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今日、ふっと“音楽が私の中に戻ってきた”という気がした。久しぶりに。 それと同時に、少しだけ言葉も戻ってきたような気がして、今、こうして日記を書いている。ここ数日は、書けないという気持ちと、書いてはいけないという気持ちがあった。無理やりに、書けない状態に私自身を追い込んでいかなければならないと思う気持ちがあった。今もある。 パソコンの壁紙の色を青一色にしようと思って、いろいろと調整をしていた。しかし、青にしようとすればするほど、私の思っている“青”からは遠ざかるような気がした。これじゃ紫に近いよ…とか、これじゃ緑に近いよ…とか、これじゃ青すぎて青じゃないよ…と呟きながら、色を探していた。 …いや、色事典の類を見れば、“青”を定義することはそれほど難しくないだろうとも思うのだけれど。 『色の名前』(監修:近江源太郎/構成・文:ネイチャー・プロ編集室, 2000年,角川書店)(詳細)の巻末に掲載されている、系統色相法の考え方に沿っている色見本の配列を見た。色相名(赤、黄、青など)で色を表現したうえで、さらに明度・彩度の特徴を示す修飾語をつけて、より細かく色の違いを説明する(p.194より要約)らしい(美術のことについては私はあまり詳しくないので誤った表現をしているかもしれないけれど)。 「青」に関係したところでは、「青緑」「緑みの青」「青」「紫みの青」「青紫」があり、修飾語としては「薄い」「浅い」「明るい」「さえた」「強い」「濃い」「にぶい」「暗い」「灰みの」「明るい灰みの」があった。もっと細かい分類もできるのかもしれないし、実際には同じ程度の色に複数の名がついていたり、この分類に当てはまらない色もあるように思うけれど。 私が探している“青”は、どこにあるのだろう…。
書いてよいことなのかどうかよくわからないけれど。 というわけで、日記も時々しか書けずにいる。ここの存在を忘れたり軽視したりということはないのだけれど、なかなか思うように書けない。言葉にできないという面と、物理的にも精神的にも余裕がないという面と、日常を必死で過ごしているので日記を書こうとしても何も残すことが思いつかないという面がある(ん? そこまで「必死」なのだろうか…)。あぁ、それから、あまりにも暗い内容の日記になりそうなので、こんなものをお読みいただくのも申し訳ないなという思いもある(という意味では今日の日記なども申し訳ない)。 私にとっては、今年の夏は割とわかりやすい形で訪れたし、夏の夏らしさを私なりに十分に味わった気がする(暑かったり寒かったり大変だったけれど)。しかし、私にとって、今年の秋は知らない間に訪れていて、秋の秋らしさを味わうことがないままの状態でいる。木々の葉の色が変わっているということに気がついたのもごく最近であるし、どんぐりが転がっているのに気がついたのもごく最近だ。 夜が長くなったというのが、私にとって1つの困った点ではある。夕方の17時くらいで暗くなり始めると、何だかあせってしまう。朝も、最近は5時や6時に目が覚めることが多いのだけれど、その時間にカーテンを開けるとまだ暗いのは少し悲しい。“お願いだから早く夜が明けてください”と思う。 秋の夜長を楽しむ心のゆとりが持てたらいいのにと思う。夜は夜で素敵なところがたくさんあるのに。 ちなみに、「思い出のマーニー」についての感想(感想になっていない感想…)を書いた日記は2003年8月19日の日記です。こちらの方が、私が表現することができなかったこの物語の魅力を、私に割と近い形で記して下さっていました。本当にありがとうございます。よろしければ他の方も、一度読んでみてください。素敵な物語です。どのように素敵なのかを語り始めると、読まれるときの楽しみが減ってしまうだろうので、あまり語りませんが、そのくらい素敵な物語です。 (2003年11月15日、5:50記…時間が時間なので、この後続けるかどうかは謎。) 追記 たとえ、姿や形がなくなってしまったとしても、何かは残ると思う。とても大切なものが残ると思う。…思いたい。私はそう思います。…頭ではわかっていても、なかなかそう思えないこともあるから、そういう時はとても苦しいのだけれど。すとんと納得できる時もある。 今は、こうとしか言えないけれど。ごめんね。 (2003年11月15日、12:00記…追記がさらにこの先続くかどうかは、やっぱり謎) 追記2 言葉にできない状態からはじまって、少しずつ話すようになって、また言葉にできなくなって黙り込んでしまう。しかし話したくないというわけではなく、話せないもどかしさや悔しさがあって、唇を噛む(文字通り、本当に唇を噛んでしまう)。 そんなことを、いつも繰り返している…のかな。 (2003年11月15日、23:50記…今日のところは「追記」としては続けないが、この先この日記がどうなるかは、やっぱり謎。いつも謎。と言いながら、素知らぬ顔をして書き続けているかもしれない。一応、ぎりぎり元気です)
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