| 2004年02月12日(木) |
マジメな話は人を選んで |
飲んで、朝まで語った。地元の友と。 語ると、頭の中が整理されてここに書きたくなる。
飲み。 嘘、大げさ、紛らわしい表現を交えてどれだけ面白いことを言えるか、とか まったく無意味なことに真剣に取り組む飲みは、すっごく楽しい。頭の中を 真っ白にして徹底的に遊ぶ時間、大事。くだらないアイデアの追求、無邪気 な女自慢、ゴシップ的噂話、はやりものへの無責任な批評も楽しい。
でも、たまには飲みながらマジメな話がしたい。 自分や相手の「こうあるべき」を論じたり、世の中を憂えたり、 励ましたり、けしかけたり、なじったり、忠告したり、噛み締めたり。 ・・でもいつもだとクドいのでたまにでいいけどね。
上下関係や利害関係があったり、付き合いが浅くてあんまり腹割ってなかっ たり、実はまだ相手の凄さを認め切れていなかったり、相手の自分への好意 を信用しきれていなかったり、相手の素性(や弱み)をあまり知らないうち に飲んでそういうマジメな話をすると、決まって店を出た後で変な後悔みた いな感情が沸いてくる。相手は、意図を汲み取ってくれただろうか?変に偏 屈だとか高慢だと思われていやしないかと、心配になってしまう。
そういう心配をせず、 飲んでマジメな話ができるヤツが、何人いるだろうか。
そんな心配、するほうがあほらしい。俺とアイツの仲だぜ? そう思える対等な飲み仲間がいることに、時々すごく救われることがある。
3年前くらい、たまご☆ピリの二人にはよく助けられた。 その頃、俺全然うまくいかなくて、落ち込んでて、ホントに停滞してた。 「濱音」っていうイベントを立ち上げて何度も何度も飲む中で、辛口ながら も色々大事なことに気づかされたんだ。 たっちゃんのザクザクと切り刻む毒舌の中に、ナカヤンの時折見せる鋭い本 音の中に、よく自分の怠惰を垣間見たものだ。今でも、あの時彼らに救われ たおかげで今の自分がある、と思い返したりする。
あと吉田店長にも何度救われたか分からない。 音楽をはじめてから最初のステップをあがるまで一緒に歩いた相方で、きっ かけは大学んときのユニコーンのコピーバンド(しかも彼はエレキを弾いて いた!)のメンバー募集からだから10年くらいの付き合いなんだけど、俺が 道に迷っていると、頭ごなしにけなしてくれやがる。今じゃ腹の出てきたオ ッサンだけど、やっぱり飲んでぶっちゃけ話ができる数少ない男だと思って いる。
対等な関係って、やっぱ相手にちゃんと(今の)自分を認めてもらえなきゃ ありえないと思っててさ、、口先だけじゃなくて、ちゃんと形として頑張っ た成果が出てて、なめられてないのが前提だな、って思う。「男として俺は お前を認める」みたいな。
最近段々、手の届かないところに居たアーティストと出会って話すことがで きたり、憧れのミュージシャンと一緒に音を出せたり、沢山のスタッフと一 緒に仕事として番組を作ったり音楽をやらせてもらってるけど、そんな人達 と同じ目線で腹割ってマジメな話をできる時が来るんだろうか。 できるならなりたいものだ。
背中で語る人。 「30過ぎたら、人は可能性じゃなくて実績で男を判断する」 と誰かが言ってたっけ(確か会社にいた頃の上司)。
こっちが説明しなくても、TAKUが歌を歌ってて、その歌の魅力を認めてて、 みたいな風になりてー。なりてーなりてー。背中が語ってるぜ、みたいな。 かっけー。なりてー。
相手を「こいつはスゲェ」って認めているように、 自分も「こいつはスゲェ」と認めてもらえるような人でありたい。 で、そういう人と、あほな話したりマジメな話できる飲み仲間になりたい。
それが今の原動力だったりする。
|