singersong professor KMの日記

2004年07月29日(木) 試験監督

 ここ2日間,自分の科目の試験を含めて,4科目の試験監督をした。試験監督とは退屈なもので,全く手持ちぶさた。といっても,あまり「内職」に精を出すわけにも行かず,とにかく,厳正公正に試験を執行するという,原則があるわけだから,格好はつけなければならない。カンニングの「摘発」に精を出すというのも,私の性に合わない。見張っていて,カンニングを防止するのが関の山だ。むしろカンニングをしてくれないことを願うのみだ。

 立命館大学では,カンニングが見つかると,かなり厳しい処置が行われる。それはそれでよいことではあると思う。カンニングなど自分の役にも立たないことをする学生の気持ちが分からない。確かに,貧しい留学生が生活に追われてアルバイトで勉強が出来ず,ついカンニングをしてしまった,などというケースがあったが,これなどは,わらなぬでもない。それでも,何でそんなことまでするの,という気持ちだ。

 大学院生の頃,アルバイトで予備校の模擬試験の監督をしたことがあった。こんな楽なアルバイトはなかった。カンニングなどというばかげたことをする生徒はいないし,よしんば,いたとしても,それでは全然自分のためにならないわけだから,カンニングを摘発する必要もない。ただ,問題用紙を配って,見回りをして,答案を回収するだけだ。だから,試験中は何人か交替で,散歩に出たりした。試験監督というと,そのときのことを,いつも思い出す。



2004年07月26日(月) 立命館対立命館宇治

 昨日の高校野球,京都府予選準々決勝で,立命館高校対立命館宇治高校が対戦し,立命館高校が勝って,20数年ぶりに準決勝に進んだと報じられていた。対戦は抽選で決まるのだから,初戦であたることもあるのだろうか。ともかく,準々決勝で両校が対決したわけだ。どちらが勝っても良いけれど。

 昨日はBKC近辺や大阪などは激しい雷雨があったけれど,京都では雨は降らなかった。ニュースで見ていると,昨日は全国的に雷雨があったようで,木曽駒ヶ岳ではロープウェイが止まったり,落雷で死者が出たりと,大荒れだったようだ。今日も雷に注意しなければならないと言う。こういうときはパソコンは要注意だ。

 これもニュースで見ると,昨日大津市の田上地区で停電があったという。パソコンで作業をしていて停電にあうと,瞬時にしてデータが失われるから,要注意だ。雷が鳴り出したら,充電式のノートパソコンで作業をする方がよいようだ。昨日もBKCで瞬間的に停電があった。このときはパソコンは消えなかった。用心してパソコンで仕事をしていなかったから問題はなかった。今日も気をつけようと思う。



2004年07月25日(日) 大阪で

 昨日は大阪で,証券経済学会関西部会というのがあった。その午前中に,役員会もあったので,朝からの「出勤」となった。この学会は,その名の通り,証券業界からの多少の支援はある。最近はめっきり少ないが。

 で,毎回部会は,北浜にある大阪証券会館で開かれる。この学会は比較的実務経験者が会員の中に多い。だから,抽象的な議論より具体的な話が多い。時に裏話が聞けたりする。それが気に入っている。

 終了後,少し早いが報告者の慰労もかねて,居酒屋で一献呑んだ。これも楽しみの一つだ。大阪の居酒屋は安い。おまけにわれわれ年輩者はそんなに大食いではない。じっくり呑んで,満足して,それでいて,学生コンパ並みのお値段だ。ここ南草津でのいわゆる「飲み放題」の学生コンパなどと比べると,実質的だ。

 飲み始めた時間が早かったので,呑んで外へ出ても,まだ,この夏のことだから,明るかった。天神祭の宵宮の日だからだろう,浴衣姿の女性も見られた。だから,そのまま地下鉄に乗るのももったいない気持ちがした。中之島を突っ切って梅田まで歩いた。少しは祭の街の雰囲気に触れたかった。それだけでも心が豊かになる。

 帰り着いたのは8時頃ではなかったか。家でゆっくりも出来た。ま,有意義な一日だったと言える。



2004年07月23日(金) 暑くて寝られず

 こう暑いと熟睡できない。暑さで目を覚ますことしばしばだ。さらに,暑さのため,もう寝ていられず,いつもより早く起きてしまう。先日は東京で39度を超えたと報じられていた。今日は,京都・大阪でも36度を超えていた。暑い暑い。

