singersong professor KMの日記

2009年03月31日(火) 普遍性

 今日の日経記事で次のように報じられていた。「米国に上場していない日本企業同士の経営統合なのに、米証券取引委員会(SEC)へ財務書類を提出する義務が生じる――。自国株主を保護する米国独自の情報開示ルールが、日本企業によるM&A(合併・買収)の大きな負担になっている。外国人株主が多い企業は注意しないと、予想外の作業負担が発生しかねない。」

 自国民の利益保護のためには自国の法制度を外国においても適用する。治外法権まがいのこのようなアメリカのやり方は自らの法制度に普遍性があると信じているからこそ可能なのだろう。一神教の国でないとこんなことはないだろう。多神教の日本で,そういう発想は出てこないのではないか。そう思わざるを得ない。何ともしっくりこない。



2009年03月30日(月) 新年度準備

 新年度の講義準備に追われている。何かとあわただしくなってきた。おまけに,今夜お通夜に出かける。小学校の同窓生が急逝とのこと,こういう訃報はやりきれない。昨夜連絡が入って驚いた。昨秋同窓会で会ったばかりだ。確かに調子がそんなに良くないとは言っていたが,絶好調ではなかったのだろう。聞けばテニスをしていて,気分が悪くなって,そのまま,ということらしい。心臓疾患だろうと思う。心臓系は怖い。小学校の同窓・同級生の訃報は,我が身にいつ降りかかってもおかしくないと思わせられるだけに,気が滅入る。

 でも,気を取り直して,来年度講義の準備を続けなければなるまい。



2009年03月28日(土) 新年度を前に

 立命館大学では4月1日が入学式となっている。大阪ドームでの入学式である。私も出席しなければならない。こうなると,新年度の講義準備が忙しくなる。昨年度の講義を下敷きにするけれど,やはり準備に時間がとられる。とくにデータ関係を最新のものに入れ替えないと気が済まない。そこで時間がとられる。今月末にかけてその作業となる。どうやら今年は春休みらしい春休みはなかった。年々忙しくなるばかりだ。でも,今朝も考えたけれど,それにかまけていては自分の研究が進まない。仕事に追われるのをエクスキューズにして研究がおろそかになっていなかったか,今朝少し反省した。気分を変えて,研究を少しずつでも進めようと心に誓った。今年は学会発表をしようと思う。



2009年03月23日(月) 3連チャンを終えて

 20日の学部卒業式,懇親会,ゼミコンパ,21日のサークルOB会懇親会,22日の経営管理研究科教授会,終了式,懇親会という3連チャンを終えて,疲れ気味。おまけに朝のびわこ線は大阪近辺でトラックが陸橋のぶつかったとかで,点検のため延着。ずるずるとWBC日米戦を見てしまいそうになったので,とにかく出かけたら,こういうことになった。いろいろある。それでもネットで日米戦を確認したら,勝利したという。よかった。こうなると,またまた明日は日韓戦となるわけだ。こうなると2時ラウンド決勝戦で日本が勝っておいたことが効いてくるのではないかと思う。



2009年03月20日(金) 卒業式から3連チャン

 今年も卒業式の日がやってきた。ゼミ生も卒業していく。いつもながら
別かれがたい。それで,懇親会が遅くまで続くことになる。ところが,
今年は今日20日(金)に卒業式,懇親会,明日21日(土)サークルの
OB会となっていて,こちらも懇親会が結構盛り上がる。そして,例年
2次会,3次会となる。明後日22(日)はMBA経営管理研究科の
終了式,そして懇親会と続く。いわゆる3連チャンで,なかなか厳しい。



2009年03月17日(火) 校正

 テキストの校正をしている。校正はいろんな間違いに気づき「ひやっ」とすることのあるやっかいな仕事だ。だから,あまり好きな仕事とは言えない。けれどもやらざるを得ない。若いときほどの緻密さに欠けるようになってきていると思う。「大言壮語」しているほうが楽しいには違いない。とにかく,今2本同時並行で校正が走っている。もう過ぎ3本目の校正が来そうだ。この春「休み」(学生諸君は休みだが我々に休みはない)そんなこんなで全く落ち着かない。今年はバタバタしているうちに4月新年度新学期を迎えそうだ。



2009年03月14日(土) 時刻表改正

 今日から時刻表改正。早速トラブル。今朝の嵯峨野線,八木駅で信号トラブルだとか。電車は40分遅れで京都駅到着。もはやあきらめの胸中。時刻表改正がシステムにうまくインプットされていなかったのだろうか。とにかくトラブル発生。今朝は雨で寒かったから,花園駅ホームもひときわ寒かった。ま,当方,本を読んでいたから良いようなものの,これが講義とかに間に合わないというような時だったら,困っていただろうと思う。

 ま,いろいろある。ネットでニュースを見ると,こう書いてあった。私も7000人のうちの一人だ。

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JR山陰線八木駅で信号故障 乗客約7000人に影響
3月14日11時49分配信 京都新聞


 14日午前7時15分ごろ、京都府南丹市八木町八木上野のJR山陰線八木駅で、京都行き快速電車が発車しようとしたところ、信号が赤のまま変わらなくなり、約50分後に復旧した。
 上下計14本が運休や部分運休、計8本が1時間20分−10分遅れ、乗客約7000人に影響が出た。

