連休第1日目の28日,折角の好天(?)で,夫婦連れで亀岡散策に出かけた。最近,石田梅岩「都鄙問答」を読んだりしているが,この石田梅岩生誕の地が亀岡なので,一度出かけてみたかったからである。
まず,亀岡城址散策に向かった。明智光秀の亀山城址なのだが,伊勢の亀山城と紛らわしいというので,亀岡城址になったという。これは,フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』からの知恵だけれど。ただ,この亀岡城,現在はほとんど大本教の所有するところとなっていることを,行ってみて初めて知った。それでも一応散策したが,お堀の一部と,石組みの一部が残されているのみであった。
で,そこからガレリアかめおか(http://www.galleria.city.kameoka.kyoto.jp/)へ向かったわけだが,道を間違って,遠回りしてしまった。おまけに,好天のはずが,雷雨となった。それでも傘を持参していたこともあるが,ぎりぎりあまりぬれずに済んだ。まずは昼食をとってから,ガレリアを見て回った。石田梅岩の心学講舎(石田梅岩の講席の場)を復元・展示はしてあったのだが,予想より小規模であった。むしろ,盆栽の展示などの方が盛んであった。要は,亀岡市民の広場なのである。
ま,だいぶ歩いた。それで日頃の運動不足解消という目的達成と言うべきだろう。デジカメで写真撮影もしたから,ま,満足した。帰りのJR,亀岡駅から乗るとき,元立命館大学職員のIさんに声をかけられ,車中,いろいろ話せた。思わぬ出会いも楽しかった。久しぶりに一日骨休めをし,英気を養った。
火曜日夜,長い教授会の後,教授会懇親会があったけれど,さすがにあまり飲むのは控えて,宴たけなわの中,(私には珍しく)9時半には引き上げた。水曜日MBAの講義を午後9時半まで大阪淀屋橋で行ったが,例によって例のごとく終了後何人かの皆さんと一献傾けた。11時前には打ち上げて,帰宅の途につくのだけれど,京都へ戻り,山陰線は最終の0時4分発となる。
今週は木曜日朝からMBA院生のいわば進路相談のようなことをした。朝10時から始め,午後の執行部会議を挟んで,午後5時前までの仕事だった。で,昨日はそれから3人で「祇園萬両」へ繰り出した。おいしいお酒をいただいて,ご機嫌となった。これで,今週は3連チャンと相成った。
そんなことをしているから,帰ってから留守電を聞くと,し残した仕事が追いかけてきていた。「アクロス」用原稿催促のYさんからの電話である。朝早く,その仕事に取りかかった。午前中はそれで結構時間がかかった。経営学部校友会機関紙「アクロス」用の原稿だが,一つは,インタビューに対するいわば「解題」のようなもの,それから,「埋め草」として千字あまりの記事を書いた。今回はいわばM&A特集の様相を呈している。
午後,学部の「経営財務」のQ&Aの続きを作成し,さらに,次回ウィンドウ4のレジュメを完成にこぎ着けるのに,やはり,数時間を要した。ほっと一息ついたら,もう5時近くであった。何ともせわしない1週間ではあった。まだ,残された仕事もある。さて,これからとりかかろう。でも,連休の間,少しは気晴らしもしたいと思っている。
今秋の月,火,水も忙しかった(忙しい)。現在進行形なので,忙しいと言うべきなのだろう。月午前,朱雀でMBA講義,4時間目協定科目講師紹介,5時間目結局7時過ぎまで3回生ゼミ,そして学生諸君と生協で食事をしながら話し。
火,2時間目4回生ゼミ,3時間目講義,引き続き教授会。それが,今週は大荒れで,終わったのは8時。それから教授会懇親会。今回は軽くエポック交流室でと言うことだったので,宴たけなわ9時半頃バス停へ向かった。
水,午前中会議,引き続き,3時間目の講義,終了後ようやく昼食として弁当を食べた。弁当を持参しないと昼食が食いっぱぐれとなりそうだ。このことは火曜日も同様で,午後2時を過ぎてから大急ぎで,昼食として弁当を食べることになる。
