singersong professor KMの日記

2007年05月31日(木) JRが遅れる

 ここのところ,JRがよく遅れる。仕方ない面もある。一昨日29日夜などは,全く仕方ないと思う。嵯峨野線丹波口駅に到着したとき,社内でばたっという音がした。何だろうと目をやると,同じ車両で人がばったり倒れていた。何人もが心配そうにのぞき込み,「車掌を呼べ」ということで社長が来て,その間にも救急車の手配を駅員の人がし,最後にはその人が担架で運び出された。それでようやく,約10分遅れで発車となった。こう言うのに遭遇することは滅多にないが,こういうこともある。よく「急病人が発生したので遅れた」というアナウンスを聞くことがあるが,これがそうだと思った。これなど遅れても仕方ない。誰もその場に居合わせた人は文句を言うはずもない。みんなその人を心配そうに見守り,何とかしようとしていた。

 昨日の夜も大阪での講義を終えて,懇親会をして,大阪駅発夜の11時の新快速に飛び乗ったのは良かったが,「山崎−高槻間」で貨物列車が少し脱線したとかで,内側車線のみ使用しての運行となり,高槻近くから遅延を始め,京都駅に着いたのは15分遅れ。で,結局嵯峨野線最終電車となってしまった。こういう遅れ方もある。

 今朝嵯峨野線では,特急電車が少し遅れたので,電車到着が3分ほど遅れ,当方は次の電車に乗る予定だったのだが,その電車に間に合ってしまった。朝のラッシュだから,運転間隔も短いので,別にどうと言うこともないが,少しのラッキーというところだろうか。今朝は二条にある朱雀キャンパスで経営管理研究科学内入試の志望理由書チェック・採点を行ってから,BKC登校と言うことになったが,今日は順調だ。

 ま,とにかくJRは,よく遅れたりする。今週は月曜日も朱雀キャンパスからBKCへ移動の東海道線で,神戸方面でのトラックによる陸橋接触で30分遅れが生じていたが,考えてみると,今週はほとんど毎日JRの遅延と関係しているように思う。



2007年05月29日(火) 今週末は経営学部校友会セミナー

 日記の読者に,経営学部校友会に関心のある人もあるだろう。又これは,今週末の私のスケジュールでもある。このセミナーの前に経営学部校友会幹事会を開くことにもなっている。詳細は下記を参照してほしいが,よく考えてみると,今週は懇親会続きとなりそうだ。

−−−−−−−−−−−−−−
 今週末6月2日(土)新しい二条・朱雀キャンパスで,経営学部校友会のセミナーを開きます。

15時30分より301号教室
「幕末・維新の動乱−新撰組の悲哀−」
             山崎有恒文学部・准教授

17時30分より7階「TAWAWA」にて,
 懇親交流会

となっています。詳細は下記。

http://ritsba-kouyukai.jp/pdf/2007seminar1.pdf



2007年05月28日(月) ちょっときつい

 土,日と,立て続けに大阪。土曜日はMBAの指導で,立命館アカデメイア@大阪へ,日曜日は学生証券連盟の勉強会での指導講師として,大阪経済大学。その前後にも,自分なりにしなければならないこともある。

 月曜日は,例によって,一時間目から朱雀での連続講義,午後,BKCへとって返し,協定科目講師応接。そして,専門演習。これを4時前から7時過ぎまで。やはり,前日同様しなければならないことを前後にした。

 おまけに,朱雀からBKCへの移動。今日は朱雀を早めに終わったのに,びわこ線のダイヤが混乱していて,移動に1時間半少しを要した。そうなると,あわただしい。こういうときもある。



2007年05月24日(木) ジェットコースター

 ジェットコースター事故があってから,下記記事のようなことが,次々と明らかになって,怖いというべきか,わかってよかった言うべきか。それにしても,人命が失われてからでないと,これができなかったのは,悲しい。

 ジェットコースターに乗ったことはあるが,こんな実態だったことは全く知らなかった。てっきり安全だと思って乗っていた。そのあたりはちゃんとできているという思いこみがあった。誰でもみんなそう思っていたのではなかろうか。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
24%、探傷試験せず コースター7基に亀裂 国交省調査
5月24日8時2分配信 産経新聞

