我思うゆえに我あり

2003年03月31日(月) 技術

無駄なものを残す技術。
不要なものを壊さない技術。

おすすめを避ける技術。
穴場をはずす技術。


経済学が、人は幸せを求めているという前提に考えられたとしたら、
多くの人が求める幸せを幸せと思わない種類の人間や、
幸せを求めない種類の人間がいるという事は、どう分類してるんだろか。



2003年03月27日(木) 俺にだって好みはある

男っぽいとこがある子が好き。
そんな子がポロっと見せる女の子らしさが、もっと好き。



2003年03月19日(水) 強いって怖い

戦争しなくても解決する方法あったんじゃないかなー。
争わないで解決するのって、すげーかっこいいと思うんだけどな。

強いって怖いことだ。
何の権利があって「はい、もう終わり」って通告できるわけ?
でも弱いって自覚しなきゃ、責められるほうも卑屈になれないんだけどね。

今回は「筋通ってなくない!?」って色んなとこから文句言われちゃって
るね。なんとか「みんなのため」っていう大義欲しかったけど、結局「や
んのは結局お前自身のためじゃん。それだったらうち賛成しないよーん」
ってみんなにそっぽ向かれちゃって。んー、スマートじゃない。。
強いんだからみんなを納得させてからやれよー。

まーでも、
つまるところ、争いで解決するっていう方法論はかっこよくないよ。やっぱ。
っていうのが僕の意見。



以前、あるイベントで、坂本サトルさんがこう言っている。
僕は全く同感。


〜〜〜〜
 このイベントに出演することで僕に何が出来るだろう。

「戦争は悲惨です」「テロは卑怯です」
そんなことは小学生でもわかることだ。

「全ての現象には原因がある」
「争いにおいて、どちらか一方の言い分だけを聞いて判断を下してはならない」

 この日はそんな歌を探して歌おうと思っている。
〜〜〜〜



2003年03月06日(木) 「コバルト原チャリ」セルフ全曲解説(見やすく整理しました)




   

   
   アルバムタイトル:「コバルト原チャリ」

   定価:\1800(税込) 品番:TAKU-0001 
   発売元:DOUBLE CLUTCH 販売元:UNVERSAL MUSIC K.K./IMS
   発売日:2003年1月25日
   収録曲:
   M1:綱島ラブソング  M2:19歳の夕陽  M3:JOURNEY
   M4:レモン        M5:枇杷       M6:僕を君のなかに
   M7:ゼット(S130型)  M8:相談


<アルバムコンセプト>
TAKUとして初めて世の中に発表するアルバムを制作するにあたり「TAKU入門編」
なるものを作りたかった。曲は、2002年の新曲+ストックの中から、甘酸っぱい
恋愛ソングに絞って8曲選び抜いたもの。今までのDEMO作品とは違って、TAKU
が制作全般に関わるのではなく、あくまでTAKUを「素材」の良さを引き立てるた
め、アレンジを含む制作全般をプロの手に委ねてみてようということになった。
アレンジは、小田和正さんのツアーバンドであるFar East Club Bandのメンバ
ー稲葉政裕さん(G)栗尾直樹さん(Key)木村万作さん(Dr)と小田和正さんの
多くの作品のマニピュレータをつとめる望月さんによるもの。なお、8曲目「相
談」はTAKUの要望により、以前からTAKUのライブ・レコーディングをサポートし
てきた田口智治さん(Key)にグランドピアノの演奏をお願いした。

<アルバムタイトル「コバルト原チャリ」の由来>
1曲目「綱島ラブソング」の歌詞の一節。空のコバルト色が颯爽と走らせる原
チャリにまぶしく写っている様子。初々しく恋する気持ちのキラキラ感を描き
たくて思いついた言葉です。アルバム全体を包む甘酸っぱい雰囲気をうまく表
現しているんじゃないかと思ってこの言葉を選びました。

<ジャケット・レーベルデザインについて>
2002年8月からフライヤー・Webデザイン等でTAKUのコンセプトキャラクターの
イラストをお願いしているイラストレーターいのうえやすこさん(Ace Duck)
によるもの。「コバルト原チャリ」の制作にあたって、フライヤー・DM・グッ
ズなど全てのデザイン制作を手がける。TAKU本人の姿ではなく、TAKUの歌世界
に登場する女の子を描いている。「女の子から見て、気になる女の子」がコン
セプト。ジャケットは4面になっており、各季節ごとに表紙を入れ替えられる
ようになっている。

