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やすみ日記
梅子
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2010年10月31日(日)
新開地映画祭

新開地映画祭に行ってきました。

ウォーキングスクールに通っている友達が、ファッションショーに出るので、それを見に。
ファッションショーの他に、ステージでメイクやスタイリングなどの実演もありました。

髪の乾かし方は参考にしたいです。
私は癖毛なので、超広がりやりすくて困ってます。
・普段の分け目とは逆方向に乾かす。
・前髪と頭頂部をマジックカーラーで巻く
・サイドの髪は、後ろから前へ乾かす。
以上が、ふんわり、まとまるコツだとか。

スタイリストさんが服の買い物に同行してくれる、というスクールがあったのですが、4時間4万円、一年間37万円くらい(洋服代別)。
これに通う人は、どんなお金持ち!? この受講料だけで、ユニクロの服が一年分(もっとか)買えるよー!

美とかモテとかに、ろくに関心のない私には、ありがたみの分からないイベントだったのかも。
トークショーも「男心を掴む仕草」というテーマだった(^^; けど、それより、取材協力したというマンガの話の方が面白かったな(バラ色の聖戦という作品)

帰りは、去年と同じ、喫茶「エデン」に寄りました。
なんと、マスターが私たちのことを覚えてました!
「奈良と、京都から来た人でしょ?」と…。

去年撮った写真を頂きました。
お客さん一人一人写真をファイリングされてたので、覚えてはったんですね。凄い。
一年間振り返ると、去年と何にも変わってないです(^^; (髪型も一緒)



2010年10月25日(月)
高島屋百華展(京都市美術館)

高島屋百華展(京都市美術館)に行ってきました。
着物好き・レトロ美人画好きには、楽しい展覧会でした。

「アレ 夕立ちに」竹内栖鳳
近くで見ると、意外と雑? 勢いのある線です。
青と赤のコントラストが綺麗。

原画&それを元にした友禅の展示があって、面白い。
北野恒富の美人画ポスターも、素敵。

今朝、ビデオで映画「序の舞」を見たので、上村松園さん関係者の作品が気になる。
二番目の師匠・幸野楳嶺の手紙とか、息子・松篁さん、孫・淳之さんの絵とか。
松園さんが表紙を描いた、高島屋の会報誌もありました。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~artnavi/10pab/221029-kyotosi-takashima.html

   ★
帰りは、歩いて「まつひろ商店」へ。
がま口買って、八周年記念でくじ引き引いたら、手ぬぐい頂きました。
   ★
更に歩いて、大村益次郎暗殺の地や土佐藩邸跡を、見てきました。
土佐藩邸跡は、今は旧立誠小が建ってます。その向かい側には、幕末マップがありました。



2010年10月24日(日)
万城目学さんの公開授業

関西大学で行われた、万城目学さんの公開授業に行ってきました。

「21世紀活字プロジェクト」の一環で、読売新聞社が主催しているものです。
一昨年は、あさのあつこさんが来られたそう。
http://www.kansai-u.ac.jp/mt/archives/2010/10/post_167.html

関西大学の先生との質疑応答形式でした。
創作のコツとか聞けて、面白かったです。
一部ご紹介します(Aが万城目さん)

Q.面白い文章を書くコツは?
A.大阪出身なので、面白くないことを言ったときの、周りの空気に耐えられない。
 自然と、ウケる文章書かないかん、と思うようになりました。

Q.エッセイで桜庭一樹さんに質問されてた、椅子のメーカーを教えてください。
A.14万円くらいします。
 ただし、腰が治る椅子はありません。悪化のスピードが遅くなるだけです。

Q.森見登美彦さんと交流ある?
A.全くの他人です(笑)
 二年前、二人で焼き肉を食べに行ったら、森見さんは肉をひっくり返しませんでした。僕が全部焼いてあげたんですよ!(笑)
 あとは、半年に一回くらいメールする仲です。

