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やすみ日記
梅子
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2007年03月11日(日)
狂言ワークショップ

「伝統芸能に学ぶ〜大阪の狂言にしたしむ〜」(難波市民学習センター)に行ってきました。
講師は善竹隆司さん、隆平さん兄弟。まず、狂言「しびり」の上演。8分くらいの短いお話で、面白かったです。太郎冠者がお使いに行きたくないばっかりに「足がしびれた」って嘘をつくんですけど、その言い訳が「兄弟が多くて、父母は相続させる物がないので、私にはしびりを相続させたのだ」って、そんなわけないだろー!(笑)主人も「そうか」と言って、額に塵をつけておまじない唱えるし(当時の民間療法らしい)、ほのぼのしたバカバカしい話です。
その後、舞台に立って、構えとすり足を教えていただきました。構えのまま発声すると、膝がしんどくてぷるぷるしそうです(笑)ただ立ってるだけでも、力要りますねー。
あと、せりふと謡いの発声。蝸牛の「でんでん虫々〜♪」とか、何度も謡ってると楽しくなってきます(笑)
扇を使った表現、のこぎりやお酒、ふすまなどを実演してくださいました。隆平さんがお酒飲んでる横で、隆司さんが「早う飲め」「静かに飲め」とつっこんではって、面白かったです。
お兄さんの隆司さんは、始終にこにことわかりやすく楽しい解説をしてくれはって、弟さんは憎めない太郎冠者を愛嬌たっぷりに演じてはりました。
最後は狂言「清水」。これも、お使いに行きたくない太郎冠者の話。今度は「鬼が出た」って嘘をつくのですが、主人が現場に行ってくると言いだしたので、太郎冠者が鬼に化けるっていう。
1時間半、あっという間で楽しかったです。参加者は女性が多かったですね。若い方も多い。「動きやすい服装」って書いてあって、周りはジーパンの方が多かったです。

新日曜美術館「日曜美術館30年展から」が、今晩8時〜NHK教育にて放送されます。田中一村、横山操等が紹介されますので、ご興味がおありの方は是非。http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2007-03-11&ch=31&eid=5708



2007年03月09日(金)
宇多ゆりえ(榎田尤利)さん

宇多ゆりえ(榎田尤利)さんの「シズリのひろいもの」を読みました。
童話っぽいSFです。異なった生き物同士でも共存できる、という可能性を示すラストに、心が温まりました。羽海野チカさんの暗記パンの話を連想する。一族の中で一人だけ異質な存在。見方を変えると人を救う能力があって…というあたりが。ゆきのまち幻想文学賞小品集15「心音」に収録されてます。
ここからネタバレです。
地球温暖化で世界が氷河期になり、寒くても生きていける雪男型人間が繁栄。普通の人間は、南に一部残るのみ。主人公のシズリが人間の子どもを拾う。体温の高い人間を育てられるのは、寒さに強い彼だけ(おそらく、彼の父親は人間だから)で…という話。設定は、はっきりとは描かれてないんだけど、想像させるものがあって、素敵でした。

NHK「知るを楽しむ」の「京都きもの玉手箱」、今日から放送でしたね。見逃しましたー。15日の再放送を待ちます…。http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200703/thurseday.html#1




2007年02月25日(日)
茂山家ドキュメンタリー

バッテリーの映画の映像、少し見ました。
青波が病室で呼吸器をつけてて、重病人の設定にされてる(^^; 巧役の子は、睫毛バシバシで目が大きくて、美少年。優しい感じの顔ですね。お父さんも会社で野球やってる設定になってたり、原作とは大分違う。お涙ちょうだいヒューマンドラマにされてるんだろうか…。見に行くかどうするか、迷います。

「茂山家 笑いの秘密」
http://www.fujitv.co.jp/cs/program/7397_001.html
CSのフジテレビ721で見ました。茂山家の現当主、千五郎さんがアル中だったとか、かなり赤裸々な内容でビックリ。父も祖父も人間国宝で、そのプレッシャーに耐えかね、ということだそう。とは言え、厳しいながらも仲の良い一家で、見ててほのぼのしました。
オープニングで、童司さんが泣いてて、宗彦さんが「俺らには茂山の血が流れてるんやから」って励ましてた映像、本編には出てこなかったんですが、何だったんだろう。
再放送は、26(月)22:00〜22:50、27(火)23:00〜23:50です。



