singersong professor KMの日記

2006年06月30日(金) エレベータ

 シンドラー・エレベーターの事故後,このエレベーターはどこのだ,などというのが話題になる。余り見かけないが,きっと官庁には多いのだろう。いろいろな噂を聞くが。

 最近よく間違うのが,エレベーターの行き先を押し間違いである。研究室が4階にあるので,研究室へ行くときは「4」を押し,講義などで出かけるときは「1」を押すことになる。ところが,4階から乗っているのに,「4」を押していたり,1階から研究室に向かうときに「1」を押していたりする。あれっ,動かない,ランプがつかない,と思ったら,一生懸命「1」を押していたなどというのがある。

 以前はそんな間違いはしなかったように思うのだが。



2006年06月29日(木) 暑い

 暑い。それにしても暑い。そして蒸し暑い。これから毎日そう言う日が続くかと思うと,ぞっとする。それでも,最近はどこへ行ってもクーラーが効いているから,移動中を除いて,暑さに参ることは少ない。考えてみれば,昔はクーラーなどなかった。大学も教室にエアコンがなく,そういえば,前期試験中,教室に扇風機が持ち込まれていたのを思い出す。

 答案用紙が,汗でべちゃっとなっている,など言うのも珍しくなかった。よく耐えたものだ。今の学生諸君ならストライキでも起こすだろう。もちろん,あちこちでクーラーを入れるものだから,町中が暑くなってしまっている。

閑話休題。

 今朝の日経スポーツ欄「チェンジアップ」で野球解説者豊田泰光氏(西鉄時代中西太氏とクリーンアップを組んでいたことを知っている人は今や数少ないだろう)が,やはり,サッカー・ワールドカップでマスコミが騒ぎすぎ,期待しすぎで,「実力以上の期待をかけられた選手こそ迷惑」だと論じていた。「みんなが勝ち組になれるかのような幻想のもと「勝ってほしい」という願望が,あっさりと「勝てる」という確信に変換されていくのは怖い傾向だ」と評していた。最近のマスコミの「盛り上がりすぎ」は本当に怖い。これが本当の戦争だとどうなるのかと思うと,ぞっとする。



2006年06月27日(火) 構造改革批判再論

 先週末は,何かと忙しかった。23日(金)東京出張で,「いちよし経済研究所」での勉強会報告を行った。なにせ,往きの新幹線の中でもパワーポイント作成という有様だった。それに,この報告の準備で遅れていた「総合基礎経営学」改訂版用の原稿をその後急ぎ書いていたので,時間がすぐに経った。おまけに,プリンタが故障(給紙カートリッジの不具合)した。もっとも昨26日に生協の方が直してくれたので事なきを得たが。26日の月曜日もそう言う原稿や,専門演習とその後の学習会に時間をとられた。それで,日記もしばらく書けなかった。

 この間書きたいこともたまった。一つ。経済学部O先生から紹介された本を読んだのだが,その一つを紹介したい。菊池英博「増税が日本を破壊する」(ダイヤモンド社)というのがそれだ。日頃私の考えていたことを代弁してくれている。もちろんそれ以上だ。「財政再建」「構造改革」路線の嘘を告発するものだ。読んでいて,改めてむかつく。現在の政府のやり方に疑問を持っていたが,この告発本ですっきりした,と行きたいものだが,逆に,改めて腹が立って,むかむかしてしまう。詳細はこの本を読んでもらうよりほかないが,小泉「改革」がいかに日本人を苦しめ,日本を破壊に導いているかが説得的に展開されている。私がかねて考えていたとおりであるが,それが説得的に展開されている。

 実は,26日日経朝刊でも「経営の視点・株主総会は誰のもの?」というのが掲載されていたが,これにも腹が立った。株主の権利主張はそれはそれでよいとしても,株主総会日が集中していて,「まじめにすべての議案に目を通すのは不可能」(英系投資顧問会社幹部)との声は多い,と紹介されていた。あるいはまた「例年,総会シーズンになると議決権を行使する側は悲鳴を上げる。ピーク時には担当者が紙の山に埋もれながら,一日あたり数百もの議案について賛否を判定する羽目になる。」とも書かれていた。担当者には気の毒だが,株主の権利もさることながら,株主には義務もあるはずだ。資金を委託されているから年金加入者などに対する義務があるのは当然としても,企業に対しては株主である限り,株主としての義務もあるはずである。とりわけ大口の株主であれば,群小の株主に対しても,経営者同様の責任をある程度負うはずだと思う。大株主の責任である。泣き言を言っている場合ではない。つまり,そういう投資戦略をとったのだから,それに応じた対策を講じるべきではないのだろうか。