<スペシャルサンクス>
TAKUはみんなに支えられて、ここに立っています。
このアルバムを作るにあたって、多くの人に感謝しています。

まずはスタッフの皆さん。
原動力となってくれたり、制作のあいだずっと見守ってアドバイスをくれたり、
完成したこのアルバムを色んな方面に紹介してくれたり、販売や宣伝を頑張っ
てくれたりしています。ありがとう。

写真・ヘアメイク・スタイリスト・デザイナーの皆さん。
TAKUの姿や思いを現実のものにする手伝いをしてくれています。ありがとう。
&わがままでごめんなさい(笑)

サポートミュージシャンのみんな。
多くのアイデアやイメージをライブサポートしてくれたみんなからもらいまし
た。それからバンドのないTAKUの音楽の相談にものってくれてありがとう。特
に佐藤ヒロタカ君(G)にはお世話になりっぱです。いつもホントありがとう。

出演させてもらってもらっている番組・参加させてもらっているイベントのスタ
ッフの皆さん、ありがとう。あと2002年、ライブ・イベントに誘ってくれた主催
者の皆さん(ミュージシャン含む)ありがとう。アルバム収録の曲達の殆どは、
皆さんが組んでくれたライブ会場で生まれ、育ったのです。

廃車になってしまったスプリンター(17万km走ったシルバー大帝)、原チャリモ
ンキー、TAKUの足になって色んな機材や人を運んでくれました。ありがとう。

音楽を始めるきっかけをくれた田村さん(ON AiR WEST)、育ててくれたKaoruさ
んありがとう。TAKUはここまで大きくなりました。思想やアドバイスはちゃんと
頭に焼きついてます。

今回(も)、制作に関わってないけど吉田店長ありがとう。目に見えないとこで
色々助かってます。他にも、TAKUを見守ってくれている全ての人に、ありがとう。

みんなのおかげで、こんなスゲーアルバム「コバルト原チャリ」ができました。




<アルバム全曲解説>

■M01■「綱島ラブソング」

東急東横線の駅に「綱島」っていう駅がある。
横浜から15分、渋谷から20分で着く、急行が止まる駅なのにどこか素朴な街並
みだ。

TAKUは横浜で歌をつくり、歌っているけれど、綱島には住んだこともないし、
学校があって通っていたわけでもないから、特別な思い入れがあるわけではな
い。だけど、ふとした時にこの歌世界が降りてきてしまったのです。

音楽をやってると何かと東横線を利用することが多くて、何気なく窓越しに景
色を見る。横浜から急行電車に乗り込み、ドア横にもたれかかり白楽、妙蓮寺、
菊名の狭い家々を眺める。
と、突然、ぱっ、と空がひらけて、鶴見川が目に入る。

で、ある日、その夕暮れの鶴見川土手に、数組の高校生(かな)カップルが戯れ
たり、座って話し込んだりしているのが見えたんだ。
それは、一瞬の出来事だけど、TAKUの頭の中に鮮烈な印象をのこした。


「なんて爽やか!!!」


で、ネタ帳にメモして、家に帰ってからあの純粋っぽい若者(キスしたか、ま
だか?ぐらいの!)カップルを思い浮かべながら、素朴なメロに乗せて曲を完
成。結構すぐできた。
高校の時とか、告白したり、デートの待ち合わせしたり、手をつないだりする
だけで、ドッキドキだったもんなぁ。。キスなんていったらもう!!とんでも
ない!イケマセン(笑)!抱き合った時に感じる相手のかすかな香り。。ふれた
唇の柔らかさ・・思い出すたびにいちいち胸がキュンキュンゆってた。

曲を作るとき、実話に基づいて書くことは殆どないんだけど、この曲は特に、
完全なる空想の中のお話。でも、きっとみんなの記憶の中のこの「恋の始ま
り」のすっぱさって、まだ思い出せると思うんだな。聴いて自分の初恋とか、
初チューとか思い出してみてほしいんだ。




作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:稲葉政裕(Far East Club Band)