で,その後,Q&Aレジュメ作りなどをしている内に時間がたつ。とりあえず一段落したのが,今。これからバスで南草津,そしてJRで大阪,地下鉄で淀屋橋,この淀屋橋にあるサテライト・キャンパスでMBAの講義を9時半頃まで行う。それから恒例の軽く一杯となる。
ここBKCは,新入生歓迎祭典で学生があふれている。今朝早めに出たのだが,南草津の駅は学生であふれかえっていた。電車から降りて駅を出るまでに10分はかかったのではなかった。それにバス停は大行列となっていた。「そうだ」と思い立って,駅から大学まで歩いた。久しぶりに歩いた。陽気もよいから道ばたのタンポポを愛でながら歩いた。汗をかいてしまった。45分はかかったのではなかったか。あるいはそれ以上かかったかもしれない。前にも言ったように,タンポポなどを愛でながら歩いたので,ゆっくりだったからだ。気分爽快,と言うべきだ。
で,夜になると,BKC名物の打ち上げ花火で締めくくるのだろう。帰りもこれとぶつかるとバス待ちとなる。少し時間をずらさないといけないだろう。
4月はまさに,嵐の月・火・水である。月1・2朱雀での大学院講義,4は協定科目で講師紹介。5は「専門演習」だが,これがゼミのことだから,エンドレスとなる。火曜日は2が「卒業研究」,そして昼食をとるまもなく3「ファイナンス入門」となる。それでも教授会がなかったから,その後は講義準備などに時間がとれた。
水は午前中会議,途中で抜け出して「経営財務論」の講義。終了後TA打ち合わせを簡単にすませ,やっと3時前に大あわてで昼食の弁当を食べることになる。弁当でなければ,食べそびれることになる。3時には研究室を出て大阪へ。いつもは本を読むのだが,さすがに疲れて居眠りが多かった。17時から社会人院生の個別指導。18時30分から大学院講義を21時30分まで行った。終了後,院生の何にかの皆さんと,懇親をして,嵯峨野繊細終電車で帰宅となった。
こうなると,木曜日に講義準備(レジュメ作成,パワーポイント作成など)に追われることになる。予定の仕事を一部し残して,今日金曜日を迎えたわけで,その続きを始める必要がある。
「忙しい」とは,心が亡びると書く,とは,木津川計氏の言葉だった。だが,吉田和男氏によると,「忙」とは,「意味を示す心と発音を示す亡の結びついたもので,気が落ち着かない状況を示して」いるという。「日本語では仕事が多くバタバタしている状況」だが,「むしろ,その結果,気が不安定になっている状況」をいうという。それでも「心が泰然としておれば」よいのだという。なかなかそうならないのが凡人の悲しさだ。
2007年04月17日(火) |
企業価値向上のためのファイナンス入門 |
拙著「企業価値向上のためのファイナンス入門」中央経済社(下記参照)
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31879665
がようやくできあがった。早速大学院でテキストとして,使っている。学部でも使ってみたいと思う。大学院MBAでも初級レベルなので,学部でも使えると思っている。
このテキスト,MBAが正式に立ち上がった昨年から書きたかったのであるが,昨年は専用の小冊子として書いてテキストとして使っていたが,ようやく公刊にこぎ着けた。結構データなどに凝ったつもりである。類書はあまりないかもしれない。実際のデータを使ってファイナンスを論じた教科書はあまりないように思う。そういう意味では使い勝手がよいはずだと,勝手に自負している。ビジネスの現場で使える本を書きたいわけだが,果たして,この本が使えるかどうか。現場の人に聞いてみる必要がありそうだ。
徐々に反応があるのかな,とは思う。タイトルは出版社の進めによったが,これで良かったのだろうか。ま,使って貰えればよいのだが。
2007年04月16日(月) |
地震で嵯峨野線ダイヤの大幅乱れ |