 エキスポランド(大阪府吹田市)のジェットコースター脱線事故をきっかけに、全国の遊園地に緊急点検を指示していた国土交通省は23日、全国のジェットコースター306基のうち、過去に1度も探傷試験をしていないコースターが約24%にあたる72基あったことを明らかにした。7基のコースターで車輪などに亀裂などが見つかり、うち6基で部品を交換。1基は今も交換作業中。

 年に1回は探傷試験を行うという日本工業規格(JIS)の基準に違反していたコースターも119基(約39%)にのぼった。同省は「4割がJIS基準に従っていなかった事実を重く受け止めている」としている。

 亀裂などが見つかったのは、浅草花やしき(東京都台東区)のコースター▽多摩テック(東京都日野市)の「でんでんむし」とジェットコースターの「ガリオン」▽ワンダーラクテンチ(大分県別府市)のジェットコースターなど、計5施設7基。

 7基のうち6基では部品交換を済ませている。多摩テックとワンダーラクテンチではコースターの営業開始以降、一度も探傷試験をしていなかった。特にワンダーラクテンチは昭和47年の創業以降、35年間実施していない。

 同省は50基については現在調査中としているため、今後もJIS違反の状態の遊園地は増える見込み。

 点検対象のうち、エキスポランドの事故機「風神雷神II」と同型のコースター4基はすでに調査結果を報告済み。鷲羽山ハイランド(岡山県倉敷市)は昭和61年の設置以来、探傷試験を一度も行っていないことが分かっている。



2007年05月21日(月) イラク占領

 パトリック・コバーン「イラク占領」緑風出版,が面白かった。アメリカとイラクの「戦争」そして占領がどのようなものであったのか,大変理解しやすかった。最近はイラクの実態などほとんど報道されないが,この戦争と占領が以下に問題含みであったのかが,如実にわかる。著者はイギリス人ジャーナリストとして,イラクのことをよく知っている。

 アメリカが如何にいい加減な気持ちで戦争を始めたか,それでその後抜き差しならない窮地に追い込まれているか,がよくわかる。それにしても,ネオコン,ブッシュが如何に無謀な戦争を行ったかがよくわかる。それが外交ではなく,アメリカの内政問題として行われたところに罪深さを感じる。自己の権力のために他国を侵略し,国民を踊らせた。常に戦争というものはそういうものだが。

 一読を薦めたい。



2007年05月19日(土) 水,木,金と

 水,木,金と夜は外で食べることになった。水曜日は大阪での夜の講義の後,少し懇親。木曜日は経営学部校友会の常任幹事会の会議と弁当。金曜日は野村證券とFインスとの連携事業で夜は懇親会。こういうことで連夜の外食。こういうこともある。木,金曜日の場合,京都駅だとか二条駅周辺での会議だから,帰宅がいつもより早いくらいだから,むしろくつろぐ。もっとも帰宅後仕事を持ち帰っての処理作業も少しはあるが。ただ,帰宅するとどうしても少しはくつろいでしまう。昨日など,阪神戦を最後の方は見てしまった。これが負けていると見ることもないのだが。

 ところで,最近東京の大学で「はしか」での休校が相次いでいる。これが各地に拡がっている。どうやら我々の方にも拡がってきたようだ。これで休校になって困ることは,例えば1週間とか2週間とか休校になると,その分夏休みが削られることになる。この期間は,我々にとっては集中的に研究できる期間でもあるし,また,研究会などで動き回る期間でもある。例年8月上旬に,サマーセミナーで九州の研究会に出かけているが,これへの参加ができなくなる可能性が出てくる。これなど困ったことだ。

 全学的には影響はもっと甚大だろう。



2007年05月17日(木) メールを見る間もなく

 昨日の水曜日は,例によってバタバタ。午前中に,インス執行部会議,それに引き続いて「経営財務論」の講義。終わったら午後2時過ぎ,3時前にようやく昼食の弁当を食べて,「経営財務論」のQ&Aをつくっている内に午後4時半を回ってしまった。大急ぎで南草津駅から大阪へ。

 大阪・淀屋橋の教室に着いたのは午後6時15分。教室でのパワーポイントなどのセッティングのため急ぎ教室へ。いつもなら余裕があるので,メール・チェックなどするのだが昨日はできず。で,9時半までの講義。終了後は懇親。大阪駅最終の新快速で京都へ戻り,雨の中タクシーで帰宅。何ともはや,ばたばた。

