singersong professor KMの日記

2003年12月30日(火) ぐずい?

 今年もいろいろありました。で,年賀状もまだ全部終わっていない状態である。年内には終える予定ではある。で,お送りした皆様のお手許に届くのはきっと,3日とか,それより遅くになると思う。悪しからず,というところ。

 最近は,毎年こんな状態である。とにかく,わが師,河合先生いわく「ぐずい」わけである。そういえば,河合先生はよくいわれていました。「ぐずい」という言葉を何度も聞いた覚えがある。せっかちだったですね。河合先生は。それと比べると,私は,まさに「ぐずい」。これ,もって生まれた性格? というか,怠惰? ま,そういうところでしょう。



2003年12月28日(日) 暮れも押し詰まり

 暮れも押し詰まり,テキスト改訂版のラストスパートをかけている。ま,今年中に終わりそうにないけれど。

 それにしても,ここBKCは寒いところだ。今日大学へ来てみて,まだ雪が残っていたのに驚いた。確かに,京都でも昨日は積雪があった。それも早くにとけたように思う。ここ近江の国はそれだけ寒いということだ。

 テキスト執筆が大変だといったけれど,講義期間中と比べると精神的なゆとりが出てくる。それで,一昨日には,またまた本を買い込んだ。こういう本を少しずつ読んでいる。読みたい本を読めるというのが,この仕事をしていて良かったと思えるときだ。至福の時間を過ごせる。ただし,良い本を読んだときのことだ。

 その良い本を読み終わったところだ。少し前から読みたいと思っていたのだが,ゆとりがなく読めなかった本だ。新渡戸稲造著,岬龍一郎訳「武士道」PHP研究所,2003年,というのがそれだ。最近私が思っていたことが,全てここに書かれている。この本は1899年に書かれているのだが,少しも古く感じない。功利主義全盛の今,正義,義を貫くことの難しさを感じている昨今だが,義の重要性,を改めて教えてくれる。いずれ,紹介したいと思う。



2003年12月25日(木) 最終講義日

 今日25日が最終講義日となっている。最終になって,やっとゆとりが出てきて,役職がらみの仕事を一気に片づけている。放置してあったものばかりだ。その後片づけといったところである。それでもなお,残っているものもある。これから片づけよう。

 もっとも,最大の課題はテキストの改訂だ。その前に,役職がらみの仕事を片づけておこうというので,今日はバタバタとその作業をしている。部屋の片づけもしなければならないが,これはまだだ。昨日,某先生が研究室に来られたが,相当の混乱ぶりに驚いておられた。別に自分でも好きで散らかしているわけではないのだが,こうなる。自分でも時々いやになる。

 一番いけないのは,この仕事終えたのだっけ,といった具合で,わからなくなることだ。また,終えたつもりになっていたら,終わっていなかった。催促を受けてやっと気が付いた,などというのもある。こういうのを数えあげたらきりがない。要は,能力不足。慚愧慚愧。



2003年12月23日(火) ゼミ就職対策補講

 今日はわがゼミで年末恒例となった就職対策ゼミ補講だった。

 わがゼミでは後輩思いの多くの先輩諸君がいる。その先輩諸君の協力,助力で成り立っている。有り難いことだ。この機会を生かすも殺すも本人次第。

 私にできることはその機会を提供するだけだ。そして,これも恒例のコンパ。出陣式。

 終了後,ゼミ生諸君はオールナイトあり,帰宅あり。私としては,白梅町からは歩いて何分という距離。だが今年は嵐山電車,MさんとKさんと一緒に帰った。それぞれに,頑張って欲しいと思う。

 コンパはどこでもつきものだ。私も若い頃を思い出す。わが親父は,「酒を飲むべし,飲まれるべからず」というスタンス。わが恩師は「酒は酔うために飲むもんじゃ」というスタンス。私はその両方の教えを守って飲んできたように思う。

 その両方を時には右に振れ,左に振れたりしたけれど,それなりに守ってきたと思う。それでうまく行った。若い人には,それを伝えたいと思う。どちらの「格言」も正しい。そのどちらをも実行すべきだと思う。