 村上ファンドの場合もそうだったが,株主の権利は声高に主張されたが,義務が忘れられているのではないか。村上ファンドの場合は大株主として,経営者同様に,群小株主に対して義務を負うはずであった。ところがそれら株主の権利を踏みにじって自分だけ儲けたのではなかったか。

 ま,いろいろ思うところもあるが,次の機会に書きたいと思う。



2006年06月22日(木) メールチェック

 毎朝メールチェックするのが日課である。平均すれば,20通あまりと言うところだろうか。そのほとんどが迷惑メールである。その中から必要なメールを選別して読む。迷惑メールとおぼしきものは,はじめから削除する。削除した中に,必要なメールが混入していないか危惧するところだが,ま,大丈夫だろう。
 
 もちろん,日中にも何度かメールチェックする。そして,必要な返信を書く。また重要なものはコピーあるいはプリントする。毎朝のメールチェックと返信に費やす時間はどれくらいだろ化。結構な時間がかかる。これが出張明けなどということになると,相当たまっている。最近は出張先でメールを見ることも増えたので,その点は若干解消されつつある。出張先にパソコンを持参して,うまくLANに接続できれば,メールチェックできるが,時にはうまく接続できないこともある。そうなると,出張あけのメールチェックが少し大変になる。現代は便利になってきているが,そう言う「不便」も伴う。これはやむを得ないコストと考えるべきかもしれない。



2006年06月21日(水) 集中しすぎ

 前回,どうしてみんなサッカーW杯ばかりに夢中になるの,マスコミもそれに集中しすぎていると書いた。昨夜のテレビ「たかじんONE MAN」でも,やしきたかじんが同じことを言っていた。やはりこの異常さに気づいている人間もいるということだ。

 どうもこの盛り上がりすぎには,ついていけない。もっとも,日本の敗戦・引き分けもあって,ここへきて沈静化しつつあるかにみえる。ブラジルの2軍と戦って,何点かの差で勝てば決勝進出も可能というような予想が出たりすると,しらけてしまう。2軍と何点差で勝てば云々などという話題を聞いて,そんなこというようでは「もう終わっているやん」と思ってしまう。



2006年06月18日(日) 期待と落胆

 W杯サッカー日本がオーストラリアに敗戦したことについて,いろいろな報道がなされている。今朝のサンデーモーニングでは,期待が大きすぎた分だけ落胆が大きい。その期待を盛り上げたのがマスコミだ,という論調であった。当方期待もしていなかったし,落胆もしていない。そんなの期待が大きかったのかどうかすら私にはわからない。確かにマスコミの盛り上げ方が大きいのはわかる。視聴率をとりたいからだろう。踊らされる方がいけないのか,踊らせる方がいけないのか。ま,どちらもどっち,だろうと思う。

 ただ,最近のメディアの一面的報道には辟易する。世界的な傾向でもあると思うが,きわめて危うい。サッカーはまだよいとして,政治が怖い。昨年の優勢解散での小泉人気も異常だったが,これを祭り上げたのもマスコミだった。911におけるアメリカの盛り上がり方と,ビン・ラディン掃討のためのアフガニスタン侵攻から,それを支援する危ない国家としてのイラク攻撃に至る,一方的な米国民の盛り上がり方など,どう見ても異常としか言いようがなかった。落胆の結果,アメリカ国民はイラク国民を見捨てることになるのだろうか。

 変に盛り上がって,一枚岩になって,その間に報道管制がしかれて,というシナリオは戦前の日本でもあった。もちろん戦前と全く同じ状況で戦争に突入するとは思えないが,よく似たシチュエーションが最近見られるのが心配だ。だからこそ,マスコミ人士には自制してほしいのだが。



2006年06月16日(金) 日銀総裁の投資

 福井日銀総裁が富士通総研時代に村上ファンドに出資していて,そのままになっていたのを指摘され問題視された。昨日もこれについて学生諸君からコメントを求められ,ま,ミステークですね,と答えておいた。ところが今日あたりの記事によると,個別株も保有していたという。これはまずい。一任勘定で信託しておいて,自分が売買しない形にしておけば,とりあえず問題なかったはずだ。そうしなかったのはなぜだろう。これでは疑われても仕方ない。脇が甘かったと言うべきだろう。小泉首相は,辞任に及ばずとしている。首相の性格からすれば,いったん自分が任命したものをやめさせることを好まない。なにせ,靖国問題でも,後へ引こうとしないのであるから,今回の人事でも後へ引こうとはしないだろう。執着心が強いというか,硬直的というか,よくいえば信念の人,ということになるのだろうが,柔軟性に欠けることは間違いない。

