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やすみ日記
梅子
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2008年12月18日(木)
ヴァン・ショー

「ヴァン・ショー」を飲みました。
ホットワインに、オレンジ・蜂蜜・クローブなどを入れたものです。フランスでは風邪の時に飲むそう。
近藤史恵さんの小説に出てきて、美味しそうだなぁと思ったんです。
普通にワインだけ飲むより飲みやすいし、よく眠れます。つくって二日目の方が、果物の味がしみて美味しいですね。



2008年12月14日(日)
山口晃ソロトーク

山口晃さんのソロトーク(大山崎ふるさとセンター)に行ってきました。
大山崎山荘美術館の展覧会に併せた講演会です。

山口さんは、「風が強く吹いている」の表紙を描かれた画家です。
私は、テレビの若沖特集で初めて知りました。その後、ブルータスで若沖を描いたマンガを見て、面白い人だなーと興味がわきました。

講演会は申込者多数で、定員を130から170名に増やしたそう。東京や札幌からお越しの方もいらっしゃったそうです。
山口さんはひょうきんな方で、会場中、笑いが絶えませんでした。
ホワイトボードに絵を描きながら話して下さったんですが、分かりやすくて良い方法ですね。
すぐ話が脱線して、スケキヨ(犬神家の一族)とか描き出さはるのが可笑しい。寅さんの声マネも上手すぎ(笑)

最初は三面記事ネタ、次に大山崎で出会った人々、最後が美術館について。

大山崎について。
山口さんは、取材に来るたび、町長さん、宮司さん、金閣寺の鳳凰を修復した人等、色んな人に紹介されたそうです。会う前の町長さん想像図(ロマンスグレー)の絵が、上手すぎて可笑しかった。

計画について。
展覧会は1年前から準備していてて、最初は「大山崎山荘砦化計画」というのがあったそうです。
周囲に土塁を積み、町民は武装して、仮想敵は枚方市辺りで…とのことでしたが、もちろん実現せず。計画は縮小され、秘密基地の模型展示に落ち着いたそうです。
「計画ってのは小さくなるので、最初に大きく広げておくべきなんです!」とのこと(笑)

美術館について。
新館は、安藤忠雄のコンクリート打ちっ放し建築なのですが、山口さんは「灰色の宝石箱」と呼んでました(笑/本来は「地中の宝石箱」という愛称です)
「建築家って円形好きですよねー。ものすごく、絵が掛けにくいんですけど(苦笑)」と展示の苦労を語ってはりました。確かに。

最後に質問コーナー。
「サントリー美術館から、個展の依頼があったらどうしますか?」との問いに(大山崎山荘の母体はアサヒビール)、「塩まいて追い返してやります!」と勇ましい答え。その後、急に気弱になって「関係者の方いらっしゃいませんよね? 今のはトーク上の建前ですからね!」と弁明。画家も色々大変ですね(笑)
次の質問者に「先生」と呼ばれ、動揺する山口さん。
ホワイトボードに、蝶ネクタイの厳めしい顔をした「せんせい」の絵を描き出しました(笑)「先生と呼ばれると、どうしていいか分からない」と大層お困りの様子。

面白いトークショーでした。面白い絵を描く人は、話も面白いんだなぁ。偉そうなところが全然なくて、親しみを感じます。
今日は、そのまま真っ直ぐ帰宅。
展覧会は3月までやっているので、また今度、じっくり見に行こうと思います。

1/18(日)キャンパスプラザ京都でもトークイベントがあるそうです。



2008年12月13日(土)
声優、ダ・ヴィンチ、見えない栞

読売新聞夕刊にて、「歌う声優ブーム」という記事が載ってました。
知らない方が多かったですが、本当に、最近の声優さんは容姿端麗ですね。
小野大輔さん、歌でも人気あるんですね。へー。

ダ・ヴィンチの来月の特集は「世界はBLに満ちている」です。
萌える一般書を取り上げるらしい。三浦しをん&松岡なつきの対談もあるそう。
どこへ行くんだダ・ヴィンチ…。

Blind Bookmark (ブラインドブックマーク)という商品が気になります。
本人にしか、ページが見えないようにする栞。
電車の中で挿絵付きの本を読むときに、便利そうですよね。

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<自分用メモ>
12月18日(木)BS hi「アトムの世紀〜夢のロボット開発に挑む科学者たち〜」を見ること。

次にカラオケで歌いたい歌。
コレクターズ「世界を止めて」、くるり「東京」、ラブ・サイケデリコ「Last smile」、カスケード「YELLOW YELLOW FIRE」



2008年12月11日(木)
「武士道セブンティーン」誉田哲也

剣道部の話です。
女の子同士のライバル物って、珍しいので面白かった!
森絵都さんを好きな人は、好きそうな作風。帯は、万城目学氏が書いてます。

宮本武蔵の書を愛読し、武士のような言葉遣いの香織は、めっちゃ男らしい(笑)
「間違って、棺桶に入らないように気をつけな」という、チンピラへの決めゼリフが格好良すぎです。
親友兼ライバルの早苗は、女の子らしくおっとりしていて、対照的。
二人の視点で、交互に話が進んでいく構成がユニークです。

