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やすみ日記
梅子
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2011年04月30日(土) ■
「ベイジン」真山仁

「ハゲタカ」の著者による、中国の原発と、北京オリンピックを描いた小説です。

原発建てる以前に、吹雪で作業員宿舎が倒壊。
そんな手抜き工事、ありえへん!
これで世界最大の原発建てるなんて、正気なのか。

更に、北京五輪当日。
運転を見合わせるように言った日本人技師を拘束。

その後、火災発生。
非常用発電ができなくて停電。海水を入れて炉を冷やすとか、福島の予言か?
と思うような内容です。

ラジオから火が出るとか、タオル残ってるとか、管理が杜撰すぎるよ!!

中国人責任者・��と、日本人技術者・田嶋が、
最初は反発し合いながらも、最後は二人で、政治の腐敗や火事に立ち向かうところが良かった。

ストーリーは、もの凄い中途半端なところで終わってます。
誰か、現代中国に詳しい人、続きを同人誌で書いてくれ!!

私の希望では、紅陽核電の火事を無事消し止めて、放射能漏れもなくて(もちろん大町も無事)、
二人で、朱さんの故郷で麻婆豆腐を食べてるってラストがいい。




2011年04月24日(日) ■
映画「福沢諭吉」

20年前の映画です。柴田恭兵が主演。

諭吉は、身分低いのに、間違ってると思ったら平気で上に楯突く性格。
ずっと、幼なじみの奥平がかばい続けます。
奥平は、ついに家老職をクビになります。

奥平が、夜中に慶應義塾の校庭で「私だって、身分さえなければ、自由に学問をして、諭吉みたいになれたんだ!」と泣きながら、諭吉に訴えるシーンが良かった。

もうそのまま、慶應義塾で働けば良かったのに! 
すぐに明治時代になって、身分なんて関係なくなるのに!

面白かったのですが、話がブツ切りでよく分からないところも所々(^^;



2011年04月20日(水) ■
「かばん屋の相続」池井戸潤

短編集です。
中小企業を担当する、銀行員が主人公。

表題作「かばん屋の相続」は、一澤帆布がモデル。
前半は実際の事件そっくりですが、後半はオリジナル。
すっきりとした終わり方でした。

元銀行員の長男は、小者感あふれる悪役っぷり。
「俺は仕事のデキる男なんだぜ」って天狗になってるけど、元部下しか友達がいないんじゃないだろうか(笑)

他の短編は、終わり方が物悲しい(特に「芥のごとく」)。
「妻の元カレ」が印象的でした。



2011年04月17日(日) ■
ANATAKIKOUのインストアライブ

梅田のタワーレコード・マルビル店で行われた、ANATAKIKOUのインストアライブに行ってきました。

演奏された曲は、
「寒がりのセーターシック」
「てのひらに」
「春はまだ」
「曖昧な天国に捧ぐ」
でした。

リハーサルでは「リリィ」を歌ってはったんだけど、本番ではやらなかったです。???
相変わらず美声でした。

二人編成になって初のアルバムです。
曲の乙女度が増している。

松浦さんはサングラスをかけていて、お客さんに「サングラス外してー!」と言われてました(笑)
歌詞を忘れて、途中から歌い直すハプニングもありつつ(笑)、

松浦さん「僕らは、このマルビルタワーレコードから飛び立ったバンドだと言っても、過言ではないのです」
藤井さん「(ベベチオがブレークしたことを受けて)僕らもどうにかならないですかねえ」
松浦さん「どうにかなりそうな時期もあったんですけど、どうにもならなかったですね…」
など、MCも盛り上がって(?)ました。


30分ほどのライブ後、サイン会。
アルバムの歌詞カードの裏側に書いていただきました。
「ラジオの収録行きました。質問をした者です!」という話をしました。

他のお客さんは、曲の話をしていた男性や、福岡から来た女性や、手紙を渡してた女性など、熱心な感じの方が多かったです。


ライブ後、のりこさんと、マルビル地下のカンテグランテでお茶しました。

「ANATAKIKOUはもうちょっと売れるといいね」という話の他、
原発を取り上げた作品の話をしてました。
のりこさんは、山岸凉子さんの作品がお薦めだそう。
私は、倉世春さんの「祈りの日」を思い出してました。








2011年04月16日(土) ■
「メリーゴーランド」荻原浩

田舎のさびれたテーマパークを、蘇らせようとする民間企業出身の公務員の話。

笑った。
楡周平の「プラチナタウン」と似たテーマですが、こっちはユーモアのあるほのぼのした話。

作中の公務員のじいさん達は、本当にどうしようもない。
足ひっぱる・仕事しない・無駄にプライドだけ高い。

最後はちょっとホロ苦いですね。



2011年04月15日(金) ■
「天空の蜂」東野圭吾

原発を標的にした、テロの話です。

専門的な説明が多くて、読むのが大変だった…。
最後の科白、皮肉が効いてます。

雑賀の動機や背景が、良く分からないままでしたね。
15年以上前の小説ですが、今読むと、ほんま怖い。


小説を読んで、高速増殖炉についてネットで検索しました。
恐ろしすぎる。

「福島原発以上に危険性のある高速増殖炉もんじゅで今起きていること」
http://d.hatena.ne.jp/shiba_yu36/20110329/1301399251



2011年04月06日(水) ■
「ダークゾーン」貴志祐介

主人公は棋士の卵。

目覚めると、そこは異世界。
人間を「駒」とするゲームで、親友と死闘を繰り広げることになるという話。

最初は、ルールと、登場人物を覚えるのに一苦労。
三局目あたりから面白くなりました。

小説より、映像化に向いてそうな話です。
味方全員のポイント合計を瞬時に弾きだせるとか、棋士の脳みそって人間離れしてる(^^;

それにしても、塚田って嫌なやつ。
塚田視点なのに、奥本の方がいい人に見える。

プロ予備軍、奨励会の過酷さがよく描かれてます。

雑誌と単行本では、現実パートの展開が全然違うそうです。
本は○○オチだけど、雑誌では、大学の心理学実験だったらしい。
記者が謎だったのですが、雑誌版では意味のある存在だったのかしら?

最後まで読んでから、もう一度頭から見てみると、細かく伏線が張られていて、ニヤリとします。

たまたま、「盤上のアルファ」に続いて、将棋小説です。
最近多いんだなーと思ったら、記事にもなってました。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201102280053.html




2011年04月01日(金) ■
「さよならバースディ」荻原浩

類人猿に言葉を教える、
大学の研究室の話です。

ボノボ(猿)のバースディがとても可愛い。
真に甘えるしぐさや、たどたどしい言葉で伝えようとする様子が、2〜3歳の子どもみたい。

一方、大学って嫌なところだなと思いました。

珍しい題材で、興味深かったです。
真相は、とても悲しい。
その後のバースディや真がどうなったのか、気になる終わり方でした。