singersong professor KMの日記

2007年03月27日(火) 祇園萬両

 先日,第2期ゼミ生の集まりがあったのですが,そのゼミ生の一人が,祇園で女将をしているというので,早速その店へ行った。なかなか,良い店でした。彼女のブログ「萬両ほっこり日記」(http://purple.ap.teacup.com/miotsukushi/)3月12日のところで,私たちがその店に行ったときのことが書かれています。

 カウンターの他にカラオケ・ルームもあって,楽しく飲んだのですが,「ぐるなび」でも紹介されています。

携帯 URL:
http://mobile.gnavi.co.jp/search/shop.php?gShopID=c007100&gDistrict=

PC URL:
http://r.gnavi.co.jp/c007100/

お店のHP
http://www.manryo.net/

 この日記の読者の皆さんも,ご贔屓にしてやって下さい。祇園新橋近くの良い店です。その卒業生は,松本美津子といいます。彼女が女将です。



2007年03月26日(月) 研修会資料作成

 昨日一日かけて,MBAの情報リテラシー研修のための資料造りをした。この研修,2クラス分行うのだが,これまで同様の企画を大学院で行ったことがあるが,この場合はよくできる大学院生に講師を依頼していた。今回はそうできない事情があるので,私が担当することにした。おかしなことに,大学院生に講師をさせると,当然のことながら,報酬を支払う。で,私がこれを行うと,無報酬となりそうである。おかしな話である。私がした方がよほどコストが高いと思うが,報酬が安い,というより報酬がないというのもおかしな話だ。この大学はそういう意味で人使いが粗い。引き受ける方がいけないといわれそうだが,執行部の一員として,引き受けざるを得ないと思う。通常の業務は明らかに月給に対応した仕事だと思うが(もっとも何がそれに対応した仕事といえるのかが曖昧なのだが),今回のようなものは,大学院生に依頼した場合と,比較できてしまうだけに,何か割り切れないものが残る。また,大学という組織として,これでよいのかとも思ってしまう。つまり,これが,この大学では組織的に仕事をする体制になっていないことの証左であるからである。



2007年03月23日(金) いらだつ

 ここのところ,いらだつことが多い。詳細は話せないが,精神の平衡を保つことの難しさを知らされる。冷静さを装うが,心が平穏でないので,失敗する。言い過ぎたり,言い足らなかったり。あとで気がついたりする。これは誰にでもあることなのだろうか。自分の性癖によるのだろうかと,ついつい悩んでしまう。自己嫌悪に陥る。さすが,躁鬱ということにはならない。別の「(心の)逃げ道」は用意する。一番心が安まるのは,本を読むことである。そして,研究構想を考える。そうすると,いやなことを忘れる。ところが,よほどいやなことだと,その「逃げ道」に逃げることを忘れる。しばらくして,その「逃げ道」を思い出し,研究に戻る。こういうことがときどきある。研究者は,研究という自分の世界を持っていることが幸せである。これがない人は,また,別の「逃げ道」を用意しているのだと思う。その「逃げ道」を用意できない人が,躁鬱病にかかるのだと思う。



2007年03月20日(火) つながり

 大学と言うところは,つながり,ネットワークの中核になりうるところだと言うことを,つくづく感じる。昨日も書いたけれど,サークルのOB会総会に参加し,その後もそれに出席できなかったT君からのメールなどを頂いて,このネットワークの大切さ,ありがたさを感じる。

 経営学部校友会などのお仕事もさせて頂いているが,これもそういうネットワークとして皆様に活用して頂きたいと思う。もちろん,ゼミOB会などもそういうネットワークの一つだ。大学というのは,企業内と違って,利害の対立があまりないので,容易につながりあえる。

 最近は,学術系サークルの活動が不活発だという話をあちこちで聞く。今の若い人たちはネットワークづくりに熱心でないのだろうか。その有用性は社会に出てみれば,すぐに気がつくはずだ。少子化の影響か,人と交わることがあまり上手でない人も多いように感じる。少人数の気心のあった友達となら交流できるようだが,少し大きな組織になると,そういう交流ができないようだ。

 そういう大きな組織の中に属していて,そこでさらに友達を見つけたらよいと思う。そういう場として,サークルやゼミを利用したらよいのだと思う。そうはしていると思うけれども,とくに,縦のつながり,縦の関係を構築することができていないように思う。もちろん,我々にも責任がある。そういう場をつくるのも我々の仕事だと思う。

 少しずつそういうネットワークの場をつくっていきたいと思う。



2007年03月19日(月) 週末

 16日は東京出張,17日はサークルのOB会総会。そこで,講演,そして懇親会,と続き,少々疲れた。17日は午前様となり,家族にも迷惑をかけてしまった。記憶が定かでない。もう,深酒はよそうと思う。後遺症が残っていたのだ,というより,ぼんやりしていて,今日月曜日の会議の開始時刻を勘違いしていて,大幅遅刻をしてしまった。いけない。



