どんぐり1号のときどき日記
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昨夜は朝の3時までかかって、2001年公開の金子修介監督作「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」を見る。 しかし金子監督が平成ガメラで出来なかった事を全部詰め込んでいるのには驚いた。特に戦闘機が民家へ墜落するシーンを撮りたいがために、防衛省の協力を仰がず、すべて自前で製作したのには感心する(ただし流石に戦闘機はフランカーを利用しているが…)。 これで金子監督としては、まだ不充分かもしれないが、怪獣に対する一通りのケリは付いた事だろう。
それでもやはり怪獣同士の格闘は好きになれない。あんな巨大な生物が殴ったり蹴ったり出来るはずもない。その点でこの映画も例外ではない。格闘は余計だ。 そしてラストでゴジラの心臓とは、フランケンシュタイン対パラゴンでもあるまいし、そもそも残留思念だと劇中で語っていたのにおかしいように思う。
まあそれでもゴジラ・シリーズの中ではかなりまともだ。それはゴジラというキャラクターの性格にぶれがないからだ。営業が余計な口を出しすぎるから、ゴジラ映画はとっくの昔に死んでいたが、この映画では幽霊として蘇り、それが成功しているのである。 映画製作に営業サイドが口出しするのは、絶対に良くない。
そして今日。 東北方面隊創隊記念行事「創隊47周年記念式典」が霞目駐屯地で行なわれたので行ってみる。ここは歩いていけるので道路がいくら混んでも困らないのは利点だ。 しかしいつも思うが、あの招待席には困る。三沢の航空祭ではないのだから、招待席以外からは展示が全然見えないのである。はっきり言って、招待者以外をなめているとしか思えない。まあ所詮霞目なので大した事も出来ないから期待はしないが、やはり納税者をなめてもらっては困る。 こうして比較すると、やはり三沢基地というのは凄いところだと改めて思うのだった。
ところで。 アシックスの創業者で会長の鬼塚喜八郎氏が29日、89歳で死去したそうだ。 私は中学から高校にかけてサッカーをやっていたが、この時のシューズはずっとオニツカ・タイガーだったのである。その後アシックスが出来てオニツカ・ブランドは消えたが、私にはあのラインはオニツカなのである。 他のメーカーのシューズも少し使用したが、やはりオニツカは本当に良いシューズだった。あのおかげで私はウイングとして俊足を生かせたのだ(サッカー部では一番足が速く、一番持久力がなかったのである)。オニツカはそんな思い出のあるシューズなのである。
ついでに「大人の科学」購入。 ま、テルミン付きなら買って当然であろう。本当はもう一冊(一台?)欲しいところだが、少し高い。それでもJemさんは、最終的に何台買ったのだろう。
会社の人からHi-8のビデオカメラを借りる。 今回のOB-CONへのコバンザメCONであるESIFCON用にビデオクイズを作るためだ。なにせ自分のカメラは壊れて動かないし、VHSでビデオクイズを作るなど元々無理がある。試しに会社で叫んでみたら、上手い具合に持っている人がいたりするのだった。 いずれ岩崎さん一人に任せきるのもなんだし、なんとか20問位は作っておきたい。
その会社の近くにある模型屋でデカールを購入する。 これはインクジェットプリンターで印刷できるというもので、昔出ていたアルプス製のプリンターでなくとも、オリジナルのデカールが作れるという謳い文句なのである。 もっともインクジェットではいろいろと問題もあるのは当然で、「小さい物を印刷する時はベーススプレーを吹いて、完成後はクリアーを吹く事」と書いてある。店員に訊くと、実際にやった人はベースカラーがないと綺麗に写らないと言っていたとの事だった。まあ信用できる店なので、素直にスプレーも購入する。 デカールはA4サイズ3枚で1,050円とけっして安くはないが、もし上手く出来れば色々とやりたい事があるので、それだけの価値はある。
そして会社の近くのヤマダ電器に、父親のためのデジカメを買いに行く。 年寄りが使いやすいような物という事で、スイッチ類の配置、字の大きさを見ていくと、ほとんどの小型デジカメは落第である。使いやすそうな物もあったが、どうしても5万円前後と高くなってしまうため、最終的にパナソニックの3万円の物にした。これなら操作で困る事はそれほどないと思われる。 しかしほとんどのデジカメはデザイン優先で、年寄りにとっては使い難い事おびただしい。この辺はメーカーもきちんと考えないと、いずれ愛想をつかされるだろう。 なにせこれからの日本は年寄りがどんどん増えていくのだから。
そのヤマダ電器は、普段は割とすいているので、ついでにCANON EOS 40Dを触りまくってくる。 デジタル一眼タイプが世に出てからというもの、プロ用を別として本体20万以下の物としてはどのメーカーのどの機種も納得できる物ではなかった。つまり今までのデジタル一眼は、カメラではなくデジタル機械に過ぎなかったのだが、ようやくカメラだと実感できた機械が出たのである。 カタログ・データを見ると全ての点で及第点になったというのも素晴らしいが(もちろんパーフェクトではない)、それ以上に私が求める操作性、グリップの良さが充分に感じられる。これで初めて「写真を撮りたい」と思えるのである。 同じEOSでも、Kissシリーズは小さすぎて非常にホールド感が悪いし、安くするためパーツの耐久性も低いので安心して使用できない。その点、40Dは耐久性もある程度考えられており、これで本体15万円は安い買い物だと言える。 そして目に見えない部分では、信号処理が14ビットになったという部分が非常に大きい。店頭で画素数だけで評価する店員は写真という物を知らないと思っていい。画素数をいくら上げたところで、信号処理が8ビットでは話にならないのだ。
カメラはデジタル機材ではなく、写真を撮る機械でなくてはいけない。最後に残るのは作品としての「写真」なのだから。
そして夜にチュウジさんちへ行く。ESIFCON、もといOB-CONのパンフレットを引き取るためだ。完成した物を見ると、相変わらず岩崎さんのセンスはいいなぁ、と感心する。
ここでついでに「パトレイバー劇場版」のLDとDVDの違いを見せてもらう。 なんとカラーが全然違っているのだ。多分アニメっぽさを薄めるためにこうした色合いにしたのだろうが、持っているソフトとかなり違うので違和感がある。 多分根本的には、DVDはLDに較べてカラーの深みがないので、その対処でこうした色合いにしたような気がする。しかしこんなにどんどん変えていって、本当にいいのか。
今日で女性社員が2人退職する。先月からこれで4人目である。 それでも新規採用どころか、派遣社員も使わないというのだから、面白い会社だ。そのうち破綻しそうな状況なのだが…。
そんな状況でとりあえず引継ぎをしていた事務の女性社員は、最後の最後まで色々と処理をしていたが、来月からは一人減った状態で仕事量は減らないのである。はたして大丈夫なのだろうか。 もっとも我々下の人間が優秀だからなんとかしてしまうのだが、その状態を管理している人間の能力だと勘違いされるのが嫌である。うちの会社は中間管理職以上の70%は無能なのだ。
帰社時間になって(実際はかなりオーヴァーしていたが)、この女性社員はみんなに最後の挨拶をしていたが、私の前にきた時には目がウルウルしており、ほとんど涙目状態だった。 しかし仙台支店で今まで辞めた女性社員のうち、こんな状態なった人は見た事がない。大概はせいせいしたという感じで辞めていったのだ。実際この女性も、会社の雰囲気がなにもかも嫌で辞めるのである(こっそりと教えてもらったのだ)。だから本当はせいせいした顔で辞めるのだと思っていたので、ちょっと意外だった。 普通の性格をしていれば、いざ辞めるとなるとそういうものなのかもしれない。
