部長motoいっぺい
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2004年08月31日(火) 駐在経験総決算

僕の駐在としての仕事の大半は、当社が取引先から購入する、とある製品の製造品質管理、仕様調整と納期管理である。

ここのところ数週間は、9月中旬に受領する新製品に関する最終調整で忙殺されている。というのも、このままで行くと当社が指定する納期に間に合いそうもない状態になっているからだ。製品の仕様を譲歩して納期に間に合わせるか、社内調整を行って納期を延期するかわりに、当初予定通りの仕様を要求するか、といったクリチカルな状態になっている。

とはいうものの、まだ納期までは2週間あるため、当初予定の仕様通りの製品を納期までに受け取るという希望も捨ててはいない。

英語での交渉能力を含めた、この3年間の駐在経験をフルに活かす仕事ができているという充足感はあるものの、はっきり言ってかなりシンドイのも確か。


2004年08月30日(月) チェス

日記開設以来の「投票」数が、なんと10000を超えました!一重に、ボタンをポチッと押してくださる読者の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。



最近、親子ではまっているのが、今更ながらハリポタ。息子はDVDを毎日のように見て、僕は夜な夜なハリポタの原書を一章ずつ読んでいる。

ハリポタ賢者の石で最後に出てくるシーンが、チェスのシーン。まもなく現地校の3rd Gradeになる息子は、友達にチェスをする子がいることもあり、チェスに興味を持ったようだ。

チェス自体は、昨年か一昨年の誕生日プレゼントとして、友達にもらったものがあるのだが、何しろルールから教えなければならない。かく言う僕も、大昔にルールを知っていたという程度なので、ウェブサイトに載っているルール表をプリントアウトして、息子と確認しながらのプレイ。

もちろん、お互いルールを確認しながらとはいえ、こちらは大人なので、息子のポカミス(というよりは、基本的にゲームを理解していない・・・)などには気が付いてしまう。最初のうちは、穏やかに指導をするものの、そういったことがかさむと、だんだん「怒り目」になってきてしまう。

この先、怒らずに息子にチェスを教えることができるかどうか、とてもではないが自信がない。。。


2004年08月29日(日) School Supplies

久しぶりにゴルフの打ちっぱなしで練習。ここのところ引っ掛け気味だったドライバーを修正するため、85球ドライバーオンリーの練習。スイングなどをいろいろと試行錯誤してみたのだが、どうやっても上手くいかない。ところが、アイアンのシャンク病を治してくれたレッスンプロのアドバイスを思い出し、ボールから離れてスタンスしてみたところ、これがどんぴしゃり。どうやら、知らず知らずのうちにボールに近づきすぎていたようだ。

練習場からの帰り道、赴任したてのKさんから携帯電話に着信。どうやらお子さんたちの現地校が明日から始まるらしく、School Suppliesを今日中にそろえなければならないのだが、どこに行けばSchool Suppliesが一通りそろうのかが分からず、僕に電話をしてきたという。
(ちなみにウチの子供たちの学校は、その翌週から。学区によって制度やカリキュラムが大きく異なる)

このSchool Suppliesだが、夏の終わりの風物詩のようなもので、9月から始まる学校に向けて、教室で共有する文房具類を各家庭でそろえる必要がある。これは強制ではなく、一種の寄付のようなものなのだが、まあ幸い文房具程度ならば全部そろえられるぐらいは給料を貰っているので(笑)、毎年わが家はかならず全部そろえて持っていく。

具体的な品目は学年によって異なるのだが、例えば1st-3rd Gradeは、以下のようになっている。

・Two dozen #2 pencils
・1 box of crayons (24)
・broad tip washable Crayola markers
・colored pencils
・one child Fiskars scissors
・6 glue sticks
・4 oz bottle of school glue

↑4オンスのglueを買うべきところ、glueを4つ買った嫁のミスを発見(笑)
・two pink pearl erasers
・1 box of gallon Ziploc bags
・1 box of quart Ziploc bags
・2 boxes of Kleenex
・1 small bottle of Dial liquid hand soap
・1 watercolor paint box
・2" three ring view binder notebook


Kさんに店は教えたものの、これを全部見つけることが出来たかは不明。。。



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2004年08月28日(土) ○年ぶりのテニス

ここのところ、朝はフランス、夜は日本と電話会議続きで、お疲れ気味だったのだが、金曜日の夜に和食のバイキングに行き、夜は9時に寝てみたところ、朝になったら気分爽快だった。

