Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年11月30日(土) すべてをダウンロードに捧げた日

2002/12/02 23:02 Words: 433 Lines: 27
2日遅れて土曜の更新だ。
と言っても、朝からRagnarokのダウンロードをして、
やっていたということしか書くことがない。
先輩の家にRagnarokのデータを届けに行ったりもしたが…。
それくらいだ。
ちなみにこのダウンロード、ずいぶん苦労した。
サーバが異常に混み合っていたのだ。
今、試してみたら、もう結構空いているようだ。
何らかの方法で分散させれば良かったのだ。
サービス開始の1週間前からダウンロードを始めるとか。
まあ、プログラムができあがっているのに
サービスを開始しなかったら、ユーザが怒るかも知れないが。

それにしても、本当に書くことがない。
この日、本当はプレゼンの資料を作るつもりだった。
また、Javaの練習をしようと、
少しプログラムも進めた。
しかし、それ以外のことは全然やっていない。
何度も書くように、Ragnarokをやっていたからだ。

別に、無理をして書く必要もないかな…。
まあ、もし書くことがあれば、日曜日の方に書くか…。
これで原稿用紙1枚分なのだから、
原稿用紙の文字数というのは本当に少ない。

2002/12/02 23:07



2002年11月29日(金) 近づく終わりの時

2002/11/30 13:12 Words: 1868 Lines: 109
そろそろ絶望的だ。
何か、原因でもあるのだろうか。

思ったより落ち着いている。
一番大切なことなんて、
案外たいしたことはないのかも知れない。
所詮、失ったところで、
実害なんていうのはないのだ。
まあ、負け惜しみに近いが。

また、1限に出席できなかった。
油断して、起きたあと、また眠ってしまったのだ。
睡眠時間は十分とったはずなのに…。

…さすがに、これだけ調子が悪いと、
あまり日記を書く気分ではない。
手の動きも、心なしか悪いような気がする。
…それは違うか。起きた直後だからか。
夜は、朝の5時くらいまでFF8をやっていた。
あまり評判の良くないソフトだが、僕は名作だと思う。

僕がやったのはPC版なのだが、
あえて難を言えば、アナログ入力に対応していないことだろうか。
あまり気にしない人が多いのかも知れないが、
僕は、あの方向のアナログ入力がすごく好きなのだ。
ゲームパッドもPS版FF8もアナログ入力に対応しているのに、
どうしてPC版はできないのだろう。
ちなみに、アナログ入力と言っても、
ゲームパッドだってデジタル機器だから、
あれは疑似アナログのようなものだ。
横方向と縦方向をそれぞれ、256に分割して送信する。
まあ、人間の手で出せる精度なら、
それで十分アナログが再現できるわけだ。

またJavaの話を少し。
ここに整理して書くことで、少しでも復習になれば、と思っているのだが。
Javaには、ガーベッジコレクションという機能がある。
大仰だが、日本語にしてしまえば「ゴミ集め」だ。
ひらたく言えば、使われなくなったメモリを勝手に集めてくれる。
プログラミングをやったことのない方にはいまいちピンとこないだろう。
僕も、メモリ不足で苦労したことなどないので、ありがたみはよく分からない。

しかし、これは実に便利な機能らしいのだ。
メモリを集めてくれないとなると、
プログラマは自分でメモリを解放しなければならない。
例えば、C言語の場合、
mallocという関数を使ってメモリを確保したら、
freeという関数でそのメモリをいつか解放してやる必要がある。
いくら最近のPCにメモリが多いと言っても、
無駄に使い続ければそのうち尽きるし、
なによりそんなメモリの使い方は無駄が多すぎる。

それに対して、Javaは擬似的に見れば
メモリは使い放題に近い。
forループで100000回繰り返すような命令で、
そのたびに新しい変数を作ったって構わないのだ。
ちなみに、C言語では同じ名前の変数を
2度作ること自体ができない。
Javaだったら、新しく別の領域に変数を作ってくれる。
足りなくなったら、使わなくなった領域の分を集めてきてくれるのだ。
ただ、試したことはないが、
その瞬間、一瞬プログラムの動作が停止するらしい。
まあ、今度見てみよう。

それにしても、僕には、
実は悲しみをぶつけられる人がいない。
そんなの、いる方が珍しいのかも知れないが…。
駅で、しみじみと考え込んでしまった。
まあ、電車の中で寝ているうちに、
その感覚の方は忘れてしまったが。
しかし、こんな中途半端な気持ちのまま、
すべて終わってしまうのだろうか?
ダメだと分かっていても、ケリを付けるべきなのだろうか?

何か大きな悩みがあっても、
今までは、そんなものは時が解決してくれると思っていた。
例え、心に重くのしかかっていても、
人間は、それを忘れることができる。
整理して、冷静に考えることもできる。
しかし、ことが感情的で、1日中考えているような問題となると、そうは行かない。
常に考えていたら忘れることなどあり得ないし、
時間をおいて冷静になることも難しい。
それでも多少は冷静になってはいるが、
何かあるたびに、振り子をぶん殴ったようにフラフラと揺れる。

…暑い。
考えてみれば、平日は、昼間家にいることなどないのだから、
こんな晴れた昼間に家にいるなんて、1週間ぶりになる。
しかも、先週はこれほど暖かくなかった。
外は、今の僕を嘲笑うかのように晴れ渡っている。

先週まで、休みは疲れ果てて
眠ってばかりいたが、今週は、睡眠時間をそれまでの
1.5倍ほど取るようにしたので、かなり余裕がある。
別に、休みなどなくても構わないとすら思う。
…その間、社会との関わりがほとんど断たれるし。
今日は少し疲れを感じるが、
平日よりも、リズムを崩して朝まで起きていた影響が大きそうだ。

今まで、友人たちや弟の言うことが、全然理解できなかった。
恋人なんて、いてもいなくても、
それほどたいした影響はないと思っていた。
しかし、そう思っていた自分自身が、
これほど大きな影響を受けるなんて、考えもしなかった。
みんな、これを知っているのだ。
だから、必要不可欠だと言うのだろう…。

2002/11/30 13:58



2002年11月28日(木) 原子爆弾の作り方

2002/11/28 18:04 Words: 3174 Lines: 185
そろそろ、危機的状況だ。
世の中が、これほど暗く見えるなんて、
先週までは思ってもみなかった。
もはや、僕の言葉は届かないようだ。

ずいぶん、雰囲気が変わっていた。
スニーカーが黒いブーツに変わり、
雰囲気が、ほとんど別人だった。
ただでさえ遠すぎた距離が、さらに開くのを感じた。

今日は、1限からの講義だった。
しかし、目覚ましのセットの時間を間違え、
少し遅れてしまった。
…それさえなければ、と思うのだが。
まあ、しかし、たぶんこんな細かいことは、
もう影響しないだろう。

話の内容を書く気分じゃない。
たいしておもしろいことは言っていなかった。

2限も同様。
命題論理学の話で、興味深い話ではあるが、
正直、講義中はともかく、
今はそんなもの、どうでもいい。
論理的帰結についてだ。
僕にはもう希望が残っていないということは、
現在の状況から導かれる論理的帰結なのかも知れない。

3限は空き時間になっていた。
だから、Javaの練習をしようと研究室に向かった。
その途中、ちょっと見かけたのだが、
今さらなにを話せと言うのか…。
結局、なにも言うことはできなかった。
だいたい、僕の存在は邪魔なのかも知れない。

書いたプログラムは極めて簡単で単純なものだ。
1〜5までの整数を無作為に発生させ、
それをswitch文とif文で分岐させる。
で、どちらが高速に処理できるかを測定したのだ。
精度は10msなので、10000000回ほど同じ処理を繰り返した。
結果としてswitch文の方が高速だということになったが、
これだけの回数を繰り返して、差はおおよそ200ms程度だった。
有意な差と言えるのだろうか。

ちなみに、担当教官は乱数を専門に研究していたこともあったらしい。
その教官から見れば、このプログラムに用いた乱数は
いわば偽物のようなものだ。
実際、JavaのAPI仕様にも「疑似乱数」という記述がある。
まあ、僕はそういう細かいことは気にしないので、
何のためらいもなく使っているが…。
ちなみに、Javaの疑似乱数は現在時刻を
乱数の発生源に使っているので、再現性はないらしい。
ただ、テキストにはそう書いてあったが、
仕様書にそういう記述はないので、事実かどうかははっきりしない。

一応、題名の話に入ろうと思う。
まあ、「原子爆弾の作り方」なんていう検索をしてくる人なんて
いないとは思うのだが…。
まあ、Javaの疑似乱数の話よりは多いだろう。

原子爆弾を作るのに必要なのは、
ウラン濃縮、再処理、原子炉の3つだ。
詳しいことは覚えていないが、実際はどれか1つだけでもできるはずだ。

要するに、ウラン235かプルトニウム239を得られればよいわけだ。
しかし、どちらも自然界には、原子爆弾を作れるだけの量が存在しない。
ウラン235は大量のウラン238の中に、
わずかに隠れているに過ぎない。
プルトニウム239に至っては、人工的に作り出さなければ、
自然にはほとんど存在していないので、入手できない。

ウラン235も238も、どちらもウランはウランだ。
だから、化学反応によって分けることはできない。
よって、物理的な性質の違いに頼ることになる。
具体的には、遠心分離法かガス拡散法を用いる。
遠心分離法は、ぶんぶん振り回してわずかな質量の違いを利用する。
ガス拡散法は、よく覚えていないが、
質量の大きいウラン238の方が、多少拡散が遅いことを利用するんだったと思う。
だが、どちらを用いるにしてもわずかな違いでしかないので、
原子爆弾を作れるくらいにまで分けるなら、
気迫と根性で何度も何度も濃縮を繰り返すことになる。
ちなみに、原子力発電所程度なら、
そんなに濃縮する必要はない。
そのような場合、低濃縮ウランと言う。
原子爆弾用の高濃度のウランは、高濃縮ウランと言う。

再処理というのは、
原子力発電所などで使った燃えかすを処理して、
ウラン235やプルトニウム239を取り出すことだ。
どこからプルトニウム239が湧いて出たんだ?
と思うかも知れないが、
ウラン235が核分裂すると、中性子が飛び出す。
面倒だから細かい説明は省くが、
それが腐るほどあるウラン238に当たると、
プルトニウム239に変わるのだ。
これで、結果的にプルトニウムを作れるのだ。

原子炉というのは、
上記と同じ理屈で、消費量以上に
プルトニウム239を作り出せば、
プルトニウム239が増殖していくことになる。
このように増やしていく方法もあるわけだ。
もんじゅで有名な高速増殖炉の理屈でもある。

なんか間違っているような気もする。
まあ、面倒なのでこんなもんで。

ところで、朝日新聞の夕刊を見ていて思った。
銀行が閉まるのが早いと書いていたが、
銀行の書類処理というのは、恐ろしく手間がかかる。
他の業界と一緒にして、安易に批判すべきではないだろう。
特に、新聞は天下の公器なのだ。
その内容は、社会全体に影響を与える。
とても、それだけのことを配慮して書かれた文章とは思えない。

また、話が飛ぶのだが、
昨日、電車の中で知的障害の人を見かけた。
よく分からなかったが、15歳くらいに見えた。
その人は、40歳くらいのおじさんに盛んに話しかけていた。
…それで思うのだが、
どのような人間であれ、行動には責任を負うべきではないだろうか?
知的障害そのものは決して罪ではない。
それ自体は、本人に何の責任もないし、
何らかの過失があったわけでもないからだ。
しかし、行動は違う。
どのような理由があれ、本人がした行動は、
本人の責任になるはずだ。
責任能力がないのなら、保護者の責任だ。
電車の中で、普通のマナーを守れるだけの能力がないのなら、
軽々しく、1人で電車を利用すべきではないだろう。
その1人がいることで、周囲の人間が被る被害が分かるだろうか?

僕はこのように少し感情的になっているが、
直接話しかけられた人の対処は、極めて適切だった。
僕に、それだけのことができたかどうか、疑問に思う。
それは、BBSにおける荒らしや、ネットゲームのBOTに対するのと同じ反応。
すなわち、無視だ。
なにをされても、ひたすら無視する。
そうすれば、自分の行動によって何ら反応が返らないのだから、
どのような人間であれ、そのうちあきらめるだろう。

ちなみにこれは、外国人についても同じことが言える。
外国人自体は、いても何の問題もない。
むしろ、プラスになることが多いだろう。
しかし、その行動は問題だ。
一般に、外国人には日本の常識を理解していない人が多い。
人のコートを踏みつけておきながら顧みることすらない人など、
普通にいるのだ。
もちろん、僕が見たのは例外かも知れない。

Javaのテキスト、下巻を買ったのだが、
さすがに上巻ほど易しくはない。
ザーッと目を通してみたが、それだけでは半分も理解できなかった。
上巻はそれでほとんど分かったのだが…。
マルチスレッドプログラミングとか、インタフェースの実装とか、
言葉の割には易しい、という感じはするが。

さて、まあ、こんなもんか。
明日はいいことがあるといいな、と思うが…。
と言っても、なんだか手を動かし足りないので、
もう少し何か、書こうと思う。
最近、さらにキー入力が早くなってきて、
キーを叩くのが楽しくて仕方なくなってきた。
…我ながら変なことを楽しく思うものだ。

最近、変な妄想をすることが多くなった。
彼女とつきあってるというイメージが多い。
欲求不満もそこまで来たか、という感じがするが。
とりあえず、今のところは大丈夫だが、
妄想と現実の区別が付かなくなってきたら危険だろう。
注意していなければ…。
今までも、変なことを考えることはあったが、
これほど集中してそんなことを考えることは
今までなかったような気がする。

そう言えば、こんなことをしている場合ではないのだった。
来週の火曜日までに演習のプレゼンを仕上げないといけないし、
それに、Javaのプログラムも、
今週こそ形にしておかなければならないだろう。

まあ、こんなものか。
手も疲れてきたことだし。

2002/11/28 22:01



2002年11月27日(水) 微粒子と人の心は不確定…?

2002/11/27 22:37 Words: 3126 Lines: 179
今日は、一言も話をしなかった…。
この程度のことで情緒不安定になるとは。
頭が、おかしい…。
少しずつ、歯車がズレ始めているのかも知れない。
もう、手遅れなのかも知れない。

今日は、2限からの講義だった。
さっさと寝るようにしたのが幸いしたのか、
何の苦労もなく起きることができた。
何ヶ月か睡眠時間4時間の生活をしていたおかげなのか、
6時間寝ればすっきりするようになった。
人間、短い睡眠時間にも適応するものらしい。
まあ、たぶん若いうちだけではないかと思うが。
でも、そんなこともないのだろうか。

文学は、Jonathan Swiftの話。
先週休んでしまったので、ちょっと話が分からないところもあったのだが、
この作家、変わった性癖があったらしい。
まあ、興味があったら調べてほしい。
僕は大嫌いなので、書きたくないのだ。
話自体はそれなりにおもしろかったのだが、
そういう嫌いな話を延々としていたので、
ちょっと気分が悪くなった。
この日1日の気分の悪さは、ここに端緒があったのかも知れない。

ちなみに、その話とは関係ないが、
このSwiftには、「貧困児処理法私案」というのがあるらしい。
当時、アイルランドはイギリス(性格にはイングランド)の植民地になっていて、
飢饉で大変な状況だったらしい。
当時、12万人の子どもがいて、
そのうちまともに生活できるのが2万人と言われていたのだから
それはもうすさまじいものだったようだ。

それでこの私案の骨子は、
ひらたく言えば、その残りの10万人を食べてしまえ、ということだ。
比喩でも書き間違いでもない。
食料が足りなくて、子どもに食わせることができないなら、
その子どもを食べてしまえばいい、というのがその内容だ。
ちなみにこれを見て、夏目漱石はSwiftを気違いだと思ったらしい。
まあ、夏目漱石でなくてもそう思うだろう。
僕は、こんな話を嬉々として語る教官が気違いだと思ったほどだ。

その内容は実に詳細に渡り、
子どもをいかにして食べるか、皮はどう使えばいいか、等々、
実によく記載されているようだ。
…ちなみに、当然と言えば当然のことだが、
これは風刺のためのものだ。
それだけの惨状を放置している時の政権に対して、
痛烈な批判をしているのだ。
まあ、大飢饉のアイルランドの現状を知らない
イングランドの不在地主たちは、
アイルランドからどんどんイギリスへ食料を送っていたらしいから、
そんな風刺をしたくなる気持ちも分からないでもない。

それで、この程度の内容で気分を害したわけではない。
一応、僕も20歳の人間だから、
世の中にはこういうこともあり得るんだってことを
少しは知っている。いくらなんでもこの程度のことで
日記に書くのをためらうほど気分が悪くなったのではない。
Gulliver旅行記を読んだことのある方なら、
リリパットの宮殿の火事と言えば、なにを言いたいのか分かるかも知れない。
まさか、勘違いする人はいないと思うが、
リリパットと言ってもドラクエのモンスターではない。
Gulliver旅行記に出てくる小人のことだ。

3限目は、応用化学。
毎週書いている気がするが、
光と物質の交互作用。
今週は、赤外線の検出についてだ。
熱電効果、内部光電効果についてさんざん話をした挙げ句、
どちらも使われていないという結論に達したときは
ちょっとガクッと来た。
実際は、赤外線による抵抗変化を計測する手法が
よく用いられているらしい。
まあ、これも一種の熱電効果と言えるのかも知れないが。
ちなみに、GaAsという物質がある。
俗にガリウム砒素と言われ、それがさらにガリヒソと呼ばれるらしいが、
正式名称はヒ化ガリウムだ。
長老の先生はそう呼べと主張するらしいが、
そんなもん、どうでもいいじゃねえか、と教官は言っていた。
まったくその通りだと思う。
書いたような気もするが、40代(と思われる)のくせして、
「凉」というなんだかかっこいい名前の教官だ。
さんずいではなく、にすいなのがミソだ。

4限目は、流通情報工学ゼミナール。
ゲームの練習とかわけの分からないことをやっていて、
また、このゼミ用のプログラムを書いていなかった。
ということで、ろくにテストもしていない
Euler法のプログラムを見せた。
まあ、案の定、あまり評価は芳しくなかった。
あと、時間計測の方法について調べてこいと言われていたが、忘れていた。
ちなみに、その講義時間中に調べてみた。
currentTimeMillisという名のメソッドだ。
メソッドってなに?と思われるかも知れないが、
Javaでは関数に当たる機能を提供するシステムを
メソッドと言うらしいのだ。
クラスの内部構造だったりするなど、多少、関数と性格が違う。
ちなみにこのメソッド、
「ミリ秒で測定した、現在時刻と協定世界時の UTC 1970 年 1 月 1 日午前 0 時との差」
という、妙な値を返すメソッドだ。
戻り値は64bitの整数型、なのだそうだ。

5限目は、情報管理システム。
有向グラフを扱ったのだが、
まあ、もう11時になってしまったので省略する。
正直言って、たいしたことはやっていない。

ただ、この講義が始まる前、
彼女が友達に、何か熱っぽく話していた。
彼女には悪いが、両手を大きく広げて話す姿が
なんだか子どもみたいでかわいかった。
まあ、それはそれとして、風邪は良くなったようだ。
話す機会はなかったが、
彼女の体調が戻っていて良かったと思う。
今日は、中央線が人身事故の影響で遅れていた。
だから、中央線がずいぶん混み合っていた。
彼女がつらい目に遭っていないといいが…。
僕は一応175センチあるから、
多少背を伸ばせばそれほど苦しくはないのだが、
彼女は、そうはいかない…。

帰りは、友人と一緒だった。
彼女を見かけたが、混み合っていたし、声はかけなかった。
それに、なんだか友人と一緒だと、
声をかけづらかったのだ。
なんだか、その友人が変に気を使うのが、
気になって気になって仕方がなかったのだ。
…が、その程度のことで感情的になるのは、
やはり相当におかしい。

で、その帰りに、
Javaのテキストの下巻を購入した。
割と難しい内容が書いてあると思うのだが、
極めて平易に、分かりやすく記述されている。
上巻を見て期待していたが、期待通りの内容だ。
期待以上と言っていいかも知れない。
さすがに、本格的にオブジェクトの話に入ったら
分からなくなるかと思ったが、どうもそんなこともない。
まあ、上巻と違って、
3時間で目を通すのはさすがに無理だが。

とりあえず、この本をすべて終えたら、
独習Javaという、もうちょっと難しい本を読もうと思う。
この本も、見て分からないことはないのだが、
そんなに易しさを前面に出した本ではないので、
やや取っつきにくいのだ。
しかし、一通り理解したあとなら読みこなすことができるだろう。

今、ザッと目を通してみたが、
真ん中くらいまでは理解できるようだ。
初級から中級クラスの本だと書いてあるので、
僕は初級の終わり程度の位置にいるのだろう。
まあ、ちゃんと覚えていないので、
初級レベルとも言えない状況かも知れないが。

この本、確かに記述はいいのだが、
なんと言っても実用的すぎる。
よく分かっていない段階で次々と実用的な技術を示されても
使い方がよく分からないのだ。
そう考えてもやはり、一度理解したあと、
きっちりやり直すのに良さそうな本だ。
それに、よく使うクラスが豊富に掲載されている。
…まあ、それが弱点でもあるのだが。
クラスの数なんてキリがないほど多い。
そんなものを載せてもらっても、量が増えるばかりで困るのだ。
どうせ、Sunのページに行けばクラスの一覧はあるし。
まあ、一覧があっても使えないのだが。
なんと言っても、用途からクラスを選ぶ必要があるのだから、
クラス名が分からなくては手も足も出ない。

やれやれ。
予定を30分近くオーバーしてしまった。
とっとと寝なければ。
明日の1限は、彼女も出席することだし。

2002/11/27 23:26

そう言えば、昨日、なぜか東大からアクセスがあった。
いったい、なにを間違えてこんなところに来てしまったのだろう…?



2002年11月26日(火) 低俗さと人間の心理

2002/11/27 0:04 Words: 2438 Lines: 139
日付が変わったら寝ることにしているので、
また明日更新することにする。
ENIXとSquareの合併なんて、
どうでもいいと言えばどうでもいいことなのだが…。
そんなことで時間を食ってしまった。

2002/11/27 21:28
昨日のことか…。
すでに、あまり覚えていないが…。

講義は、2限から受けた。
計算物理学、国際交通経済学、
国際マーケティング論、流通情報工学演習、となっている。
計算物理学の講義の前、
少し彼女と話したのだが、なんだか元気がなかった。
風邪を引いていると言っていたので
そのせいだろうと思っていたが、今になってみると、
よく分からない。

それで、3限か4限のことなのだが、
この2つの講義は、講義中に出席簿を回す。
理由はよく知らないが、
出席を取っている時間がないとか面倒くさいとか、
そういうことだろう。

で、友人たちが、彼女の名前の横に、
ハートマークと僕の名前を書き込んでいた。
…どうやら僕は、最近カルシウム不足らしい。
あまりに低レベルないたずらに、
完全に頭に血が上ってしまった。
さすがに講義中は、ある程度は我慢したが、
講義が終わってから本気でキレてしまった。
こんなことでこんなに腹を立てていてはいけないと思うのだが。

別に、僕1人なら物笑いの種になろうと
陰口を叩かれようと、知ったことではない。
それで、僕はなにも損をしないからだ。
しかし、そこに彼女が絡むとなると話は別だ。
彼らだってそれは分かっているはずなのだが…。

まあ、実際にはそれは、ただの手違いだったらしい。
単に遊び心で書き込んでいて、
それを「消せ」と言われて、僕に「回せ」と言われたと
勘違いして、僕のところによこしてきたようだ。
そんなバカなことがあるか、と思うが…。
まあしかし、実際そのたぐいの聞き違いは、
僕もよくやっている。
頭に血が上っていなければ、十分理解できる話だ。

にしても、このようなこと、
1人だったら絶対にしないだろう。
それが、複数の人間の意志が輻輳することで、
個々の判断をくつがえすような効果が生まれる。
実におもしろい。
しかも、お互いがその判断を互いにゆだねあっているのだ。
これが、人間の心理というものなのか。
まあ、最後に触れた人間に責任があるような気もするが、
こんな細かいことの責任など、どうでもいいだろう。

にしても、この件にしてもそうだが、
一般に「いいわけ」というのは、
聞くに値しないように言われている。
しかし、今回だって聞いてみなければ、
どうしてそんなくだらないことをしたのかまったく理解できなかった。
言い訳というのは、聞くに値することだと思う。
逆に言えば、言い訳も聞けないような人間が、
人の話を聞けるとは思えない。
人としての最低限のコミュニケーションスキルだろう。
例え聞きたくない話であっても、きっちり理解することが大切なのだ。

5限の演習は、
今回に限ってはすばらしく早く終わった。
もともと、この日の分の準備を前回にやっていたから、
前回は恐ろしく時間がかかってしまったのだ。
ただ、彼女の班はもっと早くて、かなり驚かされたが…。
ほとんど何の検討もせず、僕の独断で
話を進めてしまったにもかかわらず、
それより早いというのはどういうことだろう?
彼女は集団を引っ張るタイプには見えないから、
おそらく他の誰かの影響なのだと思うが…。
それとも、彼女にはまだ、僕の知らない性格が隠れているのだろうか?
まあ、まだ僕は、彼女のことなんてなにも知らないのだが。
…永遠に知らないままなのかも知れない。
最近、そう思う。

というわけで、今日は家庭教師も特に遅刻しなかった。
たいしたことはしていないのに、13000円の給料をもらった。
なんだか申し訳ないような気分だ。
とは言え、正直言って、
学校の授業くらい聞いてくれないと、
どんな家庭教師でも週1回ではどうしようもないと思うが。

そこからの帰り、
電車を待っていて、フッと思ってしまった。
彼女のこと、だいぶ冷めてきたような気になっていた。
少なくとも、一時期と比べれば冷静になったような気になっていた。
しかし、それは単なる勘違いに過ぎなかった。
ただ、彼女と話す機会が多かったから、不安を感じなかっただけだ。
健康と人の気持ちは、失ってみないと気づかないのだ。
健康と違って、心の問題は、
どんな苦しみも悲しみも、結局すべては自分で生み出しているものだ。
それが分かっていても、どうしようもないのだ。

きっと、すべてを失ったら、こんなものでは済まない。
もしかしたら、手段を選ばなくなってしまうかも知れない…。

ところで、話が完全に変わるのだが、
可視光線が危険だと思う人はいるだろうか?
おそらく、科学者でもそのような主張をする人は少ないか、もしくはいないだろう。
しかし、電波は危険だと言われている。
僕は、これがどうしても理解できない。
なぜなら、電波は可視光線よりもずっとエネルギーが低い。
電磁波のエネルギーは波長で決まるから、
逆に言えば、波長が短いほど高いエネルギーを持っているから、
可視光線は電波と比較して、遥かに高いエネルギーを持っている。
それなのに可視光線が安全で、電波が危険というのはおかしいのではないだろうか?
ちなみに、人間の頭蓋内で共振するとか言っていたが、
可視光線よりも何桁も低い値のエネルギーが共振したところで、
それほど大きな影響があるのだろうか?

あと、昨日あたり、
1色がモノクロだと書いたが、それに対する指摘を受けた。
「1色と言ったらモノクロではなく画面は単一色になる。」
とのことだ。その通りであり、僕の記述は誤りだ。
お詫びして訂正する…。
書いているときから少しおかしいな、と思っていたのだが、
そのまま流してしまった…。

それにしても、さすがに更新しないとアクセス数が少ない。
たぶん、ユニークアクセス(同一IPをカウントしない)で数えた方がいいと思うのだが、
なんと、火曜日の26アクセスに対して、
いきなり水曜日は4アクセスになっている。
しかもこれは、自分のアクセスを含む。

まあ、いいか。
明日の分もあるし、とりあえずはこんなもので。

2002/11/27 21:54



2002年11月25日(月) 拒絶と後悔と

2002/11/25 21:16 Words: 2933 Lines: 173
大学の環境は貧弱だ。
925*715という意味不明の解像度と、
256色の乏しい色数がその貧弱な環境を
さらにもの悲しくさせる。
ちなみに、Netscapeでアクセスすると
なぜか”18bit”と表示されるが、
256色であることには変わりない。
18bitというのはいったいなんなのだろう…。

しかし、さらにそれを遥かに超える強者がいた。
さすがに1回しか来ていない。
これほどの強者が何度も来ていたら恐怖だ。

それが、これだ。

930×720 & 1色

分かるだろうか。
妙な解像度もさることながら、
なんと、表示色が「1色」だ。
つまり、モノクロということだ。
32bitフルカラーが標準装備のこのご時世に、
まさかモノクロでPCを使っている人がいるとは…。
しかも、そんなPCでわざわざ、なぜ僕の日記を…。
謎だ。あまりに分からなさすぎてどうでもいいような気がしてくる。

…と思ったら、なんのことはない。
自分のアクセス履歴だった。
Solarisからアクセスしたのだが、
どうやらこのSolarisのNetscapeには、
自分の色情報をサーバに伝える機能がないようだ。
それで1色と表示されたのか…。
余談だがこのOS、アクセス解析では
Sun OSと表示されている。
ちなみに、大学の環境は貧弱だが、さすがにモノクロではない。

アクセス解析、もう1つ驚いたのが、
帝国ホテルからのアクセス。
慶応大学もびっくりしたが、今度はそれ以上だ。
ただまあ、帝国ホテルには、誰でも使えるような
Internet端末があるのかも知れないが…。
そのアクセス、なぜかエンピツのトップページから
僕のページへ直行してきている。
いったい、どうやったのだろう…。
IDを直接入力しない限り、直接とんでくることはできないはずだが、まさか…。

今日は、10時頃に大学に行った。
レポートを書いていなかったから早めに行って書こうと思ったのだが、
まあ、例のごとくそれ以外に、
彼女に会えるかと思っていたのだ。
で、会えたのだが、さすがに後悔した。
邪魔しかしてない…。やめりゃ良かった…。
最近、行くべきか行かざるべきかという判断に迫られたとき、
行って失敗したことがなかったので油断した…。

それ以外は、特に何もなかった。
肝心のレポートだが、彼女がいたおかげで
やる気は完璧だった。
かつてないほどの行動力で資料を探しまくったが、
どうやら、うちの大学には専門店に関する資料は1冊もないらしい。
流通と銘打っている割には情けない蔵書だ。
まあ、流通と言っても、商業は専門外だから仕方ないのだが…。

ちなみに、他にもテーマがいくつかあって、
QR、EDI、それから、…なんだったかな?
ああ、そうだ。総合スーパーと百貨店の違いを述べよというものだ。

QRはQuick Responseの略で、
顧客に5Rを提供することを指す。
これじゃなんのことだか分からないと思うのでもう少し解説すると、
最適な時間に、最適な輸送を行い、
最適な在庫に、最適なコストで、最適な価格の商品を
提供することを指す。
すべてRight〜と書けることから、5Rと呼ぶ。
たぶん、これで合っていたと思うが…。
価格あたり、かなり怪しい…。

EDIは、Electoric Data Exchangeの略だ。
そのまま言えば「電子データ交換」となるので、
Internetはもちろん、ローカルなPCの内部まで
すべてその対象になりかねないが、
そんなことを言ってもあまり意味はない。
この言葉は主に狭義で扱われ、
その場合、流通における情報の電子的な書式を表す。
従来は、VAN(Value Added Network)で提供されることが多かったが、
いちいち専用線を引き、専用のソフトウェアを整備するなど、
コストがかかることから、最近はWeb-EDIという、
Internetを利用したシステムも普及しつつある。
使用するときは、XMLを用いるらしい。
これならば、ブラウザ上で動作するので、
うまくすれば10万円以下で流通システムを導入することが可能になる。
一応システムって言うなら、もうちょっと金をかけた方が
いいような気もするが、まあ、いいだろう。

複素解析、線形代数については割愛する。
複素解析は彼女と会ったばかりだったので、
今週もそれなりにやる気があった。
しかし、さすがに落ち込んでいたので、
線形代数をやる頃にはすっかりテンションが下がっていて、
演習をしていたのだが、僕はJavaのプログラムの
設計をどうするか、一生懸命、問題のプリントの裏に書いていた。
さすがに、クラスを知らないのにクラスを設計しようとするのは
無理があるようだ。

それにしても、やはりウィークデーは手がスラスラと動く。
脳を刺激した方が何かといいようだ。

ところで、今日、電車の中で痛感したのだが、
日が変わったら、PCの電源を落とさないとまずい…。
さすがに、休日2日間、思い切り休んでいても、
睡眠時間3時間では体力がきつい…。
休みの日にため込んだ体力を、今日1日で使い切ってしまった気分だ。
睡眠時間、6時間は確保するようにしないと。
そのためには、6時起きの前の日は11時に、
7時起きの前の日は0時頃には、PCの電源を落とすことだろう…。

ところで、朝、新聞を読んでいたら、
おもしろい記事があった。
偽牧師が急増しているらしい。
キリスト教式の結婚式の需要が多いのだ。
30分ほどで15000円ということで、
引き受ける外国人が多いそうだ。
まあ、30分で15000円なら、
僕だって引き受けるだろう。
確か、あの牧師は本を見ていてもいいはずだ。
そうであれば、あの程度の宣誓の言葉を覚えるのは、
それほど難しいことではあるまい。
15000円のためなら、その程度は苦にもならない。

それにしても、
それが問題になっているということは、
誰も、それに気づかないということなのだろう。
さすが、無宗教の国、日本だ。
キリスト教なんて信じてもいないくせに、
クリスマスとバレンタインデーと結婚式だけ
都合良くキリスト教の風習を持ち込もうとするからそういうことになるのだ。
まあ、しかし、偽物であっても
本人たちにはなんの問題のもないのかも知れないが。
それはそれとして、クリスマスには
彼女に何かプレゼントしようと思っているが…。
あとに残らないものの方が、気軽にプレゼントしやすい気がするが…。
お菓子がいいんじゃないかというアドバイスを受けた。
そんなこと、考えもしなかった。どうなのだろう?

