singersong professor KMの日記

2004年08月31日(火) 台風余波

 昨日は台風上陸で,大学での研究も早仕舞した。何せ,JRが止まったら,家へ帰れなくなってしまう。タクシーで帰るのも馬鹿馬鹿しいし,研究室で「宿直」もつらい。はやり,早く帰るにこしたことはない。おかげでゆっくり休ませて貰った。

 で,今朝は台風の影響が残っていて,JR東海道線は電車が遅れ気味だった。結局,15分遅れで到着した電車に乗ったが,1本後のに乗る予定が,遅れてきた先の電車に乗っただけで,時間的には遅れたわけではない。

 当方,今回の台風で実害はなかったというべきだろう。ちょっとしたお休みを頂いた感じだ。



2004年08月29日(日) 東京出張も終えて

 27日の東京出張も終えて,学会準備が忙しい。東京での会議(会計大学院協会設立準備会議)は午後1時から午後5時過ぎまでびっしりの会議でした。会議の報告をする必要もあるので,ノートを取ったのですが,その報告書を作成したところ,8千字を超えた。結構なボリュームになった。ま,中身の濃い会議であったというべきか。法科大学院ほど制度的後押しがない。弁護士と会計士とのステータスの違いと言うべきか。

 9月10日会計研究学会での私の報告テーマ「連結財務分析の必要性とその問題点」だが,先日一度九州のセミナーで報告したのだが,そのときは時間不足で十分展開できなかったが,今回は時間もとれたので,色々思いつく。だが,思いついたからといって実証できるかとなると,それが困難だ。できあがってみると,きっと,それほどでもなくなるのだろうとは思う。ま,あれこれ考えてること自体に意義があると思う。そう思ってこれから拍車をかけよう。



2004年08月26日(木) 東京出張

 明日,東京出張だ。明治大学で会議があって,日帰りの予定。東京出張が続く。9月も8,9,10日と中央大学での学会がある。さらには,24日にもブルームバーグ・東証見学会で東京へ出張の予定だ。ここのところ,3回ほど立て続けに東京出張となる。続くときは続くものだ。

 最近は,東京行きの場合,「のぞみ」の割引チケットをチケット・ショップで買うことが多い。で,その切符を持って,駅の自動販売機で指定券を取るわけだ。今朝もチケットショップへ寄ってから,京都駅の自動販売機で指定券を買った。帰りは時間がわからないので指定券は取らなかった。また明日帰りに取ることになる。便利になったものだ。

 しかも,座席が空いているかどうか,インターネットで確認できるから,あわてて指定券を取るべきかどうかの判断材料になる。通常は,ぎりぎりまで空席はあるものだ。ただ,大変よい日にちで,時間帯もよいときは,さすがに空席なしということもある。その場合でも時間をずらすと大丈夫だ。

 で,座席でもよく売れるのは禁煙席である。近頃は禁煙車から詰まる。禁煙車から喫煙車の方を見ると,空気が曇っているのが見える。以前間違って喫煙車に乗ってしまったことがあるが(というか,講師を頼まれて東京からチケットを送ってきてその列車に乗っただけだったが),息苦しいほどだった。しばらくしてから車両を移った。幸い空席もあったからよかったが。



2004年08月24日(火) 行き過ぎ?

 ここのところ,9月の学会発表準備に追われている。とはいえ,順調というわけでもない。ま,徐々に進んでいるというべきか。

 今朝は,せっかく早く家を出たのに,京都駅のホームで雑誌を読んでいたら,確認せずに電車に乗り込んで,その雑誌を読み続けていた。で,石山駅をでたところで,「次は草津。草津線乗り換え」というアナウンスに気付き,「そんな馬鹿な」と思ったが,「いや待てよ。そういえば新快速の次に来る普通電車に乗るつもりだったけれど,何となく乗ってしまったのでは」と思い直し,仕方ない草津まで行って戻るか,となった次第。

 新快速のすぐ後に普通電車が来ることが多い。本などに夢中になっていると,間違って,先に来た新快速に乗ってしまうことがある。これで何度目だろうか。ということで,家を出てから大学まで,ちょっと時間がかかった。ま,雑誌記事も読めたから,よいとするか。



2004年08月19日(木) 提出

 今日は,前期試験科目の採点締め切りだった。ようやく,昨日までに学部の「経営財務論」の採点を終え,他に「ファイナンス入門」,「特殊講義3」の採点も今日提出した。大学院の「経営財務」(大阪とBKCの2クラス)の採点も提出した。大学院はレポート2回と試験1回の計3項目で採点した。徐々に採点済みのものもあったけれど,今日が締め切りということで,一挙に提出した。

 以前にも書いたが,採点というのは自分の講義に対する学生からの採点をも意味する。それだけにシンドイわけだ。それにしても,締め切りが迫らないと,なかなか本気になれないものだ。もっと早めに採点して提出すればよいようだが,そうはいかない。事務室の下記一斉休暇もあるので,どうせこの間は提出できないわけで,そうなると,勢いぎりぎりの今日提出すると言うことになる。