Q.タイトルについて
A.書く前につける派です。
 変なタイトルだと、会議で変更しようが無いのが良いです(笑)

Q.作風変えるの、勇気要りませんか?(「かのこちゃん〜」について)
A.バレないように、少しずつ変えます(笑)
 編集者には「ホルモーみたいなの、書いてください」って言われましたが、自分の責任で変えました。
 同じ物を、縮小、再生産して、駄目になっても、編集者のせいにはできませんので。

Q.「鴨川ホルモー」で、登場しなかった大学から、「東西南北の位置やったら、うちの大学もあるのに!」って言われません?
A.言われます(笑)
 その頃は、無職で、グーグルマップ見ながら適当に決めたので。
 まさかその後、映画になるなんて思いませんし。



2010年10月23日(土)
西宮ガーデンズでお能

西宮ガーデンズで行われた、お能の無料公演に行ってきました。

阪急西宮北口駅に直結の「西宮ガーデンズ」。
初めて行きましたが、広いですねー。百貨店にイズミヤにLOFTに映画館。何でもあります。

お能は、4階のスカイガーデンで行われました。
階段状のコンクリートに座って鑑賞。

解説付きで、面白かったです。笑い声がしょっちゅう起こってました。
最初に、お能と演目について。
次に、囃子方の説明。
その後、ダイジェスト版の「羽衣」でした。

衣装が綺麗だった。
大阪の山本能楽堂の主催です。天女役の方、多分、前に見学に行ったときに教えてくだった先生だと思います。

パンフレットも配っていただいて、分かりやすい公演でした。
本日・日曜日は、6時半〜「土蜘蛛」をやるそうです。
http://nishinomiya-gardens.com/event/1/2010/10/24



2010年10月22日(金)
「雨に添う鬼」秋山香乃

武市半平太と岡田以蔵の話。

表紙が、超、手に取りにくい!! (アニメチックなんです)
中身は、普通の歴史小説なので、確実に表紙で損してるかと。

精神的に痛い話でした…。
お互い相手を思いやってるのに、すれ違って憎み合ってしまう、悲しい師弟愛。

武市さんは、以蔵のことを可愛いと思ってるんなら、口に出して言ってやれよ。言葉足らなさすぎだよ。

以蔵は、武市さん以外にも目を向ければいいのに。
久坂が、餞別だと言って財布をまるごと渡してくれるシーンは泣けた。
龍馬も久坂も、以蔵を心配してるのに、以蔵は武市さんしか目に入ってないんだなぁ。




2010年10月21日(木)
「晋作 蒼き烈日」秋山香乃

読み終わった後、満足感でいっぱいです。
長州は、禁門の変から考えると、よく幕府に勝てたなぁ。
各藩の動きも分かりやすくて、面白かった。

松下村塾時代。
晋作と久坂が、夜な夜な討論します。その内容の一つが「松蔭先生は童貞か否か」で、吹いた。
国の将来と同列に語ることか(笑)

晋作が軍艦を勝手に買っちゃって、桂さんが「あいつは何様のつもりだー!」って頭抱えてるシーンも笑う。

長州や会津に比べると、薩摩は腹黒くて嫌な藩だなぁ(−−;

長州の殿様を見てると、土佐もこれくらい理解あったら良かったのに…と思ってしまう。

晋作は、傲岸不遜で、外国人には「魔王のよう」とか言われちゃうのに、寂しがり屋で繊細で仲間思いだったりして、良いキャラクターでした。



2010年10月16日(土)
「院展」

「院展」(心斎橋大丸)に行ってきました。
人が多かったです。
作品は大きいのに、通路は狭めなので、見るの大変。
小菊の絵が、綺麗でした。

心斎橋〜なんばをブラブラしました。

H&M、凄い人出!
コートが可愛かったのですが、迷ってしまって買えなかった。
人が少ない時にまた来たいです。

「きもの屋」に行きました。
なんばの方にある、激安リサイクル着物店です。
凄く分かりにくい場所だった(^^;