明日で事務の女性が退職となるので、引継ぎもいよいよラストである。 しかし今日になっても、やはり当人が全く知らなかった事があると判明し、こちらが理解するのにあちこち電話して確認したため、結構時間がかかってしまった。 これは別に彼女が悪いのではなく、単に前任者から引き継がれていなかったからだ(この辺は私のカンと経験が物をいう場面なのだろう)。結局人が次々と辞めていく環境なので引継ぎが頻繁になり、決算すら経験しないまま引き継がれていった結果として「引継ぎ項目が劣化している」のである。 なにせ管理している人たちは、「手順書は1日あればできるだろう」と平気で言う。だったら作ってもらいたいものだ。結局こんな無理を言うから誰もまともな物は作っていないし、そもそも作れない。 自分が理解している事を人に教えるのは、実はかなり大変なのだ。
そんな夜に本屋へ行く。 雑誌のモデルグラフィックスはおまけにプラモが付いているため、雑誌本体が読めなくなっている。オマケの意図が判らないのだが、雑誌自体を見る事が出来ないというのは本末転倒だ。もう雑誌は定期購読をする時代ではなく、中身を見て確認してから買う方が多いのだ。 少なくともモデルグラフィックス誌にはやって欲しくなかった。
ところで。 ニュースになっている相撲の時津風部屋の殺人事件だが、そもそも警察側の初動がおかしいとは誰も思わないのだろうか。 殺された斎藤家の両親は当然ながら遺体に関してはシロートである。そのシロートが見て明らかにおかしいという状況なのに、警察はさっさと事件性はないと捜査を打ち切っている訳である。よほどのヴァカでもおかしいと思うだろう。 ここで警察側がキチンと仕事をしていれば、両親は無駄な労力を払う必要などなかったのだ。
まあ以前から、警察沙汰にならないような遺体の処理の仕方は裏の世界で色々あるという事だが、結局角界も裏でヤクザとつながっているケースはあるだろうし、そもそも警察と角界は裏で色々取引をやっている可能性もある。そうでなければ、事件性がないとさっさと打ち切る理由がない。 今回の事件は明らかに何かがおかしい。毎度の事ながら、警察は一体何をやっているのだろう
マコさんのブログが凄い(ちなみに菊池誠氏の事である)。 彼はニセ科学に騙されないような思考をするように、様々な人、メディアで啓蒙活動をしているのだが、ビリーバーに対する姿勢が素晴らしい。決して熱くならず、どんなピーじみた人にでも丁寧に相手をしているし、場合によっては相手のブログという、まさに敵地にまで行って丁寧に説明している。
これはもう、私には絶対に真似が出来ない。というか、他の人でもかなり難しいと思う。彼は人として素晴らしすぎる。彼とは20歳頃からの付き合いになるが、当時のイメージは「本当の意味で頭が良い」だったが、それから今までの年月で性格がすれていないというのが驚きである。 こういう人を見ていると、人間まだまだ捨てたものではない、と思うのだが、実際のところマコさんのような人は絶望的に少数なのだ。
ニセ科学については、日本の将来のためにも良くないのだから、私も微力ながら周囲で撲滅のための啓蒙活動はしている。なんていうとなんだか格好が良いが、実はマコさんのプログでバックアップに参加できるほど知識も人間性も乏しいので、私は私なりに自分の周囲で啓蒙活動をする程度の事しか出来ないのだ。 それでも会社ではマイナスイオンやEM菌などを信じている人を軒並み説得(洗脳かなぁ)して、ニセ科学という物の見分け方を教えたりしてきたので、それなりに効果はあったと思う。少なくとも考え方は理解してもらってきた。
なにせ現在の日本の教育現場で「水は答えを知っている」などというふざけた物を使うようでは、子供たちが本当に可愛そうだし、日本の将来も危なくなる。そういう物は我々が自分達で正していかなければならない。人に頼ってばかりではいけないのだ。 その上でマコさんたちに糸口を聞く分には構わないが、とにかく大事なのは「自分で考える」という事だ。
あさりよしとお氏はマンガ「HAL」の巻末で、「『ありがとう』水の実験結果は『思考停止』」と明確に言っている。思考停止がどんな結果を招くかは、人類の歴史を見れば判るし、先の戦争もその結果である。 教育現場はもう少しこれを真面目に考えて欲しいものだ。
| 2007年09月25日(火) |
メーサー・リモコン化 |
会社で今月一杯で辞める女性社員と引継ぎ作業中。 しかしこの人も6月から今の部署に移ったので、なんと決算時の処理を知らないのである。前任者はとっくに辞めているし、一体どうするのだろう。他の人に聞けばなんとかなるというが、決算期は時間がないのである。そんな状態で本当になんとかなるのだろうか。
と真面目に考えていたら、アオシマの1/48メーサー殺獣光線車で、今度はリモコン・タイプが出るというニュースを見てしまった。 なんとあのパラボラ部分が映画と同じようにリモコンで稼動するのである。つまり映画のあのシーンが再現できるのである。なんだかとんでもない話になったが、これでメーサー本体に電池ボックスがなかった理由が判明した。 以前から色々な推察が出るほど本体内部に大きな空間があったが、全てはリモコン化のためだったのである。 ちなみに価格は22,000円を越えるが、多分結構売れるのだろう。でもできればラジコンにして欲しかったと思った人の方が多かったのではないだろうか。個人的にはラジコン化も簡単だと思うのだが、問題はやはり価格だ。メーサー車というマニアックなものに対して5万円という値段は、メーカーとしては付けにくいだろう。 まあそのうちラジコン化キットがオプションで出そうな気がするが…。
そして今回のリモコン・タイプももちろん欲しいが、もう流石にメーサー車は買えない(ふたつで充分ですよ、という声が聞こえる)。 それ以前になんとかCANON EOS 40Dを入手したいのである。いつになるか判らないが…。
インド洋で海賊行為が激減しているという。 理由は単純で、各国の軍による給油作業が行われているからである。テロの妨害の可能性を考えて極秘行動をとっているため、海賊もどこで軍艦に会うか判らない中では控えるしかないのである。 この海賊はアフガンのテロを支援している連中も多いので、実はそれだけでもテロ撲滅の役に立っていると言える。
そして自衛艦の給油行為が、日本にとってある点で非常に有益になっているのだが、多分民主党あたりはそういう事は無視するのだろう。 他国への給油作業を行うという事は、インド洋での演習をほとんどの自衛艦で交代で行っているに等しいし、実際には演習ではなくほとんど実戦といってもいい。これによりインド洋という日本が原油を買い付ける上での重要航路、シーレーンの情報が自分たちの手で入手出来るのである。 つまり詳細な海図、海流、天気の変化、海賊行為を起こしやすい海域など、とにかくシーレーンを守るための貴重な情報が楽に堂々と入手出来るのだ。民主党はシビリアン・コントロールの本当の意味を知らないのは間違いないが、そういう貴重な部分も妨害するのはどうかと思う。普通の国では、国益に反する事に対しては与野党が争う事はないが、先進国で野党が何でも与党の意見に反対してマトモな論争にならないのは、日本だけだ。日本の政治家は不勉強な奴等が多すぎるのだ。
ちなみにどこの国でも自国の周辺海域の情報は極秘事項である。詳細な海図や領土の地図を誰でも簡単に買えるのは、先進国の中でも日本くらいのものなのだ。そういう意味で、日本のシーレーンでもあるインド洋の詳細な情報が自由に入手できる現状というのは、本当に貴重な体験になっている。なにせこれは、金では買えない情報なのである。
