singersong professor KMの日記

2009年05月31日(日) 5日東京で

 今年も6月5日(金)東京出張のついでに、ゼミOB会を東京で開くことになった。下記のように東京駅「まぐろ茶屋北の浜」で恒例のように集まることになった。とにかく、ゼミOBだけでなく、東京在住の立命卒業生で私に近い諸君も集まってくれる。楽しみである。

 当日午後、別件で東京で仕事を終えてからの懇親会となる。今年も土日の証券経済学会に出席する予定だったが、土曜日はともかく、日曜日は新型インフルエンザの影響で授業が急遽入って、日曜日の社会人向けビジネススクール講義をしなければならなくなった。それで、引き受けていたコメンテーターもキャンセルして、戻ることになった。

 新型インフルエンザは多方面に影響を及ぼしているが、こちらにも「火の粉」が飛んできているわけだ。

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・日時:2009年6月5日(金) 19時開始

・場所:東京駅 まぐろ茶屋 北の浜
http://r.gnavi.co.jp/g039442/
03-3201-0706
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街2F ごちそうプラザ

・会費:最大5000円程度
(毎年同様、その場で割り勘させていただきます)

・幹事先:うかわ たかふみ
ukawa@me.com



2009年05月30日(土) いろいろと

 この4月より経営管理研究科(いわゆるMBA)の研究科長を拝命して,忙しい毎日を送っている。

 今朝のニュース・ショーで元外務審議官,例の小泉訪朝時の官僚責任者であった田中氏が出演して話していたが,その「業績」は仕事だから粛々とやっただけだというような趣旨のことを言っていたと思う。別に気負ってやるのでもなく,うまくいってあたりまえという状況の中で,そつなくこなす,それが官僚の仕事だと言うことがよくわかる発言だった。企業における管理職なども結局そういうことだろう。ただし,そこに多少の思い入れが入る。このバランスが難しい。思い入れが入りすぎると,失敗するのだろう。だから,官僚は冷たいと思われがちだ。もちろんこれはできの良い官僚の話で,責任回避の官僚は論外だけれど。



2009年05月27日(水) 新型インフルエンザ収束か,そしてポピュリズム

 新型インフルエンザ,収束に向かっているようだ。ここ立命館大学BKC(びわこくさつキャンパス)で講義が再開された。明日からは衣笠でも,開講されるのではなかろうか。でも,学生数は少ないように見受けられる。マスク着用率は,かなり減った。大阪,兵庫で小・中学校が再開されたことも,その原因ではなかろうか。テレビでもようやく落ち着いた報道になってきている。大山鳴動して鼠一匹,という感じだ。ま,これで収まって結構。海外では日本が騒ぎすぎているので,今回の新型インフルエンザは,「日本風邪」などと呼ばれているという。ま,マスメディアが何か不安を煽って視聴率を稼ごうとしているからなのだろうか。日本は騒ぎすぎる傾向がある。

 それと,もう一つ気になることを言っておくと,ポピュリズム,いわば市民迎合の報道が多いのではないかと言うことだ。これは怖い。榊原英資「間違いだらけの経済政策」日経プレミアシリーズ,でも同旨の指摘があった。この本は経済問題について論じている本だけれど,日本のポピュリズムの危うさを指摘している。一読を薦めたい。



2009年05月22日(金) ついについに

 ついについに,朱雀,衣笠まで来週水曜日まで休講となりました。京都市でインフルエンザ患者が発生し,京都市からの要請があったからのようです。同志社大学も休みのようです。ところが,どうやら京都大学は違う。京都市のいうことなどあまり聞かないのでしょうね。見識がある?文部科学省が言わないと休まないのでしょうか。HPをみると「本日現在において本学は通常どおりの授業等を行っています。(2009年5月22日)」と書いてありました。

 京都で発生した患者は小学生だそうで,この小学生は海外はおろか,大阪,神戸にも行っていなかったと報じられています。ということは,これ以外に蔓延している可能性があるということになります。休校もやむを得ないかもしれません。

 嵯峨野線の電車では,急遽休校になった私立高校の生徒たちが乗っていました。登校時にはまだ決まっていなかったのでしょうね。大学なら,緊急に集まって決定し,学生が登校する前に連絡するという体制がとられます。高校では,登校後職員会議が行われて,そこで決定されるのでしょう。そこで,登校してきた生徒たちを帰らせる,という処置となったのでしょう。ほとんどの私立高校はそうしたようです。

 昨日東京出張で,マスクをしていたのですが,東京でも患者発生が報じられていたので,関西ほどではないけれど,少しの人はマスクをしていた。当方,家を出るときからずっとマスクをしていたのですが,東京でもそれほど異分子とは見られませんでした。その前日のMBA講義で社会人受講生の一人が,東京出張したら関西からの出張と言うだけで,嫌われ者扱いだったと言っていたので,心配していたのですが,東京でも患者発生が報じられて,私も異分子扱いされずに済みました。

