十夜一夜...Marizo

 

 

あの世の縁よりこの世の縁 - 2006年04月28日(金)


■23日(日)
  
  禁酒した。えらい。禁酒。


■24日(月)

  禁酒した。すごい。禁酒。


肝臓に蓄積されたアルコールを抜くには48時間必要だって
いろいろな本や雑誌などに書いてあるけどこれは本当なんだろうか?


■26日(水)

  月に一度の本読みの日であったのだが、今回はゲストを
  招いての講義。講師は佐野良二先生。「闇の力」構想社(1996刊)
  平成5年第27回北海道新聞文学賞受賞している作家先生。
  文学の分野に於いて「笑い」というものの評価が北海道は
  特段に低いと嘆いておられたのが印象深い。講義終了後
  北1条西6丁目の洒落た居酒屋に移動しての二次会。
  簡単なオードブルにラーメンサラダ、鮭とまぐろのお寿司。
  シンプルでとても美味しかった。ビールが陶器のコップだったのも
  点数高し。これで2500円(しかも飲み放題)は安いなぁと
  思っていたら常連NOBOさん(仮名)の口利きで特別サービス
  だったことが判明した。こういうお店に顔が利くのって
  かっこいいなぁ。大人だなぁ。


■27日(木)

  辞めたはずの道新文化センターに潜り込み
  なぜか習い事をする私。先生の特別の計らいで無料。
  「花」と言葉を聞いてイメージするものは何か?という
  問いにみんなそれぞれが「さくら」とか「薔薇」とか
  そしてそれにまつわるエピソードを話す。私の中の「花」は
  部屋の壁に飾られた「金運」が良くなるようにと
  100円ショップで購入した黄色い造花。ぞ、ぞうかかよ。
  こういう場所でも何故か「笑い」をとりにいく私。
  「笑い」の文学を書く素質はあるが才能がないのが口惜しい。


28日(金)

  5月1日から新しいFA課員が二人増える。
  一人は今、店頭サービス課の派遣でいるY口さん(仮名)
  もともと他証券で営業をしていた人だし
  この半年間でうちの機械操作にも慣れているし
  新人といえど即戦力な人。もう一人は資格もない
  まったくの新人。27歳女子。なぜかその新人が
  私の横の席になるように、本日私、席替えです。
  N澤っち(仮名)と席ばくりっこです。
  な、なんで?まったく人使いの荒い会社だよ。やれやれ。

  そしてアフターファイブ(←もう死語だよね)は
  元上司のN森さん(仮名)と飲み会。元同僚のMちゃん(仮名)も
  誘う。懐古趣味と笑うなかれ。人の縁を大事にしているだけだ。
  あと、飲み会と。



去る3月24日に店頭サービス課の派遣で働いていた
K谷さん(仮名)が退職をした。ご主人が転勤になったとのこと。
半年前に来た彼女は私よりも一つ、二つ年下だったのだが
やはり妻、嫁、母の三役をこなす彼女はとても落ち着いていて
なおかつ仕事のできる人であった。ご主人共々もう転勤は無いだろうと
札幌にマンションを購入した矢先の辞令。悩んだけれど
やはり子供には父親の存在が大切だと引越しを決意した。
最終日の朝会で「短い間でしたがお世話になりました。
変な言い方かもしれませんがとても楽しかったです」と
ニコヤカに挨拶をし会社を去ったその二日後に
家族よりも一足早く赴任地へ行っていたご主人が急死。
赴任地の旭川は夫婦二人の地元でもあり葬儀一切は
旭川で執り行われた。支店長と営業部長がお通夜に参列した。

ふと思ったのだが、たった半年勤めた派遣社員の不祝儀に
支店長・・・行ったのか。まだ札幌市内ならわからなくも無いが
旭川まで行ったのか。ふーんと思っていた。
その後、支店長の提案で彼女は来週、5月1日から
またうちの店頭サービス課への復帰が決まった。
生命保険や遺族年金など多少のお金は入るだろうが
まだまだ小さい子供二人を抱える身としては
安定した収入が心を穏やかにすることもある。
今の支店長はわりと面倒見がいいんだなぁと少し、
ほんの少し見直した。人の縁ってこういうことだと思うんだよね。
だからやっぱり人の縁って大事にしなきゃと思うのね。
あと、飲み会も。