明日はどうしようかな…。
なにも考えなければ、2限に会えると思うが。
まあ、なるようになるだろうか。
だいぶ目が覚めてきたと思っていたが、
それでもこんな調子なのか…。
もはや、どうしようもないな。
分かってはいるが、何度も何度も、そう思う。

帰り、駅で彼女があとから来ているのを見かけた。
しかし、ホームにいても彼女は来なかった。
普段はその場所を使っているのに、なぜ来なかったのだろう?
まさか、避けられたのだろうか…。
もしそうだとしたら、いよいよ末期症状だな…。
しかし、このままでは間違いなく後悔する。
このまま終わっていいはずはない。

どうすべきなのか、僕にはもうまったく分からない。
経験も、信頼すべき知識も、勘もない。
ただなるようになると信じるだけだろう…。
とにかく、考えるだけだ。
今、手元にある材料と知識だけで、
僕はこの先どうするか、決めなければならない。

ダメだ。これ以上思考は進まないな。
このまま睡眠時間を減らしても仕方ないので、
このくらいで切り上げることにする。
考え事というのは、なにもしないでただ漠然と考えてもダメなんだよな…。
周りに何らかの刺激がある環境じゃないと。

2002/11/25 23:46



2002年11月24日(日) 意義とは形あるものか

2002/11/24 23:58 Words: 2610 Lines: 150
ちょっと驚いたことが1つ…。
大学の友人、1日に2度くらい、この日記見に来てる…。
ほとんど見ていないのかと思っていたら…。
なんだか意外だ。

それで、今日も特に身のあることはしなかった。
ちょっとJavaの練習をしたくらいだ。
ゲームを作ろうと思ったのだ。
まだ完成していないが、ドラクエのメッセージ部分だけのような
形にしようと思う。
あれくらいだと、シンプルで作りやすいのだ。

試しに、クラスなど、
オブジェクトに関する技術も使ってみた。
型の定義が本当にうるさくて参ったが、
とにかく、なんとか使うことができた。
まあ、使えただけでは意味がないので、
早いところ完成させてしまわなければ。
とにかく、今は習作を積み上げて、
細かいエラーを出しまくって、経験を積むことだ。
ある程度経験を積んだら、
便利なクラスを覚えていけばいいだろう。

その代わり、明日提出するはずの
レポートをまったくやっていない。
明日、大学でやってしまおうと思う。
せっかくだから図書館に行ってみるかな。
彼女に会えるかも知れないし…。

今は風呂に入ってきた直後なので
程良く暖まっていて、指も最高に良く動く。
しかし、なにもしていないので、やはり書くことはない…。
そう言えば、今日は新聞も読んでいない。
せめて新聞だけでも読んでおけば、
何か書くことがあるかも知れないのだが。

社会ニュースで何かないかと思って
試しに時事通信社のニュースを見てみたのだが、
1つ、おもしろいニュースがあった。
おもしろいと言っては当事者に失礼だが…。

それは、「人工授精でHIV感染=ウイルス除去が不完全−西日本の大学病院」
というニュースだ。

西日本の大学病院で、エイズウイルス(HIV)に感染した
夫の精子からウイルスを除去して妻の子宮に入れる人工授精を行った結果、
妻がHIVに感染したことが24日、分かった。

だそうだ。
極めて短いニュースで、詳細がなにもつかめないが、
このようにエッセンスだけを伝えてくれるのが、
時事通信社のニュースの特徴だ。
余分な細かい情報など、ほとんどの場合はない。
すべてに目を通しても、それほど時間はかからない。
長いニュースを読んでいると疲れる方や、
時間のない方は、見に行ってみるといいだろう。
まあ、デザインは特に優れているとは言えないし、
インタフェースも、優れた工夫がなされているとまでは言えないが、
それなりに見やすいページだ。

それでニュースの方だが、
おそらく、わざわざHIVに感染している人が
人工授精をしたのだから、
なんとしても子どもがほしいと思ったのだろう。
まさか、こんな結果になるとは思ってもいなかったに違いない。

ウイルス除去というのは、
いったいどのような手法を用いたのだろう?
遠心分離か、加熱か、何らかの薬剤を用いたのか…。
HIVは水にも空気にも弱いと言われているから、
油断したのかも知れない。

極めて冷静で端的な記事からはなにも伝わってこないが、
この夫婦の気持ちは、いったいどんなものなのだろう。
そして、その周囲の人間はどう思っているのだろう。
特に、妻の父親ははらわたが煮えくりかえっているに違いない。
ニュースとして報道されているくらいだから、
知らないということはないだろう。

ということで、asahi.comを当たってみた。
こちらには、より詳しい記事が出ている。
見てみると、やはり遠心分離は使っているようだ。

やっぱり、それほど強く興味を持ったわけでもない問題を、
無理矢理取り上げようとしても無理があるようだ…。

ということで、他の話を。
…と思ったところで、高校時代の友人から
電話がかかってきた。
Acrobat Readerが使えないらしい。
はぁ?という感じだが、
とりあえず、ある程度アドバイスをしておいた。
と言っても、普通Acrobat Readerは、
インストールさえすれば、pdfファイルをクリックするだけで
使えるので、どう言っていいのか分からなかったが。
それにしても、1年以上会っていないのに
突然こういう話で電話してくるあたり、
かなりPCマニアのようなイメージを持たれているのかも知れない。
僕の知識など、せいぜい良く言って中級者程度なのだが。

そのあと、つい最近恋人ができて、
つきあい始めることになったと、
さんざんのろけ話をして、電話を切った。
1年以上がんばったらしい。
今時珍しい話だ。そういうこともあるのか…。

ただ、それまではひどい生活だったらしい。
大けがをしたり、何度もふられたり、
ろくなことがなかったそうだ。
ケガの方は分からないが、ふられる方は、何となく分かる気がする。
自分と他人は違うが、
それでも、前と比べれば理解できるようになった。
なにがショックなのか、昔はまったく分からなかったが…。

考えてみたら、
僕の人生は、極めて波風の少ない人生のような気がする。
大学に入ってから、これと言った問題も起きていないし、
それほど大きなイベントもなかった。
誰と会っても必ず話すような
大きなできごとなど、なに1つないのだ。

きっと、他人はこういう人生を、
つまらないと言うだろう。
しかし、僕はそれでいいと思っている。
耐えられないほど打ちのめされ続ける人生なんて、
僕は真っ平だ。
それなら、変化の少ない落ち着いた人生の方が
どれだけ幸せかと思う。
だいたい、古来そのような生活を求めて、
数多くの人間が苦労に苦労を重ねてきた。
僕の人生は、そのような人たちの犠牲の上に乗っているのだ。
他の人たちがどうするかは知ったことではないが、
少なくとも、僕だけでも彼らの意志を汲んで、
平和な生活を楽しまなければ、と思う。

うーん、どれだけ引っ張っても、
書くことがないのはどうしようもないな…。
とりあえず、この2日で十分休息できた。
こうやって十分休んでみると、
金曜日まで、自分がずいぶんせっぱ詰まった気分だったことに気づく。
余裕がなくなっていることは、
余裕を取り戻してみないと気づかないものだ。

平和な気分なのはいいが、
そのおかげで、なにも書けない…。
まあ、仕方ないか。

2002/11/25 2:04



2002年11月23日(土) 休息は無為なるものか

2002/11/23 22:31 Words: 5235 Lines: 290
一昨日導入したばかりだと言うのに、
アクセス解析、サービス主体が変わるらしい。
Infoseekと統合されるらしい。

僕はもともとInfoseekに登録しているので、
そういう意味では便利になっていいのだが、
それ以外の利点はまったくない。

上にAccess Analysisという風にして、
アクセス解析結果を、この日記を読みに来た人にも
見られるようにしているが、このサービスは使えなくなるらしい。
また、過去ログの保管期間が短くなったり、
複数ページの解析ができなくなったり、
いろいろデメリットがある。
使いたければ金を払え、ということだそうだ。
さすがに、金さえ出せば、
かなりサービスは良くなるようだが。

今日は、14時頃に起きて、
ゲームだけやって、1日を終わっている。
かなり内容のない1日だ。
しかし、こうやってキーを叩いていると、
だいぶ気分が違うような気がする。
やはり、昨日は結構疲れていたようだ。
実際、睡眠時間も10時間を超えているし…。
まあ、休息がとれたということで、良しとするか。
レポートが出ているから、明日はレポートをやらなければ。

あー、ホントに書くことないな…。
普段はこういうとき、なにを書いてたっけ…?

ということで、10月下旬の日記を見てみた。
だいたい1ヶ月前のものだ。
別にいつでも良かったのだが、
アクセス解析を見たら、10月29日の日記を検索してきている人がいたので、
その日を使うことにしたのだ。

1ヶ月なんてアッと言う間だと思っていたが、
こうやって日記を見てみると、
そのときと今の気分が、全然違うのが分かる。
やはり、毎日過ごしていくうちに、
少しずつ変わっていくものらしい。

まあ、それはそれとして、
休みの日に、特に書くことがなかったりすると、
さすがにどんな気分の日でも、ほとんどなにも載せていない。
いくら長文が好きでも、なにも書けないものはどうしようもないようだ。

なにも書くことがないので、音声認識について。
と言っても、PCによる音声認識ではなく、
僕個人の音声認識だ。

僕は、人の言っていることを聞き取れないことが多い。
耳が悪いのかとずっと思っていたが、
耳を澄ましているとかなり細かい音まで聞こえるし、
聴力検査でも問題はなかった。
少なくとも、難聴ではないようだ。

そう考えて気をつけて聞いてみると、
ちゃんと聞こえているのに、その意味を把握できていないことに気づいた。
音として聞こえていても、言葉として認識できていないのだ。
ある程度大きな声じゃないと、なにを言っているのか分からない。
彼女が言っていることを聞き取れないこともあるので、
集中力の問題ではないだろう。

原因を考えてみたのだが、
これは、僕の幼少期の人間関係に起因しているのかも知れない。

僕は、今ではそうでもないが、
昔は、人間関係というものが総じて大嫌いだった。
そんなにはっきり考えていたわけではないが、
なにをどうしていいのかよく分からなかったからだろう。
それから、母によると幼稚園にいたころは結構いじめられていたらしい。
ほとんど記憶に残っていないことから、
封印してしまいたくなるほどひどかったとも考えられる。
ここから、知らない人を恐怖してしまったとしても
不思議はないだろう。

前から結構書いているが、
僕はコミュニケーションというものを、Internetを通して学んだ。
Internetでは、純粋にコミュニケーションを求める人間の姿が見える。
逆に言えば、それ以外の面はなにも見えないと言ってもいい。
コミュニケーションに限らず、Internetを通した情報は、
現実の情報と比較して、情報量が極端に小さい。
そのため、余計なことに惑わされず、そのものを見やすいのだ。

ということで、Internetを本格的に使い始めるまでは、
積極的な人間関係なんて考えられなかった。
今でも、道ばたで知らない人に声をかけたりするなんて信じられない。
まあ、これは、
人間関係の積極性がどうのこうのとか言う前に、
非常識だからやめた方がいいと思うのだが。

人間関係に興味がなかったから、
人の話を聞こうとも思わなかった。
家族の話は割と良く聞いていたが、
彼らとは、雑音のない静かな家の中で話すことが多かったし、
父はともかく、母の声はいつもヤケに大きかった。
だから、聞くのに困ったことなどないのだ。
弟の言っていることが分からなくて困ったことはたびたびあったが、
今ほどではない。

そんな状況だったから、
人の話を聞き取れなくなってしまったのかも知れない。
今は、この辺の考え方はだいぶ変わってきている。
人の話というのは僕にとって、かなり興味深い情報になっている。
話の内容それ自体もあるし、
そのときの彼らの感情、仕草、その他から、
実に様々なことを読みとることができる。
話を聞くことで、話以外の情報も読みとれるのだ。

話をするだけでその相手の性格が分かってくるのは
常識なのかも知れないが、
僕にとって、こういう感覚はつい最近
分かるようになったことなので、実に新鮮なのだ。
目を見ただけで考えが読めるなんて、
超能力者でなければ不可能だと思っていた。
今でもそんなことはできないが、
そういう感覚は、何となく分かってきた気がする。

いろいろな人と話をすると、
それだけで世界が大きく広がる。
事実は1つしかなくても、それに対する考え方は無数にある。
新しい考え方を知れば、
なにも新しい事実がなくても、いろいろなものを他の視点で見られるようになる。

そういう意味では、
人の話だけではなく、本もおもしろい。
こちらの意志とは関係なく、ただひたすら
著者の書きたいことが書かれているだけだから、
自分に合わない本というのはどうしようもないが、
初めから自分の求めるようなことが書かれたような本だった場合、
その価値は人から聞いたことと比べても、
勝るとも劣らないと言っていい。

ただ、新しいことを知っていくかどうかということとは別にして、
記憶というのは常に消え続ける。
新しいことを知ったと新鮮な感動があったとしても、
それはもう、初めてのことではない。
これまでに、似たような経験を何度もしてきていて、
僕にとって、決定的に重要なことではない。
その場合、月日が流れると、あとからあとから、
どんどん忘れて行ってしまうのだ。
だから、何か本を読んだり、おもしろいことを聞いたりしたときは、
なるべくこの日記に書き留めるようにしている。
そうすれば、例え忘れたとしても、
思い出すきっかけになるかも知れない。

だから、決定的に重要なことは、
この日記には書かない。
書きたくなったら書くこともあるが、
ほとんどの場合、それほど重要なことだったら書かない。
なぜなら、それほど重要なことなら、
記録しなくても、忘れたりはしないので、問題はないと考えられるからだ。
ただ、詳細まで覚えておきたいときは、
どんなに重要なことでも書くことにしている。
まあ、そんな重要なこと、普段からあるものではないが。

やはり、夜遅くなってくると
調子が良くなってくる。
いつものパターンだが、何とかした方がいいような気がする。
どうしたら、昼に調子が良くなるようになるのだろうか。

話はまったく変わるが、
掲示板などに、「ご教授ください」などと載っていることがある。
どうでもいいことではあるのだが、
この言葉、大学の肩書きになっていることからも分かるように、
専門的な学問、技術を教える場合に使う言葉だ。
掲示板でちょっとものを尋ねる、程度で使うのは
ちょっと変ではないだろうか。
何度も言うようにどうでもいいことなのだが、
何となく気になった…。

まあ、言葉というのは常に移り変わるものだ。
誰かが定義しているわけではないのだから、
多数が使えば、言葉そのものがそれに従って変化する。
ある意味では、プログラミング言語ですらそうかも知れない。
まあ、プログラミング言語の場合は、
プログラマの要望に応じた、明示的な変化なのだが。
例えば、CがC++になり、VC++になり、C#になっているように、だ。
だがこれも、一応は多くの人の意志によって変化している。

まあ、プログラミング言語はどうでもいいとして、
自然言語は、使う人によってその形を少しずつ変える。
その中で使う人が増えてくれば、
言葉全体がその方向に流れていく。
考えてみれば、このような言葉、というのもおもしろいものだ…。
とすると、ら抜き言葉などをあまり神経質にとらえても
あまり意味はないのかも知れない。
文法が間違っていると言ったって、
10年後にはその文法が正しい日本語とされるようになっているかも知れないのだ。
要は、話す方と聞く方が、双方で同じ意味だと思っていればいいのだ。

ちょっと強引なつなぎだが、
ここから慣習について書こうと思う。
人々の生活や考え方、メディアの性質などの変化によって、
言葉ですら、短期間に大きく変化している。
さすがに文法の変化は少ないが、
単語は日々移り変わっている。
何年か前の流行語は、すでに今では死語となりつつある。
「死語」という言葉そのものも、流行語だったと聞いたことがある。
さすがに「死語」は死語にはならないと思うが。
辞書を引いたのだが、本来死語とは、
使われなくなった言語を指すそうだ。
古代ギリシア語、ラテン語などが該当するらしい。
単語の意味では、死語ではなく廃語と言うらしい。

日本語ですらこれほど大きく変わっている。
ましてやその日本語が示す日々の生活や、
社会全体の流れ、その他は、より大きく変化している。
特に昨今は、グローバリゼーションのかけ声の下、
より一層、その変化は高速になっている。
まあ、グローバリゼーションに反対する声もあるが、
全体として、この流れは止められるものではないだろう。
人も物も、そして情報も、
昔とは比べ物にならないくらい、簡単に国境を越えられるようになった。
人々の考え方も、遠くない未来、
この物的な現状に追いついてくるだろう。
そういう意味では、物や人、情報を動かす技術が
時代を拓いたと言えるのかも知れない。

その中で、いつまでも変わらない慣習がある。
俗に言う、冠婚葬祭だ。
まあ、冠というのは元服のことだから
さすがに変わったと言ってもいいし、
祭だってだいぶ変わっているから、問題はないだろう。
祭は逆に、消えていくのが問題かも知れない。

問題は、結婚式と葬式だ。
この2つそのものはいいとして、それに付随する伝統が問題なのだ。
結婚式は、だいたいの場合、2人が結婚してしまったらそれで終わりだから、
尋常でないお金を取られるが、まだ問題は少ないと言えるだろう。
ちなみに僕は、万が一結婚したとしても、
結婚式はやりたくないと思っている。
…まあ、妻になる人がやりたいと言ったら、それに従うとは思うが。
結婚すると言って、わざわざ友人知人を時間的に拘束して、
お金まで出させて、無理矢理祝わせるなんて真っ平だ。
少なくとも僕だったら、そうまでされて素直に祝福なんてできない。

もっとも問題なのは、葬式とそれに付随する一連の儀式だ。
詳しいことは知らないが、一回忌と三回忌と七回忌だっただろうか。
これだけあるということは、要するにこれだけの時間、拘束されるということだ。
今まで問題意識を持ったことなどなかったが、
先輩がこの法事に行かされることになったと言っていて、
これはかなり大きな問題だと思った。
なんと言っても、拘束される時間が半端ではない。
あらかじめ日程が決まっているとは言え、
親戚が死んだ日なんて覚えているわけではないので、
ほとんど突発的に拘束されるのだ。

日本人は無宗教のくせに、
このような慣習には妙にこだわる。
人は、死んでしまえばただの肉片であり、
焼いてしまえばそれすら残らない。
そんなものに、どれほどの価値があるというのだろう?
人が死んだら、あとはその業績で評価されるべきだ。
それを評価するのは、一般の人々であるべきだ。
親戚が死んだところで、その人がどんな人間であったかなんて
この核家族化した現在では、知らない場合がほとんどだ。
そんな人間のために、1日中拘束されることに
意味があるとは、到底思えない。

ただまあ、僕が気になるのは、
このような問題よりも、日常生活における上下関係だ。
確かに、法事などで拘束されるのは、
大きな問題ではあるが、頻度としてはそれほどでもない。
それに対して、何らかの上下関係に組み込まれてしまった場合、
その影響は日々の生活に及ぶ。

合理的に設計された上下関係なら問題は少ない。
例えば、会社の組織などは、
会社を運営するためにどうしても必要なものだ。
経営者という少数の人間が、多数の人間を率いるためには、
ピラミッド型の構造が不可欠だろう。
しかし、それとはまったく関係なく、
不必要に自分の利益のためだけに存在する
人間の集団が、多すぎる気がするのだ。
その極端な例が派閥だ。
政治の派閥なんて、どうして公に認められているのか
まったく理解できない。

やはり、書くことがない上に
眠いときに、無理に書こうとすると
どうしても無理があるようだ。
書いても書いても、なんだか全然納得がいかない…。
キーを叩く指の爪が妙に気になるので、
とりあえず切ってくることにする…。

2002/11/24 3:20



2002年11月22日(金) 道を踏み外した慶大生?

2002/11/22 17:51 Words: 6129 Lines: 363
なかなか、おもしろい人が来ていた。
なにを間違ったか、慶応大学から
この日記を見に来ている人がいたのだ。
Googleから見に来たようだが、
その検索ワードは「交通経済学」…。
確かに書いたけど…。

なんと、Googleの13番目だ。
それにしても、前後に学術的な記述が並んでいる中で、
なにを間違って、こんなものを見に来てしまったのだろう?
世の中、不思議なこともあるものだ…。

今、ウイルススキャンをしているおかげで、
CPU負荷がほとんど100%に達している。
このような状態で長続きしたことはないが、
今回はどうだろうか…。
とりあえず、メモリのメンテナンスツールは起動させてあるが…。
その名も、「メモリの掃除屋さん」だ。
動作がシンプルで、使いやすい。
メモリの使用料が閾値を超えたとき、
どこまでメモリをクリアするのか設定することができる。

ちなみにそのウイルススキャンだが、
現在の時点で、感染ファイルが1つ見つかっている。
やっておいて良かった…。
ちなみに、いくらWindows 2000でも、
ウイルススキャンと音楽を同時に走らせるのは無謀と思い、
KbMedia Playerはやめることにした。
それにしても、そんなウイルス、いったいどこから入り込んだのだろう?
繁殖していないと思われるのが幸いだが。

今日は、1限から講義だったのだが、
またもや起きられなかった。
1限なんてどうでもいいと思っていたのだが、
彼女に会って聞いてみたら、その講義、
彼女も出席しているらしい。
それを知っていたら、這ってでも行ったものを…!
まあ、仕方ない。

今日は、4限の講義が教官の都合で休講だった。
5限はもともと時間変更されているので、
今日は3限で終わりだった。
1限には出席しなかったので、2限と3限だけだ。

2限は、流通システム設計論。
主に入力デバイスについて扱った。
昨日の日記に書いたはずだが、RF-IDについて調べるよう、
指示されていた。
まあ、講義中には結局、
それほどその調査結果は使わなかったが…。

3限は、流通政策論だ。
プロジェクターを使う関係で、部屋を暗くして講義していた。
おかげで、みんな眠くなって、かなりの人が眠ってしまったようだ。
幸い、僕はそのようなことはなかったが。
まあ、2つ目の講義でそんなことになってしまっては大変だ。

話の内容は、
日本の地域計画がメインだった。
日本は戦後、復興やその他、様々な目的のために、
数多くの計画を立て、実行してきた。
それを、順に追っていたのだ。
その特徴は、良く言われていることだが、
徹底した横並び主義だ。
何か計画が持ち上がるごとに、
我も我もとこぞって参加したがり、
結果、効果が分散されてただのばらまきに終わるという、
まあ、日本の政治の極致が、この地域計画に見えるのだ。

ウイルスチェックが止まっているようだったので、
再起動した。
また、最初からやり直しだ…。

その流通政策論が終わったあと、
駅に行ったら、彼女が1人で本を読んでいた。
少し迷ったが、友人にけしかけられる形で声をかけた。
ということで、Linuxの解像度の変更に失敗したと言った。

結局、そのまま一緒に帰った。
東京駅で、友人がいなくなっているのに気づかず、
そのまま電車に乗ってしまった。
電車内でその彼が通り過ぎるのに気づいたが、
ヤケに急いでいたのでそのまま放っておいたら、
彼は、ずいぶん怒っていた…。
申し訳ないことをしてしまった。
彼女も謝っていたので、僕はともかく、
彼女は許してやってほしい…。
…ってまあ、その友人だって、
たぶん頭に来たのは僕に対してだけだと思うが。

ウイルスが見つかった。
W32.Opaserv.Wormというウイルスらしい。
おかしいな、と思ったが、どうもこれ、
Windows 98の方に感染していたようだ。
考えてみれば、Windows 98の方はなんの対策もしていなかった…。
メールに乗ってきたとかそういうことではなく、
セキュリティホールを利用してやって来たらしい。
ということで、駆除をする。
また再起動か…。

今日はそのくらいだ。
そのあと、3人で無線LANのルータを見に行ったが…。

最近、どうも調子が悪いような気がする。
昨日もそんな気がしていたから、
これはもう、短期的なものではなさそうだ。
適当にここに座っていれば
適当に書くことが思いついたものだが、
ここ数日は、なかなか手が進まない。

ちょっと前にもこんなことがあったが、
いつの間にか調子を取り戻した。
今回も、そううまく行くだろうか。

最近、生活に集中力を欠いている。
本来下りるはずの駅の、1つ手前で下りてしまうことも良くある。
リラックスしているのもいいが、少し緊張感を持っていかないと…。
もともと、僕はストレスとは縁のないたちだ。
ほどほどの緊張感は、あった方がいいだろう。
まあ、緊張感がないからストレスもないのかも知れないが。

書くことがないので、読んだ本のことでも。
なんか、頭が重いな…。
睡眠不足だろうか?

「心にしみる天才の逸話20」という本を読んだ。
「天才科学者の人柄、生活、発想のエピソード」と書いてある。
20人の天才科学者を取り上げ、
彼らのエピソードを5つずつ取り上げた本だ。

だからどうということもないのだが、
こういう本を読むと、歴史に名を残すような天才も
人間なのだと改めて思う。
しかも、天才と言われるような人には変人が多いらしい。
あと、やたら権勢欲が強かったり。
ダーウィンが後輩を叩きつぶすために涙ぐましい努力をしたくだりなどは、
かなり意外だった。
ちなみに、もし彼を脅かすような後輩がいなければ、
そもそも種の起源は書かれなかったかも知れないと
言われているそうだ。

今では考えられないことだが、
当時は、数学のできない理学者が
結構いたらしい。
ファラデーあたりがその代表格に挙げられるそうだ。
電磁誘導のファラデーだ。

なんだそれは?と思われるかも知れないが、
そもそも、電磁誘導がなければ、
現代の発電所は成立しない。
一生懸命タービンを回しても、
そのエネルギーを電気に換える手段がないのだ。
家に電気が来るのは、このファラデーのおかげと言ってもいい。
まあ、その当時、
電磁誘導についてはかなりの科学者が研究していたらしいから、
いつか誰かが発見したのかも知れないが。
ちなみに、確かコンデンサーの容量のF(ファラッド)は
このファラデーから来た単位だったと思う。
…どうでもいいな、そんなこと。

2500字余りか。
まだまだ全然書けるな。
ちょっと前まで、8000字じゃ足りないと言っていたのがウソのようだ。

なんか、少しまとめて書けるテーマはないかな?
指自体はすごく良く動くので、
なんでもいいから書いておきたいのだが…。
なんだかもったいない気がしてしまう。

思いつかないうちにどんどん時間が経って、
もう2時になってしまった。
うーん、何かないものだろうか。

最近、野村証券のバーチャル株取引をやっている。
ここ数日は結構好調だ。
順位も、60000人くらいいる中で、2000位を切りそうな勢いだ。

ようこそ、Seakさん。
あなたの昨日時点での評価額は、1,077,275円です。(2304番/60,242人中)

こう言われてから、かなり株価は上がった。
特にソニーががんばってくれて、だいぶ儲かっている。
1,100,000円の大台に乗ったかも知れない。

方針は極めて単純だ。
下がった株を買い、上がったら売る。それだけだ。
本来なら破産の危険とか、社会的な貢献度とか、
株式購入の際には様々な検討項目があるだろう。
しかし、そのようなことは、所詮ゲームなので関係ない。
他の人はいろいろ考えているようだが、
僕は今のところ、あまり考えていない。
買う企業もかなりいい加減に決定している。

ただ、このバーチャル株取引独特のルールで、
実際の市場で行われた取引より多くの取引はできないというルールがある。
だから、あまりマイナーな株を買ってしまうと、
売りたいときに売れないかも知れない。
その辺のことは考えなければならないだろう。

さて、弟が帰ってきた。
ということは、ゲームをやりたいと言い出すだろう。
こうなると、なぜか書く気になる…。
どうも、制約がないとやる気が出ないようだ。
そういうものなのだろうか。

とりあえず、Vine Linuxはどうにも手に負えないので、
再インストールするしかなさそうだ。
具体的にどうしたらいいのかよく分からないが、
一度パーティションを解除して、
再び設定し直せばいいだろう。
たぶん、あとはLinuxがインストール時、
勝手にフォーマットしてくれるはずだ。
と言うか、してくれなかったら、今の僕の技術ではどうしようもない。

彼女は、高専でLinuxの操作を習ったと言っていた。
同じようなことをやっているはずなのに、
どうしてこれほどまでに差違があるのだろう?
やはり重要なのは、組織などではなく、
その教官個々人の考え方なのかも知れない。

その分野によって、組織と個人、どちらの影響をより多く受けるかは様々だが、
教育について考えてみると、
どうも個人の影響を強く受けるような気がする。
上に書いた天才の逸話でも、
たった1人の優れた教師が天才を導いた、
というような話が散見される。
まあ、それ以前に、両親に恵まれたというのはあるらしいが。

そうそう。
この本でおもしろかったのは、天才に共通することとして、
両親の存在が挙げられていることだ。
天才と呼ばれていても、数学ができなかったりもして、
一見、共通点などなさそうに見える。
しかし、彼らの幼少期には共通して、理解ある親がいる。
特に、ADHDなどの特殊な疾患によって
天才となったような人の場合、
親が徹底して擁護してくれたおかげで、
思う存分研究できた、というようなことも言えるようだ。

ちなみに、20人の天才を挙げていたこの本、
真の天才と言えるのはその中でたった1人らしい。
それが、ガウスなのだそうだ。
真の天才の割にはいまいち有名でない気がするが、
これでも、数学界では歴史を変えた人物として
極めて著名な人物なのだそうだ。
複素数平面(ガウス平面)などに名を残している。
ちなみに、それがどのくらいものすごかったのかということは、
24歳で数学の教科書を書いたことでも明らか、らしい。
確かに、並の大学院生じゃ、教科書なんてとても書けない。
もちろん、この時代で教科書と言えば、大学で使う教科書だ。
教科書を書くくらいだから、当然博士号も持っている。
まあ、常軌を逸した天才だったということだ。

ただ、逆に言えば、
天才だと言っても、こんな人はその中でもガウス1人ということだ。
他は、たまたま運が良かったとか、人間離れした努力を重ねたとか、
およそ天才のイメージとは遠いという印象を受ける。

話はかなり離れるが、
僕が日記で時々取り上げているブルーバックスシリーズ、
本屋で見てもらうと分かるが、およそ1000円程度の本だ。
文庫本としては高い部類に入るだろう。
おそらくは、大学教授など、著名な人が書いている上、
それほど多くの売り上げが見込めないことから、
このような価格設定がなされているのだと思う。

それで、僕はもう、かれこれ100冊程度、読んでいるはずだ。
単純に1冊1000円と考えると、
なんと、これだけで10万円分だ。
これだけ考えても、大学の図書館に
いかに膨大な情報が眠っているのかということが分かる。
使わなくてはもったいない、と思うのは僕だけなのだろうか。
ほとんどどの本を借りても、
僕の前に借りた人など1人もいない。
まあ、新品を読むことができて嬉しいのは確かだが。
それにしても、他の大学じゃこんなこと、あり得ないのではなかろうか。
普通の大学生は、こういう本ではなくて、
専門書を読むものなのだろうか。
確かに、そうあるべきなのかも知れないが…。
残念ながら、僕は専門書をなんの苦もなくスラスラ読めるほど、
どの分野に関しても、理解していない。
まあ、人工知能の本は、割と数式が少なく、
読みやすかったのだが…。
ただ、1000ページほどあって、いかにも厚すぎた。
大学で軽く目を通すならいいが、
とても、借りて読む気になどなれない。
鞄だって異常に重くなってしまう。

ちなみに僕の鞄は、
必要なものをすべて詰め込んでいるために、
他の人と比べて極端に重い。
僕の肩には、そんなものを持ち歩いているおかげで、
ほとんど慢性的な痛みがある。
暖かくなると感じなくなるのだが…。
どうも、血行が悪くなることで誘発されるらしい。
まあ、要するに軽度の肩こりのようなものだろう。

すべてのノート、すべてのプリント、
印刷用紙、筆記用具、デジカメ、瞬間接着剤、
ステープラー、関数電卓、ペーパーナイフなど、
およそあらゆる状況に対応できるだけ、そろえたつもりだ。
もちろん、現金もある程度入っている。
どうでもいいことだが、ペーパーナイフは、
金属(真鍮?)製で、刃渡りは29センチメートルもある。
普通に使える代物ではないのだ。
これは、単なる趣味だ。
エルシードと呼ばれるスペインあたりの伝説の剣らしいのだが、
要するに、そういう飾り物なのだ。
池袋の東急ハンズ7階には、
そういうわけの分からないものがいくつか置いてある。
サンシャインに用事があって時間に余裕のある方は、
一度行ってみると、楽しめると思う。
ちなみに、ちょっと調べてみたのだが、
エルシードというのは伝説の剣を振るった英雄の名で、
剣そのものはティソーナと言うのだという資料もあった。
まあ、その辺は適当に歪んでしまっているのだろう。
今の僕には、どちらが正しいのかなんて判断できない。
エルシードというのが歴史上の人物なのか、
それとも空想上の人物なのか、ということすら分からないのだ。
人物かどうかも分からないし…。

ところで、彼女に教えてもらったのだが、
新宿東口の献血所は、結構待遇がいいらしい。
具体的にどういいのかは忘れてしまったのだが、
せっかく彼女が勧めてくれたのだから、
1度は行ってみようと思う。
まあ、勧めてくれた張本人の彼女は、
血圧が低すぎて献血には適さないらしいのだが。
最高血圧が90に達しないというのは、少々異常だと思う。
僕の最高血圧は105程度だったと思うが、
これでも低いのではないだろうか。
確か、年齢にいくつか足すという話を聞いたことがあったが…。

最近は、どこに行っても血が足りないと問題になっている。
そのおかげで、実は結構献血をするとき、優遇してもらえるのだ。
お菓子程度なら食べ放題だし、ジュースだって飲み放題は基本だ。
ちょっと血を抜かれる代わりに息抜きできると思えば、たいしたことはない。
興奮したときなどには最適かも知れない。
少し糖分をとって落ち着ける上に、
血を抜くことで、たぶんますます落ち着ける。

うん、やはり、
弟に邪魔されると、書く気になれるようだ。
それとも、夜遅くなったからか?
どちらにしても問題だ…。
邪魔されなければやる気になれないなんて
これほど他力本願な話はないし、
夜遅くならないとまともに活動できないんじゃ
まともな人間として生活できないだろう。

まあ、ともかく、手も適度に疲れてきた。
程良い量を打てて、だいぶ満足した。
もっとも、それまでの欲求不満が長かったので、
手に疲労感を感じるのに、もっと打ちたいという
妙な気分になっているが。

これでも6000字だから、
前に書いていたものよりだいぶ短い。
とてもそんな気はしないのだが。
まあ、書くネタがあれば、
話はどんどん進むし、それだったら疲れなどなかなか感じないのだろう。

2002/11/23 3:19



2002年11月21日(木) 届かない手

2002/11/21 10:01 Words: 5840 Lines: 351
アクセス解析を設置しました。
最上部、および最下部にある”Access Analysis”をクリックすると、
このページのアクセス解析を見ることができます。
ちなみに、Operaでは正常に動作しません。
ご注意ください。
Operaなんか使ってるのはお前くらいだ、と言われそうですが。

最初がこの調子だったので、
今日はこのまま書くことにします。

そもそもこんな時間に日記を書いているのは、
すべて寝過ごしたことが原因です。
3時から6時まで、3時間しか寝ないなんて、
無理があったようです。
今日は1限から彼女に会えるはずだったのですが…。
起きて時計を見たとき9時24分だったので、
6時間半ほど寝ていたことになります。
10時10分ですので、もうすぐ2限が始まります。

それでこのアクセス解析は、
かなり詳細な情報を見ることができます。
まあ、今は、自分自身のアクセスしかないので、
詳細な情報があっても仕方ないのですが…。
100%Plalaですし、100%Windows 2000ですし、
100%Opera 6.05です。
アクセス数の多いページであれば
様々なブラウザを使っている方がいらっしゃったり、
いろいろな解像度を見られると思うのですが、
まあ、期待できないでしょう…。
解像度、800*480とかでしたら、
それはもう、自分のLibrettoしかないと思います。

昨日、KbMedia Playerをダウンロードしました。
WinAMPより、ずっと使いやすい気がします。
最大化できますし…。
ファイルも、プラグインを導入することで、
ありとあらゆるものが使えます。
少なくとも、僕の知っているものはすべて使えますし、
僕の知らない形式もかなり使えるようです。
DirectSoundを使用したときの、
クロスフェード再生がおもしろいと思います。

寝る前とか、急がなければならないときは
いろいろとやることが思いつくのに、
こういう自由な時間ができると、なにも思いつかないものですね。
前から設置したかったアクセス解析を設置したのはいいのですが。
これで、実数が分かる…。
どれだけ自分で踏んでいる数が多いのかも。
わざわざそのためにInternet Explorerを起動するのは面倒ですが、
Operaで動作しない以上、仕方ないでしょう。

それでもOperaを使う理由ですが、
とにかく速いこと、これに尽きます。
Operaに慣れてしまうと、Internet Explorerなんて
遅くて使う気になれません。
ページの読み込み速度そのものは大差ないのですが、
ページが出始めるまでに圧倒的な差があります。

特に書くことはないのですが、
無性に何か書きたい気分です…。

慣れない書き方だと
書けるものも書けなくなってしまうので、
とりあえずこの書き方をやめることにする。

大学生活の日記なので、大学生活について何か。
大学生も、3年くらいになると、
いろいろと1年の頃とは違ってくる。
行動パターンも決まってくるし、実は行かない場所というのも多い。
入学式の会場なんて、僕の場合学内だったのだが、
それ以来、ほとんど近づくこともない。
100周年記念館という建物もあるが、
これだって、入ったことはほとんどない。
東工大にも同じ名前の建物があるようだが、
おそらく、関連はないだろう。

だが、この時期には新たな行き先が増える。
それが、研究室だ。
大学によっては1年生の頃から研究室に所属する、
というところもあるようだが、
普通は4年になったときに配属先が決まる。
だが、うちの大学の場合は、
3年にその下準備として研究室に行くことになるのだ。

これがまた、当然のことではあるが、
どこに行くかでまったく運命が変わる。
僕が行くことになった研究室は、
教授がまだ若く、しかもアメリカに行っていた関係で、
とにかくメンバーがやたらと少ない。
全部で4人で、しかも、普段は助手しかいない。
教授自身、研究室ではなく、
別の建物にある自室にいることが多いのだ。
研究室と自室は、隣り合っている場合も多いのだが、
どういうわけか、この教官の場合は離れた場所にある。
要するに、普段、研究室には助手1人しかいない状況なのだ。

ちなみにこの研究室、
流通情報工学課程の中で、
唯一と言っていい、情報工学専攻の研究室だ。
他にも情報系の研究室はあるが、
情報通信だったり、安全工学だったり、
ベクトルが結構ずれている研究室が多い。
それなのに、どうしてこれほど人気がないのだろう?
すでに配属先が決定した現在になっても、
まだ理解できない。

さて、いつまでもここでダラダラしていても仕方がないし、
とっとと大学に行くことにするかな…。
まったく、寝過ごしてしまうとは。
そう言えば、今日はともかく、
明日は3限ですべての講義が終わってしまう。
何か、やることはないだろうか…。
まあ、レポートがたくさんあるから、それをやればいいのかも知れないが。

なんだか書き足りない気がする。
まあ、いいか…。

2002/11/21 11:12

2002/11/21 19:50
アクセス解析、思った以上におもしろい。
見るだけで、どういう人なのかだいたい分かる。
友人たちが使っているISPはだいたい知っているからだ。
メールアドレスに書いてあるのだから
知っているのは当然なのだが、
友人全員のISPを知っていたというのは、なんだか意外だ。
ただまあ、彼女は非常にメジャーな
ISPを使っているので、彼女からアクセスがあったとしても
分からないと思うが。
まあ、そんなことがあったら今の僕の生活は、おそらく崩壊する。
そんなことはないと信じたい。

ちなみに、今日は彼女には会えなかった。
おかげでずっと冷静に過ごすことができたが、
それが、妙に虚しく感じる。
まったく同じ気分なのにどうして、これほどまでに違って感じるのだろう。

2002/11/21 22:46
時間が経ってしまったので、もう1度時間を記すことにする。
この間に、驚くべきことがあった。
彼女からメールが来たのだ。
僕が書いたメールの返信だとか、大学で頼んでおいたメールだとか、
今まで彼女のメールはそれしかなかった。
まあ、今回も似たようなものなのだが、
それでも、驚いた。

ちょっと前に導入したVine Linuxなのだが、
これ、画面の解像度を変更する方法が分からなくなってしまったのだ。
それを、彼女に聞いていたのだ。
彼女は調べておいてくれると言っていて、
そのままになっていたのだ。
これ、意外とややこしいようで、GUIだけでは設定できないらしい。
にしても、なぜ、今回に限ってHTMLメールなのだろう?
まあ、たぶん、前に僕が送ったメールが
HTML形式だったからだと思うのだが。

もしかしたら、今日会って話してくれるつもりだったのかも知れない。
もしそうだとしたら、もったいないことをしたかな…。
まあ、メールでも十分嬉しいし、なんでもいいか。
僕も、ずいぶん偉くなったもんだ。
ちょっと前ではこんなこと、考えもしなかった。
もう、十分じゃないだろうか。
これ以上、なにを望むと言うのだろう?

