20:00、駅前で出くわした、知ってる顔。 新社会人か、そのくらいの風貌。
ただその人にどこでどう会ったのか、思い出せなかった。
小6の時の話。
6年生は1学期の間だけ、新たに小学校に入ってくる1年生の世話をすること になっていた。細かいことは覚えてないけど、学校生活のいろんなことを 先生という「オトナ」じゃなくてあえて「コドモ」の先輩が教えることに 意味があったのだと思う。確か6年1組→1年1組、6年2組→1年2組という具 合に、世話する学級が決まっていた。
で、
思い出した。
あの子・・そのときの、1年生。。
世話したたった4ヶ月の間顔をつき合わせていただけのに、覚えていた。 元気に、大きくなったんだねー。
時、すでに遅し、 この思いを適切に表す言葉もみあたらず、 「就職、したんだ!」の言葉、まさか口から出せるわけもなく、 あ、あ、って結局、ただ目で追った(ちょっと怪しい人だったかも)。
まるで、不本意にも離れ離れとなってしまったわが子に、久々に出会うこ とのできた親心のように、元気でやってる姿を見て安心だった。
いぶかしげな顔。 その子はきっと、僕のことを覚えていないだろう。
いや、もしかしたら同じように
「20:00、駅前で出くわした、知ってる顔。 ただその人にどこでどう会ったのか、思い出せない」
と、思っているかもしれない。
思っていたら、
それだけで少し、
ほんの少し 嬉しくなる。
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