singersong professor KMの日記

2003年05月30日(金) 社会人大学院

 大阪淀屋橋での社会人大学院の第1セメスター講義を,ようやく終えた。なお,レポートが提出されてくるはずである。かなり準備に時間を費やした。ただ,自分としては物足りなさが残る。長い目で見たときの時間不足を感じるからだ。

 ねらいとしているところはビジネス・スクール,それも日本型のビジネス・スクールだ。ところが,日本でそれはまだ完成していない。それを作っていく必要があると思う。そんな大それた仕事を考えるとき,時間不足を感じざるを得ない。

 現実の経営に役に立つ講義を心がけなければならないが,では一体,何がどう役に立つのか。しかも「経営財務」という科目においてはどうなのか。ここらあたりが固まっていない。なお試行錯誤が続くのだろう。

 ただ言えることは,学部の講義でも「役に立つ」という観点から見ると,実用という意味では,そうすぐに役に立つ科目は少ないだろう。それでも成り立っているのは,いわゆる「学歴」として「役に立つ」からだ。アメリカのビジネス・スクールでも,そういう「学歴」として役立つという面が大きいと言われている。

 とすれば,どんなに考えてみても,日本ではまだMBAはそういう「学歴」として確立していないわけだから,「役に立つ」という面からすぐに答えが出そうにない。一定役に立っているから,学歴として認められるようになると言うのが美しいストーリーだが,そう簡単ではなさそうである。当分手探り状態が続くのだろう。



2003年05月27日(火) 6月13日(金)夜

 6月13日(金),今年も,証券経済学会前日。東京駅でゼミOB会東京部会。はてさて何人集まるのでしょう。去年は,丁度,ワールドカップ・サッカーで日本が勝った日。盛り上がりました。それに,飛び入りも多く,座る場所もないくらいの盛況でした。

 やはり,金融機関に務める諸君は,東京に集まるもののようです。ですから,東京でのOB会が自然と盛り上がるようです。東京校友会からも飛び入りがあってにぎやかだった。今年も,飛び入り大歓迎だ。不景気をふきとばす会になればよいと思っている。

 下記に幹事の木村君からのメールの一部を添付しておく。
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こんにちは、きむらです。
皆様ご活躍のことと思います。
13日上京を心より、お待ち申し上げます。

6月13日に松村ゼミ及び、有志の方で集まっていただければ幸いです。母校の躍進やメディアの台頭などうれしい話題が豊富ですし、元気なエネルギーを育みましょう。芸がないですが、東京駅のいつもの店を押さえました。

北の浜(18時30分〜、予約キムラ)http://www.tokyoinfo.com/shop/shop/kitahama/

お気軽にお誘いいただければ、幸いです。
前回は、見込み違いでキャパシティーを越えましたので、今回は人数を把握しておこうと思ってます。

ご都合がつく方はご一報くださいませ。

a.kimura@uedayagi.co.jp
☆☆☆☆☆☆



2003年05月25日(日) ゼミ卒業生と

 昨日の土曜日は,夜,今年3月のゼミ卒業生たちとの懇親会だった。京都での飲み会だった。まだ,卒業して2カ月もたたないのに,仕事の大変さを実感している様子。朝の早さ。睡眠時間がとれないこと。皆ではないが,この辺りが共通項のように見えた。もっとも,大学院進学組は,それとおよそ無縁。

 銀行への公的資金注入が一大話題であった。ファイナンス・インスティテュートということで,どうしても金融機関への就職が多い。で,その金融機関でいろんな事件が起こっているわけだから,それが話題になる。今朝のテレビ局の番組をみていても,それが話題になっているのだから,当事者を囲むとそれが話題にならざるを得ない。ま,新人だから,そんな深刻な話にはならない。それは救いだ。

 最近,私は『立命館経営学』の最近号に「バブル崩壊後の日本の銀行の収益力分析」というのを書いたが,とにかく,今の日本の銀行は機能不全に陥っているごとくだ。須田慎一郎「巨大銀行沈没」(新潮社)というのを読んでいると,その迷走ぶりがよくわかる。私の論文でもちょっと触れておいたが,こういうドキュメンタリーにはかなわない。こちらはリアルである。これらを読んでいて思うのは,結局,人や組織の問題に行き当たる。