そして先進諸国なら国際貢献は絶対に無視しないが、必ず自国のための利益を考えて行なっている。イラク戦争に反対した諸国も、実はそれなりに目論見があっての事で、けっして正義感だけから反対していた訳ではない。 そんな中で日本の利益は、諸外国に対する貢献度を考慮すれば微々たるものだ。胸を張って国際協力をしていると言える範囲なのである。
予想通り、自民党総裁には福田氏が就任する事になった。 これは自民党が、とにかく内部のゴタゴタを早く収束する事を最重要項目にした証拠である。福田氏は麻生氏よりはそういう事に長けているのである。 そして首相に決定したら、とにかく中国が会談を申し込んでくるだろう。なにせソウル・オリンピックまであと1年を切り、党大会も始まるので、中国にしてみれば北朝鮮のテロ国家解除は緊急に必要な事項なのだ。 いずれ時間との戦いになるので、日中両国にとって頭の痛い問題になるだろう。
そんな世界情勢とは関係なく、またも警察のトンチンカンなニュースが流れていた。 高知市の飲食店からの通報で駆け付けた高知県警高知南署員が、酔客が従業員に暴行するのを目撃しながら、騒ぎを収拾するため、酔客側が求めるままに従業員に土下座をさせていたという。 上村和宏副署長は「暴行した女性が妊婦だったため、(検挙などは)配慮した」と釈明して、同署幹部は24日に店に謝罪するそうだが、今回の事件は警察が不要だと自ら公言したに等しい。今後チンピラその辺のガキは同じ論調でごねる事は確実だ。 もっともこの妊婦と称する奴が警察の身内だという可能性も否定できないが。
事件の概要は、「今月18日午前1時過ぎ、男女3人組の客が『注文した物が来ていない』などと皿を割るなどし騒いだ。通報で駆け付けた同署員4人が、任意同行しようとしたところ、客の女が逆上し、女性従業員を平手で殴った。同署員は客を店外に出すなどしたが、約2時間たっても客が店に土下座を求めるなど事態が収拾しないため、署員が『それで終わりにしましょう』と土下座を促し、店長ら従業員3人は客に土下座。客の1人は酔っており、署員が客の車を運転し自宅まで届けた」となっている。 これはもう、バカを通り越して国家権力を利用した犯罪である。そもそも妊婦が午前1時まで酒を飲んでいるという時点で本当の妊婦なのかと疑ってしまうが、それはそれとして、加害者をそこまで優遇する警察とは一体何のために存在しているのか判らない。毎度の事ながら、加害者を厚く保護する警察には呆れてしまう。 真面目に現在の警察は全て解体して、新たな警察機構を作る必要がある。現在の警察幹部は役に立たないばかりか、一般社会の生活を営む上では邪魔でしかない。全て首を切るべきだろう。それで公務員の数が減るのだから良い事だ。
ネットでは「土佐の高知(橋本大二郎知事)は人情豊かなところと聞いていたのだが、不安になったので旅行を止めようかな」などと書いている人もいたが、充分人情に厚いではないか。ただし犯罪者に対しての話だが。 警察がこんなだから、結局は店で単独に「成敗する」しかなくなってしまうし、誰もそれを否定できなくなる。なにせ呼んだ警官が加害者の味方をするのだから、これは呼ばずにおく方がどれだけ平和な事かと誰もが思うだろう。 多分今後もこういう事件は増える。何故ならそうして警官を呼ばなければ、警察はヒマになるからだ。税金泥棒への道は着々と整備されているのである。 そして日本はますます治安の悪い国になっていくのだ。
20日が発売日だったカメラ雑誌を立ち読みする。 しかし「CAPA」がいきなり厚くなっていたのには驚いた。最近のカメラ雑誌は皆同じような内容でつまらなくなったと思っていたが、水面下では各社とも個性を出すのに必死だったのだろう。
そんな今月はデジタル・カメラが怒涛の新製品ラッシュだったので、どの雑誌もネタには困らなかったと思うし、実際どの雑誌もインプレッションにおおわらわだ。 それでも片っ端から読んでいると、一般向けのデジタル・カメラ雑誌と、「CAPA」や「アサヒカメラ」といったフィルム時代からの老舗のカメラ雑誌とは、雑誌の方向性が全く違うというのが判る。一番大きな違いは、やはり「どこまで写真を撮る人の事を考えているか」を「時系列で捉えている」事だ。
一般向けの雑誌は、「このカメラは1000万画素を超えてこんなに素晴らしい」という説明だけで、なぜそれで綺麗な写真になるのかの説明はない。実際1000万画素だからきれいに写る訳ではないのだが、そんな説明はどこにも載っていない上に、どういう経緯でカメラマンが望んでいた結果なのかの説明も全くない。 そしてなにより新製品を売るための記事がメインになっているので、結局「写真を撮る」という行為の存在が希薄なのだ。
これに対して老舗の雑誌は「今までカメラマンが望んでいた、こんな機能が付いた」という説明だったり、「この部分はなんとか直して欲しい」というストレートな苦言だったり、とにかくカメラの事も写真の事も、時系列で捉えた上で的確なアドヴァイスがあるのが頼もしい。 例えば今回の注目アイテムであるCANON EOS40Dは流石に私も素晴らしいデジタル・カメラだと思うが、実は前作の30Dを持っている人にしてみれば、極端に変化したというほどのものではない。そこで「CAPA」では「30Dから40Dへ無理に買い換えず、良いレンズに投資するのも手だ」という的確なコメントを載せる。 これが老舗の雑誌の良心であり、意地でもある。
しかし以前から疑問に思っているのだが、新製品が出たとたんに買い換える人というのは、一体どういう写真を撮っているのだろう。ネットのおかげで少しは判ってきたが、結局「カメラを買う」という行為に燃えているらしく、写真についてはあまり熱心ではないようだ。 だからインプレッションを書いても妙にピントがずれた感じになっているが、それは写真を撮るという事に熱心ではないせいなのだろう。 ちなみに私は、カメラはあくまで写真を撮るための道具にすぎないというスタンスなので、逆に中途半端なカメラは許せない。だからデジタル一眼タイプで今まで欲しいと思ったカメラがなかったのだが、今回のEOS40Dは、すべての点で及第点を越えたので「カメラを道具として使える」から絶賛しているのである。
ところで他のカメラ雑誌では、新製品発表会での記者の質に触れていたものがあった。 ニコン、キャノンという大手が俳優をイメージ・キャラクターに採用したため、恐らくはワイドショーのバカ・レポーターが押し寄せたのだろう。彼らは取材の基礎も知らないし、写真に関してはシロート以下だろうから、かなり周囲に迷惑をかけた事は想像に難くない。 実際、記者席の真中に突っ立って写真を撮り続けるとは、どういう神経なのだろう。いや、ワイドショーのレポーターがマトモな神経の持ち主でないのは充分判っているが…。 いずれ、本来プロだけの世界のはずが、いつの間にかシロートが多数雇われているのが問題だろう。もちろん雇う方が悪いのだが。 これらを読み絵わって、「映画秘宝」を買おうとしたら置いていない。他の店に行っても見かけないのだが、発売日が変わったのだろうか。唐突に潰れた訳でもなさそうだが、はて…。
電機大手のシャープとパイオニアが資本・業務提携すると発表した。シャープは12月にパイオニアの第三者割当増資を414億円で引き受け、パイオニア株の14.3%を保有する筆頭株主となる。
