我思うゆえに我あり

2004年04月16日(金) 11歳と6歳


20:00、駅前で出くわした、知ってる顔。
新社会人か、そのくらいの風貌。

ただその人にどこでどう会ったのか、思い出せなかった。




小6の時の話。


6年生は1学期の間だけ、新たに小学校に入ってくる1年生の世話をすること
になっていた。細かいことは覚えてないけど、学校生活のいろんなことを
先生という「オトナ」じゃなくてあえて「コドモ」の先輩が教えることに
意味があったのだと思う。確か6年1組→1年1組、6年2組→1年2組という具
合に、世話する学級が決まっていた。

で、




思い出した。



あの子・・そのときの、1年生。。

世話したたった4ヶ月の間顔をつき合わせていただけのに、覚えていた。
元気に、大きくなったんだねー。


時、すでに遅し、
この思いを適切に表す言葉もみあたらず、
「就職、したんだ!」の言葉、まさか口から出せるわけもなく、
あ、あ、って結局、ただ目で追った(ちょっと怪しい人だったかも)。

まるで、不本意にも離れ離れとなってしまったわが子に、久々に出会うこ
とのできた親心のように、元気でやってる姿を見て安心だった。



いぶかしげな顔。
その子はきっと、僕のことを覚えていないだろう。



いや、もしかしたら同じように

「20:00、駅前で出くわした、知ってる顔。
ただその人にどこでどう会ったのか、思い出せない」

と、思っているかもしれない。



思っていたら、

それだけで少し、

ほんの少し 嬉しくなる。


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