singersong professor KMの日記

2002年05月30日(木) 舞台裏

 今日は一日論文作成に時間を使いました。最終段階になっても,まだ読んでおきたい本が出てきて,それを大急ぎで読んで,原稿に書き加えるという自転車操業。ま,これもストーリーは決まっているので,可能ではあります。

 で,最後の最後に,ブラッシュアップ。枚数制限との関係で,9つのあった図表のうち,3つを削って6つにするなどという最後の最後の詰めの作業をしました。これをプリントアウトするとともに,フロッピにも入れて,発送準備。

 明日一番にでも速達で出すことになりそうです。こういうのを一日でやっつけるというのも,やはり一日ずっとあいていないと,こういうことができないからです。それが今日だった。そして,締め切り日(延長してもらった締め切り日)が明日だということもあります。

 締め切り間際の舞台裏でした。

 



2002年05月27日(月) あわてました

 昨日日曜日,大学で仕事をしました。それにしてもあわてました。インターネット,メール,それに室内LANがつながらなくなったのです。こういうときはあわててしまうものです。

 というのも,金曜日夜西山君がエクスプローラーの不調を直してくれたのですが,テストランしないまま,研究会があったこともあって,帰ってしまったのです。そして,土曜日は同志社大学で研究会。

 日曜日が,テストランだったわけです。で,はじめ室内LANはつながったのに,ある時点からつながらなくなった。インターネットもメールもつながらないのに気付きました。そこであわててしまったのです。状況を見て判断すればわかるはずなのですが,早く帰りたいという意識もあるし,他にしなければならないこともいっぱいあるし,ここのところ不調続きだったという先入観もある。そういう事態であわててしまったのです。

 今朝(月曜日)大学に来て,じっくり考えて,見直してみたら,わかりました。ホント馬鹿馬鹿しいくらいでした。ハブの電源が線が抜けて切れていたという単純なものでした(アホラシ)。

 あわてたらいけませんね。忙しさで気がうわずっていることもあわてさせる原因ですし,元来が慌て者だという私の性格にも由来します。慚愧の念に駆られることしきりです。



2002年05月23日(木) 失敗の連続

 忙しいといろいろ失敗をする。一昨日夜の打ち合わせを,携帯電話がつながらず,すっぽかしたと言うことを書きました。

 でも,これなどは覚えていたけれど連絡が取れないと言う話。もっとひどくなると,会議を一つすっぽかすなどということが起こる。昨日もひどくて,2時10分から3時40分までの講義をして,終わって経営学振興会のうち合わせを終え,研究室でQ&Aの作成をしていて,ふと思い出したのですが,教室にテキストをおきっぱなしにしてきたことです。気がついたのはもう7時頃でした。教室へ行ったら,そのままテキストが教卓の上に置いてありました。しかも,OHCがつけっぱなしで,そのテキストが教室のテレビ画面に映ったままでした。忙しいとこういう失敗をするのです。

 閑話休題。
 最近読んだ本で,次の書物がお薦めです。内田樹「「おじさん」的思考」晶文社。
「私は***ができない」というかたちで自己限定するものが「大人」なのである。
 その書物の中でこのように言われています。気に入った一文です。また,「通信」で紹介したいと思っています。



2002年05月22日(水) 忙しくて失敗

 昨日は,大変忙しくて,またまた失敗してしまいました。この掲示板に書いたとおり4回生のゼミは2人出席で,ま,「ちんたら,ちんたら」で終わったのですが,なお,そのときに紹介した,内田樹「「おじさん」的思考」晶文社,はお薦めです。また,「通信」で紹介したいと思っています。今は,大学院の講義準備,追悼論文集締め切り(締め切りはすぎているのですが,猶予してもらっています),経営学部40周年記念事業企画,経営学振興会関連と,スケジュールがぎっしり。

 で,昨日も,4回生ゼミの後,昼12時半からランチタイム・セミナー(これは研究会),14時から40周年記念事業委員会,最後は「ケツカッチン」で,京都駅へ移動して,17時から新都ホテルで経営学振興会事業推進委員会。