元々パイオニアは、技術はあるが企業としての規模が小さいために営業力が弱く、しばらく経営難が続いていた。今回液晶テレビを中心に業績が好調なシャープに支援を仰いだ形になるらしい。シャープも自己株の0.9%分の第三者割当を行いパイオニアが197億円で引き受けるので、一応資本を持ち合う形にはなる。 しかし会見発表の席では互いの経営に口を出す予定はないと言ってはいるが、シャープが筆頭株主になってしまった以上、収益が見込まれない事業に口を出すのは、株主なら当然の権利となる。 つまりこれでLDプレイヤーの製造は完全に断たれる事が明確になった訳で、この世からLDシステムが消滅する日は秒読み段階に入ってしまったのである。
しかしLDにしてもベータにしても、良いシステムが生き残らないというのは実に変な話だ。 両者が消えたのは営業戦略で勝てなかったというただそれだけの理由であって、技術的な問題があった訳でないのは周知の事実である。つまり営業というのは、「売りこむ事によって企業の利益を追求する事だけを目的としている」のであって、企業理念がどうあれ、社会の発展に貢献するものではないという事になる。というより社会の発展を妨害するのが営業の仕事であると言い換えても良いだろう。
なぜなら、一般社会や自然科学の常識に則ったものは他社がとっくに発売しているので、他社との差別化を図るためには何かセールスポインが必要となり、そのためには価格の問題があって本来必要な高性能など、一般相手には必要ではないと考えるのである。あるいは性能が劣っていてもトンデモ科学を利用して社会をだます事で売り込もうとする。そうしないと自社の物が売れないからだ(そして最終手段は、業界挙げての村八分である。LDに関しては歴史を調べればよく判る)。 前者は「ベータ対VHS」や「LD対VHD」を考えれば判るとおり、どちらも性能で劣るのに何か一点のみを捉えていかにも相手より優れているような営業をするし、後者はマイナスイオンという事例を考えれば、容易に判るだろう(未だにこれをセールスポイントにしている製品を出すメーカーには呆れてしまう)。
そもそも現在、自分より賢い営業に会った事のある人などどれ位いるのだろう。営業というのは「自社の製品の性能だけ」あるいは「広く浅く、誰でも知っている性能」しか知らないのがほとんどだ。 そして売りたい製品(過剰在庫かリベート対象の製品など)しか勧めないのがみえみえなのである。それが今の営業という存在だ。
さて、パイオニアが完全撤退する前に、LDプレイヤーのメンテナンスを頼んだ方が良さそうだ。
昨日の日記は書いていて暗鬱な気分になってしまったが、暗鬱と言ったらスウェーデンのAnekdotenである。知らない人のために説明すると、1992年のファーストアルバム「Vemod」の邦題が「暗鬱」なのである。これが実はかなりクリムゾン的イメージの曲に仕上がっており、聞いていると心地良い気分になる。
という訳でYoutubeで検索したら「karelia」のライヴが見つかり、これがなかなかいい感じだったのでもう少し探したら「Easy Money」が出てきた。もちろんこちらはキング・クリムゾンのカヴァーである。 だが、彼らはカヴァーをしても独特の雰囲気になり、あまりクリムゾンのカヴァーという感じではない。彼らのスタジオ・アルバムはクリムゾンに似ているといわれているが、実は確固たるスタイルを持っているという事がライヴだと証明される訳だ。
やはりこうなると、Anekdotenのアルバムは全部聞いてみたいものだが、はたしてこちらの中古屋に置いてあるのだろうか。今度の休みに少し中古屋巡りをしてみるのも悪くはない。
今日から監査が始まったが、いつもながら面倒だ。自分ばかりでなく、他の人も忙しくなってしまうから、なにかと仕事が止まってしまうのである。
それとは全然関係なく。 ネットのニュースには、それに関するプログがリンクされているものがある。ニュースが面白かったりすると、たまに読んでみたりするが、大概が呆れてしまう内容だ。99%は感覚でしか物を言っていないのである。 きちんと自分で情報の分析をやっている人など極僅かで、あとは感想文にすらなっていないものが圧倒的だ。自分の意見を述べるためにブログを開いているのではないのか? 少なくとも、読める日本語を書いて欲しいし、自分の意見を述べて欲しいと痛切に思う。
この感覚のみで意見がないというのは、今の日本の特徴だが、特に政治の世界に現れやすいようだ。 現在の政治は、良くも悪くも庶民の風のみで動いているのだが、残念ながらその風は、ただの「好きか嫌いか」という一点のみで吹いている。プロがーに限定すれば、そのほとんどは情報分析など何もやっておらず、その時の気分でコロコロ意見が変わるのである。これは非常に恐い事だ。 そういう人はナチスの宣伝の巧みさが何を招いたか、全然知らないのだろうか。本当に知らないのなら、ただの不勉強だと決め付けてもいい。感覚だけで政治に参加されては、良くなるはずのものも悪くなる一方なのだ。
ただし、一見まともな事を言っているように見えて、実は全然まともではないという意見もあるから困ってしまう。 最近では地方自治体のほとんどが公共事業を増やして土建業を助けろと言っているが、それで景気が良くなると本気で考えているのだろうか。本気だとしたらタチが悪すぎる。 公共事業を今増やしたところで、税金をムダに捨ててしまうだけで景気が回復するはずもない。むしろ医療などの厚生部分がどんどんないがしろになる結果を生むだけだ。そんな事はほとんど常識レヴェルの話なのに、今さら公共事業だなどとは、40年古い発想だし、不勉強すぎる。 これではますます日本が悪くなるだけである。
実は昨日、某タワー・レコードでヘンなCDを見つけてしまった。 ドリーム・シアターのオフィシャル・ブートレグ・シリーズの一つで、以前買った「狂気」のDVDもこのシリーズなのだが、よもやCDまで出ていたとは知らなかった。 今回は「THE NUMBER OF THE BEAST」で、見た瞬間につい買ってしまう。これは題名から判るとおりアイアン・メイデンのアルバム「魔力の刻印」だが、彼らのアルバムを2002年のロンドン・ライヴでカヴァー、というより丸々コピーしたものだ。 アイアン・メイデン自体はそれほど好きなグループではないが、このアルバムには「プリズナー�癸供廚縫ぅ鵐好僖ぅ△気譴拭�Prisoner」が入っているし(テレビのオリジナル音声が使用されている)、「RUN TO THE HELL」だけは結構お気に入りの曲なので、これだけはオリジナル・アルバムを持っているのである。
ドリーム・シアターが恐ろしいのは、この完コピを全篇ライヴでやっている点なのだが、毎回色々なアルバムを完璧にコピーしているだけあって、このアルバムも実にそっくりである。 そしてアイアン・メイデンのブルース・ディキンソンは、ライヴの後半ではどうしても声が枯れていくのだが、ドリーム・シアターのジェイムズ・ラブリエは、高音部が最後までパワフルである。この辺は流石だ。 そしてこのシリーズでは毎回の事だがジャケットもオリジナルをカヴァーしており、今回はオリジナルを一回り小さくして、ジャケット上部の「IRON MAIDEN」を「DREAM・THEATER」に入れ替えてあるだけだ。
思いがけず面白いCDを買ってしまったが、本当はジョーダン・ルーデスの「HOME RORD」を探していたのだ。こちらはEL&Pのタルカスをカヴァーしているので、早いところ欲しいのだが…。 輸入盤はネットで買えるので、これはもうさっさと頼んだ方が良さそうだ。
そしてこの店のDVDコーナーを覗いたら、洋画コーナーに「ベストセラー」と書かれたポップがあり、そこにはうちにもある見慣れたジャケットが鎮座していた。 あの「アタック・オブ・ザ・キラートマト」である。 ここでは本当にそんなに売れているのか?