 いずれじっくり紹介したいが,沼上幹「組織戦略の考え方」ちくま新書,というのが,大変参考になる。一読を薦めたい。この本を読んだ読後感を,とくにビジネスマンとなっている皆さんにお聞きしたいものだ。



2003年05月24日(土) 大学ランキング

 週刊東洋経済最近号,本屋で立ち読みした。確かに,Aランクの大学は,慶応,早稲田,立命館,同志社の4大学のみであった。こういうランキングの雑誌は結構売れるもののようだ。だから,こういう特集をよく組むのだろう。ただ,これによって一喜一憂するのもいかがなものかと思うが,どうしても気になってしまう。

 東の早慶,西の同立,と言う形で固まってきたのだろうか。良きライバルが必要とはよく言うが,これまで立命館大学が改革の先頭を切って走ってきて,同志社大学がじっくり構えていた,と言う構図だった。ところがここへきてようやく同志社大学も動き出してきた。立命館大学もうかうかしておれないわけだ。しかし,こういうライバル関係は悪くない。お互いのためだ。

 最近「日経クイック情報」との協力の下で,教育内容も工夫してきている。こういう工夫ができるのも,改革を進めるための雰囲気と資金力があるからだ。今,立命館大学の学校法人としての予算規模を見ると,帰属収入は500億円を超えている。資産規模も2300億円と大規模化している。同志社の場合帰属収入450億円,資産規模1600億円だ。関西大学がそれぞれ,410億円と約1500億円,関西学院大学が250億円,1000億円強となっている。意外と知られていない。

 予算規模が大きいと,それだけ事業も行いやすいということになる。こういう基礎データをもとに考える必要があるわけだ。まさにこういう発想をもてるのが私のような財務論担当教員のメリットだろう。

 さらに参考までに,慶應義塾大学帰属収入1100億円,資産3200億円,早稲田大学帰属収入合計824億円,資産2800億円,中央大学帰属収入365億円,資産約1300億円,立教大学帰属収入200億円,資産520億円などとなっています。



2003年05月20日(火) SARS対応の遅れ

 前に書いた私のSARS情報,不正確だった。ま速報性のためとしておいてほしい。それにしても,心配していたとおり,官庁の対応が鈍い。対照的に民間の対応は良い。ホテルなど自主休業に入ったという。この官民の対応の違いは一体なんだろうと思ってしまう。

 予想通りとはいえ,あまりにも予想通りで嫌になってしまう。旧厚生省以来の対応のまずさは一向に改善されていないようだ。どうやら官僚は自分たちの生活のために仕事をしているだけで,国民はどうでも良いと考えているといわざるを得ない。かつて政府の「棄民」を問題にした人もいたが,少しも変わっていない。下記のニュースなど読むと,ホントどうなっているのだろうといわざるを得ない。

 これで,りそな問題に対する関心が薄まったかな。こちらはこちらで政局が揺れだしている気配。この国は一体どちらへ向かっているのだろう。

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<大阪>SARS台湾人医師滞在情報を検疫所が放置

新型肺炎・SARSの患者と認定された台湾人医師について、日本滞在の情報が、15日に関西空港の検疫所に入っていたにもかかわらず、何の対応もとられなかったことがわかりました。

厚生労働省が午前開いた会見によりますと、台湾人医師の日本滞在の情報は、この医師の同僚から報告を受けた知り合いの日本人医師が、15日夜関西空港の検疫所に一報を入れたことから発覚したということです。しかし検疫所の職員は、この情報を誰にも伝えておらず、検疫所や厚生労働省は、情報の重要度についての認識が甘いという非難を浴びそうです。厚労省は「本人の判断が甘かった。有事に備えて連絡体制の訓練もしていたのに残念」と述べました。一方、関西空港の検疫所も先ほどから会見を開いて、報告の遅れを認めました。しかし理由については、「小人数で日常の検疫業務に追われており、報告できなかった」と責任回避とも取れる発言をしています。(朝日放送)[5月20日12時22分更新]





2003年05月17日(土) SARS日本人第1号が出たとか

 下記に一般のSARS関連ニュースを紹介しておく。ただ,インサイダー情報によると,京都亀岡で日本人SARS患者第1号が出たという。あの台湾人医師を乗せたバスの運転手だという。私のように嵯峨野線愛用者にとっては,怖い話だ。気をつけよう。

