剣道部の話です。 女の子同士のライバル物って、珍しいので面白かった! 森絵都さんを好きな人は、好きそうな作風。帯は、万城目学氏が書いてます。
宮本武蔵の書を愛読し、武士のような言葉遣いの香織は、めっちゃ男らしい(笑) 「間違って、棺桶に入らないように気をつけな」という、チンピラへの決めゼリフが格好良すぎです。 親友兼ライバルの早苗は、女の子らしくおっとりしていて、対照的。 二人の視点で、交互に話が進んでいく構成がユニークです。
部活が凄く楽しそうで、私も何かに打ち込んでいれば良かった! と二人が羨ましい。 情けない男子同級生を助けたら、「護身用に彼女のフリをしてくれ!」とすがりつかれ、困惑する香織が可愛かったです(笑)
ちなみに、私は知らずに読んでしまったのですが、シリーズ2作目です。
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