アメリカの9.11テロについては、未だに陰謀説が流布しているらしい。 陰謀説というものは「誰が、何の得があるか」を明白にしないと説得力はないのだが、「アメリカがイラクを攻めるため」というのはあまりにも幼稚だ。
またWTCに巨額の金塊があって、それを奪うためというのも説得力ゼロだ。金塊の重量と経済を知っていれば、それは根も葉もない噂どころか、幼稚園児以下の知能だと言わざるを得ない。
そもそもアメリカのドルは、以前は金といつでも交換するというシステムを取ってきた。その安心感から世界共通通貨という地位を得ていたのである。その信用を継続するためにアメリカはドルを金と交換し続けてきた。 ところが1970年代に入って、もし世界中が一斉に金の交換を求めてきたら、支払えないという事実に気づいてしまった。時の大統領であるニクソンは、これを解決するためにドルと金の交換を中止するという、世界にしてみれば暴挙、アメリカにしてみれはナイス・アイデアを強行実施したのである(このあおりを受けて、日本は変動相場制に移行せざるを得なくなった)。
このような経緯から判るとおり、現在のアメリカに金はあまり残っていないのである。これは経済をやるものには常識だ。 そして金は、007でも有名になったとおり陸軍が管理するフォートノックスにその大半が保管されているので、誰がどう考えても、犯罪を実行してまで得るだけの価値のある金塊は、WTCには絶対に存在しない。 この辺はちょっと現代史なり経済を知れば判る事なのだが、陰謀説を考える人はそういう常識を知る努力すらしないらしい。 私なら「もっともらしい陰謀説」を作るように勉強する。
前述のとおり陰謀説は「誰が、何の得があるか」を明白にしないと説得力はないが、逆にこの部分が上手くできれば、広く流布していく。 空飛ぶ円盤という存在も、初期の段階でアメリカが政治的軍事的優位を保つため秘密にしている、というもっともらしい動機をくっつけたおかげで今でも信じる人が多い訳だ。もっともちょっと調べれば大嘘だというのは判るのだが…。
ちなみに「空飛ぶ円盤」が戦後唐突に流布したのは、やはり旧ドイツ軍が開発途中だった「ヒメルスキンダー」の実験のせいではないかと思っている。 ほとんどの都市伝説には、何らかのきっかけがあるのだ。
ちょっと本屋で、いろいろと立ち読み。
カメラ関係では、撮影時のデータをどうするかという大問題についての解決策が見えてきた。 基本的にRAWがベストだが、フットワークが必要な撮影なら低圧縮率のJPEGで良いようだ。JPEGは演算処理が8ビットだが、低圧縮率ならそれほど酷くはならないとの事で、あとは自分のプリンターで一度A4サイズのプリントを行い、問題がなければそれで良いと判断するのである。そう言えばEOSのカタログにも、40Dは14ビット処理なので、JPEGに圧縮しても情報量は多いと書いてある。 そして何でもRAWと考えると、プリンターもそれ相応の物がないと意味がないので、やはり最後は自分に合ったシステム、という事に落ち着く訳だ。 ちなみにTIFFは、少なくとも写真撮影という現場で考えるとあまりに中途半端な規格なので、使わない方が良いらしい。 この本には「いずれデジタルカメラの良い点は、こういう一連の実験が簡単にできるところだ」と書いてあったが、確かにこれは的を射ている。
軍事関係の本では、現在の爆薬のほとんど(つまり強力な爆薬)に探知剤が混入されていると書かれていた。かなり昔からテロ対策で各国がメーカーに依頼していたのだが、それが地道に実施された結果だ。このおかげで、都市ゲリラ等が無差別に爆破事件を起こしても、製造元から追跡が可能になる。 以前は、例えばアメリカのC4は工場毎に微妙な配分の違いがあってそこから特定作業をしていたのだが、現在はメーカーがテロ対策に正式に協力しているという事だ。 つまり、世界はテロ対策に地道に努力しているのである。この辺はイラク戦争とは一切関係がない、世界中のテロ対策の一環なのである。
このあたりを読んでいて、安倍首相の辞任の流れを思い出してしまった。 民主党の小沢は、この世界中のテロ対策に背を向けてしまったのである。いくら日本の政権交代を狙っていたにしても、世界の流れに背を向け、各国からの要請すら無視した彼の責任は重い。小沢も所詮はただの政治屋、テロの本当の恐さを知らない烏合の衆と一緒だったという事になる。 それとも、自分の余生は長くないから、日本の愚かな連中の事などどうでも良いと考えたのだろうか。私にはこちらの可能性能が意外と高いと思われる。小沢はそれほどバカではないので、自分の行動の結果は判っているはずだ。 ただ政治家として活躍する時期が遅すぎたのである。少なくとも小沢の考えていた事は、小泉の考えてきた事とほとんど同じであって、それをあえて自分で捻じ曲げてしまったのだから、実は安倍以上に政治的に追い詰められているという事でもある。
恐らく今回の安倍辞任で一番衝撃を受けたのは小沢だろう。世間の風を受けて安倍内閣をトコトン追い込み、小沢の力で安倍内閣を解散させて自分の得点を大きくして衆議院でも大勝する、というのが彼の狙いだったのだから、その目論見が大きく狂ってしまったのである。 彼は、その失敗した目論見のために世界に背を向けてしまった。この結果で、小沢は近年まれに見るバカな政治家という位置付けになってしまったのである。 さらにこのため自民党は第一政党として総理大臣を選出しなければならないが、総理の器など小泉以降もはや残っていない。安倍でダメならもう誰がやっても同じなのだ。自民党ですら、もう日本をマトモに動かす能力がないのである。
そんな中で次期首相は福田と麻生の対決になった。実は福田の方が自民内部ではまだマシだといわれているが、日本において能力と選挙結果は関係がない。森などというトンデモ政治屋が首相になるような国なのだから。 ダメな奴が首相になっても、それは小沢にも責任がある。民主党は与党になれるだけの能力がないのに、与党の足を引っ張ってばかりいて、その代案すら出せない。旧社会党と全く同じ烏合の衆なのだ。そんなのが日本の政治を動かしているのだから、愉快な国である。
今日も粗仕事。
明日は社内旅行だそうである。当然の如く、私は不参加なのでどうでも良いのだが、親睦会の役員に集合写真を撮るのか聞いたら、撮る予定ですっかり忘れていたという。 仕方がないので書庫から三脚を出してやると、これが見事に壊れている。カメラをセットするとまるで昔のドリフかクレイジーキャッツのギャグのように、カメラがゆっくりと傾いていくのである。このまま使わせても楽しかったかもしれないが、とりあえずヨドバシまで買いに行く。 なにせ会社には三脚の知識がある人間は皆無なのだ。
この時ついでなので、キャノンのデジタル一眼の40Dに触ってくる。 持った感じは、重さといい操作系といい、なかなか良い雰囲気だ。これなら価格を無視すれば欲しくなるカメラと言える。 そしてネット上で話題になっているシャッター音だが、確かに「カシャッ」と切れた直後、かすかに「ブン」という振動がある。恐らくカメラ初心者には全く気にならないとは思うが、はたして静かなところでどう感じるか、非常に気になる点だ。そしてストロボをポップアップすると、やはりかすかに「ブン」という振動がある。 これは多分どちらもモーター制御音で、静音化のための何らかの処置だと思うのだが、真相はまだ謎である。 次のカメラ雑誌が楽しみだが、そこまで書いてあるかどうか…。
本当に来るのかどうか不安だった「FIVE BULLETS ON KILLERS」が無事届いた。 2003年の発行だったが、すぐに在庫切れと言われて入手できなかった本で、それが気がついたら何故かネットで受け付けていたのである。 いずれ押井守関連の書籍は、これですべて揃った事になる(ただしサンサーラ・ナーガ関係が残っているが、これは自分がその存在を知った時点で入手は不可能だったので、諦める)。今回だけはリアルタイムで買えなかったので、作品と同時に見る事が出来なかったのは残念だが、まあそういう事もあるだろう。
内容は相変わらず面白いが、どうも押井監督の書くものは、映画自体より面白いのかもしれない。そうでなければ自分が延々買い続けている動機が良く判らなくなる。なにせ惰性で買っているのではなく、本当に面白いと思って買っているのだから。もちろん出ると判ったら内容は確認せずに頼んではいるが…。
