十夜一夜...Marizo

 

 

読むからには。 - 2005年02月27日(日)



昨日は中学時代の友人達と飲み会でした。
去年9月のえっちゃん(仮名)の結婚式以来なので
5ヶ月ぶりというところでしょうか。
夕方6時からそのまま一軒のお店に居座って
でも地下鉄がギリギリ動いている時間に
お開きだったのですごく健全な感じでした。
おほほほほ。




ちなみにまぁなんですね。
集まった友人達はみな この十夜一夜の
熱心な(笑)読者なわけなんですけど

やはりおおっぴらでもこっそりでも
ともかくなんでもこの日記を読んでいるので
5ヶ月ぶりに会う友人なのに
なんだか日々の私の行動や感情の揺れ動きなどが
手にとるようにわかってしまうものらしく

「温泉なら私も行きたい。」とか
「仕事はどうするんだ」とか

まぁともかく非常に
私の事を知り尽くしているわけだ。これが。





しかし そこまで私を熟知している友人ならば
なぜフラフラと「ケンタッキーを買って帰る」と
うわ言のように呟く私の腕をむんずと掴み
無理矢理にでも地下鉄までひきずって行って
くれなかったかと 心の底から思い願った午前一時。



体に良くないものほど美味しい。
本当に美味しい。
そして悲しい。
Marizo


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えへへ。 - 2005年02月25日(金)



いつもはもうすっかり化粧も終わり
リュック背負って「よし」と
準備万端整って玄関を出る時間に
目が醒めた。



「すいません。熱が出てしまって」



期せずに『三連休』になっちゃった。
でへへ。
Marizo


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商売をすると言う事。 - 2005年02月24日(木)



夕張に『 快速旅團 』 というお店がある。



「一週間を超える旅(ツーリング)を支援する」
というコンセプトのもとに軽量、小型のキャンプ道具や
雨でも暖かいツーリングジャケットやTシャツ。
調理器具や手拭いまで 決して大きな店ではないが
多種多様な商品が並んでいる。


地元のお店でもありオーナー金やん(仮名)夫婦とは
開店前からの知り合いでもあるので
なんとなく気に掛かる・・・と言うよりは
本当に微力だけれど応援しているお店なのだ。
去年の10月、山形VIBESミーティングで
たまたま近くにテントを設営していた
全然知らない人が快速Tシャツを着ていたのを見て
なんだかちょっと嬉しくなったりして(笑)



オーナー金やん(仮名)がまだ札幌で
サラリーマンをしていた時
脱サラをして商売を始めたいという希望が
だんだんと自分の中で現実的になっていた
頃だったのであろう。
それまでも もちろん夫婦であるわけだから
いろんな話し合いがあったとは思うのだけれど
ある焼肉屋で肉を突付きながら飲んでいた時に
奥さんである ゆいまるちゃん(仮名)が
その小学生のような小柄で可愛い風体からは
想像もつかないような口調で金やん(仮名)に言った。




「あんたねぇ 商売するってどういう事かわかってんの?
 最後はケツの毛まで抜かれるって事なんだよっ!!」



私は私自身がサラリーマンだし 父もそうであった。
まわりの仲の良い友人達の中にも
家が商売している子はいなかったけれど
ゆいまるちゃん(仮名)の言う事は
なんとなく きっと正しいと思った。

「商売をする」って事は
そういう事なんだろうなぁと思ったのだ。



◆□◆□



どうして突然こんな事を思い出したかと言うと
ここ連日 テレビに出ずっぱりの
ライブドア「ホリえもん」の顔を見てて思い出したのだ。

彼は原稿を手には持っているが
それを一切見ずに話をする。
並の頭ではないであろう。


もともとインターネット業界では
知らない人はいないぐらい有名人であったし
去年のプロ野球参入の一件で
一気に世間の知名度も上がったわけだ。


ネットという今は無視できないほどの
大きな市場との関連、提携を考えれば
手を組む事を拒む理由は
一体何処にあるのかと思うけれど
実際は玄関に塩撒かれる勢いの
嫌われっぷり(笑)