2003年12月21日(日) 「ゆとり教育」

 それにしても,時間のたつのが速い。もう暮れも押し詰まってしまった。いつも書くように大学も世知辛くなって,冬期休暇開始が12月26日からで,休暇終了が1月4日となっていて,正月休みが10日もない。これではその間に原稿を書くといっても,時間不足だ。どうしてもおつきあいもあるので,正味時間のとれるのは僅かとなる。今抱えている仕事は,経営財務論のテキストの改訂などだが,これが遅々として進んでいない。いつも仕事を持ち歩いている始末だ。

 暮れと正月は何かとつきあいがある。これは誰でもそうだと思う。かつて,冬の休みにゼミ旅行などに行った。もし今年もそうしようとしたら,ホントに押し詰まってからしかできない。帰省する諸君は,かつてなら,大学生は世間の帰省ラッシュを避けることができたが,このスケジュールでは,まともに,世間の帰省ラッシュとぶつかる。世間の方は以前よりゆとりあるスケジュールとなってきているから,まともにぶつかることになる。

 わが大学は良かれ悪しかれ「ゆとり教育」ではない。はてさてこれをどう考えるべきだろう。



2003年12月19日(金) 23日天皇誕生日(祝日?)

 23日(火)天皇誕生日。立命館大学は月曜振り替え授業日となっている。よくやるよ,と思う人も多いのでは。大学も世知辛くなってきました。ただし,私の3回生ゼミでは,その日を就職対策補講としました。これはここ数年続けています。キャリアセンターにいる私のゼミの卒業生M君にも協力して貰って,そして,その他のゼミOBや就職内定済みの4回生も交えて,就職についての心構え,対策についてのお話と,自己分析書についての,検討会をするのが,恒例である。

 「自己分析」というのが結構難しい。よく言うのだが,「敵を知り,己を知らば,百戦危うからず」だが,企業研究はよくやるが,自己分析が案外弱い。これを鍛えるのが,この機会であると考えている。また,自分の人生設計をある程度考えているのといないのとでは,全然,今後の対応が異なってくる。こういうことについて,話し合うのが,就職対策補講,というやつである。

 是非卒業生の皆さん,当日後輩のために協力をして欲しいものだ。例年通り,衣笠セミナーハウス午後2時から4時間あまり。そして,白梅町近辺でのコンパというか出陣式となる。コンパだけでも出席者が多いとにぎわう。OBや4回生などとの経験交流をしてもらいたいものだ。

 飛び入り歓迎だ。



2003年12月16日(火) 試験前

 試験前になると,急にアクセス件数が増えてくるようだ。それはそれで学生諸君が勉強をしてくれるのだからよいことだと思う。もちろん日常的に勉強してくれるのが望ましいが。

 「ダイヤモンド」12月20日号に「2003年「経済書」ベスト30」という記事が掲載されている。私が推薦しておいた,新原浩朗「日本の優秀企業研究」日本経済新聞社,が第4位にランクされていた。推薦文を書いておいたら掲載されることがわかった。ただ,木村剛「会計戦略の発想法」日本実業出版社,がどうして第9位にランキングされているのか,それよりも何よりも,その推薦者が田中弘,山本昌弘両氏であるのか。田中,山本両氏の業績を評価している私にとっては,意外であった。

 私の見るところ「会計戦略の発想法」は,さほど新鮮な内容ではない。これくらいの内容なら,それこそ,田中,山本両氏ならその気になれば,僅かの期間で書き上げられるほどのものである。それが,ただ「今をときめく」木村剛氏が書いているから売れただけだと思う。皆さんはどのようにお考えでしょう。



2003年12月15日(月) ちょっと

 9日(土)京都大学で学会があった。これに参加し,懇親会にも参加した上,仲間内の人たちが多かったので,打ち上げにまで参加した。大変にぎやかな打ち上げとなった。気分が高揚していたので,さらに,Y君,T君らと3次会にまで出かけてしまった。ご帰還が遅くなったのは当然のこととして,翌日,家族から酒臭い,酒臭い,どうしてそんなに深酒をするの,といわれてしまった。まったく。

 こういうことがたまにある。たまではない,しょっちゅう? いや,やっぱりたまだと思う。本人の感じとしては。

 調子が良すぎるといけない。これから忘年会,新年会のシーズンだから,気をつけないといけない。自戒しよう。

閑話休題

 寒くなってきた。身近に風邪ひきさんが多い。私もちと風邪気味。夜も9時を過ぎて研究室の窓外は時雨模様。気温も下がってきた様子。早く帰って暖まらなければ。



2003年12月09日(火) またまた一太郎

 一太郎ver.13をレッツノートで立ち上げていて,過去に作ったファイルの中に読めないファイルが出てきたと書いた。ところが,読めなかったファイルが急に読めたり,やっぱり読めないファイルがあったりと,不安定この上ない。