さて、結構長い付き合いになる押井監督の本だが、この辺で一度人に薦めるにはどれがいいかちょっと考えてみた。少なくとも私が大好きな上に人に薦められる傑作という事でまとめてみた。
小説 「立喰師列伝」 「獣たちの夜 - BLOOD THE LAST VAMPIRE」
原作提供の漫画 「西武新宿戦線異常なし」(大野安之) 「とどのつまり…」(森山ゆうじ)
その他 「Methods 押井守「パトレイバー2」演出ノート」 「押井守・映像機械論 【メカフィリア】」
これは強調しておくが、どれも極めて真面目な内容である。小説と漫画については、昭和と学生運動を引きずっているのが共通点だが、作品としてきちんとまとっているし、なによりその本毎にテーマがしっかりしているので、意外と安心して読めるだろう。騙されたと思って一度読んでみて欲しいものだ。
それでももしつまらなかったと思ったなら、その時は「やーい、騙された」とだけ言っておこう…。
久々に「緯度0大作戦」を見る。実は今回見たのは、1969年の公開時以来だから38年ぶりだ。 公開当時は小学生だったのに、それでも酷い映画だと思っていたが、改めて見るとやはり酷い映画である。なんというか、B級映画独特の面白さがあまりないのである。 しかもα号と黒鮫号のデザインが良いのに、脚本も演出もそれを生かしていないのだから、どうしようもない。あのメーサー殺獣光線車のシーンを作ったスタッフはどこへ行ってしまったのだろう。 造形が恥ずかしいくらい情けなかったキメラ達がいなければ、もう少しはまともな脚本(と映像)になったかもしれないが…。 いずれ特撮映画としては、完全なる失敗作である。冒頭の海底火山の爆発は、海底軍艦の頃から大きく進歩して見事だったが、それだけだ。
しかし今回見ていたら「α号と黒鮫号の戦いは160年以上も続いている」というセリフがあったのだが、これを聞いて「トムとジェリー」を連想しない人はいないのではないだろうか。なにせ両者とも喜んで闘っているのだから、遊んでいるとしか思えない。
そしてこの映画は、月への人類到達を目指して熱狂しているアメリカに対して「宇宙ばかり見ていないで、もっと地球を知ろう」というテーマを露骨に表わしているのだが、アメリカと言うのは日本以上に熱しやすく冷めやすいのである。今なら「もっと宇宙に関心を持てよ」と言いたくなる位だ。 そこを見誤ってしまったのが、敗因かもしれない。
とにかく公開当時は酷い映画だと思っていたが、それが確かめられたのは良かった。当時の私の特撮映画を見る目だけは確かなものだった、と自信が持てたのだから。
安倍首相が辞意を表明したそうだ。 かなり唐突だと言う人が多いが、先日「テロ特法は、安倍内閣で職を辞してもなんとか延長成立させたい」という内容の事を言っていたので、ここでカンのいい人なら辞めると判ったはずだ。 何度も言っているが、テロ特法は民主の強硬な反対があって、議会制民主主義をとっている限り時間的に成立は不可能になってしまったのである。ここで辞めるという言葉をちらつかせていたという事は、ストレートに辞めると言っているのと同義なのだ。 だから予想より少しだけ早かったが、驚くような事ではない。
むしろ小沢のせいで日本は国際社会に背を向けてしまう事になるのだ。私はそれが恐ろしい。これは軍国主義に走り戦争へ向かったのと同じパターンである。もちろん今さらすぐに戦争を始めるとは思っていないが、これは言論の自由がなくなる第一歩でもある。つまり悪い事を悪いと言えなくなるのだ。 そしてテロ対策を何もとらないと世界に宣言したに等しいので、当然テロの対象になりやすくなる。それが皆判っているのだろうか。多分判っていないとは思うが。
まあ日本国民は日本が悪くなる道をあえて選んだのだから、いまさらどうこう言っても始まらない。 ただ世界情勢という物を見る目がないのはただの愚か者だ、というのは強調しておこう。
バンダイの「ウルトラ超兵器」を6種類セットで売っているのを見つけたので、買ってしまう。 しかしこれ、1個が350円なのに、α号、β号、γ号、ホーク2号、ホーク3号、マグマライザーが同じ値段である。いいのだろうか。いいんだろうな。 そしてウルトラホーク1号の金型は、昔出ていた1000円の物と同じような気がしていたが、いざ組んでみると、結構大きい。1/24の車程度はあるだろう。 細かい部分では出来がイマイチなところもあるが、この大きさなら飾ると意外と見栄えがいい。
それとは関係ないが、とりあえず完成試写会も終了した「真・女立喰師列伝」は、やはりこの辺では劇場で観る事は難しいようだ。現在上映が決まっているのは渋谷のシネクイントのみ、しかも2007/11/10〜2007/11/30の限定レイトショーである。ヒットしても多分大阪など大都市のみになるのだろう。 オムニバスだが、予告を見ると劇場で見たくなる。
そんな平和な日々を送っているが(もちろん会社は別だ)、去年福岡で飲酒運転で3人殺してひき逃げまでした元福岡市職員の今林大被告は、裁判で「酔っていたわけではない」と主張しているそうだ。やはり今の公務員と言うのは、実にのどかな職種なのだろう。とんでもない犯罪を犯したという自覚がゼロなのだが、多分周囲がそうだから、皆がかばってくれると考えているのだろう。 まあ今の日本の法律ではどうあがいても死刑にはならないが、ここまで図々しいと、社会的制裁はやはり必要になるだろう。
昨日、あかいメガネさんから小包が届いた。現在のT-4ブルーインパルス・パイロットのフィギュアだ。 ボックスに「5番機・渡辺学」と書いてあるので、多分全員があるのだろう。もっとも本人の顔を知らないので、似ているのかどうかは判らないが、立派なヘルメットが付いているので、問題はない。 やはり地元松島基地のパイロット・フィギュアなので、興味はあったが安くもないのでなかなか買えなかったのである。あかいメガネさんももらい物だと言ってはいたが、いずれ良い物をいただいてしまったのだった。 しかし現在のこの手のフィギュアは、本当に装備品の質が凄い。写真でぱっと見ると一瞬本物かと思ってしまうくらいだ。そういう意味ではいい時代なのだろう。
早川書房から「日本SF・幼年期の終わり」が出ていたので購入。 これは「世界SF全集」の月報をまとめたもので、当時は当然だが全て買える訳もなく、一冊にまとまってくれると非常に助かる本だ。 長編小説はいずれ本になるし、短篇なら掲載誌を古本屋で探すという手もあるが、全集の月報を揃えるのは時間的にも金銭的にも簡単ではない。 今まで出なかった方が不思議なくらいだが、ここは素直に喜んでおこう。
帰宅してから高寺家に頼まれていた商品を届けに行く。 なにせ一般的なホームセンターではほとんど扱うのを止めているようで、今回メーカーに発注をかけた時点では在庫なしだったのだ。まあ2週間ほどで入荷したからまだマシだろう。 しかし帰りは途中で凄まじい雨に会ったが、そんな中で他の車を簡単に抜き去って走るのは楽しいものだ。これはレガシーだからこその醍醐味である。FFなんかでは恐くてとても出来ない。
そしてアマゾンで、押井守の「FIVE BULLETS ON KILLERS」を注文してみる。 とっくの昔に在庫切れしているはずなのに、未だにアマゾンでは注文を受け付けているのだが、4〜5日かかると書いてあるから多分品切れという結果になるとは思っている。 それでも押井監督の本で持っていないのはこれだけなので、ダメ元である。買えたらラッキーというのも、ある意味楽しみである。
UKのボートラ付きCDの発売が延期になったと連絡があった。しかも来年の3月だという。 そんな先だと発売を忘れてしまうではないか。そもそもそれまで確実に生きているのか、我々の年代では怪しくなってしまう。
さて、現在「図説王立科学博物館」をチマチマと読んでいるが、やはり面白い。 岡田斗司夫氏の文章が、宇宙開発に興味がある人間はどういうところに興味があるのか、実に的を射た内容になっているせいもあるが、それ以上に宇宙開発はドラマチックなのである。その現実のドラマが本当にすばらしいから、岡田氏の文章を読んだ後で色々と検証したくなってしまうのだ。