何故なんだろうと思った時に
ゆいまるちゃん(仮名)の言葉を思い出したのだ。


「ケツの毛まで抜かれる」という認識を持って
商売をしている人間は おそらく
「抜かれる」んじゃなくて
みずから「抜く」んだろうと。


仮に商売が上手くいかなかった時は
迷惑をかけた人々に「ケツの毛までをも抜いて
誠心誠意対応する」という事なんだろうと。


「ほりえもん」が嫌われるのは
彼が「商売をする事」をどう思っているのか。
そしてその思っている事が多分周りの商売人には
納得出来ない事だからじゃないだろうか。


私は「ほりえもん」が「商売をする事」を
どう思っているのかわからないけれど
彼は常々「儲けは無限大。駄目ならゼロ」と言っている。


それがそういう意味ではないかもしれないけど
「駄目なら自己破産するからね〜♪」と言う人の
保証人やパートナーになりたい人はいないだろう。


簡単、便利だけの取引だけが全てではないなら
やはり「駄目ならゼロ」ではなくて
せめて「駄目ならマイナス」ぐらいの
思っていなくても(←これもひどいけど)
「リップサービス」は必要なのではないだろうか。



◆□◆□



今となっては カウンターの向こうで
ニコニコと笑っている ゆいまるちゃん(仮名)だが
じつは手綱をしっかりと握り
常々引き締め 時々緩め(←おいっ)
この夏で創業から4年。


法改正があったにしろ
消費税をちゃんと上乗せしなければいけないぐらい
売上が上がった事は本当に嬉しい。


冬はなかなか顔を出す事が出来ないけど
(夏もそんなに顔を出してないけど)
夫婦仲良く商売に頑張って欲しいなぁと思っている。
Marizo














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湯治 - 2005年02月22日(火)



お尻が痛いので(←しつこい)
唐突だが 湯治に行く事にした。



二泊三日。



どうだ。
一泊二日なんてそんなケチな事は言わんぞ。
なんせ「湯治」だからな。


二泊だ。二泊。
ああん。なんて贅沢。




まずは午前中に札幌駅北口から出る
バスに乗り込むのだが なにせこの暗く寒い冬に
妙齢でわけありチックな女性が一人で温泉なんて
運転手さんも他のお客さんも

「こいつ・・・死ぬ気か?」的な

探る視線をチラチラと投げかけるわけだ。
そうと決まればまずはやはりサングラスが必要かも。
もちろんストールなんかの小物もいいかも。
いつものジーパンと500円セーターはもちろん却下。


微妙に二重アゴに気をつけつつ
終始うつむき加減でときおり小さくため息なんかつき
誰とも関わりあいになりたくないというオーラを前面にだし
一人、窓の外を流れゆく雪景色を見つめるオンナが一人。



いや、頼むから
カラオケの背景画像のようだとか言うな。




まぁでも私のミステリアスさ加減も
この辺りが限界なわけで
途中の休憩で寄る中山峠の茶屋で
「いももち」を頬張り
ホテル手前で寄る 長万部かに市場で
夕ご飯用に調達する予定の
たかが「毛蟹1杯」を巡り
お店のおばちゃん(もしくはおじちゃん)相手に
丁々発止の交渉を繰り広げる私を見て
運転手さんも他のお客さんも

「ああ、あいつは絶対死なない」と
安堵するわけだ。
ひどい。



泊りは二泊とも鹿部ロイヤルホテルと言う
リゾートホテル(←自称)なのですが
二日目は鹿部から程近い「流山温泉」での
入浴や足湯体験なんかもついていて
聞いてビックリですよ。


二泊三日で朝食が二回ついて
なんと11,000円ですよ!!!
お昼と夕ご飯が自費だからだとは思うけれど
ほんとにリゾートホテルかよっていう疑問も
浮上しまくりの激安料金ですよ。だんな。



まぁ私の場合は一人参加の一人部屋なので
追加料金が4000円ばかし
余計にかかりますけど
それでも安いと思うわけよ。


温泉三昧のお足つきで誰に気兼ねする事も無く
リゾートホテルの部屋で


「一人蟹宴会」 ですよ。ですよ。

ああん。なんて贅沢。












可哀想って言うな。

Marizo


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無いものばっかり。 - 2005年02月21日(月)