難ありの着物が200〜300円。きれいな着物が2000〜3000円と、確かに安いです。
お店の人は放っておいてくれはるので、商品を見やすい。
姉妹店の大福屋で、草履(1260円)を買いました。

トンビコートや東コートがあって、気になりました。
http://kimono-ya.co.jp/



2010年10月15日(金)
「ルリボシカミキリの青」福岡伸一

生物学者のエッセイです。
やわらかい文章で、読みやすくて面白かった。

著作で間違いを書いて、ウィキペディアにも載せられた。超恥ずかしい!
って話に笑った。

アメリカ留学時代を描いたエッセイで、校閲の人から「ビルの見える位置が違う」と地図付きで指摘された話。
なんという博識!
でも、福岡さんは「自分の印象を優先したいので」と訂正を訂正したそうです。

表紙が、ザラッとした紙に黒と青の二色で、きれい。



2010年10月14日(木)
「プライド」真山仁

「ハゲタカ」の作者の、短編集です。
どれも、長編の出だしだけのような話ですが、着眼点が面白かったです。

「一俵の重み」
事業仕分け人VS農水省の官僚
のほほんとしてるが、実は凄腕な官僚。いいとこ取り男です(笑)
自給率のからくりとか、農業マメ知識面白い。
明らかに政治家の方が間違ってるのに、仕分けされてしまうのが悲しい。

「医は…」
一匹狼医師VS出世した医師。
実は、一匹狼医師が出世できなかったのは、出世医師が影で邪魔してたからでした。
親友だと思ってたのに! という話。

最後に、出世医師が、とっても良いポジションを一匹狼医師に与えて、終わりです。
ゆがんだ友情の形だったのかしら(^^;

「絹の道」
遺伝子学者が研究所を辞めて、自然な養蚕をやろうとする話。

絹織物についての薀蓄が面白いです。
オスしか生まれない蚕とか、今は遺伝子改良でそんなことまでできるのか!

効率重視の不自然な品種改良を行うと、しっぺ返しをくらうというテーマ。
「ルリボシカミキリの青」でも、狂牛病とミツバチの回で語られてましたね。

「プライド」
洋菓子メーカーの内部告発。
告発者が○○さんじゃなければ良かったのにな…。
○○さんはプライドを貫けても、他の人々の生活はどうなる、と思ってしまった。

「暴言大臣」
唯一、後味が悪いです。面白いけども。

「ミツバチが消えた夏」
報道カメラマンから、養蜂家に転職した男の話。

全世界で起っている、ミツバチ失踪事件について。
「ルリボシ〜」は品種改良原因説でしたが、こっちは農薬原因説です。
本当のところはどうなんだろう。関連書読みたくなってきた。



2010年10月13日(水)
「序の舞」宮尾登美子

日本画家・上村松園がモデルの小説。映画にもなりました。

明治〜昭和初期の、京都画壇の様子が分かって興味深い。
着物や髪型の描写が細かくて、素敵。

松渓先生の誘い、断ればいいのに!
最初は徳二、再会後は太鳳先生が居るからと、断ればええやん。
二度も妊娠させといて、一切責任を取らない松渓先生より、太鳳先生か徳二の方がいいのに。

しかし、津也も、松渓先生・太鳳先生と二股かけて便宜を図ってもらっておいて、「女は損だ」って、そりゃ無いよ。
自分ひとり被害者みたいに言うけど、津也にも責任あるやん。

太鳳先生(竹内栖鳳)の、嵯峨の別荘も、高台寺の別荘も、行ったことあるよ〜とニヤニヤしてしまった(笑)
嵯峨の方はボークスの所有で、高台寺の方はレストランになってるのです。
京都が舞台なので、場所が思い浮かんで面白かったです。