 でも,今日の電車の中でマスクをしている人は見かけなかった。まだ,情報が行き渡っていないのかも知れない。日本での対策が手遅れにならないことを祈るのみだ。ただ,わが国でも,中国同様,情報の公開が遅れ気味ではないか,情報公開に慎重すぎるのではないかと,危惧している。もたもたしている内に病気が広がるのではないかと恐れる。

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(ニュース1)
日本から戻った台湾人医師は新型肺炎患者

 【台北=若山樹一郎】台湾の衛生署(衛生省)スポークスマンは17日、日本への観光ツアー(8―13日)から台湾に戻った後に発熱し、隔離されていた台湾人の男性医師(26)について、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の感染の有無を確認するウイルス検査(PCR検査)で、陽性反応が出たと明らかにした。
 検査での陽性は、世界保健機関(WHO)の判定基準では「感染可能性例」に分類され、感染制御と集団発生の封じ込め対策などが必要とされる。同署では専門家会議を開き、最終的な判定を下す。
 ◆厚労省に連絡◆
 日本への観光ツアーから台湾に戻った後に、新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の疑いで隔離されていた台湾人の男性医師(26)は17日、SARS患者であることが確定した。台湾交流協会から厚生労働省に連絡が入った。(読売新聞)[5月17日16時21分更新]

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(ニュース2)
立ち寄り先洗い直せ SARS 安全確保に奔走