今朝は寝坊をしたわけでもなかったのだが
いつもより5分ほど家を出るのが遅くなった。
それでもバスには乗らずに
早歩きで地下鉄駅に向かった。
土曜日の夜から日曜の朝にかけて降った雪は
湿った重たい雪で人の足で踏み固められた歩道は
明け方の冷え込みでまたしても
ツルツル歩道になっていた。



特段に急いでいたわけでもないし
気を抜いて歩いていたわけでもなかったのに
あと10メートルという所で見事に転んだ。
背中のリュックのお陰で 後頭部を打つという
最悪のパターンは免れたものの そのかわり
左臀部を強打して暫くそのまま青い空を見上げていた。


地下鉄までもうすぐだったので
たくさんの人に見られていたであろうが
「恥ずかしい」と言う感情は
一切湧いてこずに・・・なんだろう。
立ち上がってパタパタと雪をほろっていたら
なんだか悲しくなって泣きそうになった。




こうやってただ歩くだけの事なのに
満足に出来ないんだよなぁと
地下鉄の中でぼんやり思っていた。

いったい幾つになったら
ちゃんと歩けるのかなぁ。
今まで歩いてきた道のりがあって
今の自分がいる事は十分承知しているし
それを悔やんだ事はないけれど
これから歩く道をちゃんと転ばずに
歩く自信が全然ないなぁって
ぼんやりと思っていた。

余裕を持って転ばずに歩く為に
いったい何が必要なのかもわからないくせに
なんだか私には何も無い気がして
地下鉄の中で泣きそうだった。



自分の事なのに 何が欲しいのか
何が必要なのか 無いから欲しいだけなのか
それすらもわからない大人でいる自分が
とても悲しかった。





お尻が痛いんだぉ。
Marizo


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外人ってやつぁあっ - 2005年02月18日(金)


2002年だっけ?
サッカーワールドカップが日本で開催されて以来
めっきり外国からのお客様が増えた気がするここ札幌。

しかもうちの会社は駅前通りに面しており
電光掲示板の株価ボードもあるせいなのか
二軒隣に 某みずほ銀行があるというのに
そこを素通りして皆さん うちの会社に

「Exchange OK?」と言ってやってくるんです。



あれですね。さすが外人というのは
日本に来るって事がわかっていながら
いっこも日本語を勉強していないと言う
自分がスタンダードっぷりを地でいく人々が多くて
もちろん英語は第二母国語になってて
貴方のような知的で素敵なレディなら
喋れて当たり前よねって感じで
見事に流暢な英語でベラベラと
話し掛けてくるわけなんですよ。だんな。



まぁいろいろ異論はあるだろうが
それは言うな(笑)



ともかく相手のベラベラ英語の中に
「Exchange」という単語が出てきた瞬間に

「そーりーそーりーひげそーりー」(←ひどい)と
訳のわからない事を言いながら

「GO!GO!みずふぉばぁんくっ!らいとっらいとっ!」と

まるで北海道ハムファイターズの応援歌のような
フレーズを受付け窓口とは思えない
微笑みの一つもないむしろどちらかと言うと
必死の形相で連呼する日々が
続いていたわけなんですけどね。



日本語が喋れない外人さんが
日本に来るのに もしかしたら使うかもしれない
「両替」という単語ぐらい少しは勉強するっていう
そういう真摯な姿勢が必要じゃないのかね。
君達はまったくもー と思っていたのですが
逆に考えると必ず「Exchange OK?」と来る
外人さんに対して英語で答えるマニュアルさえあれば
慌てる事無く余裕の微笑で受け答えが出来るじゃないかと
(ああん。なんて向上心溢れる私。えらい)
やっと今更気が付いたわけなんですよ。




そして本日その微笑を実践する時がやって参りました。



取り合えず紙に書いてある通りに
流暢な棒読みですけど通じましたよ。だんな。



「アイムソーリー、イットダズントエクスチェンジ
 イットヒヤー」
「ゼアラズア ミズホバンク インザライトハンドコーナー
 キャンユーゴウッザバンク、プリーズ」




確かに素晴らしいぐらい通じましたけどね
こんな流暢な棒読みでも
ある程度の会話が成り立つと思われたらしく





いきなり マシンガントーク炸裂ってどうですか。
ベラベラの中にはもうすでに
「Exchange」なんて単語はいっこも
出てきませんよ。だんな。



結局「ソーリーソーリーヒゲソーリー」ですよ。





ったく 外人ってやつぁあっ!!
Marizo







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雇用者としての自覚。 - 2005年02月17日(木)



