現象って展開が好きだったので、最後らへんはついていけなかったり。

13歳くらいからBLも読み始めてますし、女性としての情緒が育ったかどうか、微妙なラインナップかもしれません(^^;

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先週のBS2「迷宮美術館」で「十和田市現代美術館」の特集を見ました。
わー面白い。
開館前は、年間4万人の入場を見込んでいたのが、二ヶ月で達成。半年で14万人を突破したそうですね。すごい。
金沢の21世紀美術館ぽい? と思ったら、同じ建築家だそうです。
http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2008/04/towada.html