しかし人類で初めて月面歩行をしたのはアポロ11号のニール・アームストロング船長だが、最後の月面歩行は誰か、というのは日本はもとよりアメリカでもクイズとして成立するくらい誰も覚えていないのではないだろうか。正解はアポロ17号のユージン・サーナン船長だが、もしかしたら最後のアポロが17号だという事すらクイズになってしまうのかも知れない。
とにかくアポロ11号が月着陸に成功したとたん、アメリカは一気に宇宙開発をトーンダウンさせてしまった。つまりアメリカの一般的国民は「科学で未知の世界を知る」という概念が乏しかったのだろう。結果として宇宙開発は、国家の威信をかけただけのアダ花になってしまったといえる。 そういう意味では旧ソ連の方が、地味にだが技術が廃れないようにしていた分、科学の意味が判っているように思う。
しかしこの「図説王立科学博物館」は、本当に宇宙開発の様々なドラマを垣間見せてくれる。予想以上に良い本だ。
夜は鶴田家で、チュウジさんと3人でOB-CONの打ち合わせ。 人数は今のところ少し足りないので、なんとかしたいところ。やはりみな忙しい年代なので、予定がハッキリしない人も多い。それ以前に連絡が来ない人も多いが。
ドラコ亭とお茶会はイヴェント企画としてなんとか開店する事にした。色々と問題点も出たが、マン・パワーが足りないのも事実だ。そしてこういうイヴェントには、鶴田氏が言うとおり、強力な牽引役と悪役も必要なのだ。今日はとりあえず彼がそれを引き受けてくれたが、やはり色々と考えさせられるものがある。 今回は特に大きな企画はないのだが、それでも一般相手に活動するのと同じなのである。それだけに、これからが大変になる。やはり考えれば考えるほど、マン・パワーが足りない…。
結局ESIFCONというのは、他人からすればかなりお気楽な企画だろう。やっている当人にすれば結構手間隙かかるのだが、きちんとしたコンヴェンションをやろうとした時、あまり参考にはならない。 だがそれでも毎年やっている事に意義があるのであって、お気楽だからこそ延々と続いているともいえるのだ。今回のOB-CONも昨年のESIFCONがきっかけだったのだし、やはり存在意義はあるだろう。 そして現在続いているのは、やはりいわさき氏と菅野氏の尽力が大きい。この二人がいなければ、とっくに終わっていたような気がする。
その前後で色々と他愛のない話をして、帰宅は結局3時30分だった…。
今月末で辞める女性の送別会。 なにせ今月は監査もあるし、事務なので月末は無理という事で、台風が去ってくれればラッキーという状況だったが、雨天決行である。もっともなんとか夜になって晴れてくれたが。
ここの支店は平均年齢がかなり若いのだが、物を知らない奴が多いので若いのと話していても疲れるし、年寄りの話を聞くのはもっと疲れる。今回は比較的マトモな奴がいた宴会だったので、そこそこゆっくり出来た。 しかし営業の30代の連中は、私の事を40歳だと思っているそうだ。確かにここの若い連中の話程度なら私でも充分判るが、40歳だと営業の連中と5歳位しか違わない事になる。たった5年の差でそれほど知識や教養に差がつくと思っているのだろうか。こういうところで少しは想像力を働かせるものだ。
そしてさっさと帰宅すると、9月5日のニュースについて、続報があった。 「電車内で悪ふざけした高校生を平手打ちして逮捕された神奈川県警大和署の巡査長について、同県警は2007年9月6日夜、担当記者を集めて当初の説明を変える異例の釈明を行った。巡査長は、高校生に注意せず、いきなり捕まえて行為に及んだというのだ。さらに、その後のJ-CASTニュースの取材で、車内はガラガラで、「拳銃」を向けられた人はいなかったことが判明した。」のだそうだ。
やはり予想通り、権力の乱用だった訳である。先日のストーカー行為のあげく相手を射殺した警官の事件は、少しばかり極端な例だが、こういう権力の乱用をエスカレートさせれば、警官なら誰でも起こす可能性のある犯罪なのである。 パワー・ハラスメントという物は、他の人より優位に立つと簡単に発動されてしまうところが恐ろしいのだ。ましてそれに権力が加わると、簡単に人が死んでしまうのである。
それでも世の中は、この射殺事件にあまり反応していないのも不思議だ。
| 2007年09月06日(木) |
知らなくても犯罪である |
朝、支店長から全員への連絡があった。 残業時間は17時から付ける事、というものだった。ただしそれは個人の判断に任せるので18時からだと思う人はそうつければいいと言う、実に訳の判らないものだった。
実は、会社での就業時間は規則上は「8時〜17時」だが、今までは「残業時間は17時30分から」にしろと言われてきた。そしてその基準は支店によって異なるので、会社の規則と言うのはないのと同じである。 とりあえず私には残業手当は付かないので関係ないが、以前の上司にそれは労働基準法違反だと言った事がある。すると「休憩やトイレのロス・タイムがあるだろう。だからそれは引くのだ」という本当に無知丸出しのバカ回答だったので呆れたものだが、どうもこの会社は中間管理職全員が無知だったらしい。今朝のその話が出た後で、なんと議論を始めたくらいである。
誰も今までヘンだとは思っていなかったのは、少なくとも労働法違反だと言う認識があって、その上での行動だと思っていたのだが、勉強不足、認識不足、常識のなさという、ただのバカの集団だった訳だ。労働基準法のカケラすら知らずに、よくまあ今まで規則規則と騒いでいたものだ。こんな環境にいては、私自身がとんでもなく賢い人間だと錯覚してしまう。
今回の処置も、2箇所の支店に労働局の是正命令が下ったからである。それまで誰も問題にしていなかったのだから、突然営業停止を食らってもおかしくない状況だったのである。 こんな会社の業績が伸びると本当に思っているのだろうか。いままで潰れなかったのが不思議だ。
ネットでまたまだおバカなニュース。 「神奈川県警は4日夜、電車内で悪ふざけをした少年を注意、口論となり、殴ってけがをさせた県警大和署刑事1課の巡査長小磯慶洋容疑者(33)を傷害の現行犯で逮捕した。5日朝、同容疑者を釈放。任意で事情を聴き、書類送検する。高校2年の男子生徒(16)が拳銃の形をしたライターを乗客に向けていたため、駅を出た横浜市旭区の路上で注意。口論となり、顔を平手で数回殴り、けがをさせた疑い。」というのがあった。
ネット上では警官の肩を持つ発言が多いが、彼らは本当に経緯を判って言っているのだろうか。 そもそも若手の警察官というのは、自分より立場が下の人間に対しては、常識では考えられないほど高圧的になるものだ。 もし本当に電車内でライターとは言えピストルを振りかざすほどのバカだったら精神年齢は知れたものだが、恐らくこの警官は相手を怒らせて手を出させる事で「公務執行妨害だ」と逮捕するつもりだったのではないだろうか。少なくともかなり口汚く罵っただろう事は想像に難くない。 そもそもケンカになったのなら、平手で殴るなどという事は、警官なら絶対にありえない。彼らはある程度訓練されているのだから、平手というのは相手を挑発しているか、完全になめ切って自分では説教をしているつもりのどちらかである。
なぜそう言い切れるかといえば、私にも経験があるからだ。別にこちらは素直に話を聞いているのに、どんどん興奮して権力の行使に寄って行くのである。彼らはそういう人種なのだ。 この辺は、経験しているし、実はそういう現場を何度も見ているから、事実無根だとは誰にも言わせない。私はかなり長い間バイクに乗っていたが、魔法のカードがあったので、通常取り締まりの検問程度ならフリーパスだったが、脇でいろいろやっているのは見ているのだ。
警察官というのは、庶民が考えているほど善良ではない。ましてや正義などという物からはほど遠いのだ。パワーハラメントというのは、彼らのためにある言葉でもある。 結局今回の事件は、高校生の行為が本当なら「バカを相手に権力の行使をして自己満足を得ようとしたバカがバカを見た」と言えるだろう。 だが私は一方的な権力をカサに着た暴力だと睨んでいる。
