singersong professor KMの日記

2006年03月31日(金) 新年度直前

 新年度直前である。今朝、下宿斡旋コーナーに長蛇の行列が出来ていた。あの調子だと、何時間待ちになるのだろう。昨日まで、行列など全然なかった。昨日までにすませておけば、そんな待ち時間などなかっただろうに。これは毎日大学にきているから、わかることではあるが。それにしてもすごい行列だった。

 そういえば、我が家も娘が下宿をすると言い出したので、いろいろ大変だ。下宿アパートの家賃支払いのために、銀行に口座を作りに行ったようだが、最近は容易に口座を作れないという。住民票を移してこいと言われて、面倒なので口座開設をあきらめたようだ。別途方策をとらねばならなくなった。あとで、わが女房が京都の方でその話をしたら、柔軟な対応をしなかったようで申し訳なかったというようなことを言われたようだ。だが、気分を害したので、取引しないと言ったようだ。

 確かに、杓子定規に対応する行員が多い。その銀行もごたぶんに漏れず、政府資金の援助を得て、再建中で外部からトップを招いて改革していると言われているが、どうも一般行員、それも古手の行員には浸透していないようだ。ことほど左様に、社員教育は難しい。まして、銀行という、官僚的体質の業界では、古い人間ほど変わっていないのだろう。それも一番顧客に近い現場ほどそういう底辺層の行員がいるわけだから、顧客の感情を害することになる。これは「他人(ひと)のふり見てわがふり直せ」の言葉通り、大学なども同様だ。窓口近くの現場のモラールが低い。モラールの高い人間は本部などに引き上げられるのでそうなる。絶対矛盾だ。



2006年03月29日(水) パンとコーヒー

 STO氏の日記を読んでいたら,アイボリーさんからパンをもらったと書いてあった。私ももらった。なかなかおいしいパンだった。私の場合,毎朝のコーヒーとともにいただいた。あの固くてナッツ系の入ったやつが気に入った。私の場合,あまり甘すぎるのは気に入らない。ああいうのがちょうどおいしい。いつもはコーヒーはそれだけで飲むのだが,そのときは,そのパンと一緒に飲んだ。やはりおいしく感じた。

 ただ,私はコーヒーはブラックでいただく。コーヒーを飲み過ぎて体に悪いのは砂糖を入れるからだと,以前聞いたことがある。だから砂糖は入れない。フレッシュも入れない。まさにブラックだ。これになれると,ブラックが一番おいしい。もう30年近くそれを続けているのではないかと思う。自分でもいつからこうしているのか,よく覚えていない。長らく毎朝の習慣を続けてきたものだ。それでももっと若いときは,時間的にも余裕があったから,毎朝自分でコーヒー豆を自分の手でごりごりとひいて,香りを楽しんで飲んだのだが,最近は粉にひいたのを淹れて飲んでいる。



2006年03月28日(火) 新年度

 あっという間に4月、新年度が始まる。開講も間近だ。その準備に大わらわと言うところだ。いわゆる「おしりに火がつかないと何も出来ない」というやつで、今頃になってあわてている。とくに、今年から大学院経営管理研究科、つまり、ビジネス・スクール、アカウンティング・スクールが立ち上がり、その最初の講義を担当することになっている。その準備に追われているうちに、そういえば、学部の授業も4月から2科目担当することになっていた。これもやはり、準備しておかないといけない。あわただしいことだ。



2006年03月26日(日) 会計研OB会

 腰痛、なかなかすっきりしない。でも、昨日25日はかねて予定通り、立命館大学会計研OB会の幹事会、総会があった。総会行事の中で、記念講演を行った。「M&A(合併買収)の時代−ライブドア破綻、村上ファンド・楽天はどうする?−」というテーマで話した。すでに経営学部校友会の時に話したネタでもある。ただ、新しい出来事や重点の置き方も変えたので、少しは違った印象になったと思う。その後の懇親会は、うち解けた話となったが、なにせ、腰痛でこちらから参加者のところへ出向いて話しことは、残念ながら出来なかった。

 その後2次会というか、少しうろついて同期の皆さんと話した。結構楽しく話せた。これで腰痛がなかったらもっと楽しかったのにと、誠に残念な思いをした。どうしても神経が散る。