楽曲はアコギがベースになった爽やかなポップ。コーラスはどうしても女声が
よくて、スタジオで受付をしていたチエちゃんっていう子に突然お願いしたの
でした。





■M02■「19歳の夕陽」

今の時代の、大人になる一歩手前の子達の苛立ちを描きたかった。
TAKUは今28歳。普通にサラリーマンをしてたら、もうなかなか20歳前の子って
出会ったりしない。たとえ出会ったとしても、心を通い合わせて同じ目線で話
すことって、やっぱりちょっと無理。でも音楽をやってると、そういう世代の
人と出会ってリアルな気持ちを聞けるチャンスがよくある。

出会った19歳の子の気持ちは、何かしたいけど何をやってもつまんない、大人
のいい加減さや矛盾を見て、自分もその大人になっていくのがいやになるし、
でも実際自分が何をどうやればいいのかわからないし、もがくことももうした
くない。

時代は今、悲しいニュースばかり。日経平均株価は落ちていく、デパートは閉
鎖していく。明らかに斜陽の、そして停滞の時代だ。大人たちが夢見て実現し
てきたニュータウン・地上を走る地下鉄。そんな豊かすぎる世の中で育ってき
た僕らは、夢も希望も持てないこんな時代の空気の渦の中で、どんな夢を持ち、
実現すれば良いのか?

そんな全てのもやもやを投げ出して、好きな子と甘えた時を過ごしていたい、
っていうのが結局、本音なんだ。

でも。

でも、
偉そうなこと言ってる今の大人達が「19歳」だった時も、
そんな彼らと同じ気持ちだったのかもしれない。




作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:望月英樹

曲の原案のキーを半音下げて、力を抜いて囁くように歌うことに挑戦してみた。
曲中のアコギは「綱島ラブソング」を編曲してくれた稲葉さんが演奏しています。





■M03■「JOURNEY」

自分は多くの同年代の友に比べると恋愛について考えることが多い。
もちろん自分の経験もそうだけど、お客さんの子の話や友達の話を聞いて、
「男っていうのは」「女っていうのは」そして「その関係における幸せと
トラブル」について考えたりする。

身近な人の話を聞けば、
やっぱり音楽と恋愛の狭間で悩む奴が多いわけで。

確かに音楽に限らず、演劇とか絵とか、もの書きとか、夢を追いかけてい
る人は魅力的だ。魅力的だから続けていくことができるのだとも思う。

けど、実際はなかなか収入に結びつかないのが現状。うまくいってない(
現状に満足できない)時はどうしても深刻な悪物探しをはじめてしまうも
のだ。夢の実現への一歩に慎重になればなるほど、身近で足を引っ張る存
在に敏感になってしまうものだ。

恋愛が夢を遠ざける存在だとしたら・・。
天秤にかけたら最後、どちらかを選ぶしか道はなくなってしまう。
彼は愛を捨て、夢を追う為に夜明けの駅に立つ。

でも、
愛を捨てて夢を追ったところで、
その夢は幻かもしれない。
あっさり消えてしまうかもしれない。

もしそうだとしたら、
捨てた愛はどうなるんだろう。
そして愛を捨てた自分はどうなるんだろう。


「JOURNEY」で表現したかったのは、
こんなやりきれない世界。




作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:栗尾直樹(Far East Club Band)

イントロのメロディはとにかくキツめの哀愁を出したくて、鼻歌で思いつ
いたものを採用してもらいました。ピアノを中心としたバンド形態の曲です。




■M04■「レモン」

大好きな人には頑張ってほしい。
失敗にめげず何度でも立ち向かってほしい。
中途半端な結果に満足しないでほしい。

そんな思いを胸にいつものように愛をまくけど、なぜだか君は浮かない顔。

もしかして、
こうして存在している自分の存在が不要なのか!?

宝石みたいに大事な存在だと思っているのに、この思いは僕のただの独り
よがりかもしれない。君にとって僕はただの足手まといだったんだね。

それだったら僕は最悪に悲しいけど、他を探してくれて構わない。
大好きな君には頑張ってほしいから。
続いてくことだけが幸せじゃないんだよ。そろそろ、関係を壊そう。
何か言いたげな君は、破壊のその瞬間もそれを止めようはしない。

ここに何かを残したいけど、ね。
それは君のためにはならないから。



こんな悲しいメッセージが込められた歌なのです。




作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:稲葉政裕(Far East Club Band)