2007年02月23日(金)
倉橋ヨエコ「色々」

倉橋ヨエコ「色々」買いました。
特典の自伝本。いじめられっ子で、空想上の友達と話す日々って…ある意味、歌のイメージ通り(泣)初恋の文通相手も妄想の人物って。おいおい。大学時代、「東京は派手だ」と勘違いしてゴスロリの格好してたって話、可笑しいな。ヨエコさんのイラストも味がある。
アルバムは…うーん。アレンジはこなれてるんだけど、好きな曲は少ない。昔のように、泥臭く弾き語ってくれた方が良いな。「桜道」「花とダンス」「白の世界」が好きです。しかし、公式サイトの解説にあった通り、「今日も雨」は、本当にアジカンっぽい。
ヨエコさん、「ミュージシャンだと名乗るためには、進化しないと。好きなように弾いて歌ってるだけじゃ駄目だ」みたいなこと言ってはったけど、私からすると「無理に普通の人にならなくて良いよ。そのままで」と思います。綺麗な耳障りが良いだけの歌なら、他にいくらでも歌う人が居るだろうから。

京の伝統体験教室、16日に申し込んでたんですが、用事があるの忘れてました…。
まだまだ空きがありそうですので、ご興味がおありの方はどうぞ。
http://www.miyakomesse.jp/fureaika/densan/2007/index1.html



2007年02月22日(木)
木原音瀬「WELL」

木原音瀬「WELL」読みました。
ある日、世界が砂漠化して、生き残ったのは地下にいた人間だけ。数少ない食料をめぐって争いが起きる…という話。
木原さんの本の中でもダントツの痛さです。これに比べたら、「FLOWER」の方がずっと愛があるような気がする。もう、BLじゃなくてSFです。BLというジャンルで出す意味、どこにあるんだろう?
でも、表題作の「WELL」はまだ好き。問題は続編「HOPE」の方です。これ、続き書かない方が良かったんじゃ。希望が全然無い。しかも脇役視点だし。主人公達の関係はどうなったの? 
ネタバレ世界が砂漠化した理由とか(水素爆弾かと思ったのですが)、最初の仲間殺しの犯人は、しのぶじゃないの? とか、疑問への答えが全然出てない。木原さん、後書きで「助けが来るバージョンも考えて」って書いてあったけど、どうしてそっちを書いてくれなかったんですか!(泣)編集さんも止めてくれよー。こんな、愛が無くて暴力ばかりのグロイ話読みたくないよー。
私は、伊吹の考え方がおかしいとは思わなかったんですよ。むしろ、凄くまともだから、デパ地下の人の食料を奪いに行こうとしたんだと思うし。あっさり殺されるより、強行派の伊吹と、正論だらけの田村との対立を、描いて欲しかったなぁ。
それか、デパ地下側との息詰まる攻防とかを期待してました。大津のキャラは、ひたすら汚らわしいだけで、読んでて何も得ることがなかった。しかし、私はデパ地下の人たちが受け入れを決定した時点で、地下街の人たちを食料にするつもりだって、分かりましたよ。かなり人でなしなんだろうか。
そうは言っても、途中まではかなり面白かったです。私が続編書くなら、世界で何が起こってるか分かって、砂漠を脱出するめどが立つとか、希望を持てる終わり方にする。亮介も、しのぶのことを少しずつ理解していくとかね。だれか、同人誌で書いてください…(でないと立ち直れない)
藤子不二雄の短編漫画を思い出しました。宇宙船が無人星に不時着して、正義感のあるリーダと、ジャイアンみたいな暴君が対立する話。これは最後には、宇宙船の穴を氷で塞いで脱出するんですけどね。どうして木原さんは…(--;

         ◇
木原さん、6月の新刊は「牛泥棒」です。わーい。このタイトルで、挿絵・依田沙江美さん、和風ファンタジーって、想像つきませんね(笑)楽しみ。



2007年02月19日(月)
「ラスト・イニング」

「ラスト・イニング」あさのあつこ、読みました。
瑞垣、あんなに悩んでたのは何だったのさ、ちゅーくらい、あっさり問題解決してましたな。野球辞めたんなら、高校入って、彼女作ったり遊んだりすれば良かったのに。「器用な人」という設定に違和感が。そして、門脇はちょっと情けなくなってた。しかし、巧が県外に進学したらどうすんの?という問いに、「あいつはどこにも行かねえ」と断言してるのが可笑しい。盲目というか。巧のことなのに、何であんたが断言すんの(笑)そして豪と巧はがっちりとした絆が…。豪、そんなに思い詰めてて大丈夫か? 