最近、どうも自分で自分に酔っているような気がする。
幸い、自分が異常であるという認識はある。
…半信半疑という感覚もあるが、
冷静に考えてみて、明らかにおかしい。
感覚よりも、頭で考えたことを優先しなければ。
深く息を吸って落ち着けば、
現状のなにが問題なのか、きっと分かるはずだ。

ああ、今日はなんだか異常に調子が悪い。
こんなに調子が悪いのは久しぶりだ。
おそらくは、室温が高すぎるせいだろう。
ストーブの使い過ぎか。少し換気した方が良さそうだ。

これから、どうあるべきなのだろう?
考えてみれば、恋人としてつきあうだけが道ではないはずだ。
いったい、なにができるのだろう?
考えてみれば、道は見えてくるものなのかも知れない。

今日は、遅刻してイライラして、
新宿駅で中央線の非常停止スイッチを押したくなった。
実際に押したことがあるわけではないから分からないが、
おそらくは電車が停止し、ダイヤが大きく乱れるはずだ。
どうしてこの程度のことで、イライラしているのだろう?
疲れがたまっているのか、ストレスがたまっているのか、
彼女に会えないのがそんなに悲しかったのか。
しかし、僕は一時期と比べれば、
だいぶ冷静になったと思う。
なにより、安心感を得られたのが大きい。
1日2日会えなくても、彼女は離れたりしないという実感を、
この時期になってようやく得られた気がする。
同じ大学にいるのだから、嫌でも顔を合わせるわけだし。

ああ、アクセス解析、おもしろいなぁ、ホント…。
思ったよりも、ずっとたくさんの情報が出る。
解析元の生ログ以外はだいたい見られるので、
一度見てみることをおすすめする。
この程度の日記にも、いろいろな人が見に来ていると分かるだろう。
ただ、逆に言えば、
普段Internetを使用しているとき、
この程度の情報は常にばらまいているということだ。
それには注意が必要だと思う。

このように、ブラウザなどから得られる情報を
環境変数というが、このような情報は、
ISPなどによって決まっていて、おおよそ20個強、存在する。
詳細は、CGIの専門書を当たってほしい。
それほど難しい話ではないはずだ。
診断くんでも、だいたいの情報は出るはずだ。
まあ、これがすべてではないが、おおよそこのような感じだということは分かるだろう。

大学生活の方だが、
結局、フランス語会話の講義しか受けなかった。
教官もいろいろ試行錯誤していて、
結局、ずっと対話的に授業を進めることにしたようだ。
結構、基礎的なことを忘れていて焦ってしまう。
しかし、このような講義を毎回続けていれば、
簡単な会話程度なら難なくこなせるようになるだろう。
難しい文法を知っていることよりも、
そちらの方が重要なのかも知れない。

ああ、やはりキーを叩いていると気分がいい。
それがあるから、毎日毎日これだけ日記を書いてしまうのだ。
まったく、我ながら困った性癖だが。

キーを叩きたいのは山々だが、
なんと言ってもネタがない。
はっきり言って、そんなにおもしろい生活をしているわけではないし、
今日は特に、遅刻してしまったし…。

図書館を見てみたのだが、
結構文学書があって驚いた。
前に見てみてないと思ったのは、
単に探し方が悪かっただけのようだ。

だが、教官の趣味なのか、
それとも、そもそも図書館というのはそういうものなのか知らないが、
日本文学がかなり少なく、半分以上は外国の文学だった。

それを見ていてしみじみ思った。
僕は自分を暇な人間だと思っていたが、
そういう本を読むと考えると、そんな時間なんてまったくないということを。
分厚い文学書を読むとなると、
当然、かなりの時間がかかる。
僕は本を読むのは相当速い方だ。
1400ページほどある家庭の医学を読むのに1日程度で済んだが、
それでも、文学書となると、家庭の医学とは比べものにならないほど
内容の把握が困難だろう。
テンプレートに沿って情報が並べられているわけではないし、
コラムも図も、なにもないのだ。

文学か…。
果たして、僕に必要なのだろうか。
この方面の教養が欠如していることは明らかだが、
それを言ったら、僕はあらゆる教養が欠如している。
文学だけでなく、哲学にしろ、社会学にしろ、同じことだ。
そして、それ以上に重症なのは、
数学や物理学の教養すら欠如していることだ。
分数ができない大学生とかいう本があったが、
理系学生が微分方程式を解けないというのは、
一般(文系)学生が、分数ができないのと
ほとんど等しいと言っていいくらいレベルが低いだろう。

ただ、言い訳するわけではないが、
ゼミのときにEuler法のプログラムを書いてみたら、
あっさり書くことができた。
まあ、それほど難しいアルゴリズムではないのだが…。
だから、近似計算だけなら、できないことはない。
公式さえ分かれば、Runge-Kutta法のプログラムも書けるはずだ。
アルゴリズムの骨子はEuler法と大差ない。
ちなみに、Euler法もRunge-Kutta法も、
どちらも常微分方程式の近似解法だ。
解析解を出すわけではない。
本来、微分方程式を解くと言ったら関数を求めなければならないのだが、
この場合、特定のdy/dx=f(x,y)に対して原始関数F(x)を求める
とかいう操作を指す。
これで、xを固定すれば数値解が出る、
らしいのだが、よく分からないのだ。
知ったことか。プログラムを書けて、それが動けばそれでいいのだ!
もはや、やけっぱちだ。

さて、RF-IDについて調査しなければならない。
明日のレポートなのだ。
明日は6時に起きなければならない。
今0時なので、すでに6時間か。
まあ、今すぐ寝れば問題ないのだろうが、
彼女から教えてもらった解像度変更の方法は、
ぜひとも試さなければ。
今からやるのは相当無理があるが、
彼女がメールを送ってくれた9時半なら、
十分やることができたのだ。
日記もメッセもどうでもいいから、とっとと彼女の言うとおり、
やっておけば良かったのかも知れない。

RF-IDとは、流通革命の一環として取り入れられたICのことだ。
Radio Frequency Identificationの略だ。
まあ、性能が上がったバーコードと思えばイメージはつかめると思う。
その特徴としては、以下が挙げられるらしい。

(1)水中、土中、氷雪中等の全ての非金属を通過して情報を読み取る
(2)無電源・超小型・半永久的寿命
(3)数字20桁(64ビット)の情報
(4)セキュリティーに強いコピー保護機能
(5)読み/書き可能
(6)最大2mの通信が可能(電池式最大5m)

動作原理は以下の通りだ。
(1)リーダからトランスポンダに電波を発信し応答エネルギーを与える
(2)トランスポンダはIDデータを送信
(3)リーダは受信状態に切り替わり信号受信
(4)デジタル信号に変換しシリアル通信でホストコンピュータに伝送

ICチップで情報交換。
どこかで聞いたことがないだろうか?
そう、JRのSuicaと同じようなものだ。
もちろん、仕様に違いはあるが、概念的には同じようなものと言っていい。

僕たちは流通の学生なので、
流通、もっと言えば物流の世界でこのRF-IDを使うと考える。
この場合、商品の情報を一元管理できることが最大の利点となるだろう。
非接触での読みとりが可能なので、
大量の商品について、ゲートを通すだけで情報把握が可能となったりするのだ。
バーコードを1つ1つ読みとることを考えれば、
この方式によって削減できるコストはかなりのものになるだろう。

ただ、もちろんそれだけではない。
Suicaで使われていることから分かるように、
このRF-IDの用途は実に多彩だ。
IDという名から分かるように、
基本的にかなり幅広い認証に対して使用可能だ。

上の説明では分かりづらいかも知れないから
もっと簡単に説明すると、
要するに、スキャナから発生した電波によって
IC内に電流を生じさせる。
この電流を使って情報を発信するのだ。
電気が流れたら、記録された情報を発信するだけ、
というシンプルな構造で、かなり安く作れるらしい。

ああ、まずい。
なんだかよく分からないことをやっているうちに、
どんどん時間が経ってしまっている…。
仕方がない。このくらいで切り上げないと、
また明日、起きられなくなる…。

2002/11/22 0:43



2002年11月20日(水) きれいに透き通る姿

2002/11/21 0:56 Access: 4261 (+28)
Words: 2752 Lines: 159
今日は、先輩とずいぶん話し込んでしまった。
おかげで、こんな時間だ。
9時頃からPCに向かっていたのに。

今日は、2限から講義があったのだが、
起きられず、3限から行くことになってしまった。
やはり、彼女が参加しない講義には、
なかなか行く気がしない…。
どうしようもないな、もう。

ちなみに、3限の前に、
別の教室にいる彼女を見かけたが、
結局、話しかけることはしなかった。
さすがに、関係ない教室に入っていくのは無理があるし。
男の友達とは、かなり長い間ずっと一緒でも
それほど不自然ではないようだが、
さすがに男と女の組み合わせだと、いろいろ問題だろう…。

応用化学は、
インコヒーレントな光源に関する話と、
光検出素子に関する話だった。
先週と比べればよく分かったが…。
電極の間で電子が加速するのはなぜか、と問われて、
うまく言えなかったのが悔しい。
高校生の常識なのだが…。
ただまあ、そんなに易しい問題ではない。
3回くらい、なぜ、なぜと聞かれるからだ。
一般には、電場が発生して、
その電場が電子を加速するからだと言えばいいのだろうが、
「電場ってなに?それでなぜ加速するの?」となる。
量子力学的にはバリオンか何かが
ぶつかることで加速するとかなんとかって話があったが、
そういうことを聞かれているわけでもないだろう。
ちなみに、インコヒーレントな光源というのは、
要するにレーザーでない光源だ。
そのくらいのことしか、理解できなかった。
厳密ではないが、間違ってはいないだろう。

4限は、流通情報工学ゼミナール。
Javaの演習だ。
何か新しいプログラムを作ってこいと言われていて、
結局、なにも作っていかなかったのだが、
どうやら、他の学生と比較して相対的に
進度が速いために、特にとがめられなかったようだ。
まあ、正直言って、
これからSEになろうと思うなら、
彼女以外の学生に負けているようでは話にならない。
4年になる頃には、彼女にも負けているようではまずい。
要するに、彼女はカリキュラム面で僕より有利だったことと、
卒論でプログラミングを扱っていたから
他の学生と、大きな差があるのだ。
カリキュラム面はともかく、卒論という点では僕も条件は同じになる。
負けているわけにはいかない。
そもそも見た感じ、彼女はプログラミングの適性などないのだ。

プログラミングの適性とはなんなのか。
考えてみたのだが、まずは論理的な思考力。
現在のComputerは、残念ながら
非論理的な処理を行うことはできない。
乱数すら、論理に基づいて出力されている。
そのような機械に命令を与えるためには、
論理的な思考力が不可欠だ。

それから、ある程度の文法を扱える能力。
文章力と言っても過言ではないと思う。
言語をつかって意味のある言葉を紡ぎ出すのだから、
これは1つの文章と言って差し支えないだろう。
もちろん、小説家のように感情をうまく表現する能力など必要ない。
論文のような、正確で論理的な文章を書く能力が必要なのだ。

それから、粘着質な性格。
論理的に完全に正しくなければ、
プログラムは正しく動作しない。
それには、たった1つのミスを徹底的に追及するねばり強さが不可欠だ。
Computerの前に長時間座っていることに対して
抵抗を感じるような人間は、当然、プログラムなど書くことはできない。

彼女は、このうちの論理的な思考力が、
日常生活に影響するほどにはなっていない。
やろうと思えばできないわけではないが、
普段から心がけているとは言えないレベルなのだ。
もちろん、普通の人間としては、それでいいと思う。
何でもかんでも、なるべく論理的に考えようとする
僕のような人間が、少しおかしいのだ。
…まあ、理系の人間なんてそんなものだ、とも思うのだが。

何かを実現しようとしたとき、
それを分析し、分解し、
どのようにComputer上で構成するかを考えなければならない。
この場合、必要になるのは無から有を生み出すというよりも、
1つの事象から複数の知見を導き出す能力だと思う。
だから、独創的なアイデアよりも、
物事を丁寧に見られるかどうかが勝負になるのではないかと思うのだ。

もちろん、どのような世界にも天才と呼ばれる人はいて、
例えば、UNIXなどは無から有を生み出したとしか思えないような
独創的なアイデアがふんだんに盛り込まれているそうだ。
圧倒的な経験、たゆまぬ努力、天性の才能が生み出した、
一種の芸術品とも言えるだろう。
彼らのような人々を、Hackerと呼ぶ。
決して、犯罪者に対する呼称ではない。
一般にHackerと言われる人々は、Crackerと呼ぶのが正しい。
金庫などをこじ開ける、というような意味が
この場合、適用できるだろう。

まあ、それでJavaをやったわけだ。
正直、それほど進展はなかった。
少し慣れたかな、という感じだ。
新しいことを学ぶのもいいが、
今のところテキストを読んだだけで、ほとんど手を動かしていない。
まずは、頭から覚えてしまわなければ。
基礎的なことは、理論を理解するのではなく、
身体にたたき込んでしまわなければ話が進まなくなってしまう。
public static void mainくらいの文章は、
無意識に叩けるくらいが望ましい。
Javaを本格的に使おうと思ったら、
すさまじい数のクラスを、ある程度覚えなければならないのだ。
暇な方は、ここを見てみるといい。
左下のクラス一覧を見れば、すべて覚えるのが不可能であることくらいは分かるはずだ。
一応、2722個あるようだ。
いったい誰が、こんなにたくさん作ったのだろう…?
こんなの、本当に使いこなせる人がいるのだろうか?
なんだか、信じられない気がする。
ちなみに、クラスが2722個と書いたが、
Javaのクラスというのは、
その中にフィールドとかメソッドとかコンストラクタとか、いろいろと含む。
単語のように、覚えればいいというものでもない。
もちろん、その内容の詳細は知らなくても使えるようになっている。
そのために、莫大な数のクラスというのが用意されているのだ。
しかし、それはそれとして、
その使い方はある程度知らないといけない。

5限は、情報管理システムの講義だった。
水曜日では唯一、彼女と一緒に受けられる講義だ。
偶然か必然か、彼女の隣に座ることができた。
しかも、OHPが彼女の方にあったので、
視線がずっと彼女の方に向くことになった。
おかげで、眠たくなるような講義だったが、まったく眠くならなかった。

そのあと、家に帰って、
メッセンジャーで話し込んで、現在に至るわけだ。
気づけば、もうすぐ2時だ。
6時に起きなければならないのだから、
あと4時間しか、寝ることができない。
中世の偉人じゃあるまいし、そんなことで生活できるのだろうか。
こんな日記を書いている場合ではないのかも知れないが。

これで2676字。
結構書いたような気がするが、意外と少ない。
それでも、1時間くらいはかかっている。

今日はこのくらいか…。
久しぶりにすっきりした気がする。

2002/11/21 2:02



2002年11月19日(火) もはや人ではない存在

2002/11/20 0:23 Access: 4233 (+32)
Words: 5765 Lines: 329
さっき、友人から電話がかかってきた。
恋人と、カラオケをしていたらしい。
彼自身はそうでもなかったが、
その恋人の方はかなり酔っていたようだ。
その人には悪いが、聞いててとても楽しかった。

なんだか、にぎやかな音が聞こえた。
おそらくは、町中だったのだろう。
彼が住んでいたところ、2年ほど前は住宅地だったはずだ。
彼によると、最近急激に発展しているらしい。
その様子は、電話からも少し伝わってきた。

彼の恋人は、本当に楽しそうだった。
さんざん楽しそうに騒いで、飼っているネコの話をして、
僕に聞こえるようにキスをして、そのまま切ってしまった。
まるで、嵐のような電話だった…。
今日は、あまりいいことはなかったが、
最後に楽しいことがあって良かった。

今日は、2限から講義があった。
早めに行けば彼女に会えることは分かっているから、
少し早めに教室に行くつもりだったが、
上に書いた友人に会ったので、
講義開始時間を少し過ぎるくらいまで、教室の外にいた。
教室に行ったら、
基礎教養科目に関するアンケートをしていた。
いろいろ言ってやりたいことがあったのに、
遅れて行ったおかげであまり書けなかった。
やはり、講義にはちゃんと頭から出席しなければと心に誓った。
それに、遅刻をすると、
何となく彼女の目が冷たいような気がするのだ。

なんでそんなことで、と思う人もいるかも知れない。
しかし、僕だって遅刻をしてきた人に対してはそう思う。
小学校からずっとまじめに生活していた人間は、
そう思うような脳味噌の構造になっているのだ。

今日の計算物理学は、
1階の常微分方程式の数値解法の続きだ。
2次と4次のRunge-Kutta法のアルゴリズムを扱った。
そのあと、高階の常微分方程式も扱った。
これで、ある程度の常微分方程式を数値解法で
解けるようになったわけだ。
明日のJavaの課題、Euler法のプログラムでも書いて出してみるか。
時間がないが、書けるのだろうか?

昼休みは、彼女とその友人と、学食で食事をした。
彼女は相変わらず、家から持ってきたおにぎりだけだったが。
友人は「それしか食べないのか」などと言っていたが、
少食という点では、その友人も彼女と似たようなものだ。
それにしても、冗談を言えるキャラクターというのは、
少しうらやましく思う。
自分がなりたいわけではないが、自分の言うことを
いちいち吟味して、話さなくても構わないわけだし。
…僕だって、そんなに考えてるわけではないが。
それでも、他の人に対してはともかく、
彼女に対しては、なにを言うのかいろいろ考えているつもりだ。
相変わらず頭に血が上っているので、
冷静さなんて期待することすらできないが。

3限は国際交通経済学。
道路と空港の民営化を扱うと思っていたのだが、
空港問題を調査するというテーマに変わっていた。
まあ、どちらでも構わないが、
具体的に空港問題のなにを担当するのか、
早く分担を決めなければ話が始まらない…。

講義自体は、アメリカの航空規制緩和を扱った。
講義自体でなにを話したのかは、よく覚えていない。

4限は、国際マーケティング論。
カナダとメキシコについて述べた後、
多国間連合についていろいろ言っていた。
少々睡眠時間が少なかったので眠くなってしまった。
頼みのコーヒーなのだが、
今日はカフェインの量が少なそうなものを飲んでしまったのだ。
効かないわけではないが、やはり多少、効果は薄い…。

しかし、3限もそうなのだが、
この講義も、通路を挟んですぐ隣に彼女が座っていた。
そちらにチラッと目をやれば、眠気なんてあっさりと消し飛んだ。
何度も見ているとあまりに怪しいので、
逆を見てみたりもしていたが、
後ろから見ていたら相当怪しかっただろう。
出席表が、彼女とは逆の方から回ってきていた。
だから、彼女に出席表を渡すことができた。
こんなことでも、講義内容よりずっと印象に残っているのだ。

どんなつまらない話でも、
講義なんかよりは印象に残るだろうと思われるかも知れない。
しかし、僕には僕の、特殊な事情があるのだ。

僕は、昔からずっと、
思い出を極端に軽視してきた。
だから、エピソード記憶と呼ばれる記憶を覚えるのは
今でも極端に苦手なのだ。
その代わり、人よりもずっと、意味記憶を覚えるのが得意だ。

エピソード記憶とは、時間に沿って、
あのときなにがあって、その次になにがあって…、と、
そのときの状況を頭に浮かべるような記憶だ。
大抵の人は、1つか2つ、
すぐに思い浮かべられるような情景があるだろう。

それに対して、意味記憶とは概念だ。
Personal Computerとは、個人用の電子計算機で、
一般に、CPU、Memory、HDD、Moniterなどから構成される…
というような知識だ。
この場合、その概念に関する事柄は、
その概念を記憶した状況と、直接関係しない場合が多い。

もちろん、思い出とはエピソード記憶であり、
勉強をする、と言った場合、
普通はその知識は意味記憶となる。
エピソード記憶として、音、感覚と結びつけて覚えるような手法もあるが、
概念理解という観点から考えると、
その手法は本質的な理解に結びつくとは考えにくい。
もちろん、エピソード記憶を繰り返し呼び出すことで、
意味記憶へ転換されることは普通にあり得ることだろうが。

このうち、僕は意味記憶が得意なのだ。
だから、思い出なんてほとんど覚えていない。
だからこそ、このように克明に毎日のできごとを記しているのだ。
こうやって細かく細かく書いていかないと、
あふれる水を手のひらで受け止めるように、
記憶は次々と脳の底へと封印されてしまうのだ。
そこから再び呼び出すためには、きっかけとなる刺激がいる。
この日記は、その刺激とするために書いている、
というのもあるのだ。

それで、5限は流通情報工学演習だった。
前回から薄々感じていたが、今回、それが確信に変わった。
この演習を担当している研究室のスタッフは、能力が低い。
学生はまだマシなのだが、教官がひどい。
さすがに、見た感じで50になろうかという歳のくせして、
助教授にもなれないような人間では、
その能力はたかが知れているようだ。

そもそも、問題内容を理解していない。
それに加えて、説明する能力もない。
それでも、冷静に考えてみればある程度分かるものだが、
落ち着いて冷静に考える余裕もないらしい。
僕の些細なミスに対してくだらない嫌みを言っていたのだが、
見た感じ、どうも感情的になっていたようだ。
要するに、学生の些細なミスを許せる余裕もないほどに、
感情を抑制できないのだ。

僕は、自分を優れていると思うことはほとんどない。
コンピュータに関してはある程度自信を持つこともあるが、
この演習は、供給型Logistics Gameということで、
コンピュータとは特に関係がない。
だから、僕が優れていると言える要素は特にないのだが、
それでも、この教官と比べれば、
自分は明らかに優れていると思った。
どんなに成績の悪い学生と比較しても、
僕は、必ずしも自分の優位を確信できない。
ほとんどの人は、必ず何らかの特技を持っている。
優れた発想であったり、離れてものを見る視点であったり、いろいろだ。
ただ、それをまとめて表現する能力がないから、
成績に結びつかないだけなのだ。

が、この教官は、明らかに僕より劣る。
そもそも、大学の教官に共通する、知的な雰囲気がまったくない。
知的素養というものが感じられないのだ。
それに、大学の教官でなくても、
普通は何らかの形で理論武装している。
しかし、それすらない。
発言は常に矛盾だらけで、つじつまなどまったくない。
自分の言葉に対してすらそのような状況なのだから、
もちろん、こちらの言葉など聞いてはいない。
いい歳をして、人の話を聞くこともできないのだ。
理解しろとは言わない。せめて、聞くことくらいできてほしいものだ。

この大学で講義を受けてきて、
今まで1人だけ、嫌いな教官がいた。
好きになれない教官は他にもいるが。
まあ、それはそれとして、嫌いな教官がいたのだが、
その教官は、常に自分の功績を誇示し、
判断が極めて主観的で、
自分の言うことが必ず正しいという、まるでアメリカのような態度だった。
しかしそれでも、その教官の能力が優れていることは分かった。
性格的に問題があっても、
教官としては、必要な能力を備えていた。
しかし、上記の教官は、それすら備えていないのだ。

僕は、お腹が空いてくると、
感情の制御をしにくくなってしまうので、
少し感情的になってしまった。
要するにちょっとムカッと来たわけだが、
他の班員はずっと冷静で、ただ、唖然として見つめていた。
「なんだ、あれは?」という感じだ。

ちなみに、他の院生も、
優れているとは決して言えなかった。
態度が極端に横柄なのだ。
円滑なコミュニケーションを図ろうという意志を、
まったく感じることができなかった。
おそらく、上下関係のきつい研究室は、
下に対してああいう態度をとるような習慣が付くのだろう。
上にへつらい、下をこき使うのだ。
当然、僕はそのような態度は大嫌いだ。

だからこそ、極端であることは分かっていても、
中学生や高校生の生徒に対しても、
必ず大人と同等の遠慮をもって話をする。
駅構内などでぶつかった場合は、子どもであっても、
「すみません」と謝ることにしている。
とにかく、年齢という本人にはどうしようもない要素で
差別することは、徹底的に避けているのだ。
…だからこそ、子どもだからと言って
電車の中で騒いだりするのが許されるのは、
納得がいかないのだが。
しかし、これは僕の勝手な理屈であり、
一般にはなかなか通用しないだろう。
それでも、電車の中で泣きわめく子どもがいると、
首をへし折って、窓から放り捨ててしまいたくなる。

人間は、ある程度の能力を要求されるべきだ。
社会で生活する以上、必須の能力というのがあるはずだ。
その能力に欠ける場合、そのような人間は排除されるべきだ。
例えば、基本的なマナーをほとんどなにも知らないような人間は、
街を歩くべきではない。
そんな、たいしたことを要求しているわけではない。
普通の小学生でもできることをできれば十分だ。

しかし、それすらできない人間が、世の中にはいるのだ。
そのような人間は、排除されても仕方ないのではなかろうか?
あまりに能力の低い人間は、
その他すべての人間に害を及ぼすのだ。

就職をする際、
障害者であるからと差別される話を聞く。
しかし、それは違うと思う。
障害者であることは今の時代、むしろプラス要因に働く。
障害者を雇っていれば、それだけで
良い企業であるようなイメージを与えることができる可能性があるからだ。
しかし、そのプラスをうち消してあまりあるほど、
彼らの能力は低いのだ。

それでも、障害者を雇うこと自体には文句を言わない。
しかし、納得がいかないのは、
その陰で、彼らよりもずっと仕事のできる、
能力的に優れた数多くの人間が、苦汁をなめているということだ。
障害者は、障害者であるというだけで優遇されるのに、
一般の人は、何らそのようなことはない。
能力が他よりも劣れば、あるいは劣ると判断されれば、
望みの企業に就職することなどできはしないのだ。

要するに、能力の低すぎる教官は、
このような類型に属するということだ。
教官として彼が話をするだけで、
学生は誤解をし、不快感を受ける。
それならば、いない方がマシだ。
いない方がマシということは、
社会に何らかの貢献ができる可能性の高い障害者よりも、
ずっと存在価値が低いということだ。

ちなみに、僕は障害者に対して
差別意識を持っているつもりはない。
これは単に、能力「だけ」を見て判断しているから
こうなっているのだ。
一般の社会においては能力だけが
すべての判断基準ではないから、
当然、実際はこんな単純な判断ではなくなる。
所詮はつたない文章だから
誤解は仕方のないことだと思うが、
この点だけは、一応強調しておきたい。

その教官だって、
能力以外の点を見れば、それはそれでいいのかも知れない。
しかし、教官という立場を考えると、
能力が低いということは、極めて大きな問題だ。
大学の教官は特に、
能力が高いからこそ、教壇に立っているのだ。
いくら演習とは言え、その大前提が崩れているのは許せない。
所詮、弱小単科大学、ということなのかも知れないが。

まあ、さらに言えば、
それでもなお、自省できるのなら救いはある。
改善の余地があるからだ。
自省でなくても、間違いや矛盾に対して
真摯でなくても、とにかく向き合う姿勢があれば、
最低限の水準は満たしていると言えるだろう。
まあ、それだと、教官という水準ではなく、
学生という水準を満たしているに過ぎないとは思うが。
が、この教官は、僕の指摘に対して皮肉を返してきた。
なにを考えているのか知らないが、
普通、まともに考える気があるのなら、皮肉など言わないだろう。
そもそも、学生の質問や意見を抑圧するような姿勢は、
教官として許される性質のものではない。

ところで、その帰りの電車内、
芸術を学んでいると思われる学生が、
なかなかおもしろいことを言っていた。
優れた芸術家であるなんとか先生は、
人の話をまったく聞かない上に、
他人の絵を、ひどい偏見を持って見るらしい。
なんでも、「この子は小さな頃、
家庭内暴力を受けていたに違いない」などと、
まるで心理学者のような恣意的な意見を述べていたようだ。
ちなみに、同じ意見でも、
心理学者が述べるのなら恣意的とは言えない。
科学的根拠があるはずだからだ。
もし科学的な根拠がないならば、
心理学者の発言であっても、恣意的だと言えるだろう。

で、芸術家というのは、
物事を自分の都合のいいように見るものなのかも知れない。
そうすれば、物事は最高に見える。
あり得ないほど理想化されて、美しく見える。
すると、最高の芸術になるのではないか。
そんな気がする。

今日は、Ragnarokβ版サービスの打ち切りの日。
もうすぐ終わる時間だが、混み合っててまるで入れない。
まあ、それもいいだろう。

重要なのは、そんなことをやっていたせいで、
睡眠時間が大幅に減ってしまったということだ。
このままでは、4時間未満しか寝ることができない。
明日は、1限からだからやはり睡眠時間を期待することができない。
これでは、先週のように、
金曜日にダウンすることになりかねないが…。
金曜日、2限から彼女に会えるのだから、
2限には行きたいものだが…。
1限は…、まあ、どうでもいい。

2002/11/20 3:06



2002年11月18日(月) ただそこにある幸せ

2002/11/18 22:56 Access: 4201 (+56)
Words: 5848 Lines: 344
おかしいな…。自分でそんなにたくさん踏んだかな?
なんだろう?このアクセス数…。
前回更新してから約20時間。
それほど時間が経っているわけでもないのだが。

この日記を見つけるとき、
検索エンジンを使ってきている方が結構いる。
GoogleやYahoo!が多い。
Yahoo!と言っても、Googleのサーチエンジンを使った
ページ検索の方だ。

驚いたのは、
検索のトップに出てくるキーワードが結構あること。
前のMDI Browserにはびっくりしたが、
それ以外にも、この日記をトップに出す
検索の組み合わせはいくつか存在するようだ。

例えば、「彼女 大学生活」…。
確かに、何度となくこの言葉を使っている。
使ってる数が多ければ上位でヒットするのか…?

よく分からないのが、「東京駅 アルバイト 配送センター」というキーワード。
確かに、たまたまこの3つの言葉を使って
日記を書いたことはあったが、どうしてそれがトップでヒットするのだろう?