2004年08月13日(金) 美浜原発事故

 敦賀に住んでいる卒業生K君から,次のようなメールが来ました。

「こんにちは。
 とうとうおきました、関電の原発での死亡事故。
 わたし自身もタービン建屋のなかには2次系なのではいったことがありますし、見学者のコースにもなってるところです。
 わたし自身、当日は発電所に近いところおりまして、救急車をみて水難事故と思ってました、その後用事で敦賀病院にいけば看護婦がばたばたしはじめ、大きな交通事故かなと思っていたら 県警はくるはマスコミがあつまるはで、てんやわんやの騒ぎがはじまり被災者の所属企業の社員をみましたので、やっと発電所で隠しようのない労災事故かと思いがいったんですが、あれほどのものとは想像できませんでした。
 内部に詳しい人にきくと、発生時間が1時間前後していたら、犠牲者は数十人になっていたろうとのことでした。関電の機械補修課の課長はエリートのようですが、刑務所行きも可能性ありますから、人生いつ暗転するかわかりませんね」

 私はこの事故で感じたままを同君にメールして送り返しました。すなわち,このような内容のメールです。

「K君に被害はなかったようですね。一安心です。それにしても,この間の報道を見ていると,関電の(きっと関電に限らないのでしょうね)ずさんな管理体制に驚かされます。

 要は,組織のタガがゆるんでいること,現場軽視のトップ,それでいて現場には何の権限も与えていないのでしょう。きっと現場レベルでは危険は感じられていたのだと思います。一度現場の人に聞いてみられたらよいと思います。報道では「なぜか見過ごされていた」ことになっていますが,きっとそうではない,と思います。現場が具申しても,上は取り上げてくれなかったのだろうと思います。

 現場から見て「上」と言っても,それは中間管理職でしかありません。彼ら中間管理職は,その上のご機嫌をうかがってばかりいる。コストのかかる対策はできるだけ先送りして,上のお気に入られるようにする。その結果,危ないと現場で感じられていながらも事故が起こるまで見送られてきたのだと思います。おそらく私の推測は正しいのではないかと思います。

 現場の人に確かめていただければ,私の推論が裏付けられるはずです。最近企業経営の現実を色々勉強するなかで,そういうことを確信するようになってきました。誰が悪いというより,組織の問題だと思います。つまるところ,トップの責任と言うことになるのでしょうが。」
 



2004年08月11日(水) 九州から帰ると,何と

 九州で2泊3日のセミナーを終えて帰ってきました。暑かった。で,帰ってみると,ゼミHPがダウン。サーバーが停電の結果ダウンしてしまったようです。何と言うこと。

 九州では,自分の報告が最終日の最終報告で,気が抜けなかった。でも,呑みました。特に収穫は,福岡の鮮魚市場の市場会館内の居酒屋さん。タクシーの運転手さんに案内されました。24時間営業とかで,最終日の昨日の昼も出かけました。

 美味しくて新鮮,おまけにお値段もリーズナブルで,これから福岡に出張したら,必ず寄ろうと思います。こういうところを発見できたのは,何よりの収穫でした。「おまえは何をしにいったんだ」といわれそうだけれど。



2004年08月07日(土) サマーセミナー準備

 ここ数日は,会計学サマーセミナーin九州での報告準備に追われている。パワーポイントでレジュメを作っているのだが,報告原稿は仕上がっていない。綱渡りの有り様だ。最悪原稿は粗原稿のままで終わりそうだ。

 原稿から先に入ってパワーポイントによるプレゼンテーション準備を後にすべきだったかもしれない。当初はそうも思っていたのだが,プレゼンテーション準備から先に入った。というのも,内容的に深める作業がとても間に合わなさそうだからだ。そのためには,データを丹念にあたり直さなければならない。今その時間がない。

 ま,ここで話させていただいて,秋の学会報告の準備をさせていただこうと思う。当初からそういうつもりでもあったのだから。そこでの議論を参考に学会報告をしようと思う。ゆっくりゆっくりで行こうと思う。



2004年08月05日(木) 何かと

 何かと気ぜわしい。8日から始まる「会計学サマーセミナーin九州」で報告を引き受けたが,原稿が未完成。気が気ではない。ところが,昨日は夜は大阪,それも天王寺で元大阪市立大学教授の濱田博男先生の通夜に行かねばならなかった。学会でお世話になったし,温厚で,私が報告したときでも勇気づけていただいた。心に残る先生であった。自分の気持ちとして葬儀告別式が無理なら通夜に参列したいと思った次第。

 急に台風が来て,足早に去っていった。被害はなかったが,今年は台風の当たり年だろうか。余り有り難くない。滋賀県にも大雨・洪水警報がでていた。そういえば,子供の頃雨が降ると近くで浸水した。近頃は治水も進んでそんな光景は少なくなった。でも先日は新潟,福井で洪水があり,ここ数日の雨でも徳島県に被害がでていた。