美味しいものも食べたいわけだし
ちょっといい服も着たいわけだし
それにあわせてコーディネートされた
カバンや靴だって欲しいわけだし
さすがにこの年になると
スッピンはかなり厳しいものがあるので
お肌に優しい化粧品も必要なわけだし。



人が働く理由と言うのは人それぞれだけど
養う者がいない私は 必然的にそれは
上記のような自分の欲求を満たす為に向かう。


若くて体力があり ともかくお金を稼ぎたいのであれば
寝る時間、自分の時間を削ってでも働く事は可能だし
それは本人の意思に基づく「労働」であろう。


しかし今は雇用責任というものがあり
例えば過剰労働させて 事故を起こした運転手さんの罪は
本人はもちろん過剰労働させた会社にもあるというのが
常識になりつつある。


働かせるだけ働かせて 体を壊したら
あとは知らん顔というのは
もう通用しない時代なのだ。



彼は何も言わないけれど
はたから見てても過剰労働の上を
いく労働を強いられてきた。
確かに人並み以上の体力があるとは言え
それが何年も続けばいずれ
ガタが来るのは目に見えている。


何度も何度も今の現状を訴えた方がいいと
進言するのだけれど 彼は沈黙したままなのだ。



まさしく客商売でもないのに年中無休。
少なくとも月に三回はサービス残業を余儀なくされ
睡眠時間無しで次の仕事に取り掛かる事もある。
そんな状態がかれこれもう5年以上は続いている

いや・・・10年近いかもしれない。






やっと月曜日と火曜日を休日として
完全休養できるようになって今週で4週間が経過した。
無口な彼は何も言わないけれど
きっと喜んでいるに違いない。












私の肝臓。
只今、週休二日シフト中。
Marizo


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絶賛発売中。 - 2005年02月16日(水)



「札幌」と聞いて思い浮かべる
イメージって何だろう?



雪。
寒い。
雪祭り。
すすきの。
ポプラ並木。
味噌ラーメン。
恋の街サッポロ。
少年よ、大志を抱け。



かなり昔に車のナンバープレートのランキングで
札幌は「かっこいい地名」だか
「つけたい地名」だかの
上位5つの中に入ってると聞いた事がある。
地元なので贔屓目もあるだろうが
一般的には良いイメージではないかと思う。


私は北海道に生まれてから
ここ以外で生活した事がない人間なので
他の土地のイメージと言うのは


仙台だと「伊達政宗」に「牛タン」
横浜だと「中華街」に「元町」
長崎なら「ちゃんぽん」に「カステラ」
沖縄は「海」と「ひめゆりの塔」



つまり非常に具体的な物や建物、歴史上の人物などが
イメージとして現れるのだけれど
一ヶ所だけ・・・そこだけは
悲しいという感情が最初に思い浮かぶところがある。



子供心にも 急な坂道を駆け登ったら
海が見えて なんだか悲しい気持ちになるんだろうと
それは実はいいだけ大人になった今でも変わらない
イメージであり それと同時に物悲しい顔の女性が




「これっきり、これっきり、もうこれっきりですか」と



悲しいメロディにのせて口ずさむこの言葉が
私の頭の中でリフレインする。






「横須賀」






山田 深夜氏 著作 「横須賀Dブルース」



物悲しい顔の女性と頭の中をリフレインするフレーズと
そしてバイクの排気音が折り重なりながら
私の中の横須賀のイメージが
ほんの少し変わった気がする。




「横須賀Dブルース」定価1575円(消費税込み)

 寿郎社 より 絶賛発売中。

Marizo


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『 ゴールデン 』 - 2005年02月15日(火)



昨日 ちょっと会社を抜け出して(←おいっ)

『免許の更新』に行ってきましたよ。だんな。





もちろん私は『ゴールデン』なので
会社から徒歩5分の中央警察署で
目の検査と30分の講習で終了です。

昔は手稲の運転免許試験場まで
行かなきゃいけなかったし
試験場の前には必ず献血車がいて
献血もしなきゃいけなかったから
一日仕事だったけど
今は一時間で終了ですもんね。

