ひげのお兄さんの日記

2004年09月30日(木) 五臓六腑

「五臓六腑」より「五感六感」を
なんて書き込んだくせに
昨夜は、さっそく友人と「花より団子」。
日頃の気を使う酒と違って、「話に花を咲かせながら」
一杯やりました。
昨夜も台風の影響で、外は大変な雨。
当然、月は影も形も見えなくて、
秋を何で感じようかとメニューへ。
ふと見ると、付け出しに「いなごチャン」の佃煮が
あるではありませんか。
即効で手を出してしまいました。
五臓六腑と五感六感、同時に感じながら一杯やるのも
難しいもんですね。
でもいい酒でした。
ヤッパリ秋はいいねえ〜。



2004年09月29日(水) 風流

昨日は中秋の名月の日だったんですよね。
旧暦の8月15日。
遅くなってから気づいて、あわてて窓を開けてみたら、
夕方降ってた雨は止んだのですが、雲に遮られて
時々、丸い姿を見せるだけ。
でも外は、秋の虫たちがいい声で鳴いてます。
昔、古典で習ったのですが、よき人と、そうでない人
の違いで、(このよき人・・・というのは、あくまでも
古典に出てくる表現ですよ)春の桜のシーズンでいえば、
よき人は、遠くに桜を見ながら、その盛衰を想像し
風流をたのしむ。そうでない人は、桜の木の下で、
いつの間にか桜も忘れて酔っ払ってるそうです。
花より団子というやつですね。
昨日のテレビで、最近の子供たちの経験不足、とくに
感性についての心配事が議論されてました。私も
よき人に成りきれないでしょうが、五臓六腑は少し休めて
もう少し五感六感を働かさなきゃね。



2004年09月26日(日) なんとか

広島から帰ってまいりました。
昨日書いたように、朝、4時に起きて、
軽く食べて、他の5人と合流して出発。
広島に着いたのが9時チョット前。
久しぶりの早起きに眠いの何のって。
それでも9時半からの開会式にはビシッと
袴姿になって望みました。
とは言っても午前中は偉い先生方の模範演技を
拝見してお勉強。ところがこの時、
朝早く起きて、軽くパンを食べただけだったので
11時頃からお腹のムシがグーグー泣き出して
恥ずかしいのなんのって参りました。
昼飯を食べた後、今度は気合をビシッと入れて
練習不足の分は気合でカバー。
指定技1本と自由技4本の計5本。
やってる最中は気合込めて、息の乱れを殺して
やりきりましたが、終わった途端に汗が噴出して
息はハーハー。でも何とかやりきりました。
結果は、「優勝」!
でも、逆に来年春の大会ではブザマな結果にならないための
プレッシャーがシッカリ圧し掛かりました。
でも、正直嬉しいもんですね。



2004年09月25日(土) 勝負

明日は4時起きで広島です。
居合の中国地区秋季大会。
春の大会では準優勝だったので、今回は
何とか一番上がねらいたいですね。
でも、ちょっと練習不足、今日は前日なので
1時間ほど仕上げの練習というか、最後の
修正をしました。
どうなる事やら。また、帰ったら報告します。



2004年09月23日(木) 疲労気味

最近なんだか疲れが取れにくい感じ。
今年は後厄。
ヤッパリ体力も気力も回復力も、変わり目なんでしょうか。
今まで、色々な面で、過去の財産を使いながら突っ走って
来たようなもので、過去勤めていた頃のストックを
そろそろ使い切る頃かも。
20年ぐらい前は随分意気がよくて、無理もしながら
突っ走って、でもその時期の経験や付き合いが、確実に
財産になってました。
自分で言うのもなんですが、あの頃からは随分成長したと
思います。
しかし、この数年、人間関係でも変化が起こる時期なのか、
随分とエネルギーを消費した感じ。
自分にとってマイナスのものを振り落とすにもエネルギーが
いるもんですね。
これからは、残してある大切な人生の財産をメンテもし、
新たな展開も進めなければと思ってます。
ため息の出るような毎日も、気の持ち様でやる気に変える。
そんな自分の追い込みは少年時代から空手やボクシングでも
やってきた事。
そろそろスイッチの切り替えです。こだわりを捨てて
マルチタイプの本領発揮とそろそろいきますか。