 で,福井総裁であるが,逆風は強まりそうだ。けれど,マスメディア・大衆は忘れっぽい。荒らすが過ぎ去るのを待つのだろう。ただし,なお嵐がやまなければ,やめざるを得なくなるのだろう。当面前者を選択するのではなかろうか。



2006年06月14日(水) 株価下落

 日経平均株価の下落が止まらない。年初来の上げすぎの反動と思われていたのが,昨日あたりの下げ幅の加速を見ていると,何か新しい動きが出てきたのかと思わせるほどである。世界同時株安の気配である。これが一時的なものかどうかの判断がつかない。どこで下げ止まり,そして反転するのかである。PER18倍を超える水準は高すぎたと言えば高すぎた。

 株価は所詮「美人投票」だ。ファンダメンタルズから,常に離れるものである。市場参加者の値頃感が株価を決める。現在の配当利回り1.1%ないし1.2%,ジャスダックで1.4%が,低金利との関係から成り立っているとすれば,金利先高感は株価を下げる要因になる。

 それもしかし,後講釈なのだろう。結局は市場参加者の値頃感がどこに落ち着くかである。下値のめどが日経でも紹介されていた。小泉政権発足時の日経平均1万3973円あたりが一つの目安なのかもしれない。と,こう書くとみんながそう期待して,そのようになるのが株価というものだ。



2006年06月13日(火) W杯

 昨日のサッカーのおかげで(?),夜のJRは比較的すいていた。町も何となく静かであったように思う。残念ながらの日本敗戦で,やや関心度も低下するかもしれない。もともとそれほど関心のなかった,私にとっては,余り関係ないと言えばそれまでだが,それは勝っていく方が気分は悪くないのだが,

 どうやら決勝リーグは無理という気配濃厚だ。昨夜,学生諸君と話していて,ブラジルには勝てないから,オーストラリア戦が問題だと,話したが,昨夜の敗戦は,日本チームにはかなりの重荷になることは間違いない。後は気楽に戦うべきだと思う。そう言う気持ちにならないと,かえってよくないと思う。「だめもと」という開き直りがなければ,こういうのは無理だろうと思う。オッズから見ても,日本が上位に食い込めるとは,とても思えないわけで,ところが,メディアやファンが勝手に盛り上がっているよう思う。選手からすれば,ありがたいかもしれないが,よい迷惑ではないのだろうか。



2006年06月12日(月) 証券経済学会

 例年6月中旬に,証券経済学会全国大会が東京ないしその周辺で行われる。今年は10,11日の両日,埼玉県草加市にある獨協大学で行われた。埼玉県草加市といっても,東京の都心部から30分,そして駅から歩いて10分あまりという便利さではある。もっとも首都圏は広い。通常都心部へかなりの時間をかけて通勤をしている人が多いのだから,東京周辺に在住の人でも,草加市まではもっと時間のかかる人が多かった。

 で,例年,その前日の夜に東京周辺に勤務している卒業生の諸君と懇親会を開いている。近年は20名前後の参加となっている。なかなかの盛況である。ゼミ卒業生だけではなく,いろんなつながりで参加してくれる諸君もいる。今回は遠く,W君のような山梨からの参加もあった。東京駅の真上のいつもの懇親会場からなら,山梨でも比較的スムーズに帰れるようだ。

 ゼミで活発に活動していた諸君が,しばしば東京勤務になることが多い。まして,金融関係,証券関係に勉めて,本社勤務と言うことになると,東京駅周辺が勤務地となることが多いようだ。両T君のように新光証券の本社となると,まさに東京駅前が本社である。東京証券取引所のある茅場町も,東京駅から地下鉄で2駅くらいで,歩ける距離でもある。

 で,1次会終了後2次会会場を探して近辺を歩いていると,これら諸君の部下の女性と出会ったりする。で,今回は2次会は「合コン」状態となった。若手は「合コン」状態のテーブル,年配組はもう一つのテーブルとなった。1次会で分かれたK君,別の友人とこれから会うということだったが,その2次会会場で出会ってしまった。後で聞いたら,そのK君の友人はまた,今度大学が行う東証,ブルームバーグ見学会でセミナー講師をお願いする社長の会社の社員であることがわかった。こんな具合で,世間は狭い。

 京都や滋賀で飲んでいて,こんな具合に人と出会うことは少ない。東京の「金融村」ではそういうことがあるようだ。ヒルズ族という言葉があるが,今回の場合,あえて言えば,兜町・茅場町・日本橋という界隈の「金融村」での出来事というべきだ。こういうところで日頃,フェース・ツー・フェースでの情報交換があるから,そこでビジネスをする意味がある。日本の中枢の情報に近いから,その情報も「濃い」。