今日は久しぶりの晴天、それも土曜日。とうわけで家族で外に出てみた。といっても、娘は午後4時から誕生日会にお呼ばれしていたので、そう遠くに行くわけにも行かない。

とりあえず昼にお誕生日会のプレゼントを買いに行き、バーガーキングで昼食をとった後、スポーツクラブへ行った。そのスポーツクラブはわが家がファミリー会員になっており、今日のお友達のバースデーパーティーの会場でもある。また、この夏はここが主催のサマーキャンプに3週間も通っており、なじみの場所だ。

子供たちはサマーキャンプの時に、プールとテニスが毎日のカリキュラムに入っていたため、テニスラケットを買って持っていた。僕たち夫婦も、結婚前後にテニスをしていたことがあり、一応ラケットは持っていたので、今日は家族でテニス(らしきもの)をしてみた。

息子は左利きなのだが、体の左にボールが来たときには左手で、右にボールが来たときには右手にラケットを持ち替えてボールを打っていた。もっとダメダメかと思っていたが(笑)、思っていたよりはラケットにボールを当てていたので、ちょっとだけ感心した。


2004年08月25日(水) 今更ながら○○ケン・サンバ

エンピツ日記の中で、数回見かけたマツケン・サンバなるものを、今日初めて見た。もちろんテレビ放送ではなく、日本から送っていただいたDVDに録画されていたものだ。

夫婦そろって、

「なんて中途半端な・・・(笑)」

という至極まっとうな感想を持った。
息子はというと、当然マツケンも暴れん坊将軍も知らないため、

「何これ?つまらない」

という、これまた至極まっとうな感想を持ったようだ。



【私信】ブツは無事届きました。いつもありがとうございます。



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2004年08月24日(火) 第ニ駐在室発足

ここのところ仕事が忙しくて忘れていたが、先週後半に4名のエンジニアが新規プロジェクト担当駐在として赴任をした(以降、第二駐在と勝手に呼ぶ)。というか、そのせいもあって輪をかけて忙しかったのだが。

木曜日にチーフのNさん一家、金曜日にHさんとKさんのお二人(家族は近日赴任予定)、そして土曜日にTさん(奥さんは身重のため、来春以降の赴任予定)。とりあえずはホテル住まいだが、家の本契約を行ったり、電話や電気などの契約をしたり、車のディーラーを回ったりと、それぞれ忙しくしているようだ。

なんだか、3年前に自分が赴任したときのことを思い出して、ふと懐かしさに似たものを覚えた。


2004年08月23日(月) ゴメン!と言わないアメリカ人

2週間前のこと。東京の広報からの依頼に基づき、取引先のJSに、とある製品のデジタル写真を送るよう依頼をした。依頼を写真は、4週間前のイベントの時に撮影したものだ。JSいわく、「まだ担当の部署がCD−ROMにしていないらしいので、CD−ROMになったら、すぐに必要なところに送る」とのことだった。僕は、「CD−ROMができたら、ウチの駐在室にも送ってね」と依頼し、彼からは「Will Do」との返事をもらっていた。

先週末になって、まだCD−ROMが届かなかったので、状況を確認するメールを出したところ、その直後に、「駐在3号さんから、デジタル写真のリクエストが来ているので対応して欲しい」などという、とぼけたメールが、先方の写真担当部署に送られていた。

この段階では、「あ〜あ、僕のリクエストに対するアクションを起こしてなかったんだなあ」とだけ思っていたのだが、その先があった。

どうやら、先方の写真担当は、数週間前に東京とNYの広報にデジタル写真を収めたCD−ROMを送付済みであったらしく、JSは逆に、「何でもう一回送らなければならないんだ」と問い返されたらしい。

そこでJSが取った行動はなんと、

・既に東京の広報には送付済みであること
・あなたの会社の広報は宣伝用の写真を管理したいだろうから、あなたには渡せないだろう


などと言う、極めて寝ぼけたメールを僕に送ることだった。さすがに僕も頭に来たので、Eメールでちまちまと、

あなたのレスポンスには失望した。なぜなら、
・今更そんな理屈をこねて写真を渡さないのならば、最初にリクエストを受けた時点で僕にそう伝えるべきだ
・僕は、ウチの駐在室にも写真を送るようにリクエストしたのに、その要求に応えず、勝手な判断をしている