 で,19時頃に終わり,さて,次の予定の「グランビア京都」での「打ち合わせ」に向かったのですが,正確な会場がかわからず,同席予定の経済学部平田先生の携帯に電話して確認。のつもりが,その携帯が「留守電」。参った。何度かチャレンジしたのですが,留守電のまま。どこへ行ってよいかわからず,どうたずねてよいかも思いつかず,やむなく帰宅。

 先方から私が来ない事への問い合わせの電話が入っていたのを,今朝ようやく我が家の留守電で確認しました。悪いことしたなー,と言う気持ち一杯。朝大学に来て一番にお詫びのメールを打ちました。

 グランビア京都での会合の場所をメモっておけばよかったのですが,昨日はとにかく忙しく,その余裕がなかった。覚えておくこともできたはずですが,それすら覚えていなかった。何という迂闊。ゴメンナサイ,というよりほかなし。



2002年05月18日(土) 機器のつなげすぎ

 ここのところ,あまりにもたくさん機器を買いすぎて,またそれをパソコンに接続するものですから,大変です。室内でLANを構築した(正確にはしてもらった)のですが(というか「共有ファイル」を設定して自分のパソコン間でファイルのやりとりを容易化した),それもあって,大変でした。昨日その設定(設定し直し)で何時間もかかり,西山君を煩わせました。有能な人間を使うのが私の役目?周りにそんな有能な人間がいてくれるのが幸せというべきでしょう。

 で,こんなにたくさん機器をぶら下げたらパソコンは不安定になるはずです。だから,IEが不具合を起こしたようです。というか,この間ファイアウォールをダウンロードしたのですが,それが原因だったようです。あれこれやりすぎはよくないようです。だからIE(マイクロソフト)はだめだとのこと。

 今日も朝から大騒動でした。詳細は省略。単なる思い違いでしたから。

 先日は,ウィルスが飛んできて,あ,また来たと思っていたのですが,知らぬ間に他人にウィルスをとばしていたようです。自分ではノートンというのを入れていますし,しかもメールの受信は、大学の古ーい,メーラー「アトソン」というのを使っています。だから,あまりにもマイナーで,かつテキスト・ベースですから,自分に感染することはありません。しかし,敵さんはIEを通じて,他人にばらまくそうです。自分に被害がないと思っていたら他人に被害を及ぼす可能性があるそうだ。

 私に来たメールも,向こうもそういう無意識のうち出したであろうメールで,そこからウィルスが飛んできました。そういうことがわかって,IEの設定で,html受信をやめて,テキスト受信にした(してもらった)はずです。指摘を受けて,直した(直してもらった)ずです。私からだからそういうメールがまだ行っているとすれば,もう一度調べ直す必要がある。何せ,ここのところ設定をごちゃごちゃ,いじくって(もらって)いるからです。





2002年05月17日(金) IE不具合

 IE(インターネット・エクスプローラー)が不具合です。突然,画面に故障の表示が出てしまいました。で,このページもついついほったらかし。

 今,ネットスケープ(こちらは正常)で,アクセスして書いています。このIE不具合で,はてさて何時間つぶれたのだろう。マイクロソフトはホント困りものです。こういうのを売りつけておいて,高い(?)金を取る,けしからん。

 以前,「松村通信43号」で「マイクロソフトが自動車を作ったら」というのを紹介しました。今まさに,その状態に直面しています。

 ウィンドウズ98から2000に乗り換えて,せっかく順調に走っていたのに。ウィンドウズ98時代の以下の症状はとりあえず回避できたと思っていたのに,ネットワーク関係を手当てしてもらったとたん,どこかでおかしくなったみたいです。