2007年03月15日(木) とにかく

 とにかく何やかやがある。16日は東京出張,17日はサークルのOB会総会。そこで,講演をすることになっている。準備がなかなか進まない。まず,格好をつけるだけはつけようと言うので,配布レジュメを先に作成してある。昨日印刷だけはした。あとはぶっつけ本番となる。アドリブありで進めることになる。ま,身内だから,という「甘え」もある。あまり良くないけれど。

 それにしても,4月からのスケジュールをみると,うんざりする。おいおい,この日記でも悲鳴を書きそうである。ま,忙しいのも,生きている証拠。そう思って乗り切ろうと思う。何でもかんでも引き受けるからそうなるとは,わが女房殿の言葉だ。人に喜ばれることが好きな性分だからでもある。商売人のせがれ。サービス精神旺盛ということで自画自賛するのみ。



2007年03月14日(水) トラブル頻発

 最近はトラブル頻発。内容は言えないけれど,次々とトラブルが押し寄せてくる。ま,能力以上の仕事をしているというか,自分の力量のなさというか,つくづく,いやになってくる。仁徳がないのではないかと思う。とはいえ,そんなことを言っても始まらないと思い直して,次の仕事に取りかかろう。

 閑話休題

 日興コーディアルグループが上場廃止を免れたが,これに関して,市場が決めるべきことを東証が決めたなどと言うコメントをするニュースキャスターがいた。こういう言い方には違和感を感じる。かつての山一証券廃業の場合も当時の証券局長が市場が決めたなどと嘯いていた。あなたが引導を渡したのでしょうと言いたいところだ。今回の場合,市場は上場廃止を望んでいたのだろうか。というか,市場はそんなことを望める立場なのだろうか。証券市場そのものは人為的に維持されているものであって,そのあと,投資家が判断するに過ぎない。

 その点,チャールズ・エルソン デラウェア大学教授のこの問題に対するコメントはわかりやすい。「上場廃止の基準設定は欧米でも難しい。不祥事を起こした企業が意味ある改革を進めたと認められれば,必ずしも上場を廃止する必要はないだろう。判断の正否は今後,株主が取引を実行していくなかで試される。」(日経,3月13日号)

 各紙の社説でも,上場維持への疑問が出されていたが,そうであれば,今後の市場動向に注目すればよいことではなかろうか。



2007年03月13日(火) このところ

 このところ,忙しかった。10日(土)は経営管理研究科入試,夜は第2期ゼミ卒業生の同窓会に出席した。出席者数は寂しかったが,2次会で祇園へ。というのも,祇園にその第2期ゼミ生Mさん(女性です)が,ちょっとしたお店を出したという。それで,そのお店へ行ったわけだ。これから是非ひいきにしなければ,というところだ。

 11日(日)は一日,テキストの再校。校正というのは何ともやりきれない。いつもながら,自分の書いたものに,嫌気がさすのが,この校正段題のことだ。ああすれば良かった,こうすれば良かった,などと思ってしまう。自己嫌悪に陥るのがこの段階である。

 12日(月)午後には,何とか再校を送った。それに,納税申告にも追われて,ようやくこれも夜になってまとめた。計算をしていると,1万円あまりの源泉徴収の還付となりそうだ。1万円あまりのための作業としては大変な作業ではあった。もっとも,2年ほど前には,大変な作業をして,還付どころか納付となった。それと比べれば還付だから,多少ともやりがいがあったとは言える。雑所得の2倍以上の必要経費がかかっていた。

 何とも忙しい今日この頃である。今週は金曜日に東京に出張である。野村證券との打ち合わせで東京へ行く。日帰り出張である。前日夜と,翌日午後にこちらで用事がある。日帰りとならざるをえない。とはいえ,先方との打ち合わせが,午後遅くからであるから,早朝から出かける必要はないが,何ともせわしない。ま,普通のビジネスマンからすれば,ほぼ当たり前のことではあるが。



2007年03月09日(金) ねぶた祭り?