驚いたのは、「丸の内ビルディング」だ。
もちろん、こんなキーワードでトップに来るわけではない。
なんと、241〜260という、とんでもなく後ろのところにあったのだ。
そんなところまでわざわざたどって、
僕の日記を出してしまったとは…。
無駄足を踏ませてしまって、申し訳ない気がする。

ちなみに、Yahoo!で普通に「大学生活」と入力すると、
52件目でヒットするようだ。
案外、上の方という気がする。
なんせ、89600件の中の52件目なのだ。
…が、URLをいじって、最後を見ようとしたら、
870件で打ち止めらしい。
いったい、どういう基準で89600件なんて出しているのだろう?

それで今日は、
先週と同じく、2限に合わせて出かけた。
講義に出るためではなく、彼女に会うためだ。
まあ、彼女にはアルバイトをやるためだと言ったが…。

それで、先週見逃した自習室も見てみたが、
彼女はどこにもいなかった。
あまりしつこく探しても仕方がないので、
適当に探して、僕は船の前にある、ベンチに座った。

この大学には、重要文化財の船があるのだ。
…陸上に。
なんで重要文化財を、芝生の上に載せて野ざらしにしておくのだろう?
よく分からないが、費用の問題など、いろいろあるのだろう。

ベンチでボーっとしていたが、
10分ともたずに、彼女にメールを書いた。
携帯のメール…。乱用はしないようにしようと思っていたのだが。

彼女に気持ちをもう一度、伝えようかとも思っていた。
抱きしめたいとか、名前で呼んでほしいとか、
くだらないこともいろいろ考えた。
しかしそれも、彼女からメールの返事が返ってきた瞬間に消し飛んだ。

彼女から返事が返ってくるのに、9分もかかった。
しかし、なんのことはない。
僕のH’’と彼女のJ-PHONE、両方とも、
メールの受信がひどく遅いのだ。
無料なのはいいのだが…。
ちなみにその9分間、僕はメールを送ったことを後悔し続けた。
こんなの、過干渉だと。
なにをしているのか知らないが、僕からのメールを受け取って、
うっとうしいと思っているに違いないと。
メールアドレスを聞いたときも、かなり無理矢理だった。
実際、彼女は相当困惑しているように見えた。

僕は、ベンチに座ったままボーっと空を見上げていた。
そんなことをしたのは、本当に久しぶりだった。
なんだか白くもやがかかったような、
東京独特の色をしていたが、それでも青空はきれいだった。
ずっとあくせくした生活に慣れていて、
心から落ち着いた気分にはなれなかった。
通る人が気になって、仕方がなかった。

何回かメールを交換して、
彼女が図書館にいると分かった。
僕は、落ち着いた気分なんてどうでも良くなって、
鞄を抱えると走り出した。

図書館の階段を駆け上がると、歩調を落として、
ゆっくりと図書館に入った。
最近はそうでもなかったが、前期は、
彼女は図書館にいることが多かった。
どうしてそれに気づかなかったのか…。
まあ、結果オーライだったのかも知れない。
彼女は、論文の英訳の課題をやっていた。
もっと早く行っていたら、きっと邪魔になっただろう。

図書館に行くと、いつもドキドキする。
図書館は、机が少し高く区切られているのだ。
だから、遠くから見ても、座っている人はほとんど見えない。
1つ1つの席を、見て回らないといけないのだ。
席の横を通るたびに、また彼女じゃない、とがっかりするのだ。

しかし、今日はちゃんと、彼女は図書館にいた。
まあ、いると言っていたのだからいるに決まっているのだが。
ただでさえ走ってきて動悸がしていたのに、
席を1つ1つのぞき込んで、さらに動悸が激しくなってしまった。
そして、ついに彼女を見つけた。
僕の動悸はピークに達し、僕は胸を押さえ込んでしまった。

僕は彼女に話しかけたが、
彼女はこちらを見ることもなく、「ちょっと待ってねー」と言った。
やはり邪魔をしてしまったのか…と、早くも後悔した。
僕は、まだ読んでいなかったBlue Backsの本を広げ、
彼女の後ろの席に座った。
図書館は、1つの席に対して両側から向かい合うようになっている。
だから、彼女と僕は背中合わせになる形になったわけだ。
どうでもいいが、そのとき読んでいた本は、元素の本だ。
111あるという元素を、1つ1つ説明している本だ。
著名な元素も、そうでない元素も、
なかなか知らないことが多くておもしろい。

…が、このときはそんなこと、どうでも良かった。
普通に本を読んで、内容も理解していた。
しかも、思ったよりも落ち着いてはいた。
しかしそれは、そういう気分だっただけだ。
身体は正直に、座ったあとも動悸を続けていた。
僕は、いつまでたっても落ち着かない呼吸を、
どうやって彼女に悟られないようにするか、
そんなことばかり考えていた。

ようやく呼吸が落ち着いた頃、
彼女は課題が終わったと言った。
それから僕たちは、図書館で話し込んでしまった。
僕は普段、周囲の人間に対して相当神経質になる。
割と静かなところだったら、まず移動することを考える。
しかし、このときはそんな余裕、あるはずもなかった…。

それから、学食へ行った。
彼女は、今まで学食に顔を出したことがなかったらしい。
いつも何か持ってきているのだ。
僕もそうした方がいいだろうか…。
そちらの方が安上がりなことは分かっているのだが、
入学したとき、まわりが学食を使っているから、
何となく学食を使うことにしてしまったのだ。

彼女は、学食を興味深そうに眺めていた。
どうやら、大学の外はあちこち歩き回っているのに、
学内はそれほど見ていないようだ。

それから、最近僕が友人とよくいることの多い、
就職相談コーナーへ向かった。
僕は大学院進学を決めてしまったからなにもしていないが、
周囲は、とっくの昔に就職活動を始めている。
彼女も、もちろんそうだ。
だから、就職情報を探しに来たのだ。
…だからこそ、不安になる。
これから就職活動がどんどん進んでいけば、
それだけ、彼女と僕との乖離は深まる。
今はまだいい。しかし、彼女が徐々に余裕を失ってくれば、
僕の相手なんてしている場合ではなくなるのではないか…?

とにかく、今日はいい気分だった。
最初からこんなにいいことがあったのだ。
複素解析は、はっきり言って好きな科目ではなかったが、
ノートを取るシャープペンシルの動きは踊るようだった。
生徒がどこからか取ってきたと言う、ドクターグリップ…。
対価を支払っていないという事実とは裏腹に、
その調子は、かつてお金を払ったものよりもずっといい。

彼女に会ったら、
自分の気持ちは変わっていないと。
今でもずっと好きなんだと言おうと思っていた。
しかし、彼女と会うどころか、
メールを受け取っただけで、その気持ちはくじけてしまった。
…僕がそれを言えば、
彼女はそのことについて考えざるを得なくなる。
僕には、彼女を苦しめる資格なんてあるのか?
そんなこと、1度やれば十分じゃないのか?
所詮、今の気持ちは未練なんだから、
いつかは、振り捨てなければならないものなんだ…。きっと。

幸せなはずなのに、なぜこんなに苦しい?
不満なんてないはずだ。
ただ、そうだ。彼女が僕を想ってくれているのではないかという
根拠のない考えが、消えていないのだ…。

こんなに、優しくされたことなんてなかった。
今まで僕の周囲にいた人は、
冷たくはなかったが、決して優しくもなかった。
だからこそ、好きな人に、これほどまでに優しくされると、
僕は、この気持ちを捨てきれないのだ…。

でも、もう彼女がどうだなんて関係ない。
もう、なんであろうと彼女は彼女だ。
外見も、性格も、僕にとってそれほど重要ではなくなってきた。
それは、彼女の要素だからこそ重要なのであって、
そういう外見だからとか、そういう性格だから、
ということではなくなってきた。

…本当に、どうしたらいいのだろう?
答えなんてあるのだろうか。
結局、良い思い出として封印するしかないのだろうか。
どんな強い想いも、
時間が経てばすべては消えてなくなるものなのか。
そうであるなら、未来なんてどうでもいい。
とにかく、今だけをなんとか…!

それはそれとして、今日受けた講義は3つ。
研究室に顔を出そうかと思ったが、
彼女に会いに行ったので、研究室の方には行かなかった。

複素解析は、だんだんよく分からなくなってきた。
正則関数と初等関数に関して、
それぞれ複素数領域での微分をしていたが…。
Cauchy-Riemannの方程式とかいうのをやった。
たぶん、それほど難しい話ではないのだろうが…。

線形代数は、固有値と固有ベクトルの話だ。
知らない人は「なんだそれは?」と思うだろうが、
知っている人は「なぜ3年になって?」と思うだろう。
そのくらい、基礎的な内容だ。
さすがに情報工学では使わないかも知れないが、
ほとんどの理学、工学分野で登場するのではないかという
かなり基礎的な内容だ。
ちなみに、そんなことを3年生になってやっているのは、再履修だからだ。
確か、シュレディンガー方程式は、
固有値を求める計算で解が求まるはずだ。
よく覚えていないが…。

ちなみに、Cauchy-Riemann方程式もそうなのだが、
知らない人が見ると、異常に難しそうな名前のものが、
大学には多すぎる。
中身を見ると、なんだそんなことか、ということも多い。
Eulerの公式なんてえらそうなことを言ったって、
中身はたった1行の、短い数式なのだ。
確かに重要な意味を持っているが、決して難しくはない。

すべての元凶は、そのネーミングにあると思う。
その法則の発明者が、法則の名前になってしまう。
だから、名前だけ見ても、どういう法則なのかまったく分からないのだ。
普通、ネーミングというのは、
名前を見たら中身が分かるように付ける。
なのに、科学というのはどの分野を見ても大抵、
法則には人の名前が付けられている。
これでは、なんのことだかサッパリだ。
学会でしか使わない法則ならともかく、
人に教えるなら、分かりやすい名前を用いるべきだ。
極端な話、僕が何か法則を発見したら、
それがどんな分野の法則なのかとか、
どんな内容なのかとか、発見したことに関する
様々な情報はすべて無視され、
ただ僕の名だけが記されることになる。
「Seakの法則」と。
これでは、なんのことなのか分からないのも当たり前だ。

それはともかく、
複素解析では、指数関数の微分、
三角関数の微分、双曲線関数の微分、対数関数の微分を扱った。
いずれも、複素数領域だから、
実数の微分とは多少異なる。だいたい同じだが…。

5限は、流通統計管理論だ。
流通に関する常識について扱った。
買い回り品と最寄り品とはそれぞれ何か、とか、
専門店の特性とはどんなものか、とか、
地方百貨店の動向はどうなっているのか、とか、
そういう話だ。
ちなみに、答はそれぞれ、
買い回り品は、ある程度高価で、
あちこち見て回って購入するような品物だ。
つまり、「買い回る」品物だ。
最寄り品も同じだ。最寄りの店ですぐ購入できるような品物を指す。
コンビニで買えるものをイメージすればいい。
専門店の特性は、上記の買い回り品を多く取りそろえ、
安く多くのものがそろうことを、流通サービスとして提供している。
カテゴリーキラーなどと呼ばれる。
地方百貨店の動向は、
ここの事情はあるだろうが、総じて言えば斜陽と言っていいらしい。
交通事情が良くなってきて、
大都市圏に客が奪われているのだ。
その典型的な例が木更津で、
アクアラインが完成したことで、多くの客が横浜や川崎に流れ、
売り上げがかなり減ったそうだ。
ちなみに、このようにリンク(交通機関)によって
需要を吸い取られることを、ストロー効果と呼ぶ。

とまあ、そんなような話だ。
流通を専門にしている割には、
意外と基礎的な話だという印象を受けるかも知れない。
しかし、流通というのは3つに大別できる。
それぞれ、物流、商流、情報流と呼ばれる。
一般に流通と言うとこのうちの商流を指すが、
僕たちが主に扱っているのは、このうちの物流なのだ。
物流と、それに伴う情報流以外のことは、
並の経済学部の学生にも勝てないと言っていい。
ただし、物流に関して専門的に学んでいる大学など、
他にはないだろう。
人事担当のみなさん、是非とも、
流通情報工学課程をよろしく。
僕は今、この流通情報工学課程を広告する
アルバイトをやっているのだ。
まあ、パンフレットの送り先の住所録を作るという、
かなり地味な仕事ではあるが…。
自宅でできるから、結構いいのだ。

こんな話を書いていたら、だいぶ落ち着いてきた。
ニュースを見ていたのだが、
やはり、道路公団の民営化のニュースは、豊富に転がっている。
僕が国際交通経済学で調べるべきテーマとして示されたのが、
この道路の民営化問題なのだ。
しかし、それに空港の民営化問題が絡んでいるから、
調査としては格段に難しくなっている。

それと、国際マーケティング論では、
マレーシア、タイ、インドネシアについて調査せよとのことだ。
いくつかテーマがあって、
例えば、貿易と直接投資などだ。
他のテーマは忘れてしまった。

今日の東京駅は、ずいぶん子どもが多かった。
いったいなにがあったのだろう?
今日はミッキー・マウスの誕生日と聞いたが、
その影響だろうか?

さて、そんなことをやっている間にも、
どんどん時間は過ぎる。
チャチャッと書いて、とっとと寝よう。
明日も2限から講義があるのだ…。
それに、明日は家庭教師もある。
あまりのんびりはしていられないのだ。

ああ、なんか書くこともないのに、
こうして時間を引っ張ってしまっている。
上の文を書いてから、なんだかんだで30分経っている。

彼女から来たメールを一通り読み返してみた。
なんか、関係の変化が、これを見るとすぐに分かる。
最初は敬語だったんだなぁ…。しみじみ…。

2002/11/19 1:45



2002年11月17日(日) 過去の自分と現在の自分

2002/11/17 5:41 Access: 4145 (+46)
Words: 1455 Times: 90min (1h 30min)
アクセス数が多いが、これは、
自分で過去の日記を読んでいたためだ。
自分のアクセスは数えないようにできないのだろうか?

5月と6月の日記を、少し読んでみた。
他人からみれば分かりづらいのだろうが、
もともと、自分で読むために記したものだ。
おぼろげな記憶から無理矢理書いたような
6月12日の日記以外は、
概ね、すんなり読むことができた。

そこに、彼女に対する意識が何回も書かれていた。
そうだ。この頃は彼女を冷静に見ることができていたのだ。
彼女は尊敬すべき友人であり、
数少ない女性の友人だった。
昨日か一昨日の日記に、高校生の頃は女性の友人が少なかったと書いたが、
それは大学生になっても変わってはいない。
ちなみに、6月17日の日記にちょっとおもしろいことが書いてあった。
この頃は、その日の気分で結構短い日記を書くこともあった。
1024×768の画面だったらすべてが収まる程度の量だ。

日記を見ていると、
乗船実習をきっかけにして、
徐々にではあるが、大きく感情が傾いているのが分かる。
この頃からか。
良いか悪いかは別として、
取り返しのつかないことになったのは…。

2002/11/17 6:32

2002/11/17 12:51
あの頃と比べれば、なにも分からなかった彼女のことも、
少しは分かるようになった。
案外自信家であることも分かった。
いくつかコンプレックスを持っていることも分かった。

2002/11/18 1:54
不正終了して消えたまま放置していた。
これは、修復されたファイルだ。

今日は、昼の間、少し出かけた。
髪を切りに行ったのだ。

美容院に行ったのだが、
僕はどうも、この美容院というのが好きになれない。
雰囲気も、店員も、なにもかもが僕に合わない。
しかし、床屋に行くと次の日、
いろいろな人にさんざんけなされるので、仕方ないのだ。
弟によると、今回はずいぶんうまく行ったらしい。
僕には、よく分からない…。
とりあえず分かることは、頭が軽くなったことくらいだ。

帰りに、セブンイレブンのおでんを買って帰った。
こんにゃくを1つだけ買ったら、店員はなんだか嫌そうな顔をしていた。
まったく、それができるからコンビニなんだろう?
と思ったが、もちろん口には出さなかった。
前に食べたときはあまりおいしくなかったが、
今日のおでんはなかなかおいしかった。
しかし、ファミリーマートの方が上かな?

そうこうしているうちに、彼女からメールが来ていた。
ちょうど僕が髪を切っている頃に書いたようだ。
前のように、狂喜乱舞して喜んだりはしなかった。
そうあるべきなのだが、そういう自分が少し悲しく感じた。
もちろん、嬉しくないわけじゃないが。
最初の頃と比べると、ずいぶんくだけてきた…。
この当たり前のように感じる幸せが、
いつか、かけがえのないものだったと気づくのだ。
分かっているのに、どうにもならない…。

僕の気持ちは変わっていないと、
何度もメールに書こうと思った。
しかし、結局は、無難にメールの返事を書いただけだった。
彼女が鎧を着ているように見えると書いたが、
自分も同じだな…。

変わっていないと言っても、
細かいことを言えば、いろいろ変わっているのかも知れない。
共有した時間が長い分、少し不安が和らいだ。
全体として感情的になっていることは確かだが、
細かいことの1つ1つで落ち込んだり浮かれたりすることは、
多少、少なくなった。
しかし、彼女を目の前にして、
胸を締め付けられるような思いをすることは、逆に多くなった…。
まさか、これが「せつない」ってやつ?
…僕に限って、そんなことはあるまい。

弟が怒っているので、そろそろやめることにする。
相部屋はこれが問題だ…。

2002/11/18 2:30



2002年11月16日(土) 選ぶべき道はどこに?

2002/11/16 17:51 Access: 4099 (+39)
昨日、日記を更新していなかったようだ。
とりあえず、書くだけは書いたのだが。
眠くて忘れていたか、あるいはまだ書くことがあったのか。

最近、どうしたらいいのか本当に分からなくなってきた。
このままでいいと思っていたが、
何もなければ、いつかは彼女と離れるときが来る。
それも、そう遠い日ではない。
指折り数えると、あと3ヶ月。
それで、あとはもう、
偶然会うことを願うだけの生活になるのだ。
それで、いいのだろうか?

彼女に出会うまで、彼女を意識するようになるまで、
僕はいったい何を考えていたのだろうと思って、
少し、前の日記を見てみた。
アクセスカウンタが無意味に増えてしまうのが気に入らないが。

見てみたのだが、
「タクシーである。
走れば走るほど、走らなくても時間がたてばそれだけ、
どんどん運賃が加算されていく、あの恐怖のタクシーである。」
だとか、
「シルビアがボンネットを下にして地面に突き刺さっていた。
世にも奇妙な光景だった。
君津では車が地面に刺さるものなのかと一瞬思ったが、
そうではないらしい。」
だとか書いてある。
妙なことばかり書いていると思っていたが、
「まあ、このような時間の過ごし方をしている限り、
新しい二年の時間は、長久とも言える長い時間なのだが。
自分のためにすることなど何もないのだから、
誰か、他人のためにこの時を過ごしてみたいものだ。」
という記述があった。
要するに、そこに都合よく現れたのが、彼女だったわけだ…。

しかし、他人のために時間を使うことは、
そう簡単なことではない。
だいたい、相手がそれを望まない場合も多いだろう。
それに、僕の意志など関係なく、
それは相手の意志を拘束する。
ただ純粋に、相手のために何かをするなんて、
そう簡単なことではない…。

僕はとりあえず、今の生活を精一杯
がんばってみることにした。
彼女もがんばっているからだ。
それも、僕のような偽物ではない。
今まで何度となく挫折しかけたのを乗り越え、
それほどの苦もなく、日々の生活を送っているように見える。
たいしたことではないが、彼女にVine Linuxを借りて、
少しでも彼女のレベルに追いつくように…。

前の日記を読んでいてつくづく思った。
文章自体は昔も今も下手だが、
前はこれほどまでに支離滅裂で、
読んでいて意味の分からない文章ではなかった。
きっと、こんな自分の感情を隠したいと思ってしまって、
それでこんな読みにくい文章になってしまっているのだろう。
それでも、僕自身は意味が分かって書いているのだから、
僕自身には意味が分かる、という点が始末に負えない。
どこがどう分からないのか、僕には分からないのだ。
ただ、今までの経験からして、
これほどまでに整理されていない文章は、
理解しやすいはずはないと思うだけだ。

ちなみに今は、Vine Linuxのインストール中だ。
カーネルと、そのソースコードをコピーしていた。
ソースコードはないという話だったが、
カーネルのソースコードは入っているのか。
暇があったら、読んでみようか…。
僕に分かるのだろうか?

それにしても見ていると、
LaTeXファイルをHTMLに変換するツールなど、
なかなかおもしろいプログラムがたくさん入っているようだ。
一部の人に人気があるのも分かる気がする。
ところでこれ、安定して動作するのだろうか?
Windowsは動かないが、Linuxは動くかも知れない。
まあ、マザーボードに欠陥があったりしたら、
そんなことは期待できないが…。

さいたま市の見沼区、なかなかおもしろいことになっているようだ。
脅迫状まで飛び交うとは…。
不動産の価値が下がると言われているらしいが、
確かに、埼玉県さいたま市見沼区では、
住所なんてこだわらないが、それでも住みたくはない。
子どもがかわいそうだ。
まあ、僕の場合、子どもどころか
結婚できるかどうかも怪しいものだが。

おもしろいニュースと言えば、もう1つ。
政府で使うOS、Windowsをやめたらしい。
オープンソースOSと言っていたから、
おそらくはUNIX系OSだろう。
トロンなんて使ったら外国の反発きついだろうし…。
なかなかおもしろいことを考えるものだ。
おそらく、圧力がかかってくるだろう。
いったいどうなるのだろうか。

2002/11/17 2:55

前の日の日記、書ききれなくなったのでここに記す。

だが、この時期に、
運命を変えるような出会いがあった。
プロフィールにも載せているが、メール友達だ。
そもそも、僕がInternetのコミュニケーションを好むのは、この人と出逢えたからだ。

その人は、極めて強く、独特の考え方を持っていた。
PCが何度も不安定になって、
そのたびにフォーマットしたりPCを変えたりして、
どういうメールを交換していたのかは分からないが、
とにかく、その人が僕の人生の指針を示してくれたことは間違いない。
真似はできないが、本当に参考になる考え方だ。

その人のメールは、
彼女からのメールと同じように、インディゴの色で
強調表示されるようになっている。
その人はRagnarokにはまってしまって、
最近は全然連絡を取っていないが…。
久しぶりに何か書いてみようか。
その人、この日記のURLを知っているはずなのだが、
読んでくれているのだろうか?
ちなみに、同じようにRagnarokをやってはいるのだが、
サーバが違うために、会うことはできないのだ。
その人はChaosにいて、僕がいるのはLokiだ。

好きになったというのとは、少し違うような気もする。
確かに楽しかったが、彼女に対する感覚とは、全然違うものだ。
他の人はどうなのか知らないが、
たぶん僕は、目の前にいない人を、愛したりはしない。

高校生の頃は、それだけだ。
ちなみにそのメル友、人妻である上、
確か29歳になるはずだ。
歳はともかく、人妻というのは、恋愛対象とするにはかなり問題だろう。
たぶん僕は、そういう人と恋愛するなんてことは無理だ。
それにしても、その人と知り合ったときは、
まだその人は25歳だった。
自分が歳を取ることに不思議を感じることはないが、
そういうふうに考えると、時の流れというのは少し不思議な感じがする。
先輩とも、高校生の間はそれほど連絡を取っていなかったが、
その場合、自分の歳+1という風に見ていたので、
特に不思議には思わなかった。

あ、文字数オーバーしてる。
仕方ない。次の日の日記の後ろに押し込むか。
やれやれ…。

2002/11/17 4:51



2002年11月15日(金) 拘束し、すべてを貫くような槍

2002/11/16 5:31 Access: 4094 (+34)
今日は、朝起きられなくて、
3限から行くことになってしまった。
もう、何度書いたか知れないが、
寝る前にRagnarokをやるのはやめよう…。

流通政策論は、経済計画と国土計画の話。
国家の計画がどのような発想で策定されたのかという話だった。
高度経済成長の話を、初めて整理して聞かされた気がする。
知らなかったわけではないが、
改めて整理して示されると、それがどうしてこうなったのかと
不思議に思ってしまう。

その次には、人間工学の話。
人間の動作範囲はどの程度かという話だ。
この講義は、教官がかなり執拗に質問をする。
毎回何か発言するようにしていたが、
この日はRagnarokをやっていて
なんの準備もしていなかったので、なにも言えなかった。

そのあとは、本来流通情報工学ゼミナールがあるはずの時間だ。
しかし、ここで担当教官が娘を迎えに行かなければならないとかで、
実は水曜の4限にずらされてしまっている。

そのため、僕はアルバイトの仕事をやることにした。
それで、そのアルバイトの発注元の教官のところに行ったのだが、
その教官は、ゼミナールの真っ最中だった。
どうやら、思い切り邪魔をしてしまったようだ。
…そんなことならやめれば良かったのだが。
まあ、不純な動機があったのだ。
ちなみに、これで他のゼミナールがどのような雰囲気か知ることができて、
非常に参考にはなった。
まあ、自分は自分の作業をしていたので、
話なんてほとんど聞いてはいなかったが。
あくまでも雰囲気だ。

そのあと、その仕事を一緒にやっていた友人と一緒に
就職のガイダンスを受けに行った。
別に受ける必要性はなかったのだが、
これにも、不純な動機があったわけだ。

ガイダンスそのものに、特筆すべき点はなかった。
まあ、それなりに興味深い話だったと言えるだろう。
先輩たちの話が特に興味深かった。
結構適当にやっていても、内定を取っている人はいるようだ。

そのあと、友人の車の修理をした。
と言っても、僕にはなにもできないので、見ていただけだ。
なんなのかよく知らないが、とにかく巻き込まれたのだ。

ああ、眠い。
さすがにこんな時間まで起きていると眠くてたまらない。
もともとは、6時からバイトだと言う人に、
5時50分頃にメールを送ろうと思って起きていたのだが、
ボーっとしているうちに6時になってしまった。

車の修理をしたのだが、
その工具が見あたらなかった。
実は、スペアタイヤのふたの裏側についていたのだが、
暗い場所で作業していたためか、
そんなことには気づかなかったのだ。

それで、友人がその工具を買いに行った。
それを待つ間、僕を合わせた3人で、
大学の校舎の屋上に上った。
窓から這い出たのだが、どうやら普通に階段から上がれたようだ。
なかなかいい景色で、いい雰囲気でもあったのだが、
結局僕は、なにもできなかった。

やっぱり、書かないとなにがなんだかサッパリ分からないな…。
まあ、いいとしよう。自分だけ分かれば。
他のすべての人が分からなくても、僕は一向に構わないのだ。

結局、大学の寮からさらに友人が現れ、
その人が車を修理して去っていった。
工具を買いに行った友人は無駄足になってしまったようだ。
それで、そのあともんじゃ焼きを食べにいった。

前から何度か書いているように、
僕はアルコール類が大嫌いだ。
その主な原因は、飲むと性格が変わることにある。
それで嫌いになったことが原因で、
アルコールの味自体が嫌いになってしまった。

ただ、そもそも飲むと性格が変わるということを
極端に恐れるようになったのは、母の影響だ。
母は、酒を飲むと人格が変わる。
今日は12時過ぎに帰ったのだが、
「もう帰ってこないかと思った」とか言って泣いていた。
そんなバカなことがあるか。
だいたい、弟は週の半分も帰ってこない。
どうして僕のときだけそんなに情緒不安定になるのだろう。
それもこれも、どう考えてもすべては酒が原因としか考えられない。
はっきり言って、酒を飲んだときの母はかなり異常だ。
普段からその調子だったら、僕は間違いなく
精神病院に入院させているだろう。
そのくらい、ひどい。
はっきり言って、現状でもすでに、
アルコール依存症の治療が必要な状態だ。
まあ、この程度だったら、本人が絶対嫌だと言い張るので、
僕もそれ以上は言っていないが。

母の医療不信はかなり根強いものがある。
まあ、だからこそ健康食品にはまったりするわけだが。
言いきってもいい。健康食品を摂るよりも、
酒とタバコをやめた方が健康になれる。
たぶん、健康食品を勧めるセールスマンでもそう言うのではないだろうか。

ああ、眠すぎる。
さすがに金曜日のあと、6時半まで起きていると…。
夢と現実が交錯し、
夢の中で話しかけてきた人に、返事をしそうになった。
そう言えば、帰りの電車の中で、
ずっと僕に寄りかかってきている人がいた。
上半身を完全に僕に預けた状態で、
顔だけ僕の顔の方に向けていた。
例えが悪いかも知れないが、キスしようとしている姿勢と言っていい。
もちろん、僕がそんなにモテるわけはないから、
その人は、それほどまでに眠かったのだろう。
それにしても、いくら12時頃の電車とは言え、
そんな意識朦朧となるほど眠たがっている人を見たのは初めてだった。

それで、そのもんじゃ焼きを食べるときに、
結構飲まされた。と言ってもたいしたことはなく、
ビールとカルピスサワーだけ…、カナ?
あ、結構飲んだつもりだったが、案外たいしたことなかったようだ。
まあ、それでも僕には十分すぎる量だ。
僕には、どうしても人格が変わってほしくない、わけがあったのだ。
それはそれとして、友人たちの少し変わった姿を見られて
おもしろかったことは確かだ。
だが、自分のそんな姿を見せるわけにはいかなかった。

…ダメだな。さすがに完全に話から外してしまうと、
なにがなにやら、たぶん自分でも分からない。

結論から言ってしまえば、彼女がそこにいたから、
僕は変わるわけにはいかなかった。
そして、彼女がいたから、アルバイトの仕事をしたり、
就職ガイダンスに出席したりしたのだ。
もし彼女がいなかったら、4限が終わった時点で
さっさと帰っていたことだろう。

はっきり言って、酔って口走る内容が、
この日記に書いてある程度のことであればまだいい。
しかし、母を見ていて、そしてその血が僕に受け継がれていた場合、
そんなことで済むとは考えにくい。
下手をすれば、本来持っていなかった欲望、
くだらない趣味や趣向、異常な発想、
その他、円滑な社会生活に不必要な
発言、行動をしてしまうのではないかとすら思ったのだ。
具体例はあえて出さない。
ここであえて僕の脳の異常さを露呈したところで、
たいした意味を持たない。

ちなみに、このように危惧するのには理由があって、
僕は、小学生の頃は、極端に協調性に欠け、
コミュニケーション能力も欠如し、異常なほど偏執的な性格だった。
今ではいい意味でも悪い意味でも失われたが、
特に集中力は意味もなくすさまじかった。

例えば、誰かに対する怒り。
今でもそうだが、当時も、こういう感情が一番強かった。
僕の場合、途中など一切なかった。
怒りを覚えたら、やることは1つ。
殴るか、刺すかだ。
幸い、僕の運動能力の低さからすべて未遂に終わったが、
その一つだけでも既遂に終わっていたら、
僕だけではなく、周囲の人間の人生まで大きく変わっていたはずだ。
覚えていることはそれほど多くないが、それでも、
小4のときに友人に殴りかかり、
小6のときにはさみで友人を突き刺そうとしたことを覚えている。
あと、時期は忘れたが、いすで殴り倒そうとしたこともあった。

今は、中学生の頃から腕立て伏せをしていたりして、
人並み程度の腕力はあるのだが、
当時は本当に虚弱体質と言っていい状態だった。
だから、まともにやり合っても勝負にならないことは、
どんなに頭に血が上っても分かっていた。
だから、手段など選ばなかった。
思ったら、最高の破壊力を行使するだけだ。

中学生あたりから、
いい意味でも悪い意味でも、僕は人並みになり始めた。
成績も、むやみに良いといいことがないということは、
すでに嫌と言うほど思い知っていた。
いじめられたわけではないが、それでも、
周囲に対する遠慮というのを感じるものだ。
このころ、ようやく僕は、周囲の人間を感じられるようになった。

…なんでこんなことを書いているのかと言えば、
僕の性格を述べるという意味もあるのだが、
それ以外に、就職に必要な自己分析の一部分として
自分というものを知るためのプロセスという意味でもある。
まあ、こんなに眠くては、とてもまともなものを書けるとは思えないが。

僕の成長のきっかけは、常に恋だったのかも知れない。
小学生の頃、非常に活動的な女の子がいた。
エビ固めというのだろうか、背中に乗られて、
後ろにそらされるようなプロレス技のようなことをされた記憶がある。
なんでそんな人を好きになったのかはよく分からない。
たぶん、向こうが好意を抱いてくれたから自分の好きになったのか、
あるいは、そこまで親密につきあった女の子が初めてだったからかも知れない。
ちなみに、今でもそういう人は嫌いではない。
同年代にはいないと思うが。
その人の家に行って、Final Fantasy Vのエンディングを見たことは
今でも忘れることはできない。
これがあるから、僕にとってこのゲームは、
少し違った意味を持つ、特殊なものとなったのだ。
ちなみにこの人は、中学生になってしばらくして、
学校が合わないとかで不登校になってしまった。
不登校はその人だけでなく、全部で10人以上いたと思う。
規則が好きな僕はそれほど不思議に思わなかったのだが、
今になって友人と話したりすると、
この中学校がいかに息苦しかったかが分かる。

例えば、水筒は、生徒会で決定されるまで
学校に持ってくることができなかった。
あらゆるものが学校によって規制され、
学業に必要と判断できるもの以外に対しては、
極端に強く制約されたのだ。
当然、スカートの丈は膝下までだし、
髪は黒以外禁止だ。
僕は今、髪を切るのが面倒なので
非常に長く髪を伸ばしている状態だが、
そんなのもこの中学校では許さなかった。
色を変えるなんてとんでもない。
ピアスなど、話すら聞かないほどだった。
時計を持ってきていいかどうかさんざん議論になり、
結局却下されたこともある。
ちなみに、カチューシャの色も制限されていて、
今、僕はその邪魔な髪を留めるために
茶色のカチューシャを使っているが、
その程度でも微妙なラインだ。
ちなみに、それは女生徒にとってのラインだから、
おそらく、男子生徒がカチューシャを使うことは、
色に関わらず禁止だったはずだ。

ああ、また彼女に話しかけられた気がした。
夢と現実が、徐々に強く交錯する。
指先が、現実から離れ始める…。

それで、中学校には図書委員会があった。
まあ、珍しくもないだろう。
その委員長がいたのだが、僕はその人を好きになってしまったのだ。
詳しいことは覚えていないが、
名札が黄色だったこと、その人の名前、
その人の妹が弟と同級生だったこと、あとはその人の顔くらいだ。
メガネをかけていたのが非常に印象的で、
それ以来、メガネをかけている女性を見ると、
それだけで魅力を感じるようになってしまった。
こういう人間を、世間一般では変わり者と言うようだ。
2次元コンプレックスに近いものだろうか。

その人は、僕が1年生の歳に3年生だったので、
僕が2年生になるに伴って、そのまま卒業していってしまった。

僕の歴史はあとで書くことにする。

彼女を誘うとき、友人はいくつかの手法を用いた。
たぶん、その人にはそんな意志はなかったのだろう。
しかし実際は、お手本にしてもいいような、極めて巧妙な詐欺だ。
だからこそ僕は、知っていても彼女に対しては、
絶対にそのようなことをしなかった。

誘う際の基本的な詐欺の手法は、
断れないようにすることだ。
セールスマンなどが、扉を開けたら勝ちと言われる、あの世界だ。
この辺は前に事例を示したので事例は省く。