歌を必死になりすぎないように、できるだけ後ろ、後ろにアタックポイン
トを置きました。Bメロの「もうすぐまっすぐ見ると照れくさい・・」の
雰囲気は全体でも気に入っている部分のひとつです。






■M05■「枇杷」

2000年の前半、スランプに陥っていた。
「STILL」っていう曲を書いて以降、全く曲を書く意欲はおろか生きる意欲
さえ失いかけていた。

そんなバッドなタイミングのときに、ネットで知り合った友達の結婚式に
お呼ばれすることになったのだ。
会社員だったTAKUは仕事中サボってチャットばかりやってたのだが(会社
の皆さんごめんなさい)、その顔を出してたチャットの仲間同士が結婚す
るということだったのだ。

TAKUはこれをきっかけに久々に曲を作ってみようと考えた。
ネガティブな言葉ばかりしか出てこなかった頭の中を精一杯押さえながら
祝福のための幸せなメッセージをいっぱい織り込んで作った曲がこの「枇
杷」。6月の二人の結婚式にレアな梅雨時の風物詩をどうしても入れたかっ
たのでこの枇杷(びわ)を題材に選んだ。

6月18日、結婚式当日。
ギターを持って歌いにいったものの、歌詞が完成してなくて結局歌うこと
ができなかった。その代わりに果物屋で買った枇杷をプレゼントした。
後日、家でカセットに吹き込んで渡した曲が、この「枇杷」の原型です。
恋愛で人を傷つけて自己嫌悪したばっかりだったから、二人にはホント幸
せになってほしかったんだ。



作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:稲葉政裕(Far East Club Band)


この曲はとにかく幸せ感をめいっぱい出したかった。稲Pさんのスライドギ
ターが冴えまくる!しかしレコーディングではTAKUが鼻詰まりで一時レコ
ーディング中断か?どよーん。。
・・事態までいったが、結局なんとか歌い切ることができた。





■M06■「僕を君のなかに」

歌を歌って生きると決めたとき、越えなきゃいけない壁が一つあるとし
たら、「恥ずかしさ」という壁だと思う。
この曲はものすごく直で愛を伝える歌なんだけど、今までTAKUは、こう
いうストレートなラブソングを書くことを意図的に拒んでいた。恥ずか
しかったから。

この曲のように堂々と「好き」っていうメッセージを書くって言うこと
は自分にとって相当な試練だった。まっすぐなラブソングを書かない、
というのがそれまでのTAKUのアイデンティティでもあったから、勇気の
要る曲作りだったのです。
でも、この曲を書き上げたことで、ラブソング恐怖症という壁が見事に
取り払われ、泉のようにラブソングが沸いて来た。それがいい事か悪い
事かは別として、次なるTAKUの扉を開けた作品なのです。



作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:栗尾直樹(Far East Club Band)

この曲はピアノから始まってだんだんとストリングスが分厚さを増してい
く構成。歌詞の一節に「オードリーのビデオ」ってあるように、どこか映
画音楽を意識したのでは!?と思わせるアレンジに拍手。






■M07■「ゼット(S130型)」

この曲は「DEMO8」に入っている「渋谷歩こうよ2000」っていう曲と同じ
手法で作りました。大体のメロを決めたらほとんどHIPHOPのフリースタイ
ルと同じように口をついて出てくる単語や韻をどんどん書き留めてって、
最後編集するっていうやり方。

当初歌詞はこの倍くらいあったんだけど長いので割愛しました。でも30分
くらいでほとんど完成した曲なのです。早口言葉みたいな速射系の曲。カ
バーできたら偉い!!

あんまり意味を考えて作ってないけど、歌の世界としては、池袋を名車フ
ェアレディZを転がして女の子をナンパ→横浜へデートへ連れ出すんだけ
ど、意外と純情な男の子っていう設定。

結構こういう曲の中に、本音を練りこんでたりすんだな。



作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:木村万作(Far East Club Band)

「チープな打ち込みの音を多用したいです!」って説明どおりのアレン
ジになりました。後ろで小さく色んなエフェクト音が入っています。スタ
ッフで何かとお世話になりっぱなしのうにちゃんの声も収録。ちなみに最
後のコーラスはそこにいた人全員の声です。