2004年09月21日(火) 運動会

いま、運動会シーズン真っ盛りです。
日曜日は小学校、昨日は地元の町内の
運動会でした。
昨日の新聞にあったように、高齢化が進んで
今や約5人に1人が65歳以上。しかも、75歳以上
の方の比率がアップ。
私の住む校区は市内でもトップクラスの高齢社会に
なってる地域。
だから運動会といってものどかなもんです。
景品もらうのが楽しみのおじいちゃん・おばあちゃんに
あわせたもので、若い者が凄さを見せるのは「スリッパ飛ばし」
くらいでしょうか。
私、3年前と2年前の「スリッパ飛ばし」のチャンピオン
だったのですが、使用するスリッパが、よく病院などで使う
ビニール製の物から、一般家庭内での軽〜いのに変わってから
勝てなくなってしまいました。
来年は頑張るぞ〜!



2004年09月19日(日) 稽古

昨日は武道館で居合の稽古。
実は26日に広島で試合があるものですから、
技6本ほど絞り込んで、練習中です。
しかし、今ちょうど仕事が忙しくて、疲れ気味だし、
天気悪くて、夜に外で振れなくて練習が思うように
出来ず、土曜の2時間しか実質できてません。
春の中国地区大会では準優勝したのですが、
今回はあまり自信なし。
でもね、館長からは、春の頃より良くなったと
お褒めの言葉は頂いてるんです。
しかし、試合はあくまでも絶対評価だし、なにより
納得のいく練習量が確保できてないというのは
なかなか自信につながりませんね。
道場での練習は、来週の土曜日のあと一回。
やるべき事と習得すべき課題はある程度見えてます。
どう、自分をそこに追い込んでいくかですね。



2004年09月17日(金) ストライキ

プロ野球の選手会がストライキに入るかどうかが
注目されてます。
随分前に、多くの労働組合がストライキ権を行使して、
沢山の処分者を出しながら戦ってきました。
JRの前身の国鉄なんかも、その代表格です。
しかし、通常、労働組合がストだというと、ほとんどの人が
否定的。「迷惑だ」「会社あっての・・・」といった感じです。
野球はなぜ、ストライキを多くの人に支持されているのか?
テレビのインタビューに答える街の声は「選手としては当然」
とか「頑張って欲しい」とか「経営陣は責任回避してる」とか
で、なんだか労組側の教科書どおりの答えが多いですが、
ほんとに実態と噛み合ってるのでしょうか?
プロ野球が所詮、娯楽の世界、テレビで見る人が圧倒的に多い
選択可能な娯楽のひとつだから、自分にはあまり関係ない問題
として「スト賛成!」
となってるような気がします。
ホントは、高校球児の将来への夢と可能性とか、プロスポーツの
雇用関係や公開性のあるべき姿とか、もっと社会的視点が欲しいですね。



2004年09月15日(水) わがまま

最近、わがままな子供たちの様子をよく見ます。
自分の都合のいいように物事を解釈し、
社会性を失っている様をよく見ます。
しかしこれ、よくよく見ると、大人たちの世界が
ご都合主義で、デリカシーを感じさせない状況に
あふれかえっている事に気づきます。
最近のニュースでながれる悲惨な事件なども
その反映でしょうか。
私たちが子供の頃から人権教育が進められ、
人の尊厳について教育を受けてきて、
社会も労働組合の運動などで社会的な感覚は
随分進んだと思っていたのですが、
日常の足元を見てみると、その成果を感じることが
出来ません。ただ、最近のボランティア活動などは
チョット違うみたいですね。
問題は、私の世代と、そのひとつ前の世代に多いのかな
と思います。



2004年09月14日(火) 秋の夜

最近は夜が随分涼しくなりました。
窓を開けると秋らしい虫の声が聞こえてきます。
こんな夜は秋刀魚か何かを肴に一杯やるのが一番ですね。
いよいよ美味しい季節の到来です。
太らないように、飲み過ぎないように気をつけなきゃね。