2006年03月23日(木) 卒業式

 22日は卒業式、毎年卒業生を送り出すが、いつもながら、卒業パーティのあと、ゼミ独自の2次会を行った。毎年そうだが、別かれがたい。これきりになるのでは、という感じを抱かせられる。確かに、その後毎年といってよいほど会える卒業生もあるかと思えば、特に遠方に就職していく卒業生とは、なかなか会えない。卒業式はまさにそういう「別れ」の儀式でもある。もっとも、卒業式で長々と続く挨拶は考え物だ。内容があればよいのだが、また、内容があっても、卒業生みんなに有効で関心を呼ぶような話などないと言っていい。そうすると式が冗長に感じられる。だから、せめて短時間で終わらせる必要があるように思う。



2006年03月21日(火) WBC観戦

 今日も自宅静養で,プロ野球WBCのテレビ観戦もしました。一昨日の韓国戦以来,少しはまりました。キューバの力も強かったので,見応えのある一戦で力が入りました。わが女房殿は観戦に力が入って疲れたと言ってました。イチローの力をまざまざと見せつけられました。とにかく見応えがありました。



2006年03月20日(月) 日韓戦

 日曜日は自宅で静養していたが、だからゆっくりとプロ野球WBC「日韓戦」を見ることが出来た。ほんとに勝ててよかったというところだ。試合もよかった。星野仙一氏が言っていたように、アジアリーグなども恒例化してプロ野球人気を盛り上げるなどという工夫が、いまの日本のプロ野球には必要だと思う。今度の日韓戦を見て実感した。

 ただし、球界の現状はそれとほど遠いように感ずる。「選手ごときが」と思っているような経営者にどんなアイデアも望めない気がする。まさに現場軽視。選手はまたファンとともにあることを試合の中で実感しているはずだから、ファンと選手のための野球を考えれば、現場軽視の経営者に球界の発展について多くを期待できない。

 選手とファンは、企業で言えば、従業員と顧客である。顧客重視、従業員重視は日本企業の一大特質であると思う。これがあるからこそ、日本企業のこれまでの発展があった。官庁指向、親会社指向では、企業の本当の発展は望めない。実際、そういう企業は弱体化している。プロ野球も同じだと思う。



2006年03月19日(日) 東京出張

 昨日は,ぎっくり腰をかばいながら,日帰りでの東京出張。早朝6時台の新幹線で出かけ,午前中の会議に出て,午後の行事は欠席して,午後早い「のぞみ」で帰った。とにかく,立ち居振る舞いを慎重にしなけれならない。頭はしっかりしているが,とにかくスローモーな動きしかできないので,自分でもいやになってくる。

 今日日曜も,無理をせず,自宅で静養に努めたい。別に本を読んだりするのには,支障があるわけではない。そうでなくても自宅にいるとだれてしまうので,腰痛がエクスキューズになって,ついついごろ寝をしてしまう。確かに医者からはずっと立ったり座ったりしていてはイケナイ。ときどき横になりなさい,といわれている。で,横になると,本を読んでいても,気がつくと居眠りをしているということになりかねない。



2006年03月17日(金) またまたぎっくり腰

 ぎっくり腰で自宅静養中だ。一昨日再びぎっくり腰に見舞われ,昨日は病院へ行き注射を打ってもらった。何とも情けない話だ。今日一日静養すれば,少しは動けるようになるだろう。ぎっくり腰常習者ではあるが,2発目が来たのは今回が初めてだ。それで少し狼狽した。確かに今回の1回目のぎっくり腰は,最悪のところに行く直前で止まったので,薬を飲んで湿布して,というので回復に向かうと思っていた。「なんでまた!」と瞬間思った。不摂生を慎まなければならないと思う。ま,慎重に立ち直りをはかりたいと思う。



2006年03月15日(水) 昨日は

 昨日は、経営学部校友会機関紙「アクロス」のための取材で、京都藤森の都ハウジング様へ出かけた。夕方からの取材となったが、とにかく寒かった。南草津から出かけたが、風も強いし気温も低い。まさに、寒の戻りといった寒さだった。すでにコートを脱いでしまっていた人は震え上がったに違いない。取材に同行してくれたN君などがそれで、震え上がっていた。さすがこちらは歳を考えて、万全の対応をして出かけたが、それでも寒かった。

 取材そのものは順調で、京町家の証券化を中心にお話を伺った。その内容はいずれ「アクロス」に掲載することになる。大変興味深いお話で、一つは町家ブームの中身の話で、もう一つは証券化の話だった。そのドッキングだからおもしろい。NHKその他マスコミの取材もうけておられるようで、いずれ放送されるという。こちらも楽しみだ。



