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やすみ日記
梅子
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2011年01月31日(月)
「平成オトコ塾」渋谷知美

男の生き方指南本。
男じゃないけど、私が読んでも面白かったです。

中は真面目だけど、表紙がしりあがり寿(笑)

夫婦間の愛情について。
「20代→60代と時間が経つ内に、夫→妻は変わらないのに、妻→夫は急激に下がる」という話で、
「チャゲ&飛鳥の歌に『君が思うより、僕は君が好き』という歌詞があるが、日本の熟年夫婦はまさにこの状態」という例えに吹いた(笑)

非モテが楽しく生きるには?→友達同士楽しくつるんでればOK!
という話も、勇気づけられました(^^)

男同士の友情は、競争心があるから難しいって話も、意外。
女子と違って、もっとサッパリしてるかと思ってました。



2011年01月30日(日)
「砂の王国」荻原浩

証券会社をリストラされ、ホームレスになった山崎は、
完璧な美形青年・ナカムラ、人の心を読む天才・錦織と
出会って、新興宗教を興すことを思いつく…という話。

人を騙すテクニックが、上手すぎ。

家のある人とホームレス、
宗教にはまる人とはまらない人、
の違いが、紙一重に思えて恐ろしいです。

マーケティングやニーズを読んで、勢力を拡大していくあたり、ベンチャー企業のようで、面白い。

朝、仲村君がダンボールハウスの上に置いてくれた弁当を見て、山崎が「新美南吉の絵本みたいだ」と思うシーンに笑った。

あと、錦織に「(増えた貯金を)株で運用しないの?」と言われて、山崎が「そんな危ないこと絶対にしない!」と答えるところ。
自分は証券会社に勤めてたくせに!(笑)

山崎が、仲村をプロデュースしてカリスマに仕立てていく様子が、ステージママみたいだった。
「無口で生活能力のない天才」&「世話焼きな凡人」のコンビがツボ。

山崎は「俺は普通で、個性も取り柄もない」みたいに思ってるけど、元妻からは本気で愛されてたし、アイドルからは言い寄られるし、モテモテですやん。



2011年01月23日(日)
「プラチナタウン」楡周平

左遷されそうになった商社マンが、破綻寸前の、田舎の町長に転職。 

緑原町は、過疎化が進んでるのに、ばんばん立派な施設を建てて、借金150億。
合併したくても、市からは、「一緒になりたければ、身をキレイにしてからにしろ」と言われる始末。

主人公が考えた、起死回生の策とは? という話。

笑いました(事態は深刻なんだけど)。
田舎の人間関係がリアルだ。
最後は、ハッピーエンドでスッキリです。



2011年01月22日(土)
「田舎暮らしはじめました」グレゴリ青山

東京の高い家賃が嫌になり、突発的に、和歌山の田舎(家賃5千円!)に引っ越し。
4年間の日々を綴った、コミックエッセイです。

笑った。

大群で家に向かってくる、シナンタロウ(芋虫)が嫌すぎる…!!
「イタリアの車に乗ってる」→「イタリア人と付き合ってる」なんていう、ぶっ飛んだ噂話も怖い(^^;

写真が美しくて、自然豊かで家が広いのはいいなーと思いました。



2011年01月16日(日)
映画「フィリップ、きみを愛している!」

刑務所で出会ったフィリップに一目惚れ。天才詐欺師の話。

脳天気でおバカな映画でした…。
私は、わりと好きです。

フィリップ、中年男性なのに可愛いな! 仕草が可憐。
スティーブン、そんなに知恵が回るなら、まともに働けよ!

(実母に捨てられたトラウマから、「好きな相手に頑張り過ぎちゃう」=「嘘ついてまで過剰に貢いでしまう」ってことなんでしょうか…)

どんなに駄目な人でも、受け入れてくれる人が居るって言うのは、ちょっと救い。
スティーブンの元妻が、今でもスティーブンと仲良しなのは、良かったです。



2011年01月15日(土)
「華竜の宮」上田早夕里

地殻変動で、地上の大半が海に沈んだ25世紀。
遺伝子改良され、海で暮らす人類と、陸で暮らす旧人類の対立を描いたSFです。

斬新で、作り込まれた設定がとても面白い…のですが、情報量が膨大すぎて、頭がパンクしそうでした。

獣舟の劇的変貌に、アカシデウニが関わってるかも(すなわち、生物改変は悪)という話はどうなったんでしょう?

汎アジア連合の、海上民虐殺を止められないまま終わりなのが悲しい…。

アニメ化されたら面白そうな話だなーと思いました。
アシスタント知性体同士がネットワークで会話してるところとか、魚舟が泳いでるところ、見てみたい。



2011年01月06日(木)
映画いろいろ感想

年末年始は、DVDをレンタルしたりして、映画を見てました。

「舞妓haaaaan!」「少年メリケンサック」
馬鹿馬鹿しくて面白かった。

主人公が、目の前にいる舞妓が元彼女だと気づかず、ノロケを語るシーンが好きだ。
舞妓はんと言うより、ライバルの内藤さんを追いかけたおす話だった(笑)

車の中、カンナが彼氏に振られて大泣きしている横で、バンドメンバーが彼氏の歌を熱唱してる場面が笑える(笑)

「パレード」「スイートリトルライズ」
仲良く暮らしてるけど、互いに無関心なルームシェアの若者、
ぎこちなく見えるけど、心の底ではつながってる夫婦、
の話でした。

両方とも、あまり心情を説明しない作風。
ラストの科白が、原作とはちょっと違うけど、上手いなと思いました。

「蛇イチゴ」
西川美和監督のデビュー作。
ダメ人間だけど、兄を嫌いじゃないです。妹との約束だけは、守ったりするところが良い。
妹の婚約者が、父の借金や兄の存在を知って、サーって引いていく様が、見事で、笑ってしまった。



2011年01月02日(日)
年末年始

あけましておめでとうございます。

12月は、終了間際の展覧会に行ったり、母・妹と日帰り温泉に行ったり、天神市に行ったり、バタバタしてました。

30日に年賀状作ろうとしたら、パソコンの調子が悪くて、結局1月1日に出しました。
子どもだけの年賀状を貰うことがありますが、私は逆に、大人だけの写真年賀状を作ってみました(笑)

31日はおせちづくり。
私は、紅白なます、さつまいものマーマレード煮(きんとんの代わり)、にんじん・椎茸入り卵焼きを作りました。

1月1日は、初詣へ。
神社が近所なので、タートルの上に着物を着て、下にブーツを履きました。10分くらいで着替え完了。

●去年面白かった本10冊。
「再生巨流」「天地明察」「出星前夜」「船に乗れ!」「価格破壊」「早雲の軍配者」「晋作 蒼き烈日」「朗読者」「トッカン」「神無き月十番目の夜」

歴史・経済小説多めです。
最近、歴史に詳しくなくても、とっつきやすいような小説が増えましたね。
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