十夜一夜...Marizo

 

 

不思議な繋がりだからこそ「縁」 - 2009年03月31日(火)

先日の日記に狸小路の「ローダウン」というお店のことを書いたら
なんと、私の友人(しかもこの十夜一夜の読者)の
知り合いだということが判明した。
すごいびっくり。


関東以北、随一の繁華街と言われる「すすきの」も
その広さや店の多さのわりに狭い世界だと知ってはいたが
今回のお店「ローダウン」は正直言うと
かなりマニアックなお店であることは間違いない。

当たり前だけど広告や割り引きクーポンなんか出してもいないし
一見客が行くようなお店では決してない。
そのお店を私に紹介してくれた人は
友人とは一切関係ない習い事の仲間だったので
これこそ本当に「縁」の不思議。


先祖がいて親がいて私がいて。
私を取り巻く人がいて。
その取り巻く人をまた取り巻く人々がいる。


たかが六十年前後(人によっては百年弱)の人生の中で
私が出会う人はほんの一握りの人々だろうけれど
朝露をまとってキラめく大きなクモの巣のように
私の知らないところで「縁」ってきっと広がっているんだろう。


なんつーか、もっと大事な「赤い糸の縁」は
もしかして駆除されちゃったのかしら?
すっごく大きく巣張ってて邪魔だよねぇなんか言われて駆除。

ありえそうでちょっと悲しい。
Marizo



-

基本が一番 - 2009年03月29日(日)


昨夜の晩ご飯、メインは「ポテト餃子」




餃子のタネをスライスしたジャガイモでサンドしたもの
(画像はヤフーから拝借)




レシピ通りに作成したので決して不味くはない。
ないけれど、やはり家族で検討した結果
「普段、食べられないものが食べられて
 美味しい!」と言う母の気を使った発言が
一部であったものの

「餃子はあの皮を含めた『餃子』で食べるのが一番美味しい」

という結論に行き着いた。



基本が一番美味しいと納得する為の創作料理って言ったら
数ある創作料理屋と名乗っている居酒屋さんに悪いかな。



ちなみにポテト餃子のほかに作った副菜は

「マヨキムチーズ巻き」と「大根のレモンマリネ」



えーっと、基本がいっこもないから(笑)
Marizo


-

久々の再会 - 2009年03月28日(土)


金曜日の習い事のあと
思いの他遅くまで飲み歩き
帰宅は夜中の2時。
それほど飲んではいなかったけれど
さすがに寝不足。






ちょっと暗くて見づらいけれど
狸小路にあるローダウンというお店で
いまだ現役で動いている蓄音機。


このローダウンと言うお店は
三度目か四度目かなのだが
金曜日は、ななえさん(仮名)と二人で行ったので
マスターと三人で昔の映画や俳優や歌手の話など
ゆったりといろいろな話で盛り上がった。



私の顔をシゲシゲと眺め

「誰かに似てるんだよねぇ・・・」と

しばし考え込んでいたマスターの口から
出た名前に思わず苦笑いの私。


遠い遠い昔、一人のアイドルタレントに
よく似ていると言われた。
特に居酒屋などの酒の席で
酔っ払い親父に言われることが多かった。
ただ単に「目が垂れている」だけで
似ていると言われるタレントも迷惑な話だろうが。



あれから二十年が経ち、その年月で培った
シワやシミ、脂肪やたるみで
もはやその面影もないと思っていた。



久しぶりに(多分5年ぶりぐらい)にその名前を聞いて
なんだか幼馴染とか故郷の同級生とか
そんな古い友達に久しぶりに会ったような気になった。


真子ちゃん! お久しぶり!!(笑)
Marizo


-

オリジナルの不思議 - 2009年03月24日(火)


足掛け4年ほど続いている習い事の文章教室で
毎年、同人誌を発刊している。
メインは小説だが、随筆も(手前味噌だが)秀作が多く
昨年、私は挿絵代わりにコラムを書いた。


今年も8月の発刊を目指し
すでに原稿が出来上がっている会員もいて
メールで送られてくるたびに
構想も何もまったく出来ていない自分を
省み焦っている。


今回は頑張って短編小説に挑戦しようと思い
先日からプロット作りに精を出していて気がついた。


どこかで読んだ事のあるストーリー。
ありがちな起承転結。
陳腐なハッピーエンド。


プロットが丸っとぱくりでも(←おいっ)
文章表現や構成にオリジナリティがあればいいのだろうが
そんなテクニックがあれば文章教室なんて通ってませんよ、だんな!



この辺りでやはり凡人は挫折するんだろうなぁと思いつつ
諦め悪くなんとか誤魔化しがきかないかと足掻いている。


今年の新年会にゲストで参加して頂いた皆藤先生(仮名)に
「MZOちゃんは不幸じゃないから
 小説書くのは難しいね」と言われたことを思い出す。


これこそ幸せな悩みというものか。
Marizo



-

『 笑う山崎 』 - 2009年03月14日(土)


『 笑う山崎 』   著者:花村萬月



小学生男子が好きな女子のスカートをめくり
いじわるをする行動原理そのままに大人になると
好きな女を殴って殺してから、いとおしく抱きしめて
優しく愛撫するようになるんだなぁと。
サディスティックな愛はもしかしたら究極の愛かもしれない。


ベッドの上で苛めるのも苛められるのも嫌いじゃないが
痛いのだけは勘弁してほしいと思っているので
奴隷M女にはなれそうもないが
仕事と割り切れば、S女王様にはなれる気がする。
多分ちょっと得意分野かも。


男と女(もちろん同性同士でもあり)のことに
綺麗なだけではすまないことはたくさんあって
紗のかかった朧気で快感だけのSEXよりも
汚れた体や獣のような口臭にすら興奮するSEX。
ソッチの方が人間くさい。
現実のSEXってきっとこんなもうんだろうと
妙に実感する一冊。


何度も何度も何度も読み返している。
が、(清々しい)朝や食後に読むのはツライ。
でも何度も何度も何度も面白い。
Marizo



-



 

 

 

 

目次
過去  未来

 裏十夜