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やすみ日記
梅子
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2004年08月04日(水)
「ボクの彼氏はどこにいる?」

「ボクの彼氏はどこにいる?」(石川大我)という本を読みました

20代の男性同性愛者の書かれたノンフィクションです。表紙にご自身の写真を載せてはるんですけど、外見も中身もさわやかで、ごく普通の人です。性癖のことで随分悩まれたそうですが、家族とも仲良く、信頼できる友だちも居て、前向きに生きてはるので、読んでていい気持ちになりました。「やおい本を買いに行く」という章があって、「本物のゲイの方も読まれるのね…」と意外に思いました。このタイトルから、最後は彼氏が出来てめでたしめだしというオチかと思ったら、違いましたね。



2004年08月03日(火)
EDGE(4)

EDGE4巻買いましたー。イラストの人が変わったんですが、あまり絵の雰囲気は変わってなかったです。内容は…出だしは今までのおさらいという感じ。事件の中心となる少年の描写に引き込まれました。子どもの言葉を先取りして意志を奪ってしまう母親が、リアルでリアルで。ひいい。日和見な父親も。相変わらず、追い詰められていく人間の描写が上手いです。宗一郎が出会った女性・桐井の、内面の打算と言葉とのギャップも、うわって思いました。宗一郎のことを胡散臭がってたのに、途中から恋人候補として値踏みするとか…。いたたー。こういうことってありますよね。最後、あんなに可愛がってた犬のことなのに、よくあっさり許したなぁ…と釈然としないのですが。もともと優しい人なのかな。というわけで、面白かったです。5巻は、4巻ほど待たずに読めると良いのですが。


2004年07月28日(水)
女系家族、のだめ

山崎豊子「女系家族」を読みました。遺産相続の話だったんですが、おー怖。寝不足になるほど面白かったです。大阪の木綿問屋の三姉妹が、少しでも他の姉妹より相続する遺産が少ないのは嫌!と駄々をこねまくり。働かんと一億近く(しかも40年前の価値で!)貰えんねんから、えーやん!と思うけどなぁ。それぞれ、後ろに恋人やら親戚やらがついて、ドロドロの争いを繰り広がるが、最後には…? そこは読んでのお楽しみですが、脇役に至るまでキャラが立ってて面白いです。映画化されてるそうなので、見てみたいんですが、ビデオ化されてない様子…残念。
            ◇
今日の読売新聞夕刊に「のだめカンタービレ」の記事がどかーんと載ってました。「9巻までで第一楽章」と作者コメントが。何巻まで続くの!? のだめは当分コンクールに出ないし、二人もまだまだくっつかないらしいです。この記事を教えてくれたのは母ですが、「あんたもこれぐらい書かれへんの?」と言ってました。書けるかー!! あれぐらい面白い作品がホイホイ生まれてたら、出版不況ももっと改善されてるはずですぜ。



2004年07月24日(土)
ミッシェル小話

5年前に書いたミッシェル・ガン・エレファントの小説をこそっと置いておきます。カップリング話ではありません。この時はミッシェルが解散するなんて考えもしなかったなぁ…。
犬子さんに捧げます。
http://www.geocities.jp/n_ikuho/michelle



2004年07月20日(火)
○○の会

昨日は○○の会でした。いつものBL友達4人でお茶会だったのですが、くみさんは今回もお仕事でこられず。ミヅキさんが「お仕事で活躍されてるのはいいんですけどね…やっぱり本より生身のくみさんに会いたい」と力説(笑)本屋さんを見た後、居酒屋へ。すいさんオススメのドラマ「バツ彼」について伺います。「木原音瀬さんがドラマを書いたらこうなるんじゃないかっていう内容なんです」とのこと。どんなドラマなんだ。月村さんの新刊について、「番外編があったから、まなかちゃんと飯田君が結婚するのかと思って楽しみにしてたのに…。まなかちゃんもいい歳だし」というペリエさんの発言にはグサッときました。私もまなかちゃんと同い年なんですが。ペリエさんのドラマや生モノに関する妄想力は炸裂してましたね。「アットホームダッド」でそんな想像が出来るなんて…!あと、実際の事件や、スポーツに関する萌え…。これからは違った目でテレビを見てしまいそうです。