 そんなこんなで,今朝木曜日は大学へ着いたのも少し遅かったが,それからメール・チェックしたら,今朝の会議連絡。もはや手遅れ。会議は欠席となってしまった。前日の夕方に会議連絡を入れて,翌朝に会議などと言われても,それは連絡の仕方が悪い。いくら私でも,外へ出るときに,そんなにこまめにメールをチェックできるわけがない。

 メールを出したから連絡したつもりになられては困る。第一,私が夜に大阪で講義をしているのだから,ちゃんと連絡したければ,電話をして大阪オフィスの誰かに伝言を頼めばよい。ところが,大学と言うところは,誰がどういう行動をとっているか全然押さえていない。校務であるにもかかわらず,その行動を押さえていない。何とも非効率な組織である。

 校務でメール・チェックできなかっただけなのに,会議を休んだように受け取られるのは困る。どこの大学でも前近代的なのだが,進んでいるように見られるこの大学もやはり前近代的だ。効率性追求というような観点があまりない。それでよい場合もあるが,困る場合もある。バランスの良い運営が求められる。



2007年05月16日(水) エキスポ事故(その2)

 昨日のエキスポ事故で社長の行動に違和感を感じたという日記に関連した「ツッコミ」がありまして。で,言いたいことが十分に伝わっていないと思って,書いておきます。

 言いたかったことは,自民党ないし安倍さんにに献金したからいけないのではなく,共産党であれ何であれ,ソトに目が向いていて,顧客や従業員のことを忘れてはいませんか,と言うことが言いたかったわけです。

 トップはソトばかり見ていて,取り巻き連中はヒラメ現象。上ばかり見ている,なんぞという組織は,いずれ崩壊するかもしれない。早めに改革しておかないと,とんでもないことになる,そういうことを言いたかったわけです。



2007年05月15日(火) エキスポランド事故

 エキスポランドでのジェットコースター事故で死者が出たことは,すでに旧聞に属するかもしれない。社長の会見を聞いていて何となく変な感じを受けていた。そして,整備不良が次々と報じられ,その変な感じがしたのが決して間違いではなかったと思わせられたものだ。何せ設置後一度も車軸の取り替えが行われていなかった,などなどと報じられるに及んで,いったい何という会社だと思わされた。で,そこへもってきた,下記のニュースを見て,私の直感が決して間違っていなかったことを確信するに至った。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
安倍、小泉、慎太郎親子に献金…エキスポランド社長

 ジェットコースターで死傷事故を起こした大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」の山田三郎社長(77)や関連会社が、安倍晋三首相(52)や小泉純一郎前首相(65)、石原慎太郎都知事(74)ら大物政治家に政治献金をしていたことが14日、分かった。入園者の安全確保よりも、政治家との関係を優先していたのか!?

 政治資金収支報告書によると、山田氏は2003年と05年に、安倍首相の管理団体「晋和会」に各50万円の計100万円、小泉前首相の「東泉会」に各100万円の計200万円、石原知事が2選を果たした03年には「石原慎太郎の会」に150万円を献金した。

 また、山田氏が代表取締役会長を務めるアミューズメント施設開発会社「泉陽興業」(大阪市浪速区)は、03年と05年に石原知事の長男、伸晃衆院議員が支部長を務める自民党東京都第8選挙区支部に各100万円の計200万円、三男の宏高衆院議員の自民党東京都第3選挙区支部には各100万円の計200万円を献金していた。

 山田氏は、佐藤内閣時代に衆院議長まで務めた自民党の松田竹千代元衆院議員(故人)の元秘書で、全日本遊園地施設協会の会長。泉陽興業をはじめとする遊園地関連グループ企業の総帥で、政界人脈も深いという。
(http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007051428.html)



2007年05月13日(日) 馬の耳に念仏

 「馬の耳に念仏」とはよく言ったものだ。今日,情報化社会だといわれ,情報があふれているように見える。しかし,意識していなければ,それは単なるノイズ・雑音でしかない。前回書いた高野連の場合でも,役員は現場情報について,見えていない,と言うより,聞く耳を持たない。まさに「馬の耳に念仏」なのである。それで的確な判断ができるはずがない。

