初日 最新 目次 MAIL HOME


やすみ日記
梅子
MAIL
HOME

2008年03月09日(日)
トップランナー・桜庭一樹さん

直木賞作家・桜庭一樹さん出演の、トップランナーを見ました。
着物がよくお似合いで、素敵でした。
中学時代のブルマの小説が、笑えました。大江千里眼て! 都道府県太て!(笑)
デビューして二年くらい、次の本が出してもらえなくて、大変だったとか、編集さんの言葉を壁に貼って、何度も見返したりとか、人の言葉を謙虚に聞いて、地道に真面目に努力して、創作されてる方だなーと思いました。



2008年03月08日(土)
ガスパールザンザンでランチ

四条烏丸のガスパールザンザンに行ってきました。
4年ほど前に、平日に予約なしで行ったら入れなかったことがあって、今回は、一週間前から予約してました。
着いたら、店の前で待ってくれてはって、丁寧な接客でした。建物の外見は町家風なんですが、中は洋風。広いガラスのドアが印象的です。

ランチメニューは「大人のお子様ランチ」(千円)のみ。
メインは10種類から選べ、スープは月によって変わるそう。ワンプレートの他に、デザートと紅茶(もしくはエスプレッソ)がつきます。
メインは、豚のオーブン焼きを選びました。凄く柔らかくて、ソースが濃厚。スープは豆!って味で、美味しかったです。ニンジンは甘くてさっぱり。食べやすい味。タケノコのリゾットも美味しいです。
ワンプレートなので、腹八分目かと思ってたら、満腹になりました。
デザートのグレープフルーツプリンは、甘いのにすっぱいという不思議な味で、美味しかったです。紅茶はフレーバーティーっぽい。
千円でこの内容、お店の雰囲気も良くて、とっても満足です。また来たいな。

この日は、妹と買い物しました。阪急百貨店でメガネを見て、STEPでスニーカーを見ましたが、決められない 後日、梅田にも見に行くかなぁ。
妹が、就職祝いにマグカップを買ってくれました。おお(涙)ガスパール



2008年03月07日(金)




2008年03月04日(火)
「愛と混乱のレストラン」高遠琉加

「愛と混乱のレストラン」(高遠琉加)を読みました。
面白かったー! 早く続きが読みたいです。
高級フレンチレストランを立て直す、支配人とシェフの話です。

厨房で働く人々の様子が、活き活きと描かれていて楽しい。
支配人が料理を楽しめない理由とか、二人の因縁の出会いから和解までの過程が、上手に織り込まれて、物語を盛り上げています。支配人の子供時代のには、胸が痛みますね…。

私は高遠さんの描く、「頑なで孤独で、仕事しすぎて身体壊しそうな受」と、「心配しながらも、不器用でぶっきらぼうな攻」の組み合わせがツボですv 不幸に浸りすぎないバランスも良し。

書き下ろしのパティシエの話も良かった。ほのぼの疑似家族もの。
最後の一文が良いなぁ。しかし「デザートのない食事は、愛のない人生のようなもの」って照れますね(^^*



2008年03月02日(日)
「赤朽葉家の伝説」桜庭一樹

地方の旧家にまつわる、祖母・母・娘の物語です。
このミス2位作品ですが、2/3くらいまで、どこがミステリーなの?と思いながら読んでました。
最後の最後で、謎解きが出てくるんですが、あっけないです。

時代の流れ、社会の変化、地方の閉塞感などを描いた、大河小説としての印象の方が強いです。世界観に圧倒されました。
時代時代の女性の生き様が、読み応え有ります。

万葉は、千里眼で予言できるのなら、それを防ぐことはできないのかなぁと思いました。泪(人の名前)のこととか。
赤朽葉家の子供は、変な名前ばかりなのですが(鞄、孤独、毛毬)、現代だったら、もっと凄い名前が普通にありそうですね。

豊寿さんが結構切ないですね。自分の持っている鉄鋼職人の技術が、時代とともに不要になって、居場所を失うという、父親と同じ運命をたどるなんて。
作中の「あいあん天使!」ってマンガは、ホットロードがモデルなのかなと思いました。

そうえいば、桜庭一樹さんもライトノベル出身なのですね。この作品も、重さと軽さのバランスが不思議な感じ。先日の有川浩さんといい、ライトノベル出身の作家さんは、読みやすいのに、発想が独特な気がします。



2008年02月28日(木)
「3月のライオン」、十二国記新作

「3月のライオン」(羽海野チカ)と、十二国記の新作「丕緒の鳥」を読みました。

「3月のライオン」は、将棋の棋士の話です。つまらなくはないんだけど、期待したほどでは無かったです。下町の風景とか、背景の描き込みは良かった。ただ、ギャグが滑ってる感じ。シリアスな話なので、ギャグは無い方が良いなぁ。

「丕緒の鳥」も、まあまあ面白かったんですが、これより「黄昏の岸 暁の天」の続きが読みたかったな、と思いました。陽子が登極する時の、陶鵲という儀式を担当した人の話です。 この短編が載った、新潮社の「yomyom」という雑誌、780円って高! と思ったのですが、森見さんやしをんさんも載ってるし、まあええかと思って買いました。

買った場所は、紀伊国屋本町店です。照明が丸くてかわいくて、おしゃれで見やすい店内でした。popやディスプレイが凝ってて、見てて楽しかったです。森見さんの「乙女〜」「太陽の塔」「走れメロス」のペーパーを入手しました。