今年のGWは3日からの5連休で青森の「八甲田山雪中行軍記念館」に
是非とも行きたいと思っていたのだがどうやら私・・・
去年に引き続き今年もパワー無い感じ。気がついたら
苫小牧〜八戸間のフェリーは一杯だし、だいたいフェルコンの
バッテリーもどうしようか考えてもいないし、仮に行ったとしても
この時期キャンプは寒いからそうすると宿の手配もしなきゃだけど
なんだか面倒で全然調べていないの。しょんぼり。

このままだとあっという間に五日間が走馬灯のように
駆け抜けることが容易に想像がつくわけで。
何かイベント作らないとなぁ。頑張って行こうかなぁ。八甲田山。
実はついでに恐山にも行きたいと思っているのだが
やはり一人で行くにはなかなか勇気がいる。

イタコにスカウトされたらどうしよう。つーかあの世に
スカウトされたらどうしよう。ってそれスカウトじゃなくて
寿命じゃん。えーそんなぁ。
Marizo




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BGMは千昌夫で - 2006年04月22日(土)



夕方からパラパラと冷たい雨が降り出したものの
日中はわりかし良い天気だったので
車庫で冬眠していたバイク達を起こしてみました。


マグはバッテリーを繋いで
そのまま厚別のオート○ンドで
オイル交換とついでに12ヶ月点検の為
本日はお泊りとなりました。


なんてったって95年車ですから
それなりに気を使ってあげないとね。
グフグフン♪


そして・・・えーっと、まぁいつも
問題児のファルですが
今回は私の方に問題があったわけで。

バッテリーそのまんまで越冬させたもんで
当たり前に「カチカチ病」です。


でもなぁ・・・・12Vちょっと切れるぐらいは
メーター動くのでとりあえずジャンプで
エンジンかけたらなんとか、かかったんですが
はずすとやっぱりカチカチ状態。

バッテリー替えないとダメかもなぁ。





マグでオートラ○ドへ向かう道すがら
何台かのバイクとすれ違ったのですが
特に挨拶するわけではなかったけれど
お互い顔ニンマリみたいな感じでした。


大口開けて歌っていたのは

「しぃらかばぁ〜、あおぞぉらぁ〜」

なんてったって北国の春ですから。
グフグフン♪
Marizo


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目は口ほどにものを言う - 2006年04月20日(木)


会社の後輩、千葉ちゃん(仮名/女子)が

「MZOさぁ〜ん」と言ってコソコソと寄ってきた。



「ゴールデンウィークってどっか行くんですか?」




実はこの千葉ちゃん(仮名)
去年の秋にバイクの中型免許を取得し
この春に新車で購入した・・・・
なんだっけ?(←おいっ)
スティードじゃなくて、ビラーゴじゃなくて
もちろんマグナでもなくて・・・

Dで始まるやつ。


まぁともかくそのアメリカンなバイクが
今月末のゴールデンウィークしょっぱなの休みに
納車になるらしいのさ。


んで、もう今からウキウキワクワクしちゃって

「私をツーリングに連れてって」状態なわけ。






彼氏がバイク乗り、もしくは免許取得するのに
つきあって自分もバイクに乗るようになるっつー
パターンって女子の場合けっこう多いんじゃないかなぁ。


まさしくこの千葉ちゃん(仮名)も
彼氏がバイクの免許を取るのに付き合って
去年教習所に通い始めたんだから。



「え”っっ!!


 なんで・・・千葉ちゃん(仮名)
 彼氏は?彼氏に連れてってもらえばいーじゃん」










「ああ、彼氏は後半付き合ってくれるんですけどぉ
 前半がぁ(暇なんでぇ〜)・・・・」





この千葉ちゃん(仮名)という娘は
短大卒で入って今年で6年目になるのかしら。
若い。そして小柄。

そして彼女の顔を見た人が誰しも
口にはしないけど心で歌ってしまうのが


「どうするぅ〜♪○イフルゥ〜♪」



というぐらい、そっくりなんだ。





小柄でかわいくて目をウルウルさせる










犬に。







「連れてって。連れてって。
 私をツーリングに連れてって。」

という風情なのだが


そのウルウルした瞳と間延びした語尾に


「暇でしょ?暇でしょ?
 どーせ暇なんでしょ?」

っつー言葉が見え隠れするわけだ。






えーえー確かにオーバー三十路の負け犬の
最近ちょっと小太り入ってる妙齢女子だけど
いろいろ予定は盛りだくさんなのっ!こーみえて。



洗濯したり、掃除したり
洗濯したり、掃除したり



洗濯したり、掃除したり




洗濯したり・・・ってもういい?