 どんな組織でも,トップはしばしば,「裸の王様」になりがちである。「取り巻き」が不都合な情報をトップにあげない。だからトップは誤った判断をしがちである。又,トップは不都合な情報を聞きたくないに違いない。大きな失敗をしてから,はじめて気づかされるのだろうが,手遅れである。どこの組織においても同じである。傷口が大きくなってから初めて気づく,というより,気づかされる,というか気づかざるを得なくなる。

 現場情報がなかなかトップに伝わらない。トップがよほど気を付けて,しかも,情報が流れやすい組織構築に努めないと,情報が流れない。情報が情報としてではなく,ノイズ・雑音としてしか聞かれない。まさに「馬の耳に念仏」,何を言っても聞いてもらえない。聞く気がないのだから。至る所にそれは見られる。風通しの良い組織,それは活力のある,発展途上の組織だろう。よほどトップに見識がないとうまくいかない。



2007年05月11日(金) 病み上がり2

 そろそろと始動しているが,例によって水曜日午前中ファイナンス情報インスティテュートの執行部会議,12時半からは学部の「経営財務」講義,終わってから,質問票への回答を作成し,さらに急いで,大阪・淀屋橋へ移動。社会人MBAの「経営財務」,終わってから,個別の指導をしている内に,10時近くになり,ビルが閉まりますから,というので終了。

 木曜日は昼に朱雀キャンパスのMBA学生面接。こちらの執行部会議。そして終了後,再び学生面接。終わったら午後6時前になっていた。それからBKCで仕事をする予定だったが,行ってすぐ帰ることになりそうなので,予定の作業を自宅でできるよう,ファイルをメールで送ってもらう手配をし,自宅で作業をした。学部の「経営財務}のQ&Aと次回レジュメの完成へ向けての作業だ。

 帰るためにJR二条駅へ行ってみると,嵯峨野線が強風のためストップ。やむなく,バスで帰ることにした。それにしても雨風の強い日だった。それだから,嵯峨野線ストップとなったようだ。強風のためビニールシートが架線に引っかかり,それを取り除く作業に時間を要したようだ。駅のアナウンスで京都行きが1時間遅れ,園部行きが2本運休して,その後の電車は快速が普通で運転します,などとアナウンスしていた。きっと超満員だろうと思ったので,そして,かなり遅れるだろうと予想して,バスに変えたわけだ。ま,いろいろある。

閑話休題

 今朝の報道で,高野連が一連の決定への緩和措置,救済措置を認めたと報じていた。当然だろう。下記解説がそのあたりの事情をよく説明してくれている。

「特待制度調査の結果公表から一週間。かたくなに反対を叫んだ日本高野連が早くも振り上げた拳を下ろした。
 憲章違反校が370校を超えるという「予想外の数字」(脇村春夫会長)になった。このため当初のような「認められない」といったしゃくし定規な対応では、実際に保護者らと向かい合う学校側の困惑は広がるばかり。
 また特待生の家庭の事情も様々で、就学が困難になるケースは予想された。「夏の大会に間に合わせようと急いでやった」(田名部和裕参事)ツケは、現場の大混乱につながった。
 「転校生、退学者を出さないように」(同)との配慮から救済措置を決めたが、現場からの悲鳴に対応した当然の内容だろう。しかし、それぞれの対応は学校任せ。どの程度の経済的困窮なら奨学金が認められるかなどの基準は「校長らの裁量でできるものをお願いしたい」と丸投げした。違反校の部長に対する処分の緩和も含め、まさに朝令暮改。
 高野連は来年度の生徒募集要項作成に間に合うよう、六月中旬までに特待制度のあり方を検討して方向性を出すという。今度こそ明確な基準を打ち出す必要があるだろう。(土田昌隆)」(日経朝刊)

 お粗末である。高校野球の「プロ化」現象についての,当否はともかく,この間の高野連の対応は,無責任だ。これまで黙認してきた責任を棚上げにして,「正義」の鉈を振り下ろしたことも無責任だし,何よりも,実情を知らずに,また実情を上に上げる仕組みもないままに,決定をしたことも問題だ。こういう理事会を持つ高野連とは一体どういう組織なのかと思う。今回の混乱を引き起こしたのは,現在の理事の責任だろう。