『ゴールデン』って素晴らしい。



まぁ会社を抜け出して行ったので
写真は制服のままですが
それはご愛嬌という事で(←何が)


最終の3時半の講習だったのですが
皆さん早めに席に座ってちゃんと待機してますよ。
さすが皆さん『ゴールデン』なだけはあります。



その講習前にまぁ15分ほどでしょうが
交通事故の被害者家族の手記と言うのが
ずっと正面のスクリーンに
映し出されていた訳なんですが

バイクでの右直事故で息子を失った父の手記。
大型ダンプの左折巻き込みで
小学生の息子を失った母の手記。
定年を迎え第二の人生を一緒に歩もうと
していた矢先に妻を突然の事故で失った夫の手記。


こうしてみると 特に交通事故の被害者と言うのは
ある日突然前触れもなくといった感が強く
その被害者本人はもちろんですが
残された家族にとっても
悲劇以外のなにものでもないでしょう。



そんな事をを考えながらふと見ると
斜め前の席に座っている60歳前後の男性が
ササっと涙を拭っています。


学校の教室のような場所で
見ず知らずの他人の中で
こういうフィルムを見て感情移入すると言うのは
難しいものがあると思うのですが
もしかしたら自分自身や身近に似たような
経験がおありなのかと思いましたけれど
それでもやはりこの場で泣かなくても・・・と。



そんな時 隣の席の若い女性が鞄の中から
ティッシュを取り出しました。
この優しさが 運転時の歩行者、自転車、
対向車、周りの車に対する目配り気配りであり

貴方はまさしく『ゴールデンの中のゴールデン』と
私は心の中で拍手喝采したんですけどね。



その女性は そっとティッシュを差し出し

「どうぞ、使って下さい」と
















私に言いました。














私、号泣してました。

Marizo


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当たりのチョコ。 - 2005年02月14日(月)



さて本日は普段よりも
血圧高め、脈拍早めで
これまた普段よりほんの少し姿勢正しく
お過ごしの皆様。
どーもどーも エンジェルMarizoです。



まぁバレンタインと言うと
一般的には『愛の告白』として
チョコレートを渡す日という事なんでしょうが
いい年の大人になるとアレですね。
『お世話になったあの方へ』的な使い方を
するようになってしまって
こんな事ではいけないわと
一念発起して全身チョコレートで
コーティングして家の前で
待ち伏せしようかと思ったんですけど
考えただけで 不審者として通報されそうで
泣く泣く諦めましたけどね。
えーえーほんとに。




と、いう事で本日そこそこ ご高齢の奥様が
営業の今井課長(仮名)にとおっしゃって
大きな紙袋を持ってお昼過ぎにご来店されました。



今日はいかにもバレンタインに相応しく
朝から いい感じの












猛 吹 雪





そんな中を大きな紙袋を持って
しかも市内とは言え 道一本隔てた
そこは石狩では?というぐらいの郊外からご来店。



涙を誘うじゃありませんか。
さすが「愛の力」は偉大じゃないですか。




お客様曰く 朝一番で家を出たのだけれど
この天候で公共交通機関が大きく遅れ
こんな時間になってしまったと。
それでもなんとしても
今日は絶対に来なければいけないと思って。




「だってほれ、バレンタインだもの」



ああ、なんて純真なその言葉。


そして差し出された大きな紙袋の中には
もちろん「チョコレート」
そして「お酒」(←多分ウイスキー)

さすがですねぇ。
壮年男性の心を揺さぶる
オマケ付きですよ。だんな。





そして そのお客様は
紙袋からもう一つなんとも大事そうに
ビニール袋を取り出します。

「時間遅くなったけども・・・」と言って出てきたのは











「生寿司」














しかも 二つ。








「一緒に食べようと思って」





ああん。今井課長(仮名)ってば。






もちろん丁寧すぎるほど丁寧にお礼を言って
そして一緒に食べる事はちょっと無理な事を
これまた丁寧に説明して
お客様はちょっと残念そうながらも
「いや、遅くなったからね」と間違いなく
それではない理由に納得され
自分の分の生寿司一人前を持って
また吹雪の中を帰っていかれました。