  新型肺炎(SARS)の感染の可能性が高い台湾の医師が、観光で京都などを訪れていた問題で17日、男性が宿泊していた宮津市内の宿泊施設が営業を自粛を決めるなど大きな影響が出始めた。保健所などの立ち寄り先への調査や関係者への聞き取りも本格的に行われた。行政機関が設置した相談電話などには市民からの問合わせも相次ぎ、SARSへの関心が一段と高まっている。
 ▽宮津のホテルが自主休業
 台湾人医師が泊まったとされる宮津市の宿泊施設は同日、宿泊客の安全を考慮し、20日までの4日間、自主休業することを決めた。玄関先に告知の紙を掲示するとともに、従業員らが宿泊客への経過説明や、休業期間中の予約の振り替え作業などに追われた。
 前夜に続き、この日も府宮津保健所と府職員ら3人が、台湾人医師と直接、間接的にかかわった従業員約50人に健康状態の聞き取り調査を続けている。これまでに健康に異常がある従業員はいない、という。
 また、この日の予約客約440人は別の宿泊施設に振り替え、結婚式1件も振り替えた。同施設の副支配人(42)は「まだ疑いの段階だが、痛手だ。府などと連携して早く安全性を確保したい」と話した。
 ▽連携を密にして対応策を−天橋立の観光案内所
 宮津市の北近畿タンゴ鉄道駅構内にある天橋立観光協会の観光案内所には「台湾の医師が泊まったホテルはどこか」などの問い合わせが、午前10時までに3件あったが、混乱はなかった。宮崎劭会長(60)は「新型肺炎騒ぎで、観光客の減少を懸念している。ホテル従業員のことも心配だ。宮津市との連携を密にして対応策を考えたい」と話した。
 一方、SARS患者が発生した際の受け入れ先に指定されている京都府岩滝町男山の府立与謝の海病院では、午前10時までに、台湾人医師が宿泊した施設の従業員と、当時宿泊した観光客からの問い合わせが2件あったが、それ以外は普段と変わらず、落ち着いた様子だった。
 病院入り口に「SARSでお越しの方は、外の公衆電話から電話をしてください。指示します」との張り紙を掲示、感染の疑いのある人が訪れた場合、別棟で診察、疑わしい場合は入院処置をとる方針という。
 ▽観光への影響を懸念する嵐山
 台湾人の医師が観光に訪れた京都市右京区の嵐山では、朝から修学旅行生や団体旅行者が訪れていたが、この時期の週末にしては観光客数は少なめだった。「人出はいつもの週末の半分くらい」(地元タクシー運転手)。土産物屋の客の入りや名所の渡月橋を渡る人もまばらで、観光への影響を懸念する声も出始めている。
 広島市からパック旅行で訪れている主婦山本和子さん(63)は「朝、旅館の新聞で知って驚いた。あまり心配はしてないけど、ちゃんと検査してほしい」と注文。さいたま市の中学生中溝雄太君(15)は「ちょっと怖いけど修学旅行だししょうがない」と不安そうな表情ものぞかせた。
 一方、夫婦2人で訪れている岡山市の自営業渡辺利夫さん(56)は「(医師が訪れてから)1週間経っているし神経質になる必要はないと思う。全く気になりません」と笑いながら土産物を見定めていた。
 ▽亀岡保健所が聞き取り調査
 亀岡保健所は午前9時すぎに、台湾人医師が立ち寄ったとみられる嵯峨野観光鉄道のトロッコ亀岡駅と亀岡市内の複合商業施設内にある飲食店に職員を派遣した。接触した可能性のある従業員を対象に、聞き取り調査を始めた。
 同駅では保健所職員3人が調査。トロッコ嵯峨駅長(56)は「台湾人男性が訪れたとされる日に出勤していた従業員5人は、社内の調査でいずれも異常はなかった」と話した。聞き取り調査を受けた女性従業員(44)は「報道で亀岡に来ていたのは知っていたが、まさかこの駅を訪れていたとは思わなかった」と驚いていた。商業施設の男性従業員(40)は「保健所からまだ説明を受けておらず、事実関係はまったく分かりません」と、幹部との連絡に追われていた。
 ▽イメージダウンを心配
 新型肺炎(SARS)感染の疑いがある台湾人男性が京都府内に立ち寄っていたことで、地元観光業界は同日、入り込み客への影響に懸念を募らせた。案内所には問い合わせも入り、関係者は京都観光のイメージダウンを心配している。
 JR京都駅(京都市下京区)の市観光案内所には、午前中に「(台湾人男性の)宿泊先はどこか」「京都は大丈夫か」などの問い合わせが3件あった。京都ブライトンホテル(上京区)にも宿泊に関する相談が2件入り、従業員は「市内には泊まっていないんだが。過剰反応が1番怖い」と神経をとぎらせた。
 京都への海外客は台湾からが1番多く、今回の事態で感染と隣合わせであることが浮き彫りになったが「宿泊を拒否するわけにもいかない。水際での対応をしっかりしてもらわないと」(京都リーガロイヤルホテル)と、国の対応強化を求める声も高まっている。
 ▽相談窓口には問い合わせ殺到
 京都府と京都市が16日夜に開設した、新型肺炎(SARS)の相談窓口には、17日午前までに300件以上の電話が殺到した。
 府と市によると、16日夜からの相談件数は、府が200件以上、市が160件。「新型肺炎の予防策は何か」「感染の疑いがある台湾人は、京都のどこを訪問したのか」などの相談が多かったという。府健康対策課では、職員数人が、ひっきりなしにかかってくる電話の対応に追われていた。
 新型肺炎(SARS)の相談窓口は、土、日曜日を含めて24時間体制。京都府健康対策課Tel:075(414)4726、075(414)4734(各保健所でも、平日と土日曜日の午前8時半−午後5時15分に受け付け)。
 また、京都市は地域医療課Tel:075(222)3421、滋賀県は健康対策課Tel:077(527)3737で受け付け(京都市内と滋賀県内の各保健所は平日のみ)。(京都新聞)[5月17日13時55分更新]



2003年05月16日(金) 淀屋橋での社会人大学院

 大阪・淀屋橋での社会人大学院,私の科目の受講生16人,昨日の出席者数は13名でした。とにかく皆さん熱心なので,これにつられて,こちらもサービスに熱が入る。

 教育とはそういう相乗効果が大きい。受講生が熱心だと,教える方も熱が入る。普段の一般学生への講義に熱が入っていないというわけではないが,受講生の熱意は,講義にどうしても反映される。とくに今年は初年度と言うこともある。

 最近の日本の大学教育のレベル低下の問題が指摘されているが,これは熱意と無関係ではないだろう。どちらもどちらという面もなきにしもあらずだが,進学率上昇とモラールとは通常逆比例する。ある面仕方がないが,かつてのエリート教育時代と同じ内容では学生の熱意があがるはずもない。