 以下は再録ですが,ホント,ウィンドウズというか,マイクロソフトはこういう仕打ちをしてくれます。もうやめて。
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「マイクロソフトが自動車を作ったら」
1.特に理由がなくても,2日に1回はクラッシュする。
2.ユーザーは,道路のラインが新しく引き直されるたびに,新しい車を買わなければならない。
3.高速道路を走行中,ときどき動かなくなることもあるが,これは当然のことであり,淡々とこれをリスタート(再起動)し運転を続けることになる
4.何か運転操作(例えば左折)を行うと,これが原因でエンストし,再スタートすらできなくなり,結果としてエンジン(OS)を再インストールしなければならなくなることもある。
5.車に乗ることができるのは,Car95とかCarNTを買わない限り,1台に1人だけである。ただその場合でも,座席は人数分だけ新たに買う必要がある。
6.マッキントッシュがサンマイクロシステムズと提携すれば,もっと信頼性があって,5倍速くて,2倍運転しやすい自動車になるのだろうが,全道路のたった5%しか走れないのが問題である。
7 オイル水温発電機などの警告灯は「general car fault」という警告灯一つだけになる。
8.座席は,体の大小,足の長短等によって調整できない。
9.エアバッグが動作するときは「本当に動作して良いですか」という確認がある。?
10.車から離れると,理由もなくキーロックされてしまい,車の外に閉め出されることがある。ドアを開けるには,(1)ドアの取ってを上にあげる,(2)キーをひねる,(3)ラジオアンテナをつかむ,という操作を同時に行う。
11.GMは,ユーザーのニーズに関わらず,オプションとしてRand NcNaly(GMの子会社)社製の豪華な道路地図の購入を強制する。もしこのオプションを拒否すると,車の性能は50%以上も悪化する。そして司法省に提訴される。
12.運転操作は,ニューモデルが出る毎に,はじめから覚え直す必要がある。なぜなら,それ以前の車とは運転操作の共通性がないからである。
13.エンジンを止めるときは「スタート」ボタンを押すことになる。
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2002年05月12日(日) 論文追い込み

 5月20日締め切りの原稿のラストスパートのため,今日(12日)の日曜日も研究室で仕事です。後輩のH君の追悼号の原稿です。2日ほど前に,本当に執筆しますか,「執筆する」,「止める」などという選択肢で回答を求める手紙が来ました。ということは,まだそんな確認をしている状況なら,締め切りはずれるのだろうかと思ってしまう。その手紙でも20日締め切りとは書いてあったが。

 10日に同志社のM先生と会ったとき,お互いあの原稿進んでいますかという話になった。M先生曰く,原稿というのは締め切り日を過ぎてからが勝負だと,誰かが言っていたという。そんなこともあるようで,あの有名なT先生など,原稿の遅いのが有名で,記念号や記念出版を何度も遅らせたので有名である。

 何日遅れた,何ヶ月遅れたなどというのではない。1年遅れた2年遅れた,などというすごいものだ。でも,それはT先生だから「許される」。さすが遅れるだけあって,重厚で練り上げられた論文を書かれる。私など遅れても「何だこんな原稿を書くのに遅れていたの」と言われてしまいそうで,あまり遅れるわけにはいかない。

 で,今回も軽佻浮薄「かるーい」やつを,仕上げつつある。



2002年05月09日(木) 今日この頃

 今年の連休は大変でした。

 5月2日は9時大学集合で,ファイナンス・インスティテュートの新入生約100人を引率してバス2台に分乗して,大阪へ行きました。午前中造幣局見学,午後セミナーで,16時終了というスケジュール。盛りだくさんで疲れました。

 もっとも学生諸君には好評で,証券広報センターにいる卒業生山田君がいろいろ企画をしてくれて,大助かり。だからこそ好評だったのでしょう。で,16時終了,現地解散組と大学へ戻る組に分かれましたが,往路満員だったバスが復路はがらがら。

 学生諸君は大阪で羽を伸ばしたのだろう。日頃草津の「片田舎」に住んでいると,大阪は楽しいのだろう。後日何事もなかったことを知ってほっとしている。学生諸君にとっては,むしろ「アフター・ファイブ」(いや「アフター・フォー」というべきか)の方が楽しかったのかもしれない。ま,これも意味のあることではある。新入生が交流する機会となったのだから。