■M08■「相談」

不安で苦しくて、前にも後ろにも進めなくなったとき救いとなるもの。
それはやっぱり全部を吐き出せる相手だと思う。

そういう相手を持つ幸せ、そして聞いてくれる相手の優しさの温度みたい
なものを表現したいと思ってこの曲を作りました。

最初、M6の説明にもあるようにラブソング恐怖症だったので「完全に没!
」っていう分け方をしていたんだけど「出てきちゃったものはしょうがな
い。もう全部活かし!」って方針を転換したことによって命拾いした曲な
のです。



作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:田口智治・オオゼキタク



TAKUの希望でずーっとサポートでキーボードを弾いてくれた田口智治さん
にグランドピアノをお願いしました。ブースを隔てて鍵盤にあわせながら
歌を歌って録音したので、機械的なリズムは一切入っていません。














2003年03月05日(水) 「コバルト原チャリ」セルフ全曲解説・その3

<アルバム全曲解説>つづき

■M06■「僕を君のなかに」

歌を歌って生きると決めたとき、越えなきゃいけない壁が一つあるとし
たら、「恥ずかしさ」という壁だと思う。
この曲はものすごく直で愛を伝える歌なんだけど、今までTAKUは、こう
いうストレートなラブソングを書くことを意図的に拒んでいた。恥ずか
しかったから。

この曲のように堂々と「好き」っていうメッセージを書くって言うこと
は自分にとって相当な試練だった。まっすぐなラブソングを書かない、
というのがそれまでのTAKUのアイデンティティでもあったから、勇気の
要る曲作りだったのです。
でも、この曲を書き上げたことで、ラブソング恐怖症という壁が見事に
取り払われ、泉のようにラブソングが沸いて来た。それがいい事か悪い
事かは別として、次なるTAKUの扉を開けた作品なのです。



作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:栗尾直樹(Far East Club Band)

この曲はピアノから始まってだんだんとストリングスが分厚さを増してい
く構成。歌詞の一節に「オードリーのビデオ」ってあるように、どこか映
画音楽を意識したのでは!?と思わせるアレンジに拍手。






■M07■「ゼット(S130型)」

この曲は「DEMO8」に入っている「渋谷歩こうよ2000」っていう曲と同じ
手法で作りました。大体のメロを決めたらほとんどHIPHOPのフリースタイ
ルと同じように口をついて出てくる単語や韻をどんどん書き留めてって、
最後編集するっていうやり方。

当初歌詞はこの倍くらいあったんだけど長いので割愛しました。でも30分
くらいでほとんど完成した曲なのです。早口言葉みたいな速射系の曲。カ
バーできたら偉い!!

あんまり意味を考えて作ってないけど、歌の世界としては、池袋を名車フ
ェアレディZを転がして女の子をナンパ→横浜へデートへ連れ出すんだけ
ど、意外と純情な男の子っていう設定。

結構こういう曲の中に、本音を練りこんでたりすんだな。



作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:木村万作(Far East Club Band)

「チープな打ち込みの音を多用したいです!」って説明どおりのアレン
ジになりました。後ろで小さく色んなエフェクト音が入っています。スタ
ッフで何かとお世話になりっぱなしのうにちゃんの声も収録。ちなみに最
後のコーラスはそこにいた人全員の声です。






■M08■「相談」

不安で苦しくて、前にも後ろにも進めなくなったとき救いとなるもの。
それはやっぱり全部を吐き出せる相手だと思う。

そういう相手を持つ幸せ、そして聞いてくれる相手の優しさの温度みたい
なものを表現したいと思ってこの曲を作りました。

最初、M6の説明にもあるようにラブソング恐怖症だったので「完全に没!
」っていう分け方をしていたんだけど「出てきちゃったものはしょうがな
い。もう全部活かし!」って方針を転換したことによって命拾いした曲な
のです。



作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:田口智治・オオゼキタク



TAKUの希望でずーっとサポートでキーボードを弾いてくれた田口智治さん
にグランドピアノをお願いしました。ブースを隔てて鍵盤にあわせながら
歌を歌って録音したので、機械的なリズムは一切入っていません。



2003年03月04日(火) 「コバルト原チャリ」セルフ全曲解説・その2

<アルバム全曲解説>つづき

■M03■「JOURNEY」

自分は多くの同年代の友に比べると恋愛について考えることが多い。
もちろん自分の経験もそうだけど、お客さんの子の話や友達の話を聞いて、
「男っていうのは」「女っていうのは」そして「その関係における幸せと
トラブル」について考えたりする。