 立命館大学という「ローカル」な大学でこれだから,東京大学などということになると,もっと「濃い」情報が集まるはずである。ビジネスは結局ネットワークに大きな意味がある。個々の人間が努力してネットワークを構築しておくことの意味は大きい。いろんなつながりからネットワークを作っておけば,役に立つことが多いはずである。

 大学の同窓などというのは,そう言う意味ではネットワークとして,かなり「濃い」。こういうネットワークの強みを,企業社会では感ずるはずだ。また,そう言うネットワークをもっていれば,得をするはずだ。そう言うネットワーク活用のうまい人間が結局成功するのではなかろうか。

 閑話休題

 今朝,大分県中部で震度5弱の地震があったという。そう言えば,別府にあるAPU(立命館アジア太平洋大学)のK教授と今回の学会で話したが,APUでは新しい建物を建てているという。地震の起こりうるところだから気をつけた方がよい,などと話していたところだったから,今回の地震がどこが震源地なのか,つい調べてみた。別府ではなかったが,気になるところだ。



2006年06月09日(金) 村上ファンド

 昨日はRIMO(MBOの交流組織)の総会・懇親会が大阪全日空ホテルで行われた。なかなかの盛況であった。アクセンチュア会長の森正勝氏の講演の後,懇親会となった。MBOというのは,やはり名刺交換も大きな意味があると思う。同じ学舎で学んだ連帯意識が事業に結びつくというのがMBAの一つのモデルである。そう言う意味でこういった懇親交流会は意味がある。

 で,そこで卒業生のお一人から受けた質問。村上ファンドについて,この日記には余り書かれていないが,という。ライブドアについてはあれだけ書かれていたのに,村上ファンドについてはどうして書かれていないのかという質問であった。そのときも答えておいたけれど,それはもう,情報量の問題である。ライブドアは何だかんだといっても,上場企業であった。有価証券報告書なども作成公表されている。ところが村上ファンドは,実態がよくわからない。いくつかのファンドを組成して運営されているらしい。このファンドが,ライブドア事件で問題になった投資事業組合であって,公開会社と違って,何ら情報が公開されていない。

 上場企業の5%を超える株式を買い集めた段階で,大量保有報告書でそれを知ることができるという,それだけしか公開情報はない。それ以外何に投資しているのかは全く知らされていない。そのことが問題にされてはいるが,これはあの有名なジョージ・ソロス氏のヘッジ・ファンドとて同じである。これは洋の東西を問わない。世界的な金余りと規制緩和の「あだ花」というと言い過ぎだろうか。それでもバイアウト・ファンドのように,買い進んで経営者と意見交換をしながら,企業価値を上げていくのであれば,これはその存在意義ははっきりしている。村上ファンドの場合,売り抜け,短期利得が目的で,グリーンメーラーと何ら異ならない。「金儲けをして何が悪いんですか」と居直られると,鼻白む。

 企業価値向上を口実に,株主から利益をかすめ取る,そういう「金儲け」を臆面もなく行う,あまりにも正義感ぶってそれを行うのは,ファンドとしては良質だとは言えない。先だって,ファンド・マネージャーのY氏と話したときも,「村上氏はファンド・マネージャーとしては素人だね」の一言で片づけられた。「プロ中のプロ」という言葉が白々しい。しっかり仕事をしているファンド・マネージャーの皆さんからすれば,とんでもない奴だと思われたことだろう。時代に悪のりして正義感ぶって,それでいて,株主価値をかすめ取る,いくら証券市場でもそれはほめられたものではない。ウィン・ウィンでないと,それは誰もほめないだろう。確かに,提灯をつけて(後追いして)儲けた投資家もいるだろうけれど,終わってみれば村上ファンドは儲かったが,多くの株主は損をしていた,では恨まれるだけだろう。それもライブドアの時と違って,情報が余り無い。ライブドアの時は,よく見れば,怪しさはわかったはずである。

 ま,証券市場に多少の怪しさはつきものだとはいえ,目立ちすぎた。



2006年06月06日(火) 雑感

 ここのところ,村上ファンド関連の報道でにぎやかなことだ。村上ファンド,確かに功罪相半ばするというのが一般的な評価のようだ。その評価の仕方で,その人の立場がわかるのでおもしろい。経済界では,功罪相半ばするというのが普通だ。ただし,法曹界となると,もう少し厳しい評価となる。もちろん,阪神タイガースファンからは大いに嫌われている。だから,それみたことかという評価となる。