その後 今井課長(仮名)は
散々迷った挙句 その生寿司を







「なんか・・・食べないと









 バ チ







 当たりそうだから一緒に食べよう」





と、私に言ってきました。






いや、もちろん丁寧にお断りしましたよ。
間違いなく当たりそうで。
Marizo


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オペラ座の怪人。 - 2005年02月10日(木)



ものすごーく久しぶりの映画鑑賞。


会社の斡旋でなんとチケット800円で
購入出来たので中本さん(仮名)と二人で
行ってきました。


やはり寿司は鮨屋で、ラーメンは
ラーメン屋で食べるのが美味しいのと一緒で
映画は映画館に限ると改めて認識しました。



その後・・・中本さん(仮名)と
BEER・BARへ行ったんですけどね
この間の 恐ろしい飲み代の事が
頭を掠めなんとか安く美味しいビールをと
探した結果 食べ物5品(前菜2品・パスタ
・ピザ・肉料理)とルービー飲み放題ニ時間で
2500円っつーのを見つけ 週末だけど
2時間40分の映画終わりの後だから
そんなに混んでないだろうと行きましたよ。


なんてったって 「BEER・BAR」ですから
もう ワイングラスのちょっと縦長のグラスに
美味しそうなアワアワでオシャレェ〜ですよ。



そんなオシャレェ〜なところで
普段は滅多に飲めないレーベンブロイですよ。

やっぱりビールはドイツでしょっと言いつつ
「かんぱーい・・・・・」「おかわりっ!」って
そんな一気に飲み干さんでもっって感じで
ガボガボ飲んでたら 4杯目で店員さんに言われました。









「す、すいません。レーベンブロイもう品切れです」





まぁあれですね。
実際お店に入ったのが9時半過ぎだったし
本当に品切れだったのかもしれません。

イヂワルな事を考えれば

このペースで飲まれると(飲み放題だし)
間違いなく「原価割れ」だから
あそこのテーブルのみSTOP!!
だったのかもしれません。




結局 ピザもパスタも半分以上残して
しまいましたので
次回はピザもパスタもいらないって言ったら
最後までレーベンブロイ飲めるかなぁと
非常に悲しい事を考えていました。


飲み放題で行かなきゃいいだけの話なのに(笑)





最後に 『オペラ座の怪人』は
絶対映画館で見たほうがいいよ。うん。
Marizo


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都合のいいオンナ - 2005年02月09日(水)




昔々 こんな題名のドラマがあったなぁ・・・・





今朝 また支店長室に呼ばれたMarizoです。



用件は二つ。
一つは例の仕事の話。
もう一つは・・・



実は昨日から社長が来道してましてね
まぁ本当であればあちこちの法人のお客様回りをして
本日支店に顔を出す予定。
まぁ嘘であれば家族で雪祭り見物がてら
観光旅行に来てて せっかくだから
支店に顔を出す予定。




まぁどっちにしても派遣の私には
関係ない話なんですけど
支店長がもう昨日から落ち着きなくて
大変なんですよ。
サラリーマンの悲哀よね。

それで予定では午後1時半頃支店に来るはずだから
コーヒー入れてくれってゆーのが
もう一つの用件だったんですわ。けっ。




仕事にオトコもオンナも関係ないとは思っているが
グレイのスーツ着た白髪交じりのおじさんが
コーヒーやお茶をお盆に乗せて持って来ても
それはそれで問題はないですけどね
でも女性が一人もいないならまだしも
うちのように沢山の女性社員がいる会社であれば
やはり受付けやお茶出しなどは 物腰柔らかい
女性がした方がいいだろうとは私も思っています。


しかし・・・・
支店長室がある二階には
庶務があり そこに女性社員が二人。
法人課もありそこにも補助の女性社員が一人。
もっと言うなら 私と同じ店頭サービスの二人は
私よりも若くてそこそこ綺麗ですよ。だんな。




まぁ見た目に可憐で美しく
とても美味しいお茶やコーヒーを入れる事が出来て
なおかつ お客様と知的な会話も可能な女性社員は
そうそういないですからね。
ああん。仕事が出来すぎるのも辛いわぁ。