2010年10月10日(日)
半襟など、染めてみました

半襟と帯揚げと足袋を、染めてみました。

半襟と足袋は、黄ばんじゃって、洗っても取れなくなってたので。
帯揚げは、同じ色のが何枚かあるので、一枚は他の色にしようと思って。

「ダイロン」の赤と黄を混ぜて、オレンジにしました。
注意書きをよく読んでなくて、無理にフタをこじ開けたら、閉まらなくなった(穴空けて、使うのが正しいです)

要らない鍋で、20分くらい煮たら、OK。
煮る前に、水でぬらしておくっていうのを、ついつい忘れてしまいます

半襟→帯揚げ→足袋と、徐々に染料を足して色を濃くしていきました。

次は、緑色と水色、染めてみたいなぁ。



2010年10月07日(木)
万城目さんの公開授業

万城目学さんの公開授業に申しこみました(10/23関大・千里キャンパス。無料)。
定員500人で抽選です。行けるといいな〜。
http://katsuji.yomiuri.co.jp/kyouyo/



2010年10月05日(火)
携帯の機種変更

携帯の機種を変更しました。

長いこと使っていて、auから「2年後にその機種は使えなくなります」という葉書をもらったので。
ついでにプラン変更もしたので、Eメール無料&家族通話無料で1100円くらいの基本使用料になりました。
薄い携帯にしたかったのですが、どれも2万円以上でしたので、結局、分厚い携帯(1万円)を選びしました。
ポイントが8000円分たまっていたので、実質2000円です。

あと、充電器の台が1000円って言われたので、買いませんでした。
今は、台だけでそんなにするのか! 
直接、携帯本体にコード突っ込んで充電してます。

テレビ・音楽・お財布ケータイと、機能多いけど使わないよ〜。
その分、薄くして欲しい。
プランも複雑すぎて、説明されたけど覚えきれん。

今からこんなんじゃ、おばあちゃんになった頃は、電話もネットも意味不明の世界だわ(^^;



2010年10月03日(日)
京都大アンティークフェア

「京都大アンティークフェア」に行ってきました。
JR長岡京駅から、パルスプラザまで直通バスがあることを知ったので、今回はそれで行きました。
が、帰りは、バス停の場所が分からず、かなりウロウロしました。
(道を曲がったところにあった)

バスが一時間に一本でしたので、ネットカフェで時間つぶし。
内装がおしゃれで、過ごしやすいカフェでした(ヒーリンフィーリンというチェーン店)。

最終日だったので、着物を半額にしてるところが多かったです。
が、結局、私は何も買わず。
着物を着る機会が少なくて、春に買った帯もまだ締めてないしなぁ…と迷ってしまって。

母が、おっきな金魚鉢を買ってました。



2010年10月01日(金)
「価格破壊」城山三郎

ダイエーの創業者がモデル。
メーカーが小売価格を決める世の中で、安売り店を始める男の話です。

矢口は、現金一括払いで、問屋から安く仕入れて安く売るので、同業者から睨まれます。
肉を卸してもらえず、自分で牛を買ってきて、さばきます。
「大卒の社員にそんなことさせるなんて!」と非難されるのですが、今だったら、京大卒の猟師が居るくらいなので、そこまでくそみそに言わなくてもと思う。

家電メーカーは、矢口のスーパーに卸した問屋を突き止めようと、あらゆる手を尽くします。
望遠鏡でのぞいたり、隠し番号入れたり。
スパイ小説か! と突っ込みたくなる。
そんなにまでして、強制的に高い価格で売らせようとするなんて、えげつない。

「流通は、生まれ持った才能を必要としない。運がまわってくるまで、しつこく努力できるかどうかにかかっている」という、主人公の信条が印象に残りました。

流通のしくみがよく分かるので、面白かったです。

城山作品読むの、「官僚たちの夏」に続いて二作目ですが、文章が読みやすい。
出だしの、主人公の性格を印象づけるシーンが上手。
ありそうであまり無い名前で(尾頭とか)、登場人物の名前が覚えやすいです。

未だに、価格再販制度の残っている出版業界は、この先どうなるんだろうなぁとか、色々考えてしまった。