その友人は、就職ガイダンスが終わったあと、
彼女も車の修理につきあわないかと誘った。
実は、ここが一番難しいところだ。
あとのことはどうにでもなる。
なぜ彼女がそれでYesと言ったのかよく分からないが、
たぶん、1人で帰るのがつまらなかったとか、
その程度の理由だろう。

それで、そこからさらにもんじゃ焼きを食わせて、
ビールを飲ませるという方向に持ち込む。
そのために、彼は友人におごらせるという手段を用いた。
実際のところ、お金の部分はネックだ。
それを努力して取り除いてみせることで、
断りにくくすることができる。
ちなみに、これ以外にも様々な手段を複合的に用いていた。
例えば、話の流れ。
最初に断らなかったのだから、次も断らないだろう、
それが当然だという話の流れだ。
この話の流れがあるからこそ、最初以外は簡単なのだ。
多少抵抗の意志を示しても、
「まあ、いいじゃん。行こうよ」で通してしまう。
僕のような負け組には、決して言えないセリフだ。
常日頃から集団を制し、導いてきた自負が言わせるものだ。

今度は、不機嫌そうな顔をして座っている
彼女の姿が見えた。
幻視と言うほどはっきりはしていないが、いよいよまずいだろうか。

結果として彼女は、
次の日に朝の6時からバイトがあり、
かなり制限のきつい門限があるにもかかわらず、
僕たちにつきあうことになってしまった。
彼女は僕のように、
3時間しか寝ていなくても、コーヒーを飲んで彼女の顔を見れば
それだけで目が覚めるような身体の構造をしていないはずだ。
明日は、本当に苦労することだろう。

とりあえずこの辺で。
あとは、寝てから書くことにする。

2002/11/16 7:22

2002/11/17 3:06
この日記を途中でやめていることに気づいたのが遅くなり、
こんな時間になってしまった。
実は、もう次の日の日記を書いている。
これで、陰でこそこそ更新しておけば、
多少まずいことを書いていても、読まれることはないだろう。

はっきり言って、僕が彼女とつきあうなどということになった場合、
最大の問題は周囲の人間だ。
ただでさえ嫌がらせに近いことをいろいろ言われているのだ。
それがこの先、さらにエスカレートすればどうなることか。
僕はいつものことだから慣れているが、
彼女はとても耐えられないのではないだろうか。
彼女が彼らのくだらない妄想の生け贄にされていたときは、
本当に腹が立った。
人として、最低限の倫理すら持っていないのかと
疑ってしまったほどだ。
結局、生きてきた環境が違うということなのだと思ったが。
そうとでも思わなければやっていられない。
生きてきた環境など関係なく、
彼らがそういう人間なのだということになってしまったら、
救いがなくなってしまう。

それで、自分史だったか…。
中学2年の頃の話は、一度書いたような気がする。
もう2度とないような、奇跡的な話だ。
そのときは、100%いたずらだと、信じて疑わなかった。
それで相手を深く傷つけてしまったのだと気づいたのは、
とっくに会えなくなってからだった…。

僕は、ラブレターをもらったのだ。
返事がYesなら1階の特別教室、
Noなら2階の特別教室に来てくれということだった。
その2つの特別教室はそれぞれ、
階段を上り下りするだけで行き来できるようになっている。
そこを何度も往復して、どちらに来るか確認するつもりだったのだろう。

しかしその人は、致命的なミスを犯した。
下駄箱にラブレターを入れてくれたのだが、
僕の隣の下駄箱にそのラブレターを入れてしまったのだ。
その当時、僕の出席番号は18番だったのだが、
間違って17番に入れてしまったのだ。
自分の出席番号なんてほとんど覚えてはいないが、
この年の出席番号だけは、忘れることはない…。

結果、そのラブレターは教室で音読されることになってしまった。
なんて大人げないんだ、と思うが、
その当時、周囲の連中だってみんな中学2年生だ。
そして、まわりに「どうするんだ」とさんざん言われ、
まわりの視線に耐えかねた僕は、
「どうせそんなの、いたずらに決まってるよ。放っておけよ。」
と言ってしまった。
その手紙が今、僕の手元にないということは、
そのときに捨ててしまったのだろう。

結局、僕はYesともNoとも答えなかった。
冷静に考えてみたら、それがいたずらでないことはすぐに分かった。
だいたい、自分の名前を記していたずらをするなんてあり得ない。
そのあと、その人とどうなったのかは覚えていない。
その手紙をもらう前、生徒手帳を取られて、
それをその人は、自分の胸ポケットに入れた。
今だったらその胸ポケットに手を突っ込んで手帳を取ってしまうかも知れないが、
その当時の僕は、そんなことはとてもできなかった。
どうしても手帳が必要だったのだが、
結局、その人とずっと追いかけっこをする事になってしまった。
今になって思えば、あのときからその人は、
僕のことを好きでいてくれたのかも知れない。
なんでこんな嫌がらせをするのだろう、としか思わなかったのだが。
そう言えば、まったく違う方角にある僕の家まで
一緒に帰ったこともあった。
さんざんからかわれたので、それも嫌がらせだと思ってしまったのだ。
その当時の、自分の頭の悪さを呪いたくなる。

その人とは、高校生になってから一度、再会した。
そのとき見た限りでは、恋人もいて、
幸せに過ごしているようだった。
しかし、結局謝ることはできなかったはずだ。
でなければ、今でもこんなに強く、記憶に残っているはずはない…。
中学校の記憶なんて、上に記したこと以外はほとんどないのだ。
あとは、教師に呼び出されて殴られそうになったことくらいか。
確か、窓から唾を吐いたとか、そんなことだったと思う。
今だったら口で負かす自信はあるが、
当時は、とてもそんなことはできなかった…。

中学生の頃は、それだけ。
他に、憧れたりした人は何人もいたが、
いずれも、それ以上にはならなかった。
その当時、いや、今でも、
女性は僕にとって、遠く憧れる存在なのだ。

高校生の頃は、そのコンプレックスも手伝って、
まともに女性と会話も交わさないような生活を送った。
そのおかげで、勉強なんてまるでしないのに、
成績はそれほど大きくは下がらなかった。
それでも、なにも勉強していないのだから、
だいぶ悪くなったが。
入学当時はクラスで10番程度で、
卒業時は、理系の特化クラスで周囲が優秀だったこともあり、
だいたい20番くらいに落ち着いてしまった。
いや、もっと下か…。

友人には恵まれたが、
総じて言えば、この時期は暗黒時代だ。
まあ、人生全体が暗黒時代とも言えるが。
しかし、今よりずっと時間の流れを遅く感じたから、
きっと、今よりつまらないと感じている時間が長かったのだろう。



2002年11月14日(木) 恋愛は心を弱くするのか

2002/11/14 21:19 Access: 4060 (+24)
今日は、部屋に弟の友人が来ているので、
PCどころかInternetも使えない。

今日は、1限から講義があったが、
2限で終わってしまった。
本当は4限もあったのだが、
今日は休講になったのだ。

例のごとく必死に起きたのだが、
今日は、ほとんど報われなかった。
まあ、そういうこともある…。

ちなみに、朝がきついのは学生に限ったことではないらしい。
教官の方にも問題があるようで、
朝、たまたまとある教官にばったり会って、
その人が「昨日の委員会で1限の講義が問題になっている」と
言っていた。
そういうことを学生に話してしまっていいのか、とも思うが、
まあ、おもしろい話だし、僕としてはまったく構わない。

流通経済論は、なんだったかな…。
企業についての話だったのだが。
まあ、細かい部分はテスト前にでも見直せばいいだろう。
要するに、企業の範囲の話だ。
企業は、自社の業務としてどの程度の範囲を扱うべきか、
そして、どの範囲を系列とすべきか、
というような話だ。
日本は、外部に委託すべき領域まで
系列にしてしまう傾向があるらしい。
確かに、そういう印象は否めない。

2限の知識情報処理は、命題論理学の話だ。
計算機上で人工知能を実現する上で、
論理学というのは極めて有用なツールとなりうる。
そのために、システムの具体的な話に入る前に、
基礎となる論理学の知識を身につける、
というのが本来の話のはずだ。

しかし、この教官は去年、アメリカに行ってしまっていて、
この講義は開講されなかった。
そのため、その具体的なシステムの方を先にやってしまったのだ。
だから、システムの勉強をしたとき
よく分からなかった話が、今になって解決する、
というような形になってしまっている。

ちなみにこの教官、
僕の卒論担当教官でもあるのだが、
なんだかものの考え方が父に似ている気がする。
Farelady Zに乗っていた、というのはちょっと笑ったが。
大学の教官とZという車のイメージは、
まったくつながらないのだ。
昔はZに乗っていて、
娘が生まれてからはベンツに乗り、
アメリカに行っていたときは
レンタカーでキャデラックを借りていたらしい。
その娘に、ベンツよりバスの方がいいと
言われたとかで、がっかりしていた。

前にも書いた気がするが、
僕の受講しているゼミナールは、
他の教官の担当学生と一緒にやっている。
Javaをやるという内容が共通しているからだ。
それで、そのもう1人の教官にも娘がいるらしい。
だから、ゼミナールの途中で娘の話に花が咲いて、
実におもしろい。
ゼミナールはいいのか、と思われるかも知れないが、
プログラミング言語なんていうのは、
結局のところ、自分で概念を理解して、
自分で慣れるほかにどうしようもない。
確かに教わった方が早いこともあるだろうが、
基本的には自分でなんとかするものだ。
文法的な制約が極端にきつい語学と思えばいい。

語学との違いは、
単語や熟語に当たる命令文が、
自然言語と比べて極端に少ないこと、
それから、文法に例外がないこと、
表現できる内容が極めて限定されていること、
あと、文法に例外がないということに結びつくのだが、
そもそも論理的な内容しか扱えないことも挙げられる。

以上のことから何が言えるかということだが、
一言で言ってしまえば、自然言語よりずっと簡単だということだ。
1つのことを表現するのにさまざまな手法がある、
などということはあまりないし、
表現による微妙なニュアンスの違いなども存在しない。
文化的な背景は確かに存在するが、
自然言語ほど重要ではなく、知らなくてもたいした問題にはならない。
基本的に、数学と英語をある程度知っていれば、
どのようなプログラミング言語でも、
ある程度意味を把握することが可能だろう。
その「ある程度」がどの程度なのかということは、
言語の種類によってまったく異なるが。
たとえば、低級言語と呼ばれるアセンブラ言語などは、
知らない人間にはほとんど理解できない。
機械語に至っては単なる0と1の羅列だから、
それをアセンブラなどに変換することなく
そのままスムーズに理解できる人間がいたら、
それはもはや人間の域を一歩飛び出しているだろう。
一応、論理的に法則があって並んでいるわけだから、
理解しようと思えばできないことはない、はずだ。
やろうとは思わないが。

とまあ、そういうわけだから、
教官に教わる必要など、あまりないのだ。
だいたい、その教官だってC言語は書けるが、
Javaはそれほどちゃんと書けるわけではないらしい。

その教官から、
卒論のテーマとなるシミュレーションプログラムが送られてきた。
一通り目を通してみたのだが、
複雑な技巧は使われていないようだ。
ポインタのメンバもなかった。
通常の構造体のメンバ程度だ。
確かに、この程度なら読み解いてJavaに直すのも
不可能ではない、と思わされる。

…のだが、ちょっと問題がある。
どう見ても、これは卒論のテーマには軽すぎる。
明らかに、ゼミナールで終わらせてしまえる程度の内容だ。
こんなことを卒論にしてしまっていいのだろうか?
楽な卒論を書いて楽に卒業したい人にはいいだろうが、
僕は、そんなつもりで大学に入ったわけではない。
研究をする以上、ある程度自分の能力の限界に
挑戦するようなことをしてみたい。

とは言っても、見た目ほど簡単ではないのがプログラムというものだ。
なんせ、細かいところが非常にうるさい。
たった1つの例外を見逃していただけで、
そのプログラムは致命的なバグを抱えることになってしまう。

それで、そのゼミナールに使うテキストの、
下巻を僕はまだ持っていない。
だから、丸善という本屋で探すことにした。
友人に聞いたら大丸の近くだと言っていたので、
今日、ちょっと行ってみることにした。

東京駅周辺をご存じの方にとっては
非常に間抜けに見えるかも知れないが、
僕はそこで、丸の内の中央口を出た。
実は、大丸の方へ行くには八重州側の出口を出なければならなかったようだ。
それで、その中央口を出てすぐのところに、
前に来たときにはなかった巨大な建造物がそびえ立っていた。
有名な丸の内ビルディング、通称丸ビルだ。
余談ではあるが、この建物、
建て替え前は「丸の内ビルヂング」という名前だったらしい。
なかなかおもしろいネーミングだ。
時代を感じさせる。

少しだけ見て回ってみた。
ゲーム機を置いているレストランがあったり、
なかなか興味深かったとも言えるのだが、
さすがにこういう場所に1人で行ってもおもしろくはない…。

そもそも、そんな丸善なんて本屋に行こうと思ったのは、
先程述べた友人の言葉があったからだ。
そうでなければ、大学の本屋で買うか、
新宿の駅のすぐ近くで買ったに違いない。

僕は、この数ヶ月、確実に弱くなった。
些細なことで心を乱すようになったし、
本来なら考える必要もないほど細かいことを気にするようになった。
特定の状況では冷静さを完全に失ってしまうことにもなった。

昔の僕は、不安なんて持っていなかった。
失いたくないものなんてなかったし、
死んでも問題ないとさえ思っていた。
生きていたって、別に意味があるわけでもない。
機械的自然観の元では、所詮人間など、
自然法則が生み出した偶然の産物に過ぎない。
人間に、目的などないのだ。

だから僕は、自分が楽しいようにすることが一番いいと思うようになった。
そうしていれば快感を感じられるし、それで問題などないからだ。
そんなことばかり考えていると、
たとえば、地球の環境が汚染されたり、
生活が乱れたり、様々な問題は起こるだろう。
しかし、それに問題意識を持っているなら、
それはただ、それぞれに応じて対応していけばいいのだ。
そういうのはあくまでも対症療法であって
最善の選択ではないが、自分の快楽を追求するなら、
そうなるしかないと思うのだ。

それで、そんな考え方では、
楽しさなどまったく持続しなかった。
所詮、どんな娯楽もまやかしだ。
自分の本当にやりたいこと、という感触とは違う。

しかし、今の僕には、
たった1つ、重要なことがある。
それだけは、失いたくない。
だから、それを失いたくないがために、
くだらない危惧を抱き、妙な行動を起こすようになった。
結果として行動力が増し、端から見て変化したように見えるらしい。
しかし、それは単に恐怖に追われて起こしている行動に過ぎないとも言える。
失うのが怖いから、何かをせずにはいられないのだ。
ほとんど強迫観念だ。

失いたくないだけではない。
もともと僕は強い欲望なんてなかったのに、
今は欲しくてたまらないのだ。

望んでも、手に入らないことはもう分かっている。
どんなに金を積んでも、どうしようもないことはあるものだ。
まあ、僕はそれ以前に、積めるほど金を持っていないが。
現在の貯金は、約20万円。
ちょっと前まで30万円持っていたから、
だいぶ減ってしまったことになる。
ちょっとしたアルバイトでは、焼け石に水だ。

僕は、昔はもっと強かった。
意志は弱かったが、何事にも動じないだけの強さがあったはずだ。
しかし今は、些細なことで心が揺れ動き、
そのたびに冷静な判断ができなくなり、
後悔を繰り返している。
ちょっと前まで、最善とは言えないまでも、
後悔しない選択ができていたのに。
前々から思っていたことだが、
最近は特に、年を取るにつれてどんどん
後ろに戻っているような気がする。
人間のピークは18歳頃ということだろうか。
すでに今、その頃と比べていくつかの点で
衰えを感じている。

2002/11/14 22:37



2002年11月13日(水) 察知できない遭遇

2002/11/14 0:45 Access: 4036 (+22)
Words: 3433 Times: 57min
今日の朝は、嬉しいことがあった。
普段、さんざんいろいろやってもダメなのに、
期待していなかったときにこういうことが起こると、
なんだか、運命の不思議さというか、
少し、妙な気分になる。
人間の努力なんて、所詮は大きな流れをゆがめる程度の効果しかない。
それが大きいと思うかどうかは人それぞれかも知れないが、
とにかく、それがすべてでないことは間違いないようだ。
努力なんてしていなくても、幸せな生活を送っている人は多い。
僕だってそうだ。

今日は、2限から5限まで講義があった。
先週までは4限が空いていたが、
教官の都合で、今週の4限からゼミナールが入ることになった。

2限は文学の話だ。
担当教官の専攻が英文学なので
この講義でも英文学を扱っている。
今日は、Daniel Defoeの話だ。
英文学の父と言われるほど著名な人物で
常識として知っていなければならないのかも知れないが、
残念ながら、僕はその名を聞いたこともなかった。
しかし、その著作は知っていた。
“Robinson Crusoe”という名の本だ。
この本は、知らない方が珍しいと言っていいくらい有名な本だと思う。
ついでに言えば、CrusoeはCPUの名にもなっているので、
そちらを連想した方もいるかも知れない。

それで、僕たちは理系の学生だ。
理系に必要な最低限の数学的能力を持っているかどうかは別として、
建前として、理系であることは間違いない。
微分方程式を解けなくても、学科によっては
やっていけないこともない。
解けた方がいいことは確かだが、できなくても
決定的な問題にはならない。
それよりも、理系の学生として重要なのは、
客観的で論理的な思考ができるかどうかだ。
それと比較すれば、微分方程式が解けるかどうかということは、
結局のところ、知識の問題に過ぎない。
重要でないとは言わないが、
絶対に必要なものではない。
ちなみに、不勉強な学生のいいわけだと思われる方は、
そのように思っていただければよろしい。
なにも、自分の考えを強制するつもりはない。

とにかく、そういう学科に所属する学生を対象にしているのだから、
内容は、極めて興味本位のものとなる。
たぶん、今後もそうだと思うのだが、
教官個人のイギリス留学の話などを絡め、
Daniel Defoeの人間としての側面に、
強く光を当てた講義となった。

このDefoeという人は、
ピューリタンであるにもかかわらず、いや、
ピューリタンであったからこそ、
極めて金銭に対する執着が強く、
現代の倫理観から見ると、
とても信じられないことを平気でやっていた。
対立する双方の棟を支持する論説を書くなど、
主義主張もなにもあったものではないらしい。
挙げ句の果てには、ピューリタンのくせに
国教徒を装ったと言うから、なかなか筋金入りだ。
ちなみに、その活躍が災いして、
Newgateという監獄に放り込まれたこともあるらしい。
しかし、それを小説のネタにしているのだから、
なかなか転んでもただでは起きない人だ。
ちなみにこの人、ガリバー旅行記を書いたSwiftらに
強く批判されているそうだ。

3限は、応用化学。
先週もよく分からなかったが、今週はさらに分からなかった。
内容としては、光源としてのレーザについて。
レーザとは何か、どのように作るか、
なにに使うのか、などという話をした。
来週は、具体的な機器分析の話に入るはずだ。
そうすれば、少しは理解できるのではないかと思うが。

4限は、流通情報工学ゼミナール。
僕のいる大学では、卒論の準備段階として、
研究室で各々の対策を練る。
僕の場合は、Javaの訓練を積むことになる。
たいしたプログラムは書けなかった。
さすがに、どんなプログラムを書こうかという、
目的なしではなかなか難しい。
それから、文法的な制約の理解が、まだ不十分だ。
例えば、BufferedReaderというクラスがあるのだが、
これを用いてインスタンスを定義したあと、
具体的にインスタンス・メソッドを使うことになる。

例えば、
BufferedReader readerというインスタンスを準備したとする。
その内容については長いので省略するが、
要するにキーボードでの入力を一行分、受け取るためのものだ。
オブジェクトだから、1つのインスタンスの定義に対して
様々な機能があるはずなのだが、それ以外の機能は知らない。
…なんてえらそうに言っている場合ではなく、
知らないのなら勉強しなければならないのだが。

とにかく、そのとき、reader.readLine()と入力することになる。
このとき、”L”だけが大文字で、あとは小文字だ。
これに気づかず、しばらく途方に暮れてしまった。
コンパイラに指摘されるから、
ちゃんと修正すれば問題ないのだが、
そのときは、他の問題も起きていたのだ。
さすがに、練習用に20分程度で作ったプログラムのコンパイルで
7つもエラーを出されると困ってしまう。
大文字と小文字を区別する習慣がなかったので、
この辺には少し戸惑ってしまう。

しかし、それ以上に戸惑ったのは、他の学生の動向だ。
僕の指導教官は僕1人しか担当していないのだが、
他の教官もJavaを卒論で扱うため、
その教官の担当学生も僕と一緒にJavaを学んでいる。
その学生たちが、少々困ったことになっているのだ。
例えば、Notepadでテキストファイルの保存ができないとか、
そもそもJavaのインストールができないとか、
そういう問題が頻発しているのだ。
テキストを渡されたとき、あまりのレベルの低さに唖然としたものだが、
どうやら、これを見越した教官の選択だったようだ。
まあ、教官も、さすがにJavaのプログラムを書き始める段階に入れない、
ということは想定していなかったようだったが。
参考までに述べておくと、
Javaのプログラムをダウンロードし、インストールし、
パスを通すまでに、30分もあれば十分だ。
まあ、ダウンロードは環境によってまったく速度が異なってくるが。

ちなみに、レベルが低いと書いたが、
前にも書いたように、それが悪いわけではない。
普通に見れば、平易な文体で読みやすいと言うのが適切だろう。
Cにある程度慣れた僕には、
多少、内容が薄いという点は否めないと思うのだが。

それで、そのJavaの訓練だが、
思ったより高い評価を受けたようで、
卒論のテーマを、もう渡されることになった。
3年のうちに終わらせてしまったらどうなるのだろう?
かなり複雑なシミュレーションプログラムのようなので、
さすがにそれは無理があるか…。

5限は、情報管理システムの講義だった。
グラフ理論の話で、ハミルトングラフと巡回セールスマン問題について扱った。
ようやく本格的になってきたのだが、だんだん分からなくなってきた。
こんな調子で、試験は大丈夫なのだろうか…?
数学系の科目ではいつもそうなのだが、
1つ1つの定義や定理は問題ないのだが、
それが多くなると覚えきれなくなってしまう。
それほど数は多くないので、やる気になればすぐに覚えられるはずだが…。
まあ、正直言って、グラフ理論に時間を割くくらいなら、
JavaとCの勉強をしたい。

帰りに、おだむすびというおにぎりやさんに寄った。
「ぱどタウン」で知り合った人に、教えてもらったのだ。
友人に聞いてみたらなんのことはない。
小田急線の入り口すぐ側、非常に目立つところにあった。

そのあと、久しぶりに家庭教師の仕事をした。
指数関数を教えた。
それほど難しい分野ではないのだが、
結構忘れていることに気づいて愕然としてしまった。
累乗根程度の問題を教えるのに困るとは…。
ただ、始めから分数で表記すれば、
累乗根なんてややこしい書き方をすることはないと思うのだが。
まあ、そうは言っても、これは文部科学省によって定められた仕様だ。
Windowsがフリーズするのは仕様であるのと同じように、
教科書の内容が画一的なのも仕様なのだ。

それで、帰って現在に至る。
今日は1時には寝るつもりだったが、
今、すでに1時半だ。
この時点で、睡眠時間は4時間を切っている。
さてさて…。明日のフランス語は寝そうだな。
3限の時間は暇だから、アルバイトにでも励むことにするか。
1枚30分と考えると、前の分も合わせて4枚終わるはずだ。

さて、明日は1限だ。
講義そのものはそれほど重要でもないのだが、
確実に行っておきたい理由がある。
なるべく早めに寝たいところだ…。

2002/11/14 1:41



2002年11月12日(火) 主観的な君の姿

2002/11/12 22:08 Access: 4014 (+7)
Words: 4207 Times: 97min (1h 37min)
今日は、早起きして、目的を達した。
睡眠時間、わずか3時間でがんばるとは、
我ながらなかなかの根性だ。
強い感情は、常識を超越する力を発揮する。

2限に出ようと思ったのだが、
今日は、朝に割と快適に目覚められたので、
そのまま早めに家を出た。
弟の分までコーンフレークを食べてしまって、
弟がずいぶん怒っていたが、この際、気にしないことにする。

僕の目的は駅にあったが、それは、的はずれだった。
9時半という時間に行っても、会えるわけはなかったのだ。

そのあと、同じゼミナールを受講している人に会った。
当然、同じJavaのテキストを買っているのだが、
やはり、僕と同じように簡単だという印象を受けたようだ。

…いつも、なるべく客観的に書くように心がけているが、
今日はちょっと主観的に書いてみようと思う。
変に見えるだろうが、文章の表現以外は変えないつもりだ。
客観的な見方そのものは、そのままで…。

僕は、ほとんど誰もいない教室にいるのが嫌で、
鞄を置くと、早足で大教室を離れた。
日曜日、池袋のサンシャインシティの前の横断歩道で、
ファスナーを壊してしまった鞄。
そんなことが心をよぎったが、
大学で心配をしてもどうしようもないので、
とりあえず放置することにした。

少し、5階にあるその建物のベランダから下を見下ろした。
高所恐怖症の僕には、この高さから受ける恐怖感が、なんだか快感だ。
人間の脳は、恐怖と快感が隣り合って存在しているらしい。
だから勘違いするらしいのだ。
僕は、とびきりその傾向が強いに違いない。
プレッシャーに震えるはずのところでも、思わず笑みがこぼれてしまう。
脳の機能がちゃんと分別されていないのだ。
所詮は仮の感情だからだろうか。
僕の本物の感情はたった1つ。
君を想う心だけ。

君の姿を求めて、僕は階段を駆け下りた。
また日曜日のことを思い出した。
あのとき、君の電話を受けたときのように、
僕は階段を、軽やかな足取りで駆け下りた。

もちろん、階段を下りたからって、君はいなかった。
僕は、少し、曇り空の下を歩き回った。
まだ、20分の余裕があった。
君にメールを書きたいところだったが、
不必要に、メールを書くことが恐かった。
だから僕は代わりに、友達にメールを書いた。
発信履歴に残る時間は9時55分。
「早く来たけど暇だ〜!とっととこ〜い!(笑)」
と記されている。
しかし、そのとき彼は、
3限の発表の準備をしていて、
メールの返事を返せるような状況ではなかったらしい。

僕は、再び航海学科実習棟に戻った。
学科などないのに、学科という名前が付いているのはなぜだろう?
ずいぶん前に、思ったことがある。
おそらくは、昔は学科があったのだと思うが。
来年にはまた、学科ができることになる。
航海学科という名前ではないと思うが。

それから、なにをしたのか覚えていない。
すこし経ってから、僕はまた、その建物から出た。
すると、そこに僕は、君の姿を見た。
なんのことはない。君は始めから、電車の中になんていなかったんだ。
僕は、自分の情けない勘違いを嘲笑い、
まったく意味のなかった努力を振り返った。

すべては跳ね上がる鼓動に飲まれて消える。
あらゆる論理は僕の頭から消え、
僕はただ、感情の命じるままに動く人形へと姿を変えた。
しかし、人間の僕よりも、人形の僕の方が、
きっと、人間的に見えるのだろう。
僕の価値観は単純化され、すべては1つのために動いた。
すなわち、君のために。

教官が微分方程式を語る。
Euler法を語る…。君と同じ環境の
教官のPCが、美しいCGを作り出す。
Vine Linuxのコードを、PCは忠実になぞる。
Red Hat Linuxを改良し、
日本語をよりよく扱うためのOSだと、簡単そうに語る。

離れ行く君の姿も、
今の僕には、決して苦痛を与えはしない。
すぐに会えると、信じることができるから。
かつては、すぐに会えることは分かっていても、
すぐに会えると信じることはできなかった。

今日の昼食は、カレーうどんだった。
昨日もカレーうどんだった気がするし、
今日の夕食もカレーうどんだった。
なぜ、こんなにカレーうどんが続くんだろう?
それほどありふれた食べ物とは思えないのに。

3限は、友人の気合いの入った発表が印象的だった。
まあ、20枚ものレポートを書いたのはいいが、
そのレポートをまとめる努力が足りなかったという印象を受けたが。
レポート20枚なんて、そもそも10分程度で発表する内容ではない。
僕も、これほどとは言わないまでも、それなりのものを仕上げなければ。
発表するということは、それはつまり…。

隣に座った君の姿を追い求め、
振り向きたがる目を、僕は止められなかった。
いつも見てるわけじゃない、と僕は言ったけど、
できることなら、いつも君を見ていたい…。

3時間しか寝ていなかった僕は、
4限の途中くらいから、少しずつ睡魔に襲われた。
講義の内容なんて関係ない。
おもしろくてもなんでも、眠いものは眠いのだ。
そして、崩れ落ちそうになったそのとき、
僕は、君の方を振り向いた。
…効果は覿面だった。笑ってしまうほどの劇的な効果で、
僕の目は一気に覚めた。
どんなに眠くても、君を目の前にして、眠ってしまうなんて…。

この中途半端な状況が、
身をよじらんばかりの焦燥感を生む。
その一方で、この関係が、非常に心地いいのだ。
僕は明らかに、特殊だ。
君にとって僕は、他とは違う存在であるはずだ。

最後は、演習の授業。Logistics Gameだ。
直訳すれば兵站のゲームだが、
この場合、流通のルートをどう設計するかというゲームを指す。
いわゆるBusiness Gameというもので、
実際的な仕事を修得するために、ゲームの形で訓練を行うのだ。
前にも述べた、MBAで用いられている手法らしい。
僕たちがやったのは、それを簡略化したものだ。

序盤、計算に入る前に苦労してしまった。
おかげでずいぶん時間がかかってしまったが、
ゲームそのものには慣れることができた。
次回はもっと速くできると思うが、
それを見越してか、次回と2回あとは、
ゲームのスピードが2倍に上がる。
果たして、着いていけるのだろうか…。
演習前に、対策を練るしかないだろう。

僕たちは、市場調査を行わなかったために、
流通センターに対して相当無駄な投資をしてしまった。
今後のこともあるので一概には言えないが、
およそ50%ほど無駄に投資してしまったのだ。
今後、うまく運用して、この投資を回収しなければならない。

僕は社長として、この第7班を率いなければならない。
早く帰るためには、ある程度無茶なこともやむを得ないだろう。

最後、計算ミスがあって、帰るのが少し遅れてしまった。
当然、君は先に帰ってしまった。
追い求めるだけで満足できるわけではないが、
それでも、君がいなくなってしまったことは寂しかった。

君は、気づいているのか?
君以外のすべての人は、僕の気持ちに気づいているはずだ。
僕は、忘れたりしていない。ずっと…。

いったい、君はなにを望んでいるんだ?
僕にできることならばなんでもしよう。
きっと、君に自分を捧げることが、僕の幸せだから。

僕は、君が欲しいのか?
教えてくれ。僕はどうしたらいい?
誰かの言葉じゃなく、君の言葉が欲しい…。

なにをしていても虚しいんだ。
ただ、君といるときだけに、本当の満足を感じる。
それ以上が欲しいと思うこともあるけど、
君といるときは、それだけで十分なんだ。
そのときだけは、他に何もいらないと心から思える…。

剣を振り回して、
なんだか分からないこのもやもやしたものを斬り払いたくなる。
すべてを薙ぎ払ったとき、君に迎えに来て欲しい。

何かを悔いることも、何かを強く想うことも、
想いによって行動することも、すべては君が教えてくれたんだ。

姿はいくらでも思い浮かぶのに、
声も届くし、同じように生活しているのに、
どうして手が届かないと感じるのだろう?