それより何よりどう考えても
無理ですよ。それでなくても半年ブランク明けの
「ふりだしに戻る」状態の私が
完璧な初心者連れてどこに行けるっていうんですか。


千葉ちゃん(仮名)には
とりあえず家の近所で練習した方がいいよと
お姉さんぶって答えたものの
実はぜんぜん千葉ちゃん(仮名)の方が
運転テクが上だったらちょっといやんって
思ったのは内緒だよ。



でもまぁそのワクワク感はわかるなぁ。
大人になるとなかなか「初めての経験」って
めっきり少なくなるもんね。


昔々の自分を思い出しましたよ。だんな。
初めて自分のバイクで中山峠を越えた時は
ちょっと感動だったもんなぁ(遠い目)



今週末は私もバイクのバッテリーを
繋げる予定。今年もオンシーズンの始まりです。

私もみんなも今年一年
無事故、無検挙、無ドナドナ(←おいっ)で
楽しく楽しく過ごそうよね!!
Marizo


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日記書きなら - 2006年04月18日(火)

先日から何度かここに登場している
北大路公子先生のところに名古屋から
「きし麺」が送られてきたのを口実に
例の「オーバー三十路の負け犬軍団」で

「麺ぱーちー」を開催することになったんですが




なんと、わざわざ東京から4人の参加表明があり
期せずして総勢11名での


「公子先生ファンの集い IN 蝦夷」となったわけです。



この東京から来た4人はもともと、ここで
日記を書いていた公子先生のファンで
「きし麺」を食べるためにと言いつつも
きっと公子先生に会いたかったんだろうなぁと
思っていたのですが・・・・


いえいえ、本当にそうだと思いますけど
なんとなーく、なんとなーく
言葉にするのは憚られますが
多分「札幌クラシック」のビールを
ガボガボ飲みたいがために来たのでは?と
思いたくなるような方がそのうち
約一名いたことは内緒だよ。


まぁともかくその「麺ぱーちー」では
「きし麺」はもちろんのこと

「あんスパ」なるものの非常に微妙な
味と食感に恐るべし名古屋の片鱗を見た思いです。






本当はこの日記にどこに行って
どーした、こーしたと書くほうが
読む方にとっては大変親切だと思うのですが
それよりも何よりも私が一番心に残った事を
書きたいのであまり面白くないと思いますが
少々お付き合いくださいませ。






私もお酒(といってもビールだけだけど)を
飲み始めて早○○年。
決して弱い方だとは思っていませんでした。
どちらかというと一晩でMZOセット(500缶×6)は
飲める方だと思っていたんですけどね。

いやいや。


うぬぼれててごめんなさい。



今回、東京から参加のCちゃん(仮名)の
その飲みっぷりたるや
私なんか足元にも及ばないと知らされました。


朝9時に羽田に集合し、12時前に千歳に到着するまでに
MZOセットを完飲するってどうですか。
そのあとジンギスカンつつきながらの再度の飲酒。

そして夕方から始まった麺ぱーちーで
熱燗飲みつつ、チェイサーはルービー(しかも500缶)
夜中12時回ってから北区屯田からススキノに繰り出す
そのパワーってすごいと思いませんか?


これがもし私だったら間違いなく
翌朝は便座の前で正座ですよ。だんな。


しかしここからがCちゃん(仮名)の本領発揮。

ホテルチェックアウトの朝10時には
さすがに「二日酔い」だったらしいんですが
お昼ごはんを食べに入った回転寿司屋で






「ジョッキくださーい」









しかも二杯。





その後立ち寄った千歳のキリンビール工場で
試飲で出されたグラスビールを悉く飲み干す。









しかも二杯。








その後、千歳空港のレストランで
またしてもジョッキ。


しかも「この生ビールってクラシックだよね?ね?」
というこだわりをも忘れない。



ああ、「酒飲み」っていうのは
こういう人のことを言うんだと
心の底から思いました。


すごいよなぁ。「本物の酒飲み」って。








今回東京から参加の4人も
日記書きの皆さんなので
OKが出たら ここでご紹介したいと思います。



最後に

「遠足は帰って日記書くまでが遠足です」という

公子先生の名言に思わず
やべ。書かなくちゃってことで
とりあえず書いてみました(笑)

楽しかったし、美味しかったし
言うことなしの週末でしたよ。だんな。
Marizo




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今度とお化けは割りと近い - 2006年04月17日(月)