2004年07月18日(日)
ライブジャンクション vol.12

ライブに行ってきました。ギャッツビー・ライブジャンクションの2日目。新人アーティスト5組が出演するイベントです。整理番号が12番と早く、最前列で見ることが出来ました。私のお目当ては笹川美和さんでしたが、他のアーティストも良かったです。
多分、一番ファンが多かったのは「平川地一丁目」。弟くんの美少年ぶりに目を奪われました。歌も中学生とは思えないほど、哀愁に満ちてますね。「うちでアリを飼ってるんです」「お兄ちゃんと腕相撲して勝ちました」とトークも可愛い。先に出演した「野狐禅」のボーカルが「平川地さんのサインが欲しい」、相方が「あんなキレイなボーカルが良かった…」と言ってはったのが笑いました。確かに野狐禅は野性味あふれる外見です(笑)
奥村愛子さんも迫力満点!管楽器が総勢9人。トロンボーンを上に下に動かしたり回したり、パフォーマンスも格好いいです。
最後に笹川美和さん。もっと神懸かり的かと思ったら、とっても歌の上手い女の子、という感じでした。でもホントに綺麗な声だ。8月発売の新曲も良かったです。腕に包帯を巻かれていて、「七夕の飾り付けをしようとして脚立から落ちた」とのこと。だ、大丈夫ー? 
みんな歌も演奏も、実力と個性のある人ばっかりで楽しかったです。最初のji ma maさんも細くて可愛かった。



2004年07月14日(水)
「博士の愛した数式」 

「博士の愛した数式」(小川洋子)を読みました。ほのぼのとした話を想像してたのですが、博士の孤独や不安が切なくて、胸が痛みました。80分しか記憶が保たない博士と、家政婦さんとその子どもの話です。博士が子どもに対して向ける無条件の愛情にジーンときました。博士は大事な約束を忘れまいとメモを取り、家政婦さんと子どもは必死で、博士の事故前の時代について調べ、フォローする。…毎日の生活を守るため、奮闘する3人が微笑ましくていじましくて泣けます。いつまでも余韻に浸りたい、素敵な作品でした。


2004年07月09日(金)
奥田英朗

通常の勤務とは別に、朝、裁判所の傍聴券並びのバイトに行ってきました。暑かったです…。抽選券をもらってから抽選結果発表までの間、会場にとどまらなければならないので、日陰のない駐車場で40分近く待ちました。裁判所の人が「暑いので体調に気をつけてください」ってアナウンスしてたけど、どうやって…?(^^;

今週ののだめ。→片平さん、ジャンプ!(爆笑)もっと堅実な指揮をするんだとばかり思ってました。面白すぎー! のだめと千秋もいいムードで、おお!と思ったけど、いつも通りの展開でした…。ジャンはいい人でしたね。彼女はヤな感じだけど。

奥田英朗が、「文芸春秋」で神経症についての文章を書いてました。自身の経験を元に、「神経症にかかった時に、冷たくされた人の名前は忘れずメモに取った」と書いてあって、笑ってしまった。精神科医はアテにならないということを学び、「イン・ザ・プール」や「空中ブランコ」の元ネタにしたとか。転んでもタダでは起きない人ですね…。原因探しは無駄だからやめて、経験者に相談に乗ってもらうと良い、ヘタに隠すな、と書いてあって、なるほどなと思いました。



2004年07月08日(木)
AKIRA

「AKIRA」 ビデオに録ってたのを今日ようやく見ました。16年前のものとは思えませんな。初めて見たのが中1か中二だったので、当時は内容がよく分からなかったんですが、今見るとおもしろいです。原作読んでないので謎な部分もありますが。鉄雄と金田の友情は泣かせる。絵はやっぱり滑らかで細密ですねー。

「EDGE」4巻、いつ発売なんだろうと思ってたら、8月3日と判明しました。よし! ホワイトハートの超能力サスペンス(?)ものなのですが、犯罪者の心理描写がリアルで、面白いです。



2004年07月07日(水)
七夕

妹が短冊に願いことを書いてました。
「仕事が増えますように」結構な事じゃないの!(妹の職場はヒマなのです)自分の願い事はあまり無かったようで、他は人のことばかり書いてます。
「お姉ちゃんの就職が決まりますように」
「早く結婚できますように。お姉ちゃんも」
泣けますな。私自身はもう書かなくてもいいやという気になってます。結局、自分でどうにかするしかないことなので。

今日は、ふゆさんにお会いしてきました。カプリチョーザ(コミックランド前)でベラッベラとお話してたんですが、ふゆさんの出身大学が、私の母校の兄弟校だと判明。卒業も一年違いなので、どっかですれ違ってるかもしれません…(驚)ふゆさんは書籍を扱う仕事をしてらっしゃるので、問い合わせでボーイズラブ本のもの凄いタイトルを口に出して言わなければならない時は、恥ずかしいとのことです…。他にも、同僚の男性が売れ行きリサーチのために、机の上にBL本を積み上げられてたりとか、聞いてると大変気の毒に思います…。って、私のような読者がいるから、このジャンルが栄えてるんですけどね(^^;