 入試合格発表も終わり,新学期を迎えるまでのこの時期は,親子で下宿探しに来る。生協などが相談に乗っている。土日が特に多いが,平日は母子連れである。ほほえましい風景といえる。わが娘も下宿させたが,この場合も,妻に任せきりだったことを思い出す。

 下宿探し,誰も知り合いもなければ,どこに下宿するのがよいのかなど,手がかりはほとんどないだろう。きっと迷うに違いない。結局,エイヤッと決めるしかない。しかも,家計への負担も気になるだろう。負担であることは間違いない。日本という国は儒教文化の国である。教育負担をいとわない風潮がある。美風であると思う。ただ,子供たちがそれを有り難いと思ってくれるかどうかである。それもこれも親や学校,さらには社会の教育による。親の期待を裏切って馬鹿をする子供もいる。福岡の中国人留学生による強盗殺人事件での中国人の父親の落胆ぶりはよく理解できる。中国も儒教国だ。

 日本の親もうかうかできない。子供は何を勉強しているかわからない。そういえば,昨夜だったか,わが大学の学生らしき女の子が「馬鹿話」をしていて,恥ずかしいくらいだった。「日本の三大祭りは何だっけ」などと話しているのだが,さすが関西だから,祇園祭と天神祭はわかるのだが,あとの一つがわからないらしい。ねぶた祭りだなどとのたまう。馬鹿言っちゃいけないよ。昔から三都といって,京都,大阪,東京,これが日本の三大都市であったわけで,京都の祇園祭,大阪の天神祭,とくれば,あとは東京に決まっている。神田祭とあわせて三大祭りというわけだ。ねぶた祭りはないでしょう。いやになってしまう。



2007年03月08日(木) さすが滋賀県は寒い

 研究室から窓外を見ると,雪がちらついていた。さすが滋賀県は寒い。暖冬で,今年はほとんど雪を見なかったというのに,この季節になってから,雪が舞うとは,どこか狂っている。京都の今朝の最低気温マイナス0.1度,大津あたりではマイナス1度くらいだったようだ。今年の京都では最低気温がマイナスになったのは1月に4回,2月上旬に2回あったきりである。だから今朝のマイナス0.1度は,暖冬の中では珍しい。

 一方で桜前線は北上中と報じられていた(下記記事参照)。東京など,桜の開花が3月18日頃なので,入学式は葉桜の下で執り行われそうだという。また,例年新入社員の初仕事としてお花見の場所取りというのがあるが,今年は新入社員が入社する前に桜の見頃となるので,新入社員がその仕事をしなくて済むだろうとも報じていた。京都などの開花予想も早く,関西での今年の入学式は満開の桜の下で執り行われることになりそうだ。

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桜開花、もうすぐ=静岡13日、東京は18日−記録的暖冬の影響・気象庁
3月7日14時31分配信 時事通信

 気象庁は7日、九州から関東、北陸地方までの桜(ソメイヨシノ)の開花予想を発表した。記録的な暖冬の影響を受け、東日本・西日本の多くの地点で平年より早まる見込み。最も早い静岡は15日早い13日、次いで高松、松山が17日。いずれも1953年の統計開始後では最も早い予想となっている。東京は2番目に早い18日。 



2007年03月07日(水) 日本経営財務研究学会

 日本経営財務研究学会を今秋10月6日(土),7日(日)に,ここBKCで主催することになっている。その準備作業を進めている。会員としては実質私一人とも言える状況で,厳しいと言えば厳しい。門下で協力してくれる,まさに強力(協力?)助っ人が,何人かいる。彼らの協力を得て進めたいと思っている。学会を主催するというのは,まさに学会へのご奉仕。考えてみれば,学会に参加して,いろんな知識を吸収し,ネットワークができて,結果的にえるところも多い。だから,フリーライドしてばかりではいけないわけだ。恩恵への還元をしなければならないわけだ。中小の大学ではやはりでききらない。大手大学がやらざるをえない。運命づけられているとも言える。

 近頃は,大学も施設使用料を徴収する。ま,赤字も覚悟せねばならない。それもこれも,これまで育てて頂いた,学会,というか学界への恩返しと考えるべきだろう。最近はそのように思えるようになってきた。それは,学会報告の方が自分のためになる。しかし,主催校がない限り学会は開けないわけだから,誰かが労をとらなければならない。所詮我々は過去の遺産の上に成り立っている。その遺産を受け継ぎ,次代へなにがしかの貢献をする必要がある。学会の主催とはそういうものだと思う。



2007年03月06日(火) つながった

 いろいろな本を読んだり,いろいろ考えたりする。我々は常にこういうことを書きたいのだけれど,という意識を持って読んでいる。もちろん,楽しみで読む場合もある。読んでいて,あるフレーズから,ぱっとひらめくことがある。そうか,そういうストーリーで考えれば,筋が通る,つながる。今まで考えてきていたことに「一本の赤い糸」が通ると感じることがある。狂喜乱舞,ビビッとくる,といっては大げだだが,そういう瞬間がある。気づいてしまえば,なぜ今までそれに気づかなかったのだろうというようなことであるが,それに気づくと,今までバラバラであった思考が一つにまとまる。こういう感覚に陥ることは,そうたびたびあるわけではない。年に1度あるかどうか,である。今朝,ある本の一つのフレーズから気づきがあった。気分は高揚している。もちろん,もっと検証していかなければならないわけだが。