という抗議のメールを送った。
すると、今日の昼になってJSから電話がかかってきて、

そもそもの最初のリクエスト元は東京の広報だと聞いており、そのリクエストには既に答えたので良いと思った

などと、言い訳にもならない説明を早口で始めた。アメリカ人のインテリが第二外国語をしゃべる人間に早口で説明を始めるときは、多くの場合、何かをごまかしてしまいたいときだと相場が決まっている。

僕は、ここで負けてはなるまいと必死に防戦し、最終的には「I apologize(ごめんなさい)」という言葉を勝ち取った。
(でもきっと自分の周りの人間には、自分の正当性を主張するんだろうと思う)


最初っから、ゴメンなさいって言えっちゅーの。


2004年08月22日(日) 週末はハリポタを見て過ごす

この週末は何にも予定がなかったので、家でゴロゴロ三昧。あんまり暇だったので、ハリーポッターのDVDを英語の字幕付きで観て、意味が分からない単語が出てきたら、一時停止して電子辞書で調べて・・・という暇つぶしをしていた。全部完璧に理解した後に思ったのは、

ハリポタ面白いじゃないですか。。。

っていうこと。
まあ、世界中の読者を魅了している物語なのだから、当たり前なのだけれど。

ハリポタ2を観ていて思ったのは、時間と記憶が入り乱れる物語は、理解するのがややこしいということ。例えば、アーノルド・シュワルツネッガーのトータルリコールなんかは、その最たるもの。

いつの時点の誰の指示によって誰が何をしたの?、というのが、いつも分からなくなる(笑)


2004年08月21日(土) 駒大苫小牧高校優勝おめでとう

北海道勢として、初めて甲子園優勝を成し遂げた、駒大苫小牧高校の皆さん、優勝おめでとうございました。道産子の一人として、本当に誇りに思います。

皆さんの活躍を、インターネットの実況放送でリアルタイムで応援してました。本当に良い時代になったものです。

それにしても、すごい試合だったなあ。


2004年08月19日(木) 締めのラーメン

昨日は、ロサンゼルス支店から出張者が二人来ており、夜は懇親と情報交換のための会食。同じ会社ではあるものの、技術系と営業系とでは話題も異なり、なかなか有意義な夜だった。

夜10時頃にレストランを後にし、その二人は駐在3号にホテルまで送ってもらったのだが、ホテルに着く直前に出張者にリクエストされたことがあったのだそうだ。それは、

「ホテルから歩いていけるところに、締めのラーメン食べるお店ない?」

「・・・・・・・・・」



そんな店があるのは、アメリカ広しといえども、ロスぐらいですよ!(笑)


2004年08月17日(火) 駐在1号不在

今週、駐在1号は夏休み。家族でカナディアンロッキーに行っている。1号が不在ということは、2号の僕が代理をしなければならない。

得てしてこういう時に限って、日頃であれば駐在1号に判断を求めたり、相談をするようなやっかいな仕事が多く入る。

今日も取引先とのミーティングで、これまでそれほど大きな問題ではないと思っていたことが、実は大問題であるということが分かったり、全くノーマークだったところが、実は大問題に発展しつつあることが分かったりと、頭の痛い問題が続々と僕を襲ってくる。

その他、取引先の担当が突然人事異動で交代になるため、後任の紹介のために事務所を訪ねてきたり(挨拶ならボスがいる時に来て欲しいものだ)、今週日本から赴任するエンジニアの事務所のレイアウトを決めたりと、細々としたこともこなさねばならない。やはり3人のうちの1人が欠けると、繁忙感をひしひしと感じる。

明日も早朝からフランスと電話会議。早く寝ることとしよう。


2004年08月16日(月) Rear Ender(完結編)

一ヶ月前の7月15日に、追突事故に遭った。

先方の保険会社からの連絡を待つ、というところまで日記に書いたが(こちらの日記参照)、本日はその後の話。

事故の数日後、思ったよりも早く先方の保険会社より、電話で連絡が入った。どうやら、僕の保険代理店から連絡が入ったため、事故の概要を知りたいということだった。この時点で、まだ事故相手とは連絡が取れていないという。僕は10分ほどの電話で、事故の様子を先方に伝え、電話を切った。

それから約5日後のこと。珍しくフリーウェイで渋滞にはまっていたところに、先方の保険会社から再度、携帯電話に連絡が入った。どうやら、事故内容の詳細記録を作成する担当らしく、前回の電話よりも詳細に事故内容を聞かれ、さらにはその時に飲酒をしていたか、薬物を使っていなかったか、などについても質問された。
僕はハンズフリーの携帯電話を使っているのだが、事故の様子を思い出しながら、かつ英語に変換するという脳内作業を行っていたので、運転に集中するのが大変だった。

