singersong professor KMの日記

2009年07月28日(火) つくづく思う

 ま,いろんな問題が起こる。そんななかで,つくづく思う。人間どうしても我欲が出る。それを抑制しない限り,何も得られないと,つくづく思う。精神的充足こそが至上の喜びでなければならないと,改めて思う。



2009年07月26日(日) 丹波口-京都間

 嵯峨野線の複線化工事が進行している。今日大阪へ行く途中、嵯峨野線で今日と駅へ向かったが、途中、丹波口−京都間の複線化完成部分、つまり下り線部分のレールがさびていないのに気づいた。下り信号も稼動している、さてはと思っていたが、大阪からの帰り、新快速で京都手前にさしかかったとき、嵯峨野線上り電車が梅小路あたりで信号待ちをしているのに気づいた。丹波口−嵯峨野線複線化といっても、正確には、梅小路-京都間は単線のままなので、下り線電車を待っていたわけだ。確かに、京都駅から乗った嵯峨野線下り電車は、完成していた下り線を走った。梅小路−丹波口間の下り線が供用開始になっていたわけだ。

 単線部分があるため、下り線が供用されてもさほど便利になるわけではない。事実、上り電車遅延のため京都駅で2,3分発車が遅れた。単線部分がなければ、時刻表どおり発車できたはずだ。これでは複線化の効用は薄い。工事中の二条−丹波口間も完成し、工事中の花園−嵯峨嵐山間、そして馬堀から先も完成すれば、時刻表も改正され、本数も増やされるのではないか。そうなれば、嵯峨野線もようやくもう少し便利になるのではないかと期待している。

 今のような不規則な1時間3本(普通電車に限っていえば)体制、しかも、花園発車時刻で言えば、朝の9時49分の次は10時23分という30分以上の間隔があるなどという不都合はなくなるのではないかと期待している。複線化が待ち遠しい。来年3月には完成し、時刻表も改正されるだろう。今年の秋にも完成させてほしいが、どうだろう。



2009年07月20日(月) トロイの木馬

 何か,コンピュータの反応が鈍い。そこで昨日カペルスキーで完全スキャンをしたら「トロイの木馬」検出。駆除したが,何せ,完全スキャンは時間がかかる。約2時間かかった。そのパソコンに接続したUSBメディアもスキャンしたが,こちらは感染していなかった。しかし,こちらのスキャンの方がむしろ時間がかかった。もう一方のパソコンで仕事をしながら,スキャンをしたわけだが,こういうこともある。



2009年07月15日(水) 京都二条,びわこくさつキャンパス,大阪

 ここのところ,経営管理研究科長として京都二条の朱雀キャンパスでの仕事も増えた。しかも,研究室はびわこくさつキャンパスにある。学部のゼミもBKCである。さらに,社会人対象の講義・ゼミは大阪淀屋橋の大阪キャンパスで行う。

 こうなると,先週の水・金曜日のように,朝京都で午後BKC,そして夜は大阪などという移動となることもある。そういうと先週は水・金の間の木曜日東京で研究科長として公認会計士の先生への表敬訪問となり,当然日帰りとなった。

 こういうのは,とても若い研究者には向かないと思う。我々年配者がする仕事のように思う。若い人にはじっくり腰を落ち着けて勉強して欲しいと思う。

 我々も若い頃には,そういう年配の先生方の「庇護」のもとにあったのだと思う。この歳になって,ようやくお返しができるようになったようだ。社会へのお返しをしないと,これまでの先人の恩義への負債が返せないことになる。負債を返済しているのだと思うと,心も安まる。借金を抱えたままでリタイヤしたくない。



2009年07月14日(火) 黒か白か

 いつも言うのだが,世の中白か黒かで判断できない。すべて灰色,つまり,黒に見えたり白に見えたりしていても,実際は黒っぽい灰色と白っぽい灰色でしかない。だから,黒に見えていても,実際は黒っぽい灰色なので,白の要素が一部混じっている。

 正義か悪・不正義か,などでも同じ事が言える。犯罪でもそうであって,有罪にしたとしても,その悪の部分について有罪にするのであって,その人間のすべてを否定してはならない。罪を憎んで人を憎まずなどというのもそのことだろう。

 ところが,白か黒かで考える人が多いように思う。失敗は成功のもと,などというが,それは失敗の中に学ぶべきものがあるからだ。失敗はすべて悪だと考えれば,学ぶべきものがないことになる。紙一重で失敗したり成功したりすることがある。しばしば成功体験が失敗につながる。それは成功の中に潜む失敗の要因を無視するからである。白に見えていてもそれは白っぽい灰色に過ぎない。条件によっては灰色の中の黒の部分が一挙に拡大することもある。

 人間社会,一筋縄ではいかないものだ。



2009年07月11日(土) MBA

 われわれの経営管理研究科はビジネス・スクールとアカウンティング・スクールの両方をもっている。私は,どちらも教えているが,やはり社会人主体のビジネス・スクールの方が,打てば響くという実感がある。学部生も教えているけれども,社会人に教えていると,前にも書いたと思うが,つくづく経営学はそういった社会人にこそ伝えるべき点が多いと感じる。なにせ,社長とは会社の中ではこういう存在で,などという前提条件を話す必要がない。しかも,経営の実際は理論通りには行かない点も多々ある。そういう微妙な問題について話すと,社会人の人たちには理解をして貰えるが,若い学生諸君にはうまく伝わらない。経済学のような理論主体の学問は若い人でもわかると思うが,経営学のような企業の実際を話す学問は若い人には理解しにくいようだ。もちろん,経済学とて,企業の現実から帰納して理論構築をはかるべきだとは思うが。



2009年07月06日(月) 土日

 大学院経営管理研究科の入試,教授会が,この土日にあった。例年通り土日である。経営管理研究科に関わっていると,こういうかたちでの土日「活用」が通常となっている。いずれにせよ,われわれ研究者は学会なども土日にあるので,土日はあまりお休みという気がしない。元来,研究には土日もない。だから,それ自身は苦になるわけではない。ただ,ウィークデーが忙しく,このときに片づけようと思っていた仕事ができなくなるのが辛い。



2009年07月01日(水) 学会発表を終えて

 6月27日(土)に日本財務管理学会の統一論題で報告した。何せ,超多忙の中での報告で,準備不足は否めなかったが,何とか役目は果たせたと思う。なにせ,行きの新幹線の中でも,なお準備作業を続けるという有様で,なかなか厳しかった。金融審議会の最近の報告にかみついたりしたのだが,そのことも含めて肯定的に評価してもらえたのではなかったか。何で今頃こんな報告書なのかという問題提起をしたら,その報告書発表の舞台裏のようなことを教えてもらえた。必ずしも委員全員の一致のもとで報告されたものではなかったことを教えられた。私の指摘はあながち的はずれではなかったことが確認できて,やはり,こういう報告をすることの意味を感じさせられた。その意味では,今回の私の発表は自分自身にとっても収穫があったと思う。

 翌28日(日)には経営学部校友会の役員会,総会,記念講演会,懇親交流会と続き,ほとんど丸一日かかりきりとなった。学会報告の翌日ではあったが,記念講演会の司会も担当したが,興味深い内容だったので,司会者としても楽しめた。30日にはその講演録をほぼ完成させた。近頃は,内容の緻密さよりも,拙速でも,早いことに意味があると,自分勝手に決めて,そうしている。


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