2008年02月27日(水)
「阪急電車」有川浩

阪急・今津線が舞台の、連作短編集。
面白かったです! 語り手がどんどんバトンタッチしていく形式がユニーク。

恋の始まる瞬間有り、悪縁を切って再出発する話あり。ほのぼのした楽しい話でした。
女子高生の彼氏、ええ人でしたねー。おバカ・エピソードは笑いましたけど(笑)元彼の結婚式に、白いドレスで乗り込む翔子さんも、天晴れ。孫を甘やかさないおばあちゃんも格好いいな。
後書きも面白い。

阪急電車は毎日乗ってますが、京都線なので、神戸の方はあまり知りません。地元の人は、より楽しめる小説なんやろな。



2008年02月26日(火)
「カレンダーボーイ」小路幸也

おじさん同士の友情物語です。
何という切ないラスト! 読み終わってしばらく、余韻に浸りました。
相手を助ける行為が別れを意味する、という設定が好きなので、ツボでしたvv

小学校の同級生で、今は同じ職場で働く三都と安斉。
二人は、ある日を境に、眠ると、小学生時代に意識だけタイムスリップするようになる。
毎朝、起きると現代に戻ってくるのだが、それを利用して、同級生の里美ちゃんを救う計画を立てる。三億円事件がきっかけで一家心中をするので、それを阻止しようと言うのだ。
だが、過去を変えると、未来にゆがみが生じることが判明。何かを得ると、何かを失うことになるのだが…という話。

正直、三億円事件の真相とか、里美ちゃん救出作戦のくだりは、さらっと流されていて、物足りないのですが、友情ものとしては素晴らしいと思います。
最後は、三都が死ぬのかと思っていたのですが、予想外のラスト。
無事、計画は成功し、安斉の生活は守られるのですが、三都は過去に残ってしまって、二人は永遠に離ればなれになるんです。
安斉は、過去にタイムスリップした記憶のない、現在の三都を見て、大事なものを失ったと涙するんですね。くーっ。
三都は三都で、小学校時代に残ったまま、48歳の意識が薄れていくのを感じます。未来を失っても、親友を守れたのだから満足だ、と思いながら。泣ける〜。


この本は、三省堂書店さんのブログで知りました。
頻繁に更新されてて、レビューが面白いんですよ。
今度は、「のぼうの城」(オノナツメさん表紙の時代小説)を読みたいな。



2008年02月22日(金)

仕事が決まりまして、3日前から大阪の会社に通ってます。
先週、面接1回行っただけだったので、そんな急に決まると思わなくて、ビックリです。
月曜に内定の電話がかかってきて、「いつでも出社できます」と言ったら、水曜から行くことになりました。
前の会社の例があるので、どうなるか分かりませんし、すぐに言うのは控えてました。3ヶ月は試用期間です。

通勤時間が長いので、本がすぐ読み終わります。
今日は「なんでやねん!」(久我有加)を読んでました。久我さんの芸人モノは、関西弁が小気味よくて面白い〜。凄く男前な受ですね。明日も出社なので、2巻を読みます。来週からは何読もう。



2008年02月17日(日)
ふゆさん達とお食事、万年筆

ふゆさん・多紀さんと、梅田でお食事してきました。
先日、ふゆさんから転職のことで話が聞きたいと言われましたので。しかし、私は就職も転職も失敗した身です。一人では役不足だと思い、多紀さんもお誘いしました。

まずは、オーガニックカフェナチュラルキッチンめだかでランチ。
日替わりお楽しみセットを頼みましたが、野菜スープが凄く美味しかったです。全体的にヘルシーで美味。満足です。
転職の話の他に、何故かハゲの話や、写真集の話に…。出版業界の不況の話とかも。
梅田の外れなので空いてるだろうと思ってたら、12時半頃、店がいっぱいに。
地下街の、メアリルボーンに移りました。
スコーンセットが美味しいvv ここでは本の話をしていました。ふゆさんの郷里が舞台の「エンドロールまであと、」。面白いのですが、地方の閉塞感がテーマのひとつなので、あれは県民の方にオススメしていいのか…。

ジュンク堂大阪本店に移動。
多紀さんは、「ブラッドハーレーの馬車」(沙村広明)を買うかどうか悩んではりました。私も、「無限の住人」が好きだったので気になってるんですが、もの凄く救いがないらしくて、賛否両論まっぷたつなんですよね。読んだら眠れなくなりそうだ。
多紀さんに、200円の万年筆があると教えてもらいました。プラチナ万年筆のpreppy。ジュンク堂内の文具店にて購入。替えインクも100円。繰り返し使えるので、いいですね。ペンは6色、インクは9色あります。
今まで使ってたペリカノJr.より、細いです。200円とは思えない、なめらかな書き味。乾くのも早いし、これは良いですね。もう少し高くても良いから、可愛いデザインのがあったら良いのにな。

「月も星もない」が凄く面白かったので、ああいう系統で、転職で成功する話を読みたい! と思いました。多紀さんにもお聞きしたのですが、BLでも一般書でもいいので、ご存じの方がいらっしゃったら、オススメを教えて頂けるとありがたいです。既読は、BL「映画館で逢いましょう」「鉄壁トランクス」「座布団」、非BL「くうねるところすむところ」です。

ところで、木原音瀬さんのCOLDシリーズ、新装版が出るそうです。「COLD SLEEP」だけ持ってなかったので、嬉しい。
万年筆