…客観的な要素なんて何一つないな。
歌詞を作ってるわけじゃないっての。
書いてる方は、こんなのも悪くない、とは思うけど。

さて、いつも通りに戻すことにする。
上の文章ではなにがなんだか分からなかったかも知れないが、
3限と4限では、学生による発表が始まった。
これから毎回、学生が発表を行い、
それを教官が補佐する形で講義が進む。
僕は、12月の中旬に発表することになっている。

国際交通経済学では、道路・空港の民営化について。
国際マーケティング論では、東南アジア、特にインドネシア、タイ、マレーシアについて。
これらのテーマを調査することになっている。
他のレポートと重なったら大変なことになる。
今のうちから準備するに越したことはないのだが。

何度か書いている気もするが、
この日記の目的の1つは、大学生の生活を示すことだ。
特に僕は、中高生の頃、
大学生はもう、普通の生徒とは違うのだという印象を持っていた。
実際に大学生になってみると、
いろいろな点で自分のイメージと違う点があった。
それを知ったからと言ってどうなるものでもないが、
そういうことを知らせることも、悪くないのではないかと思うのだ。
だから、僕という1人の大学生のケースを通じて、
大学生活というものの事例を示すのが1つの目的なのだ。
そして、その対象は中高生のつもりだ。
もちろん、それ以外の人に読んでもらってもまったく構わないのだが。

当たり前のことだが、大学生だってただの人間だ。
社会人は責任があって、自分というものを表に出さないこともあるが、
大学生は、そんなことはあまりない。
家庭教師などをやっていると、誤ったイメージで
大学生が見られているような印象を受けるが、
そんなことはないと示したいのだ。
別に悪く思われているわけではないので、
それならイメージなんてどうでもいいと言えるが。

…やはり、上の詩のような文章よりも、
こういう文章の方がずっと書きやすい。
慣れてしまったのか、そもそもこういうのに向いているのか、
ああいう詩のような文章は書きにくいものなのか。
よく分からないが、とにかく、
このような書き方に慣れていることは確かなようだ。
何かの役に立つのだろうか…。

さて、昨日は3時間しか寝ていないのだから、
今日はそろそろ寝なければ。
明日は家庭教師をやって、しかもその次の日は1限からだ。
なかなかハードな日程だ。
そのためにも、睡眠時間を稼ぐ必要性がある。
少なくとも6時間は欲しい。
となると、今からおよそ1時間15分ですべてを片づけなければ。
残った主な仕事は風呂に入ることと歯を磨くこと。
…余計なことをしなければ、十分に達成可能だ。

2002/11/12 23:44



2002年11月11日(月) Javaとオブジェクト

2002/11/11 10:48 Access: 4007 (+24)
Words: 5492 Times: 57min
今日は、久しぶりに大学から。
大学のネットワーク、どういう理由なのかは知らないが、
プロクシサーバを通さなければInternetに接続できなくなった。
まあ、その程度のことは仕方がないだろう。

通信速度が遅くなったという
もっぱらの評判なのだが、
使ってみると、どうも遅いのは最初だけのようだ。
サーバ接続までは確かに遅いが、
ダウンロードの速度はすさまじい。
…まあ、600kbpsの自宅と比べれば、だが。
HTTPはおよそ2.5Mbpsで、
FTPは3.2Mbps程度だ。
まあ、正確に測定したわけではないので、
実際はどちらも同じようなものかもしれないが。
ついでに言えば、これ以外のプロトコルについては
サポートしていないらしい。
これで遅いとは、最近の学生は贅沢になったものだ。

いろいろ試してみたのだが、
この表示速度は相手のサーバに依存するようだ。
大企業ほど速い。トヨタなどは一瞬だ。
あと、一度つないだことのあるサーバなら、
別のページでも速くなるようだ。
Proxyというものはよく知らないが、
どうもそういう仕様のようだ。

ところで、Javaの本を読んでいるのだが、
テキストが分かりやすいこともあって、
はっきり言って楽勝だ。
多分、2400円で買ったテキストの内容のうち、
8割は理解した。
当然、金曜日と日曜日と月曜日、
それも、電車の中でしか読んでいないのだから
内容を暗記しているわけではないが、
概要は理解できたはずだ。
面倒な問題は解いていないが、
○×問題ではそれほど引っかからなくなった。

オブジェクト指向についても、
概要は理解できたと思う。
さすがに、具体例を延々一冊ほとんど使って並べられてから
説明されれば、いくら頭の悪い僕でも分かる。
Javaはインスタンスによって
オブジェクトを作ることができる言語らしい。

オブジェクトというのは、
情報とその情報に対する処理をまとめたものだ。
例えばJavaには、
String[] argsという文字列を定義したとき、
args.lengthとすることで、argsの長さが求められる。
まあ、ほかにもいろいろあるが、
ほかは知らないのでまた今度書こうと思う。

それでは、少しアルバイトをやるので、
とりあえずこの辺で…。

2002年11月11日 11:06

2002/11/12 21:06
また、例のごとくRagnarokをやっていて
日記を書けなかった。
やれやれ…。
ちなみに、大学から自宅に
ファイルをメールで送信して、自宅で続きを書いている。

結局、アルバイトは30分ほどしかやらなかったが、
それでプリント1枚を終わらせることができた。
そのアルバイトをやっている他の人は1時間ほどかかったと言っていたので、
たぶん、結構速かったと言えるだろう。
僕は、オペレータの仕事をやったことがあるので、
データ入力だけは速いのだ。
キー入力そのものも、これだけ毎日日記を書いているのだから
決して嫌いではない。
まあ、いつも書いていることだが。

そのとき、友人から電話がかかってきた。
僕は、4階にある教育用計算機室の前の廊下に出て、
そこにある窓から下を見下ろした。
案の定、友人はそこを歩いていた。
もう1人、女子学生もそこにいた。

僕は、とりあえずそのデータ入力をキリのいいところまで終わらせてから
その友人のところに行った。
僕にとってすべてに優先すべきことは他にあったはずなのだが、
なぜか、そのときはデータ入力の方を優先してしまった。

そのあと、その友人と昼食を摂った。
なにを食べたのかよく覚えていないが、
確かカレーうどんだったと思う。

このとき、ちょっとしたことを知らされた。
講義に出るわけでもないのに朝早く出かけたのには理由があったのだが、
結局、僕は目的を達することはできなかった。
彼は、その僕の目的が、完全に的はずれであることを指摘したのだ。

知った瞬間、激しい後悔に襲われた。
ほんのわずかな労力の消費を嫌がったために、
僕は、この日一日を棒に振る程度のミスを犯したのだ。
まったく。僕は、大学生になってから、
ずっと後悔などしないようにしてきたのに。

3限の講義は、複素解析だった。
難しいのか簡単なのか、よく分からない講義だった。
どうも僕は、基礎数学はおもしろい考え方だとは思うが、
学ぶ気にはなれない。
そういうおもしろいものが世の中にはあるのだ、という感じだ。
僕には合わない。

4限は、線形代数。
ここでこんな講義を受けていなければ、
多少は僕の目的を達することができたのだが。
まあ、仕方のないことだ。
確か、線形写像と行列の関係を述べていたと思う。
それほど難しい話ではなかった。

5限は、流通統計管理論。
この講義、こんな時間にやっていることもあってか、
出席者がかなり少ない。
ちなみに、この時間には1年生の必修があって、
それと重複している友人もいる。

僕は、講義中はなるべく前に座るようにしている。
その方が講義に集中できるからだ。
ウソだと思うなら、一度試してみるといい。
後ろに座ることは、教育機会を損失すると言ってもいいほどの
大きなミスだということが、よく分かるだろう。

それなのに、この講義に限っては、
僕と友人の2人以外に、前の方に座っている学生はいなかった。
なぜなのか、よく分からないが…。
そのおかげで、教官もその後ろの方に向かって話すので、
この講義に限っては前の方が聞きにくいという、
少々変なことになってしまった。

それで、その講義の最後に、簡単な試験があった。
確か、販売士とかいうよく分からない資格の試験だ。
ちなみに、販売士の資格を得るのが目的ではない。
流通の基礎知識を試すのが目的だ。
僕の得意な選択式の試験だったので、
ササッと書いて、とっとと教官に渡した。

なんでそんなことをわざわざ書くのかと言えば、
その評価が割と良かったからだ。
「ふーん、この程度はできる学生もいるのか。」と言っていた。
普段は口の悪い教官だけに、誉められると嬉しかった。
我ながら、単純な精神構造だ。
最近は特に、異常に精神が単純化している気がする。
下手に物事を斜に構えて見るよりも、
まずはまっすぐ見るようになってきたのだ。

確かに、物事を斜に構えて見たり、
あるいは、裏側から見たりしようとする姿勢は重要だ。
しかし、それ以上に重要なのは、
物事をそのまま、先入観や偏見を持たずに見ることだ。
それがあって初めて、複眼的な見方が意味を持ってくる。
1つの物事に対して、複数の考察を示すことができるのだ。

複数の考察を示すことがどう重要なのかということだが、
これは、進路選択の問題を考えるといいかも知れない。
別に、問題ならなんでもいいのだが。

まっすぐ状況を見つめれば、
おそらく、大学は自分のやりたいこと、魅力的なカリキュラムで選択することになるだろう。
その上で様々な状況を加味して、判断することになる。
もちろん、偏差値もあるし、スキャンダルなどの情報もある。
場合によっては先輩からの情報が入手できる場合もあるだろう。
また、僕の日記だけでなく、
Internet上には、ひまな大学生が記した
大学生活の記録が無数に転がっている。
これも、活用の方法によっては重要な資料になるだろう。
周辺の就職活動が始まったら、
僕は、社会人の日記をいろいろさがしてみようと思う。
これで、表面的な就職活動では見えない部分を見ようと思うのだ。
もちろん、普通の就職活動は、それではダメだ。
あくまでも、物事をそのまま、なるべくまっすぐとらえることだ。
僕は、就職活動をする必然性がないから、
まともな就職活動なしで、こういう変な情報を仕入れるのも
選択肢として考えられることになるわけだ。

それで、このような様々なものを見たとき、
それを素直に見据えて、情報を的確に把握することは最も重要だ。
そうでなければ、大学に入ってから後悔することになりかねない。
僕は、それほど調査もせずに大学に入って、
それで後悔などしていないが、そういうのは運がいいだけなのであって、
実際はなかなかそういうわけにはいかないだろう。

それで、これを斜から見たり、裏から見たりするとどうなるか。
例えば、偏差値の一覧がある。
それ自体はただの数値と言われるが、
実はこれ、その大学の学生の特徴を如実に示すのだ。

偏差値とその人間の知的レベルは、
ある程度の相関を示す。
偏差値がやたらと高いくせに知的レベルの低い人間や、
偏差値はたいしたことがないのにやたらと仕事ができる人間もいるが、
個々を見ずに全体を見れば、偏差値はある程度の傾向を示していることが分かる。
ちなみに、IQもそうだが、偏差値は個々を見るものではない。
1つ1つの要素を見ていては、あまりに誤差が大きくて、
判断材料にするのは難しい。
そうではなく、誤差要因が相殺しあった
全体としての傾向を見るのだ。
そういう意味で、個人の偏差値にそれほどの意味はないが、
大学の偏差値には意味があると言える。
ただし、最近は個人の偏差値もかなりの精度で測定できるようになっているが。
受験技術の進歩は恐ろしいものだ。

だから、こう考える。
この大学は偏差値が50程度だから、
ここの学生の知的レベルは、おおよそ世の中の平均程度だ、と。
僕の見る限り、だいたいこれが外れているとは思えない。
ただ、偏差値が50であろうが60であろうが、
印象はそれほど変わらないが。
70くらいになると、明らかに違うという印象を受ける。
ただ、繰り返すが、これはあくまでも全体的な傾向だ。
例えば、偏差値が非常に高い慶応大学の医学部に所属する男子学生が、
集団で女子学生を襲って強姦するという
あまりに頭の悪すぎる事件を起こしたりもしている。
勉強ができても、頭ができているとは限らないのだ。
この例の学生など、明らかに人間として失敗作だろう。
歪みがきつすぎて、矯正は不可能と思われる。
廃棄処分した方が賢明だと、僕は思うが。

その他にも見方はある。
例えば僕は、国立大学は、だいたいどこに行っても
それなりの講義をやっていて、おおむね満足できると書いている。
これをそのまま解釈しても構わないが、
あえて逆にとらえ、
「こんな文章を書く人間がこんな風に思う大学は、
きっと自分には合わないに違いない」と。
この例ではかなり安易だが、このような考え方もあると思う。

話は少し変わるが、
人の意見というものを、どうとらえるべきだろうか?
これは、上に書いた情報とは、少々異なる捉え方をすべきだと思う。

人から直接入手できる情報は、
他の情報にはない特徴を持つ。
まず、感情的な要因が多く入ることだ。
例えば、話術、話者の人格、その人に対する自分のイメージなど、
情報の本質とは何ら関係のない部分で、大きな影響を受ける。

それから、人間の特性を考えると、
その情報は不安定なものとなりやすい。
人間の記憶というのはそもそも、移ろいやすく、儚いものだからだ。
それを補佐するために、人間は一般に、自分の記憶を補修する。
その補修が正しければいいのだが、
間違っていることもある。
そのため、特に記憶されてから時間が経った情報は、
極めて不安定なものとなる。

さらに、情報の受け手によって個人差は大きいが、
人が直接話す情報は、他と比較して圧倒的な説得力を持つ。
人間同士の会話の中で発せられる情報なので、
極めて主観的なものとなってしまうのだ。

よって、このような特殊な情報を扱う場合、
物事をまっすぐとらえるという視点では、
主観的な考え方に飲み込まれてしまう可能性が高い。
そのため、この場合に限っては、
まず、批判的に情報をとらえる必要がある。

相手の話に相づちを打つのはいいが、
実際、心まで納得してはいけない。
その人が本当のことを言っているかどうかも分からないし、
その人自身が気づかないうちに情報が歪んでいる可能性も大きいからだ。
ちなみに、僕自身、相当歪んだ情報を発している。
この日記は文章という形でまとまっているので
まだそうでもないが、普段話している言葉となると、
その内容はおそらくひどいものだろう。
ちなみに、僕個人の特徴なのだが、
僕の言葉には極端に重複が多い。
前に言ったことを忘れてしまうのだ。
エピソード記憶を覚える能力は、おそらく相当低い…。
意味記憶の方は、他の人より覚える能力は高いと思うが。

ということで、情報に当たる場合には、
その情報の特性を考えた対処が必要だと思う。
ひらたく言えば、時と場合によってよく考えるべきだということだ。

ただ、どちらにしても、複眼的な思考は必要だ。
始めにどう捉えるかは結局その人次第かも知れないが、
最終的に広い視点で物事を捉えられなければ、
考えから落としてしまった部分で影響が出かねない。
自分のやりたいこと、偏差値、あらゆる点を考慮したつもりでも、
学費を考えなければ大学には行けないかも知れない。
夢を追うことがもっとも大切だが、現実も見なければならない。
ちなみに、今の世の中なら、よほど変な夢でない限り、夢は追える。
学費がないなら、奨学金がある。
アルバイトも、割と豊富だ。
現実に屈して夢を放棄しようとしている人は、よく考えてみることだ。
本当にすべての可能性を検討したのか?
プライドが邪魔をして、選び取るべき道を放棄してはいないか?
と。
自分が、夢を追うような生き方ができていないだけに、
もし、夢を追っている人がいるなら応援したい…。

きっと、社会人になれば、僕はこの余裕を失うだろう。
学生というモラトリアムの期間だからこそ思う、他人への許容だ。
自分に余裕があるから、他人に対しても余裕が持てるのだ。

今日はこの辺で。
次の日記もあるし。

2002/11/12 22:06



2002年11月10日(日) 限りある時間の中で

2002/11/11 0:23 Access: 3983 (+31)
僕は、ずっと犯してはならない領域を冒涜してきた。
僕の犯した罪は決して許されることはないが、
少なくとも、今後もこの罪を犯し続けることだけは避けなければならない。

限りある時間の中で、
もっとも大事なのは、過去でも未来でもなく、現在だ。
いたずらに未来を不安に思うことは、
今を無為に過ごさせることになる。
大事なのは今。
今の幸福を失うと恐怖するのではなく、
今しかない幸福を満喫することを考えなければならないだろう。

危惧することなど、ほとんど意味を持たない。
危惧したところで、その原因が消えることはないし、
不安を呼ぶことで、失敗を招く。

それはそれとして、
今日は、基本情報技術者試験の
Moniter試験を受けてきた。
昨日の日記に書いたとおりだ。
この日の日付にそういうことが書いてあったかも知れないが、
あくまでも昨日の日記に書いたとおりだ。
まあ、ミスがあったかも知れないが、
そんなことは気にしないでいただきたい。

それで、10時頃に起きて、11時頃には家を出た。
13時半に池袋に着けば良かったのだから、
これはずいぶんと早い。
まあ、これにはいろいろと事情があるが、その辺は割愛する。

うちから池袋までは、だいたい1時間程度だ。
ということで、12時過ぎには池袋に着いた。
13時半の試験開始まですることなどないので、
とりあえず、試験会場だけ確認したら
その場を離れた。
あとでずっとそこにいれば良かったと少し後悔したが、
まあ、結果としてそんなことは些細な問題に終わったのだから
別に構いはしないだろう。

それで、池袋に行ったら
ほとんど必ず行っている、amluxに行った。
トヨタの自動車展示場だ。
ここは、行くたびに雰囲気が変わっているので
実におもしろい。
3ヶ月に1回ほどは内容を変えているらしいが、
それ以上のペースで変わっているような気もする。

そこでしばらく時間をつぶして、
それから試験会場に向かった。
試験会場では、ずっとJavaの本を読んでいた。
基本情報技術者試験のテキストも
一応持っていたのだが、
モニタ試験だし、別に気張ることもないだろうと思ったのだ。

まあ、その程度の心構えで受けたので、
結果も見事にその程度だった。
おそらく、半分も行っていればいい方だろう。

試験のあとは、またamluxに行って時間をつぶした。
今度は、試験を控えているわけではなかったので、
じっくりと時間をかけて見て回った。
それから、将来の購入候補として、
PriusとCOROLLAのカタログをもらった。

COROLLA一筋だったのに
なぜここでPriusかということだが、
これにはいくつか理由がある。
まずは、表面上の理由。
Priusは、極めて燃費がいい。
1リットルのガソリンで31キロも走る車なんて、
他にはなかなかない。
COROLLAは相当いい方だが、
それでも18キロだ。
31キロというと、下手なバイクよりも効率がいい。
弟はD-Trackerというバイクに乗っているが、
そのバイクは25キロ程度だ。

もう一つの理由は、性能が悪いということだ。
その外観や、受けるイメージに対して、
Priusという車は圧倒的に性能が悪い。
エンジンではなく、モータで始動するのだから当然だが。
これが、急加速、急ハンドル、急ブレーキを嫌う僕に
見事に合うのだ。
当たり前だが、モータはエンジンより駆動音が静かだ。
走行時の静粛性という点で見て、
モータはエンジンより圧倒的に優れているのだ。

ただ、内装など、
あらゆる点で見て、COROLLAの方が優れていることは否めない。
何より、COROLLAの方が50万円も安い。
冷静に考えて、この点は非常に大きい。

それから、東急ハンズを見に行った。
前にも書いたが、ここの7階には、
変なものがたくさん置いてあるのだ。
こういう量販店で、剣や刀や盾や鎧を置いているところを、
僕は他に知らない。
ちなみに、それだけでなく、斧や十手などもある。
もう少し見ようかと思っていたのだが、
そこで、電話がかかってきた。
僕は、あわててその電話を受け、
東急ハンズの階段を猛ダッシュで駆け下りた。
中学校は階段の上にあったので、
3年間、毎日階段を上り下りしていた。
そのため、今でも階段の上り下りは苦にしないのだ。
特に下りは、立ち止まっているよりも楽だ。

というわけで、秒速3歩という
先行者より速いスピードで、僕は階段を駆け下りた。
そのあと、またamluxへ向かった。
今度はさらにじっくり見て回り、
そこから出た頃には日が暮れていた。

それから、新宿へ行って、軽くマックで食事をした。
…ちなみに、関西の人はマクドと言うらしいが、
本当なのだろうか?
McDonaldなのだから、Mcと言うのが
いいような気もするのだが。
まあ、どちらでもいい。
僕は、基本的に略称は好きではないので、
マクドナルドと言うのが一番いいのかも知れない。

軽く食べるつもりだったが、
なにも考えずに、てりやきとチキン、
ミルクにアップルパイと、かなり豪勢な形にしてしまった。
なんと、合計630円(税込み)だ。

そのあと、ヨドバシカメラでメモリースティックを見た。
SDカードと同じで、64メガバイトで4980円だった。
ちなみに、SDカードはどのメーカも同じ値段だった。
それを知っていたら、僕も東芝のSDカードを買ったのに。
一応、東芝が好きなのだ。
Panasonicも嫌いではないから、Panasonicでも良かった。
僕は前に、ハギワラシスコムという会社のSDカードを買ったのだが、
僕は、こんな名前の会社を知らなかった。
結構有名な会社らしいのだが。

メモリースティックを確認し、
新宿の地下にあるハーゲンダッツ専門店を確認した。
いい店を知った。今後はその店でハーゲンダッツを買うようにしよう。
まあ、とりあえず全種類食べてしまったので、
あえて行く必要性はないのだが。

ちなみに、帰ったあとはしっかりステーキを食べた。
胸がいっぱいだったが、そういうときは食欲も出るようだ。
かなり食べたはずなのに、それほどきついとは思わなかった。
消化機能も大幅に良くなっているのかも知れない。

今、試しにJavaのプログラムを書いてみた。
たった1行、「隣の客はよく柿食う客だ。」と
表示するだけのプログラムだ。
まだ、何も見ずにかけるほど書式を覚えていない。
まだまだこれからの段階だが、
Javaに対する抵抗感はきれいさっぱり消えてしまった。
やはり、あの結城氏の本の力は大きかったようだ。

ちなみに、プログラムは以下のようなものだ。
たぶん、短いからこれ以外の書き方はないと思うが…。

public class Kaki {
public static void main ( String args[] ) {
System.out.println("隣の客はよく柿食う客だ。");
}
}

とまあ、こんな感じだ。
ちなみに、ファイル名はメイン文のある
クラスの名前と同じでなければならないので、
Kaki.java以外は許されない。

System.out.printlnは、
オブジェクト、フィールド、メソッドの順に並んでいる。
Javaのオブジェクトというのは、このように使うらしい。
Systemというオブジェクトの、outというフィールドにある、
printlnというメソッドを使うのだ。
何がなんだかさっぱりだろう。
僕にもさっぱりだ。まだ、オブジェクトのことはよく分からない。
メソッドを単独で見ると、関数と似たような
機能を持つようだが…。

ちなみに、オブジェクトというのは参照型の
データを表現するのに用いられるらしい。
C言語で言えば、ポインタの代わりと言っていいのかも知れない。
その際、その参照型のデータに、
さまざまな機能を付け加えたりできる。
たとえば、最初にString args[]という文字列を定義しているが、
このargsに対して、args.lengthとすることで、
文字列の長さを求められる。
このようなものが、オブジェクト指向という考え方の特徴の1つらしい。
ちなみに、本格的なことは、
テキストの下巻に書いてあるらしい。
僕はまだ下巻は持っていないので、
結局のところ、よく分からないのだ。

ああ、眠くなってきた。
今日はコーヒーは飲まなかったが、
結構よく寝た上に、緊張感もあったので、
特に寝ることもなかった。
まあ、いくら僕でも、試験中に寝たりはしないが。
それでも、少々眠くはなった。

これでどのくらいの字数なのだろう?
LibrettoはWordが動かないので、よく分からないのだ。
今度Javaで、テキストファイルの字数を数えるプログラムでも作ってみようか…。
クラスライブラリに頼りきりになることは間違いないが、
まあ、ちゃんと動くプログラムさえできればいいのだ。
入力は、標準入力を使うということで…。

ちなみに、標準入力というのは、
Javaのクラス、Sample.classがあったとき、
c:\java> java Sample < nikki.txt
というようにして使う。
ちなみに、プロンプトは僕の環境に合わせて
c:\java>
というものにしたが、ここには環境によって
いろいろなメッセージが来る。
UNIXは知らないが、MS-DOSの場合、
このプロンプトをpromptというコマンドで
任意の情報に書き換えることが可能だ。
変えたところで、それほどの利点があるわけでもないが。
まあ、プロンプトに時間を出しておけば、
いつ見ても時間が分かって便利だとか、そのくらいだろう。

とにかく、今日の教訓は、
大切なのは今であり、とにかく、今を楽しめばいいのだ。
未来のために行動することは大事かも知れないが、
未来を危惧し、今を制約することにあまり意味はない。
未来に対する影響が分かっているならともかく、
どうなるか分からない未来をあれこれ心配しても仕方がないからだ。
そういう意味で、予測可能な範囲では、
十分心配すべきだろう。

今日は、せっかくの時間を、
十分楽しめなかったような気もする。
まあ、細かいことは差し引いても、
これまでなかったくらい、楽しい時間だったのだが。
だいたい、細かいことをぐだぐだ考えられるようでは、
本当に楽しかったとは言えないのではないだろうか?
こういう時は、本当に過ぎるのが早い。
最近は時が走り去っていくような気分だったが、
このときばかりは、今になって思うと、
時が飛び去って行ってしまったような気がする。
実質にして、3時間弱。
…現実問題、それほど長くなかったんだな。

いろいろな車に乗り込んで、
サイドブレーキを強く引いてみて、
コラムやパーキングブレーキに文句を言って、
高級車に感嘆し、大型車に羨望の眼差しを注ぐ。
思い返してみれば、たいしたことはしていない。
もっと僕に知識があれば、どうにでもなったのに…。

僕は、後悔することはあまりない。
後悔してもそれほど意味はないからだ。
それくらいなら、過去を反省材料にして、
今後どうするかを考える方がずっと建設的だ。
たらればを言っていても、
それとまったく同じ状況など、現実では二度と再現できない。
今日という日はもう、戻ってこないのだ。

しかし、それでも僕は後悔することばかりになってしまう。
理性的な判断ができなくなり、
直情的な判断が僕の行動を規定する。
あとのことをまったく考えずに、行動だけしてしまう。
他のすべてでは、理性的な判断の能力が低いということはあっても、
理性的な判断それ自体ができなくなることはないのに。

さて、明日は少し早く行こうか。
アルバイトの仕事をこなすのだ…。
ちなみに、住所録の打ち込みは、
プリント1枚に1時間程度かかるらしい。
10枚で10時間か。
時給は830円とかだったので、
8300円くらいになるのだろうか。
まあ、自宅でできる仕事にしては、悪くない…。
と言っても、僕はデータ打ち込みの仕事は
経験があるので、コツはつかんでいる。
入力データを見やすい位置に置くことと、
頭で考えずに体で仕事のパターンを覚えることが重要だ。
身体は打ち込みを行い、
頭は間違いがないかどうかチェックしておくのだ。
ちなみに、これはあくまでものの例えであって、
そのくらいの感覚になるくらい、
慣れてしまえばいいということだ。
意識しておけば、それほど苦労なく、慣れることができるはずだ。
…もちろん、そもそもキー入力に慣れていれば、だが。
考えるのとほぼ同時に入力できる人なら、
それほど難しい作業にはならないはずだ。
だいたい、僕だってこの日記を書くときはいつもそうだ。
Librettoの方がちょっとやりやすいので、
感覚的には少し違ってくるが。

ああ、このキーボードの感触、
本当にいいなあ。
買って良かったと思える瞬間だ。
キーストロークは小さいが、それでも十分押した気分が味わえる。
しかも、ピッチもストロークも小さいので、
手が疲れにくい。
慣れるまで少し大変だが、
慣れてしまえばこれほど使いやすいキーボードはない。

2002/11/11 2:39



2002年11月09日(土) Moniter試験

2002/11/10 2:48 Access: 3952 (+33)
明日は、基本情報技術者のモニター試験というのがある。
新技術を導入する、実験のようなものらしい。

明日、僕はそのモニター試験に応募する。
結局、基本情報技術者の試験は受けられなかったので、
自分の実力を試すという意味で必要だと思ったのだ。
まあ、それ以外に、単純に新技術がおもしろそうだ、
というのもあったのだが。

それで、ほとんどダメ元で、彼女を誘ってみた。
すると、なぜか知らないが、彼女も興味を持ったらしく、
そのモニター試験に参加することになった。
応募してから彼女を誘ったので
受験する階は違うが、まあ、そのていどのことは
仕方がないだろう。

で、今日はずっとRagnarokをやっていた。
もともとアルバイトの仕事かJavaの勉強をしようと思っていたのだが。
このゲーム、ホントどうしたものか…。
封印してしまうのも、1つの手かも知れない。
もうすぐ有料になるし。

書くことないな…。
ちょっと試しに、Outlook Expressで
書いてみることにする。
Outlook ExpressはHTMLの編集ができるので、
ブラウザ上とまったく同じ外観で
編集することが可能なのだ。
しかも結構軽いし。
ちゃんとHTMLを知っているのなら、
実は、意外と編集しやすかったりする。
もちろん、フレームの編集などはできないが、
フレームに頼る前にできることはいろいろあるだろう。

ちなみにこの基本情報技術者の試験、
彼女から聞いたところによると、
僕にとって有利な、傾向の変化があったようだ。
それは、計算問題がなくなったこと。

平成14年の春まで、
基本情報技術者試験は、電卓を持ち込むことができた。
ところが、今回から電卓を持ち込むことができなくなったのだ。
電卓の多機能化に、対応できないということのようだ。
確かに、それは言える。
今や、プログラムを組み込むことができる関数電卓だって、
外観は普通の電卓とそれほど違いはしない。
主催者側が電卓を用意できるほど
受験者の数は少なくないし。

ところで、昨日書いた結城氏の話なのだが、
なんと、感想を書いたら返事が返ってきた。
忙しいはずなのに、ずいぶんまめな人だ。
ちなみに、変換させてみると分かるが、
「まめ」というのは「忠実」と表記する。
ニュアンスが違うような気もするが、なかなかおもしろい。
どうしてこういうことになったのだろう?

明日は、何かあるかな…。
とりあえず、会えるといいのだが…。
わざわざ同じ場所に出かけていって、
会えないなんて悲しすぎる。

極端に人の少ない研究室を選んだ以上、
こんな心配をしていられるのも、学部生の間だけだ。
しかも、本格的に就職活動が始まったら、
たぶん、みんな余裕を失う。
所詮、現在の状況は束の間のものだ。
ほんのわずかな時間が経過すれば、
すべては失われてしまう。
それまでに何かを為し得るのか、
そもそも、何かを為すべきなのか。

この気持ちはこの先、どうなっていくのだろう?
他のさまざまな記憶と一緒に、
すべて忘れてしまうのだろうか?

さて、これ以上遅れると、
モニター試験に遅れてしまう可能性がある。
そろそろ寝るとするか…。
今回こそ、本番のようにしてしまうわけにはいかない。
もう、取り返しがつかないのだが。

…なんだか書き足りない気分だ。
何か書くことがあっただろうか?

たぶん、ないだろう。
今日は、一歩も家から出ていないし、
新しい知識なども特にないはずだ。
国際情勢は大きく変化しているようだが、
僕には関係ない。

そう言えば、野村のバーチャル株取引というのをやっているのだが、
その株取引、僕はいつになく調子がいい。
最初こそ株式購入に伴う手数料でマイナスになってしまったが、
それ以降はずっと上昇傾向を続けている。
その株取引は彼女もやっていて、
最高で1.2倍にまで増やしたようだが、
今は0.95倍程度の水準になってしまっている。
ちなみに、そのページは、
野村のバーチャル株式投資倶楽部だ。
興味のある方は見てみるといいだろう。
ちなみに、僕はSeakという名前で登録している。
その名前で検索すれば、僕がどういう取引をしているか
見ることができるはずだ。
見たからってどうなるものでもないが。

さて、こんなことをやっていたって
どんどん遅くなるだけだし…。
欲求不満気味だが、体力を使っていないのだから
仕方がないと思うべきだろう。

2002/11/10 3:54



2002年11月08日(金) 忍耐と我慢と自制

2002/11/08 23:43 Access: 3929 (+25)
Words: 7062 Times: 166min (2h 46min)
もしかしたら当の本人が読んでいるかも知れないが、
最初に不満から。
これは、警告だ。
僕は、配慮など関係なく、思ったことはすべて書くつもりでいる。
そして、僕は聖人でも何でもなく、ただの根性の腐った人間だ。
そのままストレートに感情を表せば、
見るに耐えないものになるだろう。

僕は、彼らに「死ね」とはっきり3回言った。
それでも僕の意図するところがまったく通じていなかったので、
「てめえら、くたばれ」とも言った。
僕の乏しいボキャブラリーの能力からひねり出した、
精一杯の罵倒なのだが、それでも彼らには通じなかった。
どうやら、普段から無意識に貼り付けている
笑顔がはがれていなかったようだ。
だから、どのような事態でも対処できる人だけを選んで、
あえて笑顔を解いて、無表情で意志を伝えた。

彼らは、彼女を彼らの下品な妄想の生け贄にしたのだ。
僕自身は、なんと言われようと構いはしない。
彼らがなにを言ったところで、何の力も持たない。
そのことで、僕はなにも失わないからだ。
基本的には彼女に関しても同じなのだが、
僕には、それが許せなかった。

確かに、僕はだいぶ狂っている。
正常でないことは、十分とは言えないまでも、ある程度は認識している。
しかしそれでも、僕は彼らのように、
彼女を自分の欲望のために利用したりはしない。
これは、冷静な判断ができなくなってしまった僕の、最低限の自制だ。
彼らが彼女をどう思おうと、僕が彼女をどう思おうと、
彼女には一切影響はしない。
それでも、僕は彼女を貶めるような言葉は、許せないのだ。
…実際は、僕が銃を用意し、価値観の異なる友人が、
その引き金を引いたに過ぎないのだが。
結局のところ、我慢ができなかった僕が、すべての責任を負うべきなのだ。

もっと、自制を強めなくてはならない。
さらに場をよく見極め、発言は、考えられる最悪のことを
想定してなさなければならない。
彼女以外のすべての人間は、信頼に値しないと考えるべきだ。
所詮、価値観の相違は埋めがたい溝だ。
どんなに人格的に優れていても、
そもそも低劣な発想に対して抵抗を感じない人間と僕とは、
物事の考え方がまったく異なるのだ。

冷静に考えれば、彼女だって信頼に値しない。
彼女が僕の信頼に応えなければならない理由など、なにもないからだ。
彼女は僕を裏切ったところで、失うものなどほとんどない。
僕の信頼など、彼女にとって、それほど大きな価値を持たない。
彼女に信頼されることは僕にとって絶対だが、
いくらなんでも、彼女はそんなこと、知ってはいないだろう。
知ったところで、彼女にとってそれは、重荷にしかならないだろう。
それでも、僕は彼女を信じたいのだ。

彼女は僕にとってすべてではないが、
僕にとって最も重要で、必要だ。
今や、僕の行動のほとんどは、彼女を基準にして成り立っている。
たいして価値のない、朝早くの講義に出席するのは
その講義に彼女が出席しているからだ。
好きでもないし、得意でもないレポートを必死に書くのは、
そのレポートが彼女の目にも入るからだ。
そして、レポートも書けない人間に対して、
彼女がどう思うか想像できるからだ。
ただし、僕は人生を彼女に捧げるつもりはない。
例え僕にその意志があったとしても、そんなことは彼女が許しはしないだろう。
だから、同じように履修申請を出している講義だったら
一緒に出席できるよう努力はするが、
所属する研究室までそろえたりはしていない。
僕は僕で、大学でやりたいことがあるし、
彼女は彼女で、考えていることがあるはずなのだ。

彼女は成績優秀で、意識しているのかどうか知らないが、
その自信は彼女のいろいろな部分に現れている。
それを明示的に表現するのは得意ではないようだが、
それが必ずしもマイナスになるとは言えない。
むしろそれは、彼女の美点の裏返しだろう。
自信を明確に表現する人間など、普通の場面ではただの阿呆だ。
就職など、必要に迫られた場合、
このような無理をしなければならなくなるのだ。

ちなみに僕は、
うまいかどうかは別として、そういう表現は得意だ。
大学入試の頃に、物事を大局的に見られるようになった。
大学入試は、確かに当事者にとって見れば大きな問題だが、
人生全体を見通したり、他者の目になってみたりすれば、
それは決して大きな問題ではない。
これは、ほとんどのプレッシャーのかかる問題に関して言える。
そう思うと、僕は笑ってしまうのだ。
くだらないことで重圧を感じる自分が馬鹿馬鹿しくなるのだ。
すると、笑いをこらえることは難しくなるが、
プレッシャーを感じなくすることは易しくなる。

このような表現をする上で、
もっとも大きな問題になるのは、このプレッシャーだろう。
他のすべての能力は、おそらく二次的なものだ。
僕のように、相対的に劣る能力しか持っていなくても、
それを100%発揮できれば、人並み程度のことはできる。
昨日あたりにも書いた気がするが、リラクセーションは人体の最適化なのだ。
それはなにも肉体的なことだけでなく、
このように精神的なことに関しても言える。

それで、発表と言えばレポートなのだが、
昨日も書いたように、たいしたレポートは書けなかった。
PowerPointで作成したのだが、
極めてつたない図に、文字だけのスライドが数点という、
極めて内容の乏しいプレゼンテーションとなった。
しかし、結果から言えば、相対的に
それほど悪いプレゼンテーションではなかったと思う。
これは悲しむべきことだ。

そもそも僕は、人に分かりやすく情報を伝える
図示などは、かなり苦手だ。
デザインセンスなどないと言っていい。
発表にしたって、聴衆を見渡す能力、
話の流れを把握する能力、
重要な点を選択し、強調する能力、
その他、あらゆる点で僕は低い能力しか持たない。
つまり、程度の低い資料にレベルの低い説明をしたにもかかわらず、
相対的に見てそれほど悪くなかったのだ。

それはつまり、他のグループの発表に起因する。
資料が、良いとか悪いという評価をする以前に小さすぎて見えないとか、
発表する声が小さすぎて聞こえないなど、
そもそも情報が僕まで届かなかったのだ。
もちろん、僕の視力や聴力が低いことも原因として考えられるが、
発表というのは、見やすく、聞きやすくするのは最低限の要件だと考えられる。
とすると、その最低限の要件を満たしていなかったのではないかと考えられるのだ。
だから、それと比べればマシという意味で、
相対的に見れば悪くなかったという評価になったのだ。