最終更新:3月14日11時49分



2009年03月12日(木) 手の施しようがない

 卒業合否判定結果が出て,あわてる学生がいる。アト2単位ですお願いします,というわけだ。そういわれても,もう成績を付けて,教授会で合否判定が出てしまっているのに,これを覆すのは大変なことだ。そこのところがわからないらしい。頼めば何とかなると思っているのだろうか。危ないと思うのなら,試験前に,勉強の仕方を聞きに来るのが,本来の姿だ。試験を終えてから,それも成績を付け,教授会承認も過ぎてから,まけてくれ,というのは筋違いも甚だしい。もっと,前向きに考えてほしいものだ。自分のゼミの学生になら,もっと積極的にアドバイスをするところだが,急に尋ねてきた学生に,そこまで親切にアドバイスはできない。たまたま研究室にいたからといって,頼まれるのも,気分の良いものではない。後で考えると,アドバイスをしたらよかったとも思うが,私の時間もそれだけとられるのだから,そこをわかって貰いたい。それがわかるくらいなら,試験前に対策を講じただろうけれど。

 とにかく,こう言うのは気分の良い話ではない。



2009年03月11日(水) 卒業と留年

 今日は卒業合否発表だ。悲喜こもごも,ゼミ生にも卒業組と留年組がある。卒業組の諸君にはおめでとう,でいいが,留年組の諸君にはいろいろ,これまでもケアをしてきた。こういう諸君とは,卒業後かえって親密になるケースがある。長い人生だから,色々あるということだ。すべてを経験として活かせていけば,それはそれで意味のあるものにできると思う。

 閑話休題。

 昨年末から今年2月にかけて,関西社会人大学院連合で「財務管理」の講義を担当した。その講義プロジェクトの作成などから関わった。私が担当したのは6時間の講義だけれども,その講義計画案の作成から講義準備などにかけた時間が何時間だったのかを,経産省補助事業なので,文書にして提出しなければならないので,計算した。そうすると,延べ30時間ほどかかっていたことがわかった。いちいち毎日作成している日誌やパソコンのファイル作成日時などから逆算して推定したわけだけれど,すごい時間をかけているのに気がついた。講義にそんなに時間をかけていたのかと今更ながら驚いた。私の性癖として,調べ出すとついつい夢中になって調べてしまうので,そんなに時間を食っていたわけだろう。効率という点から考えると,いかにも非効率だ。もう少し効率的にしなければならないと,今更ながら考えさせられた。



2009年03月09日(月) 校正

 この時期,一度に原稿校正がやってきて,そこへもってきて,いろいろスケジュールをこなさなければならない。5日MBA修了者Hさんらとの打ち合わせ,執行部会議,その後の打ち合わせと続き,6日は経営学部校友会の機関誌「アクロス」のためのインタビュー,これは元KBSアナウンサー飛鳥井氏なので,楽しいお仕事ではあった。同日夜は日経DM関係の方と祇園でお話しさせていただいた。やはり情報をお持ちで楽しかった。7日はMBA入試,終了後懇親会,8日はMBA教授会と,ここのところ仕事が目白押しで,で,校正が遅々として進まない。ひとつはしゅっぱあんしゃに渡したが,もうひとつがまだ手許にある。この間,申告書を書く準備もしなければならない。年度末,結構忙しいのである。今日も午後は大阪で関西社会人大学院連合の仕事がある。BKCからの移動も大変だ。



2009年03月03日(火) 奇遇

 2月28日(土)経営学部校友会,経営学振興事業セミナーを,京都駅前新都ホテルで行った。立命館大学大学院経営管理研究科教授森利博先生による「世界金融危機の発生要因と今後の展望」というテーマでのお話をうかがった。時宜を得たテーマであったので,参加者が多く,満席の盛況であった。終了後懇親交流会となった。私のゼミの卒業生O君も来てくれていた。O君は私が生まれ育った家の数軒先の生まれ育ちで,全く奇遇な関係である。私が生まれ育った京都の大学で教えているからそうなるわけだ。私と同じ歳のM君なども奇遇で,同君の話も懇親交流会での参加者が同業とかで話題になったが,M君の場合,私と同じ幼稚園同期で,小学校は別だったが,中学校は同じく同期,高校は違ったが,大学で同じ学部の同期となった。これなども奇遇だ。

 そういう奇遇は先のO君の場合もそうだが,私のゼミ生だったS君の場合も,ゼミ名簿を見て名字と住所から,彼の父親が私と同期で同じクラブに属していたので,すぐに気づいて,「おまえのオヤジのことはよく知っているが,それを知っていて私のゼミに入ってきたのか」と聞いたら全くそれを知らずに入ってきたという,これも奇遇だ。長らく教員をしていると色々ある。Yさんの場合など,私がゼミの先生によく連れられて行った「おでん屋」(もっとも今はおでんはやっていないが)があって,その後も私はよく通っていたし今も寄ることがあるが,そこの「おでん屋」の孫娘だという。それなら私のゼミに入れてやろうじゃないか,などとなった。立命館大学経営学部卒業のK君などは,先ほど書いたクラブで私の2年後輩の君の息子だという。今でも東京へ出張した折に,ゼミ同窓会をするが,そこに客分として参加してくれている。

 そういう奇遇は楽しい。長い人生だから,いろんなことがあるといえばそれまでだが,でも愉快である。


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