 ここBKC。キャンパスは完全舗装で,照り返しが厳しい。とても暑い。クーラーをつけるから外気温が上がる。でも,クーラーをつけずにいられない。われわれが学生時代なら,もう夏期休暇に入っていた。ところが今は,前期試験も真っ最中だ。教職員は働き過ぎで,学生諸君は勉強のしすぎ?その割には能率が上がっているとは思われない。

 質より量。内容より形式。ややもすれば,形を整えることが先行しがちのようだ。形は重要だけれど,形を整えたから中身が出来たというわけではない。最近常々言っていることだけれど,現場から離れたところで決定されることが多いので,形だけしか見えなくなっているのではないかと危惧する。要するに官僚主義と言うことだ。組織が肥大化すると官僚主義が横行する。これは洋の東西を問わず,時代を問わず,表れるようだ。



2004年07月22日(木) 事故で列車遅延,そして試験

 今朝は「東加古川」での人身事故で列車が大幅に遅延していた。

 京都駅で大勢の乗客がホームにあふれていて,「おやっ」と思ったら,案の定,人身事故。電光掲示板やホームの案内も混乱気味だった。今日はそういうこともあって,同僚の先生方と遭遇した。

 問題は,今日が前期試験の初日だと言うことで,学生諸君は大変だったろう。1時間目の試験が受けられなかった学生が続出したのではなかろうか。こういう場合,追試ということになるのだろうか。

 なにせ,JRは距離が長い。その途中のどこかで事故があれば,広い地域に波及する。これが阪急などであれば,神戸線で事故があったからといって,京都線まで遅れることはない。長距離ということはJRの強みでもあり,いったん事故などが起こると弱みになる。長所と短所は表裏一体だ。



2004年07月19日(月) 良いことやら悪いことやら

 この暑い中,何もしたくない。で,表敬訪問,サークルOB会常任幹事会などなどで,土日を過ごした。土曜日などOB会関連の作業をしたあと,食事と飲み会となった。ま,他愛もない話をしたが,気心の知れた者同士というのは,楽しい。会話も弾む。

 お中元は何がよいなどという話から始まって,入札裏話などなど,良くある話だが,こうして実際に話をしてみれば,世間の実態はよくわかる。経営学などというけれど,こういう実態を抜きに議論するのはおかしいと思う。最近社会人大学院や社会人向けセミナーなどを担当してみて,そういう実態をふまえて,理論的な話をすると,受け容れて貰える。

 そんなこんなにかまけていて,研究会報告や学会報告の準備が出来ない。少々焦り気味だが,人間追い込まれないと出来ないものだ。自分を追い込んでから仕事をするというのが,最近のビヘイビアとなっている。良いことやら悪いことやら。



2004年07月15日(木) 祇園祭

 会計研OB会というのがあって,私も役員をやっているのですが,今度の常任幹事会が17日。丁度祇園祭の日になっていて,だから,OB会のMLでも書いたのですが,ここでも書いておこうと思います。

 祇園祭ですね(下記ニュース参照)。そういえば,昨日帰りのJR嵯峨野線で浴衣姿の女性を見かけました。最近女性の間で浴衣が流行っているのでしょうか。生協ですら,浴衣を売ったりしています。丁度常任幹事会の日は山鉾巡行の日ですから,その夜など何にもない?

 いえ,何にもなくはないのでして,御輿が出て,八坂神社から御旅所へ向かうのです。で,24日がお帰りです。この17日から24日までが祇園祭なのですが,どういうわけだか,本来アトラクションであるはずの17日の山鉾巡行だけが有名になってしまったようです。本当の祇園祭を知っている人は結構少ないのではないでしょうか。