2007年05月08日(火) 連休が明けて

 連休が明けて,「病み上がり」の体を,そっと扱いながら,仕事に復帰。月曜日は,朱雀キャンパスでの経営管理研究科の講義を,いつもなら,歩き回りながら行うのだが,今回は,座りっぱなしで行った。で,BKCへ移動して,それものろのろと移動して,JR南草津の駅からはタクシーを利用した。14時10分からの協定科目の講師紹介,そして,15時50分からの専門演習。このころになると,調子を取り戻し,長丁場となった。終わってから,ゼミ生と生協で軽食をとって,研究室の戻ったら,はや午後8時半となった。

 8日火曜日は午前中の「卒業研究:のあと,いろいろな打ち合わせや昼食をとった後,教授会。これが延々午後8時半過ぎまで続いた。ま,重大問題とはいえ,疲れる。というか,重大問題だから,疲れる。



2007年05月06日(日) ぎっくり腰

 連休の真っ最中。4日に「ぎっくり腰」再発。5日,それに今日6日と安静中。仕事もお休み中。ま,ここのところ忙しかったので,休みなさいと,カラダの方から要求してきたのでしょう。仕事は残っていますが,お休みということで,安静にしたいと思っています。

 その分,先送りの仕事がたまるのですが,やむを得ません。



2007年05月04日(金) 連休。でも***

 連休。でも,たまった仕事を今の内に片づけておかないと,後が大変。で,一つずつ片づけ中。

 さて,連休中休みの2日にもMBAの講義を大阪・淀屋橋で行った。で,おきまりの懇親会となって,いつも通り,山陰線最終となった。ただ,講義の前に少し時間があったので,淀屋橋地下の書店で,読みたいと思っていた新刊,ベンジャミン・フルフォード「暴かれた{闇の支配者}の正体」扶桑社,を買った。帰りの車中で読み始めたが,さすがに途中から居眠りとなった。でも,昨日の車中などでも読んで,読み終わってしまった。

 ま,陰謀モノといえば,そうだが,私が最近そうではないかと思っていたことが書かれていたので,かなり真実に近いのではないかと思う。郵政民営化は,1500兆円の日本の個人金融資産をアメリカに貢ぐ仕掛けで,小泉=竹中ラインは,私益のためにそれを代行したに過ぎない,と言った内容が書かれていたが,当たらずとも遠からじ,だろう。りそな救済の怪しさにも言及している。これも,火のないところに煙は立たず,のたぐいだろう。

 フルフォードの著書はいくつか読んでいるが,いつもながら読ませる。末尾に,闇の支配者といえども,万能ではない,対抗すべきだ,という呼びかけがなされていて,最後に希望を持たせてくれる書き方になっていた。「日本は戦後,世界に対して武器や弾薬を売らずに,真面目に汗水たらして働いて反映を勝ち取ってきた唯一の先進国だ。こういう国こそ,未来の地球の指導者になるのにふさわしいと思う。」「日本人よ,今こそ目を覚ませ!」という呼びかけで終わっている。ラストは思い入れがあって,なかなかよろしい。



2007年05月01日(火) 連休中というのに

 連休中というのに,仕事がある。30日(月)は本来振り替え休日のはずだが,大学院経営管理研究科MBAの講義はあった。1,2時間目に講義をしたが,事務室は連休でお休みで,講義だけはあった。学部の方はお休みなのだが,大学院はクォーター制となっていて,授業時間がきちきちで,連休中でも休みなしだ。

 もちろん,5月1,2日は休みではない。講義がある。ただ,2日の学部の講義は,3クラス同じ内容で講義をするという関係上,進度調整のためお休みにした。だが,大阪でのMBAの夜間の講義はある。今日1日は「卒業研究」と「ファイナンス入門」だが,「ファイナンス入門」はゼミ卒業生のクレディ・スイス寺田氏に話して貰ったので,こちらの負担は少なかった。また,その前に昼食をともにしたのだが,せっかくだから「卒業研究」の4回生諸君とも食事をともにした。彼らには有意義だったのではないか。

 金融業界に内定している諸君が多いので,今後の参考になったと思う。こういう人脈ができるのも長年教員を続けてきたおかげだ。ネットワークは今後も大事にしたい。


 < 過去  INDEX  未来 >


singersong professor KM