身近な人の話を聞けば、
やっぱり音楽と恋愛の狭間で悩む奴が多いわけで。

確かに音楽に限らず、演劇とか絵とか、もの書きとか、夢を追いかけてい
る人は魅力的だ。魅力的だから続けていくことができるのだとも思う。

けど、実際はなかなか収入に結びつかないのが現状。うまくいってない(
現状に満足できない)時はどうしても深刻な悪物探しをはじめてしまうも
のだ。夢の実現への一歩に慎重になればなるほど、身近で足を引っ張る存
在に敏感になってしまうものだ。

恋愛が夢を遠ざける存在だとしたら・・。
天秤にかけたら最後、どちらかを選ぶしか道はなくなってしまう。
彼は愛を捨て、夢を追う為に夜明けの駅に立つ。

でも、
愛を捨てて夢を追ったところで、
その夢は幻かもしれない。
あっさり消えてしまうかもしれない。

もしそうだとしたら、
捨てた愛はどうなるんだろう。
そして愛を捨てた自分はどうなるんだろう。


「JOURNEY」で表現したかったのは、
こんなやりきれない世界。




作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:栗尾直樹(Far East Club Band)

イントロのメロディはとにかくキツめの哀愁を出したくて、鼻歌で思いつ
いたものを採用してもらいました。ピアノを中心としたバンド形態の曲です。




■M04■「レモン」

大好きな人には頑張ってほしい。
失敗にめげず何度でも立ち向かってほしい。
中途半端な結果に満足しないでほしい。

そんな思いを胸にいつものように愛をまくけど、なぜだか君は浮かない顔。

もしかして、
こうして存在している自分の存在が不要なのか!?

宝石みたいに大事な存在だと思っているのに、この思いは僕のただの独り
よがりかもしれない。君にとって僕はただの足手まといだったんだね。

それだったら僕は最悪に悲しいけど、他を探してくれて構わない。
大好きな君には頑張ってほしいから。
続いてくことだけが幸せじゃないんだよ。そろそろ、関係を壊そう。
何か言いたげな君は、破壊のその瞬間もそれを止めようはしない。

ここに何かを残したいけど、ね。
それは君のためにはならないから。



こんな悲しいメッセージが込められた歌なのです。




作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:稲葉政裕(Far East Club Band)


歌を必死になりすぎないように、できるだけ後ろ、後ろにアタックポイン
トを置きました。Bメロの「もうすぐまっすぐ見ると照れくさい・・」の
雰囲気は全体でも気に入っている部分のひとつです。




■M05■「枇杷」

2000年の前半、スランプに陥っていた。
「STILL」っていう曲を書いて以降、全く曲を書く意欲はおろか生きる意欲
さえ失いかけていた。

そんなバッドなタイミングのときに、ネットで知り合った友達の結婚式に
お呼ばれすることになったのだ。
会社員だったTAKUは仕事中サボってチャットばかりやってたのだが(会社
の皆さんごめんなさい)、その顔を出してたチャットの仲間同士が結婚す
るということだったのだ。

TAKUはこれをきっかけに久々に曲を作ってみようと考えた。
ネガティブな言葉ばかりしか出てこなかった頭の中を精一杯押さえながら
祝福のための幸せなメッセージをいっぱい織り込んで作った曲がこの「枇
杷」。6月の二人の結婚式にレアな梅雨時の風物詩をどうしても入れたかっ
たのでこの枇杷(びわ)を題材に選んだ。

6月18日、結婚式当日。
ギターを持って歌いにいったものの、歌詞が完成してなくて結局歌うこと
ができなかった。その代わりに果物屋で買った枇杷をプレゼントした。
後日、家でカセットに吹き込んで渡した曲が、この「枇杷」の原型です。
恋愛で人を傷つけて自己嫌悪したばっかりだったから、二人にはホント幸
せになってほしかったんだ。



作詞・作曲: オオゼキタク
編曲:稲葉政裕(Far East Club Band)


この曲はとにかく幸せ感をめいっぱい出したかった。稲Pさんのスライドギ
ターが冴えまくる!しかしレコーディングではTAKUが鼻詰まりで一時レコ
ーディング中断か?どよーん。。
・・事態までいったが、結局なんとか歌い切ることができた。


 < 過去  INDEX  未来 >


TAKU [HOMEPAGE]