冒険記録日誌
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2014年08月28日(木) ディノン予約開始

 Amazonで酒井さんが編集していた復刊ゲームブック「失われた体」 (魔法使いディノン1) の予約受付が始まっています。
 出版社は新紀元社さん。創土社以外でゲームブックというと、妥当なところでしょうか。
 ディノンは、山口プリン的には世界観が好みじゃないんですが、客観的にみれば独特の魔法システムと雰囲気が素晴らしい作品でして、このたびの新紀元社は表紙もいい感じに仕上がっています。
 早速予約注文しましたが、後書きなんかもどう書かれているかも気になるところです。

 あと長い間、どこも品切れだった100面体ダイスが、今見るとAmazonで販売していたので、ついでに2個購入。
 学生時代は、ゴルフボールといわれてネタ扱いされていたサイコロですが、私は好きです。
 ゲームブックにはつかわないけど、ウィザードィTRPGで使用していました。
 懐かしいなぁ。


2014年08月12日(火) 酒井さん退社で、今後の創土社はどうなる?

 春から仕事が、かつてない程に忙しくて、まったく更新できませんでした。
 それでも通勤時間などの合間を使って、ゲームブックはちゃんと数冊はプレイしています。そのうち感想は書くつもりですが時間的になかなか厳しいです。9月には多少余裕ができると思うのですけど、書きたいネタだけは溜まっていっている状態です。

 しかし、この話題はゲームブック業界(そんな業界があるとすればですが)久しぶりの大事件ですので書かないわけにはいけません。
 創土社の編集者としてゲームブックの出版に尽力されていた酒井さんが、ご本人のツイッター( https://twitter.com/nolsem1 )によりますと、創土社を退職されたそうです。
 なにがあったのか知りようがありませんが、ただただ驚きです。今まで、小さい出版社でこの時代には利益の薄いゲームブックの企画が通せるなんてことから、酒井さんは社長代行か次期社長的なポジションの方かなぁと勝手に思っていました。
 ツイッターを読む限り酒井さんのゲームブックへの情熱は変わらずのようで、現在は版元を変えてでもディノンの出版に向けて頑張っているようです。ただ、これは暗に創土社がゲームブックから撤退したという意味にも取れるので、未だシリーズ半ばのグレイルクエストシリーズが完結するのかや、今後在庫の切れたゲームブックが増版されるかの心配がありますね。
 個人的にはスーパーブラックオニキスが虎井安夫絵で復刊されるのは見たかったなー。
 しかし、酒井さんには頑張ってほしい。次なる安住の地を見つけてもらい、鈴木直人監修でパンタクル3の執筆者求む!なんて企画がくる日を期待しています。

 ついでにもう一つゲームブックの話題を。
 ロールプレイングゲームサイドというニッチな雑誌がまた創刊されており、その中に鈴木直人の名作「パンタクル」の特集がなんと10Pも組まれています。早速、Kindle版で雑誌を購入してみましたが、パンタクルのアプリ版の発売があるようなので、そのPRも兼ねている内容でした。
 もちろんゲームブックというジャンルそのものについてもふれていました。特にゲームブックの欠点は面倒くささにあるけど、ゲームブックの面白さもまた面倒くさいところにあるというジレンマについてのくだりはなるほどわかる気がします。あとゲームブックの長所がズルができることと、というのもわかるけど、ゲームブックを知らない世代にはピンとこない概念かもね。ノベル系ゲームで全ルート到達を目指している時なんかは、これがゲームブックなら簡単なのに!と何度も思ったものです。 
 それからドルアーガの塔30周年記念特集記事の後に掲載されているのがわかってますな。
 ちなみに私はアプリ版ゲームブックについては大いに結構!もっとやって、もっとやって!でも自分自身は書籍の形態でないゲームブックは食指が動かないのでパス。というポジションです。
 でも仮にパンタクル3とかブラッドソード5日本語版がアプリ版だけ製作されるとかなったら手を出すでしょう。そんな企画が生まれるくらい大いに盛り上げるためにも、みなさんはよかったら買ってください。(笑)


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