次に、修理見積もりについての調整。最初は、先方の指定するところに車を持っていって見積もりを取って欲しいということだったが、どうやら僕が自前で見積もりをとったところが、その保険会社の指定修理工場だったらしく、特に見積もりを取り直す必要がないことが判明。

ここまでの所要、約20分間。

電話の最後に、事故相手と連絡がついたかどうか確認したところ、やはりまだ連絡がつかないという。もちろん、保険会社の責任ではないので、「ああ、そうですか・・・」という感じで電話を切る。

電話を切った10分くらい後に、再度保険会社から電話が入る。どうやら、事故相手と連絡を取ることができたらしく、先方が事故の責任を認めたため、車を修理して良いとの連絡だった。

具体的な手続きとしては、保険会社から修理会社に「僕の車を修理して良い」という連絡が入り、修理会社から僕に修理日程調整の電話が入るという流れ。

すると確かに、翌日には修理会社から連絡が入り、修理日の予約をした。不幸なことに、修理日は僕が祖父の葬儀に出発しなければならない日だったので、修理を1週間ほど延期することになったが、8月の第2週には何とか修理を完了。

支払いについては、保険会社から修理工場に払われると思いきや、どうやら保険会社は僕に修理会社からの見積もり金額の小切手を送るだけで、修理会社への直接の支払いはしないという。修理日の段階では、まだ小切手が僕の手元に届いていなかったので、一時的に立替えとなってしまったが、修理工場いわく、「今週中には間違いなく小切手が手元に入る」というので、その言葉を信じて立替払いを行う。

こういった場合、その小切手がなかなか届かない・・・というのが典型的なアメリカ・オチだと思うのだが(笑)、なんと翌日には確かに小切手が届いてしまい、事故処理は全て無事完了。

思ったよりスムーズにことが運んだのは、単に僕がラッキーだったのだろうか。。。


2004年08月15日(日) ハリポタDVD

せっかくDVDプレーヤーを買ったので、今日は映画ソフトを買いに行く。

まずはCOSTCOに行き、ファインディングニモの値段をチェック。18ドル99セント。次にTARGETというスーパーに行ったところ、19ドル強だった。ところが、COSTCOにはなかったハリーポッターのDVDが14ドル95セントで売られており、しかもハリポタ1&2のセットだと、25ドル95セント。

息子は何故かファインディングニモよりもハリポタが良いらしく、ハリポタを買うことになった。

家に帰って早速映画鑑賞。僕がハリポタ2は見ていないということに、息子が気を遣って(笑)、ハリポタ2を観る。

DVDの良いところは、字幕を出せるところ。といっても、こちらで買うDVDの字幕は、英語・スペイン語・フランス語の表示のみなので、もちろん英語を選択。難しいハリポタの英語でも、字幕つきであればなんとかついて行ける。

英語の字幕つきのDVDの鑑賞は、結構良い英語の勉強になると思う。


2004年08月14日(土) パー・プレイ

本日のゴルフのスコア。

72のイーブンパー!









といっても、もちろん個人スコアではなく、チームスコア。

今日のゴルフは、毎年恒例の取引先主催のゴルフ大会。一緒にラウンドする4名でチームを組み、ティーショットからパットまで、毎打、常にベストボールを選択し、そこから皆で打つという、スクランブルという形式。常にベストボールを選んでいくのだから、当然スコアも良くなる。

僕のチームのメンバーは、駐在3号と、取引先のJVとTS。8割程度は僕と駐在3号のボールを使い、JVが残りの1割5分、TSが5分程度。

個人的には、ドライバーが不安定だったが(最近の傾向)、アイアンショットはかなり安定していて、まあ満足の行くラウンドだった。

ラウンド前のチーム目標である72でまわったものの、60台を出したチームも多く、全体を通してみると、中の下くらいの成績だった。

成績はともかく、JVとTSと楽しくラウンド出来たので、良い一日だった。



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2004年08月12日(木) 洗濯機の故障(後編)

洗濯機の故障をオーナーに電話したところ、「私にはよく分からないから、買った店に連絡をして、直しておいて」という。

洗濯機を買ったのはSEARSという、日本で言えばイトーヨーカドーのような店であり、ウェブ経由で洗濯機の修理を申し込んだ。修理の予約は2日後に入れることが出来たのだが、予定時間が午前8時から午後4時までの間と、非常に長い。

