一日が長く感じたり、短く感じたりする。24時間に変わりはないのだけれど、会議や講義や移動に時間をとられると、一日が短く感じる。そういう義務的仕事がなく、本を読んでいたり、自分の研究をしていたり、要するに時間を自由に使えると、一日が長く感じる。何となく、時間の有効活用ができた気がする。普通なら土日にそういう時間をとれるはずなんだけれど、考えてみれば，土日がそういう時間としてつかえることは、9月、10月にはなかった。11月もなさそうだ。12月も現在前半はつまっている。で、今後後半にもスケジュールが入ってくるだろう。結局、夏休みや冬休みなどの土日にしかそういう時間がとれないようだ。

　というか、時間の使い方が下手だということもある。自戒せねばならない。仕事マンのＫ先生の話を聞いていると、なるほどそうかと思う。その話を聞いていると、私が根が不精者、怠け者だからこういうことになるのだということに気付かされる。今更気付いても遅いというべきだろうが。

　先日の日曜日、小津安二郎監督作品「秋刀魚の味」を、たまたまテレビで見かけて、ついつい見てしまった。小津作品でも代表作ではないかと思う。1962年の松竹制作というから、私が高校3年の時の作品である。きっとその頃にこの映画を見ていたら、なんとなく退屈な映画だと思ったことだろう。今見ると、情感たっぷりの良い映画だということがわかる。まして、当時を彷彿とさせる映画で当時を思い出させてもくれたので、なおよかった。懐かしかった。

あらすじなどは下記参照
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD6256/story.html

下記に予告編がある
http://www.youtube.com/watch?v=kp2S77LARkg

　この土日、大阪市立大学での学会で、２往復した。何せ、杉本町は堺市との間にある、大阪市の最南端。遠かった。で、月曜日朝の龍谷大学での講義と午後の「課題研究論文」指導と続いたが、今朝、例の採点済み問題の発送を終えて、これで、３年間のお務めも終えて、ほっとした。

閑話休題

　今日は大学の健康診断日。この日は通常無事通過する。問題は採血された血の検査結果だ。要は、ガンマＧＴＰが高いという結果が出てくる。それで、呼び出される。飲み過ぎですという忠告を受ける。忠告はありがたく受け止める。でも、おつきあいなどで、というか、根が好きだから、飲み過ぎる。健康のため、飲み過ぎに注意しましょう。

　いろいろ考えさせられることが多い。facebookでも書いたが、日本の政治の劣化は激しい。ケビン・メア『決断できない日本』文春新書を一部紹介したけれど、そこでも指摘されていたように、情報の目詰まりが起こっている。それだけではなく、メディアも劣化しているから、正確な情報が国民にも伝わらない。そして国民も誤った判断をしがちである。ネットの時代。facebookをはじめ、情報を伝える手段を、国民も持ちつつある。これを有効活用し、国民も自衛しなければ、官僚の思うままに、操られる。

　メディアは、今朝のテレビでもそうだが、朝霞公務員宿舎の建設延期ばかりを取り上げている。些細な問題である。もっともっと大きな無駄があるはずである。それに切り込む力がメディアにはない。何よりも取材力が極端に低下している。その原因がいわゆる記者クラブ制にあることは、古くから指摘されている。しかし一向に改まらない。それは政府とメディアが同じ穴の狢、両者ともにエリート意識で固まっているからであろう。官僚がエリート意識を持っているだけではなく、いわば在野のエリートがメディアであろう。そこで、傲慢な取材などがまかり通る。

　三流週刊誌、地方紙あたりで、ようやくまともな取材活動が行われている。でも影響力が小さい。要するにこの国をダメにしているのは、メディアを初め、既得権益でがんじがらめになっていることだろう。もちろんそれは自戒を込めて言うことではあるが。

閑話休題

　携帯電話のメールとネットが不調となり、ドコモショップ四条大宮へ、そこで買ったのだから心やすく利用できる。その点、朱雀キャンパスから四条大宮までは近い。どうやら、同期の関係らしいが、ま、元に戻ればそれでよし。

閑話休題の閑話休題

　メディアの怠慢は、東大アイソトープ研究センター長児玉教授の国会証言があまり報じられないことからもわかります。そしてついに、福島の子供たちに白血病の疑いが出てきている。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/111004/bdy11100410220005-n1.htm

http://bator.blog14.fc2.com/blog-entry-561.html

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-626.html#more

　今朝、久しぶりに散歩した。わが女房殿との散歩だった。1時間半ほどの散歩だったが、久しぶりだ。今朝、足のこむら返りが起こり、これは運動不足のせいだと思い、散歩することにした。ぎっくり腰もそういう運動不足が関係していたはずだ。夏の暑さで散歩から遠ざかっていたと言うこともある。それに採点などに追われていたと言うこともある。それで今朝散歩復活と相成ったわけである。

　わが家は花園。で、鳴滝方面を散歩した。結構歩いた。ゆっくりだけれども、1時間半ほど歩いた。鳴滝はかなり広い地域である。御室川流域を歩いた勘定だ。鳴滝音戸山から鳴滝三宝寺あたりを回って宇多野まで戻るというようなコースを歩いた。結構な歩きだった。これからも、健康のためもっと散歩をしようと思う。

　閑話休題

　今、ケビン・メア「決断できない日本」文春新書を読んでいる（読んだところだ）。当たっているだけにつらい。faceboookでも一部紹介したが、いずれさらに紹介していきたいと思っている。