部活が凄く楽しそうで、私も何かに打ち込んでいれば良かった! と二人が羨ましい。
情けない男子同級生を助けたら、「護身用に彼女のフリをしてくれ!」とすがりつかれ、困惑する香織が可愛かったです(笑)

ちなみに、私は知らずに読んでしまったのですが、シリーズ2作目です。



2008年12月09日(火)
タイツ兄弟

「美の巨人たち」、今週は旧松本健次郎邸でした。
全身黒タイツの兄弟にビックリ。なんじゃこりゃ!?
ル・ コルビュジエが用いた人型がモチーフの、「モデュロール兄弟」というらしい。
行きしなに喧嘩した二人は、バラバラに行動するのですが、松本邸で再会して大喜び。抱き合ってぐるぐる回ってました(笑)
ちょっと頼りない弟が可愛い。
顔まで黒タイツなのに、器用にラーメンを食べていて驚き。
これから、建築の回は要チェックですね!(笑)



2008年12月08日(月)
「私はフェルメール 20世紀最大の贋作事件」フランク・ウイン

贋作者、ファン・メーフェレンの伝記です。

ファンは分かりやすく悪い奴で、いっそ痛快ですね。映画にしたら面白そう。
科学検査をパスするために、絵の具にまぜる特殊な溶剤を作り出す過程などが、興味深かったです。
あまりに絵の出来が良かったので、贋作だと言っても誰も信じてくれず、法廷で実際に描いてみる羽目になるところが可笑しい。

なぜ騙されたのか?
美術界の権威が真作だと判断したために、X線検査も行われなかったのに驚き。
オークションの様子も面白かったです。
サザビーズは、鑑定に絶対がないことを知っているので、「全ての作品は…作とされています」という断り書きをして、断定を避けているんですね。

美術鑑定って、意外とあやふやなんだなと思いました。



2008年12月07日(日)
カラオケ

ミヅキさん、多紀さんとカラオケに行ってきました。

多紀さんは高くて可愛らしい声で、菅野よう子作品に合いますね。
ミヅキさんは、ドラマのグリーンウッドのEDを歌ってらっしゃいました。元の歌より、大人っぽくて伸びのある声で、私はこっちの方が好きかも。

多紀さんの周りは、くるりとゆらゆら帝国好きが多いらしくて、「大人気だと思ってました」とのこと。いや、それはかなり偏ってると思う…。私とふゆさんの他に、M田さんもゆら帝お好きらしい。多紀さんは聞いたことがないというので、「発光体」を歌いました。

新しい歌に挑戦と、パフュームやハルカリを歌ってみましたが、全然声が出ませんね(^^; ムーンチャイルド「エスケープ」は歌いやすかったけど、10年くらい前の曲だ。

ランチ時に、本の話。
多紀さんは、「江戸川乱歩の文章で、横溝正史のストーリーを読みたい」そう。横溝は、話は好きだけど文章が男っぽすぎ、乱歩は、文章は好きだけど話が変態すぎるそうです。それは、オーダーメイドでどなたかに描いていただかないと無理そう(笑)

あと、「東野圭吾は男版・宮部みゆきなイメージ」とのことでしたが、私はマンガで言うとCLAMPのイメージ。器用すぎて、あざとく感じることがたまにある(^^;

帰り際、多紀さんは「なぜ、ミヅキさんはBLが良いんでしょうね?」と不思議そうでした。
ミヅキさんの好みは「ピュアでセンシティブな話」だそうですが、確かに一般書の方が該当しそうです。
「このニアホモがすごい! 2009年版」とか誰か出してくれないかしら(笑)参考にするのに。



2008年12月02日(火)
ブックカバー(ノベルズ)

今日はノベルズ用のブックカバーを作りました。
京極も入ります(笑)
着物の端切れで作ってみても、可愛いかもしれませんね。
舟まつり 030



2008年12月01日(月)
ブックカバー

ハードカバー用のブックカバーを持っていなかったので、作ってみました。こちらを参考にして。

ハードカバー用の寸法は載っていなかったので、適当に作ったら、折り返しが短かくなり過ぎました(^^;
急に思い立ったので、あり合わせの材料です。しかも、途中で両面テープが無くなり、接着剤を使ったら、はみ出しでて困った。
30分くらいで完成。

明日から通勤用に使います。次はノベルズ用を作りたいですね。



2008年11月30日(日)
「やどかりとペットボトル」池上永一

エッセイ集。
子ども時代の話が、特に笑えました。変な人だなぁ。
沖縄の文化や歴史に関する話も面白かったです。

恐怖の誕生日。
母から、ケーキのろうそくを指して「さあ、命の火を吹き消しなさい!」と言われて、毎年、誕生日が憂鬱になったとか(笑)強烈なお母さんだ。

子どもの独創性。
幼稚園時代、絵が好きな子どもが集まって、恐ろしい一枚絵を完成させたが、先生に褒めてもらえなかったという話が可笑しかったです。

子どもの命名について。
「名前に強烈な個性をつけてはいけない。個性とはその子が長年かけて培っていくものだから」という言葉が良いなぁと思いました。

月について。
大潮の日に原稿が進み、新月の日にさっぱり書けなくなるって。そんなことあるんですね。へー。