土日、遊びまくったツケがどっと背中に
のしかかってる本日。


気がついたら某場所で
二時間ほど「爆睡」してましたよ。だんな。
あーびっくり。


その話を隣の席のN澤っちにしたら

「MZOさん。携帯のアドレス教えてください。
 今度の時は私が起こしてあげますから」






今度って言うなよ。







明日だよ、明日。
Marizo


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今年は豊作 - 2006年04月11日(火)



4月というとやっぱりあれです。



新入社員の季節ですよ。だんな。




いやー、まいった。
今年はすごい。すごい豊作ですよ。だんな。



4人の女子と3人の男子なんですが
まぁ男子はどーでもいい。


この4人の女子がすごいです。
全員が











イケてます




いや、まいったな。

いや別に私がまいる話じゃないっていえば
それまでなんですけどね。



まず・・・・





4人とも







『 巻き髪 』






4人とも






『 スレンダー 』





4人とも





『 小顔 』




4人とも




どっからどう見ても





CANCAN(雑誌)の





『 読者モデル 』 ですよ。





今年はいいわぁ。

綺麗で若い女の子って
もうその存在だけで給料あげちゃうってなもんだ。
バイMarizo(笑)


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自叙伝 - 2006年04月10日(月)



『 東京タワー 』  著:リリー・フランキー


ずっと気になっていた一冊なのだが
「文庫になってからでも」という
貧乏性でかつ気の長いことを考えていた。


金曜日に中本さん(仮名)から
「半分出すから買わない?」という商談をもちかけられ
「オッケー、オッケー」と返事も軽くお尻も軽く(←うそ)
購入し当たり前のように先に家に持って帰り
この土日で一気読み。


知らない方(っているのかしら?)の為に説明すると
リリー・フランキー(ペンネーム)という
1963年に九州で生まれた日本人男性の自叙伝である。



私の感想としては「1963年生」という
私の周りのごく一部で大きな勢力を持っている
「38会」と同じなのだが九州という土地柄なのか
もう少し、そう5,6年ほど古い世代の
話のようだなぁというのが一つ。



もう一つは非常に抽象的な感想で申し訳ないが
読んでいる時に見えた色が綺麗だなぁと思ったこと。
自分が小さい頃は大きかった父
若くて綺麗で優しかった母
今はすでにこの世にいない親や
年老いてしまった親を現実に抱えながら
いくら昔の話とはいえ
これほど淡々と透き通った文章が書けるのは
どうしてなんだろうと思った。


自叙伝なんで言えるものではないが
私も何度かこの日記に父や祖母や
近所のおばさんやおじさんの話を
書いたことがある。
最終的に亡くなってしまう人の話は
やはり最初からどうしても藍色のような
冷たい暗い色が背景色のように
その文章から広がってしまう気がしていた。


まぁ素人の私がそんな綺麗な文章を書けるのであれば
この十夜一夜は今頃、有料化されてるわけだ(笑)



「自分史」とか「自叙伝」というのは
赤の他人にしてみると決して面白いものではない。
私がもし自叙伝を書いたとしても
面白がって読むのはそこに登場しているであろう
母や姉や親戚ぐらいなものだ。


それを赤の他人が読んでも「面白い」と言わせるのが
プロなんだよなぁと思った一冊でありました。
Marizo


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『 サビオ 』 - 2006年04月09日(日)



実は二月の末の飲み会の時に
飲み過ぎてクルクルパーで歩いてたら
まぁ正当な酔っ払いらしく転んだわけだ。


石畳みたいな歩道に膝をついて
右足の膝小僧をすりむいた。

スカートだったから
ストッキングは破けるわ、血はでるわ、痛いわで
大騒ぎしながら二次会へ行った(泣笑)
そこでウェットティッシュで拭いたりしてたんだけど
週末だったこともあってどんどん飲んで
がんがん歌って家に帰った時には
足の怪我なんてどーでもよくて(←おいっ)
化粧も落とさずばったり気絶してたわけ。


翌日にはもうその膝小僧の傷には
血が固まってしまって
「これが瘡蓋になるまでどんだけかかるんだよ」と
思った時に姉から差し出された「サビオ」が
これがーもーあんた。優れもんだった。


擦り傷は乾かさないと化膿するという固定概念って
みんなはどうかわかんないんだけど
私はしっかりと持っている。

ジュクジュクしてくると、なんつーか
これはまずいんじゃないかと思う私。

ところが、姉からもらったサビオは
完全に傷口を密閉するもので
つけっぱなしでお風呂に入れちゃう。
しかも三日ほどつけっぱなしにするほうが良い。
という代物であった。