・・・・・・・。
・・・・・・・。




と、いう事で只今 任務完了致しました。





コーヒーを出しつつ

MZO「いらっしゃいませ(にっこり)」
MZO「こんな寒い時期にようこそいらっしゃいました」




社長「いやー本当に寒いなぁ。毎朝会社に来るの大変だろう」



MZO「いえいえ、もう私は生まれた時から
    体が寒冷地仕様になっておりますので。
    おほほほほほ。」


社長・秘書役・支店長「わははははは」





悪いけど完璧だから。
Marizo



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『師匠』の言葉。 - 2005年02月07日(月)



金曜日は「師匠」と中本さん(仮名)と
会社近くの居酒屋で飲み会であった。

午後6時半スタート、11時終了までの
4時間半でなんと会計が


「16497円」



いつもの事だけどいつものようにびっくりする(笑)



ちなみに貧乏性の私はネットで調べて
一人500円割引きのクーポン券を
しっかり持って行ったにもかかわらず・・・これだ。

まぁみなさんのご想像通り
合計代金の内 「11854円」は飲み物代であった。



私と中本さん(仮名)が誘った飲み会だったのに
気がついたら「師匠」が1万円払って
残りを二人で割っていた。
ひどい。



そしてその居酒屋で「ハイボール」に嵌まった私は
この週末、家にあった茶色の液体が入った酒瓶を
これ幸いと炭酸割りにしてガボガボと飲んでいたのだが
てっきりウイスキーだと思っていた
その茶色の液体が実はブランデーであった事が
発覚した。裕ちゃん。ごめんなさい。




でもあのハイボールってのは美味しいなぁ。
っつーか、多分私はウイスキーでも
バーボンでも炭酸で割ってあれば
何でもいいって事に気がついた。
しかし残念ながら焼酎だけは駄目だ。
あの匂いがやっぱ駄目なんだよね。
せっかく炭水化物がゼロなのに(←そこか)




私と丁度 干支で二回りちがう「師匠」は
男性であるし24歳の年齢差もあるので
師匠のいう事すべてが私に当てはまるわけではないが
いつも物事を冷静にそして的確に
捉える視点には尊敬を通り越し恐れすら抱く時がある。






「人はなぜ重い荷物を背負い坂道を登るのか?
 一生、上り坂ならそんな物 誰も登る気には
 ならないんだよ。
 登りきった後に荷物が少し軽くなって
 平坦から少し下り坂になる。
 その事がわかっているから
 人は一生懸命上り坂を登るんだ。」




楽な道、楽な道へと どんどん細い
暗い道へ迷い込んでいる(ような気がする)
私には非常に耳に痛い言葉であった。

誰が口にしても真っ当な言葉であるが
人生50年にして 己の頭と体と努力で
資産8億円を築き上げた人間の話には
そしてその働く姿を間近で見てきた私には
説得力のありすぎる言葉なのだ。



医者からは酒もタバコも止められている師匠を
自分達が迷った時、困った時、辛い時に
ついつい甘え頼ってしまう私達に付き合う事で
寿命を縮めさせているようで
大変心苦しいとは思っているのだが
今しばらく不肖の娘二人と諦め
勘弁して欲しいと願っている。
Marizo



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『 厄 』 - 2005年02月03日(木)


今日は節分です。
厄って節分までって言いますよね?
だから今朝は知り合いに

「やっと厄も終って明るい未来が待ってるぜ!」と

明るく可愛く携帯メールを送ったところ







「後厄だよ」 と



暗く悲しいお返事メールを頂いたMarizoです。




す、す、すいません。





そこでちょっと気を取り直して
調べてみたんですけど
オトコの厄年は 数え42歳が本厄なので
今年は昭和39年生まれの方が
本厄になるわけですね。
一部で非常に強い勢力を持った「38会(サンパチカイ)」は
本厄を乗り切り一安心だけど今年一年は後厄で
まだまだ気が抜けないというところでしょうか(笑)



オンナの厄年はまずは19歳。
長いものが縁起がいいとか 身を守るとかいう事で
私は当時両親からネックレスを貰いました。
未だにずっと身に付けていて たぶんこれからも
ずっと身に付けている予定。
ですから私の





2月16日 の 誕生日 に


何かジュエリーでもと思っていらっしゃる方は
是非ネックレス以外でお願いします。待ってます。




そして次は33歳。
今年は昭和48年生まれの女性は本厄です。




ここでちょっとウンチクを垂れると


・厄年は災いに遭いやすい年として
 身を慎み厄を払う風習がある。

・厄は役に通じ人生の節目として
 災難ばかりが強調されるわけではない。



つまりなんだか厄年というと非常に縁起が悪いとか
ついてない、運が悪いなど とかく敬遠されがちですが
そこは発想の転換で「人生の節目」と
考えるといいのではないでしょうか?



