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やすみ日記
梅子
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2013年02月26日(火)
webクリエイター試験、合格しました!

webクリエイター能力認定試験・上級、合格しました!

規定93%、自由99%でした。
どこが間違ってるかは書いてません。
規定は、クリッカブルマップとtoransparentを間違えたんだろうとわかるけど、自由の1%はどこ間違えたんだろう?



2013年02月23日(土)
シャイロックの子供たち 池井戸潤

銀行の支店で働く、いろんな人の視点から描く連作集。
企業小説家と思いきや、ミステリー。
「七つの会議」と構成が似てますね。

組織で働く理不尽さや、何のために仕事するの? といったことを考えさせられます。
それにしても、池井戸作品の銀行や大企業は、ろくでもないところばかりだ。

ちなみに「シャイロック」が分からなくて、調べました。
「ベニスの商人」に出てくる金貸しだったんですね。

ネタバレ。
社内恋愛のOLが出てきたり、優秀な人が実は・・・という真相も「七つの〜」と似てる。
けど、最後の最後のオチにはびっくり。
岩本は何で殺人容疑をかぶってまで、西木の手助けを? お金だけ受け取って、知らん顔もできたはずだけど。

愛梨は、軽いけど仕事がデキる上司・西木のおかげで、泥棒冤罪から救われたけど、現実には疑いかけられたら、晴らせないことが多いんだろうな。

現実には、西木みたいな上司はあまりいなくて、古川みたいな、部下の悪口を言って、自分の点数稼ごうとする人の方が多いだろうし。

「出世とか関係ない社員の方が、暖かみがあって、仕事しやすい」みたいな一文には同意。



2013年02月06日(水)
脳で念じると動く

ワールドビジネスサテライトで、「脳で念じると飛ぶ、ラジコン」と、「脳で念じると動く機械の腕」を紹介していて、「新世界より」か「鋼の錬金術師」の世界!? とビックリしました。
最先端技術って漫画かアニメみたい。

「枕カバーにプリントする広告」も紹介してましたが、私だったら、帯に広告っていうのはどうだろう? と思います。
お太鼓部分に広告貼って、イベントで歩きまわって、宣伝するの(笑)半衿にちっちゃく広告っていうのも面白いかも。



2013年02月05日(火)
残穢 小野不由美

リングみたいに「はっきりした怖さ」じゃないので、そこはかとなく怖い。
霊とか、信じちゃうタイプの人は読まないほうがいいかも。

土地の記憶を辿って、戦前・大正あたりを探り当てるところは、探偵物みたいで面白いのですが。

「一家心中は他の殺人に比べて、軽く報道される」とか「寺の人間にとって、死は普通のこと」、住人の流動性とか、冷静な分析が興味深かったです。

あと、主人公=作者のようなので、夫妻の暮らしぶりがちょっと伺えるのも、読みどころ。



2013年02月04日(月)
烏に単は似合わない 阿部智里

女子大生のデビュー作です。

平安時代風ファンタジー。
4人のお后候補が入内をかけて競う。お互い、実家の将来がかかってるので必死。

主人公は、姉の代わりに入内した、ぼんやりした素朴な子。
他の野心むき出しの姫と違って、若宮のことを純粋に想ってるので、主人公が選ばれるのかと思いきや、最後は怒濤の展開に。
これまでの見方が覆されます。

最初は、ファンタジーなのに松本清張賞? と不思議でしたが、最後まで読むとなるほど! って感じです。

ただ、4家と宗家の複雑な人間関係を頭に入れるのが大変でした。
宝物庫で会った下男が実は若宮? とか予想してたことが全部違ってた(^^; 
(多分、今上帝ですよね)
私の想像力は平凡だ。



2013年02月03日(日)
七つの会議 池井戸潤

ある企業で、問題があり、それを、営業・経理・取引先・OLなどの目を通して、明らかにしていく話。

最初は、パワハラで、優秀な営業が飛ばされる話だったので、お? っと思ったら、本筋は全然別のところにありましたね。

ネタバレ注意


航空機なども関連した、リコール隠しの話なので、タイムリーだなと思いました。
「賠償金巨額すぎるから」「会社が潰れるから」と言って、隠蔽に走る上層部は、死人が出たらどうする気なんだろう。

優衣の不倫相手が、「いるいる、こういう俺様男」という感じだった。



2013年02月02日(土)
「人たらし」のブラック交渉術 内藤誼人

「「人たらし」のブラック交渉術―思わずYESと言ってしまう魔法の話術」

「強気になる手段…それはメガネをかけること!」に笑った。
メガネ屋さんの回し者か!(笑)
普段からメガネをかけてる人は、「勝負メガネ」を買うと良いとのこと。

アジア人は、ヨーロッパ人に比べて、3倍も「力を誇示して、人を見下したい」人が多いという、アンケート結果にビックリ。

嫌な奴にはこちらから親切を見せてやれ! とか、人から下に見られた方が得なこともある、とか、例も面白くて、なるほどなーと思いました。



2013年02月01日(金)
探検家、36歳の憂鬱 角幡唯介

探検家のエッセイです。

スーパー経営者の御曹司なのに、「先の見える人生は嫌だ!」と朝日新聞も退社し、冒険家になっちゃった作者。
(でも、食っていけるか不安で、布団にくるまって震えていたりする)
私なんか、安定したいのに、会社をクビになってばっかですよ! 羨ましい!

合コンで全然モテないよ〜と嘆いているけど、確かに、いつ行方不明になるか分からない人と結婚しようと思う人は、自分も同じような自由業か、もしくは公務員とか超安定した仕事の人だけかもしれん。

金原ひとみ「マザーズ」の感想が「俺も子どもを産みたい!」なのには笑った。

ノンフィクション作家は、「ネタになるかも」と理由だけで危険に足を踏み入れようとする、という話、共感できるようなできないような…?