風紋

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2002年09月16日(月) 残務処理 / 写真 / ありがとう

夜明け過ぎに眠り、昼過ぎに目覚め、日中はぼーっとして、日が暮れてから活動するという、まるでドラキュラのような生活のリズムが身体にしみついてきつつある。やばいんじゃないか?と本気で思う。お日様の出ている間は頭が回転していないのだから。

昼過ぎに、残務処理?に出かける。主を失った家は、外からはいつもと全然変わらないように見えた。しかし中に入ると、がらんとしていて、3日前とは全く違う表情を見せていた。空の押し入れ、空の食器棚、時計がかかっていたはずの壁、冷蔵庫があったはずの床。

デジカメで写真を何枚か撮る。デジカメで撮った写真をデジカメの外の記憶媒体に出す方法を、実はまだよく把握していないのだけれど、説明書はどこにいったのかしら。

私は写真を上手く撮ることができなくて、写真を撮るのが苦手だ。撮り慣れていない・カメラの扱いに慣れていないのも原因かな。実際、「すみませーん、シャッター押してくれますか?」などと言われると逃げようかと思うくらい。

だから以下のようなことを言うわけでもないのだが、写真を撮ることでは掬い切れないこともたくさんある、と思った。この風景の全てを写真に込められたら、と願うけれど、到底そんなことは無理で、今ここで見ている風景は、厳密には「今、ここ」だけのもので、そっくりそのまま再現することが不可能で、そのことは少し寂しい。忘れまいと思って必死に覚えていようとするけれど、それでも一部は忘れてしまうし、忘れたことも忘れてしまったりする。だから少しでも身体で覚えておこうとして、柱を触ってみたり壁にはりついてみたり、一見「何してるの?」みたいなことをしていたのだけれど。

ただ、写真に撮ることである程度は掬えるものもあるかなぁ、と。とりあえず風景の一部は画像として保存できる。それから、その場で自分が何を思い何を感じたかを思い出す手がかりになるかな、と。で、何枚か写真を撮った。それでも何となく足りないような気がして、こうして言葉でも残しているのだけれど。


片付けはなかなか進まない。段ボールの山を見ただけで意気消沈。早く片付けないとまともに仕事もできないのだけれど。とにかく、本と資料とカセットテープとCDが多い。


夜、少し動転。


昨日の日記に書いたことの続きというか付け加え。

私は、私に風を送って下さる、全ての人、全てのものに、感謝します。

時には風を送って下さったことに気がつかないでいることもあるかもしれないけれど、いつも、どうもありがとう、と思っています。


2002年09月15日(日) 箱を空けて中身出して箱を潰してひと休み / 日記の名前の由来

というわけで昨日の日記を今日書いた。ついでに金曜日の追記も。

今日、したことは、
箱を空ける→箱の中のものを出す→箱の中のものを適当なところに収納する(適当な所が見つからなければ放置)→箱をつぶす→ひと休み→…(これを数回繰り返し)…→昼寝(また?)→箱を空ける→箱の中のものを出す→箱の中のものを適当なところに収納する→箱をつぶす→ひと休み→…(これを数回繰り返し)…。

「ひと休み」の時間が長いのが、たぶん問題。あと、行き場所がないものをそのへんに放置していることも。要るものと要らないものの区別がつかない。出来る限りシンプルに生活したいと思っているのだけど。


いつまで続く日記なのかよくわからないけれど、日記の名前の由来など。

「風紋」とは砂丘や砂漠などに見られる、風によって出来る砂の紋様のことらしい。砂と風がつくり出す芸術作品とも言われるらしい。「らしい」と伝聞推定形で書くのは、私は実際にそれを見たことがないからだ。

私が日々の生活の中で出会ういろいろなもの、いろいろな人の存在が、私にとってやさしく(時に厳しく…?)吹く風となり、私の心に様々な紋様を描いている、と思う。そのようにして私の心に描かれた風紋を少しでも言葉にして残しておきたいと思った。

余談になるけれど、なぜ風紋を見たことの無い私が風紋の存在を知っているかというと、別に地学を選択していたからではなくて、「風紋」という名前の曲があるからだ。保科洋氏によって、1987年度吹奏楽コンクールの課題曲として作曲された曲(が、これはコンクールの時間的制限のために短縮されたものであったらしく、1999年に作曲者自身の手で本来の構想のとおりに加筆・改訂がなされた「原典版」が発表されている)。美しく流れるようなメロディーと情緒豊かな曲想によって、風紋の紋様やそれをつくりだす風の様相のイメージが存分に描かれている、素敵な曲です。私の大好きな曲です。


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浜梨 |MAIL“そよ風”(メモ程度のものを書くところ)“風向計”(はてなダイアリー。趣味、生活、その他)