周囲の人間がその程度ということは、
おそらく嘆くべきことだろう。
もちろん、これは単にプレゼンテーションの能力が
優れていると言えないだけで、他の能力に関してはまた別だ。
まあ、それでも、僕の成績が相対的に見て
いい方だという事実だけを見ても、
まあ、環境としてそれほどいいものではないということが
容易に考えられるのだが。

それでも、僕はこの環境に満足している。
僕が大学に行く目的は、レベルの高い人間に囲まれて、
切磋琢磨して自分を高めることではない。
社会人として必要な能力を身につけ、
できれば、自分にとって興味深いことを学ぶことだ。
つまり、社会人としての能力さえ身に付いていれば、
それ以上を要求するつもりはないのだ。

今日は、2限から5限まで講義があった。
2限は流通情報システム設計論の講義で、
主に具体的なインタフェースについて扱った。
流通情報システムも他の分野と違わず、
ITの影響を受けて様々な改良が試みられている。
そもそもこの分野は、コストダウンの最後のフロンティアとして、
未知の可能性を持つのだ。
アメリカでこの分野を開拓した企業が多く成功していることもあり、
今、注目の度合いは確実に増している。
少なくとも、僕が入学した頃は、
Supply Chain Managementなんて、まだまだ先の話だったはずだ。
それが、あらゆる企業が取り組むべき緊急の課題として
取り上げられるようになったのは、
それだけ需要が伸びてきたということなのだろう。
だから、この分野に進んでおけばある程度
明るい未来が約束されているが、
僕はそのような分野に進むつもりはない。
他の大学生と比較してこの分野の知識は持っているつもりだが、
それでも、僕はやはり情報系の仕事をしたいのだ。

ちなみに情報系は、
僕の知る限りでは確実に下り坂へ向かっている。
ITバブルもとっくの昔に弾け、
人々は幻想から目が覚めてしまった。
PCが持つ、人間に対する不親切さが、
ここに来て際だってきたのだ。
実際、PCを使ったいろいろなシステムを考えると、
その最大の課題になるのは、
PCと人との意志疎通だろう。
そもそも、専門家が高速演算を目的として
用いたコンピュータに、素人でも扱えるような工夫は十分なされていない。
おそらく、ハードウェア、ソフトウェア両面からの改善が不可欠だ。

しかし、それでも必要最低限の需要はあるだろう。
下り坂と言われるどの産業にも大抵言えることだが、
かつて隆盛を極めた産業であれば、
その需要は、ブームが下火になっても確実に存在するはずだ。

3限目は流通政策論の講義を受けた。
この日はプレゼンテーションで発表を行った。
先程述べた、PowerPointによる発表だ。
僕は彼女と同じグループで、
僕が資料を作成し、僕がもっとも発表が得意だと思われたため、
僕がグループの代表として発表を行った。
そして、彼女は僕のサポートとして、
PowerPointを動作させているPCを操作してくれた。
発表しているときはそれどころではなかったが、
あとになって考えてみれば、実に喜ぶべきことだった。
彼女が満足するような発表ができたとは思えないが、
たった1つの講義、それも、すでに単位を持っている講義の発表なんて、
彼女はそれほど興味を持っていないし、
そもそも僕に対してきたいなどしていなかっただろう。
期待を裏切るのは悲しいことだが、期待されないのはもっと悲しいことだ。

4限は人間工学の講義だった。
序盤にユニバーサルデザインの話を扱い、
そのあとに、具体的に人間工学的な発想で
設計を行う場合の統計的手法を扱った。
ユニバーサルデザインの話では、初めて彼女が発言していた。
彼女は、レポートをよく書いてくる割には、
講義中に発表をしない。
まあ、そういうのが得意ではないのだろう。
なんか、緊張していたが、教官もそれを察したらしく、
割と優しく対応していた。
これで彼女に対して執拗な質問をしたら、
僕は教官に対しても怒りを覚えたかも知れない。
いくらなんでも、僕はこれほど頭が悪くはなかったはずなのだが。
明らかに狂っている。
それを悪いと思わないところが、もっとも問題だろう。

ちなみに、どうでもいいことではあるが、
彼女は質問されていなかったが、僕はかなり執拗に質問された。
確か、駅の案内標識にユニバーサルデザインの考え方を適用した場合、
大きく、分かりやすく、方角別に明示的に区別すればよい
というようなことを言った気がする。
そこで教官は、「では、視覚に障害のある人の場合はどのようにしたらよいですか。」と発言した。
一字一句間違いない。このような几帳面な言葉遣いをする教官なのだ。
僕は、図の上に点字の表記をしているものを見たことがあったので、
そのようなものがあるのではないかと答えた。
すると教官は「それは共用できるデザインであって、ユニバーサルデザインではありませんね。」と言い、
「何か他にありませんか。」と言った。
このように、僕を含めた他の学生には、かなり幾度も質問を重ねていたのだ。
彼女はこのように何度も質問されるのは得意ではなさそうだったので、
おそらく困ってしまったに違いない。

5限は、流通情報工学ゼミナールの講義だった。
ゼミナールというのは本来、担当教官の教官室などで、
担当教官と少人数での議論を行うものだと聞いている。
しかし、僕の場合は少々事情があり、他の教官と学生も来ている。

Javaを扱っているのだが、
実は、卒論でJavaをテーマとして掲げている教官は2人いる。
僕はそのうち、人工知能を専門している教官を選んだのだが、
3人の学生が、英語の教官を指導教官として選んだ。
Javaをやるのにどうして英語の教官なのか理解に苦しむが、
まあ、結局一緒にやるのだからたいした問題ではないだろう。
ちなみに余談だが、この英語の教官は、
本来は認知心理学を専門としている。
しかし、認知心理学の教官は需要がないため、
得意な英語を生かし、英語の教官として大学にいるようなのだ。
心理学者も大変だ。
ちなみに、英語が関係ないわけではなくて、
この教官は聴覚に関する認知心理学を扱っているらしい。
その際、アメリカ人と日本人の聴覚認識の違いなど、
英語、もしくは英語圏に関する研究を多くしているようだ。
さらに外れるが、この教官以外にも、
うちの大学には認知科学を専門にしている教官がいる。
その教官は視覚に関する認知科学を扱っていて、
ちょうどバランスが取れていると言える。
まあ、その視覚の方の教官は、大学の統合で忙しく、
学生の世話を焼くどころではないらしいのだが。

で、Javaなのだが、
テキストとして結城浩氏のJava言語プログラミングレッスン
というのを用いることになった。
僕はこのゼミナールで扱う前から知っていたので、
おそらく有名な本なのではないかと思うのだが、どうだろう?
いろいろ読み比べてみた結果、これがもっとも易しくて
扱いやすいという教官の意見だったのだが、これは本当に易しい。
買ってから、帰りの電車内、約1時間で3分の1を読んでしまった。
この結城氏は、分かりやすい表現というのを
実によく分かっているのだと思う。
Javaをよく知らない人にもお勧めだ。
C言語を知っているのなら、たぶん、つまずくことなく
一気に読めるだろう。
まあ、最後まで目を通していないのでなんとも言えないが。
余談ではあるが、この結城氏のホームページは
非常に内容が充実している。
プログラマだが、クリスチャンでもあるらしい。
極めて読みやすいので、落ち着きたいと思っている方は読んでみるといいだろう。
僕などとは違う、読みやすくてためになる文章というものが分かるのではないだろうか。
ちなみに、番外編(?)として、
Java言語による主の祈り、というのも載っている。
実際コンパイルして実行したわけではないので
どのような仕様になっているのかよく分からないが、
要するに、プログラミング言語で聖書の内容を表現しているらしい。
すべてを神の意志とする聖書と、ただ無味乾燥なプログラミング言語と、
いったいどこに共通点があるのか知らないが、
なかなかおもしろいとは思う。

この本を買う少し前、
ゼミナールが終わったとき、彼女らと待ち合わせて、
とある教官のところに行った。アルバイトの話があったのだ。
ゼミナールが終わったら連絡してくれと言っていたので
電話したのだが、彼女は出なかった。
今回はどうやらゼミナールの途中だったかららしいのだが、
まあ、なんにしろ、彼女は僕がかけた電話に出たことが一度もない。
そのうち何度かは、直後にかけ返してくれたので
別に問題はないのだが…。

こうやって彼女と一緒に行動していると、
先週、不安に思っていたのがウソのようだ。
いったいなにを考えていたのか…。
まあ、今もやっぱり冷静に考えてみると、おかしなことばかりしているが。

さて、これからどうなるのだろうか…。
僕が行こうとしている知識情報設計研究室には
人が全然いないし、大学院に行けば当然、彼女とは会えなくなるし。
…ああ、そう思うだけで悲しくなるな。

このままでは、想いが募るばかりでなにも解決しないのかも知れない。
…いったい、どうすればいいのだろう?
最適解は分かっている。
友人として当たり障りのない生活をするのが、
もっとも問題を起こさない選択であることは明らかだ。
…分かってはいるが、とてもそんな気にはなれない。

ああ、眠い。
最後に、少しアルバイトのことを。
彼女や友人と一緒に引き受けたアルバイトだが、
とりあえずの仕事は、住所録の電子化だ。
紙に記録されているデータを、片っ端から打ち込むのだ。
自慢ではないが、毎日これだけ日記を書いているわけだから、
キーを叩くことには自信がある。
…まあ、それだけではあまり役に立たない技能だから、
プログラミングなりなんなりを勉強して、
価値のある情報を作り出せるようにならなければならないが。
しかしそれは、言い換えれば指先だけで価値を創造できるということでもある。

まあ、それはともかく、
そういう仕事を引き受けたから、まずはこれをやらなければならない。
とりあえず、振り込み口座の場所を…。
僕は、旧・富士銀行を使っていたから、
みずほ銀行になって、口座のある支店名が分からなくなってしまったのだ。
どうやら、明示している場所はないが、
おそらく旧・富士銀行ということを考えると
新宿新都心支店だろう。
これを失敗したら給料が入ってこなくなるのだろうか…?

ああ、眠い。
まあ、書くことと言ったらこんなものか。
日中、結構いろいろ思いついているが、
さすがにPHSで送れないこともあるので、
いざ書くとなると、なかなかうまく書けない。
とりあえず、あさっての日曜日には、彼女に会えるはずだ。
楽しみにしておこう。

2002/11/09 2:34



2002年11月07日(木) 究極の二元化

2002/11/07 23:20 Access: 3904 (+19)
Words: 4827 Times: 145min (2h 25min)
今日は、いい1日だった。
レポートには少々苦労したし、
できばえはひどいものだが、そんなことはどうでもいいほどいい日だった。
まあ、明日はこのレポートのせいで
ひどい1日になるかも知れないが。

今日は、1限から講義があった。
昨日は、決して早く寝たわけではないので、
睡眠時間は4時間弱程度。
朝、起きた瞬間に意識がもうろうとしていた。
大学へ向かう電車の中でもずっと、
夢と現実の区別ができていなかった。
今まで睡眠不足は結構あったが、
これほどひどいのは初めてだ。
レポートを書いていたわけでもないのに、
どうしてそんなに寝るのが遅いのだろう?
まず日記のせいだ、と思うが、
どうもそれだけではなさそうだ。
それにしても、朝は眠かったのに、
どうしてこの時間になると眠くなくなるのか、よく分からない。

それにしても、今日は自分の意志の強さに、
ほとんど感動すら覚えた。
今まで、これほど寒い季節に、立ち上がれないほど眠かったら、
まず起きることはできなかった。
実際今日も、一度は寝てしまって、2段階にセットしておいた
目覚まし(PHS)のおかげで起きることができたのだ。
すべては、1限に彼女も来るから。
本当に、ただそれだけだったりする。
講義そのものには、それほど魅力はない。
少なくとも、這うようにして布団から出て、
夢と現実の間をさまよいながら電車の中でフラフラして
苦しみながら大学に向かってまで受ける講義ではない。

朝は、普通に挨拶を交わせた。
それだけでも久しぶりだったので、
そんなことでもちょっと感動してしまった。
だんだん感情的に弱くなっていっている気がする。
しかしその一方で、そういう自分を
冷徹な目で見ている自分がいることも感じる。
前までとは、違う…。

講義の内容は、どんなものだったか…。
眠かった割にはよく覚えている。
基本的には産業組織論の話だ。
それから、経済学的に見た企業とは何か、という話も扱った。
実はこれ、意外と難しい問題らしい。
企業の集合としての産業はとらえられるが、
企業を単独でとらえることは非常に難しいらしい。
その難問に1つの答を示したのがコースという人らしい。
この研究でノーベル賞をもらったと言っていたから、
それなりに重要な研究だったのだろう。
まあ、ノーベル賞と言っても、
今までのノーベル賞を全部合わせればすさまじい数になりそうだが。
日本人だけでも、そろそろ把握しきれなくなりそうなのだ。

2限は、知識情報処理の講義だった。
先週も書いた気がするが、
一応、専攻する予定の分野なので、真剣に聞いた。
幸い、眠くなることもなかった。
定義の話がほとんどだったので、それほどおもしろくはなかったが。
覚えている方はいないと思うが、
僕は前期、知識情報処理システムという講義を受けていた。
その講義が応用であり、この講義はその基礎になるはずの内容なのだ。
教官がアメリカに行っていたため、
応用をやってから基礎をやるという、おかしな順序になってしまったのだ。

そのあと、彼女と友人と、
3人である教官の研究室へ向かった。
この教官、アルバイトを募集していたのだ。
時給は安いのだが、なんと言っても近い。
大学の構内なのだから、これほど都合のいい場所はない。
しかも、今日行って聞いてみたら、
住所録作成などの単純作業が多いため、
家に持って帰ってもいいらしい。
これはいい。期待したよりもずっと良さそうだ。
ただ、時給が確か、830円か870円かどちらかだった。
なんだか中途半端な数字だったことは覚えているのだが。
まあ、どちらにしろ、たいした給料ではない。
それでも、なにもしないよりも100倍マシだ。
今の僕の貯金は、危機的な状況なのだ。

そう言えば、昨日の帰り、少しおもしろいことを聞いた。
彼女はどうも、僕とはだいぶ金銭感覚がずれているようだ。
弟のように借金をしてまで買いまくるという感じではないが、
それでも、それほどバッファを持たずに、
かなり低めのラインを保ちながらお金を使っているようだ。
僕もそのくらいにしてしまった方がいいのだろうか。
液晶モニタや自転車など、欲しいものはいくつかあるのだ。
特にこの2つは逼迫している。
自転車は、いつまでも弟のものを借りているわけには行かないし、
今使っているCRTは、たぶん、1年くらい前に寿命が来ている。
完全に焦点がぼけているにもかかわらず使い続けているのだ。

結局、その友人と彼女と僕と、
それから、前からその仕事に応募していた別の友人と、
同学年ではこの4人が、このアルバイトに応募することになったようだ。
近いという意味で都合のいいアルバイトなのだが、
さすがに大学生にもなって時給が900円を切るような
仕事をしたいと思う学生は、なかなかいないようだ。
ただ、住所録の入力なんて、僕のもっとも得意とする分野だ。
もともと、どうせ毎日毎日こうやってキーボードを叩き続けているのだ。
それがお金になるのなら、これほど幸せなことはあるまい?
この日記も、100字で1円くらいあれば十分だから、
誰かお金を出してもらえないものだろうか。

それはそれとして、彼女と一緒のアルバイトだ。
今度の日曜日は、一緒に基本情報技術者の
モニター試験を受けることになっているし。
まあ、こういうことがあって、浮かれているわけだ。

そのあと、彼女は講義がないからと言って帰ってしまった。
僕もそのまま帰ってしまいたい気持ちでいっぱいになってしまったが、
一応、僕にはフランス語の講義が残っていた。
…しかし、一気に集中力が尽きたらしく、
それまで寝ていなかったのに、この講義中には
だいぶ意識がもうろうとしていた。
まあ、朝の小田急線のときのように、
まるっきり夢と現実がごちゃ混ぜになってしまうほどではなかったが。

そのあと、帰り際に、
フラッシュメモリのリーダ・ライタを買った。
SDカード、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、
メモリースティック、マルチメディアカード、マイクロドライブの
すべてが使えるという優れものだ。
ちなみにこれ、定価で買ってしまった。
このご時世に、定価でものを買ってしまうとは…!
なんたる失態。
ついでに言うと、Windows MeとWindows XP以外のOSでは、
ドライバをちゃんとインストールしないと使えないらしい。
まあ、仕方がないか…。

帰り道、久しぶりに1人になった。
たまには、1人というのもいいものだ。
まあ、最後は結局1人になるのだが。

今日は、日記のネタが結構ある。
講義中、僕は夢を見ることが多い。
夜、寝ているときよりも多いと言ってもいい。
夜は、眠くなったらそのまますんなり寝てしまうが、
講義中は、眠たくなっても何とか意識を保とうと、
眠りに落ちそうな状態で、綱渡りのように意識を保つことが少なくない。
すると、現実と夢が混ざり合い始め、
現実から夢へと、いろいろな事象が派生するのだ。
これが、人間の想像力というものなのかも知れないと思った。

次は、Blue Backsについて。
大学で片っ端から借りて読んでいるのだが、
そのほとんどに、まったく返却日が記されていない。
だから、新品を買って読んでいるのと、大差ないのだ。
本そのものは新品そのもので、
僕の前には誰も読んでいないからだ。
司書さんが読んでいる可能性もあるが、
おそらく、Blue Backsなんて読みはしないだろう。

それから、今日のメインテーマ。
人工知能のことを考えていて思ったのだが、
人工知能を実現する上で、
最も重要なことは、真か偽かを判断することだ。
そのとき、人間はそのもっとも根本的な判断として、
快と不快、というのがある。
これが、人間を究極まで二元化したときの姿だろう。

アメリカ人好みにアレンジすれば、正義と悪でもいい。
とにかく、このようにすべてを2つに分けることができれば、
物事の判断が可能になる。
あとは、どうやって分けるか、ということになる。

まず、先天的に、ある程度のアルゴリズムを組み込んでおく。
ハードウェアに何らかの損傷を受けたら負だと判断するなど、
いくつか組み込んでおけば十分だ。

これだけあれば、あと、細かい方法論だけで、
人工知能はどんどん成長するのではないだろうか。
まあ、まだ実現するだけの技術も知識もない。
今はここに記しておいて、いつか実現の可能性を検討しよう。
ちなみに、細かい話を避けているのは、
眠くて頭が動かないからだ。

人間の能力として、他にも相対化の能力が挙げられる。
人間は、訓練しなければまず絶対的な判断はしない。
何らかの形でよりしろとなる水準に基づいて判断するはずだ。
それがどんな形でも構わない。

頭がくらくらしてきた。
どうやら、眠さのピークが来たようだ。

人間は常に膨大な情報の入力を受けている。
その中で、常に必要な比較水準となる情報を選び出し、
自分のそれまでの知識と比較して、新たな知識を得るなり、
判断の材料にするなりしている。

となると、次に考えなければならないのはハードウェアだ。
そもそも人間は、現在のコンピュータとは
比較にならないほどの高度な情報処理能力を持っている。
人間とコンピュータの違いはいろいろ議論されるが、
僕は、単純にその能力の差も、その違いの1つとして言っていいと思う。

もちろん人間だって、すべての情報を完全に処理しているわけではない。
あらゆる人間には、重要な情報と重要でない情報がある。
だから、あらゆる記憶には重要度があると考えるのは極めて自然ではないだろうか。
まあ、どうやって管理するんだとか、
重要度はどうやって決定するのかとか、
いろいろ問題はあるだろうが、モデルとして、
それほど的はずれなことを言っているとは思えない。

それ以外にも、今のコンピュータには、
人間の感情を一切理解できないという弱点がある。
脳内物質でどうのこうとと。
そうかも知れないが、そのまま消えるという場合は多いようです。

…だんだん支離滅裂になってきた。
敬語が出てくるあたり、もう脳味噌が狂ってきているとしか思えない。

だが、コンピュータに完全なハードウェアを与えたらどうだろう?
足りないのはソフトウェアだけと仮定するのだ。
そうなったら、ソフトウェアが人間になることはできるのだろうか。

眠いからどんどん行く。
今日、新宿を歩いていて、
歩きタバコの煙が目障りだった。
新宿でも禁止してもらえないものだろうか。

ユニバーサルデザインについて調査せよというレポートが出た。
本来ならここで日記を書きながらじっくり考えるのだが、
あまりに眠くてそれどころではないので、簡単に書く。
フールプルーフというらしいのだが、
知的能力が低い人間を指す言葉がある。
知的障害などと違うのは、ちょっと注意をしていない人間、
今の僕のように睡眠不足の人間、
そういう、一時的に知的能力が低下するだけですから。
…ああ、あれ?
また敬語になってる。
僕は、なにも意識しないで、無意識になると敬語になるようだ。
それが一番楽なのかも知れない。

ダメだ。内容がまとまらない。
さすがにこの状況で書き続けるのは無謀だろうか。
あまりに眠くて、疲れも感じない。
ただ、眠い。
何でもいいから眠りたい。

あと、リラクセーションは人体の最適化ではないだろうか。
何かをしようと思ったとき、力を入れすぎても人間の身体は動くが、
力が足りなければ、物事はまったく動かない。
ということは、僕のような人間と違って、
ちゃんと歩き続けようとしている人間を見ると、
…って、なにを言おうとしたんだっけ?
ダメだ。本当に眠い。記憶が飛び飛びになっている。
で、要するに、力を入れすぎてはダメなのだから、
すべての筋肉で最適な力のいれ具合を達成すればおもしろいが。

ああ、眠い眠い。
このまあ、PCの前に座って寝てしまいそうだ。
歯を磨かなければならないのに。

ハピタンやぱどタウンでも、返事を書かなければ。
やれやれ…。

目の前が回る…。
歯なんて磨いていないで寝るべきだろうか。

2002/11/08 1:31



2002年11月06日(水) 不平不満

2002/11/07 0:10 Access: 3885 (+46)
Words: 4049 Times: 78min (1h 18min)
Profileをアップしました。

この異常なアクセス数は何だろう?
まさか、本当にこれほどの人が読みに来てくれたのだろうか。
それにしても、いったいこの46人のうち、
どれだけの人が最後まで読んでくれたのだろう。
僕自身で踏んだ分も、相当あるだろうし。

今日は、不満がいくつか。
1つ目。理系受験のための高校生活ガイドとかいう
本を読んだ。
この本によると、高校1年生の頃から2時間勉強し、
それ以外にもいろいろと勉強しなければならないらしい。
そんなことで高校生活が楽しめると、
本当に思っているのだろうか。
この著者の考えていることが信じられない、
と思って腹が立ったのだが、
今になってみると、別にたいしたことではないように思える。
漫画を立ち読みして家に帰って、
食事をして風呂に入ると、
この程度の怒りは消えてしまうものらしい。

だいたい、冷静に考えてみれば、
この著者の言うことはもっともだ。
実際、それだけ勉強すれば、確かに国公立大にも
入れるだろうと思われるだけの内容を書いてある。
まあ、実際は本人の努力次第だろうが。
ただ、受験に対する考え方は、傾聴に値するものだ。
さすが予備校講師というだけのことはある。

2つ目は、電波少年だ。
詳しい話を書くだけでもイライラするので、
あえて詳細は記さないが、
民主党の鳩山代表の演説を、くだらない企画で邪魔をしたという話だ。
あんな番組を作るような奴は、一度死んでしまえばいいと思う。
テレビというメディアの最大の失敗が、
バラエティという名の人権侵害番組を作り出したことだと思う。

3つ目は、個人的なことだ。
事情があってあえて焦点はぼかすが、
たぶん、見る人が見れば、何を言いたいのか分かるだろう。
僕は、こんな風にプライベートをなるべく
ありのままに記していこうと思っているが、
それはそれとして、プライベートに干渉されるのは嫌いだ。
メールなどでの感想は歓迎するが、
直接、延々と語られるのにはうんざりする。
やはり、鎧を外せるのはネット上だけなのだ。
話をするなら、時と場所と相手と話題を考えなければならないのだ。

これは、誰のせいでもない。自分のせいだ。
むやみに防御を解いた自分が悪い。
誰しも、守らなければならない心の領域というものが存在する。
僕のように、デリケートなんていう言葉とは
ほど遠い精神構造の人間でも、それは言えるのだ。
自転車のカギを外したまま放置すれば盗まれるのと同様、
心の防御を解き放ち、むやみに外にさらせば、
そこに侵入されるのはやむを得ないことなのだ。
そこであえて踏みとどまれる人間もいるが、そんな人間ばかりとは限らない。
だから、3つ目は、自分自身が許せないという、どうしようもない不満だ。
明日から、注意しようと思う。

Internetというメディアであれば、
どのように攻撃されても、僕は自分の心を守る自信がある。
結局のところ、心が傷つくというのは、
相手に傷つけられるのではない。
自分で自分を傷つけるのだ。
相手に攻撃されていると感じ、自分に刃を突き立てるのだ。
だから、僕のように、文章から相手の敵意を読みとれない人間は、
文章から刃を抜き出して、自らに突き立てることはない。

しかし、直接面と向かえば、それはまったく変わってくる。
相手にそのような意志がまったくなくても、
人間は、自分が糾弾されていると感じ、責められていると感じ、
自分で自分を追い込み、心を押しつぶすことになる。
リアルタイムで会話を続ける以上、
Internetのように、冷静に文章を読み直す時間はないのだ。
また、相手が言ったことも、その概要以外は即座に忘れ去る。
完全に覚えていない相手の言葉を自分なりに解釈し、
結果、誤解し、その言葉は自らの胸に突き刺さることになる。

自分で自分を勝手に傷つけているだけなのだから、
その要因を作った人間は、まったくそれに気づかない。
結果、僕の変な動揺を、まったく違う原因から来たものだと推定するのだ。

今日は、2限からの講義だった。
少し遅れたが、ちゃんと受講することができた。
2限は文学。
主に英文学、それも小説を扱うらしい。
だから、英文学を扱っているにもかかわらず、シェークスピアが出てこない。
ロミオとジュリエットが、非常に好きなのだが。
シンプルで恋愛の神髄を見事に指摘する優れた作品だと思う。
知らない人は少ないと思うが、
貴族というがんじがらめの社会慣習に縛られながらも
必死に自分の思いを貫こうとした2人が、
結果として死を迎えるという、悲劇だ。
しかし、この物語が一般に悲劇と言われているかどうかは知らない。
死によって分かたれてはいるが、
2人の心は物語を通して、ずっと1つだからだ。
ちなみに、無教養だと公言するようで情けないのだが、
シェークスピアの作品は、ロミオとジュリエット以外はほとんど知らない。
この作品だけなら、ほとんど筋を空で言えるほどなのだが。
なんせ、英語劇で演じたほどだ。

3限は、応用化学。
先週同様、特に述べるべき点はない。
非常にややこしい、光と物質の相互作用について扱った。
はっきり言って、とても使えるほどには理解できていない。
まあ、知っておけばいいというレベルだろう。

5限は、情報管理システムだ。
今日は、オイラーグラフについて講義を受けた。
なんだそれは?と思われるかも知れないが、
一言で言ってしまえば一筆書きだ。
始点と終点が同じ一筆書きがオイラーグラフ、
違うものなら半オイラーグラフと呼ぶそうだ。
その応用として、Chinese Postman Problemも扱った。
ようやく、まともな例題を扱った、という気分だ。
まあ、ダイクストラ法もまともと言えばまともだが。

この講義の前に、少し彼女と話をすることができた。
どうやら、11月10日の基本情報技術者のモニター試験、
彼女と同じ時間に受験できるようだ。
同じ部屋ではないが、それは仕方ないと言うべきだろう…。
モニター試験であって、特に合否には関係しないにも関わらず、
彼女は勉強をして、臨むらしい。
僕とは違って、ずいぶんまじめだ…。
僕は、レポートがあって、とてもそんなことをしている余裕はない。
せいぜい、金曜日の夜にテキストを読んでおくくらいだ。

そして今日は、本当に久しぶりに、彼女と一緒に帰れた。
すべての不安は杞憂に終わったのかも知れない。
久しぶりに、晴れやかな気分だ。
電波少年の件も、普段だったら日本テレビに
メールの一通でも書いていたかも知れないが、
今の僕は、何でも許せる気分だ。
この程度のことでこんな気分になるとは…。

ちょっと前から疑っていたが、
依存系の精神疾患にかかっているのではないだろうか。
自覚症状はないが、冷静に自分の行動を思い返すと、明らかに異常だ。
周囲の人にも「気持ち悪い」などと言われる。
そんなことは分かっているつもりなのだが、自制できない。
まあ、周囲の人は周囲の人であって、
すべての判断を周囲の人が言うことによって決めるべきではない。
結局、もっとも大事なのは自分がどう思うかだ。

ちょっと、精神分析を受けてみたい気分だ。
物事を見る視野が狭くなり、躁傾向が出ていて、
彼女のことがずっと頭から離れない状態が続いている。
知的だからとか、優しいからとか、そういう理由ではないのだ。
もう、彼女が彼女だから、それ以外の理由なんて何もいらない状況なのだ。
例え彼女が記憶喪失になっても、僕を嫌うようになっても、
僕の知らないことを突きつけられても、彼女のことを好きでいつづけるだろう。
中途半端な状態が続いているだけに、
近づくこともできないが、離れることもできない状況が続いている。

今日は、彼女から目が離せなくなってしまうことが、数回あった。
気を付けなければ、まずいことになる…。
他のことなんてどうでもいいが、とにかく、
彼女に不快感を与えることだけは避けなければ。

今日、思ったことは2つ。
基本情報技術者試験に必要な知識について。
前半と後半に別れているのだが、
まずは前半。
これは、情報系の学生であれば常識の範囲内だ。
一生懸命勉強している人もいるが、
僕はそもそも、大学の講義で聞いていることがほとんどだ。
受けていれば、たぶん通ったはずだ。
計算問題が最大のネックだが、彼女によると、
今回は計算問題がなかったらしい。
後半だって、プログラミングで卒論を書こうとする人間が、
手こずるようなレベルではない。
要するに、まともにやっていれば落ちることなどないはずの試験なのだ。

で、試験というものに合格したければ、どうすれば良いだろうか。
一番確実なのは、問題用紙を盗んで、それに合わせた解答を用意することだ。
うまくやれば、これで満点を狙える。
どうも彼女には、こういう発想を真剣に考える
思考が欠けているように見える。
そんなことを考えてなんになるのかと思うかも知れないが、
ちゃんと考えれば、いくらでも発展の可能性はある。

まず、問題を盗むというのは現実的でない。
であれば、それに該当する手段として何が考えられるか。
まずは、問題の予測だ。盗む代わりに、過去の傾向から予測するのだ。
このように、問題を知るという発想から過去の傾向を考えれば、
ただ漠然と過去問を見るのとは違った、新しい見え方になるはずだ。
これは、ある意味でテクニックだが、
テクニックも器用に人生を渡っていく上では重要なことだ。

ああ、眠い。
さすがに、4時間程度しか寝ていないと、かなり眠い。
明日は1限からなので、あまりのんびりはしていられない。
睡眠時間は4時間半弱か。
明日は、1限から彼女と一緒の講義だ。
彼女が講義を休むことはまずない。
行けば、会えるはずだ。なんとしても、這ってでも起きなければ…。

ということで、睡眠時間確保のためにもこんなもので。

2002/11/07 1:26



2002年11月05日(火) 科学と心理

2002/11/05 20:46 Access: 3823 (+5)
Words: 7188 Times: 187min (3h 7min)
今日は、久しぶりに彼女と会話を交わした。
…いったい、何なのだろう。
どうも、僕の彼女に対する想いは、
単なる惰性のような気がしてきた。

今日は、精神鑑定とは何か、という本を読んでいた。
精神鑑定とは、一般的な精神分析とは違い、
裁判の参考資料としての精神分析を指す。
そのため、一般人から抽出した
標準的な傾向が適用しにくいなど、独特の特性がある。

まあ、それはそれとして、
その中におもしろいものが紹介されていた。
心理テストの1つで、文章完成法というものだ。
「私は…」という、未完成の言葉のあとに、
何らかの言葉を付け加えてその人の心理を判断するものだ。

たくさんあるから、少し僕が書いてみよう。
…というより、それが書きたくて紹介しているのだが。
この本に紹介されている例を、すべて載せてみよう。
「…」より前の部分が、提示されている文章だ。
すべて、当然のことながら、
僕のために作られたものではない。
特に、女性向けのものなど、僕が答えるには明らかに適さない。
が、細かいことは気にしないことにする。

子どもの頃、私は…内気で閉鎖的だった。
私はよく人から…リアクションが大きいと言われる。
私の父…は、尊敬に値する人だ。
もし私の母が…酒とタバコをやめたらいいのに、と思う。
私を不安にするのは…彼女の動向だ。
私はよく…冷静になろうと思う。
職場では…という主語は、僕にとって意味をなさない。
学校では…非常に楽しい生活が送れている。
もし私の父が…死んでも、きっと、僕は何も思わないだろう。
私の野心…なんて呼べるものは、何もない。

私の失敗は…中学の頃、父親が死んだ同級生に、生命保険の話をしたことだ。
私が得意になるのは…タッチタイピングをしているときだ。
私にできないことは…腐るほどある。
妻…なんて、僕にはよく分からない言葉だ。
歳を取ったとき…のことを思うと、漠然とした不安を抱く。

将来…僕は、どうなっているのか分からない。
仕事…というのはどういうことなのだろう?
私が密かに…思っていることは、大抵この日記に書いている。
世の中…何事もバランスだ。
夫…という存在に、僕はなれるのだろうか。
時々私は…人生に対して、漠然とした不安を抱く。
私が心を惹かれるのは…彼女の言葉、彼女の意志だ。
私の不平は…特にないと思う。ほどほどで満足できる、都合のいい性格だ。
私の兄弟(姉妹)…は最近、恋人とのつきあいに疲れているようだ。
私の顔…は、とてもいいとは思えないが、友人は皆、工夫すればかっこよくなると言う。
今までは…どうしてきたのか、すさまじいスピードで忘れている。
女は…謎と言うしかない。僕にはまったく理解できない。
私が思い出すのは…4歳の頃溺れたこと、幼稚園のころ食べたお茶菓子など。

続いて、Internetを使って、少し文例を探そうと思う。
「私の子どもは・・・」
いったい、どんな性格になるのだろう。僕に似るのだろうか?
「妻と私は・・・」
どんな関係になるのだろう。そもそも、僕の妻になってくれる人などいるのだろうか。
「今の私は・・・」
与えられた環境に、満足している。それだけに、未来が不安だ。
「これまで・・・」
僕は、努力と呼べることをほとんどしてこなかった。
「これからは・・・」
少しは、努力できるのだろうか。成長していることは感じるが。
「生きるということは・・・」
人体という機械の動作を維持することだ。
「年を取ると・・・」
人体の各機構の性能が低下する。