2007年03月05日(月) 立命館小学校,蔭山先生,そして週明けも続落

 週明けも日経平均前場,300円を上回る続落となっていたが,後場に入ってさらに下げ,575円68銭安の1万6642円25銭という大幅な下げとなった。上海の3%を超える下げに引きずられたのだろうか。

 昨日,日曜日経営学部校友会経営学振興事業セミナーで,百マス計算で有名な陰山先生に話して貰った。百名を超える参加をえて,立命館小学校を会場にしてのセミナーであった。陰山先生は,今年度から立命館小学校副校長でもあり,政府の教育再生会議の有識者メンバーでもある。超多忙の中,お話し頂いた。詳細はまた,経営学部校友会のHP(http://ritsba-kouyukai.jp/)で速報を出す予定である。

 お話は,大変興味深いものであった。今の学校や子供たちを取り巻く環境がどんなものかがよくわかった。要は社会の縮図。マスコミ論調に踊らされてはならないと言うことだ。今の学校の先生は事務書類作成に追われて,子供と接する時間がそれに食われているという。マスコミが大騒ぎするたびに事務書類が増えるようだ。教育委員会にいろいろ報告するための書類が増えているという。ありそうな話だ。

 昨日のセミナーは立命館小学校で行ったが,この機会に立命館小学校の見学会も行った。何とも立派な校舎であった。また,ゆっくり話せなかったがゼミの卒業生諸君も来てくれていた。C君,M君,N君らが参加していてくれた。C君とは全く話せなかった。終了後も私は経営学部校友会常任幹事会のために,これら諸君とゆっくり話せなかったのは残念だった。



2007年03月03日(土) 4日続落235円安

 日経平均,4日続落235円安となった。昨日書いたように,日本市場のボラティリティは大きい。付和雷同する投資家が多いと言うことだろう。だから逆に,儲ける投資家がいるわけだ。儲けているのは外資系ではないかと思ってしまう。日本のサラリーマン・ファンド・マネージャーではあまり儲けられないのではないかと思ってしまう。先物,信用取引,デリバティブと金融商品の種類がこれだけ豊富になっていると,ここで儲けるのがプロというものだろう。日本の投資家にそういうプロが少ないのではないかと思ってしまう。もちろんプロもおられるだろう。しかし,そういう日本人プロほど外資系で働いているのが現状ではないだろうか。誰か実情を教えてほしいと思う。



2007年03月02日(金) 金融当局への信頼

 今朝も,NY「ダウ工業株30種平均は前日比34.29ドル安の1万2234.34ドル」と報じられ,日本の日経平均も200円を上回る下げが続いている。日本の市場の下げの方が大きい。一体どういうことだろうか。思うに,政府当局,政治に対する信頼のなさが大きいのではないかと思う。昨日ニューヨーク連銀議長のことを書いたが,アメリカの方が,確かに,ブッシュのイラク戦争への不信感は強いとしても,経済政策への不信感はそんなに大きくないのかもしれない。というか,金融当局が臨機の対応をするだろうということへの信頼感がアメリカの方がそれなりに大きいと言うことだろう。

 日本では,90年代から2000年代にかけての金融当局の迷走ぶりを見せつけられていて,市場はどうしても当局に信頼が置けない状況なのだと思う。これは日本経済・日本企業にとっては困ったことである。金融政策がアメリカの内政干渉とでも言えそうな圧力に左右される日本の金融当局に信頼ができないのは当然といえば当然だろうと思う。



2007年03月01日(木) 株価暴落で誰かが儲ける?

 昨日から株価が暴落している。日経平均,昨日は515円,今日は150円,2日で665円暴落している。きっかけは一昨日の中国上海の株価暴落であった。ニューヨークもこれに連動して下げ,東証も暴落したわけである。ところが,ニューヨークでは今日(日本時間では今日だがニューヨークでは昨日だが)になって,「バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が下院予算委員会の証言で、米経済が穏やかなペースで拡大していくとの見方を示したことから安心感が広がり、前日急落した相場は値を戻した。」(ロイター)

 このように報じられている。ところが,東京は150円の続落となった。アメリカは連銀の議長が株価に気を遣うが,日本ではそうではない。アメリカはまさに株主資本主義だが,日本はそうではないことを示している。日本の方が当局は株価に鈍感なわけだ。アメリカのように過敏なのもどうかと思うけれど,日本のように鈍感なのもどうかと思う。もちろん,日銀総裁が何を言っても市場が信用してくれないかもしれない。アメリカの場合,連銀議長の見識に対する市場の信頼があるということでもある。

 日本の株価下落によって,誰かが儲けているのではないかと思う。当局もその誰かが儲けることを放置しているように思う。ここ10数年の日本の市場を見ているとそのように思わざるをえない。


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