 私は中京の人間ではありませんが,母親の親元が中京だったもので,子供の頃は「およばれ」に行くのが楽しみでした。

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祇園囃子に誘われ19万人 宵々々山、歩行者天国


 祇園祭の山鉾巡行を3日後に控えた「宵々々山」の14日夜、京都市中心部の山鉾町に32基の山鉾が勢ぞろいした。夕方からは四条通などが歩行者天国になり、「コンチキチン」の祇園囃子(ばやし)に誘われて、市民や観光客ら19万人(午後10時現在、京都府警調べ)が繰り出した。
 この日から山鉾町の旧家や老舗では、先祖代々伝わる秘蔵の屏風(びょうぶ)絵や織物を披露する「屏風祭」も始まった。山や鉾を飾る駒形提灯の柔らかい灯がともり、沿道には露店が連なって祭りムードを盛り上げた。
 この日は午後3時すぎに夕立があり、少し蒸し暑さが和らいだものの、山鉾町周辺は夜遅くまで人波の熱気に包まれ、浴衣姿の若者や家族連れがうちわを片手にそぞろ歩きを楽しんだ。(京都新聞)[7月15日9時0分更新]



2004年07月13日(火) 日本はなぜ敗れるのか

 最近,山本七平「日本はなぜ敗れるのか−敗因21カ条」角川oneテーマ21,というのを読んだ。新聞に書評があったので読んだのだが,案に違わず,興味深い本であった。「こんな本を読んでます」と,某先生に言ったら,山本七平は右翼的だ云々だとのコメント。そういわれているのは知っているが,良い本はよい。この本を読んで,どこがどう右翼なのかは理解できない。

 最近,院生のT君と話すことが多いが,そこで日本の学界(但し自然科学ではない)の問題が話題になる。そこで話していることが,本書を読めば,表現は違うが,うまく書かれていることに感心する。この本は日本の軍隊が抱えていた問題点を指摘しているのだが,現代の日本のかなりの組織にも共通している。言われていることの多くが,今でも当てはまるのである。困ったことだ。どうも日本は反省しないようだ。この本でも日本の敗因の一つに「反省力なき事」というのがあげてある。

 最近学生諸君にも薦めているが,今の若い人には読み方が難しいかもしれない。注釈をつけないと誤解されるかもしれないとは思う。でも,読んで損はないと思う。現代の日本にも当てはまることが多いからだ。いずれ紹介したいと思う。



2004年07月10日(土) ここのところ

 ここのところ,一体何をしているやら。気がついたら週末になっていたという始末。水曜日講義をして,そのあと,例によってQ&Aを作成するのだが,やはり,時間がかかる。といって,これを先延ばしにするわけには行かない。翌週のレジュメで答えるというポリシーは維持したいと思うからだ。もちろん,「良い質問」ばかりではない。「くだらない質問」もある。また,「講義で何を聞いていたの」と言いたくなる質問もある。余りくだらない質問は,当然,無視する。でも,気分が悪くなる。

 木曜日4回生のゼミだが,今週は,ランチ・オン・ミーティングと称して,エポック21「ラウンジ」での昼食会をした。一度は行ってみてみたいという諸君が多いものだ。こういう機会でないといけないと言うので,提案してみたら,みんな大賛成。最近になく,大勢集まった。ま,ゼミというのは,こういう機会があるから楽しいのである。いつもしかつめらしい勉強ばかりをするのが能ではない。以前,今は亡き,桂枝雀師が「緊張と緩和」と言っていたが,大学も同じだ。

 で,その流れで,SCDRで話の続きとなった。5時半からはファイナンス・情報・インスティテュート関連の話し合いが8時くらいまで続いた。

 金曜日,2時間目と3時間目続けて,大学院の「経営財務」だ。何せここ数日のこの暑さ,クーラーが効いているとはいえ,大学へ出てくるだけでぐったりしているところで,その上2時間続いての講義で,疲れるわけだ。しかも,週末と言うこともあって,疲れたのだろう。午後4時から1時間半ばかり,インスティテュート改革検討のブレイン・ストーミングだった。でも,皆さんにも申し上げたのだが,ここのところ「ブレイン」がぼけていて,果たして良いお話が出きたかどうか,怪しいものだ。金曜日夜は,大学院のゼミをしている。こちらは,疲れるわけではない。いろいろと研究に関連した議論をし,頭を働かすことは,一服の清涼剤となる。これがこの仕事の楽しいところだ。

 この間にも,大学院の講義に関して提出を受けたレポートを読んでいるのだが,企業分析をしてもらったわけだが,数字が何となくおかしく感じて,改めて計算し直したりすると,これは際限もなく時間がかかる。ほどほどにしなければなるまい。ま,こんな具合で,1週間があっという間に終わる。