 気になったのが,フジテレビの日枝会長のコメントだ。司法,行政ともこれを許してきたのはどういうことか,だからはじめからそう言ってきたのに,というようなコメントだった。そう言いたい気持ちはわからないではないが,やはりライブドア事件での対応がまずかったことは否めないと思う。また,小泉首相をはじめとする政治家に至っては,手のひらを返したような評価の仕方で,自らが標榜する構造改革に傷が付くことをおそれていることがありありだ。これらが論外のコメントだったように思う。

 閑話休題

 今朝も嵯峨野線のダイヤが乱れていた。車両故障による運休が原因だった。こう立て続けに車両故障が起こるのは,問題だろう。JR西日本で福知山線事故が起こってから,嵯峨野線には旧型車両が配備されてきたが,これなども原因ではないのか。気になるところだ。またまた大事故にならねばよいが。以前京福電鉄福井の越前本線で,余り旧型車両を使っていたので,ブレーキ故障で僅か半年間 に2度の電車同士の正面衝突事故を起こし、国土交通省から列車運行停止処分を受けたというのを思い出す。



2006年06月05日(月) ここのところ

 ここのところ,何とも忙しかった。もちろんそれなりの実りもあった。

 土曜日3日は夕刻,大阪淀屋橋のアカデメイア@大阪での,ビジネススクール講義最終回だった。終了後,受講生の皆さんとの「懇親会」となった。7名の参加で,結構盛り上がった。情報交換もできた。元来ビジネススクールは,こういった情報交換,いわゆる異業種交流にも大きな意味がある。はじめからそうした位置づけを与えていたが,受講生の皆さんがそれを意識的に追求されると,こちらもやりがいがある。この中から何か事業を立ち上げたいという話も出た。まさにそれが,我々がこのスクールを続ける意味でもある。すでに何人かが起業されている。是非とも,もっともっと起業してほしい。

 日曜日は経営学部校友会の総会・懇親会であった。その前段階で常任幹事会も開いたので,一日それにかかっていたことになる。こちらもようやく軌道に乗り始めたのではなかろうか。総会参加者をもう少し増やさないといけないと思う。中核メンバーをもう少し増やそうという話をしている。そういう機運が出てきたので,今がチャンスだと思う。とにかく当初は創ることに注力してきたが,継続はもっと難しいと実感する。でもその方向は見え始めたと思う。新会長も選出できたので,次の段階へ向かう気配がようやく出てきたと思う。

 今日5日(月)は,ちょっとした電車の遅れから,乗り継ぎがうまくいかず,南草津駅からのバスも座りたいと思って次のにしたこともあって,ドア・ツー・ドアが1時間50分にもなってしまった。協定科目の講師の先生へのご挨拶も講義終了後にしかできなかった。



2006年06月02日(金) 通勤時間

 今年3月のJR時刻表改定以来,通勤時間が伸びている。以前はドア・ツー・ドアで,1時間余りというのが目安だったが,近頃は1時間半はかかる。とにかく乗り継ぎがよくないし,「我が」嵯峨野線の所要時間が伸び,しかも,以前より本数が間引かれている。私の乗る花園駅の時刻表で言うと,9時49分発に乗り遅れると,次は10時25分となる。もちろん,それまでには乗るのだが,所要時間が延びている。だから琵琶湖線との接続がよくない。

 琵琶湖線も京都駅発9時27分,44分,10時4分などとなっていて,この時間帯は15分ごとに出ると言うことはない。そこで,同じくらいの時間に家を出ても,琵琶湖線で以前より1本後の電車となる。つまりこの時間帯のことだから,20分後に着くことになる。だから通勤時間が1時間半は十分にかかると言うことになる。もちろん時間に余裕を持って行動をするようにしているし,とくに,時刻表改訂頃にぎっくり腰などで無理をできなかったので,それで時間がかかっても仕方ないという気持ちだったので,そんなに気にならなかったのだが,少しよくなってくると,えらく時間がかかるようになったと実感させられる。とにかく,嵯峨野線というのは,京都の都心部を通っているのに,京都駅−二条間と花園−嵯峨嵐山間が単線なのである。というか複線部分の方が少ない。花園−嵯峨嵐山間は私は乗らないと言っても,それでダイヤは制約を受けている。

 ま,今頃になってこんなことを書いているわけだから,本当に困っているというわけではないのかもしれない。先日の7時13分発の電車が「車両不具合により」運休となったとき,を除いては大きな「被害」は受けていない,というべきだが。


 < 過去  INDEX  未来 >


singersong professor KM