 それにしても困るのは,休講をしたら,補講をしなければならない。1週間休講して,その分1週間ずつ後ろへずらし,夏休みを削るというのが,おそらく,解決策になるのだろう。そうすると困るのは,通常通りで終わるつもりでスケジュールを組んでいるために,仕事に支障が出ることだ。学会で討論者を務めることになっていたのが,できなくなり,ご迷惑をかけることになりそうで,困っている。



2009年05月20日(水) ついに

 ついにわが立命館大学びわこくさつキャンパスに在籍している学生が新型インフルエンザにかかったと報じられている。これでは休講やむなしだろう。いやはら困ったことになってきた。大学本部は対応に追われているところだろう。

 今キャンパス内に臨時の通知が放送された。BKC,びわこくさつキャンパスは今日4時間目から火曜日まで休講だという。やっpり,だけれども。他のキャンパスはまだ協議中だそうだ。股裂き状態になると困る。おまけに,この結果,1週間夏休みが短縮されて,8月上旬まで講義,などと決まると,出張スケジュールキャンセルなど困ったことになる。



2009年05月18日(月) インフルエンザ

 新型インフルが関西で流行し始めた。大学も戦々恐々。関西大,関学は休講となった。立命館大学も緊急会議が開かれるようだ。学生諸君はあまり困らないだろうけれど,大学当局は困ることが多い。我々教員も色々スケジュールが狂う。第一,緊急の会議に呼び出されるかもしれない。有り難くない話だ。立命館大学から患者が出ないことを祈るのみだが,どうも危うい。感染源がわからないまま,拡大しているということは,防ぎようがない。感染者が100人を超えたという。潜在的な感染者を入れると,1000人は超えているだろうと報じられている。これでは,手の施しようがない。できることは,活動を自粛するということだけだ。で,大学は休講をせざるを得なくなるのではなかろうか。ことの成り行きに注目していたいと思う。



2009年05月16日(土) 時間に追われて

 時間に追われて追われている。何やかやですぐに時間がたつ。荒れもしなければ,来れもしなければ,と思っているうちに時間がたつ。時間よとまれ,というところだろうか。じゃ,仕事は進んでいるのか,といわれるとつらい。

 最近,少し気になって,流通業界,つまり百貨店やスーパー,コンビニなどに関連した本を読んだ。田村正紀「業態の盛衰」(千倉書房,2008年)というのがそれだ。書評が出ていて,面白そうだから読んだ。こういうやや専門外の本の方が,新鮮である。また,時間があれば紹介したい。



2009年05月08日(金) 連休明け

 連休明けと言うこともあるけれど,事務連絡がいろいろ入ってくる。経営学部校友会学内幹事打ち合わせの連絡,その他。8月東京での医療経営講座で1回話すことになっているが,そのパンフレットに書くために,講義のねらいや講義概要を書いて欲しい。今日の午後2時締め切りだという。メールが来ていたのは覚えているが,そういう締め切りについては,どうやらよく見ていなかったらしい。大急ぎで内容を検討した上,返信した。何とか午後2時には間に合ったはずだ。また,大阪で11月4日に「立命館大阪オフィス講座」の1回分を担当することになっているが,その講演テーマや略歴を教えて欲しいという連絡もあって,これにも大急ぎで回答した。そうこうするうち,野村證券とのプロジェクトで7月にシンポジウムで登壇することになっているが,そのための必要な略歴が欲しいというメールがきた。ちょうどつくったばかりの,上記略歴を送った。なんやかんやですぐに時間が経つ。

 昨日あたりから時間を見付けて,田村正紀「業態の盛衰−現代流通の激流−」というのを読んでいるが,これが結構面白い。流通関係の書物はしばしば言いっぱなしのものが多いがそうでもない。データをもとに書かれているのであきない。で,ついつい,追体験をしてみたくなってデータをあれこれつくってみている。私はデータで考えるのが好きである。いずれ学会などで発表するネタになりそうな気もする。拾い読みの段階からこれだから,私にとっては,よほど面白いと言うことだ。



2009年05月05日(火) グローバル30

 今,大学では「グローバル30」で文部科学省の国際化拠点大学に指定して貰おうと躍起になっている。教授会でもいろんな議論が出ていたが,大学当局はチャンスととらえている。一体文部科学省はどういう狙いでこれを推進しようとしているのか。昨年文部科学省は,留学生30万人計画(平成20年7月29日),を打ち出した。これに乗った形での,今回の「グローバル30」,つまり拠点大学指定の動きのようだ。英語による学位取得,留学生受け入れ,これが柱のようだ。私は教授会でも発言したのだけれど,一体どれほど体制がとれるのか,これにつきる。立命館大学だけではない。日本という國全体で果たして,どれほどの覚悟でこれを推進しようとしているのか。危惧されるところが大きい。

 下記の留学生の言葉は重い。私の危惧も全くこれと同じだ。
「『留米親米、留日反日』という言葉が中国にあるのを知っていますか。アメリカに留学すると、アメリカが好きになって帰国します。でも、日本が好きで、日本のことを知りたくてせっかく日本に留学しても、かえって日本が嫌いになって帰国する人がいるんです。それは、日本の留学生受入れ政策がしっかりしていないからだと思います。」(「『留学生30万人計画』の意義と異議」http://www.news.janjan.jp/column/0805/0805190385/1.php)


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