 社会人大学院のことであるが,学部の学生やストレートに進学してくる院生への講義との大きな違いは,皆さん全て,会社のことを知っているということだ。会社の実態に触れている人だから,その部分から教育する必要がない。だから,進度は速い。それと,皆さん心得ておられるから,自分に役に立つ要所だけはおさえておられる。つまり,これは使える,というところには熱を入れて聞かれているようだ。メリハリが利いているということだろう。

 結構それは大事なことだ。自分で講義を再構成して,自分に必要なところは何処で,あとは一応聞いておくだけで良いところは何処だ,などと交通整理をして聞いておられるのではないか。

 とにかく教え甲斐があるのだが,準備に時間がかかる。



2003年05月15日(木) 一難去って,また一難

 一難去って,また一難。今度は,右手の腫れです。今朝外科医院へ行って来ました。この医院は,先日,ぎっくり腰で行ったのと同じ医院です。今日は別件できました,ということで診察してもらいました。

 何せ朝の医院は混んでいる。1時間あまり待たされたあげくの診察だった。結局,見立てはアレルギーとのこと。原因は不明だ。右手がぱんぱんに腫れていて,箸が持ちにくい。症状は月曜日くらいから出ていたのだが,最近左手でも同じような症状があったが,自然に治ったので,今回も同じだと思っていたら,そうは行かなかった。

 痛みはほとんど感じないのだが,痒みはある。日常生活に差し障りがあるわけではないが,今朝などあまりかゆくて目を覚ましてしまったほど。その場所は熱をもっている様子。

 薬をもらって飲み始めたばかりだ。しばらく様子を見なければならないだろう。誰でもこんな事ってあるのでしょうね。



2003年05月13日(火) ここのところ2

 土曜日,病院へお見舞いに行ったと昨日書きましたが,それは10日の午後でした。で,その午前中,またまた(そして久しぶりに)ぎっくり腰をやりました。しばらく出ていなかったので,安心しすぎていました。こいつは,いつも忘れた頃にやってきます。まさに,忘れた頃にやってきます。

 今回のは軽かったので,当日,近所の整形外科へ行き,注射を打って,内服薬や湿布薬をもらいました。ですから,午後,おそるおそる,病院へお見舞いに行ったわけです。ま,何とかなりました。

 注意しながら日常生活を送っているというところです。私のぎっくり腰の歴史は長い。30歳代から間欠的に起こっている。いわばこの病気とつきあいながら今日まできているわけで,今後もつきあわなければならないだろう。注意していれば何ともないのだが,まさに忘れてしまうのである。そして,再発する。これの繰り返し。

 ひどいときは,しばらく,身動きひとつできなくなる。そのときは,ホント情けなくなる。それと比べると,今回は軽症。すぐに病院へ行けたくらいですから。とにかく,これからもこの病気とはおつきあいを続けなければならないようだ。防止策も分かってはいるのです。ですから,腰痛体操はしているのですが****。



2003年05月12日(月) ここのところ

 ここのところ何をしているか。金曜日夜に大学院のゼミをしてから,土曜日は病院へお見舞い,そしてその足でBKCの研究室で,大学院の講義準備に追われました。それも終わらず,日曜日まで講義準備をしていました。

 それだけではあまりにもったいない。そこで,6月の学会発表準備もしました。以前も書いたように,今年は学会発表の当たり年,9月,10月と立て続けに学会発表があります。この6月のを含めいずれも共通論題ないし統一論題です。ということは,自分からアプライして報告するのではなく,依頼されて報告すると言うことです。

 自分が学会を主催したこともあるのでよく分かるのですが,統一論題は極めて大切で,当て込んでいた人が報告を断ってこられると,次の人を捜すことになります。これがまた大変です。ここが決まらないと全体のスケジュールがずれてくるわけです。そういうことを知っていますから,できるだけ断らないようにしているわけです。

 とはいて,そのための準備が大変です。何か新しいことを話す必要があるわけですから,資料集めなどをして,ストーリーを考えるわけです。講義準備や会議準備などに追われながら,時間を見つけては,準備をすると言う今日この頃です。



