部長motoいっぺい
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2004年07月16日(金) Rear Ender(中編)

警察官が到着して、事故の状況を尋ねられたので、僕は事故を起こした彼女に説明をさせた。警察官は僕と事故相手の免許書番号や保険番号などを尋ね、てきぱきと事故の状況を書類にまとめた。

意外だったのは、警察官が、「これは「軽微な事故」だから、Case Number(事件・事故処理番号)は出さない」といったこと。ぼくが「えっ、そうなんですか?」と尋ねたところ、「もし保険屋が何か言ってきたら、僕のところに電話させれば良いから」という。そして警察官は彼女に、「これは明らかにあなたに責任がある事故だからね」と念を押していたこともあり、僕は彼女に「運転、気をつけなさいよ」と言って、その場を離れた。

とりあえず僕は駐在1号に電話をかけ、事故の概要とこれから会社に向かう旨を連絡した。

会社についた時は、僕が出ようと思っていた電話会議に駐在1号と2号が出ており、その間を利用して僕は自分が入っている保険代理店に電話をかけた。事故直後に電話をしたのだが、午前9時前だったので、電話がつながらなかったのだ。

代理店の日本人担当は、僕が事故相手に書かせた事故記録票と警察官から受け取った事故調査票をファックスするように言い、僕はその指示にしたがった。

その日の昼過ぎ、代理店から電話がかかってきて、「先方に連絡をとろうと、勤務先電話番号に電話をかけたのだが、既に退職していると言われた。かろうじて携帯電話は留守番電話になっていたので、電話をかけなおすようにメッセージを残したが、今のところ連絡がない」という。

加えて彼女が言うには、先方の保険代理店は業界では「有名」な保険代理店であり、なぜ有名かというと、「事故歴や飲酒運転歴などがあり、まっとうな保険に入れない人を多く集めている代理店だ」という。。。

まあ、先方の保険番号などは控えているので、「取りっぱぐれ」はないだろうが、先方の保険会社も事故相手に連絡がつくまでは、補償金を出せないだろうから、ちょっと事故処理に時間がかかるかもしれないと言われた。

その日の夕方、僕は以前に嫁の車を治した修理工場に行き、修理の見積もりを出してもらった。修理工場いわく、バンパーについた傷を取り去る方法はなく、バンパー交換になってしまうという。見積もり金額は部品代込みで500ドルほどだった。

いずれにしても、車の損傷は思ったほどではなく、もし自損事故であれば修理しないかもしれないレベルなので、僕はしばらくの間は相手の保険会社からの連絡を待つことにした。


以下、事態に進捗があった場合に、後編を書くことにする。


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