少しは、今までの日記で分からなかったことが読みとれるだろうか。
この手法は、簡単で曖昧なだけに、
いくらでも答をいじることができる。
素人が分析するのは、あまり向かない手法のようだ。
なるべく正直に書くようにしたが、それでも、
これだけ見ても僕を理解することは難しいのではないだろうか。
精神鑑定では、10種類程度のテストが用いられるそうだ。
これによって、単独ではごまかせても、
複数を矛盾なくごまかすことは難しいことから、
詐病までも読みとることができるらしいのだ。
正直、少々疑わしいと思ったが。

ところで今日は、2限から講義だったが、
見事に2限を寝過ごしてしまった。
さすがに、旅行で疲れているのに
2時間半しか寝なかったのはまずかったようだ。
もっと生活のリズムを考えなければ。
計算物理学という講義で、CかFORTRANかJAVAで
何らかのプログラムを書くという課題が出ているようだ。
この中ではCが一番得意だが、
あえてJAVAを使うのもおもしろそうだ。

3限と4限については省く。
グループで調査を行った上で発表するという
作業について、少しずつ具体化してきた。
しかし、まだまだこれからという段階だ。

5限は、新しい演習課題が示された。
今までは、流通センターの設計をしていた。
しかし、今日からの5回は、
物流に関するビジネス・ゲームを行う。
与えられたルールの中で、最高の利益を出すことを目的とする。
初回は説明と計算の練習だったが、
説明が長引いたせいで、計算練習の時間が5分しかなかった。

だから僕は、必死に計算をした。
今日は家庭教師の仕事があるから、
遅れるわけにはいかなかったのだ。
幸い、課題は電卓がない人のために簡単な数値が示され、
僕は電卓を持っていた。
そのため、7分で終わらせ、教室の中で2番目に出ていくことができた。

しかし、生徒に電話をしたら、
まだケガが治っていないから、来週にして欲しいと言う。
僕は、無性に彼女に会いたくなって、
その場から教室に引き返した。
もう駅の近くまで来ていたが、

うぉぉぉぉ!!
メールが来て、何かと思ったら彼女からのメールだった!
こっちが何も書かないのに向こうから書いてきたのは初めてだ!
基本情報技術者のモニターに応募していたのだが、
彼女は「×○△@ЭでОΘ☆ゞД」だったそうだ。
ちなみに、文字化けではない。こういう風に書いてきたのだ。
要するに、秘密ってことだろう…。
これだけよく分からない記号を並べるのも大変だろう…。
ちなみに、あとで書こうと思っていたのだが、
僕は「この度は,モニター試験にご応募いただきありがとうございます。
抽選の結果,受験していただくことになりましたので,受験番号等をお知らせいたします。」
というメールが来た。
どうやら、希望通りになったらしい。
ちなみに、この電子メールを使って本人確認をするそうだ。
なかなかおもしろい手法を採っている。

この電子メール、なぜか明朝体で書いてあった。
僕は明朝体が嫌いなのだが、
わざわざHTML形式のメールでフォントを明朝体に
設定して送られてきたのだから仕方ないだろう。
HTML形式のメールを受信できなかったらどうするつもりだったのだろう?
そう言えば、応募するとき聞かれたかも知れない。

彼女のメールだが、
明日、この合否を教えてくれということが書いてあった。
メールの返事はいらないということなのか、
手間はかけさせないということか…。
まさか、会って直接話したいなんてことはないだろうが。
ついつい希望的な予想をしてしまう。

…思い切り上記の文章が途中だった。
まあ、驚きを表すために、そのままにしておこう。
で、彼女に会いたくなって、駅の近くまで来ていたが、
そこから僕は、教室まで引き返した。
そのとき、ちょっとだけ彼女と話す機会があった。
それだけでも、戻った甲斐があった…。
それにしても、バイトがあるからと急いで帰った僕がその場にいたのに、
誰も不審に思わなかったようだ。
声がかれてまともに話せなかったときも、
そのことを誰も気にしていなかった。
一般的なのか、それとも僕に対してだけなのか分からないが、
どうも他人に無関心な傾向が見られる。
まあ、かく言う僕も、彼女以外の人なんてどうなっても構わないが。

友人が、レンタカーを返すとき事故を起こしたと言った。
これはただの冗談だったのだが、
そのとき僕が思ったのは、事故を起こした際の保証のことだった。
その次に、事故の状況はどんな感じだったのか、
事故の程度はどの程度なのか、ということ…。
友人の安否は、その次だった。
冷静に考えれば、電話をかけてきているのだから
少なくとも重傷を負ったり死んだりはしていないと分かるのだが、
そんなことを考える前に、事故の状況を心配していた。
こんな自分の腐った脳味噌を呪いたくなる。
その友人がこの日記を読んでいるかも知れないと思うと、
少し恐怖を覚える。

すべてをあからさまに書くことで、
自分を理解してもらいたいと思うことは、単なる甘えなのかも知れない。
正直に書くなどと言って、人を傷つけるようなことまで平気で書くのは、
人として、してはならないことなのだろう。
それでも僕は、この日記で、少しでも自分のことを理解してもらえたら、と思う。
こんな長い日記を、どれほどの人が読んでくれているのか分からないが。
この日記を読んでくれているすべての人に、
心から感謝している…。

…自分を理解してもらいたいというのは、
いったいどういう欲求なのだろう。
それでいったい、何の得があると言うのだろう。
無意識のうちに、何らかの利害を考えているのだろうか。

利害はともかく、もっとも自分を理解してもらいたい人と考えると、
どうしても、彼女にこの日記を読んでもらいたくなる。
見ての通り、これはとても彼女に見せられるような内容ではない。
それでも、読んでみて欲しいと思ってしまう。
もし彼女にこれを見せたら、彼女はどう思うのだろう。
それにしても彼女、まだOutlook Expressをアップグレードしてないな…。
サービスパックが出てからもうだいぶ経つのだから、
そろそろWindows Updateをやっておいた方がいいと思うのだが。

この日記を彼女に見せたら、きっと驚くだろう。
確かにつたないが、それでも、
「あ、そう。」で片づけられる程度の内容を書いているとは思えない。
たぶん、恐怖を与えてしまうだろう…。
そりゃそうだ。こんな男が陰で毎日毎日こんな日記を書いていたと知ったら、
気持ち悪くて仕方ないだろう。

でも、もしかしたら…。
もしかしたら、ほんのわずかでも、
僕のことを理解してくれるかも知れない…。
そう思うと、このURLを彼女に教えたいという衝動に駆られるのだ。
と言っても、これはあくまでも比喩のようなものだ。
頼むから、彼女のことを知っている人は、
彼女には黙っていて欲しい。
僕の知る限り、僕と彼女を両方知っている人が2人、
この日記を読んでいる。

最近、その人たちには、
直接話しているときも、あまり気持ちを隠さず言うようになった。
それでも、どこで誰が聞いているのか分からないので、
かなり警戒はしているが。
余談だが、そのうちの1人がBBSに書き込んでくれている。
あまり上品なことを書いていないが、
まあ、そういう人だ。興味があったら見てみるといいのではないだろうか。

いきなり、PCの動作が止まった。
2度目は、突然再起動するのではなく、
動きが完全に停止するらしい。
いろいろ、面白い現象が起こるPCだ。
これを読んでみるみなさんには、
PCを自作するなら、パーツは定評のあるもの、
あるいは定評のある組み合わせを選ぶことを勧める。
友人は、24時間PCを起動しっぱなしにしているが、
まったく動作に不安はないらしい。
512MBという、今の時代でも少々多めのメモリのおかげかも知れないが。

それで、彼女がメールでもう1つ、
教官が募集していたアルバイトの話を書いていた。
僕も気になったので、メールで問い合わせてみた。
もう、募集を締め切ってしまったかも知れないが…。
もし返事が来れば、彼女と話をする格好の材料となるだろう。

ああ、今回のメール、
彼女が僕と話す機会を作るために
わざわざ書いてきたものだという妄想が消えない…。
今までの経緯を考えたり、
そんなメールを書いてこなくても普通に会話ができる現状を考えると、
こんな妄想、あり得ないに決まっているのだが。
もっとあり得ない話だが、例え彼女が僕のことを好きになっていたとしても、
こんな策略を練る理由にはならない。
はぁ…。ここまで飛躍した妄想を考えると、かなりむなしくなる。
そう言えば、彼女が好きな人って、今は何をしているのだろう。
彼女に近づく人には例外なく嫌悪感を抱いてきたが、
彼女が好きな人ってのは、どうなんだろう…?
それにしても、彼女は僕のものではないのに、
彼女に近づく人に嫌悪感を抱くってのはどういうことだろう。
肩に手を置くんじゃねぇよ!とか。

その彼女、今日は、
なんだか男物っぽい、少しごつい真っ黒のロングジャケットを着ていた。
別に彼女が着ていたとかそういうことは関係なく、
僕も欲しいと思うようなデザインだった。
まあ、それで彼女と同じ格好になったりしたら
周囲の目が恐ろしすぎるので、買おうとは思わないが。

少しマイナーな話になってしまうが、
「るろうに剣心」の12巻あたりに出てきた、
飛天御剣流の継承者のマントにそっくりだ。
…知っている人すら、何がなんだか分からないかも知れないが。
比古清十郎とかいう師匠が着ていたマントだ。
字の違いは勘弁して欲しい。僕だって詳しく知っているわけではない。
一応、Internetで検索したのだが。

最近、英語をやたらよく使っているが、
この理由は極めて単純だ。
Internetと打つ方が、インターネットと打つよりも、
文字数の入力が少ない。Inta-nettoでは、10文字になってしまう上、
ハイフンやTの2連打など、無駄な動きが多いのだ。
ほとんどの言葉で、英語の方が入力しやすい。
もともと、キーボードってのは英語入力のためにできているわけだし。
まあ、入力しにくいようにこの配列になったという噂もあるが。
さらに余談だが、最近のIMEは、
Shiftキーを押しながら入力すると、
大抵の場合、半角文字を入力してくれる。
これを知らなければ、普通にカタカナで打った方が速いと思うだろう。
さらに付け加えると、ATOKの場合、
オプションで設定しないと、この機能は有効にならないはずだ。
ATOK15は知らないが、13はそうだ。

で、IMEはいいとして、わざわざ分かりにくい例を示して
何が言いたかったのかと言えば、
それは、彼女のジャケットが大きくて、少し合っていない印象を受けたということだ。
今まで白系統の明るい服しか着ていなかったのに、
突然真っ黒のジャケットを着てきたことにもびっくりした。
最近彼女は、かなりコロコロとイメージを変えている気がする。
まあ、今まではほとんど髪型だったが。
好きな人って高専の頃の友人と聞いていたが、
まさか大学にいるのだろうか…。

…なんか、勢いが止まってしまった。
10分くらい、のんびりブラウジングしてしまった。
ある程度早く寝ないと、
明日も遅刻してしまうかも知れないというのに。
どうせ明日は、彼女は3限にならないと来ないし、
来たとしても、受けている講義が違うので
5限にならなければ会えない。
まあ、それでも2限に出るのだ。
遅刻したとき彼女に、異様に冷たい目で見られているような気がしてならないのだ。

さて、この話はもういいか。
どうやら勢いが完全に停止してしまったようだ。

ということで、安全性の話。
これ、昨日書いた気もするが。
どうだっていい話だが、
安全性を追求するとき、安全に作れば安全になるものでもない。
例えば、飛行機などの機械の場合、
安全に作れば、それだけその機械に依存してしまう。
逆に、F1マシンのように危険に作ってある場合、
その運用には細心の注意を払う。
だからと言って危険になるようなルール改定を行うのは
どうかと思うのだが。

それから、バウムテスト。
バウムとは、ドイツ語で木のことだ。
だからこのテスト、英語ではツリーテストと言う。
上記の精神分析に使われるテストの1つで、
木の絵を描かせてその人の精神を読みとる。
もちろん、すべてを読みとれるわけではないから、
あくまでも参考の1つだ。
例えば、葉がすべて散ってとがった枝を描くような場合、
その人には攻撃特性がある、というような読み方をする。

僕が描くなら、魔法使いが木に向かって
隕石を降らせている絵を描くだろう。
マントを羽織った小さな魔法使いが手を振りかざしている横で、
大きな木が、隕石に直撃されて、
すさまじい稲妻と共に燃え上がっている。
目に見えるほどの強烈な衝撃波が発生し、
木の幹を粉々にうち砕いている。
そんな絵を、描くだろう。
このような絵は、いったい何を示唆するのだろう。
「この人間にはバウムテストの知識があり、
ここから特定の情報は読みとれない」という結果になるのだろうか。

この他にも、様々な興味深い手法が用いられる。
しかし、現代の精神鑑定は、
結局のところ、医師の感覚的な部分に頼らざるを得ないらしい。
人間の心という複雑なものを扱うには、
工学的な科学は不十分なのだ。
となると、人工知能の実現も難しいのだろうか。
Artificial Intelligence…。
古来からの、人類の夢の1つだ。
僕の卒論のテーマでもある。
群行動のシミュレーションだから、少し違うかも知れないが。

文字数はここまでで約7000字。
前は足りない足りないと思っていたのに、
今になってみると、ずいぶん多いものだ。
生活に余裕がなくなってくると、
書くのも難しくなってくるのだろうか。

前に文字数オーバーで困っていた頃の日記を見ると、
余裕で次々と文章を書いていた様子が読みとれる。
やはり、バイオリズムというのはあるようだ。
その頃と比べると、今は明らかに調子が悪い。
昨日と比べるとだいぶマシだが。

…それにしても、休み休みだったので実感はないが、
気づいたらずいぶん書いている。
編集時間も186分に達している。
この程度で十分だろうか。
そうだ。誕生日に自己紹介でも入れておこう…。

2002/11/06 0:18



2002年11月04日(月) 羨望の先には

2002/11/5 1:48 Access: 3818 (+19)
自分で踏んでいる分もあるとは言え、
この短い時間で19アクセスというのはすごい気がする。
何か原因でもあるのだろうか。

My Refererを見ると、
「所有戦略」という名前で検索をかけて
この日記を見に来ている人がいた。
マーケティング戦略の話を書いたときに
載せたことだが、おそらくこの内容では、
とても役には立たなかっただろう。

10月1日の日記なのだが、
その日記に旅行の話が書いてある。
ということは、1ヶ月前から計画していたということか。
意外と、息の長い計画だったのだ。

今日は、17時に目が覚めた。
昨日、寝たのが7時頃だったので、
10時間ほど寝ていたことになる。

昨日、帰ったときにメールチェックをしたのだが、
彼女からメールは来ていなかった。
送ったのが出かける直前なのだから、
3日も経てばメールの返事が返ってきてもおかしくはなかった。
ついに、無視されたか?と思って不安に思っていたところ、
今日になって返事が来た。
この4日間、ずっとバイトをしていたらしい。
僕が遊んでいる間、がんばっていたようだ。
…なんだか、また劣等感が。

劣等感と言えば、どうもこの僕の話し方も、
その辺から来てしまっているようだ。
鏡で自分の顔を見ると、どうも暗そうに見える。
僕は中学生の頃、科学研究部の部長をやっていたのだが、
まさにそういうイメージだと思ってもらって間違いない。

だから、意識的に明るく話すように心がけた。
それは一時期だったが、そのまま癖になってしまったらしく、
異常に感情表現の強い話し方になってしまったようだ。
普通に話しているつもりなのに、
録音された声を聞いていると、本当に異常だ。

それだけでなく、
リアクションが異常に大きくなってしまった。
1人でいるときはゴキブリが出てきたって
声なんて出さないのだが、
誰かと一緒にいるときは、ちょっと飲み物をこぼした程度でも
お腹から力一杯大きな声を出してしまう。
なぜ、こんな癖がついてしまったのだろう?

で、17時に起きたので、
特に書くことはない。
ということで、必殺のPHSを。

人は悪意を恐れる。
悪意を恐れるあまり、人に対して悪意を抱く。
とある。
このとき何を考えていたのか、
もう良く思い出せないが、
概要としては、人間関係のもろさみたいなことを
言いたかったのだと思う。

誰だって、嫌われるのは嫌だ。
もっと言えば、嫌われて傷つくのが嫌だ。
だから、それを避けるためにいろいろなことをやる。
その中の1つとして、自分から嫌ってしまう、というのがある。
自分が嫌いな相手に嫌われても問題はないという発想だ。

ああ、何を言いたいのかさっぱり分からなくなってしまった。
ボーっとして、思考がまったく進まない。
今日は、こういう話はやめよう…。

なんだか、眠くなってきてしまった。
11時間ほどしか起きていないのだが。
なんだかんだで、旅行の疲れがたまっているのかも知れない。

しかし、まだ少し書きたい気分だ。
こういう気分になったときは、
何か書くことが思いつくものだ。

ということで、もう十年一日、
毎日毎日代わり映えしない彼女のことを。
同じことをいつもいつも書くと、
読んでいる方はつまらないのではないかとも思うのだが、
幸福か不幸か知らないが、
今、僕の心の中には、
この問題がどっかりと腰を据えているのだ。
ここ数年、まともな悩みなどなかった僕の生活に、
久しぶりに現れた大問題なのだ。

それにしても、こういうプラスの悩みで悩めるのは幸せだと思う。
失敗しても、何かマイナスがあるわけではない。
気持ちは落ち込むだろうが、今までと同じに戻るだけだ。

旅行に行ってみて、
改めて彼女の存在の大きさを感じた。
前にも少し書いたが、いろいろ言われるのは覚悟の上で、
友人に少し彼女のことを相談した。
旅行の特別な雰囲気に飲まれたというのもあったかも知れないが、
ずっと彼女と話していないという
不安に耐えられなくなったのだ。
しかし、メールを受け取っただけでもだいぶ違う。
いったい、何を悩んでいたのだろう、と思ってしまうほどだ。
疲れている、というのが文面から
ありありと読みとれるあっさりしたメールだったが、
それでも、いや、それだからこそ、
彼女の存在をしっかり感じることができた気がする。

それから、ちょっと前に受け取った彼女のメールを見ていた。
人に言うとびっくりされるのだが、
僕は、PCが故障したりしない限り、
人からもらったメールは、後生大事に保管している。
大学のメールボックスは、サイズが60メガバイトを越えていて、
あわてて整理したほどだ。

そのメールに、どこに行っても
天然記念物のような目で見られる、と書いてあった。
いったい、どういうことなのだろう?
その時は、自分も絶滅危惧種と言われる、
などと冗談で返したが、
そんな簡単なことではないのかも知れない。

人は誰でも、なりたい自分、
そうあらねばならない自分というのを演じているはずだ。
僕だって、そういう部分がかなり強くなっている。
家にいるときはそういう部分はかなり消えるが、
大学にいるときは、ほとんど無意識のうちに、
そういう自分を作っている。
環境に慣れるということは、そういう環境に合わせた
自分を演じるということだと思う。

しかし、彼女の場合は、
それが行き過ぎているような感じがする。
それほど不自然ではないが、違和感を感じる。
その正体はなんなのか、全然分からないのだが。
僕は、人の心の機微を読みとるようなことは、
本当に苦手だ。

未だに、彼女の価値観が分からない。
何を是とし、何を否とし、
何を目標としているのか、さっぱり分からない。
だいたい、ある程度見ていると分かるものだが、
彼女の場合、その「ある程度」すら読みとれない。
いろいろ知りたいと思いすぎているのだろうか…。

明日は、2限からの講義だ。
計算物理学という講義なのだが、
この講義は今まで、他課程の実習の影響で、
ずっと休講だった。
この講義だけでなく、他にもいくつか、
そういう科目がある。
その課程と一緒にやっている講義は、
基本的にすべて、彼らが実習から帰ってくるまで
休講になっていた。
余談だが、教職担当の教官は、
教育実習もこれと同じ扱いにしようと
がんばっている。
今の扱いの低い教職課程が今後どうなるのか、
興味深いところではある。

それから、明日は新しい演習の科目が始まる。
いったい、何をやるのだろう。
結構厳しそうな教官が担当になっているが…。
基本的にこの演習というのはグループで作業をするものらしい。
だったら、彼女と一緒にやりたいものだが。
ただ、彼女とは学籍番号で8つ離れている。
これほどの規模のグループは、まず無理だろう…。

そう言えば、その彼女と一緒にやっていた
流通政策論、レポートの締め切りが近い。
そろそろ書き始めなければ…。
なんだか分からないうちに、2つのまとめを
両方僕がやることになっていたが、
まあ、細かいことは気にしないようにしよう。
友人には、5人でやる演習の作業を、
ほとんど1人でこなした奴だっているのだ。
それに、なんと言っても、
グループ作業なのだから、僕の作業が彼女の作業ともなるのだ。
…まあ、彼女はこの講義の単位を持っているから
単位とは関係ないが、それでも、
この作業が彼女の短期的な評価につながる可能性は十分ある。
彼女の評価を落とさないようにするためにも、
しっかりやる必要があるだろう。
あとは、やはり、彼女から見た僕の評価のためにも。
すでにかなり落ち込んでいるだろうが、
それでもまだ、最低とは言えないはずだ。
流通政策論については、明後日まとめることにしよう。
明日は、家庭教師の仕事だ…。

やはり、夜遅くなると
書く手がドンドン進む。いったい、どういうことだろう。
夜の方が頭の回転が速くなるようでは、
今後困りそうな気がするのだが。
まあ、普段はコーヒーのおかげで、
昼もそれなりに頭が動くので、
おそらく大丈夫だと思うが。

そろそろ寝ることにする。
7時起きだから、2時間半しか寝られないが、
そもそも起きたのが遅すぎるので、ちょうどいいだろう。

2002/11/5 4:35



2002年11月03日(日) 旅の終わりに 〜3日目〜

2002/11/04 23:11 Access: 3799 (+13)
Words: 1068 Times: 46min
短時間でずいぶんアクセス数が増えている。
僕が行ったり来たりして何度も踏んでいるのが7つや8つあるはずだが、
それ以外のアクセスがこの時間だけで5つくらいあるということか。
偶然かも知れないが、なんだかすごいな…。
アクセス解析、付けようかな。
そうすれば、自分で踏んだ分がどの程度か、正確に分かる。

これだけ書いて、
先輩とメッセンジャーをやっているうちに、
約100分経ってしまった。
今日の経過時間からは、100分引いておこうと思う。

3日目は、軽井沢から自宅へ帰った。
普通に帰ってもおもしろくないので、
高速道路を使わずに帰ることにした。
しかし、実はそれでもおもしろくない。
軽井沢からは、国道18号に乗るとすぐに帰れてしまうのだ。
だから、少しそれて国道254号に乗り、
さらにそこから妙義山の方など、
あちこちにそれながら帰った。

すると、今度は時間が危なくなった。
レンタカーの返却期限は20時で、
それを過ぎると、延滞違約金を取られるのだ。

結局、友人が
一般道を時速120キロで走り、信号無視を繰り返すことで解決したらしい。
うーん。そんなことでいいのだろうか。
まあ、仕方ないが。
この日の夜に、葛西付近を異常な速度で走るbBを見たなら、
それはきっと友人だ。

その前に、プリンスホテルのショッピングセンターに寄った。
アウトレットモールというやつだ。
ちょっと前に流通政策論の講義で扱ったので
見ておこうと思ったのだ。
まあ、それよりも、おみやげを買わなければならない、
という事情の方が大きかったのだが。

しかし、おみやげを買うと言っても、
僕にはおみやげを渡すあてはない。
家族におみやげを渡すほどたいした旅行ではないし、
彼女におみやげを渡したいのは山々だが、
大学で他の人に渡さずに、彼女にだけおみやげを渡す
いい理由が思いつかない。
ということで、先輩にだけ、くだらないおみやげを買った。
邪魔になるだけで何の役にも立ちそうにないので、
僕が自分で持っていた方がいいかも知れないが。
たぶん、そんなものより、撮ってきた写真の方が
よほど価値があるだろう。
ただファイルサイズが、圧縮しても27.4MBもある。
もともとJPEG画像なので、そんなに減らないのだ。
まあ、CD-RWにでも入れて渡せばいいだろう。

ほとんど何も書いていない気がするが、
弟がPCを使いたいと言っているので、
このくらいで終わらせる。
どうせ、何も書くことなんてないし。
なぜだろう。
ここ数日、文字制限に悩むほどだったのに。

2002/11/05 1:36



2002年11月02日(土) 旅路の先には 〜2日目〜

2002/11/04 22:24 Access: 3786 (+5)
Words: 1,980 Times: 42min
旅行の2日目だ。
この日は、草津を離れ、軽井沢へ向かった。
軽井沢では、軽井沢大橋と碓氷峠を見た。
他にも行くべき場所があることを、行ってみてから知った。

だいたい9時頃、草津を離れた。
途中の道の駅でアイスクリームを買い、
それから、しばらく僕が運転した。

ちょっと、記録写真を見てみた。
僕のデジカメは、64MBのSDカードをセットすることで、
最大で640枚の写真を撮れる。
これを生かし、僕は片っ端から写真を撮りまくったのだ。
考えていなかったが、失った記憶を補うのに、
これを使えばいいのだ。
人に見せることばかり考えていたが、写真は自分で見るものだ。

この日の草津は、雪が降っていた。
沖縄出身の友人がひどく驚いていた。
草津はもう、これほど寒くなっているのか。
実際、外はかなり寒かった。
車の中にいるなら、それほど関係はないが。

ちなみに、先ほど上に書いた道の駅は、
六合村という変わった名前の村にあった。
何が代わっているのかと言えば、それは、その読み方。
変換してみたらちゃんと変換できたのだが、
知らない人は、これが「くにむら」と読むとは分からないだろう。
僕だって、道路標識でローマ字表記を見て
初めて読み方を知ったのだ。

そのあと、少々危険な友人が運転した。
そこでムービーを撮ったのだが、
そのムービーには、あまりに無茶な運転で恐怖する
友人の悲鳴がちゃんと記録されている。

あとはもう、軽井沢のあちこちの風景が記録されているだけだ。
あまり、記憶の助けにはならなかった。
何より、2日目に泊まったホテルの写真が1枚もないというのはどういうことだろう。
きれいな写真が欲しいのではなくて、記録となる写真が欲しかったのに。
まあ、次回、こういう機会があったら、注意しよう。
それにしても、ムービーで聞いてみると、
自分の声が実に耳障りだ。いつもあんなしゃべり方をしていたのか。
注意しなければ…。

何か、書くべきことはあっただろうか…。
確かに楽しかったが、書くべきことはふだんの生活以上に少なかった。

そう言えば、車が凍結した。
夜、買い出しに行こうと車のところに行ったら、
車のフロントガラスに氷がびっしりと張っていたのだ。
いったい何事かと思った…。

ホテルは、割とシンプルでいいホテルだった。
シンプルな部屋にベッドが4つ、それに、
いくつかものがあって、トイレとユニットバスがあるだけだ。
まあ、ユニットバスでは温泉のお湯が出るので、
その辺が普通のホテルとは違うのかも知れないが。
これで宿泊費は6000円。まあ、妥当なところだろう。
当たり前のことなのだが、
草津よりも、ずっと若い女性が多かった。
そりゃ、「草津温泉」の「ホテルみゆき」より、
「軽井沢」の「パイプのけむり」の方が
女性には人気が出るだろう。
…どちらもいいところだと思うのだが。
温泉は、草津の方が全然良かった。
さすがに、行ってから初めて知るような無名の温泉と
有名な草津温泉では、はっきりとした差があった。
それでも、軽井沢の温泉でも、
肌はすべすべになったし、いつまでたっても暖かいし、
十分良かったのだが。

今の時点で、すでに記憶が断片的だ。
大丈夫なのだろうか。
長期記憶はエピソード記憶と呼ばれるらしいが、
今回の旅行は、ほとんどそのエピソード記憶にはなっていない。
いい思い出を覚えておこう、
という発想法が、僕にはないらしい。
だから、そういうことを覚えていない代わりに、
暗記科目が得意なのだろうか。
大学の講義でやった内容は、実によく覚えているのだ。

軽井沢大橋だが、行くのにずいぶん苦労してしまった。
結局、行ける道を片っ端から試して、
一番最後に選んだ道の先にあった、という感じだ。

僕は、内田康夫という人が書いた
「軽井沢殺人事件」を見て、この橋に行こうと思ったのだが、
この橋はもともと、心霊スポットとして非常に有名なのだそうだ。
言われてみて、確かにそんなことが書いてあったと思いだした。
詳しいことは覚えていないが、
幽霊がおいでおいでをしていて、気づいたら橋の欄干を飛び越えて
谷底へダイビングしていると言うのだ。

が、残念ながらそのようなことはなかった。
この日の軽井沢は笑ってしまうほどの快晴で、
名物の霧もまったく出ていなかった。
どうやら、霧が出るのは夏の間だけらしい。
橋の上から下をのぞいてみたが、
そもそも橋の下には川が流れていなかった。
なんだか知らないが、乾いてしまったようだ。
なんとも迫力のない景色だったが、高さだけはすさまじかった。
僕は高所恐怖症なので、
普段は高いところから見下ろすと吸い込まれるような恐怖感を感じる。
…この橋の階段の由来はそんなところではないかと思っているが。
しかし、このときはあまりに高すぎて、そんな感覚すら分からなかった。

まあ、このくらいで…。

2002/11/04 23:07



2002年11月01日(金) 未知への旅路 〜1日目〜

2002/11/04 0:00 Access: 3781 (+42)
実はもう、9時になっていたりする。
日記を書こうと思って、そのままRagnarokを
やり始めてしまったのだ。

この日は、友人と旅行に行った。
1日から3日にかけて、草津、軽井沢と回ってきた。
友人と旅行なんて、僕の記憶では初めてだ。

計画は、3週間ほど前から立てていた。
旅行に行く話はもっと前から出ていた。
その間、あれだけ書いていた日記の中に
この話が一度も出ていなかったのは、
僕のこの旅行に対する関心の低さを物語る。

そもそも、僕は旅行があまり好きではない。
必要がなければ家の外にも出たくないと思うくらいだ。
それでも行こうと思ったのは、
単に友人が行こうと言ったからだ。
自分一人だったら、絶対に旅行になんて行かない。

…と思って行った旅行だったが、実に楽しかった。
旅行なんて滅多にしないだけに、
貴重な体験ばかりだった。
だからと言って、特に役に立つとは思えないが。

朝は、9時頃に友人の家で待ち合わせをしていた。
しかし、理由は良く覚えていないが、
少し遅れてしまった。
友人が電話をしてきて起こしてくれたので、
寝坊が原因ではないと思うのだが…。
出かける前に日記を書こうと思っていたのだが、
それもしていない。行く前にRagnarokでもやっていたのだろうか?

結局、車で来るはずの友人たちがさらに遅れたので、
それほど問題にはならなかった。
車はレンタカーで、bBという車種だ。
前にも少し書いたが、2BOXの四角い車だ。
ターゲットを20台の独身男性に限定し、
嫌いな人は見向きもしないという変わった発想で設計された車だ。
それだけに、20台の独身男性である僕たちには
とても魅力的に見えたのだ。

とりあえず、上品な雰囲気や静かな走行などは、
あまり求められていない。
あくまでも飾り気のない、シンプルな内装だ。
カローラと比べても、その落差ははっきりしている。
まあ、カローラの内装が豪華になった、とも言えるが。
ちなみに、僕は乗るならカローラしかないと思っている。
一発で漢字変換できる、数少ない車種でもある。
…まあ、日産の車は英語だから、だいたい変換できるが。
ちなみに、カローラとは「花冠」の意味だ。
辞書に特に注釈がないところを見ると、どうやら英語らしい。
さらに言えば花冠とは、花びらの集まりを指す。

全然旅行の話に入っていない。
初日は、とりあえず着かなければ仕方がないので、
とっとと高速道路に入って、一気に草津を目指した。
が、あっさりと最寄りのICに着いたので、
名前は忘れたが、なんとかという名の山に登った。
赤城山だったと思うが…。
結構有名な道らしく、いろいろな人が走りに来ているようだ。
ガードレールにぶつかった跡やタイヤの跡がたくさんあった。

そのあと、いよいよ草津に向かった。
その前に少し運転の練習をしてみたが、
周りが広ければそれほど問題はないようだ。
bBのギアはコラムという特殊なものを使っているが、
それほど問題はなかった。

使ってみてしみじみ思ったのだが、
カーナビというのは実に便利だ。
これがなければいつになってもたどり着けないというのは、
本当にありうる気がした。

…やはり、3日も経つとだいぶ記憶が薄れている。
昨日のことのように思っていたが、さすがに3日経つと、
3日分、記憶がなくなっている。
よく、思い出せない。

ホテルに着いたあとは、そこでのんびりしていた。
それから、温泉に入ったりおみやげを探したりした。
しかし、僕はおみやげというのが非常に苦手だ。
自分がもらいたいと思ったものが、
そういう観光地にあったためしがない。
…まあ、余計なものなんて欲しくもない、という感覚だからなのだろうが。
ついでに言えば、僕は高度な機械製品が好きなので、
観光地にあるものに魅力なんて感じないのだ。
食べ物も、高いばかりでそれほどおいしそうには見えないし。
ということで、何も買っていない。

食事は、結構おいしかったが、
まあ、こんなものか、という程度だった。
宿泊費10000円を考えると、たぶん、妥当なところだったのだろう。
茶碗を畳の上に置いたりしていたのは、
もう少しなんかないのか、という感じがしたが。

温泉は、本当に良かった。
さすがに、全国に名をとどろかせるだけのことはある。
…なんだかボーっとする。
いったいどうしたのだろう?
風邪が治っていないのだろうか。

貸し切りもあったが、
貸し切りではない方の温泉に行っても、
他の人は誰もいなかった。
わざわざ大学の創立記念日に行った甲斐があった。
ただ、景気が悪いのかな、とも思ったが。

草津は寒かった。
夜はなお、寒かった。
少し飲み物を買いに出かけて、
それから誰もいない、電気もつけていない
ロビーのソファーに座って、少し友人と話をした。
普段はあまり話さない、彼女のことを言った。
雰囲気もあるが、それ以上に、
彼女に会えなくて寂しかったのだと思う。
隣に彼女が座っていてくれたら、と強く思った。
車に乗っているときは思わなかったが、
ホテルでのんびりしているときには、本当にそう思ってしまった。
ただ、彼女と一緒にここまで来たい、というようには思わなかった。
そうやってのんびりしているときに、彼女が隣に座っていてくれたら、
と、思ってしまったのだ。

夜もまた、友人とだいぶ話し込んでしまった。
友人はみんな酒を飲んでいたが、
僕はどんな雰囲気だろうと酒は嫌いなので、
飲まずにそのまま布団に入って転がっていた。
アルコールに対する嫌悪感がさらに増したからなのか、
酒を飲むと、異常に苦く感じる。
ビールも焼酎も、まったく同じ味に感じる。
いろいろなもので割っても、苦い味しか感じない。

これが、1日目だ。
赤城山にあった変な施設など、
いろいろおもしろいものはあったし、
感想もあったのだが、全然覚えていない。
僕の記憶力は、大丈夫なのだろうか。

2002/11/4 22:18


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