日曜日は大阪・淀屋橋でのMBAの指導に出かけた。ご存じのような三重県亀山の地震でダイヤが乱れていたのだが,とくに帰りの嵯峨野線,これは大幅な乱れ。京都駅で30分以上電車に乗ったままだった。乗ったは良いけれど発車しない。「発車の見込みがたちません」というアナウンスで,京都市内の人は降りてタクシーや地下鉄に変える人もいたようだ。「この電車は,もう1時間も発車できないでいます」などとアナウンスされると,さすがに不安になる。それでも,ぎりぎり座れていたから,本を読んでいたら,そんなに腹立たしい思いをしなくて済んだ。
とはいえ,いくら地震だとはいえ,三重県でのことだから,嵯峨野線がそんなに遅れるはずがない。京都線でもそれほどの遅れではなかった。
思うに,嵯峨野線は単線で,かつ特急優先で,言い換えると,特急料金の払い戻しを避けたいと思うのだろう。特急優先でかつ単線となると,割を食うのは普通電車ということになったのだろうと推測する。というのも,特急電車はそれなりに発着していたからだ。その間普通電車は釘付けとなっていた。むしろ,急ぐ人は特急で行ってくれと言わんばかりのアナウンスもあった。JR西日本の体質をかいま見た思いだ。
昨日,大阪での学会出席のあと,京都へ引き返し,昨年卒業した諸君のゼミOB会に出席した。やはり幹事役K君の人柄だろう。大勢が集まった。それも埼玉,横浜,静岡,岡山,名古屋など各地から集まるのだから,ほんとうに仲のよいゼミだ。地元の人間の方が少ないくらいだから,その結集力には驚嘆する。お疲れ様でした。
その席でも紹介したのだが,やはり人間,心の支えとなるような言葉を知っておくとよい。迷ったときにそれを読み直して,方針を決めればよい。私などそれに気づくのが遅かったと思う。さしあたり今読んでいる本で,よいのを紹介しておこう。
佐藤一斎著,岬龍一郎編訳「言志四録」PHP研究所,という本がそれだ。勇気のでる本だと思う。一読を薦めたい。
今日は9時から朱雀キャンパスでMBA講義,これを終わったのが12時10分過ぎ,大急ぎでBKCへ移動して,14時前に協定科目の先生に応接し,講師紹介まで行った。その間にも,教務関係のごたごたの処理に追われた。
15時50分から専門演習。私のゼミは無制限一本勝負。19時に終わって,それから,学生諸君と盛況で少し食べて話をするなどで,20時30分に解散。なによりも,教務関係のごたごたで,ふらふら,だ。精神的に「しんどい」のはつらい。
ここでは,詳しく書けないけれど,とにかく,いろいろ問題が起こる。
今日は桜満開で休日とあって,すごい人出だ。京都駅,とくに嵯峨野線ホームなどごった返していた。日曜日だというのに,電車も満員だった。T君の話では,京都で料理屋を探したけれど,ちょっとこましな店の予約が取れなかったという。もう,あちこちで満杯のようだ。少し景気も良くなってきたようで,そういうこともあって,人出は最高のようだ。
今日日曜日,仕事でBKCで片づけて後,大阪へ向かう。とうとう今年は,わが女房とのお花見はあきらめなければならないようだ。明日からも連日講義や会議で休みがない。いろいろな突発事故もあって,今年はお花見もできなさそうだ。ま,車中から満開の桜を愛でてはいる。七条鴨川縁,山科疎水,大津駅近辺の桜は見事だ。それとBKCキャンパス内のスタジアム周縁の桜も満開だ。これらの桜で満足しておこう。
全国で桜が満開。もちろん地域によって多少は違うが,今週末は見頃だ。こういうのは,下記桜情報を見て確認する。
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/leisure/sakura/
近頃はインターネットでいくらでも情報がとれる。便利な時代だ。
桜が咲き始めたと思ったら,今度は寒くなると言う不順な気候が続いている。一昨日の東京出張も寒かったが(といってもあまり外に出なかったが),昨日は東京で雪が降ったと報じられている。咲き始めた桜も足踏み状態で,それだけ長い間桜を楽しむことができると言うことで,ま,結構なことである。