 昨日帰りの電車でK君と一緒だった。そこで,いろいろ試してみたら,XPをセーフモードで立ち上げてみたら,それまで読めなかったファイルが読めるようになった。ということは,DOSからXP立ち上げまでの間に追加されるデバイス類と一太郎ないしATOKとの間の相性問題だろうという推測ができるようになった。

 IMEないしオフィス関連デバイスかレッツノートのタッチパネルなどの関連デバイスとの相性問題が疑われる。一番怪しまれるのはIME関連だろうという結論になった。だからといって,これはジャストシステム側もしくは松下電器側の責に帰すべき問題ではないか。これが到達した結論だ。もちろんどのデバイスとの相性かもう少し試してみても良いが,だれか,どこかでそういうFAQか何かを見つけていただきたいとも思う。もっともF(しばしば)という問題ではなさそうだが。改めて問い合わせてみたいと思う。

 上記の件,松下電器産業の方へ問い合わせましたところ,次のような返事をいただいた。結局,未解決です。

「大変申し訳ございませんが、一太郎の読み込みが出来るものと出来ないものがあると言う報告はこちらには届いておりません。

お手数をお掛けいたしますが、一太郎の発売元に同様の事例があるかどうかのご確認をお願いいたします。」



2003年12月08日(月) 結婚式

 マイクロソフトをかたって,警告を発するメールが良く来る。これにウィルスが添付されているようだ。大学なので,それまでにチェックされているから良いが,自宅ならうっかりファイルを開いたら「悪さ」をするのだろう。気をつけないといけませんね。

 この土日は,何をしていたか。土曜日は身内の結婚式で,こういうときは,だいたい親戚代表の挨拶係となる。教室などでしゃべり慣れているから,というので親戚の間ではそういう役がふられてくる。ま,確かにしゃべり慣れているから,まして,身内のことだから,気楽にしゃべれる。

 仲人の挨拶などとなると,間違わないよう,下書きをしておいて,これを読むようにしているが,身内の結婚式なら気楽に話す。多少「笑い」もとるという,サービス精神は,さすが,立命館大学の教師,というところだろうか。いや,私の個人的な趣味だろう。エンターテナーといえば大げさだが,お話は好きだ。

 私の個人的趣味として,どこかにも書いたが,「上方落語」というのがある。近年は寄席へも行けないし,さっぱり落語も聞いていない。でも,身体の奥底のどこかに根付いている。この虫が「笑い」をとるという,サービス精神に表れるのだと思う。

 閑話休題。

 それにしても,大阪で2時間,8回連続の社会人向け専門セミナー,その準備が大変だったことは,ここでも何度も書いた。この成果をどこかで活用しないと,もったいない。放っておくと陳腐化する。いつかどこかで使おうと思う。ご用命をお待ちしています。これは冗談。



2003年12月03日(水) トラブルばかり

 昨日の日記にも書いたが一太郎13を購入した。ウィンドウズXPの入れてある新しいレッツノートの上にこれをインストールした。というのも,XPに一太郎10を入れていたのだが,旧来のウィンドウズ2000上で作ったある種の文書が開かないので,これは一太郎のバージョンアップが必要だと判断したためである。

 原因は,フォントないし書式に絡んでいるような感触である。ところが,試しに,SCDRにあるXPのインストールしてあるデル・コンピュータに一時的に一太郎13をインストールして,その開かない文書を開いてみると読める。レッツノートのXPには,一太郎13をインストールする前に,一太郎10をいったんインストールしており,これをアンインストールしてから一太郎13をインストールした。この点も気になるところではある。

 それにしてもおかしい。ゼミ生のU君が徹底的に考えて試してくれたが,うまくいかない。わからない。ジャストシステムのサポートのサイトを見てもこんな症状はどこにも書いていない。ジャストシステムへ就職したゼミOBのU君にメールを送って,対処法を問い合わせた。まだ返事が来ないが,ホントにわからない。生協のMさんに聞いてもさっぱりわからない。