とは言っても、直さないことには洗濯機が使えないため、当日は嫁に留守番をしてもらう。昼前に確認の電話をしたところ、次の次に家に行くとオペレーターが確認してくれたのだが、実際に家に来たのは午後2時過ぎ。とはいえ、当日来ただけでも良しとしなければならないか。。。

洗濯機の故障箇所は、僕が予想した排水ポンプではなく、排水ポンプを作動させるためのスイッチだったらしく、作業は10分程度で終了したらしい。10分ではあるが、修理代は120ドルほど。

翌月の家賃支払いのときに、その分だけ差し引いた額をオーナーに送っておいた。

それにしても、よくモノが壊れる国だこと。


2004年08月11日(水) 洗濯機の故障(前編)

先月のこと。

夜に洗濯機を使っていた嫁が、「洗濯機から排水されない!」と言い出した。この手の問題の場合・・・

1/ 洗濯機の使い方を間違えた
2/ 洗濯機の一時的故障
3/ フィルターが詰まっている
4/ 排水ホースが詰まっている

という原因がすぐに思い浮かぶのだが、どうやら使い方の間違えではないようだった。
(「毎日使っているのに、間違うわけないでしょ!」というツッコミが聞こえそう。。。)

そこで、コンセントを一回抜いて、システムのリセットを行った後に、再度洗濯機を作動させたのだが、やはり排水は行われない。次に、フィルターの詰まりを・・・と思ってフィルターを探したのだが、どこにもそれらしきものが見つからない。

しかたがなく、洗濯機を動かして背面パネルを見たのだが、そこには僕の常識では考えられないデザインの排水口があった。それは、

排水口が、床上80センチぐらいのところにある

というもの。

日本の洗濯機の排水口は、ほぼ間違いなく床面についている。排水口が上についているということは、排水するためにわざわざポンプを使って水をくみ上げなければならないということだ。それも、フィルターなしの汚水をポンプでくみ上げるのだから、いつポンプが壊れてもおかしくないと思われた。

取り扱い説明書に書いてあった図面からすると、ポンプはどうやら洗濯槽のモーターを利用しているらしいのだが、それにしてもひどいデザインだ。

あまりにひどいデザインなので、さすがにこれは日本とアメリカで設計を変えなければならない理由があるのだろうと思い直し、どうやら下水システムにアンチサイホン(下水の逆流を防ぐ装置)が装備されているとは限らないから、という推論に落ち着いた。識者の方がいらっしゃったら、僕の推論が正しいかどうかご教授ください。

ともあれ、排水ポンプが動く気配はなく、翌日にオーナーに電話をして、修理業者の手配を依頼することになった。

(以下、次号)


2004年08月10日(火) 後輩A来たる

先週の水曜日のこと。現業課時代の後輩Aが、当地に家族連れで遊びに来ていたので、自宅に呼んで夕食をともにする。2年研修生のKくんとは、仲の良い同期らしく、Kくんの家族も呼んで、我が家でお食事会。といっても、男性3名はお食事というよりは飲み会。

こちらでの生活の話やら、昔の話やらで盛り上がり、僕にしては珍しく350ccのビールを10本も開けてしまった。そして何と、気が付いたら午後11時をまわっていた。

翌日嫁に、
「(一番年次が上の)あなたがあれだけ話しこんでいたら、帰りたくても誰も帰れないじゃないの!」
と叱られた。

はい、すみません。。。
でも、楽しかったんだもの。

ちなみに夜更かしをさせてしまった子供たちは、翌日も朝から元気?にサマースクールに通いましたとさ。


2004年08月09日(月) 赴任3周年記念/50000ヒット御礼

最近、ゴルフ日記と化している駐在日誌ですが(笑)、読者の皆様のおかげでなんと5万ヒットを達成致しました!(あやうく自分で踏むところだった・・・(汗))

仕事もひとヤマ超えたので、またボチボチと海外での日常生活を書いていこうかと思っています。これからもご愛顧のほどを!