男性の42歳で言えば 昔なら自分が「家長」になる
世代交代の時期。また今のリーマン社会では
確かに役職がつくぐらいの時期ですもんね。
そしてここで見逃せないのは

昔ほど飲めなくなった、食事の好みが変わった
お酒に弱くなった、夜遅くまで起きているのが辛い
オネショの回数が増えた(←約1名限定)など
昔ほど無理がきかなくなったとか
疲れがなかなか取れなくなったなどの
体の変化が出やすい時期なのではないでしょうか?
これまでの長年の悪習慣のツケが
体に出る人もいるでしょう。お大事に。





前にも書きましたが 私は昔ながらの儀式、風習が
結構好きなものですから 今日はもちろん「恵方巻」です。
小売業界に踊らされている愚かな小市民と笑うなかれ。
だって私の心は「恵方巻380円」にするか
「恵方巻ミニ260円」にするか
ものすごーく悩んでいる正しい小市民だから。



・・・縁起ものだーしーねー。
・・・大は小をかねるってゆーしーねー。



悩んでねーじゃん。
ウシャウシャウシャ。
Marizo


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私は負けない。 - 2005年02月01日(火)



ついつい バイク屋さん の口車にのって(←ひどい)
餃子買っちゃいましたよ。しかも6パック。



1パック2人前で12個。
かける6ですから全部で72個ですよ。
えーえーすごい量ですよ。だんな。
どうします?
我が家は三人家族ですから
単純計算でも一人24個食べなきゃいけませんよ。
もう大変ですよ。だんな。



やはりあれですね。餃子と言うのは
まぁもちろん「極楽や」の餃子ですから
それ単体でも確かに美味しいのですけど
やはりそこにはキンキンに冷えたルービーとか
ホクホクと湯気のあがる白米とか
主役を引き立たせる脇役達の存在も
なかなかどうして軽視する事は出来ません。


そうすると餃子24個に
ルービー(少なく見積もっても)一リットルに
白米(少なく見積もっても)200gって
一体全体何カロリーになるのかもう考えただけで
一週間ぐらい夕食抜きかなんかして
挑まなければならない究極の晩御飯って事に
なると思いませんか?


そうですよね。そんな事は思いませんよね。
えーえーすいません。



だいたいイッペンに24個食べなきゃいけないって
誰が言ったか言ってみろっ!ぐらいの
反論が返ってくる的状況で(笑)



でもやはりなんて言うか
「わーい!わーい!」状態で事に挑むと
精神状況がそのまま胃の活動に直結している私は

「わーい!美味しいっ!!」「わーい!美味しいっ!!」
「わーい!餃子もルービーもついでに白米もおかわりっ!!」

こういった自らトライアングルデッドゾーンに
突入してしまう事は目に見えているわけで
なるべくなるべく知らん顔して
ただの平日の晩御飯でしょ?と言う冷静かつ沈着な
状態で食卓につき 胃には絶対にこの歓喜溢れる内面を
一ミリたりとも気付かせてはいけないという
非常に高度な演技力を要求されるわけなんですよ。




ああ、最優秀助演女優賞をとった演技力は
伊達じゃないわよ。見てらっしゃい。
女優たるもの他人を騙せて当たり前よ。
他人を騙すならまずは自分の胃からって言うじゃない。
この難役を乗り切れば 次の最優秀主演女優賞は
私のものよ。そうよ、そうなのよ。



と、毎回毎回食べる前に
こうして気合を入れなければならないほどの
美味しい餃子は



「極楽や」 の餃子です。


通販もやっていますので
遠方の方でも食べられます。

食べた方は自動的に
「最優秀助演女優賞」にノミネート。
もしくは「大食い選手権」出場資格がもらえます。

悪いけれど私。負けないから。
Marizo



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