遅れていたが、ようやくタカラの「空想科学潜水艦史」が届いた。 以前出ていた「世界の艦船」のシークレットだった「サブマリン707」と「青の6号」をまとめたセットである。期待するのも当然だろう。
だが開けると「ノボ」が入っていないではないか。これにはまいった。 そのくせシークレットが2つも入っていたのである(ムスカの「船尾トーピドーカプセル付き」モデルだが、何故これがシークレット扱いなのだ?)。このおかげで、せっかく一箱(10個入り)買ったのに配置のルールがまるで判らなくなった(多分4箱40個での配置ルールなのだろう)。 今後、タカラ製品の箱買いは止める事にした。意味がないのである。こういう部分でやはりタカラはダメだと思ってしまう。
その点コナミは良心的だった。多少の知識と情報があれば、10個セットの中身がかなり簡単に推察できたし、シークレットすら簡単に選べたのだ(もちろん触らなくても判ったのである)。もちろんサンダーバードやUFOの時は、知り合いの情報が非常に有効だったのは言うまでもない。
今回の「空想科学潜水艦史」は、一瞬もう一箱買おうかとも思ったが、今月は買いたい本も多いし、UKのボートラ付きCDで全アルバムを予約しているので(といっても3枚だが…)、もう余裕はないのだった。
ま、「ノボ」は縁があれば手に入るだろう。あ〜あ。 ちなみに「世界の艦船」時とは、色や外観が微妙に違っている。ジュニアの2号艇の黄色すら全然違うのである。ここまで来ると、無理に変えなくても良かったのではないかと思ってしまう。ま、タカラだからな…。
今日から、辞めていく事務の女性の引継ぎ作業に入る。いまさら本当に面倒だ。
さて、例のテロ特法は、民主の反対で失効する事は確実になった。私はこの点では民主の意見は間違っていると思っているので、支持しない。民主党の考えは、テロ対策とイラク戦争を混同しているためだ。そしてそれをまったく理解していない支持者と言われる連中も、つくづくマヌケだと思っている。小沢に騙されているのだから。 断っておくが、小沢は支持を得るために、政治家としては普通のパフォーマンスを行っているに過ぎない。別に良いとか悪いとかではなく、小泉以前の政治家では普通の事だ。問題なのはそれに引っかかる国民である。 詐欺では引っかかる方にも責任があるといわれるが、こと政治に関しては騙される方が悪い。
そんな中で。 間に友成純一「ホラー映画ベスト10殺人事件」を挟んで、ダン・シモンズの「カーリーの歌」読了。 「ホラー映画ベスト10殺人事件」は、前半は良かったのだが、どうもラストに向けてつまらなくなってしまった。どんどんスケールが小さくなっていくのである。それが元々の意図なのかもしれないが、少なくともカタルシスは感じられない。
これに対して、やはり「カーリーの歌」は凄い。後半200ページの展開は、まさに怒涛の展開で、気がつくと1時半を回っていたのである。特に主人公であるルーザックの、まだ赤ん坊の娘が誘拐されてからはまさに目が離せなかったが、これは久々に予想を裏切る展開だった。 この展開ゆえにラストが効いてくるのだが、読んでいてTONOの「カルバニア物語」11巻で、カルバニア国王が再婚する理由の部分とクロスしてしまった。これほど傾向もメディアも違う作品なのに、訴えているものが同じだとは驚いた(これ以上書くと、ネタバレしないといけない)。これは結構胸をうつものがある。
「カーリーの歌」は1985年の世界幻想文学大賞を受賞したホラー系の作品なのだが、やはりダン・シモンズは只者ではない。ストーリーの構成がかなり上手いのだ。こうなると次は「殺戮のチェスゲーム」を探さなければならないが、これではどんどん「ハイペリオン・シリーズ」から遠ざかっていく…。
休みが少ないので、なかなか本屋に行けなかったため、とりあえず駅前に出て、模型雑誌やら音楽雑誌などを立ち読みする。
捜しているパール・バックの「神の火を制御せよ 原爆をつくった人びと」が見つからなかったので、文庫本を色々買う。ちなみにこのパール・バックは「大地」などで有名な、ノーベル文学賞を受賞したあの女性作家である。念のため。
今日買ったのは、村上龍「半島を出よ(上)(下)」、山口雅也「続・日本殺人事件」、リチャード・ホーク「デビルを探せ」、しりあがり寿「ジャンゴ(上)」、石川賢「ゲッターロボ・アーク(1)(2)」。 文庫とはいえこれだけ買うとかなりの出費となるが、やはり読みたいと思う本はその時買っておかないと後悔するのだ。
しかし出れば無条件に買っているしりあがり寿のマンガだが、今回の「ジャンゴ」は、あの映画のマンガ版である。ノベライズは良くあるが、コミカライズ(というのか?)は珍しいし、それがよりによってしりあがり寿である。映画の情報は入っているのでどうにも彼を起用した意図が判らなかったのだが、いざ読んでみると思った以上に面白い。 これだけ面白いところをみると、映画版がかなりのバカ映画の可能性があると踏んだ誰かが、それ以上にバカマンガの描ける人を捜し、彼に白羽の矢を立てたのだろう。結果としてこれは正解だったように思う。 内容は映画にかなり忠実なのだとは思うが、結局「しりあがり寿のマンガ」になっているのである。早く続きが読みたいものだ。
「ゲッターロボ・アーク」は以前出ていた3冊をノーカットで2冊に再編集したものとの事で、前のも持っているが箱に入ったままなので、とりあえず買ってしまった。 しかし2006年の11月に亡くなったのは、本当に惜しい。ゲッターロボ・サーガはもう一作あれば、おおよその話がまとまり、大いなるリングが構成されたと思われるのだが…。 結局2006年は、石川賢とエド・マクベインの死去が非常に惜しまれた年だった。どちらも続きが楽しみな作品の途中なのである。個人的には惜しいというより悔しいと言った方がいいかもしれない…。
さて、ダン・シモンズの「カーリーの歌」もまだ半分なので、そろそろ一気にケリをつけないと、せっかく買ったこれらの本もなかなか読めなくなってしまう。とかいいつつ、結構色々な本を平行して読んでいたりして、昨夜は昨夜で、友成純一の「ホラー映画ベスト10殺人事件」を読み終わっているし、池上彰の「そうだったのか!現代史」も面白いのでついつい読んでしまう。そのほかにもちまちまと読んでいる本があって、よくまあ内容が混乱しないものだと感心してみたりする。
そんな今日、まっちゃんが仙台港・向洋岸壁での「しらせ」一般公開に行ったそうである。 近辺は自家用車で混雑しており、しかも岸壁では仙台市教委が誘導・案内を管理、陸自が持ち物検査を行ったのだという。その上艦内は、各所に海自の乗組員が案内・誘導に立つという物々しさだったらしい。 うちは4年前に八戸で家族揃って見学したが、船のそばに車を停めてタラップから自由に入り、別に持ち物検査などはなかった。中は誘導路方式だったが、途中に自衛隊員はあまりおらず、実に自由な雰囲気で楽しめたのである。 やはり米軍三沢基地や陸上、海上、航空自衛隊の各駐屯地が多い県なので、自衛隊に対する悪い感情は少ないし、そもそもこれだけ軍関係があれば何らかの異常行動があればすぐに察知できるため(人口が少ないのである)、別にとりたてて見学時のチェックをしなくても良いのであろう。実際ピリピリした雰囲気は皆無だったのである。
ちなみにこの時子どんぐりは小学6年で、海自の制帽に似せた紙の帽子をもらいかぶっていたのだが、周囲の年寄りから盛んに「かわいい」と言われていたのだった。 たった4年でこんなにも変わってしまうのだなぁ…。
今日も粗仕事なのだが、とんでもない事に。 なんと会社で女性4名が辞めるのだそうだ。しかも事務2名と営業アシスト2名である。これはかなりの痛手である。 だが本部長方針で、今年から辞めた社員を埋めるための採用はしてはならないのだそうだ(1人くらいなら話は判るが10人辞めたらどうするのだろう)。 という訳で、また事務に戻る支店内異動となってしまったのである。前の上司はいなくなったが、まったく今さら、なのである…。
そんな中、世間はワールドコンである。つまり世界SF大会が横浜で開催されているのである。いいなぁ…。
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