2007年02月18日(日)
あしたをつかめ

明日放送のNHKの「あしたをつかめ」、プラントオペレーターです。「許可証をください!」の世界ですねー。見よう。
http://www.nhk.or.jp/shigoto/zukan/111/next.html

見ました。ヘルメットかぶって点検。ホース持って訓練。喜美津化学よりずっと大きな工場でしたけど、まさしく、前原みたいな仕事でした。
主役の方、まつげバシバシで可愛い感じでした。しかし、お父さんに憧れ就職、資格も次々取得して、立派な若者だ。
興味深いけど、地味な仕事なので、あれを小説として面白く読ませる「許可証」はさすがだと思いました。



2007年02月15日(木)
LaLaDX

LaLaDX今月号。
街田シカクさん「うつろう季節のはざまから」良かった。女の子の友情がメインってのが新鮮で、心理描写が上手い。狐さん達の出てくる和風な雰囲気も良いし、絵も可愛くなってる。この間の本誌のより好きだ。
「夏目友人帳」、面白かったです。名取さんと夏目が温泉旅行。名取さんて、将来的に夏目の味方になるのか敵対するのか…どうなるんだろう。

「CLAMPもこなのオキモノキモノ」書店に並んでました。着こなしが乙女で可愛い〜。シーン別の着こなしのページ、「ライブ」の項目とか参考になりました。いつも何着てこうかと思うので。もこなさんデザインの着物を作る工程とか、着物写真日記も面白い。原稿中も、講演もサイン会も打ち合わせも、全部着物なんですね。

中国茶を飲みました。お花が開いて、茶葉がきれい。が、説明文の日本語が変。「5〜10秒ごる」「急須を熱湯を温お急須に」などなど。なんとか意味が通じてんだから良いだろ!と言わんばかりの強引さ。



2007年02月14日(水)
マカロン

昨日は妹のチョコ作りに付き合って、深夜まで起きてました。妹が、残業後スーパーに買いに行ったら、ラッピング用品は売り切れ。家の中ひっくり返して包装紙を探し回りました。その後は、お菓子作ってる妹の横で話をし、たまに手を貸したり。美味しいマカロンが完成しました。小さなハンバーガーのようでした。かわいい。


2007年02月11日(日)
ホフディラン(ボブ・ディランじゃなくて)

ANATAKIKOUの松浦さんの日記。「作曲中で出不精なので、外に出たい」って内容なのですが、言ってることがいつもの如く、変。「今、いろんな人がブログにて色とりどり日常を写真つきで告白していますが…」って、私はどこへ行ったかより、読書と音楽と萌えの話が多いですけどね! 「外、寒いし、職質されるからイヤ」って、何で歩いてるだけで職務質問されるんだ(笑)

今日はTSUTAYAに行って、ホフディランのベストアルバム借りようとしたら、沢山ありすぎて迷いました。結局2枚借りたのですが、 「マフラーをよろしく」がデモバージョンだ! シングルと全然歌詞が違う。おまけに「遠距離恋愛は続く」もライブバージョン。明日、もう一枚借りてくるか…。
しかし、いいですねー、ホフ。へろへろのメロディにかわいい声。ベイビーさんの歌詞はちょっと毒もあり、ユウヒさんは意味深で温かい感じ。「恋はいつも幻のように」「長い秘密」が好きです。

ついでに、アンティーク着物屋さん「香月」に行きました。路地の奥の、普通の家にしか見えないお店。辿り着けない人、多かろうな…。中も民家って感じで、靴を脱いであがって、お茶をごちそうになりました。可愛い銘仙とか和小物がありました。お値段は普通かな。
更に「きだおれや」さんも。ウールとか普段着着物が多くて、かわいい品揃え。お値段安め。となりで着付け教室やってはって、楽しそうな声が聞こえました。