 そういうと,先週買ったIBMのViaVoiceつまり音声入力のソフトであるが,昨日試してみた。講演やインタビューで録音したものの,ある種のテープおこしができるのではないかとの,これも生協のMさんの勧めもあって買ったものだが,こちらはまず音声というか話し方の特徴をまず覚え込ませる必要があった。しかも丁寧なしゃべり方でないとテキスト化できない。ということは,普通のインタビューや講演のテープ起こしには不向きだということだ。ま,アイデアは良かったけれど,失敗と言うべきかも知れない。まだもう少し試してみようと思う。

 もう一つ,先日来プリンタで打ち出したものに,筋が入っていた。ゼミ生のU君の調べではトナーは残っていた。この原因は何かと,これも生協のMさんに聞いた。きっとカートリッジのある部分が問題を起こしているのではないかとのこと,そこでカートリッジを替えてみたら問題は解消した。これなど,トナーはまだ残っているのに,他の部分の問題でカートリッジを替える必要が出てきたわけで,何か損した感じだ。

 ま,昨日今日とパソコンないし周辺機器に絡んだトラブルのため,本来の仕事が進まない。もちろんその間にも,非常勤講師の手配の電話などをしていたので,何もしなかったわけではない。でも,研究などは全然できていない。

 人の手配,会議その他ファイナンス・インスティテュート運営委員長の仕事で結構時間をとられてもいる。この手当が月数千円だと,これもゼミ生のU君に話したら,そんなに安いのですかと驚いていた。そうなのです。そんなに安いのです。



2003年12月02日(火) わからない

 レッツノートに入れていた一太郎で,ある種の旧一太郎文書が読めない。きっとこれはバージョンのせいではないかと思って,XP用の一太郎でないとダメなのかと思い,一太郎バージョン13にアップグレードした。で,文書を開いてみたけれど開けない。原因不明としかいいようがない。

 どうやら2000の環境とXPの環境の違いかなと思った。ところが,ゼミ生の助言で別のXPのマシーンにインストールして試してみると,これが読める。では何なのか。レッツノートでのXPの問題なのか。これはわからない。

 ついでにフォトショップ・エレメンツver.2を購入。こちらは順調に動いている。また,USB2.0のボードはデバイスが不調だったが,こちらはゼミ生のU君のアイデアで,これをウィンドウズからダウンロードしたデバイスならうまくいってしまった。「いってしまった」という感じ。そこへ,生協からは別のボードが届いたとの連絡。こちらも引き取って,これをもう1台のパソコンに入れた。

 また,ハブも100ベースにアップしたが,これでファイル転送などが極めて早くなった。環境がだいぶアップした。気持ちよい。

 でも,一太郎のある種の旧文書がレッツノートの一太郎では読めないと言う症状は変わらない。何のせいなのか,全くわからない。ゼミ生諸君と今日一日大騒ぎをした結果が,これである。いろいろ試してみたがわからない。パソコンというのはいつもこの調子だ。怒らないのがよいようだ。じっくり考えてみよう。

 閑話休題。

 このところ,人事斡旋屋さんとなっている。非常勤講師の手配師である。これが大変。投げられてきたので,動かざるを得ない。一部は自分の役目でもあるので,全てできるところまでやろうというわけである。とにかくお願い,お願いの連続である。なんやかやで時間ばかりとられる。ホント,いやになる。



2003年12月01日(月) 今回土日,それにアメフト関学戦

 今回土日は,29日土曜日は午後「経営学部校友会経営学振興事業セミナー」でした。30日日曜日は朝早くから大阪での関西学生証券連盟の秋季セミナーでの指導講師。大勢のゼミ生も参加。さながら,ゼミの時間の一部のようだった。で,梅田から帰ることになって,梅田へ出たが,食事をしようと言うことになって,5人の諸君と食事(というか飲んだ)。

 そういうと,一昨日は大阪駅でセミナー終了後,飲んだし,昨日は京都駅でセミナー終了後のご苦労さん会で飲み,今日も秋季セミナー終了で飲んだことになる。3連チャン。

 最近では珍しい。先日健康診断の結果を知らされたが,数値が低下していて少し安心。3連チャンとはいえ,昔のように深酒はしないようになった。気を付けるようになったというべきだろう。

 閑話休題

 アメフト関学戦逆転勝利。ネットで確認後,深夜のテレビを見始めたが,とても起きていられなかった。逆転の場面を見られなかったのは残念。だれかビデオをとっているだろう。それを貸して貰ってみたいと思う。


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