我思うゆえに我あり

2004年06月23日(水) 良いもの

良い(イイ)ものって何だろう。
最近そればかり考えている。

ラジオにしても、作詞・作曲にしても、ライブにしてもコラムにしても、
「良い」ことが世の中に流通するための前提で、作る側の人は「良い」も
のを作る義務があるし、その使命を全うすべく精力を注がなきゃなんない
と思う。色んなアーティストの色んな曲を聴いて、ため息が出る。みんな
「良い」。

世の中に流通してるもののほとんどはある評価基準において「良い」もの
なんだろうなと思う(好きか嫌いかは人それぞれとして)。

「良い」ものは、そんなに無理に薦めてもらわなくても勝手に話題になる
だろうし、話題のものはどこがそんなに「良い」のか気になるし欲しくも
なるよね。

逆に
良くないものはどれだけ薦められも興味ないし、自然と話題になったりは
しないから気にもならないし欲しくない。不快ではないけど好きでもない、
可もなく不可もない、そんなものであふれているのかもね、世の中はね。


時々、
沢山の人に支持されるものの中には、沢山の人が支持するようにつくられ
たものもある。良くても良くなくても不自然に話題になったりするもの、
あるよね。
「良い」ものをつくろうとする魂はいいけど、狙いが見えすぎちゃってる
ものとか演出過剰なものって、なんかヒいちゃうんだよな。

作り手の主観的な感情や意図が見えすぎちゃうものも、同様。今までは結
構、そうなりガチだった気もする。自分。肩の力入り過ぎてんのね(笑)

今取り組んでいる作業において、現場は「良い」ものを作ろうというスタッ
フの意気で満ちている。今まで自分ひとりで抱えてたことが、スタッフみん
なの役割分担と連携によって、うまいこと進んでいく。

その一員として、自分、気をつけていることがある。
誤解を恐れず書くならば


「良いものを作ろうと思わない」こと


大事だと思う。
今すごくそう思う。



無理をして虚勢をはる傾向がある自分を良く知ってる。
瞬間最大値って、なんか正解じゃない気がする。

ふだんのありのままって、ホントに難しい。
「もっと良く見せたい」と無意識に思ってしまう。

けど、
そこにある自然な「良さ」を、届けたい。
世の中に。

じわーっとにじみ出る、自分にしか出せない味。


 < 過去  INDEX  未来 >


TAKU [HOMEPAGE]