案の定・・・一日経過後から
サビオの中がグチュグチュしてきた。


「ほんとにこんなんで直るのかよ」と
半信半疑だったのだけど三日後にサビオを取ってみたら
あら不思議。もう半直りですよ。だんな。


姉いわく「傷口から出る浸出液を使って直す」という。



医学ってほんと進歩してるのねぇ。






ちなみに『 サビオ 』って言うのさ。こっちでは。





「カットバン」とか「バンソウコ」とかより
はるかに認知されているの。
うーそーじゃーなーい!!
Marizo





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どうか夢でありますように - 2006年04月06日(木)


我が家は築35年の中途半端な旧家で
今時、珍しい(当時は流行っていた)三角屋根。


そんな中途半端な昔、今の家を購入した時は
1階しか内装は出来ておらず
二階建ての二階は内装がない状態で
販売されていたわけです。
(二階がない分、固定資産税が安かったらしい)


今でもそういう販売の仕方があるのかどうかは
わからないけれど
うちの近所はもれなくそういう状態だった為
隣の家の陽一君と哲平君兄弟は
二階の内装が出来上がるまで
よく出来上がっていない二階で遊んでは
柱を踏みはずして1階に落ちては
おばさんにすっごい怒られていた。


父の父。つまり私の祖父は大工の棟梁だった。
小さい頃、そんな祖父の背中を見て育った父は
門前の小僧、習わぬ経を読むの諺通り
我が家の二階は父が見よう見真似で作ったのだ。
もちろん平日はサラリーマンとして
働いていたので「日曜大工」で
コツコツと一年がかりで仕上げたのだった。


良く言えば「オーダーメイド」なので
なるべく空間の無駄のないように
三角屋根の傾斜を利用した
納戸やら、納戸やら、納戸やらがたくさんあり
実は私が今、寝ている場所も
数ある納戸の一つだったりするわけだ。



そんな作りの場所で寝ていると
頭の上が即「屋根」であるわけで
(しかも響くトタンなわけ)
春夏秋冬、自然の醸し出す外界音が
見事に筒抜けだったりするんですよ。だんな。


今年は春雨のおかげで例年よりも
早い雪解けに思わず冬物をそうそうにクリーニングに出し
ここ5年ほど履きやすくて愛用している
ショートブーツもクリーニングに出して
もう、春を待つ準備万端の明け方

頭の上の聞きなれた音で目が覚めた私。


「ま、まさかね」
「これはきっと夢だと思う」
「そうだ、夢だ。間違いない」
「お願い神様。どうか夢でありますように」
















4月になってもこんなんですから。
春も桜もまだまだ遠いっすよ。
Marizo










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癒しをください - 2006年04月05日(水)



昨日、会社帰りに本屋へ寄った。

実は通勤の地下鉄の中で
隣に立っていたお姉さんが読んでいた
雑誌が気になって。


もちろん女性雑誌。
もちろんダイエット系。

横から覗き込むのもなんだし・・・
でもなんとなく気になるし・・・
でーもーでーもー
私の知らない間に


食事制限とか運動とかまったくしなくて
もしくは出来ればそういう疲れる事は
一切しちゃいけませんっぐらいの勢いで。
食事も間食も、もしくは大量の飲酒も
まったく気にせず、どちらかというと
毎食腹いっぱい食ってくれっぐらいの勢いで。

ただ一日一回この薬を飲むだけで
二週間で15キロ体重が減ります


って、いうノーベル賞ものの
やせ薬が開発されてて
しかも超格安で発売されているかも
しれないじゃないかと思い込んで
勢い込んで本屋へ行ったわけ(←馬鹿)


結局、その雑誌にはありきたりの(←当たり前だけど)
朝ごはんをキチンと食べましょうとか
お風呂は半身浴で老廃物を出しましょうとか
アルコールは控えめにとか
真っ当なことしか書いてなかったので
買わずに立ち読みですませた私。


その後、ひたすらブラブラとして
気がつくと一時間二十分も経過してましたよ。だんな。


本屋ってすごいよね(←なにが)



そんな長い時間かけて私が購入したのは
最近はまっている「オーラの泉」に出ている
江原先生のスピリチュアルの漫画本。


漫画かよ。



しかも10分で読み終えた(←おいっ)




なんか、最近ちょっと疲れてるみたい。
Marizo







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