例年,わが女房と京福電鉄(最近,改めて嵐電と名前が変わったようだ)の高雄口(これも最近「宇多野」と駅名が変わった)近辺の桜を,わが女房と散策しながら愛でている。今年は,なかなか都合がつかないと嘆いていたのであるが,寒さが戻ったので,週末でも桜が見られそうだ。
どうも,日本人だからか,桜には妙なこだわりがある。季節感がなくなってきているが,やはり季節を感じたい。この先になると,当然タケノコということになる。こちらは舌で愛でるわけだけれど,これも春の楽しみの一つだ。こういうことを楽しめるのは,日本人の特権だと思う。四季の移り変わりの微妙な日本ならではのことで,これが日本人の感性を豊かなものにしていると思う。
世界中,それぞれに楽しみ方があると思うが,日本において,四季を楽しむという風潮は決してなくならないだろうと思う。
2007年04月02日(月) |
黄砂,議員宿舎,そして急遽東京出張 |
今朝はひどい黄砂だった。気象庁のHPでも,「2日9時現在、九州地方から東北地方の広い範囲で黄砂が観測され、西日本を中心に視程が5キロメートル未満となっている所が多くなっています。……この黄砂により、屋外では黄砂が付着するなどの影響が予想されます。また、視程が5キロメートル未満となった場合、交通への障害が発生するおそれがありますので、注意して下さい。」このように警告を発している。中国での乱開発が黄砂現象を激しくしているようだ。
閑話休題
今朝のテレビでも,衆議院の豪華議員宿舎問題が話題になっていた。豪華でかつ安価だというのだけれど,あまりセンセーショナルにこれを取り上げるのもいかがなものかと思う。某番組でも言っていたように,要はそのコストに見合う仕事をしてもらえれば良いわけだ。もっとも,それほど仕事をしてもらえそうにないところが悲しいところだ。仕事ができないから,そんな豪華宿舎はいらないと言うのは本末転倒だ。豪華宿舎を提供するから,それに見合った仕事をしろ,というのが本来の筋だろうと思う。
急遽出張
明日急遽東京出張が決まった。何とか日程調整をつけて出張となった。日本M&Aセンター分林社長へのインタビューの日程がなかなかとれなかったが,急にとれるとのこと,万難を排して東京出張となった。ま,東京駅の近くだから,便利といえば便利。京都からの出張なので,移動だけが大変と言うことだ。東京キャンパスもついでに「視察」してきたいと思う。
昨日3月31日は,経営管理研究科,,いわゆるビジネススクールの事前指導やパーティが行われた。私は,情報リテラシー教育の担当となった。2クラスに分けての各90分の講義・実習となった。立命館大学がもつデータベース検索機能の活用方法がその内容であった。N君,U君にTAとして手伝って貰っての講義・演習であった。この種の講義の難しいのは,受講生のレベルのばらつきである。ばらついているとなかなかうまくいかない。TAがそれをフォローするのだが,そのTAをうまく活用する術を心得ていない私なので,多少の混乱を伴った。それに2コマの講義で結構疲れた。
それよりも何よりも,出だしからアクシデントがあって,なお疲れた。事前にID・パスワードを渡せるようにして下さいとお願いしてあったのだが,2人ばかりそれが整っていなかった。原因はわからないが,出だしに躓くと疲労が倍加する。こういうことがあるから,ちゃんとしておいてほしいと言ったのだが,なぜだかアクシデントがあった。大学と言うところは,組織的対応という点でかなり弱い。官僚的で,部署間の連絡がきわめて悪い。一つの部署で完結する仕事であれば,何とかうまくいくのだが,部署をまたがってしなければならない仕事となると,とたんに効率が落ちる。
そんなこんなで,疲れる一日であった。
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