 子供の頃は,そんな浸水も,夏の風物詩のごとくであった。大雨が降るとすぐに浸水した。我が家は幸い浸水しないので,(不謹慎ながら)いわば見物していたわけだ。子供というのは変なことではしゃぐものだ。そんなことが思い出される。



2004年08月03日(火) 改めて夏本番

 台風も通り過ぎ,改めて夏本番という感じだ。昨日あたりまでは,まだ風もあったが,今日は風もなく,暑いばかりだ。こう暑いとたまらない。まして今朝は昨日のゼミ・コンパで飲み過ぎたせいか,のどが渇く。暑さと飲み過ぎでのどが渇く。

 この暑さで,病気の身体にはこたえると見えて,かねて入院中のH先生が亡くなったとの連絡も入った。悲しいことだ。自分も身体に気をつけねばと思う。

閑話休題。

 こんな記事を見つけました。先週金曜日学生諸君が列をなしていた件。まさにこれでした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−
立命大BKC開学10周年を記念、倉木麻衣さんがライブ−−10月2日 /滋賀

 ◇野外で2万人規模
 立命館大は、草津市のびわこ・くさつキャンパス(BKC)開学10周年と産業社会学部(京都市)創立40周年を記念して、同学部4年の歌手、倉木麻衣さんの野外ライブを今年10月2日にBKCクインススタジアムで開催する。大学側と学生で組織する実行委では2万人以上の観客動員を見込んでおり、「BKCを支えてくれた草津市民や県民への感謝の気持ちをライブの形でお返ししたい」として、多くの市民の来場を呼びかけている。
 今年6月に学生側からライブの企画が持ち上がり、大学側も協力。倉木さん側からも報酬なしでの出演の協力が得られたという。立命館大関連のイベントに倉木さんがライブを行うのは初めて。実行委ではライブ開演前には大学や学生と市民が交流できるイベントなども企画したいとしている。BKC学生実行委員長の経営学部4年、森岡美帆さん(21)は「市民の方とも協力してライブを成功させたい」と話している。
 開演は午後5時半(雨天決行)。チケットは1枚3000円。18日から特設ホームページ(http://www.sec.gr.jp/rits-mai-kuraki/)上で特別先行販売を始める。問い合わせは実行委(077・561・3418)。【阿部雄介】8月2日朝刊 (毎日新聞)



2004年08月02日(月) 台風接近の中

 台風が接近し,そして上陸して日本海に抜けた。なお,四国では大雨が続いているという。こういう「大荒れ」(京都はさほどでなかった)のなか,ここ数日はあまり研究室にこもることはなかった。木曜日29日は,3時半過ぎには研究室を出て,大阪オフィスへ向かった。大学院「企業分析」の講義でのゲスト・スピーカーのお話を聴講した。というか,これは奥村教授の講義だが,そのゲスト・スピーカーを紹介することになったのが私だったので,ご挨拶をしたわけだ。

 内容は,いちよし証券経済研究所社長でアナリスト(もっとも最近は社長業をされているわけだけれど)の,近藤一仁氏による「アナリストの仕事」というお話であった。近藤氏とはここ数年ファイナンス・インスティテュートで特殊講義をお願いしている。それ以前から学会でおつきあいがある。で,この近藤氏が伊藤製作所社長の伊藤澄夫氏にアナリストとしてインタビューする現場を聴講の大学院生の皆さんに聞かせるという設定であった。

 伊藤澄夫氏については,ここでも書いたが,氏は最近「モノづくりこそニッポンの砦」という御著書を書かれたわけだが,私の師匠である河合信雄先生のゼミの2年先輩にあたる方だけれども,これまで面識がなく,はじめてお会いした次第。この日の詳細はまたいずれ紹介したい。講義終了後,担当の奥村教授とも一緒に4人で懇親を深めた。

 30日金曜日は,朝から大学院「経営財務」の最終講義を行った。これが例によって2コマ続きで,終了したのが,14時。その後,ファイナンス・情報・インスティテュートで行う,9月の東証見学会の打ち合わせを行った。夜は大学院ゼミだった。

 31日は午後から京都大学で制度派会計学ワークショップに参加した。これはまた大変有意義であった。最近「日本版概念的フレームワーク」が公表されたが,その作成メンバーによるお話で,裏話,率直なお話などが聞けて本当に有意義だった。夜は懇親会,2次会,3次会,と相成った。

 8月1日は,ワークショップ2日目で,津守教授のコメントと討論であった。これもまた有意義だった。終了後,昼食会,そのあとの懇親がまた楽しかった。こういう機会は誰でもがもてるわけではない。主催者に感謝しなければならない。

 今日2日は,これからオープンキャンパスとゼミ補講,そしてゼミコンパの予定だ。8日からはじまる「会計学サマーセミナーin九州」での報告準備をしなければと思いつつ,なかなかはかどらない。そういう昨今だ。


 < 過去  INDEX  未来 >


singersong professor KM