singersong professor KMの日記

2002年10月13日(日) 小学校の同窓会

 昨日小学校の同窓会がありました。2年に1度開かれるのですが,私は仕事の都合で毎回は出られません。2回に1度くらいの出席です。もう,名前や顔がなかなか思
い出せなかったり,一致しなかったりということがあります。

 私たちの小学校は小さな学校で同期たった2クラスで,この2クラスが合同で開いています。2クラス会わせても70人くらいで,今回は30人ほど集まりました。

 2クラスの恩師が出席されるのですが,今回はおひとりだけでした。私の一番の恩人である恩師は体調が悪くご欠席でした。大変残念でした。そのご出席のおひとりは86歳でかくしゃくとしておられ,2次会の後先生が先導して3次会まで繰り出しました。

 次回は同窓生が還暦で恩師が米寿という記念すべき年です。こんな素晴らしい同窓会ですが,ご帰還がまたもや午前様で,女房殿からキツイおしかりを受けてしまいました。寝ていてくれれば助かるのですが,寝られず起きていたとのこと。

 皆様方,小学校などの同窓会はどうされていますか。



2002年10月09日(水) 末期症状の進行

 ここのところの掲示板でも書いていますが,今日も株価は大幅に下落しています。底割れです。小泉改革は完全に行き詰まっています。にもかかわらず,何ら新しい対策は出てきません。従来通り,不良債権処理一辺倒です。金融経済が実物経済の鏡であるとすれば,それこそが問題のはずです。

 ところが,実物経済の話は一向に出てこない。金融経済対策一辺倒です。これで景気が良くなったりするはずがない。株価は素直にそれに反応しているだけです。事ここに至れば,本来人身一新以外に道はないはずです。つまり,新しい首相を選ぶより他無いはずです。ところがそんな話は一つも出ない。学生諸君と話していても,他にいないのでは,というわけです。

 永田町には見あたらない。そういう現実は認めざるを得ませんが,誰でも良い人身一新以外に道はないと思います。橋本元首相を暫定的に首相にする,などというのも方法です。でもそんな方向が全然問題になっていないところからすると,このまま破綻への道をまっしぐらかもしれません。

 こんな暗い話ばかりで残念ですが,実際そうだと思います。

 昨日の卒業研究でも話したのですが,実物経済をよくするには,今はまず不動産価格の問題です。いったいどうして地価が下落するのか,それを見極める必要がある。ところが,誰一人としてそれを見極めようとしない。診断もせず処方箋も書きようがない。

 地価下落の原因は,工場用地の売り出し,法人所有の遊休土地・不動産の売却,などが中心ではないでしょうか。とすれば,跡地を再び工場にしようとする。すると不況で売れず,遊休地になる。で,再び地価は下がる。そういう悪循環でしょう。

 そこで,私は,思い切って政府や自治体が買入れ緑化してはどうか。環境に優しいし,土地の需要にもなる,などと話しました。資金は国債(環境対策国債と称する)でまかなう。孫子の代に緑を残すのだから,孫子は喜んでこの国債を償還するだろう。こんな話をしました。

 そういう思い切った対策を考えないと,デフレは進行するばかりです。馬鹿の一つ覚えみたいに銀行の不良債権処理を叫ぶ,輩の馬鹿さ加減を言ったのです。皆さんどう思いますかね。


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