2003年05月09日(金) ひどい目に

 昨日の夜はひどい目に遭いました。大阪での大学院講義が終了したのが午後9時すぎ,オフィスを出たのが9時半近く。そして,JR大阪駅へ。

 いつも乗る9時45分発の新快速が来ない。構内放送では人身事故のため遅れるという。新快速を待つために並んでいたホームの向かいのホームから快速が出たので京都方面行きは関係ないと思っていたのが間違い。でも,改札口で書いてあった文章はそのようなものだったと記憶している(正確ではないが)。

 ところが,ところが,列車は大幅遅延。その新快速が到着したのは「50分遅れで運転しています」と言っていたから,10時35分だったのだろう。でも,それからがまた遅い,乗降に時間がかかる上,結局その新快速は,高槻から各駅停車に変更になった。

 その後も,向日町の駅にはいる前に長い信号待ち。などなど,京都駅に到着したのは11時45分頃。ということは11時40分発の嵯峨野線にも乗れないわけで,最終0時3分発という列車に乗った。だが,これがなかなか発車しない。最終なので,大阪から遅れてくる電車待ち。で,結局15分遅れで発車。自宅に帰り着いたのは,だから,0時30分を過ぎていた。

 それから,風呂と食事だから,床に入ったのは2時だった。全くたまらない1日だった。どうもアンラッキーだ。目の前を発車していった快速に乗ればよかったと悔やんでももう遅い。少しでも早く帰ろうと思ったのが裏目に出たわけだ。いつもそれが最短コースだから,そうしたわけだ。選択に本来間違いはない。とにかく帰り着くのに,いつもより2時間遅れたわけだ。

 昨年の人身事故で事故の後片づけ中に,さらに事故が起こって以来,JRは(それに警察や消防も),慎重で,不通の時間が長引いている。この日記でも再三事故による遅れを嘆いているが,事実大変だ。最近そのほかでもいろいろと問題があって,やや憂鬱な昨今だ。

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 関連する新聞記事を見つけたので,以下に,アップしておく。下記では「振り替え輸送をした」と書いてあるが,阪急には振り替え輸送はなかった。ハッキリと構内放送で「阪急とは振り替え輸送はしていません」と言っていた。念のため。

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上下24本が運休、3万2千人に影響 兵庫のJR東海道線事故で

 8日午後9時10分ごろ、JR東海道線の立花駅(兵庫県尼崎市)−甲子園口駅(同西宮市)間で、上郡行き新快速電車の運転士が異常な音を感じて急停車。線路と車両の点検し約15分後に運転を再開したが、後続の寝台特急の運転士が線路内で男性の遺体を発見、同9時45分ごろから上下線の運転を中止した。同10時5分ごろに上り線、同11時ごろに下り線でそれぞれ運転が再開したが、9日午前零時現在で上下24本が運休、同31本が遅れ、乗客3万2000人に影響が出た。

 また、JR東西線、学研都市線でも運休、遅れが出た。JRは私鉄などに振り替え輸送した。

 京都市下京区のJR京都駅のホームでは、上下線とも電車が到着せず、帰宅を急ぐ通勤客らで混雑した。事故を知らせるアナウンスがひっきりなしに流れるなか、大津市の会社員(33)は「最近遅れが相次いでいるのでまたか、とうんざりする」とあきれ顔だった。(京都新聞)



2003年05月05日(月) なんともはや

 何ともはや忙しい連休ではある。1日には大阪オフィスでの社会人大学院の講義,終わって帰宅したのが夜11時前。2日は朝9時に草津のBKC集合で,バスで学生を引率して,大阪造幣局へ。午後はセミナーで「エル大阪」。昨年同様FPのいちのせかつみさんらのお話を学生に聞かせたが,今年は,最初の部分で私も参加するトーク方式とした。

 夕方4時に終了して,その足で,天満橋から京阪特急。便利になったもので,丹波橋乗り換えで近鉄京都へ,「新都ホテル」で午後5時半から経営学部校友会・経営学振興会のための事務局との打ち合わせののち,役員会。終了後先輩と軽くいっぱい。

 3日,4日,5日,と校務そのものはオフだが,社会人大学院の講義のための準備などが忙しい。おまけに,6月の学会報告の準備もしなければならない。3日間休みなし。4日の日曜日午前中,女房と健康のため2時間ほど歩いたのが,気分転換といえば気分転換。「充実している」(!?)。


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