2006年03月13日(月) ぎっくり腰

 昨日午後,突然ぎっくり腰。しばらく気配がなかったので,気を許していたからか,全く突然のぎっくり腰。今朝,早速病院へ行った。最悪のぎっくり腰ではなく,動けないという状況には至らなかった。やはり,結婚式と2次会で飲み過ぎたためかも知れない。長時間にわたったのがいけなかったのか。だから,家族からもあまりいたわりのことばがない。自業自得だと言われる有様だ。今日はだから,安静に務めた。ま,鎮静に向かいつつあるが。



2006年03月12日(日) 結婚式

 昨日はゼミ卒業生M君の結婚式だった。最近は教会式が多い。昨日もそうだった。この場合、仲人でなくても式に参列することが多い。親善の場合は仲人と親族だけが式に参列し、来賓などの参加者はあとの披露宴だけということになる。で、昨日は教会式で11時に始まった。

 式、宴会、そして、結局2次会にまで参加した。というのも、卒業したゼミ生やSCDRメンバーが大勢参加したので、さながらOB会の雰囲気となって、2次会にまで参加した次第。有意義な話も聞けた。我々大学関係者は現場で働く卒業生に話にも耳を傾ける必要があると思っている。思い出話もあったが、少しではあるが、やはり現場の話を聞けたのは収穫だった。



2006年03月10日(金) 暖かくて

 暖かくて結構なシーズンになりつつある。今年の桜は例年より早いという。12月に寒波がやってきて、2月は比較的暖かかったので、詰まり冬が早くやってきたので、早く準備を始め、その後も早く暖かくなって、開花準備が整ったようだ。昨年は4月になってから開花したが、今年は3月下旬には開花し、4月上旬に満開になりそうだ。

 例年、家の近くの高雄口の嵐電周辺の桜を楽しみにしている。ここの桜は我が家の近くでは一番見事(無料)。無料がよい。わざわざ金を払ってまで桜を見ようとは思わない。昨年のことだが、原谷の桜も結構見事だというので、行ってみたら有料だった。馬鹿馬鹿しいので入場はやめた。こちらは女房と楽しむ桜なので、何も宴会するわけでもないので、有料の桜の下へ、それもあちこちで宴会が行われている中を歩こうとは思わない。

 私はどうも桜の下での宴会とは無縁だ。別にそこで飲まなくてもいいだろうと思うほうだ。座敷から庭の桜を愛でながら飲むのならよいが。



2006年03月08日(水) やきがまわった

 朝から夜まで、気がつかなかった。セーターを前後逆に着ていた。上にジャケットを羽織っていたとはいえ、脱いだりもしていた。第一、セーターの下のシャツのポケットから定期を出し入れしていたのに、それに気づかなかった。生協に行ってカードを出し入れもしていたがそのときも気づかなかった。夜軽食を食べるために生協に行き、カードの出し入れがしにくいので、なぜだろうと思って、やっと気づいた。焼きが回ったとしか言いようがない。



2006年03月07日(火) 格差社会

 「格差社会」が問題となっている。格差が拡大しているのかどうか。首相は格差はあるのがよいという。悪平等がいけないのは誰が考えてもそうだが、格差が拡大していくことは決して健全だとは言えないと思う。一国の首相による格差是認発言はよろしくない。格差拡大は望ましくないが、現実の格差はやむを得ない。この程度の発言がちょうどよいところだと思う。

 能力の差があるからといって、差別するのは望ましくないが、努力の差に対しては格差を付けるのは必要ですらある。じつは、努力の差が生じる背景にモチベーションの差がある。出来るだけモチベーションが高まるようにしなければならない。そうしないと、国富増大・国力増強につながらないからだ。

 そこで、格差容認・放置論に戻ろう。格差の大きな原因にモチベーション・ダウンがある。いわゆる底辺層のモチベーションの低下が近年著しいように思う。よく、若者のやる気が失せているということが問題になっている。これなどもモチベーションが下がっているからだと思われる。これがまた、格差につながっているのが現状ではなかろうか。

 そう考えるから、格差容認・放置論は国富・国力低下につながるので望ましくないと言いたい。ニートが問題になるのも、底流にモチベーション・ダウンがあるからだと思う。そして、これが国富・国力低下につながる。これを案ずるわけだ。



2006年03月06日(月) 徳川家康

 「松村通信」でも書いたが、一応3月までサバティカルで、時間がとれそうだと言うことで、年来読みたいと思っていた、山岡荘八「徳川家康」全26巻を読み終えた。いま「日記」を振り返ってみると、読み始めたのは昨年の9月28日というから、半年近くかかって読んだと言うことになる。これが連載し始められたのは昭和25年で、終了したのが昭和42年、足かけ18年かかったという。こればかりを読んでいたわけでもないので、当然時間がかかるはずだ。ただ、最後の2,3巻は少しラストスパートをかけて読んだ。