2004年09月12日(日) 使い分け

昨日は居合の稽古。
我が流派の技の奥義に迫るものを、感覚的に
多少なりとも感じ取れたのが感動ものでした。
お陰でなんだか寝つきが悪くて。
でもね、最近、陸上の末次選手をはじめ、
何人かのアスリートの身体の使い方で有名になってる
日本古来からのサムライの身体操法である「ナンバ」。
私これを今、熱心に研究してまして、ところが
居合の今の体の使い方と食い違うところが出てくるんです。
宗家訓では「・・・いささかの改変もすることなく、・・・・・」
なんてくだりがあるんですが、私の推測だと、
明治以来の西洋の軍隊やスポーツの身体操法の影響を受けて、
本来のナンバ的なものとは変わってしまったのではないかと
思うんです。その時代ごとの宗家は、より高い次元を求めていた
とは思うのですが、特に明治の価値観の大改革時期は
そういう事にも大きく影響したのだと思います。
ですから私の体の使い分けはスリー・パターン。
日常のスーツ姿やスポーツの時は、皆さんが日頃当たり前に
感じている体の使い方。我が流派の居合の時は、宗家をはじめ
先生達から教えられる使い方。
そして、それ以外。
自分のプライベートな時や自身の武道の探求としての使い方を
模索する時は、あくまでも「ナンバ」にこだわっていきたいですね。
使い分けです。



2004年09月10日(金) ひと仕事終えて

昨日は仕事で、久しぶりに「青年の主張!」みたいな
青臭い気分での喋りを随分しました。
先日、苦労した原稿は、前半からはほとんど役に立たず、
アドリブの出放題といった感じ。
日頃、気持ちの中でもっていた不満も含めて、随分と
主張をしてしまいました。
でも、たまにはいいですよね。
決まりきったやり取りだけでは面白くないし、
主張はキッチリしておく事も大切ですよね。



2004年09月06日(月) もがき

今日は午後3時から、ひたすらパソコンに向かっての
原稿書きしてます。
でも何だかいいフレーズが頭に浮かばないんです。
最近、読む本や見聞きするものがチョット偏ってて、
チョット前までのように、あっちこっちの色々な
ものを見聞きする時間が不足がち。
ヤッパリ様々な文章表現や景色も含めて目に入ってきたり
感じたりする機会に触れてないとダメですね。
「忙しい」は所詮言いわけ。
時間はつくり出すものですね。
どう過すかというのは、後々のためにも大切な蓄積です。



2004年09月05日(日) 秋っぽくなった夜

昨日は昼は原稿書きで夜は武道館で居合と
文武両道の一日でした。
夜は随分過しやすくなってきました。
でも日本刀を二時間ばかり振ってると
汗の出るのなんのって、お陰で帰ってから
またまたビールに手が伸びてしまいました。
昨日の居合の稽古では「受け流し」という技を
重点的に指導していただきました。
「理合い」といって、どんな状況で、どんな理屈で
やる技かという事を頭に入れながらやらなきゃ
いけなくて、それでもって目の前に相手がいる
事を想像して技を繰り出すんです。
これがなかなか大変で、すぐに意識と集中力が
途切れてしまうんです。
日常生活が、研ぎ澄まされた感覚から遠ざかるような
環境で、それについつい浸りながら、鈍くなってるんでしょうね。
かつて、空手やボクシングに明け暮れて、兵法ばかり考えていた
17歳から21歳の頃までとは随分変わってしまいました。
でもね、体は40代に突入してますが諦めてませんよ。
居合道という若い頃とはチョット違った武道にのめりこんでる
私、こうなったら死ぬまで武士道ですよ。



2004年09月04日(土) 久しぶりの大阪

昨日は大阪に行ってました。
仕事の関係でしたが大阪は久しぶり。
高校出てすぐに行ってたものですから何だか
懐かしい気持ちになります。
でもあの頃とは随分変わりました。
私がいた頃は神戸でポートピアとかやってた頃ですもんね。
新幹線も久しぶりに乗ったのですが、これもよかった。
往復で本が一冊読めました。
時間があれば列車の旅したいなぁ〜。



2004年09月03日(金) 物騒

テレビのニュースで、タクシーの運転手さんが
強盗とみられる者に、自殺に見せかけての殺害という
報道をしてました。
現金も勿論盗られていたそうです。
物騒ですね。
最近は、考えられないほど簡単に人が殺されています。
自己防衛にも限界がありますし、治安維持にもっと
警察や行政が動かなければ、市民レベルの出来る事にも
限界があります。
しかし、長期的には子供の育て方、今すぐ始めるのは
大人の日頃の立ち振る舞いですね。
俺も鍛えておこうという気になりました。
でも昔の様にはいかないんですよね体が。


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