 さて,3日(憲法記念日),4日(例の「国民の休日」),5日(こどもの日),6日(振り替え休日)の4日間は論文執筆に追われました。私のゼミの後輩長谷川君が昨年若くしてなくなった,その追悼論文集のための原稿です。こういう意味のある論文集だから,是非とも執筆しなければならないわけです。ところが,あまりの忙しさと,手持ち原稿が底をついていた事もあって,大急ぎで書かなければならないわけです。

 書いているうちに,当初の構想からかなり変わってきます。論文というのは書き出すといろいろ気付くものです。それがよいわけですが。9日現在も執筆中です。それで日記もお休みしていたのです。まだ完成していませんが,何とか20日の締め切りに間に合わせたいと思っているところだ。



2002年05月02日(木) 貧困の証拠

 連休は貧困の証拠である。政府は連休を増やして需要を喚起しようとしている。ハッピー・マンデイしかり,5月4日の「国民の休日」しかりである。この期間どこの行楽地へ行っても混雑していて,それなら「ごろ寝」のほうがよいという向きもあろう。まして,収入も増えないのに遊ぶ金もないという向きもあろう。で,どこへ行っても高い。

 日本の行楽地のホテルなどの高さは有名である。それは,普段稼働していないから高くなる。集中するときのために設備を作るから,そのほかの時は,遊休する。書き入れ時にもうけようとするから高くなる。

 施設を遊休させないためには,有給休暇が容易に取れるようにすることである。「働き蜂」ばかりではだめで,ゆとりを持つ必要がある。休日ばかりを増やすのは,「貧困の証明」である。物的貧困というより,いわば「哲学の貧困」である。議会や行政にそういう当たり前の常識がないから,ハッピー・マンデイや「国民の休日」をつくるのである。

 有給休暇はまた,誰かが代わってその人の仕事をするわけだから,不正も起こりにくくする。そういう効用もある。行楽地の施設もそんなに多くなくてよいし,施設の有効活用で値段も安くなる。休日を作るより,有給休暇を取らせる施策を講ずべきだ。



2002年05月01日(水) ゴールデン・ウィーク?

 世は連休中だというのに,今日も大学で仕事をしています。今日5月1日のメーデーにも講義はあります。今その講義準備をしているところです。

 何せ立命館大学は「よく働く」大学で,4月29日月曜日の国民の休日「みどりの日」にも講義をしました。というのも月曜日はハッピー・マンデイとか何とかで休みが多いので,月曜日の講義日が少なくなりすぎる,そこで講義をしましょうというわけ。

 文部科学省(旧文部省,かつてはだから「もんぶしょう」といっていたのですが,「文科省=もんかしょう」と略称するようになっています。「もんかしょう」と聞いてはじめは何のことだかわからなかったものです)などは,大学生がもっと勉強するようし向けるべきだと考えています。それは日本という国の競争力に関わるからです。

 この考えを先取りして「国民の休日」でも講義日としていると考えられます。文部科学省はこの立命のやり方を「行政指導」の際に利用するのだろうと思われます。「そら立命がやっているからあなたのところもやりなさい」というように利用するわけです。だから全国の大学が立命館大学が何をやっているか注目(戦々恐々として)するわけです。

 「みどりの日」休日返上も,そういう一環だと考えて間違いないでしょう。ただ,私個人としては,これまで連休中は研究を集中してできる,そういう意味で「ゴールデン・ウィーク」だったのです。これが細切れにされたのは痛い。従来,講義だけではなく,大学の行政もストップしていたのです。これがまた有り難かったのです。ところが,今年は昨日4月30日にも,会議がありました。これはこれでつらい。

 実は,明日5月2日は,ファイナンス・インスティテュート1回生を引率して,造幣局見学と大阪でのセミナーを開きます。これなど,従来なら休校日だからできたかどうかわからない。これはよかったのかどうか,判断に迷うところではあります。ただ,個人的な研究の「ゴールデン・ウィーク」の阻害要因ではあります。

 いつも言うように,大学も世知辛くなってきたことは間違いありません。


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