 これも「通信」で書いたが、「徳川家康」が経営者必読の書とされていたことで、以前から読みたかった、ということ。それともう一つのきっかけは、じつは証券経済学会で親しくして頂いている、現在大阪経済法科大学の伊奈健二教授と昨年9月に一緒に飲んだ際、自分の先祖は徳川重臣伊奈忠治の家系と関係があって「伊奈サミット」なるものに参加していて、などという話を聞いたのも、一つのきっかけであった。確かに「徳川家康」を読んでいると、何度も伊奈氏が出てきた。

 ま、どんなきっかけであれ、読み通せたという、それなりの充実感はある。小説だから簡単に読めたのだが、これが企業経営とどう結びつくのか、これはもう少し整理してみたいと思っている。



2006年03月03日(金) BKCの建物名称

 ここ、びわこくさつキャンパスの建物名称は、カタカナ名称となっている。この研究棟はアクロス・ウィングと称しており、経済・経営事務並びにゼミ棟はアド・セミナリオといい、教室棟はコラーニング、そしてもう一つ新しい教室棟が立って、これがコラーニング2という。

 理工学部が中心に使っている建物も、プリズムだとか、コア・ステーションだとか、イースト・ウィング、ウェスト・ウイング、エクセルなどといっている。情報理工学部はクリエーションコア、学生施設はセントラル・コア。生協などのある建物は、ユニオンだとかリンクなどといっている。体育館もジムといっているし、とにかく、カタカナである。

 これがなかなか覚えられない。今日もゼミ合宿やホールのある、エポック21なる建物の中にある、琵琶湖ホテル経営のラウンジで昼食を食べた。こちらは少し高級なサラダ・バーのあるレストランである。

 ことほど左様にカタカナ名称である。しかも規則性がない。バラバラである。わが大学の無政府性を表している。だからなかなか覚えられない。内部の人間でもなかなかわからないのだから、外部から来た人は混乱するだろう。どうやらカタカナは「カッコイー」という風潮に由来しているのではないか。その点衣笠キャンパスは、存心館だとか、以学館、修学館などという漢字名称で、重厚である。私など昔人間からすれば、その方がむしろ「カッコイー」と思うのだが、いかがであろう。



2006年03月01日(水) 日航内紛

 日航内紛劇、一応の幕引きとなりそうだ。日航名物とはいえ、ひどい話だ。どちらがよい悪い以前の話だと思う。乗客そっちのけでの内紛に思える。多くの人たちは日航を見放していると思う。出来ることなら全日空に乗りたい。ところが、時間帯によって、とりわけよい時間帯を日航が抑えている。そこでやむなく日航に乗る、そういう乗客が多いのではなかろうか。国内線、国際線にかかわらず、そうだ。

 一昨年のグアム便もそうだった。よい時間帯が日航であったので、それに乗ったが、トラブル対応が悪かった。以前ここでも書いたと思うが、豪雨の中での出発で天井から水漏れがあった。みんなの不安の中、飛行機は飛び立った。結果的に水漏れは冷房関連であったが、それに対する乗員の対応がひどかったので、帰国後クレームをつけたら、洗濯代を出します、という対応。そんな対応を期待していたのではなく、その便はこういう原因で水漏れが起こり、乗員の対応にまずさがあったという釈明をしてもらえればそれでよかったのだが、「洗濯代を出します」では納得できなかった。ただ、そんなに大問題でもないと思ったので、放置したが、やっぱりそんな会社だったんだと、改めて肝に銘じた次第。信用できない会社だが、便がなければ乗らざるを得ない。すべての社員が悪いわけでもないだろうが、体質に問題がありそうだ。

 そういう「親方日の丸」的体質がいつまでも改まらない。今回の内紛でも、乗客そっちのけの内紛だと思う。まず顧客ありき、これがビジネスの常識だろう。その常識が通用しない会社に思える。でも、政府と結びついた「国策会社」の奢りを捨てきれないようだ。乗客ではなく、官庁の方に目が向いているようだ。これまでのところ、未だに労務畑がトップを占め続けているなどという会社は珍しい。「内向き」の会社だと言うことだ。今回内紛と距離のあった財務畑の人が社長についた。この人に期待したいところだが、さてどうなるのだろう。今後に注目していきたい。


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