2004年07月06日(火) 暑さでぐったり

 ここのところ暑い。日曜日は夜の接待まで時間はあったが,暑くて仕事にならず,もらった本に対する礼状を書いたくらいでした。もっとも,午前中クーラーの洗浄に汗だくになって疲れたと言うこともある。

 夕方スーツを着て出かけたのですが,暑くてスーツが着られず,こう言うときは,冷房を入れてからスーツに着替える必要があります。そうでないと,とてもネクタイを締めてスーツを着て,などということができません。で,少し早めに出て「プラッツ近鉄」内にある「旭屋書店」へ行って,「会社四季報CD-ROM版」を探しに行ったのですが,売り切れでした。聞いてみると,1冊くらいしか入荷しないとのこと。改めて,そんなに売れていないのかと実感しました。もっと売れる書店もあるでしょうが。

 昨日,月曜日は,それで,「特殊講義3」をお願いしている講師の先生を学生諸君に紹介し,その後インターンシップがらみの電話などなど。さらに,5限目は「専門演習」。予定では,早めに終わる予定が,延々8時を回ってしまい,終わってから何人かの諸君と生協で食事をしながら,お話をしました。で,時計を見ると9時20分。何ともせわしない一日でした。

 これらすべてが,もはや梅雨明けと思われる暑さのなかでの事だから,余計に疲れるわけだ。今年の夏は,ほんとに,要注意だ。この調子で行けば,一体何度まで行くのだろう。暇に任せて?というかやけくそで,過去の京都の最高気温を調べてみた。

1位39.8度1994年8月8日,2位39.4度1994年8月6日, 3位39.3度 1994年8月5日,4位39.2度1994年8月7日,5位38.6度1973年8月13日,となっている。いずれも8月上旬です。だから,この暑さで8月に突入したらどうなるのか心配してしまいます。



2004年07月02日(金) 暑い,ほんとに暑い

 今年の梅雨は空梅雨になりそうだが,その代わり,暑い。今日など本当に暑い。近辺は30度を超えている。大学のキャンパスは煉瓦が敷き詰められているので,ますます暑い。ここで2コマ続きの大学院の講義はつらい。聞く方もつらいだろうが,話す方はなおつらい。どうしても散漫になる。気力集中が困難だ。その散漫になりそうな気持ちを,何とか高ぶらせて講義をしている。

 で,今週の土日だが,ついにスケジュールが入って,両日共に「お仕事」となった。土曜日は台風休校の代講日。日曜日は接待が入った。これで6月第1週から連続5週,何らかの用事で家を空けることになった。自分の研究のために大学へでてくることは苦痛ではない。自分のペースで仕事が出来るからだ。そうでない「お仕事」で大学へでてきたり,出張したり,接待したり,ということになると,自分のペースを守れないので,「しんどい」わけだ。

 ただ,最近は,そんな「お仕事」でも,働けること自体が有り難いと,多少は,思えるようになった。歳ですね。



2004年07月01日(木) 暑い

 暑い,とにかく暑い。今年は空梅雨だそうだ。それは太平洋高気圧が強いのでそうなるという。そのため早くから台風も襲来,接近したのだという。強い太平洋高気圧の周辺に沿って台風が北上したり,湿舌が侵入したりすると言う。

 その湿舌が,北の寒気とぶつかって,昨日は静岡で集中豪雨となったという(下記記事参照)。静岡では380ミリの集中豪雨があったという。梅雨の間に降る雨がたった1日,正確には半日で降ったという。そのために新幹線が止まった。

 佐賀や北関東で竜巻や突風が起こったのも,同様の原因からだという。で,その他の地方は猛暑になる。ここのところ,雨も降らず,暑い。各地で30度を超える暑さだ。この調子で行けば,今年は熱帯夜の続く暑い夏になるのであろうか。少雨で水不足,臭い水になるのだろうか。

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◆静岡で記録的豪雨◆

 気象庁によると、静岡県の上空は冷たい空気が入り込んで大気の状態が不安定になり、30日午前1時過ぎからまとまった雨が降り始めた。

 静岡市では、午前8時からの1時間で81ミリの猛烈な雨を観測。降り始めからの雨量は午後1時現在で368ミリに達し、同市内の1日の雨量としては観測史上最高を記録した。(読売新聞)[6月30日13時51分更新]


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