3年前の8月9日は、わが家がアメリカにやって来た日。赴任前には息子には1000日、嫁には3年間の赴任と言っていたが、するっと4年目に突入。

赴任期間のことを思うとき、いつも感じるのは子供の成長のこと。全くの白紙の状態から、英語でコミュニケーションがとれるようになったのは、彼らが苦労したのを知っているからこそ、本当にすごいことだと思う。

よく、「子供は英語を覚えるのが早いから良いよね」とか聞くし、僕自身も赴任前にはそう思っていたが、実際には子供なりのストレスがあったり、日本語と英語の勉強を両立させなければならなかったりと、決して「楽に」バイリンガルへの道を歩んでいるわけではない。そして、日本に帰ったら帰ったで、こちらで覚えた英語を忘れないように努力しなければならない。

現に今も、現地の子供たちがサマーキャンプなどで「遊んで」いるところを、彼らはサマー「スクール」に行って毎日勉強をしている。自分がこの子たちの年齢の頃に、こんなに勉強したかと聞かれれば、間違いなくノーと答える。。。

しかし今は大変でも、いつの日か「あの時勉強しておいて良かった」と思ってくれることを信じて、勉強させるしかないのだ。


2004年08月08日(日) ブルーエンジェルス

今週末は、年に一度のフェスティバル。目玉はなんといってもブルーエンジェルスという、アメリカ海軍のF18戦闘機によるアクロバット飛行。

会場近くには駐車場が少ないので、近くのパーク&ライド(バスターミナルに無料駐車場が隣接しているところ)からシャトルバスで移動。子供たちにとっては初めてのブルーエンジェルスで(僕たち夫婦は昨年、取引先の招待で経験済み)、いきなり真上を低空飛行され、耳をふさいで目の玉を丸くしていたのがおかしかった。

冷静に考えれば戦争の道具の戦闘機なのだが、こうやってアクロバット飛行に使われているのを見ると、「カッコイイなあ・・・」と思ってしまう。


2004年08月07日(土) プロジェクト完了&ゴルフ

金曜日の夜、僕のゴッドハンドによって完了したかに見えたプロジェクトだったが、午後11時過ぎに駐在1号から電話。どうやら別のところに故障が発生し、土曜日に予定をしていた出張者の帰国が遅くなりそうだとのこと。

そのため今日の朝は午前7時に会社に集合し、今後の計画を立てる。取引先の話では、上手くすれば午前中に修復作業が完了し、出張者の帰国予定を変更する必要はないとのこと。

とりあえず夜を迎えた日本とも連絡をとり、修復作業を見守る。

すると幸いにも先方の言ったとおり、午前10時には作業が終了し、11時半には書類も含めて全ての業務が完了した。


今日は、もともとは午前11時頃からゴルフをしようと思っていたのだが、この突発業務のため、スタートを午後1時半に変更。コースも難しいコースになってしまった。

今日一緒にラウンドしたのは、駐在1号・3号と、関連会社のAさんおよび、ロスから出張できている関連会社のT社長とSさん。

T社長とは、昨年も駐在1号とAさんと4人でラウンドしたことがある。去年は今日のコースとは別の難しいコースだったのだが、T社長のみが90台で周り、僕たちは110以上も叩いたため、「ちゃんと練習しておくように(笑)」と言われていた。ところが今日は、僕が92、T社長が103と、僕の完勝。

T社長からは、「ちゃんと練習しておきます」というお言葉を頂いた(笑)

今日みたいな難しいコースでも、常に90前半を出せれば良いのだけれども。


2004年08月06日(金) ゴッドハンド

木曜日は、今年度3回目となるプロジェクトの完了。とはいっても、マイナーな問題が解決せず、金曜日の夜まで修正作業が続く。

修正作業自体は、取引先が主導するのだが、こちらも黙って見ているわけには行かず、お互いに相談しながら作業が続く。問題箇所が見つかったかと思うと、それが主原因ではなかったり・・・の繰り返しではあったが、一歩ずつ解決に近づく。

最終的には、とある機械を偶然に僕が指で突いたところ、問題が解決してしまい・・・(笑)、その機械を交換して作業終了。

ゴッドハンドとお呼び!(笑)


2004年08月03日(火) 通常業務復帰

昨日、Door to Doorで24時間の長旅の末、無事帰宅。

葬儀はというと、享年92歳という大往生、かつ最後の入院生活が3ヶ月弱という短い期間だったこともあり、そう悲壮感漂うものではなかった。喪主である叔父の挨拶もウィットに富んだものであり、「笑い」あり涙ありの良い葬儀だった。

成田からサンフランシスコに飛んだ飛行機は、どうやらエコノミークラスがオーバーブッキングだったらしく、カウンターでビジネスクラスにアップグレード(喜)。

遠くから葬儀に来てくれた孫に、最後のご褒美をくれたのかなあ。